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VMware Virtual SAN 5.5 構築・運用手順(VMware Horizon6)
VMware Virtual SAN 5.5 構築・運用手順書 (VMware Horizon 6 環境編) 第2版 2016 年 11 月 日本電気株式会社 免責事項 本書の内容はすべて日本電気株式会社が所有する著作権に保護されています。 本書の内容の一部または全部を無断で転載および複写することは禁止されています。 本書の内容は将来予告なしに変更することがあります。 日本電気株式会社は、本書の技術的もしくは編集上の間違い、欠落について、一切責任を負いません。 日本電気株式会社は、本書の内容に関し、その正確性、有用性、確実性その他いかなる保証もいたしませ ん。 商標および著作権 Microsoft、Windows、Windows Server、Internet Explorer、SQL Server は米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。 VMware は、米国およびその他の地域における VMware, Inc. の登録商標または商標です。 本ドキュメントに記載されている他のすべての名称ならびに製品についての商標は、それぞれの所有者の 商標です。 本ドキュメントでは、(R) と TM の表記を省略しています。 (VMware 商標ガイド:http://www.vmware.com/jp/trademarks.html) 改版履歴 販 日付 1 2014/9/19 2 2016/11/4 内容 初版作成 免責事項、商標および著作権を追記 目次 はじめに ................................................................................................................................. 1 1. 構築編 ............................................................................................................................ 2 1.1. 1.2. 1.3. 1.4. 1.5. VSAN システム構成例.............................................................................................................. 2 構築作業フロー ......................................................................................................................... 3 ESXi に SSD を認識させる ..................................................................................................... 4 VSAN データストアを構築する ................................................................................................... 5 VSAN ネットワークを構築する................................................................................................... 8 1.5.1. 標準仮想スイッチで構築する..................................................................................................................... 8 1.5.2. 分散仮想スイッチで構築する..................................................................................................................... 11 1.6. 1.7. 1.8. vSphere HA を構成する ........................................................................................................... 12 View プールに VSAN データストアを使用................................................................................ 13 VSAN ストレージポリシー ......................................................................................................... 14 1.8.1. VSAN ストレージポリシーのデフォルト値変更 ........................................................................................... 15 2. 運用編 ............................................................................................................................ 18 2.1. ハードウェア障害時の交換手順 ................................................................................................. 18 2.1.1. データ用 HDD 障害時の交換手順 ........................................................................................................... 18 2.1.2. OS 用 HDD 障害時の交換手順 ............................................................................................................. 20 2.1.3. VSAN SSD 障害時の交換手順 ............................................................................................................... 22 2.1.4. RAID コントローラ障害時の交換手順 ....................................................................................................... 24 2.2. 2.3. VSAN クラスタへのホスト追加手順 ........................................................................................... 25 VSAN クラスタからのホスト削除手順 ........................................................................................ 26 はじめに 本手順書は、VMware vSphere 5.5 Update 1(VMware ESXi 5.5 Update 1 / VMware vCenter Server 5.5 Update 1) の VSAN(Virtual SAN、仮想 SAN) 機能を利用した VMware Horizon View 6.0 環境の構築・ 運用手順について説明しています。 構築編では VSAN を構築する手順、View 環境に VSAN を使用する手順を記載しています。また、運用 編ではディスク障害時の交換手順、VSAN クラスタからのホスト削除手順を記載しています。 本手順書に従って VSAN を構築する前に vSphere 環境、View 環境を用意いただく必要があります。 vSphere 環境、View 環境の構築につきましては、以下のドキュメントを参照のうえ、ご準備ください。 VMware vSphere ドキュメント http://www.vmware.com/jp/support/support-resources/pubs/vsphere-esxi-vcenter-server-pubs VMware Horizon with View ドキュメント http://www.vmware.com/jp/support/support-resources/pubs/view_pubs/ 1 1. 1.1. 構築編 VSAN システム構成例 2 1.2. 構築作業フロー Express5800 VDI Server for Horizon View(VSAN)【Express5800/R120e-1M(10C/E5-2670v2-VDI)】 を ご購入の場合と新たに VSAN 環境を構築する場合の作業フローを記述します。 太字の作業は、本手順書に記載しています。 VDI Server for Horizon View 購入で 新規構築の場合 ・VDI Server for Horizon View 以外をご利用の場合 ・再構築の場合 vCenter Server の構築、インストール (VMware vSphere ドキュメントを参照) VSAN 用ホストの内蔵ディスクを それぞれ RAID0 で構成 ESXi のインストール(VMware vSphere ドキュメントを参照) 1.2 ESXi に SSD を認識させる 1.3 VSAN データストアを構築する 1.4 VSAN ネットワークを構築する 1.5 vSphere HA を構成する(オプション) Horizon View のインストール (VMware Horizon with View ドキュメントを参照) 1.6 View プールに VSAN データストアを使用 終了 3 1.3. ESXi に SSD を認識させる RAID コントローラを使用している場合、ESXi が物理 SSD を内部で SSD として認識することができない ため、ESXi に SSD と認識させるための処理が必要となります。Express5800 VDI Server for Horizon View をご購入の場合、本節の内容は設定済みとなりますので次節に進んでください。 ・前提条件: 1) VSAN 用ホストに ESXi インストール済み 2) VSAN 用ホストの内蔵ディスクをそれぞれ RAID0 で構成済み 1) ESXi のコンソールに接続します。 2) 以下のコマンドを入力してデバイス一覧を 表示させます。 #esxcli storage core device list 表示されたデバイス一覧からディスクのサイ ズを確認します。ホストに挿入した SSD と 同じサイズのデバイスを探し、デバイス ID(黄枠で囲まれた箇所)を確認します。ディ スクサイズは MB 表記となります。 ※右図は 100GB の SSD を認識させる例 3) 該当デバイスを SSD として自動認識さ せるために以下のコマンドでルール設定を行 います。 #esxcli storage nmp satp rule add –s VMW_SATP_LOCAL --device <デバイス ID> --option=enable_ssd 4) ルール設定を適用します。 以下のコマンドを入力して、該当デバイスを Unclaim します。 #esxcli storage core claiming unclaim --type device –-device <デバイスID> 次に、以下のコマンドを入力して、設定したル ールの有効化を行い、Reclaim します。 #esxcli storage core claimrule load #esxcli storage core claimrule run そして、以下のコマンドを入力して、該当デバ イスを SSD として認識している状態(IS SSD:true)になっていることを確認します。 # esxcli storage core device list –d <デバイ スID> 4 1.4. VSAN データストアを構築する ・前提条件: 1) ESXi が 3 台以上構成済み 2) 各 ESXi は以下のディスクが認識されている SSD:1 台以上 HDD:1 台以上 3) vCenter Server が構築済みで、vSphere Web Client で接続できる 1) vSphere Web Client から vCenter Server に接続します。 2) データセンターを選択して右クリックをし て、「新規クラスタ」を選択します。 3) 仮想SAN(VSAN) を有効にします。 クラスタ名を入力し、仮想 SAN を「オンに する」にチェックを入れます。 ホストの使用可能な内蔵ディスクを全て VSAN クラスタに含める場合は「ストレージ へのディスク追加」を「自動」、個別に設定し たい場合は「手動」を選択して OK を選択 します。 ※Express5800 VDI Server for Horizon View をご購入の場合、「自動」を選択してく ださい。 ※ホストの内蔵ディスクを全て VSAN デー タストアに使用しない場合は、「手動」を選 択してください。 5 4) 作成されたクラスタを選択して右クリック し、「ホストのクラスタへの移動」を選択して VSAN クラスタ内にホストを追加します。 5) VSAN クラスタ内に追加するホストにチ ェックを入れ、OK を選択します。 6 6) クラスタを選択し、「管理」>「仮想SAN」> 「ディスク管理」を選択します。 各ホストにディスクグループが作成されてい て、使用中のディスクの数が正しいことを確 認します。 7 1.5. VSAN ネットワークを構築する VSAN トラフィックを制御するために、専用のネットワークを用意する必要があります。 1.5.1. 標準仮想スイッチで構築する 1) vSphere Web Client から vCenter Server に接続します。 2) VSAN クラスタに追加したホストを選択 し、「管理」>「ネットワーク」>「仮想スイッチ」 から「ホストネットワークを追加します」を選 択します。 3) ネットワークの追加のウィザードで、接 続タイプの選択を「VMkernel ネットワーク アダプタ」にチェックを入れ、次へを選択し ます。 8 4) ターゲットデバイスの選択では、「新しい 標準スイッチ」にチェックを入れ、次へを選 択します。 5) 仮想スイッチの作成では、「+」の追加 を選択します。 6) 未使用の物理 NIC 一覧が表示されま す。VSAN ネットワークに使用する物理 NIC を選択して、OK を選択します。 9 7) 有効なアダプタに選択した物理 NIC が追加されたことを確認し、次へを選択しま す。 8) ポートのプロパティでは、VMkernel ポ ート設定で任意の情報を入力します。ま た、使用可能なサービスで「仮想 SAN ト ラフィック」にチェックを入れ、次へを選択し ます。 9) IPv4 設定では、任意の情報を入力し て、次へを選択します。 ※固定 IP の使用を推奨します。 10 10) 内容を確認して、終了を選択します。 ※以上の2~9の処理を VSAN クラスタに 含めるホスト全てに行います。 1.5.2. 分散仮想スイッチで構築する 下記ドキュメントを参照して、分散仮想スイッチで VSAN 用ポートを構築してください。 vSphere ネットワーク http://pubs.vmware.com/vsphere-55/topic/com.vmware.ICbase/PDF/vsphere-esxi-vcenter-server-551networking-guide.pdf P. 65 VMkernel ネットワークの設定 P. 69 vSphere Web Client での vSphere Distributed Switch に関連付られたホス ト上の VMkernel アダプタの作成 11 1.6. vSphere HA を構成する VSAN クラスタで vSphere HA の構成は、下記設定を行ってください。 vSphere HA の以下の Isolation addresses オプションで VSAN ネットワークのアドレス(例えば デフォルトゲートウェイアドレス)を指定してください。 das.isolationAddressX. vShere HA で管理ネットワークのデフォルトゲートウェイアドレスが使用されないように、vSphere HA の以下のオプションを設定して下さい。 das.useDefaultIsolationAddress=false 12 1.7. View プールに VSAN データストアを使用 View プール作成時に、仮想デスクトップの展開先に VSAN データストアを使用する設定を行います。ここ では、通常の View プール作成時と同じ手順は省略し、VSAN データストア使用時の変更点のみ記載しま す。 ・前提条件: 1) Horizon View が構築済み 1) View Administrator でプール作成ウィザードを操作します。 2) ストレージ最適化の設定画面で、 「VMware Virtual SAN を使用する」にチェ ックを入れて、次へを選択します。 3) vCenter 設定のデータストア設定で、使 用可能なデータストアに VSAN データスト アがあることを確認します。そして、使用す るデータストアにチェックを入れ、OK を選 択します。 13 1.8. VSAN ストレージポリシー 仮想マシンの展開先に VSAN データストアを使用する場合に、展開される仮想デスクトップのストレージに VSAN ストレージポリシーが適用できます。VSAN ストレージポリシーには以下の表 1 の 5 つのストレージ 機能が提供されています。 表 1. VSAN ストレージポリシーのパラメータ ストレージ機能 ユースケース 値 許容できる障害の数 (RAID1 – ミラー) 冗長性 デフォルト:1 最大:3 オブジェクト毎の ディスクストライプ数 (RAID0 – ストライプ) パフォーマンス デフォルト:1 最大:12 オブジェクトスペースの予約 シックプロビジョニング デフォルト:0 最大:100% フラッシュ読み取りキャッシュの予約 パフォーマンス デフォルト:0 最大:100% 強制プロビジョニング ポリシーを無視 デフォルト: 無効 説明 n 個の障害を許容する場 合、n+1 個のコピーが作成 される。ストレージを提供す る 2n+1 個のホストが必要。 ストレージオブジェクトの 各々のレプリカが分散され る HDD の数。 仮想マシンプロビジョニング 時に予約されるストレージ オブジェクトの論理サイズ。 フラッシュの容量をリードキ ャッシュとして確保する。 有効にした場合、ストレージ ポリシーが満たされなくても 強制プロビジョニングする。 View で VSAN データストアを使用する場合、展開方式に応じて以下のようなデフォルト値の仮想マシンス トレージポリシーが適用されます。リンククローン/流動プール方式でプールを作成する場合、デフォルト値で は冗長性を持たないように設定されているため、1.8.1 節で説明する VSAN ストレージポリシーのデフォル ト値変更を行ってください。 リンククローン仮想デスクトップ ポリシー - OS ディスク(専用プールの場合): 許容できる障害の数=1 - OS ディスク(流動プールの場合): 許容できる障害の数=0 - レプリカディスク: 許容できる障害の数=1 - レプリカディスク: フラッシュ読み取りキャッシュの予約=10% - プロビジョニング方式: シンプロビジョニング 14 1.8.1. VSAN ストレージポリシーのデフォルト値変更 リンククローン/流動プール方式でプールを作成する場合、デフォルト値では冗長性を持たないように設定さ れているため、冗長性を持たせるように仮想マシンストレージポリシーを変更します。 ・前提条件: 1) リンククローン/流動プール方式でデスクトッププールを作成済み。 1) vSphere Web Client から vCenter Server に接続します。 2) 仮想デスクトップの仮想ハードディスク に適用されている仮想マシンストレージポリ シーを確認します。 仮想デスクトップを選択し、「管理」>「仮想 マシンストレージポリシー」>「任意のハード ディスク」を選択します。画面の下部に選択 した仮想ハードディスクの物理ディスクへの 配置情報が表示されます。 右図の例では、仮想ハードディスクが一つ のホストの物理ディスク上にしか存在しな いことが確認できるため、冗長性が無いこ とが分かります。 3) 「ホーム」>「仮想マシンストレージポリシ ー」を選択します。 15 4) リンククローン/流動プール方式の VSANストレージポリシーである 「OS_DISK_FLOATING_・・・」を右クリック し、「仮想マシンストレージポリシーの編集」 を選択します。 5) 「ルールセット1」タブを選択し、「許容す る障害の数」の数値を0→1に変更して、OK を選択します。 6) 「仮想マシンへの再適用」を「今すぐ」に 変更して、はいを選択します。 16 7) 2)と同様の操作を行い、仮想デスクトッ プの仮想ハードディスクに適用されている 仮想マシンストレージポリシーを確認しま す。 右図の例では、仮想ハードディスクが二つ のホストの物理ディスクにコピーされている ことが確認できるため、冗長性を持つように 設定が反映されたことが分かります。 17 2. 2.1. 2.1.1. 運用編 ハードウェア障害時の交換手順 データ用 HDD 障害時の交換手順 ------オンライン作業-----※HW メンテナンスサービスの作業対象外 1) HDD 障害が発生したホストを“メンテナンスモード”に移行 メンテナンスモードは「」を選択。(「全データの移行」は選択しないこと) ※メンテナンスモードにて障害が発生した HDD の DISK 番号/スロットを確認していくこと。 2) ホストのシャットダウンを実施。 ------オフライン作業-----※HW メンテナンスサービスの作業対象範囲 3) HDD 障害が発生したホストに実装されている該当の HDD を交換 4) HDD 障害が発生したホストを再起動し、本サーバに搭載されているディスクアレイコントロー ラ の WebBIOS を起動 4)-1 本体装置の電源を投入し、POST 画面に以下のメッセージが表示されるタイミングで、 <Ctrl>+<H> を押下する。 LSI MegaRAID SAS-MFI BIOS version ~ ~ HA - x (Bus x Dev x) MegaRAID SAS xxxxxx ~ Press <Ctrl><H> for WebBIOS. 5) WebBIOS で交換した HDD の RAID 構成を再設定 5)-1 初期メニュー で “Device” を選択 5)-2 “~Unconfigured Bad” となっている HDD を選択し、 “Properties”のラジオボタンを選択し、”GO”ボタンをクリック 5)-3 “Make Unconf Good” のラジオボタンを選択し、”GO”ボタンをクリック 5)-4 “~Unconfigured Bad” となっていた HDD が “~Unconfigured Good” に変更され る。 5)-5 初期メニューに戻り、 “Scan Device” を選択。 5)-6 デフォルトの “All Configurations” を選択のまま “Preview”ボタンをクリック。 5)-7 “Import” ボタンをクリック。 5)-8 初期メニューで “Exit” をクリック。 5)-9 “Exit Application” で “Yes” ボタンをクリック。 5)-10 “Please Reboot your System” 表示で “Crrl+Alt+Delete” を押下し、ホストを再起動。 ------オンライン作業----※HW メンテナンスサービスの作業対象外 6) vSphere Web Client を起動 6)-1 VSAN クラスタの “設定”-“仮想 SAN”-“全般”で指定可能な"ストレージへの ディスクの追加"を”手動”に設定。 6)-2 インベントリの VSAN クラスタで、”管理”-“設定”-“ディスク管理”で、 “Absent VSAN Disk~” と表示されている障害が発生した HDD 情報を削除 尚、このタイミングで交換した HDD 情報も表示されているが同時に削除される。 6)-3 “選択したディスクグループへディスクの追加” で交換した HDD を追加 6)-4 VSAN クラスタの “設定”-“仮想 SAN”-“全般”で、VSAN の全 HDD 容量が 認識されている事を確認。 18 ※本製品における HW 保守メンテナンスサービスおよびハードウェア保守パックの対象は上記手順に おけるオフライン作業のみとなります。オンライン作業については、該当システムの SE/お客様での 作業となります。予めご了承願います。 19 2.1.2. OS 用 HDD 障害時の交換手順 ------オンライン作業-----※HW メンテナンスサービスの作業対象外 1) ホストが動作中の場合には、HDD 障害が発生したホストを“メンテナンスモード”に移行 メンテナンスモードは「全データの移行」を選択。 2) ホストのシャットダウンを実施。 ------オフライン作業-----※HW メンテナンスサービスの作業対象範囲 3) HDD 障害が発生したホストに実装されている該当の HDD を交換 4) HDD 障害が発生したホストを再起動し、本サーバに搭載されているディスクアレイコントロー ラ の WebBIOS を起動 4)-1 本体装置の電源を投入し、POST 画面に以下のメッセージが表示されるタイミングで、 <Ctrl>+<H> を押下する。 LSI MegaRAID SAS-MFI BIOS version ~ ~ HA - x (Bus x Dev x) MegaRAID SAS xxxxxx ~ Press <Ctrl><H> for WebBIOS. 5) WebBIOS で交換した HDD の RAID 構成を再設定 5)-1 初期メニュー で “Device” を選択 5)-2 “~Unconfigured Bad” となっている HDD を選択し、 “Properties”のラジオボタンを選択し、”GO”ボタンをクリック 5)-3 “Make Unconf Good” のラジオボタンを選択し、”GO”ボタンをクリック 5)-4 “~Unconfigured Bad” となっていた HDD が “~Unconfigured Good” に変更され る。 5)-5 初期メニューに戻り、 “Scan Device” を選択。 5)-6 デフォルトの “All Configurations” を選択のまま “Preview”ボタンをクリック。 5)-7 “Import” ボタンをクリック。 5)-8 初期メニューで “Virtual Drives”をクリック 5)-9 Virtual Drives 画面で VD の一つを選択 5)-10 Virtual Drives 画面で”Fast Initialize"を選択し、”GO”ボタンをクリック 5)-11 4)-9,4)-10 を全ての VD に対して実行 5)-12 初期メニューで “Exit” をクリック。 5)-13 “Exit Application” で “Yes” ボタンをクリック。 5)-14 “Please Reboot your System” 表示で “Crrl+Alt+Delete” を押下し、ホストを再起動。 ------オンライン作業-----※HW メンテナンスサービスの作業対象外 6) ESXi 5.5 を新規インストール(インストール先 HDD は slot#0 容量 300GB) 7) ESXi 5.5 インストール後 vSphere Web Client を起動 7)-1 VSAN クラスタの “設定”-“仮想 SAN”-“全般”で指定可能な"ストレージへの ディスクの追加"を”手動”に設定。 7)-2 インベントリの VSAN クラスタで、”管理”-“設定”-“ディスク管理”で、 “選択したディスクグループへディスクの追加” で全ての SSD,HDD を追加 7)-3 VSAN クラスタの “設定”-“仮想 SAN”-“全般”で、VSAN の全 HDD 容量が 認識されている事を確認。 20 ※本製品における HW 保守メンテナンスサービスおよびハードウェア保守パックの対象は上記手順におけ るオフライン作業のみとなります。オンライン作業については、該当システムの SE/お客様での作業となりま す。予めご了承願います。 21 2.1.3. VSAN SSD 障害時の交換手順 ------オンライン作業-----※HW メンテナンスサービスの作業対象外 1) SSD 障害が発生したホストを“メンテナンスモード”に移行 メンテナンスモードは「全データの移行」を選択。 2) ホストのシャットダウンを実施。 ------オフライン作業-----※HW メンテナンスサービスの作業対象範囲 3) SSD 障害が発生したホストに実装されている該当の SSD を交換 4) SSD 障害が発生したホストを再起動すると、SSD 障害時は、POST 時、本サーバに搭載さ れているディスクアレイコントローラの OptionBIOS から以下の表示で停止するため、 AnyKey を押下(Enter キー)すると、WebBIOS 画面が表示される There are offline or missing virtual device with preserved cache. Please check the cables and ensure that all devices are present. Please any key to enter the configuration utility. 5) WebBIOS 画面で、以下の画面が表示されるので"Discard Cache" ボタンをクリック。 The Controller lost access to one or more drives. When access to the devices was lost, the system preserved the data in the cache. The preserved cache will persist until you import the relevant virtual drives or discard the cache. As long as there is preserved cache, you will not be able to perform certain operations on virtual drives. Virtual drives with preserved cache: +-------------------------------------+ | Virtual Drives: 5, Missing | +-------------------------------------+ 6) WebBIOS で交換した SSD の RAID 構成を再設定 6)-1 初期メニュー で “Device” を選択 6)-2 “~Unconfigured Bad” となっている SSD を選択し、 “Properties”のラジオボタンを選択し、”GO”ボタンをクリック 6)-3 “Make Unconf Good” のラジオボタンを選択し、”GO”ボタンをクリック 6)-4 “~Unconfigured Bad” となっていた Disk が “~Unconfigured Good” に変更される。 6)-5 初期メニューに戻り、 “Scan Device” を選択。 6)-6 デフォルトの “All Configurations” を選択のまま “Preview”ボタンをクリック。 6)-7 “Import” ボタンをクリック。 6)-8 初期メニューで “Exit” をクリック。 6)-9 “Exit Application” で “Yes” ボタンをクリック。 6)-10 “Please Reboot your System” 表示で “Crrl+Alt+Delete” を押下し、ホストを再起動。 ------オンライン作業-----※HW メンテナンスサービスの作業対象外 7) “1.2. ESXi に SSD を認識させる”処理を実施 8) vSphere Web Client を起動 8)-1 VSAN クラスタの “設定”-“仮想 SAN”-“全般”で指定可能な"ストレージへの ディスクの追加"を”手動”に設定。 8)-2 ディスクグループを削除(HDD,SSD 全て) 8)-3 ディスクグループの追加で HDD、SSD を全て追加 22 8)-4 VSAN クラスタの “設定”-“仮想 SAN”-“全般”で、VSAN の全 HDD 容量が 認識されている事を確認。 ※本製品における HW 保守メンテナンスサービスおよびハードウェア保守パックの対象は上記手順に おけるオフライン作業のみとなります。オンライン作業については、該当システムの SE/お客様での 作業となります。予めご了承願います。 23 2.1.4. RAID コントローラ障害時の交換手順 ------オンライン作業-----※HW メンテナンスサービスの作業対象外 1) ホストが動作中の場合には、RAID コントローラ障害が発生したホストを“メンテナンスモード” に移行 メンテナンスモードは「全データの移行」を選択。 2) ホストのシャットダウンを実施。 ------オフライン作業-----※HW メンテナンスサービスの作業対象範囲 3) 障害が発生したホストに実装されている該当の RAID コントローラを交換 4) RAID コントローラ障害が発生したホストを再起動実施 ------オンライン作業-----※HW メンテナンスサービスの作業対象外 5) ホスト再起動後 vSphere Web Client を起動 5)-1 VSAN クラスタの “設定”-“仮想 SAN”- “ディスク管理”で、 RAID コントローラ障害が発生したホストのディスクグループの情報に変更がないことを 確認。 5)-2 VSAN クラスタの “設定”-“仮想 SAN”-“全般”で、VSAN の全 HDD 容量が 認識されている事を確認。 ※ WebBIOS で設定した HDD,SSD の RAID 構成は、物理デバイス内に保存されます。 RAID コントローラ内には物理デバイス内の情報ほどの情報は保存されず、 物理デバイス内の情報と一致/不一致が判別できる程度の情報 (シーケンス番号のようなもの)のみが保存されます。 このため、RAID コントローラ交換後に WebBIOS で HDD,SSD の RAID 構成の 再設定は不要です。 ※本製品における HW 保守メンテナンスサービスおよびハードウェア保守パックの対象は上記手順に おけるオフライン作業のみとなります。オンライン作業については、該当システムの SE/お客様での 作業となります。予めご了承願います。 24 2.2. VSAN クラスタへのホスト追加手順 1) 追加する ESXi サーバを VSAN クラスタに追加します。 追加手順の詳細は、1. 構築編 1.3 VSAN データストアを構築するの 4) 以降を参照してください。 ※VSAN クラスタの設定で、’ストレージへのディスクの追加"が”手動”となっている場合には、ディ スクグループの追加で HDD、SSD を全て追加してください。 ※本製品における HW 保守メンテナンスサービスおよびハードウェア保守パックの対象外であり、該 当システムの SE/お客様での作業となります。予めご了承願います。 25 2.3. VSAN クラスタからのホスト削除手順 1) 削除対象のサーバを”メンテナンスモード”に移行 メンテナンスモードは「全データの移行」を選択 2) 削除対象のサーバのディスクグループを削除 インベントリのクラスタより、[管理][設定][ディスク管理]から[ディスクグループの削除] を選択 3) インベントリから、削除対象のサーバを VSAN のクラスタ外へ移動、もしくは、サーバを削 除する。 ※本製品における HW 保守メンテナンスサービスおよびハードウェア保守パックの対象外であり、該 当システムの SE/お客様での作業となります。予めご了承願います。 26