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「インフラストラクチャー 関連株への投資」
「インフラストラクチャー 関連株への投資」 武蔵大学 経済学部 安達ゼミナール Bチーム 林 平一 長谷川 惠一 吉崎 裕太 ●研究動機 テーマ: 「インフラストラクチャー関連株投資」 テーマ設定の動機 ①インフラ事業の公共性 →収益の安定性、投下資本回収期間の長期化から、 長期投資に適している。 ②「新成長戦略」(2010年6月18日)の発表 →国家戦略としてインフラ事業拡大の見込み 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 2 ●研究目的・動機 仮説: 「インフラ関連株投資は 安定性と成長性を併せ持つ、 優良な投資対象である」 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 3 ●研究方法 STEP1 新成長戦略に定められているインフラ分野のうち、 水・鉄道・原子力発電の3分野に絞って調査を行う。 →国内市場、国際市場、競合企業、日本企業の優位点など STEP2 各分野に関連する上場銘柄による 株式ポートフォリオを構築し、 株価データから投資対象としての有効性を分析する。 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 4 STEP1 「インフラ事業 および関連企業の調査」 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 5 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 6 ●水ビジネス 地球は“水の惑星” といわれるが、生活に 利用可能な水は全体 のわずか0.01%に 過ぎない 効率的な 水循環システムの 構築が不可欠 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 7 ●世界水ビジネス市場の規模と成長見通し <2007年> (単位:兆円) 業務 素材供給 管理・運営 合計 事業 ・建設等 サービス 上水 6.6 10.6 17.2 海水淡水化 工業用水・ 工業下水 再利用水 下水 合計 0.5 0.7 1.2 2.2 0.2 2.4 0.1 7.5 16.9 − 7.8 19.3 0.1 15.3 36.2 <2025年> (単位:兆円) 業務 素材供給 管理・運営 合計 事業 ・建設等 サービス 上水 19.0 19.8 38.8 海水淡水化 工業用水・ 工業下水 再利用水 下水 合計 1.0 3.4 4.4 5.3 0.4 5.7 2.1 21.1 48.5 − 14.4 38 2.1 35.5 86.5 (注)素材供給・建設等には、素材・部材供給・コンサル・建設・設計を含む。 (資料)経済産業省「水ビジネス国際展開研究会報告書」 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 8 ●日本企業の強み① 国・都市名 東京都 バンコク ヨハネスブルク ロンドン イスタンブール メキシコシティ カイロ マレーシア 韓国 漏水率 3.6% 33% 36% 26% 25% 35% 20% 40% 20-40% 出所: 吉村和就『水ビ ジネス』 角川oneテーマ21(2010年) NIKKEI BUSINESS 2010/12/6号 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 9 ●日本企業の強み② ・逆浸透膜(RO膜) 世界シェア約70% 脱塩率の高さ 耐用年数の長さ 淡水化の効率 ・水処理膜全体 世界シェア約60% 日東電工、東レ、旭化成など 日本の技術レベルは世界トップ水準 要素技術を活かした海外事業展開 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 10 ●日本企業の動向 要素技術に特化している日本企業 総合力のある和製水メジャー作りのため、 民間企業による合弁事業、官民連携での事業が活発化 合弁会社 合弁企業(出資比率) ・東レ(50.1%) 藍星東麗膜科技 ・中国藍星集団(49.9%) 進出企業 ・三菱商事 ・日揮 ・産業革新機構 ・マニラウォーター ・東洋エンジニアリング ・パナソニック環境エン ジニアリング 事業内容 中国最大規模の水処理膜工場を建設 事業内容 United Utilities(英)の子会社、 United Utilities Australia(豪)を買収 官民連携の動向 東京都水道局が技術支援 大阪市の主導でコンソーシアム ベトナム・ホーチミン市で2011年に (企業連合)を組み70億∼80億 小規模水道施設の建設・運営に進出 規模の大型水道施設を建設 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 11 ●日本企業の動向 和製水メジャー ⇒荏原製作所、三菱商事、日揮が共同出資 ・中国、ベトナムなど4カ国に海外拠点 ・北京では設備受注から維持管理事業までを手掛ける ・今後も積極的な海外進出を展開予定 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 12 STEP2 「株価を用いた実証分析」 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 13 ●分析方法 ◎インフラ関連株による等金額ポートフォリオの構築 ・運用シミュレーション期間 2000年1月末∼2011年8月末(月次・10年超) (※上記期間全てで株価データが取得できる銘柄のみをポートフォリオ構成銘柄とする。) ・ベンチマークにTOPIXを用い、 上記期間における株価水準の推移を比較 ・各種指標によるポートフォリオの評価 (年率リターン、年率標準偏差リスク、騰落率、SPMなど) 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 14 ●ポートフォリオの構成銘柄 [構成銘柄一覧] コード 1812 1963 3101 3402 3405 3407 4204 5802 6299 6303 6326 6330 6331 6332 6351 6361 6363 6366 6368 6370 6403 6501 6502 6503 6508 6841 6988 7004 7011 7013 1801 1815 1963 会社名 鹿島 日揮 東洋紡 東レ クラレ 旭化成 積水化学工業 住友電気工業 神鋼環境ソリューション ササクラ クボタ 東洋エンジニアリング 三菱化工機 月島機械 鶴見製作所 荏原 酉島製作所 千代田化工建設 オルガノ 栗田工業 水道機工 日立製作所 東芝 三菱電機 明電舎 横河電機 日東電工 日立造船 三菱重工業 IHI 大成建設 鉄建 日揮 上場区分 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 大証2部 大証2部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 ジャスダック 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 コード 3501 5405 5812 6471 6472 6473 6474 6501 6502 6503 6504 6505 6647 6741 6742 6747 6768 6844 7004 7011 7012 7013 7102 7122 7242 8001 8002 8031 8053 8058 9022 1945 1952 会社名 住江織物 住友金属工業 日立電線 日本精工 NTN ジェイテクト 不二越 日立製作所 東芝 三菱電機 富士電機H 東洋電機 森尾電気 日本信号 京三製作所 小糸工業 タムラ製作所 新電元 日立造船 三菱重工業 川崎重工業 IHI 日本車両 近畿車輛 KYB 伊藤忠商事 丸紅 三井物産 住友商事 三菱商事 JR東海 東京エネシス 新日本空輸 上場区分 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証2部 東証2部 東証1部 東証2部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 コード 1968 1983 5405 5406 5631 5711 6297 6331 6368 6369 6378 6486 6492 6498 6501 6502 6503 6841 7003 7004 7011 7995 8061 9501 9502 9503 9504 9505 9506 9507 9508 9509 9511 会社名 太平電業 東芝プラントシステム 住友金属工業 神戸製鋼所 日本製鋼所 三菱マテリアル 鉱研工業 三菱化工機 オルガノ トーヨーカネツ 木村化工機 イーグル工業 岡野バルブ製造 キッツ 日立製作所 東芝 三菱電機 横河電機 三井造船 日立造船 三菱重工業 日本バルカー工業 西華産業 東京電力 中部電力 関西電力 中国電力 北陸電力 東北電力 四国電力 九州電力 北海道電力 沖縄電力 ・構成銘柄→全83銘柄(水:30、鉄道:34、原子力発電:35) (※一部の銘柄が三分野にまたがっている 例:日立製作所) 上場区分 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 ジャスダック 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証2部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 水関連銘柄 鉄道関連銘柄 原発関連銘柄 15 ●インフラ株ポートフォリオと株価水準の推移 約92ポイントの開き ●定量分析 ・リターンとリスクともに 好パフォーマンス ポートフォリオ評価測度 年率μ(%) 年率σ(%) ・SPMの値が優れている 騰落率(%) β ・騰落率は約92ポイントもの R2 差を付けている SPM(rf=1.5) TOPIX -5.26 17.72 -54.88 1 1 -0.38 インフラP 5.27 22.19 38.04 1.098 0.769 0.17 過去のシュミレーションに限り、 インフラ株への投資は長期的に見て有効である。 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 17 ●TOPIXとインフラ3分野の株価水準の推移 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 18 ●TOPIXとインフラ3分野のポートフォリオ評価 ポートフォリオ評価測度 年率μ(%) 年率σ(%) 騰落率(%) β R2 SPM(rf=1.5) TOPIX -5.26 17.72 -54.88 1 1 -0.38 水P 5.50 24.58 33.03 1.189 0.735 0.16 鉄道P 5.86 24.70 38.01 1.239 0.790 0.18 原発P 5.40 22.68 38.47 1.026 0.643 0.17 ・リターンとリスクともにベンチマーク(TOPIX)に比べ、 各分野が好パフォーマンス。 ・ベンチマークよりもSPMの値が優れている。 ・騰落率は3分野ともプラス。 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 19 ●考察 ①分析期間中、価値水準がベンチマークを 下回ることは1度もなかった。 ②2008年9月の『リーマン・ショック』と 2010年5月の『ギリシャ・ショック』、 2011年3月の『東日本大震災』いずれの危機に おいても、基準値100を下回ることがなかった。 ③シミュレーション期間中、 緩やかな成長が持続している。 実証分析の結果から、インフラ関連株への投資は、 長期的に見て有効であることが確認できた。 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 20 ●結論 インフラ関連株は、 これまでそうであったように、持続的成長と 市場を上回るリターンの獲得が可能な 投資対象である。 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 21 ●主な出典と利用したウェブサイト ・経済産業省水ビジネス推進室HP ・東洋経済新報社『会社四季報CD-ROM』 2010 夏号 ・東洋経済新報社『株価チャートCD-ROM』 2010 夏号 ・経済産業省『2009年エネルギー白書』 ・『週刊ダイヤモンド』 2009/11/21号等 ・『日経ビジネス』 2010/1/16号等 ・安達智彦『金融の基本』日本実業出版社2008年 ・野村総合研究所公共経営戦略コンサルティング部 『入門インフラファンド』東洋経済新報社 2010年 ・みずほ総合研究所『図解年金のしくみ』東洋経済新報社 2006年 ・吉村和就『水ビジネス』角川oneテーマ21 2010年 ・柴田明夫『水戦争』角川SSC新書 2007年 ・豊田有恒『日本の原発技術が世界を変える』祥伝社新書 2010年 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 22 ご清聴ありがとうございました。 武蔵大学 経済学部 安達ゼミナール Bチーム 林 平一 長谷川 惠一 吉崎 裕太 ●水ビジネスの事業領域 ①上水 ②海水の淡水化 ④下水(処理) ③工業用水、工業下水 ⑤再利用水 24 ●競合:世界の水メジャー ヴェオリア社 スエズ社 (Veolia Water、仏) (Suez Environment、仏) 両社とも1億人以上の給水人口を受け持つ ⇒日本最大の給水人口を受け持つ 東京都水道局の約10倍 2社で水ビジネス市場のおよそ7割を寡占 水ビジネスを一括して手掛ける「総合力」に長ける 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 25 漏水に対する 問題意識の違い ●日本企業の強み① 水道管が破裂した道路で 無邪気に遊ぶ子供たち (ニュージーランド) 26 27 ●鉄道ビジネスとは? トンネル 運行システム 橋梁 送電線 車体 車輪 線路 主に鉄道車両の製造・路線の敷設・運行システムの構 築など、総合的に担うことを目的とするビジネス。 28 28 ●世界の動向 環境保全に対する意識の高まり 温室効果ガスの排出量が少ない鉄道ニーズの増加 1人を1キロ運ぶ場合の 鉄道のCO₂の排出量 →航空機の1/6 →自動車の1/9 世界各国において鉄道敷設計画が進行 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 29 ●市場規模 中南米, 5% 現在、世界の鉄道市 場は約2兆9000億円 その他, 2% 日本, 10% アジア・大洋 州, 10% 欧州, 42% 北米, 10% 中国, 21% 2016年には、年間21兆円 出所)三菱電機調べ を超える市場に拡大。 2010/4/3週刊東洋経済掲載 ●世界の高速鉄道プロジェクト [イギリス]計画中 幹線高速鉄道車両の更新 [中国]計画中 2020年までに、高速新線を 1万6000km以上整備予定 [その他アジア] ベトナム総延長1600kmの計画、イ ンドネシアで総延長680kmの計画、 タイで3路線の構想 [アメリカ]計画中 カリフォルニア州などで総延 長距離1万7300kmの計画 [ブラジル]計画中 総延長500kmの計画 (12月中に落札国決定) 2024年には、世界の高速鉄道路 線距離が現在の3倍以上に拡大。 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 2010/11/29 安達専門ゼミ2 2010.7.9 NIKKEI CONSTRUCTION 31 31 ●競合:世界の鉄道メジャー Big3 中国 南車青島四方機車車両 など 中国鉄道メーカーは、 世界市場へ乗り出す構え。 カナダ フランス ボンバル ディア アルストム 日本 日立製作所 川崎重工業 など ドイツ 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム シーメンス 32 ●日本企業の優位性:速度 KTX 自転車 チーター 韓国 20 100 305 遅い 単位=km/h 高速鉄道← →リニアモーターカー ICE TGV 東海道新幹線 CRH380A トランスラピッド リニア 中国 ドイツ フランス 日本 ドイツ 日本 416.6 320 320 337.2 501 581 速い ※車両については、営業時の最高速度を掲載。トランスラピッド、リニアは試験速度。 ・中国のCRH380Aは、川崎重工製の新幹線用 の車体がベース。 ・日本のリニアモーターカーは世界最速 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 33 ●日本企業の優位性:仕様 名称 車体幅 座席数(編成長200m) 質量 日本・新幹線 3.4m 630人 350t フランス・TGV 2.9m 377∼547人 390t ドイツ・ICE 2.9m 391人 409t 出所)2010/4/3週刊東洋経済より 日本の新幹線の特徴 ・ATC(自動列車制御装置) ・ATS(自動列車停止装置) ・地震対策 ・1列車あたりの平均遅延時間は0.6分 etc… 34 ●鉄道関連企業としての『住友金属工業』:車輪 ・手作業による緻密な加工 ・車輪の真円性が高い ・磨耗が小さく車輪の寿命が長い ・国内での車輪製造シェア100% ・海外市場における、豊かな受注実績 35 ●日本の鉄道関連企業群 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 36 37 ●世界の原子力動向 ・新興国のエネルギー需要増大 ・二酸化炭素の排出抑制 ・原油価格の高騰 ・石油依存からの脱出 原子力発電の需要拡大 一基につき3,000億円以上のプロジェクト 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 38 ●発展途上国や新興国の主な原発市場 国名 計画内容 32年までに約30基導入 ア インド 36基を計画 ジ 中国 30年までに13基導入(ロシア→2基、日本→2基) ア ベトナム インドネシア 25年までに4基導入 アラブ首長国連邦 17年から4基導入(韓国→4基) サウジアラビア 15.8億ドルの発電プロジェクト 中 トルコ 国内2カ所で建設を計画 東 ヨルダン 25年までに1∼2基を導入 エジプト 25年までに4基を導入 ポーランド 石炭依存の修正で22年から6基を導入 ルーマニア 16年までに2基を導入 中 ブルガリア 2基の建設を計画 ・ 露へのエネルギー依存修正のため、13年以降から2 東 チェコ 基を建設 欧 ハンガリー 現行の原発の能力を拡大 スロベニア 20年までに2基を稼働 出所)日経新聞をもとに作成 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 39 ●市場規模:発電所数 世界で運転中の原発 約 基 世界で計画中 or 建設中の原発 約 基 出所)日本原子力産業協会「世界の原子力発電開発の動向2010」より 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 40 ●市場規模:金額 発展途上国 先進国市場 ・老朽機からの建て替え 市場 ・高出力機の導入 ・新規原発導入 市場規模 2030年までに 約 兆円 出所)国際原子力機関(IAEA)予測より 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 41 ●競合:世界の原発メーカー 国名 社名 原発事業の特徴 原発ハードウェアメーカー(操業は電 日本 日立、東芝、三菱重工 力会社)、サプライチェーンモデル、米 国との提携 リサイクル燃料に強み、政府の介入、 フランス アレバ 原発メーカーとしての総合力、三菱重 工との共同研究 ウラン採掘分野に強み、国営企業、 ロシア ロスアトム 軍事協力を提案に組み込む、ベトナ ムにおいて2機の建設を受注 韓国連合(斗山重工業、現代 低価格提案、政府のリーダーシップ、 韓国 重工業等) UAEにおいて4機の建設を受注 国営企業、低価格提案、政府による 中国核工業集団公司、 中国 中国核工業建設集団公司 事業保証 海外メジャーの共通点 →自社内に一貫した原発事業システムを有する 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 42 ●日本の原発メーカー 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 43 ●日本の原発メーカー ・2007年より米 General Electric社との提携 ・日米両国に合弁会社 Hitachi GE Nuclear Energyを設立 ・機器のモジュール化によって建設作業を標準化 ・効率化と品質管理の徹底 ・「スケジュール通りに原発を建設できるのは、 世界でも日立だけ。」 武蔵大学 安達ゼミナール Bチーム 44 ●原発事業関連の日本企業 分野名 メーカー 企業名 東芝、日立製作所、三菱重工業 太平電業、東芝プラントシステム、 建設 三菱マテリアル、関電工、東京エネ シス、弘電社 各電力会社 運転 東亜バルブ、イーグル工業、岡野 バルブ・配管 バルブ、日本バルガー工業、キッツ 三菱化工機、住友金属工業、オル 冷却用水系 ガノ 計測機器類 横河電気、助川電気工業、アロカ 放射性物質処理、使 木村化工機、三菱マテリアル、日 用済み燃料処理、貯 揮、日立造船、三井造船、日本製 蔵・輸送用容器 鋼所、日本原燃 三菱マテリアル、鉱研工業、木村化 ウラン精製・開発 工業、日本原燃 コンドーテック、日本製鋼所、神戸 コンドーテック、 日本製鋼所、神戸 部材 製鋼所、木村化工機 鉄鋼所、木村化工機 太平電業、東芝プラントシステム、 メンテナンス 関電工、東京エネシス トミタ、助川電気工業、新日本空 その他 調、日本ギア 45 ●日本製鋼所:原子炉 ・製鋼、鋳造、熱処理技術に強み ・原発用部材で世界シェア80% ・2009年度比で売上高18%増、営業利益15%増 ・2012年に部材の年間生産能力を 原発4基分から12基分へ拡大 圧力容器 タービンローターシャフト