Comments
Description
Transcript
小田原市水道工事の積算における参考資料(平成28年4月)
小田原市水道工事の積算 における参考資料 平成28年4月制定 小田原市水道局 目次 第1章 総則・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 第2章 直接工事費の積算・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 第3章 数値基準・工期設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 第4章 歩掛表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 第5章 積算における質問について・・・・・・・・・・・・・・・28 第1章 総 則 (1)目的・適用範囲 小田原市水道局発注の水道工事等を請負施工する場合における工事設計書に計上すべき工 事費の算定については、全国簡易水道協議会から発刊されている「水道事業実務必携」を基本 とし積算を行うものとするが、その水道事業実務必携を補完するために必要な事項を定めるも のとする。 この基準については、次の工事について適用するものとする。 送・配水管布設(開削・推進・シールド・更正工事をいう。) ・弁栓類設置等の送水施設及び 配水施設工事・給水管付替等の給水装置工事及びこれらの維持修繕工事。 上記工事に含まれない工事(路面復旧工事等)の土木工事及び上記に含まれる工事(推進・ シールド等)で、「水道事業実務必携」に定めのない基準については、 「土木工事標準積算基準 書(神奈川県県土整備局)」・「下水道用設計標準歩掛表」及び国・県により定められている他 の基準書を使用するものとする。 - 1 - 第2章 直接工事費の積算 1−1−1請負工事費の費目 ①直接工事費 1)材料費 1−1 材料単価 材料単価は、「土木工事資材等単価表(神奈川県県土整備局) 」によるものとする。 これらの定めにない材料単価については、特別調査(年間見積)単価、または月刊物価資料 (建設物価・積算資料)によるものとし、それによれない場合は、見積書による単価とする。 取扱い方については、次のとおりとする。 なお、水道局共通基礎単価として使用する「土木工事資材等単価表(神奈川県県土整備局)」 については改正月の直近に改正された単価、月刊物価資料(建設物価・積算資料)について は単価改正月の前月号の単価を採用するものとする。 A 月刊物価資料(建設物価・積算資料)による場合 単価の決定は、物価資料(「建設物価」, 「積算資料」)に掲載されている実勢価格の平均値を 採用する。ただし、一方にしか掲載のないものについては、その価格とする。 公表価格として掲載されている資材価格は、メーカー等が一般に公表している販売希望価格 であり、実勢価格と異なるため、積算に用いる単価としない。ただし、公表価格で割引率(額) の表示がある資材は、その割引率(額)を乗じた(減じた)価格を積算に用いる単価とする。 B 見積書による場合 見積書による単価を定める時は、下記のとおりとする。 1. 見積依頼は、文書をもって行うものとする。 2. 見積依頼書には、形状寸法・品質・規格・数量・納入時期及び納入場所の条件を明示す ること。 3. 材料単価は、現地着の価格とする。 4. 見積りは、可能な限り多く、徴収するものとする。 5. 労務単価・取付労務構成等の見積書が必要な場合は、材料単価とは別に見積書を徴収す るものとし、材料単価には含まない様にすること。 上記のとおり、見積書を徴収した場合の単価決定方法は、見積先が3社以上の場合は、最低 価格を採用し、やむを得ず2社以下になってしまう場合は、最低価格の 90%を見積単価とす る。 ただし、単価調査業務委託をかけているものについては見積扱いとするが、調査価格を採用 単価とする。 - 2 - 2)労務費 2−1 労務単価 設計書に計上する労務単価は、「土木工事資材等単価表(神奈川県県土整備部)」の一般労務 単価によるものとする。なお、上記の労務単価は、昼間の実働8時間の単価とする。 2−2 所要人員 員数は、 「水道事業実務必携」に記載されている所要人員を標準とする。しかし、施工歩掛の ない工種については、工事費の見積書を徴収するものとし、取扱いについては、次のとおりと する。 1.見積書には、員数・単価及び金額を明記させるものとする。 2.見積書の査定率は、100%とする。 3.見積書の員数に、小田原市制定の労務単価を乗じて金額を算出し、見積書の金額と比較し た時の取扱いは、次のとおりとする。 A.小田原市単価により算出した金額が、見積書の金額より安い場合は、見積書の員数を 施工歩掛として採用とする。 B.小田原市単価により算出した金額が、見積書の金額より高い場合は、見積書の工事費 (員数・単価)を採用する。 4.見積書による材料単価及び労務単価を使用する場合は、材料単価と労務単価を同一の見積 先を採用するものとし、整合性を図ること。 2−3 夜間工事等の労務単価の割増 夜間工事については、20 時∼翌朝6時までとし、その割増率は、労務単価基準額に 1.5 割増を行うものとする。ただし、交通誘導警備員の積算については、下記のとおりとする。 シールド・推進工事等で 20 時間勤務等を行う場合は、「土木工事標準積算基準書(神奈川県 県土整備部)」に記載されている積算方法で計上を行うこと。 区 分 1 2 現 場 条 件 計 算 式 昼間勤務(8:00∼17:00) 実働 8時間(交替要員無) A×1.0×必要日数×N 夜間勤務(20:00∼5:00) 実働 8時間(交替要員無) A×1.5×必要日数×N 注 1) A:交通誘導警備員単価 N:配置人数 注 2) 必要日数は、稼動日数とする。日曜・祝祭日の休日割増は、適用しない。 注 3) 不稼動日数も交通誘導を行う必要が有る場合は、相当する休祭日及び降雨日数 等の日数を加算するものとし、相当する必要日数に 7 割増を行う事。 - 3 - 3)直接経費 3−1機械経費 機械器具損料は、鋳鉄管切断機の損料は、「水道事業実務必携」に記載されているものを使 用し、その他の算出方法は、建設機械損料算定表によるものとするが、それに記載のないも のについては、見積書を徴収すること。なお、金額の決定方法は、材料単価の決定方法と同 様とする。 ②間接工事費 間接工事費とは、工事の目的物の出来高には直接関係はないが、各部門の実施に関して共通に 使用されるものに要する費用で、共通仮設費と現場管理費に分けて積算される。共通仮設費は、 運搬費、準備費、事業損失防止施設費、安全費、役務費、技術管理費、営繕費等に要する費用で ある 1.総則 この算定基準は、間接工事費のうち共通仮設費の算定に係る必要な事項を定めたものである。 2.共通仮設費 (1)工種区分 1)工種区分は工種内容によって適切に選定するものとする。 2)2種以上の工種からなる工事については、その主たる工種区分を適用するものとする。な お、「主たる工種」とは、当該対象額の大きい方の工種をいう。ただし、対象額で判断しが たい場合は、直接工事費で判断すること。 3)変更設計時に数量の増減等により主たる工種が変わっても当初設計の工種とする。 (2)算定方法 共通仮設費の算定は、 「水道事業実務必携」に記載されている工種区分にしたがって所定の率計 算による額と積上げ計算による額とを加算しておこなうものとする。 1)率計算による部分 「水道事業実務必携」に記載されているとおり計上を行うこと。 2)積上げ計算による部分 現場条件等を適確に把握することにより必要額を適切に積上げるものとする。 3)条件明示 安全対策上、 重要な仮設物等については設計図書に明示し、極力指定仮設とするものとする。 4)適用除外 この算定基準によることが困難又は不適当であると認められるものについては、適用除外と することが出来る。 2−1 共通仮設費の率分 (1)共通仮設費の率の積算 共通仮設費の率分の算定は「水道事業実務必携」に記載されている工種区分に従って対象額 ごとに求めた共通仮設費率を、当該対象額に乗じて得た額の範囲内とする。 - 4 - (2)共通仮設費率の補正 イ)施工地域、工事場所を考慮した共通仮設費率の補正を行うものとする。 ロ)工事場所において地域区分が2つ以上となる場合には、補正値の大きい方を適用する。 (3)共通仮設費(率分)の計算 「水道事業実務必携」に記載されているとおり算定するものとする。 率計算の対象となる管材費は以下の表の管及び弁栓等の費用をいう。 種 別 送・配水管類 工種内容 送配水管材料(継手類、BNP 含む) 、給水材料 弁・栓類 弁栓類(不断水式含む) 、弁栓筐および筺用鉄蓋 (送・配水管類) 明示テープ(支給品) 、明示シート、 その他 ロケーティングワイヤーおよび弁栓筐部に必要な塩化ビニル管 ※材料費に含まれる付属品は管材費に含むものする ※転用する仮設配管材料(使用する材料の中で UZAX から始まるコードのもの)は含まない ※対象となる管材費は各設計書において、総量集計表(参考)[管材費]の中で明示する。また、間接 工事費の算出における処分費等についても同様に、総量集計表(参考)[仮設材単価等]の中で明示 する。 2−2 運搬費 (1)運搬費の積算 運搬費として積算する内容は次のとおりとする。 1)建設機械器具の運搬等に要する費用 2)鋼桁、門扉等工場製作品の運搬 3)1)∼2)に掲げるもののほか、工事施工上必要な建設機械器具の運搬等に要する費用 4)建設機械等の運搬基地 (2)積算方法 1)共通仮設費に含まれる運搬費 (イ)共通仮設費率に含まれる運搬費は「水道事業実務必携」に記載されているとおりとする。 (ロ)積上げ項目による運搬費は「水道事業実務必携」に記載されているとおりとする。 2)直接工事費に計上される運搬費 「水道事業実務必携」に記載されているとおりとする。 (3)質量 20t以上の建設機械の貨物自動車等による運搬 1)重建設機械分解・組立歩掛において機械区分・規格区分に適合する建設機械の貨物自動車等 による運搬 歩掛の運搬率で積算 2) 重建設機械分解・組立歩掛において機械区分・規格区分に適合しない建設機械の貨物自動 車等による運搬 - 5 - 運搬車両工1台ごとに「水道事業実務必携」に記載されている式により行うものとする。 A:基本運賃料金 距離制運賃率表ついては、建設物価資料等に記載されている関東運輸局の距離制運賃に係 る範囲を使用するものとし、距離表は、L=10km を基本(記載されていない場合は、L=20km を使用)とする。ただし、資材等を運搬するにあたり、この基本距離より遠くから運搬しな ければならない場合は、その運搬距離に応じた距離表を適用する事。その場合の運搬基点は、 小田原市水道局を基点とする。 基本運賃料金の採用にあたっては、各建設物価資料の下限価格の最低価格を採用するもの とし、10%範囲の増減運用は、一切行わない事。 B:諸料金 a:地区割増料金 貨物の発地及び着地が東京都特別区及び政令指定都市の場合に地区割増を行うものとし、 それに応じた距離制運賃率表(関東運輸局)の距離を適用するものとする。 b:車両割増料 C1:特大品割増 特大品の割増については、記載されているとおりの割増を行う事。 C2:悪路割増 悪路割増については、すべての工事において、割増を行わない事。 C3:冬期割増 冬期割増については、すべての工事において、割増を行わない事。 C4:深夜早朝割増 運搬時間を 22 時∼5 時に指定を行う場合は、割増を行う事。なお、割増を行 った場合は、その旨を明確にする事。 1)組立、解体に要する費用 重建設機械の組立、解体に要する費用は別途加算する。 2)その他下記事項の料金を必要に応じ計上する。 a.荷役機械使用料 b.自動車航送船使用料 c.有料道路利用料 d.その他 (4)仮設材(鋼矢板、H型鋼、覆工板等)の運搬 1)仮設材(鋼矢板、H型鋼、覆工板等)の運搬費用 「水道事業実務必携」に記載されている式により行うものとする。 2)仮設材(鋼矢板、H型鋼、覆工板等)の積込み、取卸しに要する費用 「水道事業実務必携」に記載されている費用により行うものとする。 - 6 - (5)重建設機械分解・組立 「水道事業実務必携」に記載されているとおり行うものとする。 2−3 準備費 (1)準備費の積算 準備費として積算する内容は次のとおりとする。 1)準備及び後片付けに要する費用 2)調査・測量、丁張等に要する費用 3)準備作業に伴う、伐開、除根、除草による現場内の集積・積込み及び整地段切り、すりつけ 等に要する費用 4)1)から3)に掲げるもののほか、工事施工上必要な準備作業。ただし、伐開、除根等に伴い 発生する建設廃棄物等を工事現場外に搬出する運搬及び処分に要する費用については準備費 の中で積上げ計上摺る。 (2)積算方法 共通仮設費率に含まれる部分は、前記(1)の1)∼3)と四、積上げ計上する項目は前記(1) 4)に要する費用とする。 2−4 事業損失防止施設費 「水道事業実務必携」に記載されているとおり行うものとする。 2−5 安全費 (1)安全費の積算 安全費として積算する内容は次のとおりとする。 1)安全管理に要する費用 2)安全施設等に要する費用 3)安全管理等に要する費用 4)1)∼3)に掲げるもののほか、工事施工上必要な安全対策等に要する費用 (2)積算方法 「水道事業実務必携」に記載されているとおり算出するものとする。 1)交通誘導警備員の積算 現場での状況を考慮し、工事区間の安全管理上、交通誘導警備員を配置し、工事期間中 に必要な日数を積上げるものとする。なお、主な積上げ工種は、次のとおりとする。 ① 配水管布設工 各呼び径の管布設・仕切弁設置・泥吐管設置・空気弁設置・消火栓設置・既設管接 続等・それらに伴う土工事及び仮舗装等の各工種を積上げ計上すること。 ② 給水切替工 給水切替工・それに伴う土工事及び仮舗装等の各工種を積上げ計上すること。 ③ 仮設管設置工 仮設管布設・仮設で使用する不断水連絡工・管路断水器等の設置・それに伴う土工 事及び仮舗装等の各工種を積上げ計上すること。 - 7 - ④ 仮設給水管切替工 仮設給水管布設・それに伴う土工事及び仮舗装等の各工種を積上げ計上すること。 ⑤ 仮設管撤去工 仮設管撤去・仮設給水管撤去・それに伴う土工事及び仮舗装等の各工種を積上げて 計上すること。 ⑥ 既設管撤去工 既設管撤去・それに伴う土工事及び仮舗装等の各工種を積上げて計上すること。 ⑦ 路面復旧工 路面復旧工・区画線工・道路構造物の修復工・それらに伴う土工事及び仮舗装等の 各工種を積上げて計上すること。 上記の項目以外に必要な工種が有る場合は、必要に応じて積上げ計上を行うこと。なお、上記 の項目及び必要に応じて積上げた項目については、入札時に員数を公表すること。 2−6 役務費 (1)役務費の積算 「水道事業実務必携」に記載されているとおり算出するものとする。 1)借地料 1.仮設工事・材料置場等の土地の借上げに要する費用 費用の算出方法は、次のとおりとする。なお、基本面積は、100 ㎡とするが、現場の状況に より、さらに必要な場合は、基本面積の増加を行う事。 (計算式) 借地単価(円)=A×0.06÷12×基本面積(㎡)×必要月数(月) A:土地価格(円/㎡) 注 1) 土地価格は、工事現場に近接する地価公示価格を使用するものとし、近接する地 価公示が複数有る場合は、その複数の土地価格の最低価格を採用するものとする。 注 2) 必要月数は、必要日数をすべて 30 日ごとに切上げを行い、計上を行う事。 - 8 - 2)電力基本料金 電力料金は、負荷設備及び使用状況に応じて異なるため、電力会社の「電気供給規程」によ り積算すること。 (3)電力設備用工事負担金 電力設備用工事負担金とは、臨時電力(1 年未満の契約期間の場合に適用)の臨時工事費及 び高圧電力甲類(1 年以上の契約期間で 1 年間までは負荷を増減しない場合に適用)の工事費 負担金を総称するものである。 工事費負担金は、使用する設備容量、電気供給契約種別、電力会社が施設する配電線路の延 長等によって異なるので、設備容量、使用期間、使用場所等を定めて負担金を計上すること。 2−7 技術管理費 「水道事業実務必携」に記載されているとおり算出するものとする。 2−8 営繕費 「水道事業実務必携」に記載されているとおり算出するものとする。 2−9 環境対策費 工事現場における環境改善や地域との融和等の環境対策実施に必要な経費であるが、通常 の水道工事では、計上を行わないこと。 3 現場管理費 「水道事業実務必携」に記載されているとおり算出するものとする。 ③ 一般管理費等 「水道事業実務必携」に記載されているとおり計上を行う事。 ④ 消費税相当額 消費税相当額は、工事価格に消費税及び地方消費税の税率を乗じて得た額とする。 - 9 - 第3章 数値基準・工期設定 (1) 設計書(本工事内訳書)の数値基準 設計書の表示単位、数値基準については、 「水道事業実務必携」に記載されているとおりとす る。なお、積算表示値未満の数値は、四捨五入し、積算表示値未満の数値に満たない場合は、 有効数字第 1 位の数量を設計表示とする。 (例) 土工の工種で掘削の場合 1 ㎥以上の場合は、次のとおりとする。 ① 計算結果が、1253 ㎥の場合 → 1300 ㎥と表示 ② 計算結果が、845 ㎥の場合 → 850 ㎥と表示 ③ 計算結果が、57.5 ㎥の場合 → 58 ㎥と表示 ④ 計算結果が、5.4 ㎥の場合 → 5 ㎥と表示 1 ㎥未満の場合は、次のとおりとする。 ① 計算結果が、0.26 ㎥となった場合 → 0.3 ㎥と表示(端数は四捨五入) ② 計算結果が、0.44 ㎥となった場合 → 0.4 ㎥と表示(端数は四捨五入) ③ 計算結果が、0.09 ㎥以下となった場合 → 0.1 ㎥と表示(端数は切上げ) (2) 数量計算過程の数値 数量計算過程の数値については、 「水道実務必携」に記載されているとおりとする。 (3) 端数処理及び表示基準 ①設計単価の端数処理 1.1万円以上のものは、有効数字4桁(有効数字5桁目を切捨て)とする。 2.1万円未満のものは、有効数字3桁(有効数字4桁目を切捨て)とする。 3.有効数字3桁目が円以下(小数点以下)となる場合は、円止めとする。 4.設計単価表又は月刊物価資料に有効数字の指定があるものは除く。 注 1) ここで言う設計単価とは、見積・物価資料等による 1 材料の単価や労務費の事を指し、 設計書に記載される単価の事をいう。よって、内訳書・一位単価表の総額を端数処理す る事ではない。 (例)物価資料の場合(建設物価・積算資料の平均値を採用する。 ) 資材 A:建設物価=12,975 円・積算資料=13,150 円 → 13,060 円 資材 B:建設物価= 4,525 円・積算資料= 4,550 円 → 4,530 円 資材 C:建設物価= 121.5 円・積算資料= 123.1 円 → 122 円 - 10 - (例)見積の場合(2 社の場合) 12,850 円×0.90=11,565 ≒11,560 円 5,030 円×0.90= 4,527 ≒ 4,520 円 ② 112 円×0.90= 100.8≒ 100 円 105 円×0.90= 94.5≒ 94 円 一位単価表及び内訳書の数位 (1)単価表等の数位は次のとおりとする。 材料、労務、機械の運転時間、補正率等の数値は、小数点以下3位(4位を四捨五入) までとする。 ただし、基準書に指定等がある場合は除く。 また、単価表及び内訳書の各構成要素の数量×単価=金額は1円までとし、1円未満 は切り捨てる。 (2)諸雑費等については、原則基準書に従うものとし、その端数処理の方法については各設計 書において、名称欄で文字により明示する。 諸雑費(まるめ) 単位数量当りの単価表の合計金額が、有効数字4桁になるように原則として端数を 計上する。 諸雑費(率+まるめ) 単位数量当りの単価表の合計金額が、有効数字4桁になるように、原則として所定 の諸雑費率以内で端数を計上する。 - 11 - ③ 施工パッケージ型積算方式による積算単価 (1) 施工パッケージ型積算単価の補正式の端数処理は次のとおりとする。 積算単価は、有効4桁端数整理(5桁目以降切り上げ)後、円止め(小数以下切捨て) 各規格・調整部は、小数5位止め6位四捨五入 【積算単価の算出例】 積算単価P’=P 標準単価 35,847.00 K1r 1.61 100 ( × { K1t' × K2r 51,000 48,000 K2t' 0.00 100 + K1t × R2r 19,000 17,000 × R1t × Z2r 14,000 12,500 0.31 100 + + × )× 25.49 + R1r 16.34 R X 小数5位止め6位四捨五入 )× Z4t Z 3 小数5位止め6位四捨五入 35.97 Z1r + 0.31 Z2r Z 4 小数5位止め6位四捨五入 36.35 0.00 + + Z3r Z X 小数5位止め6位四捨五入 St' 0.00 100 0 1 × St S R 小数5位止め6位四捨五入 Kr + 100 − Rr 1.99 − Zr 61.66 100 − Sr 36.35 − 0.00 } X 小数5位止め6位四捨五入 積算単価P’=P 標準単価 35,847.00 K1 × { ( K2 K3 KX 0.01711 + 0.00000 + 0.00000 ) × 1.23602 K R 小数5位止め6位四捨五入 R1 + ( R2 R3 R4 0.28489 + 0.17536 + 0.06377 RX + 0.01307 )× 1.25657 R R 小数5位止め6位四捨五入 Z1 + ( Z2 Z3 Z4 0.40286 + 0.00336 + 0.00000 ZX + 0.00000 )× 1.00193 Z R 小数5位止め6位四捨五入 SR + 積算単価P’ 39,550.00 = 標準単価 P 35,847.00 X 0.00000 + 0.00000 } KR × { KX RR RX 0.01711 × 1.23602 + 0.53709 ZR × 1.25657 + 0.40622 ZX × 有効4桁端数整理(5桁目以降切り上げ)後、円止め(小数以下切捨て) - 12 - 1.14 R4r Zr 0 1 × + R3r Z4t' 0.00 100 + 61.66 6.10 + R2r R 4 小数5位止め6位四捨五入 Z4r Z3t Z 2 小数5位止め6位四捨五入 Rr 23,500 20,500 R4t 0 1 × Z2t Z 1 小数5位止め6位四捨五入 R4t' 1.14 100 + Z3t' 0.00 100 + 0.00 K3r K X 小数5位止め6位四捨五入 R 3 小数5位止め6位四捨五入 Z3r + K2r R4r 23,000 22,000 × 1.99 0.00 + R3t 130 120 × 1.61 K1r R3t' 6.10 100 + Z2t' Z1t Sr 22,000 20,500 R 2 小数5位止め6位四捨五入 Z1t' 35.97 100 + ( R3r R2t R 1 小数5位止め6位四捨五入 Z1r ) × K 3 小数5位止め6位四捨五入 R2t' 16.34 100 + Kr 0 1 × K3t K 2 小数5位止め6位四捨五入 R1t' 25.49 100 + ( K3t' 0.00 100 + K2t K 1 小数5位止め6位四捨五入 R1r K3r 0 1 × SR X 1.00193 + 0.00000 + 0.00000 } 0.00 Z4r ④ 運搬費の端数処理 運搬費(基本運賃料金(A)×割増率(B・C1∼C4))及びその他の諸料金(M)は、端数 処理を行う事。端数処理方法は、算出金額が 10,000 円未満の場合は、100 円未満を 100 円 に、10,000 円以上の場合は 1 円以上 500 円未満の場合は 500 円に、500 円を超え 1000 円未 満の場合は、1,000 円にそれぞれ切上げて、端数処理を行う。 (例) 算出額が 9,450 円の場合 ⑤ → 9,500 円 算出額が 12,380 円の場合 → 12,500 円 算出額が 12,720 円の場合 → 13,000 円 工事価格の端数処理 工事価格については、すべて万円止め(万円未満切捨て)とする。 - 13 - (4)工期設定 ① 工期の算出方法 工期の算出は、純工事日数に準備期間・休祭日・降雨(雪)日等を加算し、5日単位で 切上げ算出するものとする。純工事日数は、各工種ごとの施工能力等を積上げ算定する ものとする。 (1)準備日数 準備日数とは、各種手続き・事前打合せ・材料等の調達及び仮設電気の引込み等に必 要な日数として、計上するものとする。準備日数は、21 日を標準とする。 (2)休祭日・降雨日 週休 2 日制を考慮した休祭日・日当たり 10mm 以上の降雨(雪)により作業が不可能な日 数として、計上するものとする。(週休 2 日制の休祭日+降雨(雪)日=不稼動日) 不稼動日は、純工事日数の 7 割を標準とする。 また、工事期間が夏季休暇(お盆休み)や年末年始休暇を挟む場合は、夏季休暇とし て5日、年末年始休暇として 15 日を標準とする。 (3)工事調整日数 交通規制や競合工事により工程調整が必要な工事の場合は、上記以外に調整に必要な 日数を計上するものとする。 (4)後片付け日数 すべての工事完了後、仮設電気の引込み撤去・現場完成後の清掃及び書類の整理に必 要な日数として、計上するのとする。後片付け日数は、15日を標準とする。 【工程計算式】 工 期=準備日数+供用日数+夏季休暇+年末年始休暇+工程調整日数+後片付け ※ 供用日数=純工事日数×不稼動率(1.7) - 14 - 第4章 歩掛表 次の歩掛表は、 「水道事業実務必携」に記載されている歩掛表を補完するため、小田原市水道局に て作成したものである。 第3節 鋳鉄管布設工 2−3−1 吊込み据付(機械力)歩掛表 吊込み据付(機械力)の歩掛表は、φ150mm 以上の管据付を行う場合に、使用すること。 2−3−2 吊込み据付(人力)歩掛表 吊込み据付(人力)の歩掛表は、φ150mm 未満の管据付を行う場合に使用すること。ただし、 現場状況により機械力の据付が出来ない場合は、φ150mm 以上の場合でも使用すること。 2−3−14 不断水連絡工 本管口径×取出口径の補足を、次のとおり定める。 (1 箇所当り) 本管口径×取出口径 特殊作業員 配管工 普通作業員 機械損料 φ350×φ50 0.53 0.87 1.74 0.14 φ400×φ50 0.53 0.87 1.74 0.14 φ350×φ75 0.59 0.90 2.12 0.22 φ400×φ75 0.59 0.90 2.12 0.22 φ450×φ75 0.60 0.88 2.11 0.21 φ500×φ75 0.60 0.92 2.11 0.21 φ600×φ75 0.60 0.92 2.11 0.21 φ350×φ100 0.59 0.90 2.12 0.22 φ400×φ100 0.59 0.90 2.12 0.22 φ450×φ100 0.62 0.90 2.25 0.22 φ500×φ100 0.62 0.94 2.25 0.22 φ600×φ100 0.62 0.94 2.25 0.22 φ350×φ150 0.61 0.91 2.17 0.25 φ400×φ150 0.61 0.91 2.17 0.25 φ450×φ150 0.66 1.01 2.32 0.25 φ500×φ150 0.66 1.01 2.32 0.25 φ600×φ150 0.66 1.01 2.32 0.25 φ350×φ200 0.63 0.93 2.23 0.27 諸雑費 労務費の 5% - 15 - (1 箇所当り) 本管口径×取出口径 特殊作業員 配管工 普通作業員 機械損料 φ400×φ200 0.63 0.93 2.23 0.27 φ450×φ200 0.71 1.12 2.41 0.27 φ500×φ200 0.71 1.12 2.41 0.27 φ600×φ200 0.71 1.12 2.41 0.27 諸雑費 労務費の 5% 備考 1.本表は鋳鉄管からの分岐とし、割T字管取付から穿孔完了までの作業に適用する。 2.諸雑費は雑材料であり、燃料、カッター刃の消耗費及び特殊工具損料費を含む。 不断水穿孔機 機械損料算定表 機械名 基礎 価格 耐用 年数 (年) 不断水 穿孔機 − 7 備考 年間標準 運転 時間 運転 日数 (時間) (日) − 100 供用 日数 (日) 150 維持 修理 費率 (%) 45 年間 運転 1 日あたり 管理 費率 損料率 損料額 (%) (×10-5) 5 1.基礎価格は、実勢価格による。 - 16 - 129 − 供用 1 日あたり 運転 1 日あたり 換算値 損料率 損料率 損料額 損料額 (×10-5) (×10-5) 76 − 243 − 2−3−15 管明示テープ工 管明示方法が「水道事業実務必携」と異なる部分があるので、次のとおり定める。ただし、φ 400mm 以上の管は、 「水道事業実務必携」のとおりとする。 (100m当り) 呼び径 天端明示の有無 普通作業員 材料費(支給品) φ50 有 0.16 128.5m φ75 有 0.16 132.9m φ100 有 0.17 141.7m φ150 有 0.13 147.8m φ200 有 0.14 162.2m φ250 有 0.14 176.8m φ300 有 0.16 184.5m φ350 有 0.17 197.9m φ400 有 実務必携 参照 211.4m φ450 有 実務必携 参照 224.8m φ500 有 実務必携 参照 238.2m φ600 有 実務必携 参照 265.1m 備考 1.胴巻きテープの間隔等は、次のとおりとする。 管長5m以下 3箇所/本 管長6m以上 4箇所/本 2.材料費は、すべて市からの支給品とする。 2−3−16 明示シート工 明示シート工は、次のとおりとする。 (100m当り) 呼び径 材料費 普通作業員 φ350mm 以下 100m 0.40 W=400mm 水抜き穴無 2倍折 φ400mm 以上 200m 0.80 W=400mm 水抜き穴無 2倍折 給水管φ40 ㎜以下 100m 0.15 W=150mm 水抜き穴無 2倍折 給水管φ50 ㎜以上 100m 0.40 W=400mm 水抜き穴無 2倍折 - 17 - 材料規格 第4節 鋼管布設工 2−4−12 防食テープ巻付工 防食テープ巻付工は、次のとおりとする。 (10m当り) 呼び径 材料費 普通作業員 φ13mm 16.3m 0.24 φ20mm 25.1m 0.38 φ25mm 31.4m 0.47 φ40mm 50.2m 0.75 φ50mm 62.8m 0.94 φ75mm 94.2m 1.41 φ100mm 125.6m 1.88 材料規格 t=0.4mm W=50mm L=10.0m/巻 第8節 管切断工 2−8−1 鋳鉄管切断歩掛区分 鋳鉄管切断歩掛区分は、次のとおりとする。 継手形式 作業分類 使用工具 呼径 適用歩掛 備考 NS・SⅡ 甲・乙切管 パイプ切削切断機 φ75∼φ450mm 2-8-3 表 3-1 リベット式 NS 甲・乙切管 専用工具 φ75∼φ450mm 2-8-3 表 3-3 タッピングねじ式 NS 甲・乙切管 パイプ切削切断機 φ500∼φ1000mm 2-8-3 表 3-2 リベット式 S・KF・UF 甲・乙切管 パイプ切削切断機 φ300∼φ2600mm 2-8-3 表 3-2 上記以外 甲・乙切管 エンジンカッター φ50mm∼φ75mm 2-8-2 表 2-2 上記以外 甲・乙切管 パイプ切削切断機 φ100mm∼φ2600mm 2-8-2 表 2-1 すべて 既設管切断 エンジンカッター φ50∼φ500mm 2-8-2 表 2-2 すべて 既設管切断 パイプ切削切断機 φ600mm∼φ2600mm 2-8-2 表 2-1 第9節 弁類及び消火栓設置工 2−9−1 仕切弁設置工(縦・横型) φ100mm 以下の仕切弁を設置する場合は、人力(第3表)で設置するものとし、φ150mm 以上の仕 切弁を設置する場合は、機械力(第1表)で設置するものとする。ただし、現場状況により機械力 の据付が出来ない場合は、φ150mm 以上の場合でも人力での設置とする。 - 18 - 2−9−2 空気弁及び空気弁座設置工 空気弁及び空気弁座設置工は、 「水道事業実務必携」のとおり積算を行うが、空気弁座設置につ いては、人孔蓋の場合に限り使用し、レジンコンクリート製の弁室・鉄蓋を設置する場合は、2 −9−5の仕切弁・空気弁等ボックス設置工を使用すること。なお、 「水道事業実務必携」に呼び 径が記載されているが、これは、空気弁の呼び径を指す。 また、φ25mm の空気弁設置工は、材料・労務の歩掛表とし、φ75mm 以上の空気弁を設置する場 合は、現場状況に応じて必要材料を別計上すること。 2−9−3 消火栓設置工 消火栓設置工は、 「水道事業実務必携」のとおり積算を行うが、人力施工及び機械施工の使い分 けは、本管の施工と同一とする。なお、 「水道事業実務必携」には、小型消火栓の設置が記載され ているが、これは、小田原市の基準と一致しないため、使用しないこと。 また、消火栓設置工の材料は、現場状況に応じて必要材料を別計上すること。 2−9−5 仕切弁・空気弁等ボックス据付工 (1) 仕切弁・空気弁等のボックス材料については、次のとおりとする。 【φ350mm 弁室】 円形2号 (1 箇所当り) 調整リング 本管呼び径 土被り 上部壁 中部壁 底部 鉄蓋 10K 30K 50K 150A φ50∼φ100mm 1.10m 1 1 1 1 φ150mm 1.10m 1 1 1 1 φ200mm 1.10m 1 1 1 1 φ250∼φ350mm 1.10m 1 1 1 1 − 0.30m 1 1 1 1 φ50∼φ100mm 1.50m 1 1 1 1 φ150mm 1.50m 1 1 1 1 φ200mm 1.50m 1 1 1 1 φ250∼φ350mm 1.50m 1 1 1 1 φ50∼φ100mm 1.30m 1 1 1 1 φ150mm 1.30m 1 1 1 1 φ200mm 1.30m 1 1 1 1 φ250∼φ350mm 1.30m 1 1 1 1 φ50∼φ100mm 0.80m 1 1 1 1 φ150mm 0.80m 1 1 1 1 φ200∼φ250mm 0.80m 1 1 1 1 - 19 - 100B 200B 1 1 300B 60SS 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 3 1 3 1 2 1 2 1 2 1 2 1 2 1 1 1 1 1 1 1 【φ500mm 弁室】 円形3号 (1 箇所当り) 上部壁 種 別 中部壁 下部壁 底部 鉄蓋 20A 10B 15B 20B 30B 30C 50C 40D 空気弁 1 1 1 1 1 消火栓 1 1 1 1 1 【φ600mm 弁室】 円形4号 (1 箇所当り) 調整リング 種 別 上部壁 中部壁 下部壁 1H 消火栓 3H 5H 1 10H 20A 1 10B 15B 20B 1 30B 30C 1 1 上部壁 中部壁 下部壁 底部 30C 50D 鉄蓋 1H バタフライ弁 3H 1 5H 20A 1 1 10B 20B 30B 2 1 【500mm×350mm 弁室】 角1号 (1 箇所当り) 上部壁 種 40D (1 箇所当り) 調整リング 別 50C 1 【φ750mm 弁室】 円形5号 種 底部 鉄蓋 別 中部壁 下部壁 底部 鉄蓋 20A 10B 15B 20B 20BF 40C 40CF 90D 空気弁 1 1 1 1 1 消火栓 1 1 1 1 1 (2) 仕切弁室等の据付については、次のとおりとする。 【φ350mm 弁室】 円形2号 (1 箇所当り) 本管呼び径 土被り 普通作業員 φ50mm∼φ200mm 1.10m 0.20 0.08+0.02*6 φ250mm∼φ350mm 1.10m 0.18 0.08+0.02*5 − 0.30m 0.16 0.08+0.02*4 φ50mm∼φ100mm 1.50m 0.24 0.08+0.02*8 φ150mm∼φ350mm 1.50m 0.22 0.08+0.02*7 φ50mm∼φ150mm 1.30m 0.22 0.08+0.02*7 φ200mm∼φ350mm 1.30m 0.20 0.08+0.02*6 φ50mm∼φ250mm 0.80m 0.18 0.08+0.02*5 - 20 - 備 考 【φ500mm 弁室】 円形3号 (1 箇所当り) 調整部用 種 別 普通作業員 無収縮モルタル 備 考 モルタル型枠 空気弁 0.19 0.007 1 0.10+0.02*3+0.03*1 消火栓 0.19 0.007 1 0.10+0.02*3+0.03*1 【φ600mm 弁室】 円形4号 種 (1 箇所当り) 別 普通作業員 消火栓 備 0.23 0.11+0.02*3+0.03*2 【φ750mm 弁室】 円形5号 種 考 (1 箇所当り) 別 普通作業員 バタフライ弁 備 0.34 考 0.13+0.04*4+0.05*1 【500mm×350mm 弁室】 角形1号 (1 箇所当り) 普通作業員 栗石基礎工 (t=20cm) 空気弁 0.18 0.6 ㎡ 0.10+0.02*1+0.03*2 消火栓 0.18 0.6 ㎡ 0.10+0.02*1+0.03*2 種 別 - 21 - 備 考 第10節 既設管撤去工 既設管撤去工(φ50mm∼φ350mm)の歩掛表は、次のとおりとする。 (100m当り) 名 称 規 格 単位 数量 25 管切断工 エンジンカッター 口 (27) 備考 2-8-2 鋳鉄管切断歩掛表 第 2-2 表 100 口×0.25(0.27) 「土木工事標準積算基準書(神奈川県県土 整備部)」第Ⅰ編 現場発生品及び支給品運搬 L=14 ㎞ 4t 車 回 5 第2章土工 ③現場発 生品及び支給品運搬より算出。 1 回当り平均積載質量は 100m 当りの管重 量÷5 回とする。 注 1)管切断は、 「水道事業実務必携」では、6mごとに切断となっているが、小田原市では、1mごとに切断す るものとする。 注 2)φ100mm 以下の鋼管撤去を行う場合の管切断も、エンジンカッターを使用すること。 注 3)現場状況により機械での吊上げが不可能な場合は、人力施工とする。 注 4)管切断工の補正率は普通鋳鉄管(CIP)及び鋼管(GP、VLGP)を標準とし、ダクタイル鋳鉄管(DIP)は( )内の数 値を使用する事。 注 5)建設廃材処理料は直接工事費で計上せずに、スクラップ評価額として工事原価から除する。 第13節 不断水式閉止工 「水道事業実務必携」には記載されていない不断水式閉止工について、次のとおりとする。 不断水式閉止工とは、コスモストッパー(P3C 型・P3S 型)・ヤノストッパー(TV-210 型)の設置 を行う場合の歩掛である。 (1 箇所当り) 口 径 機械設備据付工 普通作業員 φ75mm 2.0 1.0 φ100mm 2.0 1.0 φ150mm 2.0 1.0 φ200mm 2.0 1.0 φ250mm 3.0 1.0 φ300mm 3.0 1.0 φ350mm 3.0 1.0 φ400mm 4.0 1.0 機械損料 諸雑費 労務費の 8.0% 1 式 労務費の 12.0% 備考 労務費の 18.0% 1.本表には、土工事費は含まれないため別途計上すること。 2.材料は、別途計上すること。 3.諸雑費は、据付機械・発動発電機等の損料及び運転経費等の費用であり、労務費の合計額に率を乗じた 金額を上限として計上すること。 - 22 - 参考資料編 第 1 節 管路土工 1−1−1 管路掘削 (1) 適用範囲 1−1−1管路掘削に記載されている管路掘削は、水道工事の管路掘削工事における機械 掘削に使用するものとし、路面復旧工には、使用しないこと。路面復旧工は、すべて「土木 工事標準積算基準書(神奈川県県土整備部)」に記載されている基準を使用すること。 ※人力掘削工については「土木工事標準積算基準書(神奈川県県土整備部)」 第Ⅱ編 第1章土工 ③作業土工 ③-1 床掘工 人力床堀の歩掛を適用する。 なお、軽量鋼矢板たて込み工(両側分)で小型バックホウを使用する場合、実務必携 p.40 の第 8 表のバックホウ運転費の時間を、実務必携 p.146 の第 2 表、第 3 表をもちいて、日に 換算する。 (例)小型バックホウ山積 0.08m3 を使用する場合、 実務必携 p.147 第 6 表及び p.151 第 16 表より、1 日当りの運転単価を算出 (注)小型バックホウの機械損料は(15)欄を使用。 32,690 円/日・・・① 実務必携 p.40 の第 8 表のバックホウ運転費の時間を、実務必携 p.146 の第 2 表、第 3 表をもちいて、日に換算。 12.1/(15.2÷100×43)=1.851 日・・・② この単価を実務必携 p.40 の第 6 表のバックホウ運転費として使用する。 バックホウ運転=②×①=1.851 日×32,690 円/日=60,509 円 1−1−2 管路埋戻 (1) 適用範囲 1−1−2管路埋戻に記載されている管路埋戻は、水道工事の管路掘削工事における機械 の埋戻しに使用するものとし、路面復旧工には、使用しない事。路面復旧工は、すべて「土 木工事標準積算基準書(神奈川県県土整備部)」に記載されている基準を使用すること。 なお、埋戻材料は、埋戻補正値として 0.26 加算すること。 ※人力埋戻工については「土木工事標準積算基準書(神奈川県県土整備部)」 第Ⅱ編 第1章土工 ③作業土工 ③-2 埋戻工 人力埋戻の歩掛を適用する。 1−1−3 舗装版取壊し積込工 (1) 適用範囲 1−1−3 舗装版取壊し積込工に記載されている取壊し積込工は、水道工事の管路掘削 工事における舗装版取壊しに使用するものとする。よって、取壊し厚さが 15 ㎝を超える作業 - 23 - の場合、路面復旧工には使用せず「土木工事標準積算基準書(神奈川県県土整備部)」に記載 されている基準を使用すること。 ※舗装版切断については「土木工事標準積算基準書(神奈川県県土整備部)」 第Ⅳ編 第3章道路維持修繕工 ③舗装版切断工の歩掛を適用する。 1−1−4 路盤工 (1) 適用範囲 路盤工の適用範囲は、次のとおりとする。 施工幅 作業内容 積算基準 1.8m未満 敷均し作業 締固め作業:タンパ 「水道事業実務必携」 1.8m以上 3.0m以下 敷均し作業 締固め作業:振動ローラ・タンパ 「水道事業実務必携」 3.0m超 敷均し作業 締固め作業:タイヤローラ等 「土木工事標準積算基準書」 (2) 施工歩掛 路盤工に使用する材料費は、すべて締固め補正値として、0.27 加算すること。 1−1−5 不陸整正工 (1) 適用範囲 不陸整正工の適用範囲は、次のとおりとする。 施工幅 作業内容 積算基準 1.8m未満 敷均し作業 締固め作業:タンパ 「水道事業実務必携」 1.8m以上 3.0m以下 敷均し作業 締固め作業:振動ローラ・タンパ 「水道事業実務必携」 3.0m超 敷均し作業 締固め作業:タイヤローラ等 「土木工事標準積算基準書」 (2) 施工歩掛 路盤工に使用する材料費は、すべて締固め補正値として、0.27 加算すること。 1−1−6 タンパの運転について タンパ運転についは埋戻については「賃料」、路盤工については「損料」を計上するものとする。 - 24 - 第4節 飲料水供給施設工 1−4−3 止水栓取付け歩掛表 配水管呼び径による補足を、次のとおり定める。 (1 箇所当り) 配水管 配管工 普通作業員 φ75mm 0.20 0.11 φ100mm 0.22 0.11 管種 呼び径 鋼管 鋼管 備考 1.本表は、接合及び止水栓筐取付けを含む。 - 25 - 第3章 その他 第1節 仮設配管工の積算 3−1−3 積算方法 積算にあたって、歩掛表は「水道実務必携」を用いて積算を行うが、配管材を撤去する場 合、再利用しないものについては、設置労務の 30%、再利用するものについては、設置労務 の 40%を計上するものとする。また、配管材料は、再利用するものは、下記のとおりとし、 転用は3回までとする。 (1) 再利用するもの ① VLGP の直管・ニップル ② スルースバルブ(コア内蔵形含む)・ソフトシール仕切弁 ③ 止水栓表筐・スルースバルブ表筐・表筐に使用する硬質塩ビ管 (2) 再利用しないもの ① 管端防食継手(VLGP 用)の付いている継手類(エルボ・ソケット・チーズ・合フランジ等) ② フランジ接合部品・鋼管用メカニカル継手(LA ソケット) 再利用するもののうち直管材料や重量の割り返しによる単価算出方法は、計算過程で有効 数字の端数処理を行わずに連続計算とする ☆計算例その1☆ 1本あたり4mの直管材料が3,500円の場合 仮設材料1m当たりの単価の算出は3,500÷4÷3=291.6 → 291円 ☆計算例その2☆ 1個あたり 5.11kgで1tあたりの単価が500,000円の仮設材料の場合 仮設材料1個当たりの単価の算出は、 500,000÷1,000×5.11÷3= - 26 - → 851.6 → 851円 第2節 その他の積算 3−1−4 水替工 水替工については、次のとおりとする。ただし、現場条件によりさらに水替作業が必要な 場合は、「土木工事標準積算基準書(神奈川県県土整備部)」に記載されている『締切排水工』 及び『ウェルポイント工』を採用すること。 水替工 φ50mm 作業時排水 名 (1 日当り) 称 規 格 単位 数 量 特殊作業員 人 0.11 普通作業員 人 0.05 日 1 日 1 式 1 工事用水中ポンプ損料 発動発電機損料 口径φ50mm 全揚程 5m 0.4kW 3kVA 諸雑費 摘 要 機械損料×1 台 労務・機械損料の9% 計 備考 1.作業時排水とは、作業前から排水し始めて、作業終了後には排水を中止する方法をいう。 2.作業時排水の損料は、 「建設機械等損料算定表(13 欄)」(建設ポンプ・工事用水中ポンプ(潜水ポンプ)) で算出するものとする。 3.普通作業員は、現場内のポンプ移設及び補助労務等を行うものとする。 4.諸雑費は、発動発電機燃料及び吐出配管・水槽損料等の費用であり、労務費・機械損料の合計額に率 を乗じた額を上限として計上を行うこと。 潜水ポンプ据付・撤去工 (1 現場当り) 名 称 規 格 普通作業員 備考 単位 数量 人 0.14 摘 要 1.据付・撤去は、1 現場当り 1 回計上すること。 3−1−5 さや管布設工(硬質塩ビ管) 水路の下越し部分に使用するさや管については、次のとおりとする。 さや管布設工(硬質塩ビ管)人力 備考 (100m当り) 呼び径 世話役 普通作業員 φ50mm∼φ150mm 0.3 0.9 φ200mm∼φ400mm 0.6 1.8 1.歩掛は、運搬距離 100m程度の小運搬を含むものであり、床堀・埋戻・残土処理は含まれない。 2.さや管布設に必要な材料は、別途計上するものとする。 - 27 - 第5章 積算における質問について 質問については随時、受け付けております。最新の質問については小田原市水道局工務課の窓口 にて確認をお願いします。 - 28 -