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ポーランドの首都ワルシャワでショパンは生まれ育った。 そして
Chopin,Frederic Francois シ ョパンとは 19 世紀、ポーランドの作曲家である。幻 想即興曲、別れの曲、子犬のワルツ、英雄ポロネーズ など数々の名曲を世に送り出し、「ピアノの詩人」と呼ばれ た。ロマン派初期に生まれた作曲家で、その名曲たち は美しくデリケートな旋律となって、彼の指先から 紡ぎだされた。生涯の半分はパリで過ごしたが、故 郷のポーランドへの思いは音楽の中に色濃く表れて いる。 短 い生涯の中 ショパンに よって作り出され た美しい旋律の数々。その名曲 からほんの一部を紹介しよう。 ・バラード第1番 5年かけ作曲された大作 ・英雄ポロネーズ 1842 年 作曲 最高傑作の1つ ・幻想即興曲 細かく、美しい旋律が特徴的 ・子犬のワルツ 晩年に作曲 愛らしいワルツ この他にもたくさんの名曲があ るが、是非自分の耳で聴いて ショパンを感じてほしい。 ポ ーランドの首都ワルシャワでショパンは生まれ育った。 そして、ワルシャワ音楽院から彼の作曲家としての人生 が始まる。音楽院でもショパンの音楽は評判が良かったが、一方で演奏が弱く、繊細すぎると いう声も多く聞かれた。それでも、1829 年に音楽院を最高の成績で卒業し、1830 年3月にワ ルシャワ国立劇場で初めての演奏会を開き、大成功をおさめた。その後、故郷ワルシャワを出 てヴィーンを目指し、 1832 年にはパリで初の演奏会を行った。その後も、ノクターン、マズルカ、 ピアノ協奏曲ホ短調など次々と作品を出版した。しかし、ショパンは体が弱く、1848 年2月パ リで演開かれた演奏会がこの地での最後の演奏会となってしまった。そして 1849 年 10 月 17 日、 ショパンはついに 39 年の短い生涯を閉じた。