...

市販茶系飲料の抗変異原性と抗変異原性成分の定量

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市販茶系飲料の抗変異原性と抗変異原性成分の定量
一37一
平 成16年12月(2004年)
市 販茶系 飲料 の抗変異 原性 と抗変異 原性 成分 の定 量
興津
佳 子,橋
本
Antimutagenicity
麻 美,水
available
Yoshiko Okitsu, Asami Hashimoto,
Sep-pak
C18 extracts
of nineteen
on the mutagenicity
for three
commercially
nitroarenes
available
in the following order: blend tea drinks <green
(EGC, C, EGCG, EC, ECG, ascorbic
chemical
available
detector.
Higher
concentrations
in green
tea drinks.
nitroarenes
These
and catechin
results
of EGCG
tea drinks
were
Ohe
examined
Antimutagenic
for inhibitory
activity
by HPLC combined
with UV detector
and EGC were detected
that there
in commercially
of tea drinks
tea drinks <oolong tea drinks. Furthermore,
of five catechins
suggest
concentrations
Mizuno and Takeshi
acid, gallic acid and caffeine) concentrations
tea drinks were determined
oolong tea drinks. Total mean concentration
武
concentrations
using umu-test.
mutagens
江
tea drinks
Tomoko
increased
commercially
智 子,大
and antimutagen
in commercially
effects
野
in green
anti-
of nineteen
and electro-
tea drinks
than
in oolong tea drinks was less than half of one
is no correlation
between
antimutagenicity
for
available tea drinks.
りを 背 景Y'茶 系 飲 料 の市 場 は 大 き く成 長 し,2003年
1.緒
言
度 の生 産 量 は,1986年
茶 の起 源 は 古 く,紀 元 前3000年
頃 の 中 国西 南 部
に比 べ て 約20倍
に も達 して い る2>。ま た,図1に
の500万k1
示 した2003年
の種
に発 祥 した と伝 え られ て お り,そ の 後 中国 か ら様 々
類 別 生 産 量 か らみ て も,緑 茶 飲 料 が約4割
な ル ー トを 経 て世 界 各 地 に 伝 わ り,日 本 に は平 安 初
は い る もの の ウ ー ロ ン茶 飲 料,紅 茶 飲 料,ブ
期(約1200年
飲 料 な ど種 々 の茶 飲 料 が飲 まれ て い る。この よ うに,
前)唐
へ 留 学 した僧 侶 た ち に よっ て
を占めて
レン ド
持 ち 帰 っ た の が 始 ま り とい わ れ て い る1)。現 在,世
茶 の飲 用 形 態 は 大 き く変 化 し,市 販 茶 系 飲 料 は私 達
界 各 地 で 親 し まれ て い る茶 は,Camelliasinensisと
の生 活 に よ り密 接 な も の とな って き て い る。
い
うツ バ キ科 の 常 緑 樹 の葉 か ら作 られ て お り,発 酵 法
植 物 成 分 に よ るが ん予 防 を 目的 と して1990年
に
の違 い に よ って,不 発 酵 茶,半 発 酵 茶,発 酵 茶 の よ
米 国 国立 が ん 研 究 所 を 中心 に ス タ ー トした"デ
うに 分 類 さ れ て い る。も と も と茶 は 生 産 量 も少 な く,
ナ ー フ ー ド計 画"で
のがん予防効果 の可能性 のあ る
高 価 で も あ り,嗜 好 飲 料 と して よ り も気 分 を爽 快 に
食 品 の 中 で"茶"は
重要性 の度合 いの高い位置づ け
し,疲 労 を癒 す な ど薬 と して 扱 わ れ て きた が,日 本
が さ れ て い る3)。茶 の 中 で も,と
で は 鎌 倉 時 代 に 入 っ て喫 茶 と し て の 関 心 が 高 ま っ て
と が ん に 関 連 す る研 究 は 多 く成 さ れ て き て お り,
きた 。
IARC(国
日本 の お 茶 とい え ば緑 茶 で 代 表 され るが,煎
茶,
ザイ
りわ け 緑 茶 の摂 取
際 が ん研 究 機i関)に よ る緑 茶 の 消 費 量 とが
ん の 発 生 率 に つ い て の疫 学 調 査 結 果 で は 明 確 な相 関
玉 露,抹 茶 な どの 日本 茶 は 蒸 製 緑 茶 で あ る。 茶 に お
性 が 認 め られ て い なか っ た と の報 告 が あ る一 方,緑
湯 を そ そ い で,色
茶 を 多 く飲 む 人 に が ん 発 生 の 危 険 率 が低 い と の疫 学
と味 と香 りを 楽 しむ の が 本 来 の わ
が 国 で の お 茶 の 飲 用 形 態 で あ った 。 また,茶
の種 類
調 査 が 日本 で報 告 され て い る。 こ のほ か に も緑 茶 摂
に 合 った 茶 器 を 用 い て茶 を い れ る の が 本 来 の形 式 で
取 量 と各 種 が ん の 発 生 率 や 死 亡 率 に 関 す る疫 学 調 査
あ るが,20年
で は,相 反 す る結 果 が 見 られ て い る4-8)。
ほ ど前 か ら缶 飲 料 や ペ ッ トボ トル飲 料
が使 用 され る よ うに な り,消 費 者 の簡 便 志 向 の高 ま
緑 茶 抽 出 物 や 緑 茶 の 主 要 成 分 で あ る カ テ キ ン類
は,抗 酸 化 性,ラ
京都 女子 大学 家 政学 部食 物 栄養 学科 衛 生学 第一 研 究室
ジ カ ル消 去 活 性 な どを有 す る こ と
か ら抗 変 異 原 性 や 抗 発 が ん性 に 関 す る研 究 が 多 く行
。
δ
qJ
食物学会誌・第 59号
その他茶系飲料
3掲
ウーロン茶飲料
24覧
ブレンド茶飲料
1
7略
むぎ茶飲料
4覧
紅茶飲料
1
6覧
図 1 わが国の市販茶系飲料の生産数量別の内訳 (2003年)
資料:社団法人全国清涼飲料工業会編:清涼飲料関係統計資料 (2004)
われてきた。さらに,緑茶のみならずウーロン茶,
料の抗酸化活性とカテキン濃度との関連を検討した
紅茶,白茶なども研究対象とされてきている 4,
9
-13)。
報告,中川ら 30) によるフリーラジカル、消去作用に着
茶ポリフェノールの変異原物質に対する抗変異原性
目した市販茶系飲料の評価についての報告があるも
についても多くの報告があり
のの抗変異原性に関する報告は見られない。そこで
カテキン類あるいは
a
) ピレン (BaP) ,ヘテ
その熱異性化物にベンゾ (
本報では,近年幅広く普及してきているベットボト
HCA) ,過酸化水素,アフ
ロサイクリックアミン (
ル型市販茶系飲料のニトロアレン類に対する抗変異
ラトキシン B1 (AFB1),ジメチルアミノベンズアン
原性並びに含まれる抗変異原性成分濃度の測定を
トラセン,島町NGなどの変異原性を抑制する作用が
行った結果について報告する。本実験で対象とした
知られている。種々の茶葉抽出物についてもそれら
ニトロアレン類は,物質の不完全燃焼,大気中での
の作用の違いが報告されており,茶葉の化学成分の
生成,化学工業界での大量使用, 自然界での窒素循
違いによると思われる結果やカテキン類以外の成分
環過程での生成などにより広く環境に分布してお
o
n
s
t
a
の関与が報告されている 1ι28)。一例として, C
,
り 自動車排ガス,大気,石油ストーブ燃焼室内空
b
l
eら18) は,緑茶,紅茶抽出物を HPLCにより分画
気,焼き鳥など我々の生活の身近に存在する物質で,
し,カテキン類とは異なる画分が HCAの生成を抑
特に肺がんの原因物質としても長年注目されている
制したことを報告している。著者ら 27)は,各種茶葉
環境変異原物質である 3九
抽出物のニトロアレン類に及ぼす抗変異原性を検討
し,茶葉中のカテキン類が必ずしも主要な抗変異原
1
1
.実験方法
性成分ではないとの結果を報告した。一方,市販茶
1.試料
系飲料に関する報告は,岩井ら 29) による市販茶系飲
平成
1
4年に京都市内で購入したベットボトル入
- 39-
平成 1
6年 1
2月 (
2
0
0
4年)
s
-ガラクトシダーゼ、値を
100%とした場合に,
り市販茶系飲料 1
9製品並びに平成 1
6年度に京都市
種の
4年に使用
内で購入した 3製品を使用した。平成 1
市販茶系抽出物試料添加により抑制される率から算
した茶系飲料は,原材料に使用されている茶を基準
出した。ニトロアレン類 3種の濃度は,反応液 1ml
に,緑茶飲料 (
G
T
1~11) ,
当りそれぞれ 1-NP:0.2μg
,3・NFT:0.1μg
,DNP:
ウーロン茶飲料 (
O
T
1
~3) ,複数の茶を使用しているブレンド茶飲料 (BT-
0.01μgとしずこ。
1~5) に分類し,試験に供した。また,平成 16 年
3
. 市販茶系飲料中の抗変異原性成分濃度の定量
に購入した飲料は,緑茶系飲料 2種及びウーロン茶
1)標準液
(-)ーエピガロカテキン (EGC),(+)カテキン (
C
),
系飲料 1種を使用した。
2
. 市販茶系飲料の抗変異原性の測定
(ー)ーエピガロカテキンガレート (EGCG) , (
一
)
ー
エ
E
C
) 及び(-)ーエピカテキンガレート
ピカテキン (
1)変異原物質
L ニトロピレン (
l
N
P
) ,3
-ニトロフルオランテ
(ECG) のカテキン類 5種はフナコシ製,カフェイ
3・NFT) 及びジニトロピレン (DNP
,1
,
6-DNP:
ン (
ン,没食子酸及びアスコルビン酸は,和光純薬工業
1βDNP=l:1の混合物)は,和光純薬工業(株)製
(株)製を用いた。カテキン類,カフェイン及び没食
を用いた。
子酸は 20%メタノール含有 100mMリン酸に溶解し
2
) 試験液の調製
00Cで冷凍保存したものを標準液
て保存液とし,ー2
4年に購入した市販茶系飲料 200mlを使用
平成 1
として用いた。アスコルピン酸は,使用前に蒸留水
前にメタノール 20ml 蒸留水 20mlの順に注入して
に溶解して用いた。
e
p
p
a
kC18 (
M
i
l
l
i
p
o
r
e社製)に毎分約
活性化した S
2
) 機器及び測定条件
2mlの速度で注入した。続いて,蒸留水 5mlを同じ
HPLC 装置のポンプには(株) SHISEIDOFINE
速度で注入した後,・メタノール 20ml で溶出した。
CHEMICALS セミミクロ高速液体クロマトグラフ
溶出液をロータリーエパポレーターで濃縮,乾固し,
S
I
1を用いた。検出器には, (株)島津製作所製紫外
ジメチルスルホキシド (DMSO)800μlで再溶解し,
可視分光検出器 SPD・10A及び(株)医理化機器製電
抗変異原性試験に用いた。
0
0mV) を用いた。分
気化学検出器 L871 (加電圧 7
3
) umuテスト
析カラムは, YMCP
a
c
kODSA (
4
.
6
x
2
5
0mm),移
・
S
a
l
m
o
n
e
l
l
atyphimuriumT
A1535/pSK1002 (大阪府
動相にはメタノール:蒸留水:0.2M リン酸緩衝液
立公衆衛生研究所小田美光博士より御恵与頂いた)
(pH3
.
0
)=12:33:5を用いた。カラム恒温槽は 300C
を使用して, Odaら32)の方法に準拠して行った。す
に 設 定 し 移 動 相 の 流 速 は 700μVminとした。
.
5
なわち, LB培地(トリプトン 1%,酵母エキス 0
3
) 試験溶液の調製
%,食塩 0.5%にアンピシリン 25μglmlの割合で加
市販茶系飲料の一部をとり
20%メタノール含有
えたもの)にて一夜培養した菌液を TGA培地(ト
100mM リン酸で 20~50 倍に希釈した後, 0
.
4
5μm
リプトン 1%,食塩 0.5%, グルコース 0.2%にアン
のフィルターを通して HPLCの試験溶液とした。
ピシリン 20μglmlの割合で加えたもの)で 5
0倍に
希 釈 し さ ら に 370C で培養した。菌濃度が, 0
.
2
5
-
.
3
6mlに変異
0
.
3
0 (&00) に達したとき, この菌液 2
11.実験結果および考察
1
. 市販茶系飲料の抗変異原性
2
0
μ1)および市販茶抽出物 (
2
0
μ1)を加え
原物質 (
市販茶系飲料の抗変異原性を見るための umuテス
て,さらに 2時間培養した。この反応液 0.2mlを菌
トの用量一反応関係の一例を図 2に示す。 1
・NP
,3・
体内に産生された β ガラクトシダーゼ活性の測定
NFT及び DNPが誘導する β ガラクトシダーゼ値は,
s
-ガラ
市販茶系飲料抽出試料量(反応液 1ml当りの添加抽
i
l
l
e
rの方法 33)により測
クトシダーゼ活性の測定は M
出液に相当する飲料量で示している)の増加に伴っ
定し,次式により活性値を算出した。
て低下する傾向が認められている。図 2に示す用量
u
n
i
t
)
日ーガラクトシダーゼ活性値 (
一反応関係を市販茶系飲料 1
9種について観察し,そ
に,残りを菌の濁度 (&00) 測定に用いた。
A
t
20-1
.7
5・
A5
t・
v• &00
=1
0
0
0(
0
)/
5
れぞれの用量一反応関係から,最小二乗法で求めた
t=反応時間(分)
直線回帰式から,市販茶抽出試料無添加におけるニ
V=
0
.
1 (菌液希釈率)
トロアレン類 3種の β ガラクトシダーゼ値 50%抑制
抗変異原活性は,市販茶系飲料から得た S
e
p
-
量の平均値及び標準偏差を算出し,茶飲料種類別に
pakC18抽出物試料無添加におけるニトロアレン類 3
図 3に示した。変異活性 50%抑制茶飲料量が少ない
- 40-
食物学会誌・第 5
9号
1
)1
N
P
の
d
44E
司
コ
)
(
t
c
∞∞∞∞
aaT
梨県中l h、ヱわわ取lmH
500
。
。
2
3
市販茶系飲料量 ml/反応液 m
l
4
2
)3-NFT
7
0
0
翼 600
T500
~2400
,
.
.
ム3
r
:
:
々、-300
1
(
'
¥
取
200
匂
100
。。
'
・
司v
F
可
2
3
4
市販茶系飲料量 ml/反応液 m
l
3
)DNP
1
0
0
0
(
一
nunununu
nunununu
nonoa
骨肉正
zc
コ
)
組問山中l除、“ムわ小浪lm-
。。
2
3
4
市販茶系飲料量 ml/反応液 m
l
図 2 市販茶系飲料 S
e
p
p
a
kC
1
8抽出試料のニトロアレン類に対する抗変異原性の濃度反応効果
平成 1
6年 1
2月 (
2
0
0
4年)
- 4
1-
4
.
5
4
、
E
J3
.
5
1
.
5
0
.
5
。
1
N
P
園緑茶飲料
3-NFT
ロウーロン茶飲料
DNP
日ブレンド飲料
図 3 市販茶系飲料のニトロアレンに対する変異活性 50%抑制量の茶系飲料別の比較
ほど,抗変異原活性が強いことを示している。図 3
リーラジカル捕捉能による変異原物質の DNA損傷
の結果から市販茶系飲料の抗変異原活性は, 3種の
にいたる代謝過程の阻害の他に,変異原物質または
ニトロアレンに対していずれもウーロン茶飲料>緑
その活性体への直接作用,チトクロームド4
5
0活性
茶飲料>ブレンド茶飲料の順に強いことが認められ
1
0,
1
2,
1
3
)。本実験での市
の阻害などが報告されている 4,
た。著者等 27)は,既報で各種茶葉の 40%メタノール
販茶系飲料のニトロアレン類に対する抗変異原性の
抽出物のニトロアレン類に対する抗変異原性を検討
メカニズムは明らかでないが,緑茶飲料,
し
,
茶飲料の 3種のニトロアレンに対する抗変異原活性
ウーロン茶が最も強い結果を示したことを報告
しており,本実験での結果と一致するものであった。
Y
e
nら20)は
, I
Qや T
r
p
P
1などの HCA
,BaP
,AFB
1
ウーロン
の違いは化学成分の違いにあると思われる。
2
. 市販茶系飲料の抗変異原性成分の測定結果
ウーロン茶より緑茶
茶葉にはカテキン類などの他に,多量に含まれる
の方が強いこと,さらにそれらの抑制効果はカテキ
成分として,メチルキサンチン類の一つであるカ
に対する変異原活性抑制率は
ン濃度と関連があったことを報告している。一方,
フェインやポリフェノールの一つで、ある没食子酸が
C
o
n
s
t
a
n
b
l
eら18) は,緑茶,紅茶抽出物の P
h
I
P,I
Q,
ある。また,市販茶系飲料にはアスコルピン酸が一
MeIQxなどの HCAに対する抗変異原性は,カテキ
般に添加されている。そこで,本実験では茶葉に多
ンとは異なる画分の関与を報告している。また,著
量含まれる抗変異原性成分であるカテキン類 5種
,
者らも,ニトロアレン類に対する抗変異原性には,
カフェイン,没食子酸及びアスコルビン酸を測定す
カテキン類とともに他の成分の関与が強いことを報
るために検出器として
告している 27)。このように茶葉の有する抗変異原性
を連結した HPLCにより分析した。カフェインを除
は,茶の種類により異なることが知られてきており,
く 7種の抗変異原性成分は
抗変異原性成分としてカテキン類とともに他の成分
量が可能であるが,本実験ではアスコルピン酸,カ
の関与することも報告されている。
フェイン及び没食子酸の 3種を
u
v検出器と電気化学検出器
電気化学検出器での定
u
v検出器により,
茶葉に含まれるカテキン類,野菜等に含まれるフ
カテキン類 5種を電気化学検出器により定量した
ラボノイドなどのポリフェノール,茶抽出物による
(
図4
)。市販茶系飲料 1
9種に含まれるこれら 8種の
フリーラジカル捕捉能については膨大な報告があ
成分を定量した結果を表 1に示した。この結果から,
る叩)。変異原物質の有する活性の抑制作用には,フ
市販茶系飲料 1
9種に含まれる 8種の成分量を平均
4
2-
食物学会誌・第 59号
(
a
) 市販茶系飲料
︿︿
p
u
v
E
l
e
c
t
r
o
c
h
e
m
i
c
a
l
000凶
00ω
h
︿O
I III_~ IIIIIIIII_
,IIII_
!
_IIII.~ I,
II_
!
_IIII.~ IIII_
!
_IIII.~ IIII_
!
_IItI.~ III,
.
!
_
・
・
.
4
凹 @ 師 @ 胴 @ 相 国
N
同 門 サ サ 肺 師 、0
N
IIII.~ IrII_
!
_rItI_~ IIII~_ IIIIIIIIIIIIIIIIIIII IIIIIII11IIIIIIIIIII
間
@
凹
・岬-
R
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i
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m
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凹
N
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@ 凹 @ 肝 @ 凹 @
円 阿 マ 寸 目 的 、 。
R
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(
b
) 標準物質
uv
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〈
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U方的
R
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四
t @回
町
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﹄間同
。
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田
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tm
即'"
111111111111111111111111111111111111111111111111111111111
R
e
t
e
n
t
i
o
nt
i
m
e(
m
i
n
)
図 4 市販茶系飲料中抗変異原性成分の HPLCク ロ マ ト グ ラ ム
値でみるとアスコルピン酸>カフェイン >EGC>
EGC 及び EGCG の両者でおよそ 70~80% と多く,
EGCG>EC>C>没食子酸 >ECGの順に多い傾向
特に Cは約 1%前後と低い 9,
1
1
)。今回測定した市販茶
にあった。茶葉に含まれるカテキン類の含有比率は,
9種に含まれるカテキン 5種に占める EGCG
系飲料 1
- 43-
平成 1
6年 1
2月 (
2
0
0
4年)
表 1 市販茶系飲料に含まれる抗変異原性成分の測定結果(単位:mgl100ml
)
EGC
緑茶飲料
EC
ECG
AA
GA
CAF
4
.
7
4
.
3
5
.
3
5
.
1
3
.
6
4
4.
1
5
.
3
4
29.
7
.
9
3
.
6
3
.
2
7
.
8
9
7
.
9
1
3.
4
3
.
5
2
.
6
1
.9
3
.
0
3
.
7
0
.
3
0
.
6
1
.8
0
.
9
2
.
3
2
.
1
8
1
.
20
6
.
0
2
.
8
4
5.
4
.
0
9
.
8
4
.
5
9
.
2
2
4
.
5
6
.
3
3
.
5
4
.
3
7
.
3
0
6
.
1
2
2
.
0
1
.8
1
.8
3
.
9
2
.
1
1
.6
5
.
2
1
2
.
0
5
.
1
1
.2
2
.
9
3
.
6
0
3
.
1
1
1
.1
0.
4
0
.
5
1
.0
0
.
5
0
.
7
1
.5
5
.
1
1
.0
0
.
9
0
.
7
1
.2
2
1
.
33
4
3
.
7
1
4
.
1
3
0
.
0
1
8
.
2
2
9
.
3
2
6
.
1
2
0
.
0
1
8
.
9
1
3
.
1
4
37.
3
3
.
9
2
5
.
8
8
9
.
9
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1
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2
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1
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5
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1
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9
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1
0
OT-1
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2
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6
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5
0
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3
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6
0
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1
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1
0.
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0.
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4
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3
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1
.7
5
.
6
2
3
.
6
0
平均
標準偏差
ブレンド飲料
EGCG
GT-1
2
3
4
5
6
7
8
9
1
0
1
1
平均
標準偏差
ウーロン茶飲料
C
平均
標準偏差
n
d
:0
.
0
4mgl100ml以下
及び EGCの両者の含有比率は,約 67%であったが,
Cの比率が約 12%と高く茶葉との違いが顕著であっ
3
. 市販茶系飲料の抗変異原性と抗変異原性成分と
の関連性
市販茶系飲料の S
e
p
p
a
kC18抽出物のニトロアレ
た
。
日常生活では
ン類 3種に対する抗変異原性の強さは,茶系飲料種
開栓後保存して使用されるケースが多い。開栓後の
類別にみた場合,ウーロン茶飲料>緑茶飲料>ブレ
保存状態でカテキン類がどの程度分解するかを調べ
ンド茶飲料の順に強かった。一方,市販茶系飲料に
ベットボトルタイプの茶系飲料は,
た結果を図 5及び図 6に示した。開栓後室温に 2日
含まれるカテキン類 5種の濃度は,緑茶飲料>ウー
放置した場合の抗変異原性成分の分解率は, AA が
ロン茶飲料>ブレンド茶飲料の順で,緑茶飲料の二
50%と最も高く, CAFが 9%で最も低い傾向にあっ
分の一以下しかカテキン類を含まないウーロン茶飲
た(図 5には,表 1に示した市販茶系飲料 1
9種の
料の方が強い抗変異活性を示すことから,ニトロア
平均値及び標準偏差で示している)。カテキン類 5種
レン類の変異原性抑制の主要な成分がカテキン類で
の分解率は, 20~40% で, EGCGが最も高い分解率
あるとは必ずしも言えない。一方,本実験で使用し
を示した。冷蔵保存 (
40C
) した場合, 5日後のカテ
e
p
p
a
kC18抽出物の抗変異原性成分を測定した
たS
キン類の分解率は, C26%,ECG23%, EGCG1
7
結果,回収率は EGC11%,C27%,EGCG46%,EC
%
, EGC14%,EC14%と低く,以降 1
0日後までの
, ECG
27%,ECG74%,AA3%,GA8%,CAF68%と
聞に急激に分解する傾向が見られた(図 5には,平
と CAFを除きいずれも低い傾向にあった。従って,
成 1
6年に購入した 3種の平均値及び標準偏差で示
市販茶系飲料の抗変異原性と抗変異原性成分との関
している)。
連性について,さらには CAFの抗変異原性への関与
44-
食物学会誌・第 59号
40
35
向U
EUAU
一
E g F葉桜様¥凶E
d
内 n a n 4 4 E 4 E
d
医
nu
5
。
EGC
c
EGCG
EC
園開栓直後
ECG
AA
因 2日後(室温)
GA
CAF
I
図 5 市販茶系飲料中抗変異原性成分 8種の室温放置における分解性
1
6
1
4
1
2
E
g10
葉
掘 8
様
二6
E
4
2
。
c
EGC
図 O日
EGCG
困 2日後
回 5日後
EC
ECG
図1
0日後
図 6 市販茶系飲料中カテキン類 5種の冷蔵保存における分解性
についても今後検討する必要がある。
ニトロアレン類は,ニトロ還元酵素によって還元
に関する疫学研究も発表されているが,明確な結論
を得るには至ってない。緑茶並びに緑茶ポリフェ
ヒドロキシアミノ体となり,さらに
ノールが肺がんの誘発を抑制することは動物実験で
アセチル転移酵素により究極活性体に代謝活性化さ
報告されているが,ニトロアレン類に関する報告は
れ
, DNA付加体を形成するとされている肺がんの原
みられない。本実験で対象とした変異原物質ニトロ
因物質の一つである。茶の飲用と肺がんとの関連性
アレン類は,肺がんの原因物質のーっと考えられて
的代謝をうけ,
- 45-
平成 1
6年 1
2月 (
2
0
0
4年)
いることから,茶の飲用が肺がんの危険性を減少す
統計資料 (
2
0
0
4
)
るかどうかを明らかにする研究の進展が期待され
3
) 金武砕,二宮学,山根哲郎:現代化学, 3
1
8,
る
。
4ι49 (
1
9
9
7
)
4
)C
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.Yanga
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.,85,
I
V
.要 約
1
0
3
8
1
0
4
9(
1
9
9
3
)
本報告では,市販茶系飲料 1
9種のニトロアレン 3
5
)H
.F
u
j
i
k
i,M.Suganuma,S
.Okabe,N
.Sueoka
,A
.
種に対する抗変異原性並びにカテキン類,アスコル
.Sueoka,T
.Kozu,Y
.T
a
d
a,K
.S
uga,K
.
Komori,E
ビン酸,没食子酸及びカフェインなどの抗変異原性
I
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k
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c
h
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u
t
a
t
.R
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s
.,402,307-310
成分の測定を行い,下記の結果を得た。
(
1
9
9
8
)
(
1
)市販茶系飲料から得た S
e
p
p
a
kC18抽出物の 3種
6
)H
.F吋i
k
i,M.Suganuma,S
.Okabe,E
.Sueoka,K
.
のニトロアレン (
1・N
P. 3・NFT及び DNP) に対
Suga,K
.I
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,K
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c
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:P
r
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c
.
する抗変異原性を umu テストにより測定した。
ウーロン茶飲料 (
3試料)>緑
22ι228(
1
9
9
9
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S
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.,402,
3
3
1
3
3
7(
1
9
9
8
)
1
1試料)>ブレンド飲料 (
5試料)の順
茶飲料 (
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.Chung
,G・yuY
ang,S
.K
.C
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h
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8
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r1
3
0,
472S
-4
78S(
2
0
0
0
)
に強さが認められた。
を行った。測定を行った 8種の抗変異原性成分
9
) 中林敏郎,伊奈和夫,坂田完三著:緑茶・紅茶・
烏龍茶の化学と機能,弘学出版 (
2
0
0
1
)
量 は ア ス コ ル ビ ン 酸 > カ フ ェ イ ン > EGC >
4
,1
2
9
1
0
) 木苗直秀,増田修一:環境変異原研究, 2
(
2
)茶飲料中に含まれる抗変異原性成分の濃度測定
EGCG>EC> C>没食子酸 >ECG の順であっ
た。カテキン 5種に占める EGCG及び EGCの両
者の含有比率は,約 67%であったが, C の比率
1
4
4(
2
0
0
2
)
1
1
) 伊奈和夫,坂田完三,富田
勲,伊勢村守編:
2
0
0
2
)
茶の化学成分と機能,弘学出版 (
が約 12%と高く茶葉抽出物との違いが顕著で
1
2
)Y
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M
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7
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)
あった。
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s
.,436,69-97
(
3
)開栓後室温に 2 日放置した場合の抗変異原性成
分の分解率は, AAが 50%と最も高く, CAFが 9
%で最も低い傾向にあった。冷蔵保存 (
4C) し
0
た場合, 5日後の分解率は, C26%, ECG23%,
EGCG17%, EGC14%, EC14%と低く,以降
1
0 日後までの聞に急激に分解する傾向が見られ
た
。
(
4
)稼茶飲料の二分の一以下しかカテキン類を含ま
(
1
9
9
9
)
1
4
)A
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.Nakayama,T
.Kada,Y
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1
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.,359,159-163
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(
1
9
9
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)
ないウーロン茶飲料が強い抗変異活性を示した
.Nunez,M.N
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7
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.Bu-Abbas,X
ことから,ニトロアレン類の変異原性抑制の主要
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な成分がカテキン類であるとは必ずしも言えな
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8
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い。しかし本実験で使用した S
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kC18抽出
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,1
1,
1
8
9
1
9
4(
1
9
9
6
)
物のカテキン類の回収率は低く,市販茶系飲料の
.H.Weisburger
,Y
.Hara,L
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n,F
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.Luo,B
.
1
9
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抗変異原性と抗変異原性成分との関連性につい
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s
.,3
7
1,5
7
-6
3
ては,さらに検討する必要がある。
(
1
9
9
6
)
(
5
)本実験で対象とした変異原物質ニトロアレン類
は,肺がんの原因物質のーっと考えられている。
今後,茶の飲用が肺がんの危険性を減少させるか
どうかを明らかにすることは重要な課題である。
u
t
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,1
1,
37
-41
2
0
)G
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1
9
9
6
)
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.,393,1152
1
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.Chena
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1
2
2(
1
9
9
7
)
a
n
c
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rL
e
t
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.,114,153-158(
1
9
9
7
)
2
2
)C
.H
a
n
:C
引用文献
1
) 山西貞著:お茶の科学,裳華房 (
1
9
9
9
)
2
) 社団法人全国清涼飲料工業会編:清涼飲料関係
2
3
)EC
a
t
t
e
r
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l
l,E
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3,
6
3
1
-6
36(
1
9
9
8
)
2
4
)J
.EHernaez,M.Xua
n
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.H
.Dashwood:M
u
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a
t
.
- 46-
R
e
s
.,402,
2
9
9
3
0
6(
1
9
9
8
)
食物学会誌・第 5
9号
37 (
2
0
0
2
)
2
5
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.Tanaka,
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.Hayatsu,
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.N
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y
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s
u
:
3
1
) 大西克成,木内武美,真鍋芳樹,筒井英土:環
M
u
t
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t
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s
.,412,91-98(
1
9
9
8
)
2
6
) 工C
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,
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1
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.Chua
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.K.Lin
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境変異原研究, 6
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3
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1
9
8
4
)
3
2
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,
Y
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.Nakamuraa
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9
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7
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.Ohe,K
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4
9
6,
7
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2
0
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1
)
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.Dashwood:F
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2
0
0,
1
9
2
6(
2
0
0
2
)
2
9
) 岩井邦久,佐藤麻里母,松江一:日食工誌,
4
7
,1
2
0
1
2
9(
2
0
0
0
)
7,333
0
) 中川一夫,仲村明子,松永博絵:本誌, 5
2
1
9
2
2
9(
19
8
5
)
3
3
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NewY
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k(
1
9
7
2
)
3
4
) 梅垣敬三,江指隆年,手塚雅勝,小野明子,佐
野満昭,富田勲:食衛誌, 3
7,7
7
-8
2(
1
9
9
6
)
3
5
) 斉藤和季,加藤隆一:環境変異原研究, 6,7
3
8
0(
1
9
8
4
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