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Instructions for use Title 道内タクシー運転手の労働・生活
Title Author(s) Citation Issue Date DOI Doc URL 道内タクシー運転手の労働・生活・安全衛生に関する調 査報告(第一次報告) 川村, 雅則 北海道大学大学院教育学研究科紀要, 88: 159-206 2003-02 10.14943/b.edu.88.159 http://hdl.handle.net/2115/28883 Right Type bulletin Additional Information File Information 88_P159-206.pdf Instructions for use Hokkaido University Collection of Scholarly and Academic Papers : HUSCAP 北海道大学大学院教育学研究科 2003年 2月 1 5 9 紀要第8 8号 道内タクシー運転手の労働・生活・安全衛生に 関する調査報告(第一次報告)1) 川村雅則* A Studyo ft h eWo r k i n gC o n d i t i o n s ,L i f e s t y l e,HealthandS a f e t y o fTaxiD r i v e r si nHokkaido M a s a n o r iKA WAMURA {要旨]道内のタクシー運転手を対象に 2 0 0 2年夏から継続して調獲を実施している。今回, 結果の一部を第一次報告としてまとめた。 ①タクシー運転手の年齢構成は生活費の負担の大きい中高年齢層が中心である。しかし, 0 0万丹未満だっ 不況でタクシーの利用が減少の一途をたどる中で,彼らの半数は年収が3 た。②収入水準の低さと完会歩合給など競争来日激的な賃金体系を背景にして,労働時間の 延長や公休出勤,加えて,乗務中の速度超過等の危検行為を r 自発的」に選択せ~るを得 ない状況が,ひろくみられた。③変則的な勤務待閉鎖!のもとで,疲労の蓄積が広範に認め られ,また定期検診で精密検査や治療を必要と診断された殺が全体の 30%に及び,しかも その半数がその後の検査や治療を受けていないという,安全衛生上の問題がみられた。 2 0 0 2年2月に施行された「改正」道路運送法(規制緩和政策)によって上記の事態の慈化 することが懸念される。 [キ…ワード}タクシー,低収入,安全衛生,不況,規制緩和 しはじめに 2 0 0 2年 2月 r 道路運送法及びタクシー業務適正化臨時措置法の一部を改正する法律J (以下, 「改正」道路運送法)が施行された。タクシ一事業での本格的な競衛Ij緩和政策の実施である。 幾つかの「改正」点のうち,①需給調務規制が撤廃され事業参入や増率が許可制とされたこと, ②運賃は従来どおり認可制が維持されたが自動認可の幡が拡大されたこと,が主要な「改正J 点、といえるだろう。タクシーは,大量輸送機関ではないが都市交通においてドアツードアを 現する重要な偶別の輸送機関である。今後高齢化がさらに進み,なおかつ,自家用自動率に依 存することの眼界が一層明らかになる中で,今以上に重要な役割を来たすことが期持されてい る。しかしそうした期待の寄せられているタクシ一事業に対する政策も,他の交通運輸事業向 様に,今後は競争至上主義を内容とするものになった ( r近年の景気低迷により厳しい経営状況 が続いているが,競争を促進することにより,事業者の創意工夫を発揮させ,サービスの向上 事北海道大学大学院教育学研究科博士後期献呈 1 6 0 北海道大学大学続教育学研究科紀婆第 8 8 号 と事業の活性化を図っていくことが重要である J 平成 1 1年運輸政策審議会答申吋 o 9 0 年代以韓,あらゆる分野で規制緩和政策が強力に展開されている。そこで主張されている のは,従来の様々な規制はわが患の経済構造を競争抑制的にして経済成長にとってももはや程 桔となっているので,規制を早急に緩和・撤廃し市場メカニズムのもとで資源の効率的な配分 を達成し a自で競争的な経済社会をつくることが必要だ,ということである。市場の失敗の可 詑性や社会的規制の必要性にも言及されてはいるとはいえ,社会的規制は「白日責任」を涼則 として最小限にするべきだという主張に示されるとおり,基調は,規制の緩和・廃止による競 争の促進にあるといえよう? 箪存委貝会の一人でで、ある中条潮 交通運輸政策分野でのこうした見解は,たとえば, もと行政改2 氏 しい,安全規制も含め様々な規創鮪I J が カ h f課せられてきたが,氏は, これらの規制j によって競争が抑制 され不当に高いコストが消費者に課されていると主張される。そこで,規制緩和による競争の 促進でこうしたコストの低下や,事業の活性化(新たな商品・サービスの開拓も含む)による 需要の増大を関ることが必要で‘ある,という。もちろん氏においても,市場の失敗の可能性や 社会的な規制J i (質的規制)の必要性にはふれられているが,経済的規制と社会的規制は分離可 能なものであり,経済的規制の緩和により競争を促進することと安全等を維持することは両立 可能で、ある,とされる。氏は,むしろ r 安全 J r 公共性」などを「錦の御旗」として課された 規制が事業参入の障害となるなど競争を抑制的にすることの危険性を主張されている。そして, 規制で競争を抑制したからといって安全が保証されるということはないというその限りでは妥 当なことを氏は述べた上で,むしろ競争下のほうが,安全を軽視して事故を起こせば消費者か ら拒否され淘汰されることをおそれで事業者は安全に配議するともいえるので競争を慌進する べきだという見解や,社会的規制も「両刃の剣」であり競争を抑制的にしてしまうというデメ リットを有するので捜害が発生した際の保証を保険制度で用意して社会的規制の緩和を図ると いう方法もあるという見解を示している。 氏らのこうした見解に対して検討されるべきは,規制!の経済的規制の側面と安全など社会的 規制j の側面を分離して考えることの妥当性や,仮に分離が可能だ‘ったとして社会的な規制j の実 現の可能性や実現のための具体的な方法,加えて,そもそも交通運輪事業で持故規制が諜せら れたのかという理由・経緯等であるだろう。 *王子井5) は,タクシ一事業の特性,わが弱タクシ一事業における規制設震の経緯,規制緩和 政策が実際に行われたアトランタ等の国際的な経験,などにもとづき,規制緩和政策は, G企業開競争ではなく笑際には労働者間競争をもたらし,労働条件を懇化させること,② 利用者へのサービスの問題,③企業にとっては「公立競争による健全な経営」の妨げ, と いう事態をもたらすだろうと指摘した? **スウェーデンの規制緩和の事例を報告した青木7)は,いわゆる交通弱者のタクシ一利 用が社会保障制度として佼震づいておりまたそうした利用がタクシ一利用の多くを占める 肉習では,規制緩和によるタクシーの利殿への影響はとくにみられずまた料金水携も全般 的に低下した, というヒアリングの結果を紹介している。但し問論文でも,運転手の質の 低下がみられたという記述や,また詳しくはふれられていないが,労働(深夜労働)時間 の延長や収入の低下等遂事王子の労働条件の惑化を推測させる記述がある。もっとも,同論 文においても,上記の中条氏同様に,遂転手の質の低下等のこうした問題は r 本来は社会 道内タクシー運転手の労働・生活・安全衛生に関する調変報告(第一次報告) 1 6 1 的規制j に属する問題であり,経済的規制j の緩和路態とは分けて考えるべきである J とされ るにとどまる。 ***そもそも規制緩和の効果は何を指擦として測られるのか。たとえば,住友生命総合 研究所の『規制緩和の経済効果戸てすま,①消費や設備投資の需要を拡大させる効果(需要 効果),②価格が低下したことにより利用者が負担すべき金額が低下する効巣(利用者メ ワット),③規制緩和によるコストダウンの波及効果,の三つで競制緩和を「複眼的」に評 備した, というが,波定された指標であることは否めない。 ****国土交通省調べによれば, 2 0 0 2 年 2Ylの「改正」進路運送法施行以降, 1 0月3 1日 現在で,全国で 1 0 6 社 ( 8 1 0台)の新規参入許可申翁, 1 4 6 1 社 ( 4 5 2 7台)の増率$議があっ 0r 改正」道路遼送法には,著しい供給過剰 たとされる(全自交労連ホームページ叫より ) という事態への対応捻霞として緊急調整基措震が設けられているが,同措置を実施するため の基準をクリアするのは著しく図難である。また仮に笑方告されるに三さった場合でも,すで に増率が行われた後のことなので,減率の強制力はなく事態の改善にはならないという労 働組合からの批判がある o ちなみに 0 2 年 9月に沖縄でこの捻震がはじめて実施された際に は,その前に 2 0 0台の駆け込み増築が行われるという,同 f 金援の趣旨に反した事態が生じた (W 自交総連月報~ 2 0 0 2i f .1 0月号)。もっとも規制緩和推進論者は,逆に,こうした捻号室を 設定したり最低率雨台数の規定を残していることが競争の不徹底につながるという批判を する。 では本調査の結果に移る前に,タクシ一事業での規制緩和政策の導入がいかなる事態をまね くかを,タクシ一事業における経営や労務管理の特殊性叫及びタクシ一事業の現状にもとづき 検討してみる。 第一に,タクシ一事業では,営業収入に占める人件費比率が 8割弱と非常に高い 11} タクシー 需要が著しく低下している中で規制緩和でさらに競争が促進されれば,この人件費部分の見直 しの罰られることは想像に難くない。それは大方のタクシー運転手にとっては減収を意味する こととなるだろうが,タクシー運転手の収入は現時点ですでに著しい低さである o しかもタク シーの賃金体系は,低い固定給(精勤手当や無事故手当を含むので文字通りの固定ではない) と歩合給の組み合わせ,あるいはオール歩合給であり年功制はほとんど(全く)みられないた め , とりわけ必要生活費の大きい中高年層での生活の苦しさが推測される。 6.7%。設低の室蘭市では 2 5. 4 % *表 1-1のとおり実家率は需要の最も多い札綴市でも 3 である。収入は図 1-1のとおり,道内のタクシー運転手の年収は 3 0 0万円を下回っており, 産業計と比較すると約 2 0 0万もの楚がみられその差は拡大傾向にある。とりわけ年齢織成上 中心を占める中高年!習での収入格差が大きい(表 1-2)。 第二に,タク おける労務管理では,事業所外で就労する運転手の管理と営業収入 の向上の手段として,上記のとおり,歩合給を中心とする料激的な賃金体系が探用されている ので,生産と営業の責任は個々の運転手に諜せられることになる(こうした運転手への依存が, 逆にいえば,タクシ一事業経営の安易さにつながりやすい要国であり,経営者の質が向上しな かったゆえんでもあることが指摘されている同)。そのことが「自発的J な労鵠強化,すなわち 労働時間の延長(外延的な延長と,休慈時間の割減という内包的な延長)や,速度超過など労 働密度の増大という行為を招くことになる o とりわけタクシー需要の減少している今日では, 北海道大学大学院教育学研究科紀望書 第8 8 号 1 6 2 表 1- 1 全道及び道内主婆都市における法人タクシーの実主義率の推移 (単位:%) 札 線 市 小 樽 市 函 館 市 主 主 務 市 苫 小 牧 市 智 広 市 事1路市北Jil.i nJ t ! l .J I j 市 昭和 5 2年度 5 3 年度 5 4 年度 5 5 年度 5 6 年度 5 7 年度 5 8年度 5 9年度 6 0 年度 6 1年度 6 2年度 6 3 年度 平成元王子度 2年度 3年度 4年度 5年度 6年度 7年度 8年度 9年度 1 0年度 1 1年度 1 2 年度 4 9 . 2 4 9 . 2 4 9 . 3 4 7 . 2 4 6 . 2 4 3 . 8 4 2 . 9 4 0 . 6 3 9 . 6 3 9 . 8 4 0 . 6 4 1 .8 4 3 . 4 4 5 . 5 4 5 . 4 4 4 . 2 4 2 . 5 4 1 .0 4 0 . 5 4 0 . 1 3 8 . 2 3 6 . 9 3 59 3 5 . 4 ‘ 5 1 .7 5 0 . 5 5 1 .2 4 8 . 6 4 7 . 7 4 6 . 4 4 5 . 7 4 3 . 7 4 2 . 7 4 3 . 2 4 4 . 3 4 5 . 6 4 7 . 3 4 9 . 4 4 8 . 8 4 7 . 3 4 5 . 2 4 3 . 4 4 2 . 9 4 2 . 2 4 0 . 1 3 8 . 6 3 7 . 7 3 7 . 2 3 6 . 7 4 5 . 9 4 5 . 5 4 6 . 7 4 5 . 1 4 3 . 8 4 0 . 5 3 9 . 9 3 7 . 2 3 5 . 4 3 5 . 2 3 6 . 3 3 6 . 5 3 8 . 0 4 0. 4 4 1 .7 4 1 .3 3 9 . 3 3 7 . 6 3 6 . 8 3 6 . 3 3 3 . 9 3 3 . 3 3 2 . 6 3 1 .2 1 4 8 . 6 4 9 . 6 4 9 . 4 4 7 . 4 4 5 . 3 4 2 . 3 41 .9 3 9 . 5 3 8 . 4 3 9 . 0 4 0 . 8 4 1 .7 4 3 . 4 4 6 . 2 4 5 . 7 4 4 . 0 4 1 .7 3 9 . 7 3 8 . 8 3 8 . 9 3 7 . 2 3 5 . 3 3 3 . 0 3 2 . 1 .3 31 4 1 .2 4 1 .8 4 1 .8 4 1 .5 4 0 . 3 3 7 . 1 3 5 . 7 3 0 . 4 2 9 . 4 2 9 . 4 3 0 . 1 3 1 .2 3 3 . 9 3 6 . 3 3 7 . 5 3 7 . 6 3 5 . 8 3 3 . 3 3 2. 4 3 1 .4 3 0 . 1 2 8 . 3 2 6 . 2 2 5 . 8 2 5 . 4 4 5 . 7 4 7 . 0 4 7 . 7 4 5 . 2 4 3 . 4 4 0 . 4 3 9 . 2 3 5 . 6 3 4 . 6 3 3 . 9 3 4 . 5 3 6 . 7 3 9 . 0 4 2 . 6 4 2 . 1 4 1 .2 3 9 . 6 3 8 . 4 3 7 . 6 3 6 . 6 3 5. 4 3 3 . 3 31 .7 3 0 . 6 3 1 .2 4 7 . 8 4 8 . 3 5 0 . 0 4 7 . 3 4 62 4 2 . 6 4 1 .5 3 8 . 5 3 6 . 2 3 6 . 2 3 5 . 8 3 6 . 9 3 9 . 5 4 1 .3 4 0 . 5 3 9 . 6 3 8 . 7 3 8 . 1 3 7 . 7 3 8 . 2 3 6 . 1 3 5 . 5 3 5 . 7 3 5 . 3 3 4 . 4 町 5 0 . 0 4 8 . 2 4 8 . 1 4 5 . 5 4 3 . 6 4 0 . 1 3 9 . 5 3 5 . 9 3 4 . 8 3 3 . 3 3 3 . 5 3 4. 4 3 6 . 4 3 8 . 2 3 6 . 8 3 5 . 9 3 5 . 4 3 3 . 4 3 3 . 5 3 2 . 8 3 1 .2 2 9 . 4 2 9 . 5 2 8 . 6 2 7 . 3 4 7 . 2 4 8 . 5 4 8 . 6 4 5 . 8 4 3 . 9 4 1 .2 4 0 . 9 3 7 . 4 3 5 . 3 3 4. 4 3 4 . 5 3 6 . 2 3 7 . 7 3 9 . 5 3 9 . 6 3 9 . 1 3 8 . 1 3 7 . 2 3 7 . 0 3 7 . 2 3 4 . 7 3 3. 4 3 2 . 4 3 2 . 7 3 1 .7 4 6 . 9 4 7 . 4 4 7 . 4 4 5 . 1 4 3 . 2 3 8 . 6 3 7 . 3 3 4 . 6 3 3 . 2 3 4 . 2 3 4 . 6 3 5 . 5 3 6 . 7 3 8 . 7 3 8 . 4 3 7 . 6 3 6 . 7 3 5 . 4 3 4 . 9 3 5 . 3 3 2 . 7 3 1 .8 3 0 . 7 3 0 . 6 2 9 . 1 自動車部旅客第二議の資料より。 (単位 千汚) e 6 0 0 0 5 0 0 0 4 0 0 0 3 0 0 0 2 0 。 問 /ヂヂヂヂヂ"TfJ< " , T f J <. , T f J <. " , T f J <. . TfJ< ヤ~ . . & <" T f J < b . T f J < 4'。衿",TfJ< . , T f J <. " , T f J <. . T f J <. . . & < │--+ータクシー--11一男性産業計│ 国 1-1 北 海 道 ( 友 ) 及 び 全 国 ( 右 ) に お け る タ ク シ … 運 転 手 と 男 性 滋 業 計 の 年i 授の推移 設 1:;左が北海道,右が会問の数銭。 注 2:年収はきまって支給する現金給与額Jx12+ I年間賞与その他」で算出。 出所:)家主主労働省 f賞金構造基本統計調査』各年版より。 遂内タクシー運転手の労働・生活・安全衛生に関する調査報告(第一次報告) 表 1 6 3 1-2 年齢別にみたタクシー遂転手の給与等及び男性労働者計との年収格差 (単位:千円) タクシー運転手 年齢 20-24 歳 25-29 歳 30-34 歳 35-39 歳 40-44 歳 45-49 歳 きまって支 給する現金 所定内 給与額 給与額 2 6 7 . 0 2 51 .3 2 4 9 . 7 2 71 .6 2 5 0 . 2 2 4 7 . 6 2 2 7 . 7 2 0 3 . 1 1 9 9 . 6 2 2 3 . 9 1 9 8 . 1 1 9 8 . 4 年間賞与 その他特 別給与額 2 41 .9 3 1 2 . 0 3 2 6 . 7 3 2 3 . 6 2 8 6 . 7 3 3 4 . 3 年 r20-24 歳 」 との対比 収 3 4 4 5 . 9 3 3 2 7 . 6 3 3 2 3 . 1 3 5 8 2 . 8 3 2 8 9 . 1 3 3 0 5 . 5 3 3 9 8 . 0 3 4 0 3 . 3 3 1 6 7 . 3 2 8 5 5 . 2L 50-54 歳 2 51 .9 2 0 3 . 6 3 7 5 . 2 55-59 歳 2 51 .7 2 0 3 . 9 3 8 2 . 9 60-64 歳 2 3 0 . 8 1 9 3 . 3 3 9 7 . 7 6 5歳以上 2 1 0 . 1 1 8 2 . 9 3 3 4 . 0 」ーー一一ーーー-♂ 注:年i 反の算出は関と河じ。 出所:!亭主主労働省『賃金縁進基本統計調査』平成 1 3 年版より。 0 . 9 7 0 . 9 6 1 .0 4 0 . 9 5 0 . 9 6 0 . 9 9 0 . 9 9 0 . 9 2 0 . 8 3 タクシー遂 男性労働者 転手と男性 労働者計と 計の年収 収格差 の まF 3 1 9 2 . 9 4 1 2 6 . 7 5 0 8 6 . 1 5 9 8 0 . 6 6 5 1 9 . 6 6 8 6 9 . 3 7 0 6 0 . 3 6 5 8 9 . 3 4 6 7 0 . 5 4 0 9 4 . 5 2 5 3 -799 -1763 -2398 -3231 -3564 -3662 -3186 …1 5 0 3 -1239 畑 町 - その傾向の強いことが予想される。そうした行為が交通事故を発生させる可能性を拡大するこ とは言うまでもない。 *毒草案,タクシーを第一当事者とする交通事故は,笈金水準の動きと格反する方向で増加 傾向にある(表 1-3,図 1-2 )。また饗察庁統計で原悶別に毒事故件数の推移をみると(表 4 ),r 安全不確認」による事故の比重量が高まっており平成 1 3年では全体の 40%弱を占 めるにヨさっている(王子成 2年からの件数の伸ぴ率は, 2 . 5 8 僑)。なお「過労」による事故の 少ないことは後述。 **タクシー運転手の労働時間は,政府統計でみても著しい長きである。また,タクシ一 事業では労働時間での違反が多い ;3) 第三に,職業運転手の労働衛生上の問題がある。すなわち職業運転手が従事する主要な作業 である運転作業は,高い精神的負担をともなフ作業で,また,職業運転手の働き方にみられる 6時 間 の 実 労 働 と い う 隔 日 勤 務 深夜時間帯を含む長時閣の変則的な勤務時間制(タクシ…では 1 がその典型)は,生活リズムを狂わせ健康の維持を悶難にする ~4) そのことは,タクシーなど運 転職に過重労働を背景とした循環器系疾患の急性増悪による死亡(過労死)事例の多くみられ るという事実にも示されている。営収の減少にともなう労働強化や,コスト削減志向による職 場で、の安全衛生への軽揖が,事態の悪化を招くことが懸念される。 *労働者の健康水準の低下が問題視されている今日,タクシー運転手のそれは顕著で、ある ( 表 1-5 )。すなわち道路旅客業における有所免者の比率は 63.1%で,全君主君重労働者と比 遣さも反検 べても高い。とくに過労死の基礎疾患となる高血圧の有所見率は,年齢構成の E して,約30%に及ぶ(全業種の 2倍強)。 ]戸出品 表 1-3 北海道及び全国の営業用(事業用)普通乗用車の事故件数,走行距離,車両台数,車両千台当り事故件数, 走行距離 1億 km当り事故件数 (北海道 ;事故件数走行距離.~電台数率問千台 全国 走行J!fi離 1:事故件数走行距離車有毒台数家同千台 当り毒事故億 km当 り ! 件数 6 2 :1 1 3 2 1 4 7 7 5 1 1 当 り 事 故 億 km当り 事故件数: 件数 雨 件 件 件 千km) 1 3 2 1 6 8 5 . 7 7 6 . 6 自家用普通乗用車 走 行 I ! f ! 難 事関台数 1 7 4 1 6 1 9 7 5 8 3 9 1 2 5 4 5 7 4 6 8 . 5 走行距離 l 当り事故 億 km当り 件数 事故件数 褐 件 件 ) 主事言電子台 (件) ニ (fkm) 8 8 . 1 2 8 2 0 9 0 2 7 5 3 2 5 3 5 4 (雨) (件) 毒事故件数 (件) 2 7 5 7 0 1 5 9 1 0 . 2 1 0 2 . 5 1 0 2 . 5 1 0 6 . 1 6 3 :1 0 4 6 1 4 8 4 3 0 6 1 3 1 9 3 7 9 . 3 7 0 . 5 1 7 6 8 1 1 9 5 4 3 0 9 1 2 5 5 5 1 1 6 9 . 1 9 0 . 5 2 9 6 4 2 6 2 8 9 0 8 6 1 5 4 2 8 7 2 0 0 2 8 1 0 . 3 1 1 3 6 1 3 4 7 5 8 6 1 3 2 6 5 8 5 . 6 8 4 . 3 1 7 4 2 9 1 9 2 2 9 8 0 6 2 5 6 7 9 2 6 7 . 9 9 0 . 6 3 2 8 0 4 2 3 0 9 1 4 6 0 4 9 3 0 6 2 4 7 8 8 1 0 . 7 2 :1 0 9 5 1 4 0 1 9 0 8 1 3 3 2 9 8 2 . 2 7 8 . 1 1 6 6 0 9 1 9 3 4 8 0 5 1 2 5 9 5 8 9 6 3 . 8 8 5 . 8 3 2 6 7 4 7 3 3 0 9 6 8 4 8 3 3 2 1 7 6 9 0 8 1 0 . 2 9 8 . 7 3:1 1 2 3 1 3 9 0 0 0 9 1 3 3 0 8 8 4 . 4 8 0 . 8 1 6 0 5 4 1 9 7 5 5 1 7 9 2 6 0 1 3 6 6 1 .7 8 1 .3 4 6 5 3 3 4 9 6 3 4 3 0 7 2 3 3 3 6 9 0 4 4 3 1 0 . 2 9 9 . 0 4 : 9 4 6 1 3 3 8 6 3 8 1 3 3 1 8 7 1 .0 7 0 . 7 1 6 2 0 8 1 9 2 9 9 7 2 5 2 6 0 1 4 6 6 2 . 2 8 4 . 0 3 6 4 3 8 2 3 6 0 8 0 2 5 1 7 3 4 9 7 4 3 2 1 1 0 . 4 1 01 .0 平成元 1 3 3 2 1 6 8 . 1 7 1 .1 1 6 8 8 1 1 8 6 5 4 1 0 9 2 5 8 7 8 6 6 5 . 1 9 0 . 5 3 6 2 5 0 0 5 6 1 0 . 6 1 0 5 . 5 6 :1 0 2 5 1 2 4 2 1 2 9 1 3 2 9 7 7 7 . 1 8 2 . 5 1 7 9 3 1 1 8 2 0 1 9 8 7 2 5 6 8 7 5 6 9 . 5 9 8 . 5 3 8 7 6 1 4 3 7 3 3 9 6 9 8 0 3 7 4 9 7 6 4 6 1 0 . 3 1 0 3 . 8 7 : 9 8 3 1 2 4 3 9 5 7 1 3 2 6 6 7 4 . 1 7 9 . 0 1 8 7 5 6 1 8 0 1 8 0 2 7 2 5 5 9 8 4 7 3 . 2 1 0 4 . 1 4 0 8 0 0 6 3 8 8 9 8 3 0 0 3 3 8 8 4 6 7 2 4 1 0 . 5 1 0 4 . 9 8 :1 0 3 6 1 2 2 9 6 8 8 1 3 2 8 0 7 8 . 0 8 4 . 2 1 8 7 6 3 1 7 6 2 6 1 3 2 2 5 6 4 0 3 7 3 . 1 1 0 6 . 4 4 1 8 3 3 0 4 0 1 3 5 4 0 3 7 4 0 2 2 0 1 6 5 1 0 . 4 1 0 4 . 2 9 : 9 4 3 1 1 6 3 4 2 9 1 3 1 8 4 7 1 .5 8 1 .1 1 9 7 7 6 1 7 1 8 5 1 3 6 2 5 8 4 7 5 7 6 . 7 1 1 5 . 1 4 2 6 5 3 1 4 0 8 8 0 2 7 8 5 4 1 0 2 4 5 1 8 1 0 . 4 1 0 4 . 3 1 0 :1 0 6 6 1 1 2 8 5 7 2 1 3 0 7 9 8 1 .5 9 4 . 5 2 0 8 7 2 1 6 7 7 3 3 7 6 2 5 7 7 8 0 8 0 . 9 1 2 4 . 4 4 4 6 1 8 9 4 1 0 9 1 5 7 1 6 4 1 5 2 5 0 9 6 1 0 . 7 1 0 8 . 6 1 1 :1 0 9 6 1 1 2 0 2 4 7 1 3 0 6 3 8 3 . 9 9 7 . 8 2 3 0 4 2 1 6 4 4 4 4 0 0 2 5 7 0 8 8 8 9 . 6 1 4 0 . 1 4 6 8 9 0 4 4 2 2 1 0 6 0 9 1 4 1 7 9 8 6 1 7 1 1 . 2 1 11 .1 1 2 :1 1 5 5 1 0 7 1 3 0 7 1 3 0 1 6 8 8 . 7 1 0 7 . 8 2 5 6 2 4 1 6 4 2 9 9 6 4 2 5 6 3 4 3 1 0 0 . 0 1 5 6 . 0 5 0 1 5 1 0 4 2 1 7 7 3 9 3 6 4 2 1 0 8 7 2 6 1 1 . 9 1 1 8 . 9 出所 1 :事故件数は,北海道警年察『交通年鑑J,撃事察庁 r 交通事故統計年報』各年版より (数値は,年内分) 0 t 住所 2 :走行距離は,国土交通翁 r 自動車輸送統計年報 s各年度版より(数伎は年皮肉分)。 出所 3 :車両台数は,国土交通翁 F自動車総送統計年報』各年度板より。但し平成 1 2 年度分i 立民省『陸運統計要覧』から(数値は年度末分)。 助 訓 ∞ ∞h w 5 : 9 0 7 1 2 7 4 9 1 3 3 8 4 9 2 0 3 6 4 7 0 2 0 7 1 役務総山内品問汁殺事問崎沖域特報哨同意路網 ! ( 件 千km) :1 麓考:全国 走行距離事故件数 道内タクシー運転手の労働・生活・安全衛生に隠する議査報告(第一次報告) (単位:千円) 1 6 5 (単位:イ牛) 5000 r ' …_..__._-_.………“………........,....…………“ 山一"…" “ . . . . . . _ . . . _ . 目 白川 ………"…問自白句、 110,0 u 100,0 4000 8 8 , 7 3000 90,0 70,0 60,0 2000 50,0 , ! f <^ < $ < V ' 1 T 4 t ' " 伍 ~<$< ! ~<$<) ~<$< ~<$<も. < $ <も ^ < $ <、_ < $ <_ < $ <や . ! f < $1 <命 命令J$c . J$c命令命令*申 ' 、ら へ や や ぷ^ や<' T申'!)、~..,. ~ヘ、、ややや 4 t ' " ---ー北海道年収 --.ー全国年収(以上,左目凝り) …+ー北海道率向千台当り事故件数 一判ー全国車両千台当り事故件数(以上,右自盛り) 額 1-2 北海道及び全国におけるタクシー遥転手の年収と車両手台当り事故件数の推移 注1 年収の算出は,図 I-1と同じ。 注 2:率調子会当り毒事故件数の算出は,表 3と同じ。 出所:厚生労働省『賃金構造基本統計認査』各年版,警察庁 r交通事故統計年報』各年版より。 I I . 調査の目的,内容及び方法 民支状況,疲労や有病状況及び健診状洗等を明ら 本稿は,タクシー運転手の働き方,家計の i かにすることを目的に実摘した質問紙調査(,仕事・生活・健康に関する調査J ) の結果を報告 するものである。取り上げる内容は,次のとおり。①属性(年齢,世帯構成),②職盤・タクシー 就労(タクシーの経験年数,直前職の離職理由,就労形態等),③収支状況及ぴ住居状況(本人 のタクシー就労による収入,世帯における収入源,世帯の収支状況,暮らし振り,住艇の種類 及び毎月の費用負担),④公休出勤状況,普段の乗務での賠題状況等,⑤働き方と睡眠の最もよ くあるパターン(出宅・帰事時刻,拘束時間内の休憩の有無,就寝・起床時刻),⑥普・段の睡眠・ 食事にみられる開題状況,⑦健康状態(疲労の間短状洗・眠気の発生状況,健康診断の状況, 有病状祝等),⑧仕事・生活・健康に関する不安と要求,⑨訴え(自由記述),である。 ②の「就労形態 J 別の分析は,地域差を考慮し,比重の最も高い札幌市内で働く者に対象を 限定して行う。④⑤はここ 1 , 2ヶ丹の状況(調査時点で)を回答してもらった。なお⑤は「勤 務・睡眠時間調査」で詳しく報告することを予定しているので本稿では衛単に触れるにとどめ る。⑨の一部を枠で潤んで示した。 調査は,次のとおり実施した。第一に三つのタクシー産別労組の北海道地方本部の執行部と, 日本労働総合総連合会北海道連合会(略称:連合北海道)執行部に対して,本諦査の協力要請 を行い,国労組執行部→各単総執行部→各組合員という経路で調査票を配布のよ,回収しても 6年 7年 8王 手 0年 ' f - 1 9- 手 1 1王 年 1 2 1 3 王 手 王子成 1 3 年 ・ 凹 滋 ∞ ∞ bFD 体首都総山内川背山内品開明間嶋開城市官当滞談合瀬 ヴ d n b つ& 8 告 の υ 4 ‘ QO 一1i の び の ん Qd ワa 性 $i9dA 性ワ臼氏 ununυFU 一0 0 9 0 a a T d ハυ n υ A u - - A υ Q u n υ つμ 1 A 1 i Q υ A U Aり の υ 通行区分 112123395HH1ω 信号無視 AW Mnu MAυ1i1 えっ“ 1i “ ヮ i Autiτi 噌 つ ゐ ワ μ 0 3 " b τ i つ お 氏U 白u o。 。 ゐ nu つ ゐ Q d 1 A つ ん 唱 え Qd 宍d れ つ nuQ408qa'inυ7 り ハ υ ハυ ω ハυ F h d τ i ι V 0 6 q υ 0 5 n w d n i η ' e ・ Fhυτi4-qνqJniA q d p b 9 d 広υ F D A U Q O ウ ' £u q L 9 ゐ 1 4 Q d A υ o u p b m P 3 0 3 q d ケs w b A υ ワ4 Q d ワω w b τiAυ 6 5 6 6 1 5 7 4 0 7 6 1 8 7 4 8 8 0 6 4 6 7 1 9 7 6 9 7 1 9 8 0 3 8 5 1 1 0 3 7 8 8 2 9 4 8 2 9 1 5 6 5 4 7 6 6 3 7 3 6 7 最高速度 1 2 0 1 8 5 5 2 2 3 1 0 2 7 9 6 7 3 9 4 5 4 3 5 1 3 9 横断車王国 後 退 4 1 4 4 5 8 4 7 3 3 0 1 2 0 5 3 7 9 3 4 5 3 2 1 2 8 7 3 8 8 8 6 2 5 4 2 8 1 追越し 5 5 6 3 5 6 4 3 4 8 4 6 3 5 4 1 4 9 4 0 4 2 踏切不停止 1 1 2 2 2 1 1 l 3 右折 1 9 0 2 1 7 7 1 6 8 1 6 7 1 4 5 1 9 0 1 6 0 0 7 1 9 5 2 1 0 1 4 3 1 6 6 1 r . 折 0 7 2 1 9 2 6 8 1 8 3 2 4 5 2 2 4 2 1 9 2 9 7 1 8 9 1 7 8 2 2 1 1 3 0 1 優先通行妨害 8 1 7 8 4 4 7 9 4 6 0 6 6 4 5 5 5 9 4 3 9 3 1 4 5 6 4 4 5 7 7 8 6 7 6 5 1 9 0 交差点安全進行 1 3 3 2 9 7 8 1 1 1 0 8 1 2 4 8 1 1 8 4 1 4 1 2 1 6 9 3 2 1 1 7 2 0 2 0 1 1 0 4 1 2 4 7 歩行者妨害等 8 7 9 7 1 7 6 9 5 6 6 5 8 2 4 9 2 6 7 7 0 4 7 7 1 1 6 7 9 6 7 0 0 6 6 8 7 4 6 3 2 5 5 2 5 7 9 5 2 7 5 0 4 5 9 7 5 3 0 5 4 0 5 1 8 6 3 7 6 徐行 3 4 4 1 0 2 2 1 1 1 9 9 9 2 1 0 0 2 1 0 2 2 1 0 5 6 1 0 2 8 1 0 0 7 1 0 9 9 9 6 2 一時不停止 9 6 0 1 0 9 5 2 整儀不良 5 5 1 1 1 4 溜砕い 2 2 3 4 5 1 1 1 1 4 1 1 過労運転 6 2 1 0 3 2 4 2 4 薬物運転 1 1 安全運転義務 運転操作 4 3 1 1 4 8 1 8 0 7 3 3 8 1 6 2 5 6 4 9 6 5 9 9 6 4 6 4 4 5 7 9 0 8 6 0 7 4 7 9 6 3 6 7 前方不注意 漫 然 7 2 5 9 5 5 4 2 6 5 2 6 8 3 6 7 3 4 6 0 0 7 1 5 1 7 5 3 0 6 脇見 9 8 6 7 5 4 3 0 0 1 2 5 3 5 2 5 8 2 2 2 1 9 2 3 0 2 2 4 6 6 2 7 1 6 2 2 2 8 8 2 2 5 9 2 5 6 7 2 勤務不注視 2 7 7 0 3 9 2 2 2 8 2 5 7 1 1 7 5 9 1 2 9 2 1 4 0 5 1 5 0 0 1 8 5 9 2 1 2 9 4 1 2 7 8 1 4 8 7 1 2 9 2 9 安全不確認 8 4 3 6 4 0 9 9 2 9 6 8 4 2 7 4 0 1 4 8 9 1 5 5 4 4 8 3 8 2 0 3 6 1 0 5 9 9 0 4 9 0 0 3 2 1 2 3 8 2 3 7 1 5 1 6 6 2 1 8 2 8 2 2 0 2 2 2 0 2 2 2 9 2 5 2 2 安全速度 7 1 1 その他 1 7 3 2 8 3 8 9 3 8 1 9 5 2 4 0 2 5 0 2 4 2 2 2 1 8 2 0 2 2 0 8 2 4 3 2 その他の違反 4 5 7 1 6 0 3 1 5 8 2 3 1 4 1 2 6 6 1 4 3 5 1 4 6 2 1 3 1 4 1 5 3 2 1 4 4 9 1 4 3 0 1 1 5 9 8 1 不明 7 1 2 1 5 1 4 1 3 1 2 1 4 1 3 7 2 0 4 1 1 6 2 0 8 1 7 9 3 1 1 8 7 5 6 1 3 0 4 2 2 5 6 2 4 2 6 0 5 2 8 7 6 3 1 9 7 7 6 2 6 8 8 1 1 0 8 7 2 2 6 0 5 4 1 1 6 6 0 9 1 計 /2年 ](岱昂 5' f - ハ則一通年年一お山間 M M M U ω η ∞∞刊日向日 N M m M開 ω 間 関 白 川 崎 町 m M H η m 品川ω 日 H H m M U 必 話 。/⋮&ヨ qopd 一 1 3 E R 4 n u A υ ハυ ハυ A U A υ ハυ ハυ 1 i 1 ム τ i τ i A υ A U A υ ハυ 1A349u つ ん τょ τ i 1 i q J τ i 唱i s J 1 件一用車成/一 “ , っ 一 '一家用一平一 位一自乗一 単一:年一お山間九日開抑川叩門別幻必ぬ ω 叩刊ωω 山田印山 HHU品目 w 幻 刊叩幻白川関川出 4' f - id-一 3年 一億一 2' f - f、 一 隆 コ つ d 表 1-4 事業用普通乗用壌の原悶J.lI J事故件数及び構成比の推移 h a a‘ヮ“ 。 。 丘& η, V ぃ¥│脳細相川市 3 浪曲出・同昨日凶 的出∞∞詑一 i 白河骨問時咋) e山用協げ常時除打湿 J ﹁が盤以蜘間同時(滋 gAAHVAHU 噌 g ム 噌g ム ハH V 噌 BAAHUAHυ 宅 倒的∞門品目別問山口比田町叫∞ S A マ つu o o ' i τ i A O i t i n υ d 江主 po ヮ “ AqQMoo--4pbqLAU 唱 i 9つ 白 “ PDAυ ハ 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. 9 8 0 . 7 1 2 . 2 1 1 .0 0 G U 0 0 0 0 Aり つ dAυ ' q、 ハ υ ハυ 可i ハ υAυ υ J ••• 0.86 •••••••••.••••••••••••••••• •••••••••••••••.•.••••••• ••••••••••••••••••••••••••• 信号鮒見 ]{町一- 北海道大学大学説教育学研究科紀聖書 第 8 8 号 1 6 8 表 1- 5 定 期 健 康 診 断 結 果 に み ら れ る 道 路 旅 客 業 で 働 く 者 の 各 疾 病 の 有 所 見 率 (単位:%) 腕 部X 線検査 業稜 平成 1 3 年道路旅客 遂事金交通 製造業 i 口入 計 ー 年道路旅客 1 2 1 1 年間 上 1 1 .8 8 . 0 4 . 8 4 . 7 l f i l 注 食l f i l 肝 機 能 取 中E 旨 鼠糖尿検盗尿検査心電図所見の 検疫検変質検資 検ヨ菱 2 8 . 1 2 2 . 1 1 4 . 5 1 2 . 9 9 . 5 8 . 7 8. 4 7 . 8 2 8 . 5 2 5 . 3 1 5 . 6 1 6 . 2 4 4 . 1 4 0 . 7 3 1 .8 3 0 . 6 1 0 . 1 2 5 . 0 9 . 3 2 3 . 8 6 . 2 5 . 9 2 5 . 8 3 9 . 2 2 5 . 6 3 9 . 7 (糖) (蛋白)検査あった者 4 . 5 4 . 1 1 4 . 6 1 2 . 1 6 6 . 7 5 8 . 2 1 0 . 2 9 . 6 1 0 . 0 7 . 6 3 . 3 3 . 6 2 . 9 3 . 5 1 1 .3 1 0 . 0 4 8 . 3 4 8 . 3 1 8 . 6 1 8 . 0 94 9 . 5 4 . 2 1 4 . 1 1 4 . 1 6 3 . 1 6 4 . 1 1 9 . 8 1 6 . 0 闘 4 . 5 資料:北海遂労働局「定期健康診断結果実務状況報告」より。 らった。調盗票の配布は組合員だけではなく非組合員へも一部行われている。上記の三つの産 別労組は,①全国自動車交通労働組合連合会(略称,全自交労連),②全国自動車交通労働組合 総連合会(略称,自交総連), @全国交通運輸労働組合総連合(略称,交通労連)である。調査 票は 6月に配布し 第二に,調査者 6月から 7月の初旬にかけて回収してもらった。 a身で地下鉄駅や大型小売屈に隣接するタクシー乗り場で客待ち中のタク シー運転手に調査票を配布し,調査票と一緒に渡した返信用封筒に入れて後日に返送しても らった。調査の時期は 7月である。 I I I . 調査の結果 上道内のタクシ一事業の状況及び本鵠査の由収状況等 道内には法人タクシ一事業者が343,個人タクシ一事業者が 1636あり,法人タクシーのほぼす べてが中小企業である(表 III-1 1 ) 。 法人タクシ一事業全体では約 2万 4千人の運転手が就労しており,ほぽ全員が男性で,女性 の運転手は 830 人と極僅かで、ある ~5) 表訂1- 1 -2のとおり,タクシーはそもそも都市輸送機関 なので 9つの主要都市で車両数の 70%を,輸送人員ならび、に営業収入の 80%弱を,それぞ、れ 占めている。陸運支局 (2002年 7月から運輸支局)到にみると,車両数,輸送人員数,営業収 入のいずれについても札幌支局管内で50,60%台を占めており,かっ,その 70%前後が札腕市 に集中している(但しその札幌市でも実車率が36.7%にまで低下しているのは Iに示したとお り ) 。 さて表問 - 1 - 3のとおり,本調査における調査禁の配布数は合計で3950部で,回収された のが 1267部,よって回坂本は 32.1%である o 有効回答は 1183部で,男性が 1155人 (97.6%),女 性が28人 (2.4%) だった。本稿では r 男女~Ij J にまとめた一部の表で女性の結果も示したが, とくにことわりのない娘り記述及び国表は男性の結果を示したものである。 表回一 1- 4に,就労地域である市町村別,陸連支局別に本調査の回答者数をまとめたので, 選内のタクシー運転手全体の分布(表III-1-2) と比較されたい。本調査では,札腕市で働 く運転手からの回答が47%と半数弱を占めており,つぎに多かったのは函館市 (12%) だった。 道内タクシ一途転手の労働・生活・安全衛生に関する務交報告(第一次報告) 169 表 III-l-l 北 海 道 及 び 会 慢 に お け る , 規 模 別 に み た 法 人タクシ一事業者数 (単位・者,%) 北海道 主事隠数別 1 0 尚まで 卒業者数 3 0隠まで 5 0隠まで 1 0 0 雨まで 1 0 0人まで 3 0 0人まで 資本金別 1 6 1 7 7 4 7 4 6 . 9 2 2. 4 1 3 . 7 1 0 . 8 6 9 3 3 5 1 5 0人まで 数 1 0 0 . 0 3 7 2 4 1 1 9 1 0 1雨以上 従業員数 1 0人まで 5 JU 毒事業者 3 0人まで 6 0 1 4 3 0 1人以上 5 0 0万円まで 1 0 0 0万円まで 3 0 0 0万円まで 全国 3 4 3 1 0 6 1 0 7 1 0 1 6 5 9 7 1 0 0 . 0 2 8 8 9 2 2 8 4 8 0 8 6 9 8 7 . 0 3 4 . 7 2 0 . 1 3 3 9 2 0 3 6 1 9 0 5 5 . 1 3 0 . 9 2 8 . 9 9 . 6 1 4 . 9 1 7 . 5 9 5 9 1 0 7 4 8 6 5 1 4 . 5 1 6 . 3 1 3 . 1 4 . 1 1 7 9 2 3 8 5 2 . 7 3 6 . 2 3 5 . 8 2 0 . 4 3 0 . 9 31 .2 2 3 6 3 2 9 . 4 1 3 4 9 1 7 5 . 0 5 0 0 0万円まで 3 0 9 5 0 0 1万円以上 1 2 3 . 5 1 9 1 主主:偶人タクシーは北海道では 1 6 3 6 者,全国では 4 6 2 6 7 者 。 事業者数 4 3 . 8 3 4 . 6 1 2 . 2 1 0 . 6 4 . 7 2 . 9 出所:1週土交通省『陵遂統計望書覧』平成 13ÆF-~涯より。 表 III-1-2 陵 運 支 局 管 内 別 ( 上 段 ), 主 要 都 市 別 ( 下 段 ) に み た , タ ク シ 一 事 業 の 概 況 従業員総数 (人) キ L 速 申 晃 吉 宮 陵商 務 二苦 言 品 f 普 支 i l I l 広 局北 ~ 路 ) 11 旭 札幌市 運転手数 (人) 1 6 7 9 4 1 5 0 6 3 2 5 7 3 2 2 5 5 1 6 0 5 1 3 6 2 9 4 9 7 6 4 1 4 1 1 1 2 1 2 6 6 5 2 4 3 4 8 0 2 9 5 3 ( % ) i l l路 市 1 0, 9 7 0, 1 0 7 7 . 4 9, 1 0 1, 5 4 6 6 . 1 4, 5 5 7, 3 7 8 3 . 1 4 6 5, 2 8 4 5 7, . 0 6, 0 0 5, 1 9 7 4 . 0 1 5, 4 3 3, 0 2 2 1 0 . 4 小言十 計 7 . 5 3 0. 4 4 . 8 3 6 . 0 6 . 6 4 . 0 1 2 . 8 3 8 . 3 . 8 4 3 4 3 8 7 2 7 . 7 3 4 6 3 . 0 2 8 6 2 . 5 . 6 4 0 6 3 . 3 5 9 9 5 2 9 . 5 3 5 . 2 3 1 . 3 3 6 . 7 3 0 . 1 31 .3 2 5 . 4 31 .2 3 4 . 4 2 7 . 3 .5 31 .7 1 7 6 1 8 9 4 7 . 9 2 9 . 1 8, 3 7 3 7 3 . 6 3 3 . 8 北見市 旭川市 l 口 k (千円) 9 5, 1 1 5, 0 0 4 6 4 . 0 主函館市 市 営業収入 輸送人民 (人) 9 . 4 3 2 . 4 9 . 3 1, 0 7 2 5 . 6 8 5 1 3 . 2 5 4 9 4 8 5 . 0 7 2 . 2 4 5 1 4 5 4 1 2 . 2 1, 4 . 3 6 0 要主主 i 鶴市 苫小牧市 帯広市 実車率 ( % ) ( % ) 6 2 . 4 6, 2 5 0 5 4 . 9 3 6 . 4 小樽市 都 車両数 (雨) 2 7 4 7 5 2 4 1 3 3 1 0 0 . 0 1 0 0 . 0 3 4 . 6 7 0, 1 6 5, 5 7 2 7, 2 9 7, 9 3 6 9, 5 9 1, 0 2 1 3, 4 8 8, 9 7 1 3, 6 7 4, 0 8 0 4 7 . 2 4 . 9 6 . 5 2 . 3 2 . 5 3, 7 7 0, 9 3 9 2 . 5 5, 9 3 8, 6 9 4 4 . 0 5 9 3, 6 5 6 1 2, .7 9, 5 7 , 吉0 3 9 6 . 4 7 8 . 1 7 4, 7 9 8, 3 0 7 6 5 . 2 8, 6 9 0, 6 5 5 7 . 6 6, 4 2 8, 7 5 2 5 . 6 . 2 7 0 9, 8 3 6 3 3, 5, 7 6 , 19 7 9 5 . 0 3, 9 9 6, 6 7 4 1 1, 3 7 1, 7 0 1 5 7, 3 7 4, 0 4 0 4, 6 1 4, 0 2 1 7, 5 3 4, 2 2 4 2, 2 9 0, 1 0 6 3 . 5 9 . 9 5 0 . 0 4 . 0 2, 6 6 5, 2 4 7 3, 0 3 5, 6 5 2 4, 6 9 5, 1 7 1 7 8 5, 1 7 3 1, 7, 4 0 7, 6 5 7 9 1, 4 0 1, 2 9 1 2 . 3 2 . 6 4 . 1 1 .6 6 . 6 2 . 0 6 . 5 7 9 . 6 1 0 0 . 0 資料 1・従業員数及び遂転手数は!日逐輸省「旅客自動禁輸送指様J平成 1 1年版(出所:ハイタク問題研究会編集『ハイヤー・ タクシ一年鐙 2 0 0 1・2 0 0 2 年J) 資料 2・E転調数, ~]存率,輸送人民,営業収入は,北海道逮輸局自動車部旅客第二談の資料より(数伎は平成 13年度分)。 1 7 0 北海道大学大学説教育学研究科紀聖書 第8 8 号 表 III-1-3 議 資 棄 の 配 布 ・ 回 収 ・ 有 効 問 答 数 ( 率 ) 全 8交 労 連 配布数 回収数 回収率 (部) (部) (%) 有効翻答数有効回答率 音 (s ) (%) 2 0 0 0 6 1 4 3 0 . 7 5 5 7 2 7 . 9 交通労逮 5 5 0 1 7 7 3 2 . 2 1 7 3 3 1 .5 逮合直加盟労組 5 5 0 2 1 8 3 9 . 6 2 0 3 3 6 . 9 自交総連 6 0 0 1 9 9 3 3 . 2 1 9 4 3 2 . 3 主主按配布 計 命 2 5 0 5 9 2 3 . 6 5 6 2 2 . 4 3 9 5 0 1 2 6 7 3 2 . 1 1 1 8 3 2 9 . 9 主主:労総による「配布数J I ま,議去を者が労組に渡した務査主義の部数とした。各総合気に笑 際に自己布された部数はこれよりも少ない。 表III-1-4 市 町 村 別 , 程 遠 支 局 別 に み た 路 答 者 数 (単位:人,%) 市町村 1 1 5 5 札幌市 5 3 8 1 0 0 . 0 陸連支局 1 1 5 5 1 0 0 . 0 i 憐 6 9 2 石狩市 5 9 . 9 2 8 2 . 4 江別市 1 8 芦別市 1 5 1 .6 1 .3 歌五三内市 4 0 . 3 Jili:庭市 1 0 0 . 9 砂川市 7 0 . 6 書 官 1 4 3 1 2 . 4 議 電 8 7 7 . 5 4 6 . 6 札 上砂川町 3 0 . 3 赤平市 1 3 滝川市 1 7 1 .1 1 .5 笑 H 良市 2 8 2 . 4 夕張市 1 1 1 .0 函館市 1 3 8 松前町 5 1 1 . 9 溺 0 . 4 室蘭子主 2 9 0 . 8 室 伊達市 8 0 . 7 静内町 2 4 2 . 1 苫小牧市 4 6 4 . 0 帯広市 2 4 皆 2 . 1 干 広 2 4 2 . 1 多1 J 路市 3 7 3 . 2 日 毎 路 5 5 4 . 8 根室市 1 8 1 .6 2 . 2 i 七 3 . 0 見 7 3 6 . 3 ) 11 8 1 7 . 0 北見市 2 5 網走市 3 5 1 .1 4 . 3 旭 紋別市 1 3 1 I ! .) 11市 5 0 稚内市 3 0 . 3 E 喜良野市 4 0 . 3 名寄市 1 5 1 .3 留萌市 9 0 . 8 1 7 1 遂内タクシー遂転手の労働・生活・安全衛生に関する調査報告(第一次報告) 2 . 年齢,世帯構成,タクシー経験年数,産前職の離職理由等 回答者の年齢構成は(表 I I I 2 1),中高年層が中心である。 50歳以上が70%弱を占め, さ らに全体の 10%弱は i60歳以上」である。 20, 30歳代は合計しでも 10%に満たない。 表III-2 l 男女別にみた年齢及び世帯構成 (単佼:人,%) 男 男性 女性 1 1 5 3 1 0 0 . 0 年 齢 1 5 1 .3 3 0歳 代 4 0 露晃代前半 9 2 8 . 0 9 9 8 . 6 3 8 0 3 3 . 0 5 0 歳代後半 2 9 3 2 5 . 4 (再掲) 一 a u τ 9 6 一 4 A 5 0 歳代前半 sqδ 1 7 8 1 5 . 4 円 , 4 0 歳代後半 1 8 1 1 2 8 1 0 0 . 0 1 0 0 . 0 niqJ 2 0歳 代 6 0 歳以上 全体 女 8 . 3 1 .3 9 9 1 0 2 4 8. 2 5 . 0 1 8 5 1 5 . 7 1 0 . 7 3 8 3 3 2 . 4 1 4 . 3 2 9 7 2 5 . 1 1 4 . 3 1 0 0 8 . 6 8 . 5 6 6 . 7 3 9 . 3 6 6 . 0 (単位:歳) 5 0 . 9 4 7 . 3 5 0 . 8 標準偏差(単位:歳) 7 . 6 1 0 . 6 7 . 7 歳以上 5 0 平均儀 1 0 0 . 0 1 1 4 1 1 0 0 . 0 1 1 1 3 1 0 0 . 0 t 仕様構成 単身世帯 1 1 6 1 0. 4 1 4 . 3 1 2 0 1 0 . 5 配偶者のみ 2 7 3 2 4 . 5 3 2 . 1 2 8 2 2 4 . 7 配偶者十未婚子 4 3 1 3 8 . 7 1 7 . 9 4 3 6 3 8 . 2 関己{掲者十未婚子+親 7 4 6 . 6 配偶者十毅 4 2 3 . 8 8 7 7 . 8 3 2 その他 5 8 2 . 9 5 . 2 i 陸出馬者十未婚子」が会体の 40%弱を占め とにつづく。表 III-2 “ ヮ 親のみ 未婚予のみ(父子・母子世帯) 3 . 6 9bFb 世帯の構成は 1 5 2 5 . 0 1 0 . 7 7 5 6 . 6 4 2 3 . 7 7 . 1 8 9 7 . 8 1 7 . 9 3 7 6 0 3 . 2 7 . 1 5 . 3 i 配偶者のみ j, i 単身世帯」があ 2のとおり, i 40歳未満J では「配偶者十未婚子」が30%強を占めつつ 親のみ j iその他」などの比重が相対的に高いのに対して, i40歳代j になると も「単身世帯 j i 「配偶者+未婚子」の比重が半数に達する。そして i50歳代J 以降ではこの「配偶者十未婚子」 が減少し代わりに「配偶者のみ」が増加してくる(加えて「単身世帯」も微増) i60歳以上J 0 では「配偶者のみ J が約 45%を占める。 タクシーの経験年数は, i10年未満」という短い年数の者が約 30%を占める一方で, 20年以上 が約 40%, i30年以上」も 15%弱いる(女性の場合は短い年数で比率が高い)。若い年鈴層では さき然経験年数は短く高齢の層では逆に長いが,一方で、高齢の溜においても経験年数の短い者が 一定の比率を占めている。 ここで,タクシー就労を開始する直前の仕事をやめた理由をみると(複数回答可), i収入の 低かった j ことや「人間関係上の問題」という,いわゆる「自己都合」扱いとなる離職がそれ ぞれ 20%弱を占めている一方で i 会社の倒産・廃業」が 17.9%, i 経営不振」が 14.0%, i人員 1 7 2 北海遊大学大学院教育学研究科紀聖書 第8 8 号 表III-2-2 年齢別にみた世穣構成タクシー就労経験年数,タクシー就労開始年齢,遭前職の離職議翻 (単位:人,%) 年 世帯構成単身世帯 配偶者(夫婦)のみ 配偶者十未婚子 配偶者十未婚子十親 配偶者十親 裁のみ i ) 未婚予のみ(父子・母子世帯' その他 4 0 歳未満 4 0 歳代 5 0歳代 1 0 0 1 0 0 . 0 2 6 5 1 0 0 . 0 6 5 3 1 0 0 . 0 1 6 1 6 . 0 2 1 7 . 9 6 6 1 0 . 1 8 8 . 0 2 7 1 0 . 2 1 9 6 3 0 . 0 7 . 2 9 . 8 2 4 3 3 3 2 3 2 . 0 1 3 2 4 . 6 . 2 4 3 6 1 0 1 0 . 0 1 9 7 . 3 2 1 2 2 . 0 1 4 5 3 . 6 3 2 1 7 1 7 . 0 3 6 1 5 1 .9 2 4 1 4 . 2 2 8 1 5 1 5o 1 1 0 0 . 0 1 0 . 4 2 4 . 5 3 8 . 8 6 . 7 4 2 8 7 3 2 5 8 3 . 8 7 . 8 2 . 9 5 . 2 ⋮ E m 可4 宮内, ・ n H V 一aA e n H V A可U -時 ・・-- っ A H U n吋d n k u n n u qぺ υ ⋮ 一 ハり一ヮ“。ムワ ω t i ヮ “ 一 od-MAU 弓 n L R υ qJq u 且U Ti ηδηδ れ つiυ1 4 i 咽 - 1 6 . 8 1 0 . 0 2 4 . 4 1 0 . 3 9 6 1 0 0 . 0 1 1 5 2 1 0 0 . 0 8 8 . 3 1 5 3 1 3 . 3 1 6 1 6 . 7 2 7 5 2 3 . 9 3 3 3 4 . 4 4 1 8 3 6 . 3 2 4 2 5 . 0 2 3 7 2 0 . 6 1 5 1 5 . 6 6 9 6 . 0 3 4 . 1 3 7 . 6 1 0 . 5 8 . 9 同 AHU-AUdAHvnd ⋮ EAM 噌 -明・・・ AHV一 月 , adaιnku nυ 1 i 1 4 山 06⋮ po ⋮唱nivAqυdqAυ3 A H υ⋮τ84τgA ⋮ 骨---- 可EA 巧 t τi AHV 44znhv ハ H U ozb200 AHV-q ,“唱 EA gS4宅 Sふ nt-9d1A G1i o o , の 噌Zふ 宅 P O A性 -苧・・ ハ 噌E A - ょ 一 つ 吋d n 百一 1 1 q υ ι υ μquphd 1 pO 一 意i ⋮戸九 ⋮ 宅54 1 4a . m .d2q、 υn ハ HU ハ り Hυ ⋮1 句 E iム 唱 i 宮 AHv-AWdFhdAUd 一 υ AHU- ⋮ 。 3 5 . 0 9 . 4 6 . 9 つd 氏 U ------ 1 0 0 . 0 1 3 . 5 21 .6 3 3 . 8 2 3 . 1 . 0 5 4 8 ハυご b n t dphuaazAHV 一白川 6 7 2 9 1 1 4 5 2 2 7 1 5 5 1 1 1 1 1 1 5 2 7 2 4 3 1 7 4 5 . 4 2 . 2 3 . 2 4 . 3 ハ H U 一 旬Eム phU 宅g ムハ H V A 噌E A q t u s a‘ A H V 一 噌E 1EA- £υ-τ え C O A υ n 汐 od--eea 唱え q o q J A H υ 1 9 . 2 9 . 6 3 3 . 1 ⋮An u qqυd 弓υ 一 一 “ っ その他 1 0 0 . 0 1 0 . 8 2 4 . 5 4 3 . 7 0 . 9 5 8 2 Z 1 υ GU 内 J h M 健康・体力上の問題 e 退織強要・いじめ ... ノルマが厳しかった 人間関係上の問題 .戸 労働時間が長かった AHυ- 宅s .ふ 晶 の / “ 唱 ' 人員縮小・リストラ 収入が低かった・賃金カット ヴ d 答可) ,ハ日ワ ハ り 一 門 ウ ,i 経営不振 nυτ e e A - Awu- 。。一円i n y 会社の倒産・廃業 離職漂白 2 7 7 3 0 6 8 1 2 1 2 8 . 1 4 . 1 (単位:歳) 標準偏差(単位:歳) 直前職の 1 0 0 . 0 2 2 . 4 4 3 . 0 3 4 . 6 、 3 0歳代 4 0 歳代 5 0 歳代 1 0 7 2 4 4 6 3 7 5 2 3 4 -一---- 2 5 歳未満 就労開始 25-30 歳未満 BA唱 6 . 9 A υ一 ハ 日 po=υn 白 A 内ノ“ qυ 句Eム A H U 一 司E 市 1 2 . 4 3 . 7 44孟 れ 叫 d n R u t Eみ 6 . 0 平均値 のノ“一 (厳位:年) 標準偏差(単位:年) タクシー (複数回 ワ4 ⋮qd ゥ' q d 9 4 ωiA £U 一 Ti--q'U ⋮ υ 3 0 年以上 年齢 nHv nwuvpnv -叩・-- 可Eム 一 qυ ヘ 伊U QV一 ワ8 9 u Q A り⋮丹J S 住 宅 i i 唱 d 一目d n B s n y 円 i 月 一n υ 。 , “ ⋮ 1A14 内 AHV ⋮nJUOu -自・一 一 AHV qtυnhυ nυ n白 噌 i E 噌A 4 巧 一A V O O Aυ一0 6 τ i ' ' A - 1 0 年未満 就労経験 1 0 年会 2 0 年台 年数 6 0 歳以上 9 3 1 0 0 . 0 1 2 1 2 . 9 4 1 4 4 . 1 2 4 2 5 . 8 2 2 . 2 3 . 2 4 . 9 3 . 7 4 . 3 陶 タクシー 平均値 全体 齢 2 8 2 8 . 6 4 7 1 7 . 7 1 0 8 1 7 . 5 1 8 2 0 . 7 2 0 1 1 8 . 8 1 2 1 2 . 2 3 1 1 1 . 7 5 4 8 . 7 1 0 1 1‘5 1 0 7 1 0 . 0 . 2 4 4 . 6 5 2 4 ρ 3 3 . 1 1 3 4 . 9 3 2 5 2 5 2 5 . 5 6 2 2 3 . 4 1 0 3 1 6 . 7 1 1 1 2 . 6 2 0 1 1 8 . 8 6 6 . 1 1 0 . 4 1 0 1 . 6 2 2 . 3 1 9 1 . 8 1 4 1 4 . 3 2 9 1 0 . 9 8 3 1 3 . 4 1 0 1 1 . 5 1 3 6 1 2 . 7 1 7 1 7 . 3 3 2 1 2 . 1 7 2 1 1 . 7 8 9 . 2 1 2 9 1 2 . 1 注タクシー就労協始年齢は,年飴マイナスタクシー就労経験年数によって算出。 送内タクシー運転手の労働・生活・安全衛生に関する調査報告(第一次報告) 1 7 3 縮 小 ・ リ ス ト ラ J が 8.9%と 「 会 社 都 合 」 に 該 当 す る 問 答 が 合 計 で 約 40%に 及 ぶ 。 と り わ け 中 高 年 以 緯 に タ ク シ ー 就 労 を 開 始 し た 者 の 理 由 に 「 会 社 都 合J が 多 い ( 表 III-2 3)。 ま た 90 年代 以降にタクシー労働市場に流入した者には中高年層が多い。不況で再就職の閤難な中高年層が タクシー労働市場に流入していることが示唆されるP 表 III-2-3 タクシー就労療始年齢別にみた箆前職の離職理由とタクシー就労梼始待期 (単位:人,%) タクシー就労開始年齢 E 霊前織の会社の倒産・廃業 離職理由経営不振 (複数殴 答 i i J ) 人員綴小・リストラ 収入が低かった・賃金カット 労働時憶が長かった ノルマが厳しかった 人間関係上の河童重 退職強要・いじめ 健康・体力上の問題 その他 3 0 歳未満 3 0歳代 4 0 歳代 3 8 1 1 0 0 . 0 3 9 4 1 0 0 . 0 2 2 7 1 0 0 . 0 7 . 0 5 4 . 7 5 6 1 4 . 7 6 7 1 6 2 4 . 2 3 6 . 7 3 9 1 0 . 2 5 6 1 8 1 8 . 5 1 2 3 . 1 2 7 6 . 9 4 2 1 1 2 8 3 3 . 6 5 8 1 4 . 7 1 3 5 . 7 3 8 1 0 . 0 1 3 3. 4 6 0 1 5 . 7 6 1 .6 3 7 9 . 7 5 5 1 4 . 4 -1974 年 就労開始 1 975-1979 年 草 寺 期 1980-1984 年 年 1985-1989 タクシー 年 1990-1994 王子 1 9 9 5 4 8 1 2 . 2 1 6 7 . 0 5 2 4 6 . 1 8 3 . 5 7 4 . 6 3 5 . 9 8 9 7 2 6 1 . 1 3 3 0 . 8 7 3 3 . 2 1 0 5 9 1 5 . 0 3 0 1 1 . 0 7 4 2 1 0 . 7 2 5 1 2 8 . 1 会社都合 3 8 . 1 5 9 . 9 1 0 6 8 1 9 1 1 5 0 9 5 2 0 1 0 7 7 . 6 1 1 0 . 6 5 2 1 2 . 1 2 0 1 4 . 5 1 9 1 5 . 2 1 3 6 1 0 . 6 1 2 9 6 5 . 2 9 1 0 0 . 0 1 1 5 2 1 0 0 . 0 2 3 7 1 0 0 . 0 6 2 0 0 5 . 3 .7 1 6 0 1 4 . 6 4 1 2 7 . 3 1 9 8 . 0 1 9 6 2 4 . 2 3 5 . 6 4 5 . 8 1 7 0 7 1 1 2 5 . 7 4 5 . 8 1 4 9 5 . 6 6 0 1 4 . 4 6 8 . 9 6 1 8 8 . 4 2 7 7 9 . 3 6 0 1 4 . 4 1 1 6 4 4 2 8 1 0 0 . 0 1 7 8 4 1 .6 9 5 2 2 . 2 1 4 . 7 6 3 . 5 2 8 6 2 4 4 0 全体 5 0 歳以上 6 6 1 0 0 . 0 1 2 1 8 . 2 1 7 2 5 . 8 1 .2 1 4 2 2 3 . 0 4 1 8 2 2 6 1 1 1 4 1 0 1 注'タクシー就労関始終期 i , ま 2 0 0 2 年?イナス就労経験年数によって算出。 *その他の就労条件については次のとおり(表 I I I 2 ~~が正社潔だが, 4 )。①雇用形態は,全体では 90% f 6 0 歳以上J では正社良は 40%弱で代わりに嘱託が60%弱を占めている。 定年送機したタクシー運転手が安価な労働カとして再震用(延長雇用)されていることが 示唆される(なお女性も五社員は約 70%にとどまる)。②賃金体系 17) は,閤定給部分が一定 の 苦 手j 合を占める A裂は 5分の 1にとどまり,収入の安定性がなく労働強化を助長すると労 6,37%を占めている。「嘱託」で、は 70%強 働組合から批判のある B裂や AB裂がそれぞ、れ3 4%)が,非正規のほとんどには B裂が採用されているという(間 が B型だった (AB型も約 1 取引。③労働組合への加入状況は,本語毒査が労組を通じて行ったものなので「現在加入し ている」のが80%強を占めるが, f 6 0歳以上」では加入しているのは半数にとどまる。労働 f 延長麗用 J ) の条件にしている会社もあるという(間取り)。④ 組合への非加入を再雇沼 ( 5 3 7人)に限定するが,隔日勤務52.6%,昼夜交替勤 就労形態は,札幌市内で就労する者 ( 務2 2.5%,夜勤専門 14.1%, 自動専門 10.8%の頗である。 1 0 0 . 0 1 7 . 9 1 4 . 0 8 . 9 1 8 . 8 1 0 . 0 4 . 9 1 8 . 8 1 .8 1 2 . 7 1 2 . 1 4 0 . 8 1 0 0 . 0 1 7 . 4 1 3 . 9 1 7 . 0 1 4 . 8 1 2 . 9 2 4 . 0 北海道大学大学院教育学研究科紀望書 第 8 8 号 1 7 4 表 III-2-4 年齢別にみた護用形態,賃金体系,労働組合への加入状況,就労形態 主F 産室用形態 支社員 嘱託 アルバイト・パート 見習・試行期間 その他 賃金体系 A型 B裂・オール歩合 AB君 主 リース告IJ わからない (札幌市内就労者) 就労形態隠日勤務 昼夜交替勤務 日勤専門 夜勤専門 齢 4 0 歳未満 4 0 歳代 5 0歳代 1 0 7 1 0 0 . 0 2 7 7 1 0 0 . 0 6 7 1 1 0 0 . 0 1 0 0 9 3 . 5 2 5 8 9 3 . 1 6 0 4 9 0 . 0 2 1 1 .9 1 4 . 0 5 7 8 . 5 3 1 .1 3 0 . 4 4 3 . 7 4 1 ι 3 0 . 4 1 0 . 9 1 0 . 4 4 0 . 6 6 0歳以上 9 5 1 0 0 . 0 1 1 5 0 1 0 0 . 0 9 8 8 6 . 8 3 6 3 7 . 9 9 2 5 1 0 . 9 5 5 5 7 . 9 1 . 1 8 0 . 7 2 2 1 1 1 .0 1 0 0 1 8 2 3 5 2 8 8 100ρ1094 1 0 0 . 0 7 労働組合加入している への加入以前は加入していたがいま 状況 は加入していない 加入したことがない (単位:人,%) 全体 1 0 0 . 0 1 8 . 0 2 3 . 0 5 2 . 0 2 6 3 1 0 0 . 0 6 4 3 1 0 0 . 0 7 . 9 1 5 8 2 4 7 1 4 . 6 9 6 3 6 . 5 2 3 0 3 5 . 8 1 0 8 4 1 .1 2 3 0 3 5 . 8 1 0 . 4 1 0 . 2 7 . 0 1 1 4 . 2 2 4 3 . 7 2 2 . 1 8 0 . 7 3 5 2 1 .5 1 2 1 3 . 6 2 0 3 3 6 . 8 5 4 61 .4 4 3 7 . 1 1 6 1 8 . 2 4 0 6 2 0 . 2 . 4 6 6 . 8 4 8 4 1 0 7 1 0 0 . 0 2 7 7 1 0 0 . 0 6 7 0 1 0 0 . 0 9 5 1 0 0 . 0 1 1 4 9 1 0 0 . 0 9 . 4 2 4 6 8 3 . 2 8 5 7 8 . 8 5 7 9 8 6 . 4 4 6 4 8 . 4 9 5 6 8 . 4 9 4 7 6 . 5 1 3 4 . 7 4 9 7‘3 3 1 .1 1 0 8 9 8 5 7 . 4 6 1 1 0 0 . 0 1 2 2 1 0 0 . 0 3 1 2 1 0 0 . 0 4 3 7 2 1 0 0 . 0 5 3 2 5 2 . 5 5 3 4 3 . 4 1 7 4 5 5 . 8 2 4 5 7 . 1 2 8 3 1 2 1 9 . 7 3 5 2 8 . 7 7 2 . 4 4 9 . 5 1 2 1 0 2 6 9 . 8 1 0 8 . 2 3 0 9 . 6 1 2 2 8 . 6 5 8 1 1 1 8 . 0 2 4 1 9 . 7 3 2 . 2 2 4 . 8 7 5 8 1 1 0 0 . 0 5 2 . 7 2 2 . 5 1 0 . 8 1 5 1 4 . 0 1 8 6 . 5 4 2 0 . 5 6 . 3 1 0 1 1 4 . 0 3. タクシ…収入,世帯の収支状況及び住居状況等 1)回答者全体の状況 表I I I 3ー し III-3-2で,全体の収支状況及ぴ住蔚状況をまずみていこう。 ①昨年度の収入:本人の昨年度のタクシー収入(税込み,以下同様)は,全体の約半数が300万 400万円以上」というのは 10%に満たない。 円未満で(女性の場合は, 76.2%が300万円未満), r , 60%強の者が, !良入が「減 一昨年度に比べると,収入が「増加」しているのはわずか 15%で 少 Jしている (20%が「変化なし J )。しかも r 減 &J したという者の減少幅をみると,平均で 約 30万円,さらに 10%の者は 50万円以上も年収で、減っている。 収入源:こうした低水準の収入を世帯レベルではどう補っているのか。本人のタク ②世帯の i シー収入を除く世帯の収入糠をみてみる。まず,そのような収入源のない者すなわちタクシー 収入だけでの生計を余儀なくされている者が全体の 20%強(女性では全体の 30%弱)を占めて いる o では彼らを除いてその収入源をみると,任倒的に多いのは「家族の就労1&入」で80%を 占める。それ以外では rあなたや家族の年金」と「あなたの兼業の収入」が 10%を超えている 程度である。この「あなたの兼業の収入J にはタクシーの公出分が含まれている可能性も考え られるが(公出が「アルバイト」と呼称されるケースもあるので),調査票の選択肢では r (タ 道内タクシー霊童転手の労働・生活・安全衛生に関する調主主報告(第一次報告) 1 7 5 表 III-3-1 男 女 別 に み た 収 支 状 況 ① (単位:人,%) 男女 昨年度のタク シー収入(税込 み) 2 0 0万円未満 200-250万円未満 250-300万円未満 300-350万円未満 万円未満 350-400 4 0 0万円以上 平均値 (単位:万円) :万肉) 2 0 0万円未満 シー収入(税込 2 00-250万円未満 み) 250-300 万円未満 300-350万円未満 350-400万円未満 4 0 0万円以上 一昨年度のタク 平均f 窓 (単位:万円) 標準偏差(単佼:万円) 一昨年度から昨増加 年度にかけての変化なし 収入の変化 減少 DI(増加一減少) (増加群) 昨年度の収入と 一昨年度の収入 の差 10-20万円未満 20-30万円未満 3 0万円以上 平均値 (単位:万円) (単位:万円) (減少群) 昨年度の収入と 一5 0万円未満 一昨年度の収入 -50--40万円未満 40--30万円未満 30--20万円未満 20--10万円未満 -10 万円 -0円未満 の差 平均値 (単位万円) 標準偏差(単位:万円) 男1 生 0 0 . 0 9 9 8 1 6 2 6 . 2 1 6 3 1 6 . 3 6 . 3 2 6 2 2 2 6 6 2 6 . 7 1 5 9 1 5 . 9 8 . 6 8 6 会体 女性 2 1 1 0 0 . 0 1 0 1 9 1 0 0 . 0 3 . 8 5 2 6 7 6 . 6 3 1 4 . 3 1 6 6 1 6 . 3 8 3 8 . 1 2 7 0 2 6 . 5 3 1 4 . 3 2 6 9 2 6 . 4 2 9 . 5 1 6 1 1 5 . 8 8 . 4 8 6 2 9 5 7 5 2 5 1 7 3 2 9 4 7 5 9 2 3 1 0 0 . 0 4 2 4 . 6 1 1 1 1 2 . 0 2 1 6 2 3 . 4 2 6 7 2 8 . 9 1 6 0 1 7 . 3 1 2 7 1 3 . 8 2 0 1 0 0 . 0 5 . 0 3 1 5 . 0 5 2 8 4 0 . 0 1 5 . 0 1 5 . 0 2 1 0 . 0 9 4 3 1 0 0 . 0 4 5 4 . 8 1 1 6 1 2 . 3 2 2 4 2 3 . 8 2 6 8 2 8 . 4 1 6 1 1 7 . 1 1 2 9 1 3 . 7 3 1 1 7 8 2 6 6 7 8 3 1 0 7 8 9 2 0 1 0 0 . 0 1 4 2 1 5 . 4 1 9 0 2 0 . 7 3 . 9 5 8 8 6 2 0 1 0 0 . 0 3 1 5 . 0 5 . 0 5 2 1 2 6 0 . 0 9 4 0 1 0 0 . 0 1 4 5 1 5 . 4 1 9 5 2 0 . 7 6 0 0 6 3 . 8 -48.5 -45.0 -48.4 0 0 . 0 1 4 2 1 4 2 . 8 3 2 2 2 . 5 3 7 2 6 . 1 6 9 4 8 . 6 3 1 0 0 . 0 1 3 3 . 3 2 6 6 . 7 1 4 5 1 0 0 . 0 4 2 . 8 2 . 8 3 3 2 2 5 . 5 3 7 7 1 4 9 . 0 31 .4 2 3 . 4 4 0 . 0 3 0 . 0 3 1 .6 2 3 . 5 5 8 8 1 0 0 . 0 9 . 9 5 8 1 . 9 7 0 1 4 4 7 . 5 4 9. 1 1 4 1 1 8 4 3 1 .3 1 1 8 2 0 . 1 1 2 1 0 0 . 0 1 6 . 7 2 2 1 6 . 7 1 6 . 7 8 . 3 1 .7 4 6 0 0 1 0 0 . 0 0 . 0 6 0 1 2 . 0 7 2 1 4 4 7 . 3 1 1 6 1 9 . 3 1 8 5 3 0 . 8 1 2 3 2 0 . 5 -30.9 2 2 . 6 -34.2 3 0 . 3 -31 .0 2 2 . 8 2 l 5 主主.一昨年度から祢年度にかけてのi 浪人の変化及び変化額は,昨年度及ぴ一昨年度の収入から算出。 北海道大学大学院教育学研究科紀要第 8 8 号 1 7 6 表 III-3-1 男 女 別 に み た 収 支 状 況 争 (単位:人,%) 男女 男性 収入源得,点 。点(なし) 1点 2点 (再掲) 世帯の毎月の総 支出 1 1 5 5 1 0 0 . 0 2 5 0 2 1 .6 7 0 7 61 .2 1 8 0 1 5 . 6 1 8 1 2 0 1 0 0 . 0 I 5 . 0 5 . 0 7 0 . 0 2 5 . 0 5 . 0 5 . 0 9 2 5 1 0 0 . 0 1 0 1 1 0 . 9 2 9 3 . 1 2 0 2 . 2 7 5 1 8 1 .2 1 5 6 1 6 . 9 1 0 1 .1 6 2 6 . 7 9 4 6 1 0 0 . 0 1 3 9 1 4 . 7 1 9 0 2 0 . 1 2 1 0 2 2 . 2 1 3 2 1 4 . 0 1 1 2 1 1 . 8 6 1 6 . 4 4 2 4 . 4 6 0 6 . 3 2 2 1 0 0 . 0 3 1 3 . 6 6 2 7 . 3 3 1 3 . 6 2 9 . 1 2 9 . 1 2 9 . 1 1 4 . 5 3 1 3 . 6 9 6 8 1 0 0 . 0 1 4 2 1 4‘7 1 9 6 2 0 . 2 2 1 3 2 2 . 0 1 3 4 1 3 . 8 1 1 4 1 1 .8 6 3 6 . 5 4 3 4. 4 6 3 6 . 5 2 0万円未満 3 0万円未満 3 48 7 0 . 9 4 0 . 9 6 3 . 6 3 4 . 9 7 0 . 8 平均値 (単位:万円) 標準偏差(単位:万円) 2 4 . 5 1 1 .3 2 6 . 8 1 4 . 9 2 4 . 6 1 1 . 4 8 8 8 1 0 0 . 0 1 6 4 1 8 . 5 1 9 8 2 2 . 3 1 9 3 2 1 .7 1 3 4 1 5 . 1 1 0 1 1 1 .4 4 0 4 . 5 2 . 9 2 6 3 2 3 . 6 2 2 1 0 0 . 0 4 1 8 . 2 5 2 2 . 7 3 1 3 . 6 2 9 . 1 4 1 8 . 2 1 4 . 5 1 4 . 5 2 9 . 1 0 0 . 0 9 1 0 1 1 6 8 1 8 . 5 2 0 3 2 2 . 3 1 9 6 21 .5 4 . 9 1 3 6 1 1 0 5 1 1 .5 4 1 4 . 5 2 7 3 . 0 3 4 3 . 7 2 2 . 4 1 0 . 0 2 5 . 2 1 4 . 0 2 2 . 4 1 5万円未満 15-20万内未満 20-25万円未満 25-30万円未満 30-35万円未満 35-40万円未満 40-45万河未満 4 5万円以上 1 5万円未満 15-20万円未満 20-25万円未満 25-30万河未満 30-35万円未満 35-40万円未満 40-45万円未満 4 5万円以上 闘 平均値 (左手佼:万円) 標準偏差 暮らし振り 主 2 8 1 0 0 . 0 1 1 8 3 1 0 0 . 0 8 2 8 . 6 2 5 8 2 1 .8 1 7 6 0 . 7 7 2 4 6 1 .2 3 1 0 . 7 1 8 3 1 5 . 5 9 0 5 1 0 0 . 0 町 1。 1 0 0 1 2 9 3 . 2 1 9 2 . 1 7 3 7 81 .4 1 5 1 1 6 . 7 9 1 .0 6 1 6 . 7 タクシー就労以 あなたの兼業の収入 家賃・地代 外の収入源 (複数回答可) 貯金・貯金の利子 家族の就労収入 あなたや家族の年金 家族・毅威からの仕送り 借金 {調整】世帯の 毎月の総収入 (手取り) 全体 女性 余裕がある やや余裕がある ぎりぎりの状態 やや苦しい かなり奮しい 1 1 3 7 1 0 0 . 0 8 0 . 7 8 3 7 . 3 3 9 3 3 4 . 6 2 2 8 2 0 . 1 4 2 5 3 7. 4 DI( 余裕あり計一苦しい計) r [議事叢】世帯の毎月の総収入」の意味は本文を参照。 -49. 4 1 1 4 5 1 1 2 8 1 1 6 5 1 0 0 . 0 1 0 0 . 0 8 0 . 7 3 1 0 . 7 8 6 7 . 4 8 2 8 . 6 4 0 1 3 4 . 4 7 2 5 . 0 2 3 5 2 0 . 2 1 0 3 5 . 7 4 3 5 3 7 . 3 -50.0 一4 9 . 4 道内タクシー遂事若手の労働・生活・安全衛生に喜号する議査報告(第一次報告) 1 7 7 表 III-3-2 男女別にみた住謄状況 (単位:人,%) 男女 住居の種一戸建て持ち家 類 分譲マンション 民間賞袋住宅・アパート 公営住宅 公団住宅 間{普り 2 6 6 2 1 社宅・会社の祭 その他 2 . 3 0 . 5 1 .8 1 0 0 1 1 0 0 . 0 1 3 9 1 3 . 9 毎月の支 O円(なし) 払金額 2 . 5万円未満(0円除く) 2.5-5万円未満 5-7.5万円未満 7.5-10 万円未満 1 0万円以上 平均値 男性 1 1 5 0 1 0 0 . 0 6 2 9 5 4 . 7 . 9 5 6 4 2 3 4 2 0 . 3 1 5 0 1 3 . 0 2 8 2 . 4 (単位:万円) 様準偏差(単佼:万円) 1 0 5 1 0 . 5 3 3 5 3 3 . 5 2 9 6 2 9 . 6 . 2 6 2 6 6 . 4 6 4 4 . 3 3 . 1 全体 女性 2 8 1 0 0 . 0 1 1 7 8 1 0 0 . 0 1 2 4 2 . 9 6 4 1 5 4 . 4 5 6 4 . 8 9 3 2 . 1 2 4 3 2 0 . 6 7 . 9 1 5 1 5 5 1 3 . 2 1 3 . 6 2 9 2 . 5 1 3 . 6 2 7 2 . 3 6 2 1 0 . 5 1 .8 2 5 1 0 0 . 0 1 0 2 6 1 0 0 . 0 4 1 6 . 0 1 4 3 1 3 . 9 2 8 . 0 1 0 7 1 0 . 4 5 2 0 . 0 3 4 0 3 3 . 1 8 3 2 . 0 3 0 4 2 9 . 6 4 1 6 . 0 6 6 6 . 4 2 8 . 0 6 6 6 . 4 4 . 8 3 . 0 4 . 3 3 . 1 ク シ ー 以 外 の 収 入) Jと 注 釈 を 付 け て い る 。 ま た 労 組 執 行 部 に よ れ ば , 都 市 部 で は た と え ば 建 築 関係やトラック運送業での仕事に,郡部では自営の農業に,従事しているケースがみられると いう Fこ う し た 兼 業 者 の , 規 模 や , 就 労 ・ 生 活 の 実 態 を 明 ら か に す る こ と が 課 題 で あ る 。 な お 「借金」が6 .7%を占めていることも r 兼 業J と 同 じ く , 生 活 の 困 難 を 示 す も の と し て 在 日 さ れ た い 。 な お , 貯 金 の 取 り 崩 し ( や 利 子 収 入 ) を 想 定 し た 「 貯 金 ・ 貯 金 の 利 子J の 比 率 が わ ず .1%だったのは,表現が不適切で、回答者に理解されなかったことが原器と推概される(* かに 2 参照)。 *全自交労連の実務した謁査 19)によると,家計が赤字だという者(全体の 60%強 収 支 ト ントン」は除く)のうち約半数は「預貯金の取り崩し J によって収入を補壊していると回 答していた。但し,残り半数は家計を別とする家族の援助や借金等を余儀なくされており, F預貯金の取り溺 L Jの余地のすでにない者が少なくないことにも留意されたい。赤字の 家計における補壌方法を示すと r 預貯金の耳元り溺し J 50.2%,r 家計をJ]1jにする家族等か らの援助 J 18.5%,r 労金・銀行からの借り入れJ 16.4%,さらには「会社からの前借り J 4.3%,r消費者金融からの借り入れ J 4.0%,r友人・知人からの借り入れ J 2.5%,rその 他 J 3.9%となっている。 ③世帯の総収入(手取り)と総支出及び暮らし握り:ここで検討する世帯の総収入とは本人の タクシー収入と②でみた収入源の全てをあわせたもの(つまり貯金の取り崩しゃ借金も含めた もの)なので,総収入は総支出を上国る(最低で、も同額である)ことを前提としていた。しか 1 7 8 北海道大学大学院教育学研究科紀要第 8 81 子 し上記②で「貯金・貯金の利子J への回答がわずかだったように,預貯金の取り崩し分が含ま れなかったのか,総収入が総支出を下回ったケースが有効回答9 0 6のうち 2 3 7( 2 6 . 2 % ) みられ た。そこでこれらのケースの収入は,支出と同額に調整して(以下, [調整}総収入),以下, 検討する o まず{課整}総収入は,全体の 70%が3 0万円未満という水準で,さらに 35%は2 0 7 5円に満た なく,平均収入は 2 4 . 5万円である([調整】前の数億でいうと,全体の約 40%が2 0万丹未満で平 均収入は 2 3 . 4万円)。つぎに支出だが,平均支出は 2 2.4万丹である。支出は当然収入によって制 1 5万円未満」の収入層 約を受けることになるので,収入の低い層では支出も低したとえば i l O-15万丹未満 J,平均は 1 1 . 5万円という水準だった。そして最後に,こ では,全体の 90%が i うした収入状視を反映して,暮らし振りに余裕があるのは合計しても全体の 10%に満たなし 「かなり苦ししりが40%弱を占め最も比重が高い。 一戸建て持ち家(以下, ④住患の穣類と毎月の費用負担:まず住居の種類は(表III-3-2), i 一戸建て ) J が半数強を占め i民間賃貸住宅・アパート(以下,賃貸住宅 ) Jが 5分 の し 「 公 営住宅」が13.0%となっている。 Jだが,無回答が,住居加に ついで,住居にかかる「毎月の費用(住宅ロ…ンや賃貸費など ) みると「一戸建て J に住んでいる者に,年齢別にみると i 5 0歳代」以上に,多かった(全体で 1 5 4人 i 一戸建て J に1 1 8人 , i 5 0歳代j 以上に 1 1 0人)。これらの多くはすでにロ…ンの支払い を終えた者と推測されるが,ここではそのまま無自答として扱う。 さて,住屠の種類別に毎月の支払い金額をみると(表III-3-3),まず「一戸建て」や「分 譲」では支払い負担は大きい。すなわち「一戸建て」では i0円(負担な L)J が 4分の lを 占める(無回答を含めると 3 7.4%)一方で、, 50%弱は 5万円以上,さらに 10%弱は 1 0万円を毎 月支払っている o また「分譲」で、は, 70%が 5万円以上, 20%弱が1 0万丹の支払いである。つ ぎに i 一戸建て」についで比重の高い「賃貸住宅」では,高額の負狽こそ少ないが, 50%弱が 5万円以上の負担である o 以上に対して「公営住宅j での負担は相対的にだが小さい。 2) 年齢別, t 投帯構成別,就労地域別にみた収支状況及び住居状況 ( 1 ) 年齢別(表III-3 4左) :①昨年度の年収は i 6 0歳以上」を除くどの}習でも平均で約 3 0 0 万円である。 2 0 0万円未満という水準も, 4 0,5 0歳代を含むどの層にも一定の比率でみられる。 4 0歳未満」では, ~l かに収入源の無いというものが30% と高率で、みられる。②世帯の しかも i 収入源の種類は,いずれの年齢購でも「家族の就労収入」が最も多いが, i 6 0歳以上J では「家 族の就労収入」がやや低下しその代わりに「年金J が増加している。③{調繋]総収入は i 4 0 歳代J で最も高い(とはいえ平均で2 5 . 6万円)が,間年齢}習では総支出も高いので,暮らし振 D Iは -60.9)。逆に i 6 0歳以上」では,暮らし振り DIは -15.2にまで改善され りは最も低い ( ている o ④住居状況は, i 4 0歳未満 j では「一戸建て」と「黄貸住宅」とがそれぞれ30%強を占 6 0歳以上」では「一戸建て J 70%を占める。 め,年齢とともに「一戸建て」が増加し, i ( 2 ) 懲帯構成到(開表中):①まず「単身世帯」における収支の低きが特徴である。同世帯で は,収入得点O 点が80%弱を占め,かつ, !良入は平均で1 5万円,支出は王子均で1 4万丹という水準 である。また同世帯では持ち家比率も低い。②つぎに全体の 40%弱を占め必要生活費の大きい と推測される「皆目{局者+未婚子」では,世帯の収入水準は他の世帯に比べやや高いが,暮らし 4 0歳未満」の 3 2人については, 振りは「かなり苦ししつのが40%強を占める(同世帯の中でも i (単位:人,%) 5-7.5 万円未満 1 5 0 2 9 . 4 1 0 0 . 0 2 2 6 1 0 0 . 0 7 . 5 5 2 . 2 1 0 公営住宅 1 4 0 1 0 0 . 0 1 4 . 4 6 1 4 3 . 6 1 0 6 4 6 . 9 6 0 4 2 . 9 4 1 .5 1 .2 9 3 4 1 5 1 0 . 7 7 . 5 2 9 . 4 1 8 . 9 4 1 .8 1 (単位:万円) 4 . 6 5 . 8 標準偏差(単位:万円) 3 . 7 3 . 2 1 1 8 1 0 0 . 0 0 0 . 0 3 1 1 0万円以上 4 8 平均値 2 1 1 7 . 8 5 0 歳代 6 6 5 5 . 9 6 0 歳以上 2 2 0 0 . 0 3 1 1 8 . 6 注:無限答者の人数は上段の数値には含まれていない。 3 5 0 . 0 2 5 . 0 3 1 3后 2 3 3 . 3 5 2 6 . 3 0 . 0 0 . 0 0 . 0 6 2 6 . 2 4 . 5 0 . 0 0 . 0 6 4 6 . 4 3 . 0 3 . 5 2 . 6 4 . 3 2 . 5 2 . 0 2 . 5 3 . 1 0 0 . 0 2 1 1 0 0 . 0 。 4 . 6 2 . 9 1 .8 1 .7 3 . 3 1 .7 1 0 0 . 0 1 0 1 0 0 . 0 3 7 . 5 3 7 . 5 3 0 . 0 。 6 0 . 0 1 0 . 1 0 0 . 0 2 5 . 0 2 5 . 0 5 0 . 0 1 1 1 0 0 . 0 1 3 9 1 3 . 9 2 9 6 2 9 . 6 1 0 5 1 0 . 5 3 3 5 3 3 . 5 2 5 . 0 8 . 7 2 5 . 0 1 9 . 5 5 0 . 0 0 0 . 0 21 5 6 . 4 1 5 . 4 iu片端問時) 4 0歳代 1 1 6 . 7 1 1 5 0 . 0 0 . 0 O . qδP01i 年鈴 4 . 5 3 7 . 5 3 7 . 5 1 .4 0 . 7 2 5 . 0 0 0 1 1 1 9 1 0 0 . 0 1 0 0 . 0 6 3 1 .6 4 2 1 . 1 4 21 .1 T A 1ム 今 ん 7 . 6 qGqδqd 9 歳未満 4 0 0 . 0 4一 112 (備考) 無尽答者の 6 1 0 0 . 0 6 2 7 . 3 その他 向 V叫 岨 刷 附 制 問 時 ( 滋 λ﹁ 3 . 5 9 . 0 2 2 1 0 0 . 0 0 . 0 必唯一 8 4 6 一 。 1 1 .3 7.5-10万円未満 社宅・会社の寮 2 4 1 0 0 . 0 0 . 7 1 3 . 2 全体 間借り 公居住宅 SW吋抽出 - 昨 h 部・油市伶議院打明血 2 . 9 貸 出関知ゆ 1 5 l 35 2 6 . 4 食 Qunwdnhυ 2 . 5 万 円 未 満 (0内除く) 2.5-5万円未満 47n6m 1 1 7 2 2 . 9 霊 童 種 類 グ 〉 い 5 1 1 1 0 0 . 0 。円(なし) 分回一 4 一戸建て 住 般 2ww¥i 同州 表 III-3-3 住居の穣類別にみた毎月の支払金額 同一可申 1 8 0 北海遊大学大学院教育学研究科紀委第 8 8 号 表III-3-4 年齢別,世智構成別, 年 4 0 歳未満 f 止 齢 4 0 員 晃 代 5 0 歳代 6 0 歳以上 単身没者f 配偶者のみ 配偶者十 帯 貌 配 未 偶 婚 者 予 十 + 未婚子 。 帽 0 0 1 0 0 . 02 3 3 1 0 0 . 03 7 3 1 0 0 . 0 6 4 1 0 0 8 8 1 0 0 . 02 4 2 1 0 0 . 05 8 8 1 0 0 . 0 7 8 1 0 0 . 0 1 昨年度の 3 0 0 万円未満 タクシ一 平均億 収入 3 4 (単位万円) 3 8 . 6 1 1 2 3 0 0 7 5 標準備まま(単佼・万円) 4 6 . 32 9 0 2 9 9 7 3 4 9 . 3 5 0 2 9 6 7 5 6 4 . 1 6 2 2 6 7 7 8 6 2 . 0 1 1 6 4 0 . 2 3 1 4 9 . 81 5 0 2 9 0 6 8 2 7 7 8 1 3 0 9 7 2 4 4 8. 3 0 1 8 4 1 0 7 1 0 0 . 0 2 7 7 1 0 0 . 06 7 3 1 0 0 . 0 9 6 1 0 0 . 0 1 1 6 1 0 0 . 02 7 3 1 0 0 . 0 4 3 1 1 0 0 . 0 7 4 1 0 0 . 0 収入得点なし 3 3 3 0 . 8 6 2 41 4 1 2 2. 2 1 .0 1 4 1 4 . 6 8 9 7 4 1 0 0 . 0 2 1 5 1 0 0 . 05 3 2 1 0 0 . 0 8 2 1 0 0 ρ 世帯にお あなたの兼業の収入 ける収入家賃・地代 源 6 1 8 . 1 3 0 1 .4 7 4 5 5 1 7 2 7 4 . 3 1 7 7 2 3o 3 5 2 . 7 1 6 . 8 1 6 4 . 1 3 貯金・貯金の利子 家族の就労収入 あなたや家族の年金 家族・親戚からの佼送り 借金 5 3 その他 目 1 4 . 0 3 . 3 1 .9 8 2 . 3 1 6 . 3 0 . 5 74 5 7 1 7 1 4 4 5 4 5 5 6 3 8 1 . 4 8 “ 1 0 . 7 6 3 . 2 4 2 . 6 l 8 5 . 3 5 0 1 0 . 3 4 4 7 . 3 4 . 9 1 .2 6 1 .0 5 3 . 7 1 . 1 2 1 .5 l 2 4 . 9 4 7 1 0 . 9 3 41 目 。 町 2 7 1 0 0 . 02 0 5 1 0 0 . 0 3 8 4 1 0 0 . 0 7 1 1 0 0 4 2 7 l 7 . 1 7 6 . 7 6 8 2 . 4 1 4 1 . 2 I 1 4 . 8 1 5 。 。 4 7 . 4 6 0 . 0 1 6 2 2 5 . 9 3 1 3 . 7 1 5 1 . 9 3 3 . 7 2 7 . 3 2 . 0 2 . 9 7 9 . 0 1 5 . 1 0 . 5 1 .5 4 2 1 2 3 6 7 1 2 2 2 7 1 .0 l s 1 0 . 9 1 1 3 . 1 5 1 . 6 9 5 . 6 6 7 3 . 1 2 6 0 . 5 1 7 . 0 0 . 3 l 1 5 . 5 7 . 0 0 . 0 9 4 . 4 3 6 . 6 1 .4 1 . 4 0 . 0 5 1 0 0 . 02 3 1 1 0 0 . 03 6 2 1 0 0 . 0 5 8 1 0 0 . 0 8 0 1 0 0 . 02 3 9 1 0 0 . 0 5 4 7 1 0 0 . 0 7 9 1 0 0 . 0 8 [ 調 書 長l i ま 2 0 万円未満 帯の毎月 3 0 万円未満 の総収入 平均{車 3 2 6 0 (単位‘万内) (手取引 標準偏差(単位.万円) 4 0 . 0 6 5 7 5 . 0 1 6 1 2 7 . 2 2 0 4 6 7 . 4 3 9 2 3 7 . 3 2 8 7 1 .7 5 8 4 7 2 3 5. 7 3 . 4 8 4 8 4 . 7 9 4 9 8 . 8 1 9 5 4 0 . 7 7 0 8 4 . 4 2 1 0 5 8 . 0 3 2 2 2. 4 5 5 . 2 2 3 . 2 1 0 . 3 2 5 . 6 1 1 . 1 2 4 . 2 1 1 . 4 2 4 . 7 1 2 . 6 1 5 . 1 4 . 2 2 1 . 3 7 . 3 2 7 . 9 1 1 .8 2 8 . 9 1 2. 4 1 9 . 3 1 3 7 6 1 0 0 . 02 2 5 1 0 仏 o5 1 5 1 0 0 . 0 7 1 1 0 0 . 0 8 2 1 0 0 . 02 1 4 1 0 0 . 0 3 3 8 1 0 0 . 0 5 5 1 0 0 . 0 世帯の毎 2 0 万円未満 汚の総支 3 0 万円未満 I f j 3 4 6 1 平均儀 (単佼.万円) 標準偏差(単イ立.万円) 4 4 . 7 7 7 8 0 . 3 1 6 8 3 4 . 2 2 1 7 7 4 . 73 9 9 4 2 . 1 3 4 7 7 . 5 6 0 0 . 2 1 0 2 4 7 . 9 7 4 9 8 4 . 5 8 2 1 0 0 . 0 1 9 4 9 0 . 72 2 4 2 4 . 6 1 4 6 6 . 3 3 2 2 5 . 5 5 8 . 2 2 1 . 3 9 . 7 2 3 . 3 9 . 3 2 2 . 3 1 0 . 3 2 1 .0 1 0 . 5 1 9 . 8 68 2 5. 4 1 0 . 3 2 6 . 5 1 1 .4 1 3 . 9 4 . 2 4 7 . 7 8 3 目 1 2 1 0 0 . 0 2 6 8 1 0 0 . 04 2 7 1 0 0 . 0 7 2 1 0 0 ρ 1 0 5 1 0 0 . 0 2 7 4 1 0 0 . 06 6 4 1 0 0 . 0 9 2 1 0 0 . 0 1 暮らし振かな呼苦しい り 4 3 4 1 .0 1 1 6 -43.8 DI(余扮あり計一苦しい計) 4 2 . 32 4 7 3 7 . 2 1 9 6 0 . 9 5 0 . 5 2 0 . 7 5 2 -15.2 4 8 1 4 6. -55.4 3 0 . 2 1 8 2 4 2 . 6 2 5 -54.1 4 0 . 3 3 4 . 7 -48.6 1 6 1 0 0 . 02 7 2 1 0 0 . 0 4 3 1 1 0 0 . 0 7 4 1 0 0 . 0 1 0 5 1 0 0 . 02 7 7 1 0 0 . 0 6 7 1 1 0 0 . 0 9 5 1 0 0 . 0 1 住居の穏一戸建て持ち家 類 分譲7 ンション 民間賃貸住宅・アパート 公営住宅 その他 毎月の文平均依 払金額 3 3 . 3 1 3 9 3 . 8 1 5 3 5 1 1 2 0 3 3 . 3 5 9 1 0 . 5 4 3 1 9 . 0 2 1 4 . 2 4 . 0 5 0 . 2 5 . 4 1 . 3 2 1 5 . 5 7 . 6 5 . 5 3 . 5 3 8 7 3 7 1 2 2 8 9 3 6 5 7 . 7 6 7 5 . 5 1 8 . 2 1 7 1 3 . 3 7 5. 4 4 4 . 6 3 . 8 8 7 0 . 5 2 2 1 7 . 9 6 2 7 . 4 1 4 4 . 2 1 0 2 4 . 1 1 . 7 5 3 . 4 1 2 . 1 8 . 6 1 4 5 1 8 5 1 4 8 1 0 3 . 8 3 . 1 3 . 0 3 . 0 5 3 . 3 6 . 6 1 8 . 8 1 7 . 6 3 . 7 2 4 1 2 5 7 4 6 3 2 8 4 . 3 5 5 . 9 5 9 5 . 8 2 1 7 . 2 4 1 4 . 6 6 . 5 9 5 . 0 3 . 5 3 . 7 7 9 . 7 2 . 7 5 . 4 1 2 . 2 4 . 6 3 . 7 1 1 5 1 0 0 . 02 7 2 1 0 0 . 0 4 3 1 1 0 0 . 0 7 4 1 0 0 . 0 (備考) 年鈴 (単佼・万円) 様準備蓬(単位.万円) 3 5 4 4 0 歳未満 4 0 歳代 歳代 5 0 6 0 歳以上 1 6 2 1 6 6 1 2 1 3 . 9 8 1 8 . 3 2 7 5 7 . 4 1 9 6 1 0. 4 4 1 2 . 9 9 . 9 7 2 . 1 1 5 . 1 3 2 1 3 2 2 4 3 2 4 7. 4 1 0 3 0 . 6 1 9 5 6. 4 4 3 5 . 6 2 1 3 . 5 2 5 . 7 5 8 . 1 2 . 7 1 8 1 道内タクシー逐転手の労働・生活・安全衛生に詩書する識変報告(第一次報告) 就労地域別にみた収支状況及び住居状況 (単佼.人,%) 車 品 成 機 配偶者十親 未婚予のみ 親のみ (父子世帯) 札幌市 函館市 3 7 1 0 0 . 0 7 6 100ρ27 1 0 0 . 0 4 6 9 1 0 0 . 0 1 1 4 1 0 0 . 0 2 0 5 4 . 1 4 8 2 9 6 8 9 6 3 . 2 1 2 2 7 0 6 2 4 1 3 7 4 4. 3 0 8 1 1 5 2 9 . 2 9 2 3 2 6 . 8 7 6 . 9 8 0 . 7 9 . 5 1 9 1 .8 2 9 2 8 . 1 1 2 7 2 3 . 6 2 1 1 5‘ 2 3 8 1 0 0o 6 8 1 0 0 . 0 2 3 1 0 0 . 0 4 l l 1 0 0 . 0 1 1 7 1 0 0 . 0 調 5 4 2 2 3 1 5 3 4 1 3 . 2 1 2 1 0 . 5 1 5 . 3 2 6 0 . 5 1 8 3 9 . 5 3 9 0 . 0 2 79 3 1 0 . 5 4 調 1 7 . 6 4 1 .5 2 . 9 2 6 . 5 2 2 5 7 . 4 2 29 1 4 . 4 3 5 . 9 調 1 7 . 4 0 . 0 0 . 0 9 5 . 7 8 . 7 4 . 3 1 3 . 0 0 . 0 2 3 1 4 8 3 5 6 5 2 5 2 7 4 5 . 6 2 5 3. 4 6 1 .9 2 8 6 . 6 8 8 1 2 . 7 2 3 1 . 2 6 . 6 7 1 .0 3 1 . 4 2 5 . 1 1 . 7 7 5 . 2 1 9 . 7 0 . 0 6 . 0 2 . 6 3 5 1 0 0 . 0 6 9 1 0 0 . 0 3 0 1 0 0 . 0 4 3 8 1 0 0 . 0 1 2 4 1 0 0 . 0 1 0 2 5 2 8目 6 3 5 1 .4 5 6 7 5 0 . 7 1 4 1 . 2 2 3 8 4 6 . 7 1 1 8 7 6 . 72 7 8 2 6 . 9 5 2 6 3 . 5 1 0 0 4 1目 9 2 6 . 8 1 3 . 7 2 0 . 6 。 目 9 2 2 . 5 9 . 9 2 6目 6 2 2 . 6 1 0 . 3 1 2 . 0 8 0 . 6 3 4 1 0 0 . 0 6 4 1 0 0 . 0 2 8 1 0 0 . 04 0 6 1 0 0 . 0 1 1 6 1 0 0 . 0 1 3 2 5 3 8 . 2 3 6 7 3 . 5 5 6 5 6 . 3 1 6 8 7 . 5 2 5 5 7 . 1 1 2 6 8 9 . 32 8 7 3 1 .0 5 8 7 0 . 7 1 0 0 5 0 . 0 8 6 . 2 2 4 . 6 1 2 . 0 1 8. 4 8 . 0 2 0 . 1 8 . 3 2 4 . 4 1 0 . 5 2 0 . 8 1 0 . 1 域 地 苫小牧市 帯広市 事1路市 北見市 旭川市 7 1 0 0 . 0 4 0 1 0 0 . 0 2 1 1 0 0 . 0 3 5 1 0 0 . 0 2 4 1 0 0 . 0 4 6 1 0 0 . 0 5 7 1 .4 2 3 2 81 .4 3 8 . 0 2 4 5 . 2 5 8 . 3 4 2 1 0 0 . 0 8 7 1 0 0 . 0 3 2 1 0 0 . 0 5 3 8 1 0 0 . 0 1 3 8 1 0 0 . 0 4 室蘭市 労 5 7 . 5 1 5 2 8 2 . 5 4 5 . 1 7 1 .4 3 2 2 6 9 。 ‘ 5 3 . 5 9 1 . 4 1 6 2 1 7 . 2 4 8 . 3 6 6 . 7 4 1 8 9 . 1 2 7 0 . 8 5 3 . 7 2 4 63 3 8 . 8 調 9 1 0 0 . 0 4 6 1 0 0 . 0 2 4 1 0 0 . 0 3 7 1 0 0 . 0 2 5 1 0 0 . 0 5 0 1 0 0 . 0 2 2 2 . 2 1 7 3 7 . 0 6 2 5 . 0 1 0 2 7 . 0 4 1 6 . 0 9 1 8 . 0 7 1 0 0 . 0 2 9 1 0 0 . 0 1 8 1 0 0 . 0 2 7 1 0 0 . 0 2 1 1 0 0 . 0 4 1 1 0 0 . 0 2 l 4 3 l 2 8 . 6 5 0 . 0 1 4 . 3 5 7 . 1 1 9 4 2 .吉 4 0 . 0 1 1 4 . 3 4 0 . 0 1 7 . 2 。 。 3 0 . 0 6 5 . 5 1 5 1 3目 8 3 3. 4 1 3 . 8 1 0 . 0 1 6 . 7 4 0 . 0 0 . 0 1 8 3 . 3 2 0 1 6 . 7 6 0 . 0 5 . 6 4 0 . 0 1 4 . 8 4 3 . 7 l 3 . 7 7 4 . 1 1 7 2 2 . 2 4 0 . 0 1 4 . 8 l 0 . 0 1 9 . 0 4 9 . 8 4 . 8 4 2. 0 . 0 2 4 . 9 8 1 .0 3 3 8 0 . 5 1 9 . 0 8 1 9 . 5 0 . 0 0 . 0 4 . 8 2 4 . 9 0 . 0 1 2 . 4 7 1 0 0 . 0 3 3 1 0 0 . 0 1 9 1 0 0 . 0 2 7 1 0 0 . 0 2 1 1 0 0 . 0 4 6 1 0 0 . 0 3 4 4 2 . 9 1 8 5 7 . 1 2 7 5 4 . 5 1 0 8 1 .8 1 4 5 2 . 6 1 5 7 3 . 7 2 3 5 5 . 6 7 8 5 . 2 1 5 3 3 . 3 2 7 5 8 . 7 7 1 .4 3 8 8 2 . 6 2 4 . 1 9 . 8 2 1 .0 1 2 . 9 2 1 .8 8 . 5 1 9 . 5 1 0 . 5 2 5. 4 lι3 2 0 . 4 1 0 . 5 6 1 0 0 . 0 3 1 1 0 0 . 0 1 7 1 0 0 . 0 2 7 1 0 0 . 0 1 8 1 0 0 . 0 4 41 0 0 . 0 3 5 5 0 . 0 1 7 8 3 . 3 2 6 5 4 . 8 百 8 3 . 9 1 4 5 2 . 9 1 7 8 2 . 4 2 4 6 3 . 0 6 8 8 . 9 1 2 3 3 . 3 3 0 6 8 . 2 6 6 . 7 3 9 8 8 . 6 1 .5 2 9 . 4 1 8 . 2 7 . 8 1 9 . 8 7 . 0 1 7 . 9 8 . 5 2 4 . 1 1 1 . 2 1 8 . 9 9 . 3 4 0 1 0 0 . 0 8 7 1 0 0 . 0 3 2 1 0 0 . 0 5 2 7 1 0 0 . 0 1 3 7 1 0 0 . 0 9 1 0 0 . 0 4 4 1 0 0 . 0 2 4 1 0 0 . 0 3 7 1 0 0 . 0 2 5 1 0 0 . 0 5 0 1 0 0 . 0 1 1 4 2 7 . 5 3 1 4 25 明 3 5 . 6 1 4 -54.0 4 3 . 82 0 1 -53‘ 1 3 8 . 1 5 3 3 8 . 7 4 8 . 2 1 .3 6 4 2 1 4 4. 3 33 食 4 7 . 7 9 -63.6 3 7 . 5 1 3 -25.0 3 5 . 1 6 6 7 . 6 2 4 . 0 1 5 3 0 . 0 -36.0 5 4 . 0 4 2 1 0 0 . 0 8 6 1 0 0 . 0 3 2 1 0 0 . 0 5 3 7 1 0 0 . 01 3 8 1 0 0 . 0 9 1 0 0 . 0 4 5 1 0 0 . 0 2 4 1 0 0 . 0 3 6 1 0 0 . 0 2 4 1 0 0 . 0 5 0 1 0 0 . 0 3 1 3 8 2 3 7 3 . 8 4 9 2 1 4 . 3 1 1 4 . 8 1 5 7 . 1 9 4 . 1 3 . 0 5 7 . 0 1 4 2 . 3 3 1 2 . 8 1 1 4 2 1 7. 1 0 . 5 2 2 . 8 3 . 1 4 3‘ 8 94 3 4 . 4 6 . 3 6 . 3 調 2 5 9 4 8 1 3 9 5 3 3 8 6 . 1 5 . 3 4 8 . 2 8 . 9 2 5 . 9 9 . 9 7 . 1 7 6 2 5 2 0 1 7 4 . 8 3 . 8 5 5 . 1 0 . 0 1 8 . 1 1 4 . 5 1 2 . 3 5. 4 4 . 4 4 2 1 0 0 . 0 8 7 1 0 0 . 0 3 2 1 0 0 . 05 3 7 1 0 0 . 0 1 3 8 1 0 0 . 0 2 1 4 2 1 5 4 . 8 1 7 3 3 . 3 3 6 5 0 . 0 3 2 1 1 .9 2 1 9 . 5 4 1 . 4 5 3 6 . 8 2 4 2 . 3 3 0 . 0 1 5 . 6 7 5 . 0 9 . 4 6 1 1 2 2 3 1 2 4 2 1 . 4 1 2 2 . 7 5 8 . 1 7 . 8 4 2 。 1 0 4 2 7 2 1 4 7 . 2 3 0 . 4 5 2 . 2 1 0 . 1 3 3目 3 2 5 0 . 0 1 4 4 . 4 5 2 2 . 2 9 0 . 0 5 4 . 3 4 . 0 5 5 . 6 1 2 2 . 2 1 1 . 1 9 2 0 . 0 2 1 . 1 1 1 5 . 3 3 . 2 5 0 . 0 1 8 0 . 0 3 7 . 5 1 2 8 . 3 5 4 . 2 1 5 . 3 6 . 3 5 0 . 0 1 8 0 . 0 3 3 . 3 I 1 3 . 9 4 2 . 8 l 3 . 6 3 . 0 7 5 . 0 3 1 6 2 . 0 0 . 0 2 4 . 0 4 . 2 9 1 8 . 0 1 6 . 7 3 6 . 0 0 ρ 4 . 2 5 1 2 . 5 2 . 9 2 . 8 2 . 9 9 1 0 0 . 0 4 6 1 0 0 . 0 2 4 1 0 0 . 0 3 7 1 0 0 . 0 2 5 1 0 0 . 0 5 0 1 0 0 . 0 1 8 0 . 0 1 1 . 1 7 8 8 . 9 3 3 0 . 0 6 0 . 0 4 1 5 . 2 4 1 . 7 1 3 7 1 3 . 0 3 1 6 . 7 2 1 6 . 7 9 5 4 . 2 2 4 1 2 . 5 2 5 . 4 3 2 4 . 3 8 6 4 . 9 1 2 5 . 4 2 1 2 . 0 2 . 0 3 2 . 0 7 1 4 . 0 4 8 . 0 3 7 7 4 . 0 8 . 0 5 1 0 . 0 北海道大学大学際教育学研究科紀袈第 8 8 号 1 8 2 30%が飽に収入源がなく世帯の平均i 収入は 23万円で,暮らしが「かなり苦しい J のは 60%に達 する)。 ( 3 ) 就労地域別(悶表右):回答者の半数弱を占める「札腕市 J では平均年収は 326万円で相 対的に高い ( 3 0 0万円未満は 30%)。逆に平均年収が最も低いのは,針路市 J (平均年Jl3( 217万円, 300万円未満が91 .4%,収入糠のうち「借金J 14.8%) である。 一自由問答から- N o . 2 4 3 札幌市 まずタクシー運転手の給与体制に問題がある。毒基本給もない状態だし この不禁気で歩合最Ijというのは考えられない。自分はまだ独身だが結婚や将来のことを 考えると不安でー仕方がない。このまま最低な生活をしていると本当に生死にかかわる問 題だ!一般関民の襟準的な生活がしたい。この最低な給料は高校生のアルバイト代より まだ少ない。とにかく,タクシー業界は最低だ! N o . 3 1 4 伊遼市 1 0 年位前は少ない収入でも仕事がありなんとか生活できました。 1 8万 -20万位の給料。でもここ 2, 3年位前から生活すらできない状態の給料です。 9-12 万伎です。私の場合,子ども 2人です。姿と 4入で 1 5 万佼の給料でやりくりしています。 この先を考えるととても心配です。(中略)私は訴えたいです。タクシー,ハイヤー乗務 員の生活向上!いまの私達の現状をもっと皆さん知っていただきたいのです。ぜいたく するような金はいりません。一般のひとと同じ様に生活で、きるお金をください。 N o .6 8 2 旭 川 市 我 々 の 食 金 は 年 間 所 得 で2 5 0万円,中には 2 0 0 万円そこそこの食金と なっており,その地域における生活保護所帝より低い笑態となっており生活を補うため にさらに長時間労働を余儀なくされています。そのために体調に不安があっても休むこ とができない状況となっており毎日毎日の生活が精一杯でふ老後の生活がどうなるのか不 安で一杯です。 N o . 8 9 3 石狩市生活苦に死にたくなる。 N o .1 1 4 2 札 幌 市 平 成 5-10年佼までは手取り 2 5万前後でした。その後は 2 0 万をきる 月があるようになりました。特にこの 2-3年は毎年月間売上が 1万佼ずつ減の状態。 4年でストップかl! (中層的現;tE一ヶ月の手取り 1 5万をきる月がでできている。 今年平成 1 5日以降月末まで 1日-25日までは 3万あればホッとする 売上が見込めるのは月末 2 段々である。 4 . 公休出勤状況,乗務時の問題状況,危険行為 こうした低水準の収入を背景とした働き方の状況を検討してみよう。まず男性会体の状祝で ある(表III-4 1 ) 。 1)自答者全体の状況 第一に公休出勤の頻度は,全体の約 30%が「毎月した」と回答しており,これに「した月も あればしなかった月もある」をあわせると, 70.0%の者が,頻度の差こそあれ公出に従事して いることになる。また一ヶ月当たりの公出菌数は(約 130入の無回答があった), 'した月もあれ ばしなかった月もある」者では '1回J '2崩j に匝答が集中している(合計90%強)のに対 と 1 .2臨に及んでいる(偲し,公 して,毎月した j 者では, 45%が '3回j 以上で,平均は 2.5ご 出時の勤務時間は通常より短いケ…スもある)。 第二に,乗務時の問題状況をみると,まず,所定の拘束時間を超えて働く J '所定の休憩時 開より短い休憩しかとらずに働く」など,労働時間の延長行為の常態化した状況がひろく示さ 道内タクシー遂事若手の労働・生活・安全衛生に関する読ま量報告(第一次報告) 1 8 3 表 III-4-1 努 女 別 に み た 公 出 状 況 , 普 段 の 乗 務 で の 問 題 状 況 , タ ク シ ー 運 転 手 の 危 険 行 為 を 晃 か (単位:人.%) ける頻度等 男女 男性 1 1 2 5 1 0 0 . 0 公休出勤の頻度 毎月した した月もあればしなかった月もある しなかった ヶ月当りの公休出動 の回数(毎月した群) 1回 2回 3回 4回 5回以上 王子均依 (単佼:[ j j ] ) 標準偏差(単位:図) 3 5 5 31 .6 4 3 2 3 8 . 4 3 3 8 3 0 . 0 1翻 2問 3問 4関 5回以上 平均値 (単位:図) 標準偏差(単位:図) 6 2 . 0 2 3 3 . 3 1 2 7 . 0 3 5 0 . 0 8 9 . 0 3 9 . 0 1 1 6 . 7 2 6 . 0 2 . 5 1 .2 1 9 6 5 9 . 8 1 0 5 3 2 . 0 1 4 4 . 3 7 2 . 1 6 1 .8 2 . 9 1 .1 4 5 7 4 0 . 7 3 5 9 3 2 . 0 3 0 7 2 7 . 3 所定の休憩時間より短 い休憩しかとらずに働 よくある ある ほとんど・全くない 3 8 2 3 4 . 0 4 5 9 4 0 . 9 2 8 2 2 5 . 1 体調が惑くても勤務に 就かざるを得ない よくある ある ほとんど・全くない 2 4 6 2 1 .9 5 1 6 4 5 . 9 3 6 1 3 2 . 1 仕事中,種競不足や体 調の惑いのを感じる よくある ある ほとんど・会くない 1 9 9 1 7 . 7 6 2 0 5 5 . 2 3 0 4 2 7 . 1 運転中,売上をあげよ うと焦る よくある ある ほとんど・会くない 3 5 5 3 1 .6 5 9 9 5 3 . 3 1 6 9 1 5 . 0 1 0 9 9 1 0 0 . 0 5 5 9 5 0 . 9 4 0 3 3 6 . 7 1 2 6 1 1 . 5 1 1 1 .0 1 0 2 6 1 0 0 . 0 4 0 8 3 9‘8 3 6 5 3 5 . 6 2 3 1 2 2 . 5 2 2 2 . 1 1 8 . 1 3 7 . 0 2 5 . 9 1 1 . 4 7 . 6 2 . 5 1 .2 1 1 1 0 0 . 0 3 3 9 . 0 1 0 0 . 0 7 6 3 . 6 2 0 3 . 0 5 9 . 9 2 1 8 . 2 1 0 7 . 0 3 1 .6 1 9 . 1 1 5 . 0 4 . 4 7 . 0 2 . 1 1 9 . 1 7 . 0 2 . 1 1 .5 0 . 9 1 1 2 3 1 0 0 . 0 主主*の設問では,タクシー乗務経験が 2年未満の者は除いた。 3 6 1 3 1 .3 4 4 8 3 8 . 9 3 4 3 2 9 . 8 6 1 0 0 . 0 3 4 3 . 0 1 0 0 . 0 1 8 . 4 3 7 . 1 2 5 . 5 1 1 . 6 7 . 4 よくある ある ほとんど・全くない タクシー運転手の危倹非常に増えた 行為を見かける頻度の増えた ここ 2.3.if'.での増減* 以前と閃じ 以前より減った 2 . 2 6 2 1 6 5 9 . 3 8 . 5 5 1 6 2 1 2 5 8 6 3 9 2 5 所定の拘束時慌を超え て働〈 タクシー運転手の危険頻繁に見かける 行為を見かける頻度 まあ見かける あまり見かけない 全く見かけない 2 7 1 0 0 . 0 1 1 5 2 1 0 0 . 0 3 3 7 1 0 0 . 0 3 2 8 1 0 0 . 0 一ヶ月当りの公休出勤 の回数(した月もあれ ばしなかった丹もある 群) 全体 女性 1 .8 1 .4 1 .5 0 . 9 2 7 1 0 0 . 0 1 1 5 0 1 0 0 . 0 6 6 1 5 9 9 9 7 1 1 9 2 2 . 2 2 2 . 2 5 5 . 6 4 6 3 4 0 . 3 3 6 5 3 1 .7 3 2 2 2 8 . 0 3 3 . 3 3 3 . 3 3 3 . 3 3 9 1 3 4 . 0 4 6 8 4 0 . 7 2 9 1 2 5 . 3 2 5 . 9 4 0 . 7 3 3 . 3 2 5 3 2 2 . 0 5 2 7 4 5 . 8 2 . 2 3 7 0 3 5 1 5 7 1 1 9 7 1 8 . 5 5 5 . 6 2 5 . 9 2 0 4 1 7 . 7 5 . 2 6 3 5 5 3 1 1 2 7 . 0 4 0 . 7 3 3 . 3 2 5 . 9 3 6 6 3 1 .8 6 0 8 5 2 . 9 1 7 6 1 5 . 3 2 8 1 0 0 . 0 1 1 2 7 1 0 0 . 0 8 2 8 . 6 1 5 5 3 . 6 7 . 9 5 1 5 6 7 5 0 . 3 4 1 8 3 7 . 1 1 3 1 1 1 .6 1 1 1 .0 2 5 1 0 0 . 0 1 0 5 1 1 0 0 . 0 8 8 8 3 2 4 . 0 3 2 . 0 3 2 . 0 1 2 . 0 4 1 4 3 9 . 4 3 7 3 3 5 . 5 2 3 9 2 2 . 7 2 5 2. 4 1 8 4 北海道大学大学院教育学研究科紀要第 8 8 号 れている(,よくある」がそれぞれ約 40%,約 35%)。また売上をあげようと焦るのが3 l .6%, そして勤務前あるいは勤務中に寝不足や体調不良を感じるのがそれぞ、れ20%前後を占めている (いずれも,よくある」の比率)。また,こうした状況に加えて,偶タクを含むタクシー運転 手の危検行為(調査票では「速度超過,危険箇所での U ターン,違法場所での客待ちなど j と いう注釈付)を見かける頻度を尋ねた設問では,頻繁に見かける」が半数にも及んでおり,そ して,乗務経験が 2年未満の者を除く全体の,約 40%が,そうした行為を見かける頻度がここ 2, 3年で「非常に増えた」と回答している(,増えた」とあわせると 75%)。タクシー需要の 低下するなかで,利用者の「奪い合い」のために危険・違反行為の増えている状況が示唆され O ) る(自由回答も参照)i 2)収入別,年齢別,就労地域別,就労形態別にみた公出等の状況 I I 4 以上のような公出等の状況には,表I 2のとおり,①年齢,②就労地域,③就労形態, などによる差がみられる(*参照)が,ここでは収入による差を検討する。 I I 4… 3のとおり,昨年度の収入別にみると,まず男性全体では,年収の高いほど公休 表I 4 0 0万円以上」では普段の乗務での拘束時間の延長・休憩の削減 出勤が行われており,かつ, ' 等が高率で みられる。札焼で隔勤に従事する 6 0歳未満の者に限定して検討しても,そうした傾 F 向は同様にみられた。一定度の収入を確保するためには公出や労働時間の延長が不可欠で、ある II-4… 4も参照)。 ことが示唆される 21)(年収と一ヶ月当りの走行距離との関連を検討した表I 4 0 0万円以上」のほか, 3 0 0万円未満という低収入溜でも高率でみられ, 但し拘束時間の延長は, ' また問層では,売上をあげようとする焦りも高い。客観的な数値等で営収と延長労働時間との関 係を明らかにする必要があるが,労髄時間を延長することで営収をあげている層がみられる一 方で,労働時間を延長しでも営収があげられずに焦りを感じながら鋤いている層も少なくない。 表III-4-2 年齢別,就労地域別,就労形態別にみた,公出状況, 年 度 し た した月もあればしなかった月もある しなかった 4 0歳未満 4 0 歳代 1 0 7 100ρ273 1 0 0 . 0 3 4 3 l .8 9 4 . 1 3 3 9 . 2 4 8 4 4 . 9 1 0 7 3 2 5 2 3 . 4 7 3 2 6 . 7 5 0歳代 6 5 2 1 0 0 . 0 2 0 6 3 l .6 2 4 4 3 7 . 4 2 0 2 3 1 .0 6 0 歳以上 9 1 1 0 0 . 0 2 1 2 3 . 1 3 2 3 5 . 2 3 8 4l .8 札幌市 5 2 8 1 7 6 1 8 8 1 6 4 函館市 1 0 0 . 0 3 3 . 3 3 5 . 6 3 l .1 1 3 4 3 1 5 9 4 4 1 0 0 . 0 2 3 . 1 。‘ 4 4 3 2 . 8 1 0 7 1 0 0 . 0 2 7 3 1 0 0 . 0 6 5 0 1 0 0 . 0 9 1 1 0 0 . 0 4 4 4 l .1 1 0 9 3 9 . 9 2 6 8 4 1 .2 3 6 3 9 . 6 の問題状況所定の休憩時間より緩い休慈しか 40 37.4 95 34.8 218 33.5 2 9 3 l .9 5 2 7 1 0 0 . 0 1 3 6 1 0 0 . 0 2 8 4 5 l .9 39 5 7 4 2 3 0 4 3 . 6 4 2 3 0 . 9 3 3 3 4 . 5 1 3 2 2 0 . 3 1 4 1 5 . 4 0 . 8 6 7 2 1 4 8 2 0 . 6 8 . 1 2 8 2 ( rよくある」 と らずに普通〈 のみ) 体調が惑くても勤務に就かざるを 得ない 延1 民不足や体調の怒いの 仕事中. I を感じる 運転中,売上をあげようと焦る 危険行為を見頻繁に見かける かける頻度 まあ見かける た の増減 増えた ‘ 3 3 3 8 1 6 . 8 0 . 8 4 76 1 0 9 1 9 9 . 9 刷 1 1 7 2 7 . 6 2 . 2 2 4 1 2 . 3 2 3 9 3 6 . 4 7 9 2 8 . 9 2 1 0 3 6 2 8 . 6 1 7 9 3 4 . 0 5 5 4 0. 4 1 0 2 1 0 0 . 0 2 6 9 1 0 0 . 0 6 3 8 1 0 0 . 0 8 8 1 0 0 . 0 5 2 5l .0 1 3 6 5 0 . 6 3 2 4 5 0 . 8 4 6 5 2 . 3 3 7 3 6 3 5 . 7 2 3 6 3 7 . 0 3 3 3 7 . 5 6 . 3 9 5 1 1 1 0 0 . 0 1 3 3 1 0 0 . 0 3 4 2 6 6 . 2 6 . 9 8 8 6 8 . 6 1 5 0 2 4 3 8 2 9. 8 4 1 0 0 . 0 2 5 3 1 0 0 . 0 6 0 7 1 0 0 . 0 8 0 1 0 0 . 0 3 1 3 6 . 9 1 0 0 3 9 . 5 2 4 5 4 0 . 4 3 1 3 8 . 8 0 . 0 2 2 8 3 8 3 3 2 3 8 . 1 7 6 3 7 . 6 2 5 . 0 4 7 6 1 0 0 . 0 1 3 0 1 0 0 . 0 2 5 0 5 2 . 5 6 6 5 0 . 8 1 6 7 3 5 . 1 4 8 3 6 . 9 1 8 5 道内タクシー運転手の労働・生活・安全衛生に関する調変報告(第一次報告) 表III-4-3 昨年度の収入別にみた,公出状況,普段の乗務での構題状況 (単位‘人,%) 昨年度の収入 全体 2 5 0 万円未満 2 5 0 3 0 0 万円 3 0 0-3 5 0J Jf I l3 5 0-4 0 0万円 4 0 0 万円以上 未満 2 1 9 公休出動毎月した 4 4 の綴皮 した月もあればしなかった月もある 8 8 しなカミった 8 7 1 0 0 . 0 2 5 6 2 0 . 1 6 6 4 0 . 2 1 0 3 3 9 . 7 8 7 (男性全体 未満 1 0 0 . 0 2 6 0 2 5 . 8 9 2 4 0 . 2 9 6 3 4 . 0 7 2 未満 1 0 0 . 0 1 5 6 3 5. 4 6 3 3 6 . 9 5 3 2 7 . 7 4 0 1 0 0 . 0 4 0 . 4 3 4 . 0 2 5 . 6 2 1 91 0 0 . 0 2 5 41 0 0 . 0 2 5 91 0 0 . 0 1 5 芯 1 0 0 . 0 6 5 2 9 . 7 1 0 9 4 2 . 9 9 7 3 7 . 5 7 6 4 9 . 0 務での問所定の休懇時間より短い休憩しかと 7 3 3 3 . 3 8 3 3 2 . 7 7 4 2 8 . 6 5 3 3 4 . 2 題状況らずに働く ( iよくあ 体調が懇くても勤務に裁かざるを得者い 4 1 1 8 . 7 る」のみ) 仕事中,隊眠不足や体調の懇いのを感じる 4 1 1 8 . 7 8 5 4 8 2 4 1 3 1 0 0 . 0 5 6 . 5 2 8 . 2 1 5 . 3 9 7 6 3 1 3 3 6 4 2 9 9 1 0 0 . 0 3 2 . 1 3 7 . 3 3 0必 8 61 0 0 . 0 9 7 31 0 0 . 0 5 5 6 4 . 0 4 0 2 4 1 . 3 4 6 5 3 . 5 3 2 9 3 3 . 8 3 2 2 0 . 6 2 9 1 8 . 7 4 4 2 8 . 4 2 7 3 1 . 4 2 1 8 2 2. 4 1 6 1 8 . 6 1 7 5 1 8 . 0 2 7 3 1 .4 3 1 4 3 2 . 3 7 8 3 5 . 6 5 2 2 0 . 5 6 6 2 5 . 5 4 0 1 5 . 7 4 9 1 8 . 9 9 1 35ι74 2 8 . 6 ( 6 0 歳未満,札幌,隔日) タクシー 1 0 年未満 乗務の絞 1 0i f . 台 験年数 2 0年会 3 0 年以上 1 91 0 0 . 0 7 3 6 . 8 6 3 1 . 6 5 2 6 . 3 5 . 3 4 91 0 0 . 0 9 1 8. 4 1 2 2 4 . 5 1 5 3 0 . 6 1 3 2 6 . 5 7 2 2 2 2 1 2 3 6 1 0 0 . 0 3 0 . 6 2 9 . 2 3 1 .9 8 . 3 6 4 2 3 1 6 1 9 6 1 0 0 . 0 3 5 . 9 2 5 . 0 2 9 . 7 9 . 4 28100.0 2 3 2 5 1 7 . 9 6 6 1 4 5 0 . 0 6 9 3 1 0 . 7 6 5 62 1 .4 3 2 1 0 0 . 0 2 8. 4 2 9 . 7 2 8 . 0 1 3 . 8 公休出動毎月した の頻度 した月もあればしなかった月もある しなかった 1 91 0 0 . 0 4 2 1 . 1 6 3 1 .6 7. 4 9 4 4 8 1 4 1 6 1 8 7 1 3 1 2 1 1 9 1 0 0 . 0 4 3 . 7 2 9 . 6 2 6 . 8 6 3 2 7 2 5 1 1 1 0 0 . 0 4 2 . 9 3 9 . 7 1 7 . 5 2 71 0 0 . 0 2 2 8 1 2 4 4. 4 8 8 1 2 4 4 . 4 8 0 311.1 6 0 1 0 0 . 0 3 8 . 6 3 5 . 1 2 6 . 3 1 91 0 0 . 0 4 81 0 0 . 0 3 3 6 8 . 8 2 9 6 0. 4 6 91 0 0 . 0 3 1 4 4 . 9 2 9 4 2 . 0 6 31 0 0 . 0 3 7 5 8 . 7 2 1 3 3 . 3 2 8 100ρ227 1 0 0 . 0 2 2 7 8 . 6 1 3 6 5 9 . 9 1 4 5 0 . 0 1 0 2 4 4 . 9 saa 噌 BAdυ ハH υ ••• h nhυ 炉d , . 。 、 今 、unruqtu ••• nwun υ PHUphdOMU 0内 t 勾 pnuAUd れHV 06kdv n t F h J V ・ 2u1 2 -a- nhυqrhMq'lu , AHuq U ハ HV bqfu 今、 υ qペ υ S Aを nud み --- , 。 み ハ WJWAHVAWυ qdqdqd a 4EA 'B- a- 喝 7qL1 7 nruqL 晶 udonu -ハ- B A 宅 今 、J V B噌E 内〆hM qd n y u nυ , a 、 , 内 ペ υ phV 141 ム ヮ “ qUFOa4 , 3Ane 守 u nペ υ 4 nヨ FれV , 。 丈dphvnud 普段の乗 所主主の拘束時閣を超えて働く 1 3 6 8 . 4 務での問所定の休慾待問より緩い休憩しかと 9 4 7 . 4 題状況らずに働く ( iよくあ 体識が悪くても勤務に就かざるを得ない る」のみ) 仕事中,滋威不足や体識の惑いのを感じる 1 0 0 . 0 2 9 . 2 3 3 . 3 3 7 . 5 普段の乗務での問題状況,タクシー運転手の危検行為を見かける頻度等 (単佼:人,%) 地 域 事1路 市 就労形態(札幌市内就労者) 隔日勤務長夜交努勤務 旭川市 4 9 1 0 0 . 0 円 , . 。 0内 VS4anhu t-Aa 生 η A斗4Aud AU 司自み po ワu t i ハ ひ 今、u ⋮nvFhU ⋮ υ ⋮ ハ ︽ ご U22 伊 , n' =bpophu ⋮ 宅S品 噌 S A 一円 E.A&PU 帆 一噌 唱E hd h υ ud 一 A 4 ‘ つ 2, ゐ “ つ ム . a 。 Jdv 内︿ 0δ 只UF - ウd pnvn吋d A 宝 - a刈吟 一噌'ム ρhυηtυ 内ぺυ - 噌Eム F h υ -τs4FhJdνq屯υ 晶 ム 目 ⋮ 噌E n υ n υ 帯広市 い同 苫小牧市 9 1 0 0 . 0 4 6 1 0 0 . 0 2 4 1 0 0 . 0 3 7 1 0 0 . 0 -vu 4イ え υ 釜高富市 労 Mnuv 一FhUAuva4A 割引υ ハ ⋮q υ p o 見 1一 就 9100ρ43 1 0 0 . 0 2 2 1 0 0 . 0 3 7 1 0 0 . 0 2 5 1 0 0 . 0 4 6 1 0 0 . 0 6 6 6 . 7 1 4 3 2 . 6 8 3 6 . 4 1 1 2 9 . 7 6 2 4 . 0 8 1 7 . 4 6 . 0 7 1 5 . 2 2 2 2 . 2 1 5 3 4 . 9 4 1 8 . 2 1 2 3 2 . 4 9 3 2 7 9 1 0 3 1 0 2 7 4 1 0 0 . 0 3 6 . 9 3 6 . 6 2 6 . 5 1 1 7 1 5 4 4 5 8 自動専門 1 0 0 . 0 5 6 1 2 . 8 1 8 37ι18 4 9 . 6 2 0 1 0 0 . 0 3 2 . 1 3 2 . 1 3 5 . 7 夜勤専門 7 6 4 0 2 4 1 2 1 0 0 . 0 5 2 . 6 3l .6 1 5 . 8 2 7 6 1 0 0 . 0 1 2 0 1 0 0 . 0 5 6 1 0 0 . 0 7 5 1 0 0 . 0 1 5 7 5 6 . 9 6 4 5 3 . 3 2 2 3 9 . 3 4 1 5 4 . 7 1 1 9 4 3 . 1 4 2 3 5 . 0 2 8 5 0 . 0 4 1 5 4 . 7 2 2 2 . 2 1 2 2 7 . 9 3 1 3 . 6 .6 8 21 4 . 0 4 8 . 7 .3 8 0 2 9 . 0 1 9 1 5 . 8 1 8 3 2 . 1 3 1 4l 2 2 2 . 2 3 1 3 . 6 6 1 6 . 2 4 . 0 5 1 0 . 9 6 7 2 4 . 3 1 9 1 5 . 8 1 4 2 5 . 0 1 7 2 2 . 7 5 2 0 . 0 1 5 3 2 . 6 1 0 2 3 7 . 0 2 8 2 3 . 3 1 9 3 3 . 9 3 0 4 0 . 0 7100.0 4 5 1 0 0 . 0 2 3 1 0 0 . 0 3 7 1 0 0 . 0 2 5 1 0 0 . 0 4 9 1 0 0 . 0 1 4 . 3 2 1 4 6 . 7 8 3 4 . 8 1 4 3 7 . 8 3 1 2 . 0 3 2 6 5 . 3 l .1 1 2 5 2 . 2 2 1 5 6 . 8 1 9 7 6 . 0 1 6 3 2 . 7 4 5 7 . 1 2 3 5 2 6 9 1 0 0 . 0 1 1 5 1 0 0 . 0 5 4 1 0 0 . 0 7 3 1 0 0 . 0 1 7 7 6 5 . 8 8 0 6 9 . 6 2 8 5l .9 5 7 7 8 . 1 7 8 2 9 . 0 3 3 2 8 . 7 2 4 4 4 . 4 1 5 2 0 . 5 s100.0 4 2 1 0 0 . 0 2 0 1 0 0 . 0 3 5 1 0 0 . 0 2 2 1 0 0 . 0 4 5 1 0 0 . 0 1 l .1 1 4 3 3 . 3 7 3 5 . 0 8 2 2 . 9 2 9 . 1 2 2 4 8 .宮 4 4 4 . 4 2 5 5 9 . 5 9 4 5 . 0 2 1 6 0 . 0 9 4 0 . 9 1 7 3 7 . 8 2 6 2 1 0 0 . 0 9 4 1 0 0 . 0 5 1 1 0 0 . 0 6 9 1 0 0 . 0 8 1 8 . 6 4 1 5 3 4 . 9 4 4 4. 5 2 2 . 7 1 1 2 9 . 7 1 3 8 5 2 . 7 4 6 4 8 . 9 2 0 3 9 . 2 4 6 6 6 . 7 9 3 3 5 . 5 3 5 3 7 . 2 1 9 3 7 . 3 2 0 2 9 . 0 北海道大学大学院教育学研究科紀委第 8 8 号 186 表 III-4-4 昨 年 度 の 収 入 別 に み た ー ヶ 湾 当 り の 走 行 距 離 (単佼.入,%) 昨 年 度 の 収 入 (努性全体) 全体 2 5 0 万悶未満 2 5 0 3 0 0万円 3 0 03 5 0 j 筒 万円 3 5 0 4 0 0 万円 4 0 0 万円以上 来 j 誇 米 未満 1 7 01 0 0 . 0 2 0 71 0 0 . 0 2 1 01 0 0 . 0 1 2 61 0 0 . 0 6 91 0 0 . 0 7 8 21 0 0 . 0 1 0 0 0 k m台 1 6 1 .0 0 . 0 2 2 . 9 2 0 0 0 k m台 7 3 4 2 . 9 7 1 3 4 . 3 3 2 1 5 . 2 1 4 1 1 . 1 3 4 . 3 1 9 3 2 4 . 7 3 0 0 0 k m台 6 1 3 5 . 9 9 0 4 3 . 5 1 0 9 5 1 .9 4 7 3 7 . 3 4 0 0 0 k m台 1 5 8 . 8 4 0 1 9 . 3 5 3 2 5 . 2 5 2 4 1 . 3 2 7 3 9 . 1 1 8 7 2 3 . 9 5 2 . 9 1 4 6 . 7 1 3 1 0 . 3 1 2 1 7 . 4 以上 5 0 0 0 k m 9. 4 2 4 1 .0 1 .9 2 2 2 2 . 8 2 5 3 6 . 2 3 3 2 4 2 . 5 4 8 6 . 1 (単位:k m ) 2 8 6 2 3 1 6 5 3 4 9 3 3 8 6 9 4 0 1 8 3 3 7 6 標準係釜(単f 立: km) 8 8 1 7 4 6 8 5 8 8 7 8 9 4 0 9 2 8 1 51 0 0 . 0 4 21 0 0 . 0 5 61 0 0 . 0 5 61 0 0 . 0 平均値 ( 6 0 歳未満,札幌,隔日) 2 41 0 0 . 0 1 9 31 0 0 . 0 1 0 0 0 k m台 0 . 0 0 . 0 2 0 0 0 k m台 6 4 0 . 0 1 2 2 8 . 6 6 1 0 . 7 3 0 0 0 k m台 7 4 6 . 7 1 9 4 5 . 2 2 8 5 0 . 0 1 9 3 3 . 9 6 2 5 . 0 7 9 4 0 . 9 4 0 0 0 k m台 2 1 3 . 3 1 1 2 6 . 2 2 1 3 7 . 5 3 2 5 7 . 1 1 4 5 8 . 3 8 0 4 15 0 . 0 0 . 0 0 . 0 (挙佼 : km) 3 0 4 7 3 2 7 1 様準係主主(単佼 : km) 5 8 8 6 8 9 以上 5 0 0 0 k m 平均儀 *①年齢による羨 I 1 .8 1 4 0 . 0 0 . 0 0 . 5 1 .8 0 . 0 2 5 1 3 . 0 目 7 . 1 4 1 6 . 7 8 4 . 1 3 5 0 2 3 9 7 4 4 2 9 2 3 6 5 2 6 8 7 6 1 3 6 5 2 7 5 4 r 6 0 歳以上」では公出や無理をした乗務が相対的に少なし逆に,表 い年齢層で高率,等。②就労地域による差:深夜時間帯での需要も相対的に多いと沼、われ る札幌市では拘束時間の延長が半数を超えている,等。③就労形態による差:臼勤では, 車両の交替・引継ぎの都合で拘束待閣の延長は相対的に低い。しかし休慾時閣の削減は, 短い拘束時間内で営収をあげなくてはならない 8時間勤務でやや高率である。また後述の とおり,睡眠待問の短いという夜勤従事者に,体識が悪くても勤務につかざるを得ないと いう回答がやや高率である。 以上のとおり,総じて,収入水準の低さという経済的な条件や出来高給という賃金体系を背 景に,公出,乗務時の危険行為など労働強化を選択せざるを得ない状況のひろくみられること が確認された。 一段段回答から- N O . 5 函館市景気がよくなる見通しがない,さらに慈くなるのではないかと不安をか かえています。生活するために月に 2回公出をして生活をささえています。健康上で不 震は景気対策をとってほしいです。 安があり,卒く E N o .382 美唄市生活に凶った運転手が公休出勤に精合出し本番勤務の邪魔をされた 3時間ずつやっ 運転手がやり返す。惑循環です。なかには公休出動, うちは 4回まで, 1 1 8 7 道内タクシー運転手の労働・生活・安全衛生に関する鏡奈報告(第一次報告) 7 2時間 =9日分頑張っている遂転手もいます。 N O . 1 7 3 1草川市 中間管理職はすべての頭でくだらない事務長いじめ。よいほうに誘導 て , しないで、トカゲの尻尾きりだけしかなし悪いほうに誘、導して事故多発(あせらせ,無 理させる)走行伶ばせ,遂収あげれという反問,善玉故無いようにというが,パック突 ( 7 7) 多くなる。主主りから,次の仕事,次の仕事と考えるので物が見えなくなる。 N o . 2 3 3 札幌市 流しのタクシ- 60kmから 70kmで走行してでもパンパン追い越さ り込まれ容を拾われてしまう。特に最近の偶人タクシーはタコメーターがつい れ前に若手i ていないせいもあって,ものすごい勢いで,空事で右車線を平気で走っていく。 N o . 3 8 2 奨 E良市 金が欲しい タクシー乗務長の危険行為,事故が増えているのは,生活苦のためお 1本でも多く走りたい,ズルい仕事をして,すっとんでいくのをよく見ま す。公休出勤のしすぎで疲れているのが涼図だと思います。 N o .4 4 2 苫小牧市 市内を走っても客が無く無線の仕事も無い今の状態で他社の車の 走り方を見ていると,焦つての仕事振りが自につく。 N O . 9 4 8 富良野市 元の同僚らに認を開く絞り,都市部のタクシー乗務員の生活は悲惨 反をあげようと,ほとんど無休で走り続けたり,生活 のひと蓄につきます。少しでも営i 費を捻出するためにアルバイトをしたり,消費者金融から傍金をしたり,余絡などほと んど無いようです。何としてもお容をつかまえようと無環な Uターン,交差点の横断歩 t c・,大都市では日常茶飯事です。 1日の予定上=給与収入といういわゆ 道上での客待ち e るオール歩合制になってからとくにめだってきています。 N o .1 1 6 9 札幌市 あまりにも低資金のためタクシ一同士のマナーの懇きが目立つ。基 本給のそこあげが絶対必要きである。ノルマばかりが先行しすぎて(客の乗るところ=交 差点付近)違法駐車が多いのが実際のところである。 5 . 働き方,睡眠及び食事の状況 1)働き方と睡眠の最もよくあるパターン 表 III-5-1と表III-5-2は , 1 動き方と睡眠についてのもっともよくあるパターンを,就 労形態別にまとめたものである。本調査では設関上の制約(例えば,就寝時刻も起床時刻も回 答欄がそれぞれ一つずつしかないので,隔日勤務の明け番など,複数四に分けて睡眠をとるケー スも考えられる場商には適していない)があるので,冒頭でも述べたとおり,具体的な状況は 「勤務・睡臨時間調査j で示すこととし,今回は簡単に結果をみてみよう。 ( 1 ) 隈日勤務従事者(基本のパターンは 8時 翌 2時):①出宅時刻は,全体の 80%が 6, 7 時台に集中している。②それに対して帰宅時刻の分布はばらついており,王子均は 4時5 1 分であ る 。 6時以降も 30%を超えている。③当然,出宅から帰宅までの時間(以下 i出宅 帰宅J 時 間)はばらついているが,平均は 2 2. 6: t 1 .9 時間, 2 4時間以上も 30%弱に及んでおり,④休憩が とれているとはいえ, 1 8時間という所定の拘束時間を超えて働く者がほとんどである。⑤明け 番の日の睡賦だが,半数弱は 7時以降に就寝を開始しており,時間は,平均で5 . 1時間, 80%が 7時間未満である。それに対して,明け番から翌勤務にかけての睡眠は,起床は卒いが就寝も 早いので,平均で8 . 0時間に達している。但し,睡眠の深さの自覚は,この深夜時間帯の睡眠で も iぐっすり寝れる J は60%強にとどまる。 ( 2 ) 日勤従事者 (8時-17時):①出宅は 40%が 6時前という早きである(平均は 5持 4 3 分 ) 。 ②帰宅は 80%強が1 7時以降で,③「出宅 帰宅j 時間は,平均で" 1 2時間弱に及び,かつ④拘束 時間内の休憩は iあまりとれなかった J が半数を占め, D Iが夜勤専門同様に低い (-27ι)。 1 8 8 北海道大学大学院教育学研究科紀華客 第8 8 号 表 III-5-1 就 労 形 態 別 に み た 働 き 方 ( 札 幌 市 内 就 労 者 ) (単位.人,%) 隔日勤務 昼夜交替勤務 日勤時 (勤務のた めにEl宅を 出発する時 5時台 6~寺会 7時台 2 8 1 1 4 4 4 1 5 5 6 8 1 0 0 . 0 5 . 0 1 5 . 7 5 5 . 2 2 4 . 2 1 1 2 2 1 2 7 7 2 1 日動専門 夜勤専門 夜勤時 1 0 0 . 0 9 7 1 0 0 . 0 5 8 8 1 .8 1 0 . 7 1 9 6 8 . 8 2 9 1 8 . 8 2 1 0 0 . 0 7 6 1 0 0 . 0 1 3 . 8 3 2 . 8 5 0 . 0 3. 4 ~J) 1 3, 1 4時台 1 5時台 1 6時台 1 7 ,1 8時台 4 4 . 1 6 1 6 2 . 9 2 8 2 8 . 9 4 4 . 1 帰宅待刻 (勤務を終 えてEl宅に J i j楚する時 方1 ] ) 。1 待合 2, 3待合 4, 5待問台 6, 7時間合 8-10待合 2 8 1 4 8 3 1 0 3 7 3 1 8 1 0 0 . 0 1 1 2 1 0 0 . 0 1 .4 2 9 . 5 3 6 . 7 2 6 . 0 6 . 4 1 5待合 1 6待合 1 7待合 9待合 1 8, 1 8, 9時間台 1 0, 1 1時間合 1 2, 1 3時間合 1 4, 1 5時間合 1 6, 1 7時間合 1 9時隠合 1時衛合 2 0,2 3時荷台 2 2,2 5時間合 2 4,2 2 6時間以上 4 :5 1 1:5 1 流し主体 流しと客待ち 客待ち主体 1 5 :4 8 1:0 7 2 5 2 5 . 8 5 0 5 1 .5 2 1 2 1 .6 1 1 .0 1 9 2 5 . 0 2 8 3 6 . 8 2 7 3 5 . 5 2 2 . 6 1 1 .7 5 . 5 9 1 2 8 4 8 . 3 2 0 3 4 . 5 1 7 :0 7 0 :4 5 4 :4 3 1 :2 2 1 7 :2 7 0:4 5 5 :0 2 1 :3 2 1 0 0 . 0 5 8 1 0 0 . 0 1 1 .7 2 1 .6 3 9 6 7 . 2 4 8 . 5 1 4 2 4 . 1 2 7 . 8 4 6 . 9 2 . 1 7 6 1 0 0 . 0 1 4 1 8 . 4 7 . 4 3 6 4 2 3 3 0 . 3 3 3 . 9 1 8 6 . 4 9 3 3 3 . 1 9 3 3 3 . 1 6 4 2 2 . 8 1 3 4 . 6 2 2 . 6 1 .9 2 8 3 4 1 1 4 4 8 6 1 2 1 0 0 . 0 1 4 . 5 5 0 . 9 3 0 . 4 4 . 2 3 0 . 7 と 営業形態・ 働き方 5 :4 3 0 :5 2 2 1 . 1 2 6 . 3 3 5 . 5 1 7 . 1 9 7 1 0 0 . 0 5 8 1 0 0 . 0 7 6 1 0 0 . 0 2 8 1 1 0 0 . 0 1 1 2 1 0 0 . 0 9 7 1 7 1 5 . 2 8 4 7 5 . 0 2 1 1 1 9 . 8 4 7 2 7 2 平均値 様準偏差 拘束時間内充分とれた の休懇の有 とれた 無 あまりとれなかった 会くとれなかった : 。 1 5 :4 4 3 9 8 7 . 1 1 7 1 5 . 2 7 3 6 5 . 2 1 4 1 2 . 5 平均値 (単位:I 等分) 標準偏差(単位・持分) 「出.<:6-帰 E 包」待問(出 宅待主!Jか ふ帰宅待 刻までの待 部) 6 :2 4 : 。 3 4 6 :1 7 0 :4 6 平均値 (単位: 標準偏差(単佼: 1 6 2 0 2 7 1 3 1 0 . 7 0 . 9 1 1 0 1 3 4 9 4 2 6 1 0 0 . 0 1 1 . 8 4 4 . 5 3 8 . 2 5 . 5 1 2 . 7 1 3 . 0 1 .4 9 5 1 1 3 7 4 1 6 1 0 0 . 0 5 8 1 1 .6 3 3 8 . 9 1 8 4 3 . 2 3 1 6 . 3 6 l 1 0 0 . 0 5 . 2 3 1 .0 5 3 . 4 1 0 . 3 7 6 3 2 4 3 6 1 3 -27.6 1 .1 2 8 2 1 0 0 . 0 1 1 0 1 0 0 . 0 8 7 1 0 0 . 0 7 . 3 4 0 3 7 7 2 6 . 4 9 1 0 . 3 1 8 4 6 5 . 2 6 1 5 5 . 5 7 0 8 0 . 5 2 0 7 . 1 9 8 . 2 8 9 . 2 1 3 . 2 1 .5 1 1 . 7 1 .1 5 8 1 7 2 8 1 1 1 0 0 . 0 7 6 2 9 . 3 9 4 8 . 3 4 7 1 9 . 0 2 0 1 0 0 . 0 3 . 9 3 1 .6 4 7 . 4 1 7 . 1 -28.9 1 0 0 . 0 1 1 .8 6 1 .8 2 6 . 3 道内タクシー運転手の労働・生活・安全衛生に関する言埋ま長報告(第一次報告) 189 表 III-5-2 就労形態別にみた陸磁(札幌市内就労者) (単位:人,%) 繍日勤務 明け番 昼夜交替勤務 明け番 毅議日 日勤時 日勤専門 2 5 9 1 0 0 . 0 2 7 1 1 0 0 . 0 1 1 9 1 0 0 . 0 1 1 91 0 0 . 0 就寝時刻i 7 9 3 0 . 5 5 2 4 3 . 7 6, 7持台 5 9 2 2 . 8 4 0 3 3 . 6 2 8 3 6 . 8 8, 9待合 6 8 2 6 . 3 2 5 2 1 .0 2 6 3 4 . 2 1 0時以降 2 3 8 . 9 2 1 7 6 . 3 4 2 1 . 7 4 3 . 4 3 9 3 2 . 8 3 0 5 2 . 6 2 2,2 3時台 1 1 0 4 0 . 6 7 0 5 8 . 8 2 1 3 6 . 8 3 . 0 6 5 . 0 2 2 . 6 7 . 0 1 3 6 5 0 . 2 8 1 . 3 1 9 2 5 . 0 1時台 2 0,2 3 . 5 平均値 (単位:時分) 6 :2 7 2 1 :2 6 2 1 :3 9 6 :1 1 2 1 :2 5 6:4 8 標準偏差(単位:時分) 2 :1 8 1 :l O 2:1 6 1 :3 5 O 1 :l 1 :4 2 2 5 9 1 0 0 . 0 2 7 1 1 0 0 . 0 1 1 9 1 0 0 . 0 1 1 91 0 0 . 0 5 71 0 0 . 0 7 61 0 0 . 0 2, 3時台 6, 7時台 8, 9時台 m寺台 8 9 3 . 0 l 0 . 8 1 5 4 5 6 . 8 7 0 5 8 . 8 0 9 4 0 . 2 3 . 5 1 4 8 4 0 . 3 4 1 1 5 . 8 4 7 . 0 4 5 7 8 . 9 1 0 . 8 2 1 . 7 8 1 4 . 0 1 .3 1 0, 7 7 2 9 . 7 3 4 2 8 . 6 1 2,1 3時台 8 6 3 3 . 2 4 3 3 6 . 1 2 5 3 2 . 9 1 4,1 5待合 3 2 1 2 . 4 3 7 3 1 . l 3 4 4 4 . 7 時以降 1 6 1 4 1 . 7 9 1 1 .8 5 . 4 9 . 2 5 :2 7 1 2 :3 8 : 。50 1 3 :4 6 1 :4 9 2 5 9 1 0 0 . 0 2 7 1 1 0 0 . 0 1 1 91 0 0 . 0 1 1 9 l O O . O 5 7 1 0 0 . 0 7 61 0 0 . 0 1 1:3 5 2:2 2 5時間未満 1 0 4 4 0 . 2 5, 6時閉会 1 1 2 4 3 . 2 7, 8時関台 2 7 0 :4 3 平均伎 (単位:時分) 様準偏差(単位:時分) 5 :2 5 : 。51 4 :5 3 1 :3 9 0 . 8 1 5 1 2 . 6 3 5 1 2 . 9 2 1 1 7 . 6 5 2 4 3 . 7 1 2 2 1 . 1 2 9 3 8 . 2 3 8 1 4 . 7 1 7 5 6 4 . 6 8 5 7 1 . 4 4 3 3 6 . 1 4 1 7 1 .9 4 1 5 3 . 9 1 .9 6 1 2 2 . 5 1 2 1 0 . 1 8 3. 4 1 2 . 9 1 8 . 5 5 6 . 3 王子均鍍 (単佼:待問) 5 . 1 8 . 0 7 . 6 標準偏差(単佼:待問) 1 .8 1 . 1 1 . l 9時間以上 睡1 廷の深さ 1 4, 5時台 4, 5時台 (再掲) 7 61 0 0 . 0 1 . 6 3 0 1 2 4時台 需主臨時間 5 71 0 0 . 0 2, 3待合 9時台 1 8,1 起床時刻 夜勤専門 夜勤時 5 7時間未満 9 7 . 6 2 4 7 . 0 4 2 . 6 5 . 3 21 . l 4 0 . 8 6 . 5 7 . 5 7 . 0 1 .5 1 .0 1 . 2 2 5 61 0 0 . 0 2 5 4 1 0 0 . 0 1 1 5 1 0 0 . 0 1 1 61 0 0 . 0 5 2 1 0 0 . 0 7 51 0 0 . 0 ぐっすり渡れる 1 4 0 5 4 . 7 1 6 1 6 3. 4 7 7 6 7 . 0 4 1 3 5 . 3 2 5 4 8 . 1 2 6 3 4 . 7 寝たり起きたり 1 0 8 4 2 . 2 3 7 3 2 . 2 7 0 6 0 . 3 2 5 4 8 . 1 4 9 6 5 . 3 ほとんど寝られない 8 3 . 1 9 1 3 5 . 8 2 0 . 8 0 . 9 5 4 . 3 2 3 . 8 1 9 0 北海道大学大学院教育学研究科紀要 第8 8 号 ⑤唾臨は,就寝も起床も阜いのが特徴である(それぞれ平均で2 1時 半 7 . 5時 間 だ が 7時間未満も 5分 の lを占め,かつ 5時前)。時間は平均で r 寝たり起きたり J というのが半数を占め る 。 ( 3 ) 夜勤従事者(17 時 盟 2時) :①出宅は,平均は 1 6時だが, 1 5時前にすでに出宅している 者も 5分 の 1を占める。②帰宅 l まばらついており,平均で 5持である。③「出宅 帰宅」時間 は,王子均で1 3時間で,所定の拘束時開の長さが陪じ (9時開)である日勤と比較しても長い。 ④また休憩は, 日勤同様に, とれておらず r 全 く と れ な か っ た Jも20%弱に及んでいる。⑤そ して睡眠は,王子均で 7時頃からの就寝となっており,時間も,王子均で 7時間で, 40%は 7時 間 未満である。睡眠の深さも rぐっすり寝れる J は35%と最も低い。 ( 4 ) 昼夜交替勤務従事者(所定ごとに日勤と夜勤を交替) :拘束時間内の休憩取得状況がやや 8勤時には よかったり日勤時の睡眠の賀が改善されているなど一部異なる部分もみられるが おおよそ上記の尽勤従事者と,夜勤時には夜勤従事者と,それぞれ類似しているといえよう。 以上のとおり,総じて,所定の拘束時間を超えて働いている者が多しかっその中で睡眠(休 養)時間の不足が生じている状祝が示された。 2) 睡 眠 及 び 食 事 に み ら れ る 開 題 状 況 表 III-5-3は,普段の睡眠や食事で「よくある j 問題状況をまとめたものである。 rぐっすり深い睡眠がとれ 男性会体では(向表左), ① 睡 眠 は , 睡 眠 の 質 の 悪 さ を 訴 え る 者 ( ない J ) が 30%強 , 睡 臨 時 間 の 短 さ を 訴 え る 者 ( r充分な睡眠時間がとれない J ) が 4分 の l弱を 占めていた。ところで,比率は極僅かだが r 眠れないので睡眠薬を搬用している Jという者が 2.8%みられた。市販の鎮静剤i 等も含まれていると推測されるが,深刻な時眠障害をかかえた者 の少なくないことが示唆される。②食事は,食事(食事時刻)の不規則さ ( 4 6 . 7 % ),欠食 ( 4 4 . 2 % ), 短時間での摂取 ( 3 7 . 7 % ), 食 後 す ぐ の 作 業 開 始 ( 3 4 . 1 % ) など様々な問題が高率で、訴えられて いた。拘束時間中のゆとりのなさ(過宮、労鶴)を示唆する結果でもある。 以上を就労形態別にみると(開表右), 睡 眠 で は , 夜 勤 専 門 に 睡 眠 の 質 の 悪 さ を 訴 え る 者 が や 表 III-5-3 全体及び就労形態別にみた普段の緩限及び食事でよくある問題 (単位:人,%) 就労形態(札幌市内就労者) 全体 隔日勤務長夜交替勤務 日勤専門 普段の縫脱 ぐっすり深い睡眠がとれない でよくある 充分な幾絞時間がとれない 潟産喜(複数床についてもなかなか依りにつけない 回 答 i i J ) 思い時刻に起きるのがつらい E 民れないので、溶を飲む E 民れないので、経眠薬を服用している 普段の食事 日一食あるいは一食で済ませたりする でよくある できるだけ短待問で食事をとる 問題(複数食べ終えるとすぐに作業(例・運転)につく 回答可) 運転しながら食事をとる おにぎりやパンなど簡素なもので食事を済ませる 毎日の食事は不規則である 夜勤専門 1 1 5 51 0 0 . 0 2 8 31 0 0 . 01 2 11 0 0 . 0 5 81 0 0 . 0 7 61 0 0 . 0 3 7 0 3 2 . 0 9 3 3 2 . 9 3 6 2 9 . 8 1 5 2 5 . 9 2 7 3 5 . 5 2 7 4 2 3 . 7 5 5 1 9 . 4 5 0 4 1 . 3 8 1 3 . 8 2 3 3 0 . 3 1 6 5 1 4 . 3 4 0 1 4 . 1 9 1 5 . 5 8 1 0 . 5 2 3 1 2 0 . 0 4 3 1 5 . 2 2 8 2 3 . 1 1 4 2 4 . 1 9 1 1 .8 3 5 0 3 0 . 3 9 0 3 1 .8 3 1 2 5 . 6 1 6 2 7 . 6 3 5 4 6 . 1 3 2 2 . 8 8 2 . 8 9 2 7 . 4 1 . 7 2 4 3. 3 3 . 9 5 1 0 4 4 . 2 1 . 2 5 2 4 3 . 0 2 1 3 6 . 2 4 0 5 2 . 6 1 4 5 5 4 3 5 3 7 . 7 1 2 3 4 3 . 5 4 7 3 8 . 8 2 4 4 1 .4 3 6 4 7 . 4 3 9 4 3 4 . 1 1 0 3 3 6. 4 3 9 3 2 . 2 2 9 5 0 . 0 3 6 4 7 . 4 1 1 1 9 . 6 2 7 9 . 5 1 5 1 2 . 4 9 1 5 . 5 2 0 2 6 . 3 2 5 1 2 1 . 7 5 3 1 8 . 7 3 7 3 0 . 6 2 3 3 9 . 7 2 5 3 2 . 9 5 3 9 4 6 . 7 1 1 8 4 1 . 7 6 3 5 2 . 1 1 5 2 5 . 9 3 1 4 0 . 8 道内タクシー遂転手の労働・生活・安全衛生に関する議資報告(第一次報告) 1 9 1 や多く,かつ睡眠の飽きを訴える者が30%と隔日勤務や 8勤専門に比べ 1 0ポイント以上高かっ た(悠し睡眠の短さは昼夜交替で最大)。また夜勤の場合,眠れないので酒を飲む者も 50%弱を 占めており,同群における睡眠時題の深刻きが示唆される。食事については,拘束時間の鎧い 8時間勤務者でゆとりのない食事状況がみられる。すなわち日勤では,欠食こそ相対的に低い 6.2%),40%が食事の内容は衡素だと盟答し,かっ,半数が食べ終えるとすぐに が(それでも 3 作業についている。夜勤では,加えて,欠食も半数強と多しかっ運転しながら食事をとると いうゆとりのない状況も 4分の 1を占める。 6 . 健康状態 1)疲労の閥復状況と運転時の蝦気の発生状況 疲労の回復状況は,全体では r いつも疲れがたまっている」が 4分の lを占め,これに「前 臼の疲れがとれないことがよくある J をあわせた疲労高蓄積群は,半数を超えている(表I I I - 6ーしちなみに女性では,それぞ、れ, 46.4%,67.9%)。年齢別にみると,相対的に若い年齢 層で疲労高蓄積群が高<, r 6 0歳以上」でやや改善されている O 就労形態別にみると,夜勤専門 で r いつも疲れている j が半数弱を占め最も高く,年齢を r 5 0歳代」にそろえて検討しても(同 表お),同様の結果が確認された。 一日に一回以上」の頻度で感じる者が50%弱に及 つぎに運転時の眠気は(表III-6-2), r ぴ,とくに疲労の回復が充分で、ない者ではその比率が高い。但し,就労形態別にみると,疲労 I I 関復の充分で、ない者が高率だ、った夜勤専門では,眠気の発生頻度の高い者は少ない。なお表I 6-3のとおり,眠気を「一日にー題以上J の頻度で感じ,かつ,そのまま運転を継続するこ とが「ほほいつも」あるいは「多い」という者は,全体の約35%を占め,危険な状態での連転 がひろく認められる。 2)健康診断の状況 表 III-6-4のとおり全体では,①受診状況は,毎年の受診を有っていない者が4.3%みられ 0 @診断結果は,異常なしは約 40%に過ぎず,経過観祭が約 た(女性では 100%が毎年の受診) 30%,要精密検査ならびに要治療がそれぞれ1 4, 15%を占めている(以下 群)。③そして r 要精密検査・治療J r 要精密検査・治療」群がその後の検査・治療を受けたのかをみると r 受けな 受けたが途中で、断念」が11%と,半数が受診・受療機会を逃している。 かった J が約 40%, r 年齢耳目にみると,診断結果は, r 5 0歳代J て最も悪く,爵年齢層では「異常なし」は 36.4%に まで低下し r 要精密検査・治療」群が34%を占める。但し「要精審検査・治療j 群のその後の 検交・治療状況は,若い層 ( r 4 0歳未満 j r 4 0歳代j) で非常に悪い。 3)有構状況 I I 6… 5のとおり, 2 1の疾患名を示し 表I r ある j,r 通院中あるいは市販薬や湿布を使用中 (以下,通説中 . } j i l 用中)j, という二つに分けて回答してもらった。無記入は r なしりとみな した。なお比較対照として表I II-6 6に「労働者健康状況調査 j22)の結来を示した。但し疾患 名は必ずしも同一でない。また本調査では疾病を「医師の診断による」ものと限定しなかった のでその分範囲がひろくなっている o 以上を念頭におき,あくまで参考として用いるにとどめ られたい。 ]戸市 WN 表 III-6-1 全体,年鈴別及び就労形態別にみた疲労回復状況 (単佼・人々%) 年 齢 全体 4 0 歳未満 4 0 歳代 就労形態(悶, 5 0 歳代) 就労形態(札幌市内総談者) 5 0 歳代 6 0 歳以上 総司勤務昼夜交替勤務 自動専門 罪事日勤務昼夜交替勤務 夜勤専門 自動専門 夜勤専門 1 1 2 71 0 0 . 0 1 0 51 0 0 . 02 7 51 0 0 . 06 5 2 1 0 0 . 0 9 51 0 0 . 0 2 7 61 0 0 . 01 1 91 0 0 . 0 5 41 0 0 . 0 7 41 0 0 . 0 2 7 0 2 4 . 0 8 . 7 1 4 7 2 25 1 4 1 4 . 7 3 0 2 8 . 6 7 9 2 7 1 2 6 2 1 .8 1 7 3 1 .5 3 5 4 7 . 3 5 . 7 2 6 2 3 . 5 4 5 2 6 . 6 1 6 2 2 . 2 1 1 . 7 5 4 3 3 2 2 9 . 5 3 . 11 8 5 2 8. 4 2 7 2 8. 4 2 9 2 7 . 6 9 1 3 8 1 2 9 . 3 4 3 3 6 . 1 1 5 2 7 . 8 1 2 1 6 . 2 2 3 2. 4 4 7 2 7 . 8 2 2 . 2 6 2 3 8 2 3 3 . 9 5 . 3 3 2 3 3 . 7 3 3 3 1 . 4 8 7 3 1 .6 2 3 0 3 4 3 2 . 4 7 3 1 .5 2 8 2 2 9 . 7 4 4 3 7 . 0 1 4 3 8 . 1 1 3 3 6 . 1 5 . 3 1 3 4 5 2 3 0 . 8 2 2 . 7 1 4 3 1 1 3 1 2. 4 1 8 4 2 1 5 . 2 いつも疲れがたまっ 宥 1 6 91 0 0 . 0 6 8 100ρ27 1 0 0 . 0 3 61 0 0 . 0 ている 言 I )Bの疲れがとれな 5 1 3 . 9 いことカ1 よくある ことカちたまにある 疲れがあっても,翌 6 . 5 9 0 1 3 . 8 2 2 2 3 . 2 8 5 . 0 5 9 . 3 4 . 1 2 5 1 4 . 8 5 9 . 3 6 3 . 5 5 4. 4 8 8 . 8 2 7 . 4 8 . 3 5 5 . 9 4 4. 4 5 5 . 6 日には持ち越さない 疲労溺蓄積群 6 1 .8 5 6 . 2 5 3. 4 5 0 . 9 4 3 . 2 5 5 . 1 5 8 . 0 表 III-6-2 全体,疲労の回復状況別及び就労形態別にみた,運転時の眠気の発生頻度 グ 〉 閥復状況 就 いつも疲れ 前日の疲れ 前 a の疲れ 疲れがあっ カぎたまって いる ても,翌日に ことカミよく ことカえたま ある にある は持ち越さ ない 19.3 78 24.1 26.8 1 7 12.7 45 16.4 16.8 2 1 8 . 0 39 12.1 20.1 34 25.4 46 ほとんど・全くなし 174 15.7 2 2 8.3 24 7.4 20.6 45 33.6 3 3 12.0 80.5 59.3 4 1 .0 7 1 .2 多頻度発生群 68.7 83.7 i 15.6 哩 173 のJ U 月にー,二回 34.5 8.6 18.1 73.3 16.7 5.6 24.1 70. 4 A H v, nu n x u q r ω gA 噌 句54 5 1 53.7 “ 22.5 100.0 町内ノ“ f 249 38.8 a 週に一,二関 100.0 n r u 54.7 。 可 150 夜勤専門 , n 28.4 1A 38 υqδ 32.5 丹、 56.3 切 182 4 64.4 噌 170 一n d n w d 274 100.0 46.3 a a τ 134 100.0 513 B勤専門 R υ一 つ 山 100.0 一日に一回以上 態(キ凶鬼市内就労者) 昼夜交替 勤務 可 , . ゅ 一 323 1 0 0 . 0 際司勤務 形 p o一 見υ υ ハA υ -aazaaz a・ 264 100.0 がとれない ゐ ' - 1 1 0 9 100.0 がとれない 労 100.0 30.6 27.8 16.7 25.0 58.3 獄∞∞中 (単位:人,%) 疲労 全 体 持首相嵐山内川背山円川判明間然峨報酬唱哨同議お湘 前Eの疲れがとれない 道内タクシー運転手の労働・生活・安全衛生に隠する調凌報告(第一次報告) 1 9 3 表 III-6-3 怒 気 の 発 生 頻 度 別 に み た , そ の ま ま 運 転 を 継 続 す る こ と の 頻 度 (単佼:人,%) 眠気を感じる頻度 一日 l こ一関 以上 全体 週に一,ニ聞月に一,二頭 ほとんど・ 会くなし 1 9 1 0 0 . 0 1 4 8 3 1 0 0 . 0 2 4 7 1 0 0 . 0 1 0 8 1 0 0 . 0 9 5 7 1 0 0 . 0 ほぽいつも 1 8 6 3 8 . 5 3 0 1 3 . 7 1 4 9 . 5 3 2 . 8 2 3 3 2 4 . 3 多い 1 6 3 3 3 . 7 8 6 3 9 . 3 1 6 1 0 . 9 3 2 . 8 2 6 8 2 8 . 0 あまりない 1 1 9 2 4 . 6 9 4 4 2 . 9 1 0 0 6 8 . 0 全く無い 1 5 高頻度継続群 3 . 1 9 7 2 . 3 4 . 1 1 7 1 1 .6 5 3 . 0 2 0 . 4 表 回 一 6-4 年 齢 別 に み た 健 康 診 断 の 受 診 状 況 , 診 断 結 果 , 3 6 3 3 . 3 3 4 9 3 6 . 5 6 6 6 1 . 1 1 0 7 1 1 .2 5 . 6 5 2. 4 r 婆精密検査・治療J 群の診断後の検変・ 治療状況 年 齢 4 0 歳未満 4 0歳 代 5 0歳 代 6 0 歳以上 1 0 7 1 0 0 . 0 2 7 7 1 0 0 . 0 6 6 7 1 0 0 . 0 9 4 1 0 0 . 0 1 1 4 5 1 0 0 . 0 9 9 9 2 . 5 2 6 4 9 5 . 3 6 4 5 9 6 . 7 8 8 9 3 . 6 1 0 9 6 9 5 . 7 健康診断の 毎年受けている 受診状況 受けたり受けなかったり 4 3 . 7 7 2 . 5 1 5 2 . 2 受けない年が多い 3 2 . 8 6 2 . 2 4 0 . 6 全〈受けていない 1 0 . 9 3 0. 4 5 5 . 3 1 1 .1 3 1 2 . 7 1 3 1 .1 5 0 . 4 1 0 2 1 0 0 . 0 2 7 1 1 0 0 . 0 6 5 4 1 0 0 . 0 9 0 1 0 0 . 0 1 1 1 7 1 0 0 . 0 診断結果 異常なし 6 5 6 3 . 7 1 3 4 4 9. 4 2 3 8 3 6 . 4 3 6 4 0 . 0 4 7 3 4 2 . 3 経過観察 2 0 1 9 . 6 7 3 2 6 . 9 1 9 2 2 9 . 4 2 9 3 2 . 2 3 1 4 2 8 . 1 要精密検疫 6 5 . 9 4 0 1 4 . 8 9 5 . 1 1 9 1 1 1 2 . 2 1 5 6 1 4 . 0 聖書治療 9 8 . 8 2 1 7 . 7 1 2 3 1 8 . 8 1 4 1 5 . 6 1 6 7 1 5 . 0 不明 2 2 . 0 1 .1 1 4 . 7 「婆精密検変・治療J 群 ( r要請密検査・治療J 群) 2 2 . 5 2 0 . 3 7 3 3 . 9 2 7 . 8 0 . 6 2 8 . 9 1 3 1 0 0 . 0 5 9 1 0 0 . 0 1 9 6 1 0 0 . 0 2 3 1 0 0 . 0 2 9 1 1 0 0 . 0 8 61 .5 3 3 5 5 . 9 7 0 3 5 . 7 6 2 6 . 1 1 1 7 4 0 . 2 受けたが途中で中断 1 2 最後まで受けた・現在治療中 4 3 0 . 8 2 0 3 3 . 9 1 0 2 5 2 . 0 1 5 6 5 . 2 1 4 1 4 8 . 5 診断後の検査受けなかった -治療状況 3 7 . 7 6 1 0 . 2 2 4 1 2 . 2 8 . 7 3 3 1 1 .3 北海道大学大学院激脊学研究科紀委第 8 8 号 194 表III-6-5 年齢別にみた有病状況 (単位:人,%) 王F 高血圧症 なし 狭心、疲・心筋梗塞 なし 糖尿病 なし ある 通院・服用 高脂血痕(潟コレステ ロール鼠症等) 肥満疲 なし ある 通院・服用 し 4 0歳 未 満 1 0 7 1 0 0 . 0 1 0 3 9 6 . 3 4 3 . 7 1 0 5 9 8 . 1 1 0 . 9 1 0 . 9 1 0 1 9 4. 4 6 5 . 6 4 0 歳代 2 7 7 1 0 0 . 0 2 4 4 8 8 . 1 2 8 1 0 . 1 5 1 .8 2 7 2 9 8 . 2 5 1 .8 2 6 0 1 3 4 1 0 1 94.4 2 2 7 6 5 . 6 4 8 2 5 6 9 7 90.7 2 1 0 9.3 2 1 1 0 3 96.3 2 5 9 4 1 6 3 . 7 2 9 9 92.5 2 4 8 7 6 . 5 2 5 1 4 0 . 9 6 3 1 0 5 98“ 1 2 2 1 3 1 .9 1 1 0 0 93.5 2 6 3 6 5.6 1 2 1 2 0.9 8 1 75.7 2 1 4 2 4 2 2. 4 5 9 2 1 .9 4 8 2 76.6 2 1 8 2 1 1 9 . 6 5 1 4 3.7 8 1 0 5 9 8 . 1 2 7 1 2 6 1 .9 腎炎・十二指腸炎 なし 胃 ・ 十 二 指 務f 災復 なし 肝炎・肝硬変 なし ある 通院・服用 ぜんそく なし 屑こり疲 なし 腰痛症 なし じん臓の病気 なし 前立腺肥大症 し る 1 0 5 2 痔 なし 99 7 1 歯肉炎・歯潤疾怠 なし 1 0 5 2 ムシ歯 なし 8 4 7 8 . 5 2 2 2 0 . 6 1 0 . 9 1 0 7 1 0 0 . 0 9 8 . 1 1 .9 92.5 6.5 0.9 981 1 .9 闘 白内障 なし 老E 畏 なし ある 1 0 7 1 0 0 . 0 眼精疲労 なし 1 0 2 5 95.3 4.7 けが・骨折などの後遺 症 なし ある その他 なし ある 通路2・服用 1 0 4 3 1 0 1 5 1 9 7 . 2 2.8 94.4 4.7 0.9 9 3 . 9 47 1 .4 .9 81 1 7 . 3 0 . 7 9 2 . 4 7 . 6 9 3 . 5 5 . 8 0.7 89.5 9.0 1 .4 94.9 4 . 7 0.4 94.9 4 . 3 0 . 7 7 7 . 3 21 .3 1 .4 78.7 4 1 8. 2 . 9 9 7 . 8 2 . 2 幽 2 7 4 3 2 4 9 2 7 1 9 8 . 9 1 .1 89.9 9.7 4 0. 2 6 2 94.6 1 4 5 . 1 1 0 . 4 237 85.6 3 9 1 4 . 1 1 0 . 4 276 99.6 1 4 0. 2 5 8 1 9 2 3 5 3 9 3 2 6 8 9 2 6 8 9 全体 齢 9 3 . 1 6 . 9 84.8 1 4 . 1 1 .1 96.8 3 . 2 96.8 3 . 2 5 0歳 代 673 1 0 0 . 0 510 7 5 . 8 1 3 3 1 9 . 8 4 . 5 30 643 9 5 . 5 2 4 3 . 6 6 “ 。9 7 . 2 587 8 7 2 1 0 . 7 1 4 2 . 1 519 7 7 . 1 1 4 0 2 0 . 8 1 4 2 . 1 616 91 .5 57 8 . 5 627 9 3 . 2 4 2 6 . 2 4 0.6 586 8 7 . 1 8 0 1 1 .9 7 1 .0 640 9 5 . 1 2 9 4 . 3 4 0.6 659 97.9 1 3 1 .9 1 0 . 1 516 7 6 . 7 1 4 8 2 2 . 0 9 1 .3 5 0 2 7 4 . 6 1 5 4 2 2 . 9 1 7 2 . 5 650 9 6 . 6 20 3 . 0 3 0 . 4 6 5 2 9 6 . 9 2 1 3 . 1 7 . 2 587 8 82 1 2 . 2 4 0.6 6 1 3 91 .1 8 . 6 5 8 2 0 . 3 5 8 4 86.8 8 5 1 2 . 6 4 0 . 6 666 9 9 . 0 6 0 . 9 1 0 . 1 5 2 2 7 7 . 6 1 5 1 2 2 . 4 5 9 2 8 8 . 0 1 .9 80 1 1 0 . 1 647 9 6 . 1 2 6 3.9 657 97.6 1 5 2 . 2 1 0 . 1 6 0 歳以上 9 6 1 0 0 . 0 6 1 6 3 . 5 2 8 2 9 . 2 7 7 . 3 9 . 6 8 6 8 8 8 . 3 2 . 1 2 0 . 2 7 7 8 1 8 1 8 . 8 1 1 .0 4 4. 8 1 8 1 3 1 3 . 5 2 . 1 2 6 . 9 9 3 9 3 . 1 3 8 7 90.6 8 8 . 3 1 .0 1 8 8 91.7 6.3 6 2 . 1 2 9 1 94.8 4 4 . 2 1 1 .0 2 . 7 89 9 6 . 3 6 1 1 .0 8 0 8 3 . 3 5 . 6 1 5 1 1 1 .0 7 7 8 0 . 2 7 . 7 1 7 1 2 2 . 1 9 5 99.0 1 1 .0 9 1 5 8 7 9 94.8 5 . 2 90.6 9 . 4 9 0 6 93.8 6 . 3 8 3 1 3 8 6 . 5 1 3 . 5 9 4 2 97.9 2 . 1 7 0 2 6 9 2 4 72.9 2 7 . 1 95.8 4 . 2 1 1 5 3 9 1 8 1 9 3 4 2 1 1 0 6 3 8 9 1 0 2 5 1 0 9 1 9 9 2 8 2 0 7 1 8 1 0 6 2 9 1 1 0 7 6 7 0 7 1 0 2 1 1 1 8 1 4 1 0 9 9 4 8 6 1 1 1 1 3 7 5 8 9 1 246 1 6 879 243 3 1 1 1 2 1 2 9 3 1 1 2 2 3 1 1 0 2 2 1 2 5 6 1 0 7 0 80 3 988 1 5 9 6 1 1 4 3 9 1 9 5 7 1 9 6 1 0 2 1 1 2 8 4 94 97.9 1 1 1 3 2 . 1 4 0 2 9 6 1 0 0 . 0 1 1 2 2 2 9 2 1 0 0 ρ 7 9 . 6 1 6 . 7 3 . 6 95.9 3 . 3 0 . 8 88.9 9 . 5 1 .6 80.5 1 8 . 0 1 .6 9 2 . 1 7 . 9 9 3 . 3 6 . 1 0 . 6 8 8 . 6 1 0 . 2 1 .2 9 5 . 3 4 . 2 0 . 5 4 96. 3 . 2 0 . 4 7 73 .3 21 1 .4 7 6 . 2 .1 21 7 2“ 9 7 . 2 2 . 5 0 . 3 9 7 . 3 2 . 7 88.6 1 0 . 8 0 . 5 9 2 . 8 6 . 9 0 . 3 8 5 . 7 1 38 0 . 5 9 9 . 1 0 . 8 0 . 1 83.0 1 7 . 0 88.6 .1 11 0 . 3 9 6 . 5 3 . 5 9 7 . 3 2 . 5 0 . 2 幽 町 送内タクシー運転手の労働・生活・安全衛生 l こ関する貌査報告(第一次報告) 表 III-6 1 9 5 6 男性労働者の年鈴別にみた有病率 (単位:%) 2 9歳以下 30-39 歳 4 0-49 歳 5 0-59歳 6 0歳以上 胃腸病 高血圧 神経痛, 1 )ウマチ 3 . 2 4 . 9 0 . 4 0 . 2 男性計 8 . 9 9 . 3 8 . 0 6 . 8 3 . 0 7 . 3 1 6 . 1 3 4 . 1 7 . 8 0 . 6 0 . 5 0 . 5 1 .4 0 . 5 肝臓病 0 . 6 1 .7 3 . 6 6 . 2 7 . 0 3 . 2 腎臓病 0 . 1 0 . 5 0 . 8 1 .6 7 . 3 1 .0 心織病 0 . 1 0 . 6 1 .0 2 . 7 4 . 9 1 .3 糖尿病 0 . 9 0 . 6 3 . 2 8 . 1 1 0 . 3 3. 4 ぜんを、 1 .4 1 .0 0 . 6 1 .4 0 . 8 1 .0 歯潟病(歯槽膿漏等) 1 . 2 2 . 3 3 . 6 8 . 6 2 . 8 3 . 8 神経症(ノイローゼ) 0 . 5 0 . 3 0 . 9 0 . 2 頚屑腕症候群 0 . 1 0. 4 0 . 3 1 .1 0 . 4 0 . 5 腰痛 5 . 6 6 . 6 1 1 . 5 1 2 . 2 2 1 .0 9 . 6 痛風 0 . 2 1 .2 2 . 3 3 . 4 3 . 1 1 .8 その他 5 . 8 3 . 6 9 . 6 8 . 2 4 . 9 6 . 8 0 . 5 注:この調査では,疾病は医富市から診断されたもの J と定義されている。 出所:I 日労働省『平成9 年労働者健康状況調盗報告』より。 「ある J と「通院中・服用中」をあわせた比率(以下 r 有病率J) でみていくと,①「腰痛 症」と「罵こり症」という筋骨格系の疾患が, r60歳以上」でやや低下するが,その他のどの年 齢層でも 20%強を占める。②循環器系疾患及び内分泌・代謝瞭害が, 率である o すなわち「高血圧症」は,年齢とともに増加し とりわけ高齢の溜で, r60歳以上j では 40%弱に達し r 通 院中・瓶用中」も相対的に高率で、みられる (7.3%)0 r60歳以上」ではまた「狭心症・心筋梗塞」 の有病率も 10%に及ぶ。そして r高血圧症」の促進因子である「高脂血痕J や「糖尿病」など , r60歳以上」 の代謝揮害は全体でそれぞれ約 20%, 10%強を占めており,そのうち「糖尿病 Jは r高脂血症」は r50歳代」で最大で r60歳以上」では逆に低下)。③消免器 では 20%を占める ( 老 眼J r眼精疲労」など自に関する疾病がそれ 系疾患が合計で20%弱(重複を除いても 17%), r ぞれ 17.0%, r 痔」が 10%強など,運転作業との関連の強い疾患がみられる。なお「けが・骨折 などの後遺症」が無視できない比率でみられるが,タクシー業務(運転業務)との関連をさら に検討する必要がある。 ところで,先に,精密検査や治療の必要性を指摘されながらもそれを受けていない者の存在 を広範に認めた。彼らがどの疾病でそのような診断をされたかは不明だが,披らの有病状況を みると 高脂血症」など,過労死の基礎疾患となるものも少なくない比率でみら r 高鼠圧疲 J r れる(表 I I I 6 7 ) 。 職場での衛生活動を強化する必要性を示すものといえよう。 1 9 6 北海道大学大学院教育学研究科紀望書 表日1-6-7 第8 8 号 「要請密検驚・治療J 群 の う ち , 診 断 後 に 検 査 や 治 療 を 受 け な かったあるいは中断した者の有病状況 (単位:人,%) 全体 診断結果 婆精密検凌 年歯告 高lUl圧症 4 0歳 未 満 4 0歳 代 5 0歳 代 60歳 以 上 なし ある 通院・服用 狭心症・心筋梗塞 なし ある 通院・服用 糖尿病 なし ある 通院・服用 高脂血痕(高コレステなし ロール血症等) ある 通院・服用 肥満疲 なし ある 胃炎・十二指腸炎 なし ある i 選院・ 2 笹沼 関・十二指腸詰義務 なし ある 通院・服用 肝炎・肝硬変 なし ある ぜんそく なし ある 腐こり疲 なし ある 通院・服用 腰痛症 なし ある 通院・服用 じん臓の病気 なし ある 通院・服用 前立腺肥大痘 なし ある 痔 なし ある 歯肉炎・歯周疾患 なし ある 通院・服用 ムシ歯 なし ある 通総・服用 白内護軍 なし ある 通院・服用 老眼 なし ある 眼精疲労 なし ある 通院・服用 け が ・ 骨 折 な ど の 後 遺 症 なし ある その他 なし ある 通 院 .) j 霊 殿 1 0 3 5 2 8 63 7 1 0 3 7 8 2 2 3 9 9 3 1 8 6 1 7 69 3 2 2 8 8 1 5 9 3 1 0 89 1 3 1 94 9 9 9 4 71 28 4 67 3 1 5 1 0 2 1 1 0 1 2 87 1 6 9 2 1 0 1 8 4 1 7 2 1 0 1 1 1 7 8 2 5 8 1 2 1 1 98 5 99 3 1 4 . 9 2 7 . 2 61 .2 6 . 8 1 0 0 . 0 7 5 . 7 21 .4 29 9 6 . 1 2 . 9 1 .0 8 3 . 5 1 6 . 5 0 . 0 6 7 . 0 31 .1 1 .9 85. 4 1 4 . 6 9 0 . 3 9 . 7 0 . 0 8 6 . 4 1 2 . 6 1 .0 91 .3 8 . 7 9 6 . 1 3 . 9 6 8 . 9 2 7 . 2 3 . 9 65 。 ‘ 3 0 . 1 4 . 9 9 9 . 0 1 .0 0 . 0 9 8 . 1 1 .9 8 4 . 5 1 5 . 5 893 9 . 7 1 .0 81 .6 1 6 . 5 1 .9 9 8 . 1 1 .0 1 .0 7 5 . 7 24.3 7 8 . 6 2 0 . 4 1 .0 9 5 . 1 4 . 9 9 6 . 1 2 . 9 1 . 。 明 蘭 重要治療 4 7 1 0 0 . 0 4 8 . 5 1 1 2 3 . 4 3 1 6 6 . 0 1 2 . 1 1 5 0 1 0 0 . 0 9 6 . 0 3 9 2 6 . 0 9 4 6 2 . 7 8 5 . 3 47 3 1 1 5 1 45 2 1 5 0 1 0 9 3 7 4 1 4 4 5 1 1 2 1 2 8 1 9 8 4 8 4 1 2 8 2 2 1 3 8 1 1 1 1 3 0 1 8 2 1 3 5 1 5 1 4 3 7 1 0 9 37 4 99 4 5 6 1 4 7 2 1 1 4 8 2 1 2 9 2 1 1 3 7 1 2 1 1 1 9 2 9 2 1 4 7 2 1 1 1 8 3 2 1 2 3 2 6 1 1 4 4 6 1 4 4 5 1 35 1 1 1 2 9 1 6 2 4 0 7 4 5 1 1 4 1 5 1 4 1 6 44 3 3 8 百 3 2 1 4 1 4 5 1 1 4 7 4 2 5 4 5 2 3 5 1 2 46 1 4 0 7 4 2 5 4 6 1 4 5 2 1 0 0 . 0 6 6 . 0 31 .9 2 . 1 9 5 . 7 4 . 3 0 . 0 7 4 . 5 2 3 . 4 2 . 1 61 .7 3 4 .。 4 . 3 8 5 . 1 1 4 . 9 9 5 . 7 2 . 1 2 . 1 8 7 . 2 1 0 . 6 2 . 1 8 7 . 2 1 2 . 8 9 3 . 6 6 . 4 8 0 . 9 1 9 . 1 0 . 0 6 8 . 1 2 9 . 8 2 . 1 9 5 . 7 2 . 1 2 . 1 1 0 0 . 0 0 . 0 8 9 . 4 1 0 . 6 9 5 . 7 4 . 3 0 . 0 7 4 . 5 2 5 . 5 0 . 0 9 7 . 9 2 . 1 0 . 0 8 5 . 1 1 4 . 9 8 9 . 4 1 0 . 6 0 . 0 9 7 . 9 2 . 1 9 5 . 7 4 . 3 0 . 0 1 0 0 . 0 7 27 2 4 . 7 2 . 7 9 6 . 0 3 . 3 0 . 7 8 0 . 7 1 8 . 7 0 . 7 6 5 . 3 3 2 . 0 2 . 7 8 5 . 3 1 4 . 7 9 2 . 0 7 . 3 0 . 7 8 6 . 7 1 2 . 0 1 .3 9 0 . 0 1 0 . 0 9 5 . 3 4 . 7 7 2 . 7 2 4 . 7 2 . 7 6 6 . 0 3 0 . 0 4 . 0 9 8 . 0 1 .3 0 . 7 9 8 . 7 1 .3 8 6 . 0 1 4 . 0 91 .3 8 . 0 0 . 7 7 9 . 3 1 9 . 3 1 .3 9 8 . 0 1 .3 0 . 7 7 8 . 7 21 .3 8 2 . 0 1 7 . 3 0 . 7 9 6 . 0 4 . 0 9 6 . 0 3 . 3 0 . 7 闘 遂内タクシー遼転手の労働・生活・安全衛生に関する議査報告(第一次報告) 1 9 7 4) 診察や治療の希望 診察や治療を希望する疾患の有無を尋ねた。まず無回答が230人と多かった。おそらくは「希 望なし」と推測されるが,ここではそのまま無題答として扱う。 まず受診・治療希望の比率だが,男性では 29.6%,さらに女性では 52.6%と半数を超えてい る(無剖答を「希望なし」とみなして算出すると,それぞ、れ, 23.7%, 46.4%)。つぎに,どう いった内容での診察・治療が希望されているだろうか(女性は全員が鴎答していたのに対して, 男性274人には無回答が53人と少なくなかった。この中には,特定の疾患ではなく総合的な診察 を希望する者も含まれると思われる)。回答のあった男性 221入,女性 13人の希望する内容をみ ると(表問-6- 8),男性でも女性でも r 屑こり疲j と「腰痛症」に診察・治療の希望が集 中している(男性では「腰痛疲J が,女性では「罵こり疲」が,最多)。長時間座位の姿勢で運 転席に拘束されるタクシー運転手にとって「腰痛」は切実な開題であることが示唆される F 表 III-6-8 努女別にみた診察・治療を希望する疾患等(複数回答可) (単位:人,%) 男性 高血圧症 2 2 1 1 0 0 . 0 1 6 7 . 2 狭心症・心筋桜塞 5 2 . 3 糖尿病 9 4 . 1 高脂血症(高コレステロ…ル血症等) 肥満症 4 1 .8 1 0 . 5 胃炎・十ニ指腸炎 4 1 .8 関・十二指腸演蕩 8 3 . 6 肝炎・肝硬変 7 3 . 2 ぜんそく 女性 1 3 1 0 0 . 0 1 7 . 7 1 7 . 7 1 0 . 5 蔚こり症 7 1 3 2 . 1 9 6 9 . 2 腰痛疲 4 3 0 . 8 8 6 3 8 . 9 前立線肥大症 3 1 .4 痔 3 1 .4 2 0 . 9 歯肉炎・歯周疾患 ムシ歯 眼精疲労 けが・骨折などの後遺症 その他 1 1 5 . 0 1 7 . 7 2 0 . 9 2 1 5. 4 3 2 3 . 1 5 2 . 3 2 9 1 3 . 1 7. 仕事・生活・健康での不安 仕事・生活・健康に関する不安を設定し 3つ以内で選択してもらった。上段は,不安 1つを 1点と数量化しその得点(以下,不安得点)をまとめたものである。 O点の者を除き不安の内容をみると(表 I I I -7), 80%弱が「生活費」を,半数強が「老後の 生活設計」を,そして 40%が「自分の健康」をあげている。 年齢期・主要な世帯構成加にみてみよう。① r60歳代」全体では r 生活費」が45%にまで低 北海道大学大学院教育学研究科紀要第 8 8 号 1 9 8 表I II-7 全体,年齢別,年齢別・世智 全体 4 0 歳未満 全体 1 1 1 0 1 0 0 . 0 不安 内) 2 6 . 7 1 .7 3 1 1 7 . 8 5 2 4 1 3 . 3 3 . 9 3 7 1 7 . 8 5 2 6 8 6 0 6 2 . 5 6 . 0 1 2 . 5 2 3 7 5 6 6 . 7 1 8 5 6 9 . 5 8 4 4“4 1 0 6 1 1 0 0 . 0 9 7 1 0 0 . 0 1 5 1 0 0 . 0 9 1 0 0 . 0 81 0 0 . 0 2 2 5 3 1 0 0 . 0 1 8 1 0 0 . 0 8 2 6 7 7 . 9 8 0 8 2 8 0 . 0 2 . 5 1 2 . 5 2 7 9 5 6 3 . 1 2 6 6 . 7 2 . 6 1 2 0 9 8 1 5 7 1 4 . 8 1 7 1 7 . 5 1点 1 2 9 1 1 . 6 8 7 . 8 2点 1 8 1 1 6 . 3 2 1 2 0 . 4 3点 7 5 1 6 7 . 7 職場の上司との人間関係 5 6 5 . 3 7 7 . 2 家族との人間関係 2 4 2 . 3 4 4 . 1 子育て・教育 1 0 6 1 0 . 0 6 . 3 1 6 . 3 4 2 5 . 0 4 2 6 . 7 l 1 2‘5 2 2 5 . 0 4 . 9 1 2 . 5 5 1 7 . 2 1 1 2 . 5 3 . 4 1 0 4 . 0 6 . 9 5 2 . 0 l 4 0 1 5 . 8 6 . 7 3 1 5 . 6 6 . 7 1 1 2 . 5 2 4 2 4 . 7 6 . 7 1 1 5 5 2 . 5 1 1 .7 2 . 1 5 6 2 2 2 2 2 . 7 5 3 3 . 3 2 2 5 . 0 3 . 4 1 1 4 . 3 1 1 2 . 5 3 . 4 1 3 5 . 1 2 6 . 9 4 . 2 3 6 1 1 . 1 2 1 1 2 結婚 4 2 4 . 0 住宅問題 6 3 5 . 9 6 6 . 2 6 . 7 医療費 1 6 7 1 5 . 7 7 7 . 2 6 . 7 自分の健康 4 3 2 4 0 . 7 3 4 3 5 . 1 6 . 7 7 4 4 5 0 . 0 百 3 1 .0 3 . 2 8 4 3 8 4 4. 4 家族の健康 2 2 3 2 1 .0 1 7 1 7 . 5 6 . 7 1 1 2 . 5 6 2 0 . 7 1 .3 5 4 2 5 . 6 送後の生活設計 4 . 7 5 8 0 5 3 5 3 6 . 1 3 . 3 5 3 0 3 3 3 7 . 5 1 4 . 5 1 2 6 4 9 . 8 8 . 9 7 3 家族の介護問題 その他 6 4 6 . 0 4 0 . 4 1 .0 1 5 6 . 7 5 . 9 0 . 4 下 し , 代 わ り に 「 自 分 の 健 康J r 家 族 の 健 康J r 産療費」への不安が他の年齢層に比べ高率で、あ る。「家族の介護問題」も 10%をおめている。それに対する 6 0歳未満の層の特徴としては,② r 4 0 歳 未 満J r 4 0歳 代J という若い麗でも ており 単身世主幣 8 1 0 0 . 0 2 6 6 1 0 0 . 0 1 1 3 5 . 8 生活費 配 未 偶 婚 者 子十 0 1 0 0 . 0 81 0 0 . 0 3 3 . 3 4 9 つ以失業 ( 3 配偶者のみ 単身世帯 世 士 1 6 。点 点 4 0 歳代 会体 1 0 3 1 0 0 . 0 1 6 1 0 0 . 0 4. 4 不安得 世帯構成 r自分の健康J へ の 不 安 が そ れ ぞ れ 3分 の 1前後を占め r 老後の生活設計」は「生活費」についで、高率でFある。タクシー運転職の労働負担の高 きや将来の見通しへの不安を若年層でも意識せざるを得ないことを,示唆するものといえよう。 4 0歳 未 満 J r 4 0歳代」のうち なお. r 後を占めており r 配偶者十未婚子」 世 帯 で は r 生 活 費 J の 不 安 が90%前 r 子育て・教育」費の負祖の大きいことが示唆される。@全体の中で最も比重 5 0歳代」のうち の高い r r 単身世帯」では 70%. 60%)。 こ の 世 帯 で は 高い ( r 老 後 の 生 活 設 計J や 「 自 分 の 健 康 」 へ の 不 安 が r 一戸建てJ r 分譲」が6 6人中それぞ、れ2 1人 1人 と 持 ち 家 比率が低く,生活の不安定さが高いと考えられる。 8 . 仕事・生活等での要求 仕事・生活等でいかなる要求をもっているかを 3つ以内で選択してもらった。 3つを趨えて 4 2 2 . 2 1 5 . 6 道内タクシー遼転手の労働・生活・安全衛生に関する調査報告(第一次報告) 199 構成別にみた,仕事・生活・健康での不安 (単位・人,%) 年 齢 帯構成 配偶者のみ 5 0 歳代 配 未 婚 偶 者 子÷ 2 5 1 0 0 . 0 1 3 0 1 0 0 . 0 会体 世帯構成 6 0 歳代 配偶者のみ 全体 単身世帯 直 未 己 婚 偶 者 子‘ + 6 5 0 1 0 0 . 0 6 6 1 0 0 . 0 1 8 6 1 0 0 . 0 2 3 8 1 0 0 . 0 単身世帯 配偶者のみ 配 未 偶 婚 者 子十 9 1 1 0 0 . 0 1 2 1 0 0 . 0 3 7 1 0 0 . 0 2 4 1 0 0 . 0 4 3 . 1 2 6 6 4 . 6 7 6 1 1 . 7 0 . 6 3 7 1 0 1 6 . 1 2 6 1 0 . 9 1 4 1 5. 4 1 8 . 3 7 1 8 . 9 3 1 2 . 5 2 . 0 1 9 1 4 . 6 3 1 1 0 6 1 6 . 3 2 . 1 3 8 1 1 1 6 . 7 4 2 1 7 . 6 1 7 1 8 . 7 3 2 5 . 0 4 1 0 . 8 8 3 3 . 3 1 6 6 4 . 0 1 0 1 7 7 . 7 4 4 2 6 8 . 0 4 7 7 1 .2 1 2 0 6 4 . 5 1 5 8 6 6 . 4 5 6 6 1 .5 6 5 0 . 0 2 6 7 0 . 3 1 1 4 5 . 8 2 5 1 0 0 . 0 1 2 6 1 0 0 . 0 6 2 4 1 0 0 . 0 6 2 1 0 0 . 0 1 8 1 1 0 0 . 0 2 2 6 1 0 0 . 0 8 7 1 0 0 . 0 1 0 1 0 0 . 0 3 7 1 0 0 . 0 2 2 1 0 0 ρ 2 3 9 2 . 0 1 1 2 8 8 . 9 4 9 8 7 9 . 8 5 4 8 7 . 1 1 3 4 7 4 . 0 1 8 8 8 3 . 2 4 . 8 3 9 4 6 . 0 1 8 1 4 . 3 4 1 9 2 1 4 . 7 1 0 1 6 . 1 2 7 1 4 . 9 2 9 1 2 . 8 4 . 0 6 2 4 . 0 4 6 . 1 5 1ft簿構成 2 . 7 1 2 5 . 0 4 4. 4 8 9 . 2 2 1 6 . 7 2 8 . 3 7 7 0 . 0 1 5 4 0 . 5 5 2 2 . 7 1 1 0 . 0 4 1 0 . 8 1 4 . 5 2 5. 4 l 4 . 5 2 . 7 l 4 . 5 2 9 . 1 2 9 . 1 8 4 1 4 4. 6 . 2 4 4 . 6 2 1 .1 8 3 . 5 2 2 . 3 0 . 6 1 8 8 . 0 2 2 . 3 4. 4 9 1 0 . 3 9 . 7 2 6 1 4. 4 3 7 1 6. 4 2 7 3 1 .0 4 4 0 . 0 2 4 . 3 8 3 6. 4 8 3 0 . 2 8 . 0 3 7 2 2 7 4 4 3 . 9 3 7 5 9 . 7 7 8 4 3 . 1 9 7 4 2 . 9 4 0 4 6 . 0 7 70ρ15 4 0 . 5 4 8 3 6. 4 1 2 2 5 . 4 6 . 0 3 1 2 3 1 9 . 7 1 .6 4 4 2 4 . 3 4 9 2 1 .7 2 9 3 3 . 3 1 6 4 3 . 2 8 3 6 . 4 3 7 4 5 9 . 9 4 3 6 9 . 4 1 1 4 6 3 . 0 1 2 2 5 4 . 0 4 5 5 1 .7 6 6 0 . 0 1 9 5 1 .4 1 2 5 4 . 5 4 . 0 4 3 . 2 3 5 5 . 6 4 3 . 2 1 3 2 . 1 4 . 9 4 4 3 2 4 3 . 8 0 . 8 9 1 .4 3 4 . 8 1 3 1 0 . 3 3 5 5 . 6 5 8 . 1 1 0 9 7 1 5 . 5 6 4 . 0 4 1 8 1 4 . 3 6 . 0 1 0 4 7 . 6 1 5 6 0 . 0 6 4 . 0 3 2 . 4 3 8 6 . 1 2 0 . 3 4 6 . 5 1 .6 2 6 1 .1 5 . 5 1 0 3 . 3 1 0 4 . 4 2 0 . 9 6 1 6 . 2 1 .5 1 0 1 l 宮 e 1 6 . 2 4 1 8 . 2 1 .1 問答していた者が8 8人(労女全体では 91人)いたが分析では除外した。ここでも要求 lつを 1 点、と数量化しその得点(以下,要求得点)を示してある(表I II-8)。 0点、の者を除き,要求の内容をみると,①全体の 80%が「収入水準の上昇」をあげていた。 r 6 0 歳以上」で約 1 0ポイント低下していたとはいえ,どの年齢層でも高い比率だった。②半数 弱が「タクシ一台数の減率」を要求している(商館市,室蘭市,帯広市では 60%台 -70%)。 今 回の規制緩和政策の導入が,現場労働者の要求と議離したものだ‘ったことを示す結果でもある。 ③タクシー運転手の就労場所である交通環境への要求も小さくない。すなわち「違法駐車の取 り締まり」が30% 強 r 市内中心部への自家用車の乗り入れ命1j ~IJ が20% 弱(札職市では 26%) を占めていた。これらの実現比安全の改善上からも営収の改善上からも必要な対策である(忠 由回答も参照)。自家用車から公共交通機関への転換を具体的に進めていく一環としても,地域 の交通環境に応じた具体的な対策が期待される。@その他,ノルマの軽減やノルマの強要の廃 止という訴えが合計で約 20%を,また「タクシー乗務員の労働・収入の実態の広報」が20%を , それぞれ占めていた。 NOO 装 組 -8 全体,年齢別及ぴ就労地域別にみた,仕事・生活等での要求 (単佼'人.%) 全体 年齢 1 0 6 51 0 0 . 0 1 0 01 0 0 . 02 5 1 1 0 0 . 06 2 渇 1 0 0 . 08 81 0 0 . 0 4 0 歳未満 nuv ょの,uqtu 噌B 収入水準の上昇 ( 3 つ以 タクシ一台数の減車 内) ノル?の軽減 ノル?の強要の廃止 2 0 1 .9 9 6 9 . 0 3 8 5 0 歳代 1 . 2 1 5 8 . 0 2 7 1 0 . 8 5 1 6 0 歳以上 2 . 4 2 2 . 3 7 1 .4 5 3 . 9 4 5 9 . 1 4 3 . 1 2 皇 自 富 市 苫小牧市 常広市 事I l l 各 市 北見市 旭川市 2 . 5 1 4 . 2 1 4 1 0 . 0 2 2 . 9 5 . 9 1 4 . 0 6 1 3 . 3 1 6 3 1 5 . 3 2 2 2 2 . 0 3 8 1 5 . 1 8 8 1 4 . 1 1 5 1 7 . 0 7 8 6 7 3 . 8 7 0 7 7 2 7 5. 46 1 6 9 . 3 0 . 01 8 3 7 2 . 94 1 0 4 51 0 0 . 0 1 0 o1 0 0 . 02 4 81 0 0 . 06 1 1 1 0 0 . 08 61 0 0 . 0 4 8 71 0 0 . 01 2 31 0 0 . 0 91 0 0 . 03 91 0 0 . 02 31 0 0 . 03 31 0 0 . 02 51 0 0 . 04 51 0 0 . 0 8 4 0 8 0 ι 8 0 8 0 . 01 9 6 7 9 . 05 0 4 8 2 . 56 0 6 9 . 8 3 9 7 8 1 .5 9 5 7 7 . 2 91 0 0 . 03 2 8 2 . 1 1 5 6 5 . 22 7 8 1 .8 1 7 6 8 . 03 5 7 7 . 8 4 9 3 4 7 . 2 1 3 4 5 . 62 8 9 4 7 . 33 9 4 5 . 3 5 2 5 2 . 01 1 . 1 2 4 6 5 0 . 5 7 7 6 2 . 6 6 6 6 . 71 1 2 8 . 21 6 6 9 . 61 8 5 4 . 51 2 4 8 . 02 3 5 9 4 9 . 0 1 2 4 1 1 .9 8 8 . 0 2 4 9 . 7 5 3 8 . 7 9 1 0 . 5 1 1 1 1 .0 2 5 1 0 . 1 7 宮 1 2 . 9 9 1 0 . 5 1 . 7 5 8 1 0 1 0 . 0 2 9 1 2 . 2 3 3 6 3 3 1 3 1 .0 6 7. 42 0 1 3 2,9 3 6 4 1 .9 8 2 タクシ一事業への公的 効成 1 4 0 1 3 . 4 2 . 8 1 0 1 0 . 0 3 3 1 3 . 3 8 6 1 4 . 1 1 1 1 市内中心部への自家用 車の乗入の昔話l 限 1 8 4 1 7 . 6 5 . 0 3 2 5 2 5 1 4 . 1 1 0 4 1 7 . 02 0 2 3 . 3 4 1 5 . 0 1 2 3 . 9 1 4 . 8 2 9 . 5 7 3. 4 8 . 1 3 . 5 2 . 1 1 2 6 1 9 0 . 81 4 1 6 . 3 9 . 0 3 7 1 4 . 9 6 6 1 6 . 8 4 4 . 0 2 5 1 0 . 1 3 9 5 . 4 1 8 1 4 . 1 2 2 2 . 2 7 1 7 . 5 3 1 2‘5 3 7 6 1 4 . 11 0 1 7 8 .告 3 6 6 7 3 5 7 . 2 9 5 2 1 0 . 7 5 3 6 1 . 1 3 7 . 3 1 1 4 . 1 1 1 1 . 1 2 7 . 4 2 3 1 8 . 7 1 2 7 2 6 . 1 1 2 1 3 2 . 7 2 7 . 7 4 1 7. 4 3 1 8 . 7 5 8 1 1 .9 2 5 . 1 2 2 8 . 01 2 2 6 . 7 4 . 3 1 3 . 0 2 8 . 0 7 1 5 . 6 8 . 7 3 9 . 1 3 1 2 . 0 2 4. 4 3 3 . 32 0 5 1 . 31 4 6 0 . 91 7 5 1 .5 7 2 8 . 01 1 2 4 . 4 1 1 . 1 1 1 . 1 1 3 . 0 9 2 7 . 3 2 4 1 0 . 3 6 . 1 6 2 4 . 0 8 . 7 1 0 . 3 7 1 7 . 9 9 . 8 1 .6 2 . 2 4 1 9 7 7 7 . 82 8 70ρ20 8 3 . 32 8 8 2. 6 . 03 8 8 4. 4 5 9 1 2 . 1 1 8 1 4 . 6 1 1 1 . 1 5 1 2 . 8 1 1 4 7 3 6 3 7 . 4 0 . 2 4 8 . 8 5 2 0 . 0 1 8 . 7 3 s 26.1 8 . 9 1 2 . 0 1 1 . 1 9 . 1 4 1 6 . 0 2 . 2 5 1 2 . 0 5 1 5 . 2 3 1 1 . 1 政の監督指導の強化 労使関係の健全化 タクシー乗務員の労 働・収入の笑態につい ての広報・ PR その他 7 1 2 2 2 2 1 . 2 5 0 . 5 6. 4 3 3 . 5 1 6 1 6 . 0 5 2 . 21 4 0 2 2 . 91 1 1 2 . 8 5 2 1 .0 0 . 5 1 . 2 2 7 5 . 5 5 4 . 1 2 5 . 1 2 . 21 2 3 ヲ 4 1 9 . 3 2 8 2 2 . 8 2 2 0 . 8 0 . 8 2 2 . 0 4 6 . 1 3 1 8 . 9 4 . 01 3 2 5 . 2 6 2 4 . 3 5 1 8 . 9 滋 ∞ ∞ hw 1 0 4 1 0 . 0 違法駐率(宮家用車を 含む)の取締り 違法事業者に対する行 函館市 8 . 11 0 1 1 .4 労働時間の短縮 乗務員 i こ対する研修 (接客,地理,介護緩祉等) 札幌市 494100.0 1 2 81 0 0 . 0 91 0 0 . 04 01 0 0 . 02 41 0 0 . 03 41 0 0 . 02 51 0 0 . 04 51 0 0 . 0 討議出陣 庁 U 品開汁特帯即輪開減税額滅翠訪湖 要求 K 白山古川市川占山 要求得 , i t , 4 0 歳代 就労地域 道内タクシー運転手の労働・生活・安全衛生に関する調査報告(第一次報告) 201 一自由劉答から- NO.27 札幌市 ススキノでの違法駐車と欽滋遼転の取締をすることによりタクシーを 利用するひとが多くなり率の滋雑もなくなると思います。 NO.135 頭宣言市 自家用車の違法駐車の取り締まり強化。一日や二日でやめないで毎日 一ヶ月位取り締まって欲しい。 N o .4 4 6 札幌市 平期に滋酔い遂転の取締りを行いススキノ駐 E葬場からでる自家用車 の監視をお願いしたい。朝早くに出る車の 3分の 1 1ま多少とも泌が入っているように忍 われる。 NO.814 札幌市 朝のパスレーンの毎日の取締り,ススキノや他欽食庖街の敏恵の取り Rの乗り入れの一般車の進入制狼(事的。タクシー 締まり。酒砕い運転の取り締まり。各 J 運転手によるエントツ行為。タクシー乗り場の一般車の駐停車。警察は怠慢だと思う。 自転車の危険行為,念な飛び込み,夜間のライト無灯火など。 N o .1 1 7 7 札幌市 30-40 年前からみると生活が豊かになったせいか取締りの関数が少 なく呂に余る違反を通報すると「今忙しい」。今忙しいはずの交養に行ってみるとパト カーが 4-5台停まっているやで 7-8人で雑談。これが忙しい現出なのだ。(中格)数 1 0年前はススキノの出口数儀所で飲酒運転の取締りが多かったがまた始めて欲しいと思 う。ススキノはじめや心部が鳴るくきれいな衡になるように。多分事故も減ることでしょ フ 。 N o .1 1 8 8 札幌市路設をなんとかしてほしいです。もっと国とメーカーとがタッグを 組んででかいランドクノレーザーとか 3ナンバーをどかして欲しい。それから車止めの襟 識みたことあるけと春あんなんやってるのみたことないです。 V .結びに代えて 道内タクシー運転手を対象にした調査・研究の第一次報告として,仕事・生活・安全衛生を 内容とした質問紙調査の結果をまとめた。 回答者の年齢は中高年)習を中心としており,世帯構成的にも,必要生活費の大きいと思われ る「配偶者十未婚子j 世替の比重が高かった。しかし収入水準は r 賃金を生活保護並に J r 生 活を保瞳する賃金を J という自由回答に訴されるとおり,著しい低きであり,全体の 5 0%弱は 昨年度の年収が税込みで3 0 0 万丹未満という水準だった。 もちろんそうした低水準の収入は,家族が働きにでること(約 80%) などで補われていたが, タクシー収入以外に段入源のない者も全体で20%強を,回答者全体の 10%を占める「単身世帯」 では 80%弱を,それぞれ占めていた。また収入源の中には,本人の兼業や借金での補墳という 回答も無視できない比率でみられた。そして,家族の就労奴入等で補っているとはいえ,全体 の3 5%は世帯収入((調整))が20万円に満たなかった。「配偶者十未婚子J世帯では,相対的に 収入が高いとはいえ,そのほとんどが支出として f 変われ,生活が「かなり苦しい」という回答 は4 0%強に及んだ。こうした,総じて低い収入を背景として,公出・労轍時間の延長・速度超 過等の労働強化を選択せざるを得ない状況がひろく示されていた。 また睡眠(休養)時間の不足や睡眠の質の悪さ,さらに一部では薬の服用もみられるという 睡眠障害の下で,運転中の甑気(かっそのまま運転を継続する状況)が高頻度で発生しており, かつ過労状態への移行の懸念される者が全体の半数を占めた(とくに今後労働市場への進出が 期待されている女性では,男性より疲労の蓄積が高率だった)。背頭の瞥察庁統計で示された事 2 0 2 北海道大学大学院教育学研究科紀聖書 第8 8 号 故件数・事故率の増大2川ここうした状況の反映されていることは想像に難くない。もっとも悶 統計では,過労」による事故はわずかだった。しかしこの点については,職業運転手が事故を 起こした擦にその原因を率直に申告できるかを運転免許の処分制度(罰則)との関連で検討す ることが必要だろう。また事故原因の中で最も比重の高かった「安全不確認 Jや「前方不注意j による事故の中には,過労」とはいえなくとも,疲労で意識水準が低下していたケース等も含 まれるだろう 35) 健康診断では,要精密検査・治療」群が全体の 30%に及んだが,その半数は,その後の検査 や治療を受けていなかったかあるいは途中で断念していた。健康状態の悪イちがみられる労働者 意義務」の不題行といえよう。彼らの有 にはより一層の配躍が必要とされる「事業者の安全配R 病状祝に「高血圧症」やその促進因子である「高脂鼠症」などの疾患が少なからずみられたこ とを考意、しても,職場の安全指生体制の早急な確立が求められる。 が著しく未整備な状況下で実施された こうした,労働基準・労働安全措生という社会的規制j 規制緩和は, ,(事業者間の一引用者)競争を促進することにより,事業者の創意工夫を発揮さ せ,サービスの向上と事業の活性イむを図 J るのではなく,労働者間の競争の促進や,それにと もなう労働者状態の悪佑,加えて交通事故や,過剰な台数の車両が「流し」営業を強いられる ことによる環境・エネルギー問題(外部不経済の問題),等々をより拡大することになると推測 されよう。 もちろん,従来の規制が事業者の保護という偏りをもっていたということを否定するもので はないが,それは平井の指摘のとおり,利用者や労働者保護へ重点を移すことで克瓶すべきだ、っ たと思われる。 今後のタクシ一政策のあるべき方向性は,既にタクシー産別労艦の提起・提言 26)や前掲・平 井 27)に示されているので,ここでは繰り返さない。本稿では,労働者状態の改善と,モータリ ゼーション・道路整備備重(かつ,今日では規制緩和による競争至上主義)を基調とするわが 間交通政策が一方でもたらした負の髄面の解決,言い換えるならば交通権28)の回観・公共交通 機関の再生とを,統一的に実現していくために労働組合に期待されている地域住民との協関に ついて,二点簡潔にふれたい。 0 歳以上の運 第一に,移動制約者の困難29)の解捕である。備えば表 V-1のとおり道内では 6 転免許保有率は,男性では 70%だが女性では 15%に満たない。もちろん,これを免許の取得・ 8家用車の使用を促進する方向で解決しようとすることは,根本的な解決にはならないだろう。 今後高齢化の進む中で公共交通機関の整備がより重要になるだろうが,病院への通院等ドア ツードアの輸送を実現するタクシーへの期待は大きい。もっともその際には,利用者への助成 も含めた財源の確保が必要で、あり,そのためには,クルマのための道路整備に重点的に投資を 続けてきた菌・地方自治体の財政のあり方を転換させることも課題となるだろう。 第ニに,交通事故による犠牲の根絶である ~O) この開題については,道内でも全国でも,交通 事故で家族を喪った遺族や被害者本人らで組織された団体が互いの支援活動や交通事故撲滅の ための活動をここ数年で急速に展開している。一例をあげると,道内で活動する北海道交通事 ま先日,自治体(北海道)及び警察行敢に交通事故の根絶等を目的とした要望 故被害者の会問 l 書(表 V -2) を提出しているが,それは,タクシー(交通運輸)労組の要求と一致する部分 が少なくない(例えば ' 5J はタクシー運転免許制度の確立と ' 6ーしは労務管理・運行管 {単位・入.%) 北海道 6 0 歳以上 6 5 歳以上 7 5 歳以上 (再掲) 5, 6 8 3, 0 6 2 16 0 9, 3 9 6 14 4 1, 1 5 9 11 5 2, 8 9 1 4 3 0, 2 6 4 2 8 1, 6 7 2 5 9, 2 8 4 キ L綴 7 若 1 , 8 2 2, 3 6 8 1 5 7, 5 0 5 1 l l ,2 0 3 3 7, 0 7 4 1 1 0, 16 8 6 8, 1 2 1 6 以 0 上 歳 (再掲) 7 以 5 上 掲) 歳 再 ( 6 以 期 5 上 歳 母 ) ( 免許保有者 免許保有率 6 0 歳以上 6 5 歳以上 7 5 歳以上 6 0 歳以上 6 5 歳以上 7 5 歳以上 (再掲) ( 誇 ; 掲 ) (再掲) 6 以 0 上 歳 (蒋掲) 7 持 以 5 掲 歳 上) ( 6 以 酎 5 上 歳 号 ) ( 7 0 . 6 6 3 . 8 3 8 . 8 7 8 1, 9 9 0 5 9 0, 3 9 3 2 6 0, 5 3 9 1 0 5, 7 7 1 4 8, 9 8 1 3 , 9 4 2 1 3 . 5 8 . 3 1 .5 6 4 7 1 1, 6 9 . 9 6 1 .3 3 1 .4 2 0 4, 3 6 1 1 5 1, 5 4 8 6 4, 3 4 1 2 4, 7 7 4 1 1, 0 3 8 7 2 8 1 2 . 1 7 . 3 1 . 1 小樽市 1 5 0, 6 8 7 1 8, 9 7 7 1 4, 0 8 8 5, 0 6 1 1 0, 9 7 4 6, 9 6 2 , 2 0 5 1 5 7 . 8 4 9 . 4 2 3 . 8 2 7, 1 6 8 2 1, 1 6 5 9 , 6 0 3 1 , 6 4 7 7 5 9 5 0 6 . 1 3 . 6 0 . 5 函館市 2 8 7, 6 3 7 3 1, 0 4 4 2 2, 6 2 7 8 0 9 2 0, 3 4 7 1 3, 1 3 8 7, 2, 5 5 1 6 5 . 5 5 8 . 1 3 2 . 7 4 5, 3 5 2 3 4, 7 1 6 1 5, 2 1 9 4, 8 0 5 2, 1 8 1 1 7 3 1 0 . 6 6 . 3 1 . 1 室鶴市 1 0 3, 2 7 8 1 3, 0 8 6 3, 2 0 8 9, 2 8 4 8, 4 6 4 5, 1 6 1 9 4 3 6 4 . 7 5 5 . 6 2 9. 4 1 7, 0 5 5 1 2, 8 0 4 5, 5 7 3 , 6 3 1 1 7 2 7 7 1 9 . 6 5 . 7 1 . 3 4 6 6. 9, 5 9 2 1 4, 4 2 2 3 7 . 0 1 6, 1 6 4 8 0 1 2, 1 , 2 3 6 9 6 1 4 . 3 8 . 6 1 .6 1 7 2, 0 8 6 1 5, 7 7 2 1 0, 9 7 5 3, 6 1 1 1 1, 7 8 3 7 , 2 8 8 1, 3 3 5 7 4 . 7 1 7 3, 0 3 0 1 6, 6 9 4 1 1, 8 6 3 7 1 4 1 3, 5 5 9 3, 9, 0 2 0 1 , 9 1 7 8 1 . 2 7 6 . 0 5 1 .6 2 0, 0 4 6 1 4, 5 8 7 6, 0 1 3 4, 4 2 8 2, 1 3 0 1 6 7 2 2 . 1 1 4 . 6 2 . 8 鎖i 路市 1 9 1, 7 3 9 1 9, 7 6 6 1 3, 7 3 0 4, 3 7 9 1 4, 2 9 6 8, 9 2 3 1 , 6 6 4 7 2 . 3 6 5 . 0 3 8 . 0 2 5, 0 6 7 1 8, 2 8 6 7, 5 6 8 3, 6 1 3 1 , 5 6 7 1 0 1 4 1 4. 8 . 6 1 . 3 北見市 1 1 2, 0 4 0 1 1, 3 4 2 2, 7 2 1 6, 1 6 4 1 , 4 3 7 8 0 . 6 7 5 . 9 5 2 . 8 1 4, 2 5 3 1 0, 5 2 5 4, 5 6 1 2, 6 6 7 1 , 2 2 6 1 0 5 1 8 . 7 1 1 .6 2 . 3 旭川市 8, 5 2 0 3 5 9, 5 3 6 3 9, 6 5 6 2 7 9 6 2 9, 2 0 5 1 9, 1 0 8 9, 3, 8 8 4 7 3“6 6 7 . 0 3 9 . 6 4 9, 9 8 0 3 7, 3 4 6 1 6, 1 8 1 6, 8 6 6 3, 1 9 6 2 4 7 1 3 . 7 8 . 6 1 . 5 8, 1 1 6 9, 1 4 6 l封殺球) 苫小牧市 帯広市 同開冊附4 vq)潟市滋・好都・出叩比阿世相除打明血斗か叫岨刷附慈市叩(滋 Jω0歳附以~9上引l岱歳以上市議詩文上 (再掲) 1(期島) ロ 人 免許保有率 々i 人口 性 女 免許保有者 y U可 u 性 男 ロ 入 隊 司 凶 表 V-l 男女別にみた全道及び道内主要都市における高齢者 ( 6 0 歳以上)の遂転免許保有状況 資料 1:人口数は、総務省『平成1 2 年国勢調査』より。 資料 2:免許保有者数は北海道警察資料より(数値は平成1 3 年1 2月末)。 NOω 北海道大学大学院教育学研究科紀聖書 第8 8 号 2 0 4 理の適正化と i6- 6J はタクシ一事業の充実・労働条件の改善と)。 交通運輸労組は規制緩和反対運動の中で利用者・住民の安全確保をその棋拠として掲げてい た。しかし規制緩和導入前もそータリゼーション下で文字通り人々の生存権は侵害されていた のである。こうした犠牲の深刻さを共感的に理解し安全を守るための運動を地域から協同で具 体的に展開していくことが,交通運輸労組に求められている。 表 V-2 北 海 道 交 通 事 故 被 害 者 の 会 に よ る 北 海 道 及 び 北 海 道 警 察 へ の 婆 望 書 ( 一 部 抜 粋 ) 1 2 3 4 5 6 -1 -2 -3 4 -5 -6 7 人身にかかわる交通事故が発生した場合の救命救急、体制j を万全にすること。 r 死人に口なし」のような不公正を正し,再発紡止,原因究明のための科学的捜獲を確立すること。 被害者や遺族に対しては,事件の当事者として理解と配慮をもった支援を確立すること。 霊過失により生命身体等に重大な侵答を与えた交通犯罪に対し,不当に軽い刑 故意や未必の故意 1 s 防止の観点から厳罰化すること。 害目を改め,毒事故抑止,持:d 交通犯罪を撲滅し,交通事故被害をゼロにするために,国民皆免許主義ではなく,安全運転のため の専門的な技官告をもった者に絞るために,免許付与条件を厳格にすること。 交通犯罪撲滅,交通事故被警をゼロにし,命と安全が最優先される社会を笑現するために 交通安全主義動の目標を「被害ゼロ」とし,事故原因と原因にいたる要闘を完全に絶つ漉策を講じる こと。運転者の「マナーJ に依拠するのでなく,運転行為の社会的責任が自覚され,歩行者等への 「安全確認」が最優先される運転者教育を徹底すること。 歩行者や自転車通行者, とりわけ子どもやお年寄りが安全・快適に通行できる道路環境をつくるこ と。幹線及び準幹線道路での完全歩率分離と住宅地や商底衡など生活道路でのクルマ通行の規制に よる歩行者優先を徹底し,歩行者や自転率利用者の被害事をゼロにすること。交差点での歩行者,自 転車事故を防ぐために,歩率分離信号とすること。全ての通学路について安全を最優先した点検と 見夜しを行い,信号や歩道の改警防護概の設置など二重三重の安全策を講じること。 速度超過による犠牲を無くすため,全てのクルマに安全な速度に設定した速度抑制装置(リミッ ター)を義務つ'けること。 遂事食業者の安全に対する社会的資任を明篠にし,慈雲電違反や重大人身事故を惹き起こした運輸業者 に対する監査を徹底するとともに,罰則を強化するなど行政指導を強化すること。 再発防止のため,事故原図解明と行政指導のために必要警な情報開示を徹底すること。 公共交通機関を繋備し,クルマ(とりわけ自家用車)に依存しない安全で快適な生活を実現するこ と 。 交通犯罪撲滅交通事故被害ゼ「ロ,被害者支援の諸施策に被害警の当事者の声を反映させること。 資料・同会の資料より。 〈注〉 1)本調査・研究は,道内のタクシー運転手の労働・生活・安全衛生の笑態を明らかにし,その改善の方向を, 自家用車に偏重してきたわが悶交通政策の是正・公共交通機関の充実という枠級みの中でさぐることにある。 1 )r 仕事・生活・健康に隠する実態銭安J (対象:タクシー運転手), ( 2 ) 一週間の「勤務・陸隠待問(記 現在, ( 録)調査J ( 同 ) , ( 3 ) 職場の「労働条件・安全衛生に関する実態調査 J (対象:単組執行部),の三つを労働組合 に要請し,笑施した。今後,自治体,事業者,利用者を対象とした調査を構想しているむ ( 2 ) ( 3 )はいま現在調査 1 )の結果を報告する。よって本稿は,第一次の報告であり, 察の回収を行っているところなので二本稿では, ( 最終報告作成のための一段階として位援付けられたものであることをお断りしておきたい。 2)運総政策審議会自動車交通部会答申「タクシーの活'性化と発展を目指してータクシーの需給調整規制廃止に 向けて必要きとなる環境整華僑方策等についてー」平成 1 1年 4月 9B 3)たとえば行政改革委員会 f光り輝〈国をめざして一規制緩和の推進に関する意見(第 1次)-J,行政管理研 9 9 6 年や総務庁編 f 2 0 0 0 年版規制緩和白番』大蔵省印刷局, 2 0 0 0年を参照。 究センタ一発行, 1 4)ヱド穏で参照した氏の見解は主に,中条湖「運輸交通の規制改革一利用者に便利な航空・道路交通へー」八代 道内タクシー遂転手の労働・生活・安全衛生に関する調査報告(第一次報告) 205 尚宏編 r 社会的規制j の経済分析J ,2 0 0 0 年,日本経済新聞社。向 r 規制j 破壊公共性の幻想を新る一』東洋経済 9 9 5年。河『禁気復活最後の切り札一規制改革なくしてお本再生なしー』小学館, 2 0 0 0年 。 新報社, 1 5)王子井都士夫「政府規制とタクシー業」同『都市交通の展開』法律文化社, 1 9 9 5年 6) ジャーナリズムの分野で早い待郊に規制緩和の弊害を鳴らかにし警鐘を鳴らしたのは,内橋克人とグループ 2 0 0 1r 規制緩和という慈夢ぉ文義春秋, 1 9 9 5 年だった。隠害警は,規制緩和政策がアメリカの航空業界にもたら した事実,すなわち不採算路線からの撤退,過度な競争 ( r破壊的な競争の激化J ),企業の倒産にともなう労働 者の苦難,そして競争のあとに生じる寡点化の進行,等々を明らかにした。 7)青木菟「スウェーデンの交通公益事業改革ータクシ一事業,郵便事業,国内航空事業における規制緩和政策ー (前編 ) Jr 運輸と経済』第 5 5 巻第 8号 p60-66o 9 9 9 年 。 8) 住友生命総合研究所編『規制緩和の経済効巣Jp13-p15,東洋経済新報技, 1 9) h t t p : / / w w w . z e n j i k o . o r . j p / 1 0 ) 主に次の文献等を参照。塩田庄兵衛「タクシー労働者の賃金と労働時間 Jr 絞済と経済学』第 1 3 号 p1-p32 , 1 9 6 4 年。漉井一博,高橋祐吉「タクシー運転労働における勤務iIiI J の問題点一生活と健康に隠する察側調査を中 労働科学J5 1 巻 4号 p205-p235 ,1 9 7 5 年。運輸経済研究センター『ハイヤー・タクシ一事業の 心としてー Jr 高度化に関する調資報告審』運輸経済研究センター,平成 4年 。 0 0 1・2 0 0 2 Jp 2 9 ,東京交通新開社,平成 1 4 年 。 1 1 ) ハイタク問題研究会編集『ハイヤー・タクシ一年鏡2 1 2 ) 佐竹義昌『交通労働の生産性Jp 4 4,法政大学出版社, 1 9 6 4 年 。 1 3 ) 厚生労働省 f毎月勤労統計務査要覧』から年間労働時慌を算出すると(月間労働時間を 1 2 1 音),平成 1 2年にお ける調査農業計では 1 8 5 9時間であるのに対して,滋路旅客運送業では 2 2 0 3時間と著しい差がみられる(事業所 0人以上,常用労働者)。また厚生労働省労働基準局監督謀の資料によれば, 2 0 0 1年における,軍主督実施毒事 規模3 業者数に対する労働関係法違反がハイタク業では 80%,労働時掲に関する違反は 60%弱に及ぶ(出所は『自交 労働者月報J2 0 0 2l f .7月号)。 1 4 ) 紹Jll iTら「都市タクシー運転作業者の労働窓学的検討Jr8本衛生学雑誌、』第 2 4 巻 p396-p412 ,昭和 4 4 年度。 ,日本プランニングセンター, 1 9 9 3lf.などを参照。また自動車運転労 上:焔鉄之丞ら F過労死の研究。 129-138 働者の勤務時間借!の問題や労働安全衛生の問題を総合的に扱った代表的な文献として,野沢治・ 4 、木手口孝綴 r 労 5 扇動車運転労働一労働科学からみた現状と課題一』労働科学研究所,昭和 5 5年,を参照。 働科学費襲警5 1 5 ) 前掲『ハイヤー・タクシ一年鑑2 0 0 1・2 0 0 2 Jp 1 6 6,p 1 7 0 1 6 ) 前掲・運輸経済研究センタ_ r 調査報告審J p 7 2によれば rタクシー産業への労働供給については,一般に 好況時の労働カ不足,不況期の労働力過多が指摘されてきた」という。不況の今日,労働カ市場への過剰な流 入による輸送サービスの繁及ぴ労働条件の水準の低下が懸念される。 1 7 ) 塚本一郎「タクシ一事業における労働と管理J下山房雄ら F現代の交通と交通労働』御茶の水書房, 1 9 9 9 年 , によれば, A裂は臨定給+歩合給((営収?イナス足切り額)に歩合率を乗じたもの)+賞与・一時金+退職金。 B型は完全歩合制の月例質金のみ。 AB型は B型の歩合制月例賃金十賞与・一待念。リース制I H土,運転手が事 ま走者に毎月一定のリース料を支払う制度,である。 1 8 ) 北海道新開(務刊)2 0 0 2 年 8月2 9日付は r タクシ一台数遜剰の室言語 最低賃金 4社 苦 手jる」という標題で,室 0 万円に満たないためにア 蘭市内のタクシー会社 8社のうち 4社が最低賃金法に違反しており,月の手取りが1 ルバイトを行わざるを得ない状況のみられることを報じている。 rB社の三十代の運転手の給与は,月二十二日 働いても売り上げが低いために八万円台だ。 r 手取りは六万円余り。休日はすべてトラック運転のアルバイト で,ゆっくり休んだ日などない』と嘆く。同市内では,建築現場でも働いたり,家を処分した運転手もいる。」 1 9 ) 全自交労連 r 2 0 0 1 年春鴎,生活・労働実態謁査」集計結果による。 2 0 )r 札綴, 1:王狩のタクシー 1 0 社客待ち駐停車で処分」北海道新開夕刊 2 0 0 1年 1 2月2181 す 新 た に 3社処分 タ 0 0 2年 1月 8日付。もっとも,タクシー会社へのこうした行政処分だけで根本的な解 クシー違法停 .J向夕刊 2 決になるかは疑問である。 2 1 ) 前掲・酒井ら「タクシー運転労働における勤務制の問題点 Jp215-p217 参照。 2 2 ) 労働大臣官房政策議査部編『平成 9年 労働者健康状況潟査報告』労務行政研究所,平成 1 0 年 2 3 ) 福地保馬, J lI 村雅則『タクシー労働者の労働条件・生活習慣・健康状態一腰痛の実態に焦点をあててー』北 北海道大学大学院教育学研究科紀要第 8 8 号 206 海遊勤労者安全衛生センター, 2 0 0 0 年 2 4 ) 前掲・全自交労連調愛でも,過去 1年間に交通事故の第一当事者となった者が2 0 0 0年調査でいは 14.3%だった のが, 2 0 0 1年では 19.1%と約 5ポイント増加している。 2 5 ) 五十嵐さを三「最近のトラック運送業交通労働災害の特徴J r 季刊輸送援護J N O.220 p1 l2-p12 , 1 1 9 9 1年 2 6 ) 輸送秩序・公正な競争の確保,資格制度の導入等による最低限の労働条件の確立と利用者や交通弱者の権利 擁護,またその前提としての民主的な討議・調凌機関の設援とその利用,などが各産別労組が援起した政策に 共通してみられる。 2 7 ) 前掲・平井 p173-177は,問題を規制の枠内で改善すべきもの(①タクシー労働者のマナーの改善,②タク シー運賃の決定機構の問題,③労働保護法の挿入,④タクシー王手術の改害事)と枠以外で改善すべきもの(①進 路交通渋滞の改善と交通事故・公害の防止,②交通環境の積極的な改善,③タクシーの公共性の明確化,④タ クシ一議要の拡大,③地方自治と分権化)とに分け,これらの問題の解決,関係者で民主的に討議していくこ との必要性を述べている。 2 8 ) 交通機とは n国民の交通する権利』であり, 日本留吉憲法の第 2 2 条(居住・移転および職業選択の自由),第 2 5条(生存権),第 1 3条(幸福追求権)など関連する人権を集合した新しい人権」。交通権学会編集 F交通権慾 霊 祭 2 1 世紀の皇室かな交通への提雲 J p2 , 日本経済評論社, 1 9 9 9 i j o,参照。 2 9 ) 高森衛「移動指j 約者の交通の現状と政策課題」安部誠治/自治体問題研究所編 f都市と地域の交通問題一そ の現状と政策課題一 J p79-p1 l2 ,自治体研究社, 1 9 9 3年 。 3 0 ) この陪題に対するわが国の対策 ( f交通安全基本計蘭(第 7次)J )の内容は,根本的な解決策を講じることな h t t p : / / w w w 8 . c a o . g o . j p / k o u t u / く今後も多大な犠牲の発生を予測するにとどまる。内閣府のホームページ ( kihon/mokuji .htm) を参烈。 3 1 )h t t p : / / h o m e p a g e 2 . n i f t y . c o m / h k . h i g a i s h a / その他の参考文献・論文等 ・森田優日「タクシ一事業の規制緩和について J 平井都士夫ら綴著『現代の交通政策を問う』法律文化社, 1 9 9 3 i j o . -高橋蜜滋 fタクシ一戦後史』東京交通新関社,昭和 5 4 年. 9 9 8 -青木俊昭「公共交通の規制緩和と国民生活」角調書保雄編著 n大競争時代J と競制緩和 J,新日本出版社, 1 年. -伊勢図穆「ハイヤー・タクシ - J 中西健一ら編著『新版 臼本の交通問題 J, ミネルヴァ誉湧,昭和 4 8 年. 社会政策費量番』編集委員会編『弾力化・規制緩和と社 ・柴国悦子「交通・運輸産業における規制緩和と労働者 J r 会政策 J,啓文社, 1 9 9 6年. 苫 , 1 9 9 9 年. -柴笛徳衛,中商感之綴 rクル?と道路の経済学J,大月番1 ・藤井靖太郎・中条潮綴 f現代交通政策』東京大学出版会, 1 9 9 2年.藤井菊太郎監修,中条i 靭・太閤手口1 導編『自 白化待代の交通政策現代交通政策IlJ 東京大学出版会, 2 0 0 1年.