Comments
Description
Transcript
地域医療構想 - 千葉県ホームページ
概要版 千葉県保健医療計画 地域医療構想 チーバくん 平成 28 年(2016 年)3月 千 葉 県 1 目 次 1 地域医療構想とは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 本県における現状と将来の医療需要 3 構想区域 4 千葉県が目指すべき地域医療提供体制 5 千葉県が目指すべき医療提供体制を実現するための施策 6 地域医療構想の実現に向けて 7 1 ・・・・・・・・・・・・・ 2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 ・・・・・・・・・・ 5 ・・・・ 7 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 構想区域編 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 千葉区域 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 東葛南部区域 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 東葛北部区域 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 印旛区域 香取海匝区域 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 山武長生夷隅区域 18 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20 安房区域 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22 君津区域 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24 市原区域 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26 2 1 地域医療構想とは ●目 的 いわゆる「団塊の世代」が 75 歳以上となる平成 37 年(2025 年)に向け て、少子高齢化の進展が見込まれる中、限られた医療・介護資源を効果的・ 効率的に活用し、県民が地域において安心で質の高い医療・介護サービスが 受けられるよう、医療ニーズの内容に応じて、医療機関の病床機能の分化と 連携を推進することを目的としています。 ●内 容 地域の医療需要の将来推計や医療機関から報告された情報等を活用して、 地域ごとの各医療機能の将来の必要量を含め、その地域にふさわしいバランス のとれた医療機能の分化と連携を適切に推進するための施策を盛り込みました。 地域医療構想の内容 ① ② ③ ④ 構想区域 構想区域における将来の病床の機能区分※1 ごとの必要病床数※2 構想区域における将来の在宅医療等の必要量 地域医療構想の達成に向けた病床機能の分化と連携の推進に関する事項 ※1 病床の機能区分 機能区分 内容 高度急性期機能 ○急性期の患者に対し、状態の早期安定化に向けて、診療密度が特に高い 医療を提供する機能 (救命救急病棟、集中治療室、ハイケアユニット、新生児集中治療室、 新生児治療回復室、小児集中治療室、総合周産期集中治療室であるなど、 急性期の患者に対して診療密度が特に高い医療を提供する病棟) 急 性 期 機 能 ○急性期の患者に対し、状態の早期安定化に向けて、医療を提供する機能 回 復 期 機 能 ○急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーション を提供する機能。 ○特に、急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対し、 ADL(日常生活における基本的動作を行う能力)の向上や在宅復帰を 目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビ リテーション機能) 慢 性 期 機 能 ○長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能 ○長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)又 は難病患者等を入院させる機能 ※2 必要病床数 平成37年(2025年)に必要とされる一般病床及び療養病床の推計値 1 2 本県における現状と将来の医療需要 ●人口等の状況 本県の 75 歳以上の人口は、平成 27 年(2015 年)時点では 673,536 人 ですが、平成 37 年(2025 年)には 1,082,206 人(平成 27 年の 161%)、 平成 42 年(2030 年)には 1,137,288 人(同 169%)と増加し、その後 減少に転じ、平成 52 年(2040 年)には 1,095,361 人(同 163%)になる と見込まれています。 (人) 6,254,359 6,000,000 673,536 6,122,485 896,513 5,987,027 5,806,411 1,082,206 1,137,288 873,630 5,000,000 867,466 715,559 684,227 4,000,000 5,592,087 1,108,538 762,414 5,358,191 75歳以上 1,095,361 861,117 65~74歳 15~64歳 3,000,000 3,911,500 3,646,354 3,540,991 3,397,493 2,000,000 3,171,262 2,877,866 1,000,000 795,693 712,152 648,271 587,403 549,873 523,847 平成27年 (2015年) 平成32年 (2020年) 平成37年 (2025年) 平成42年 (2030年) 平成47年 (2035年) 平成52年 (2040年) 0 0~14歳 「千葉県年齢別・町丁字別人口(平成 27 年度)」 (千葉県)、 「日本の地域別将来推計人口(平成 25 年 3 月推計)」 (国立社会保障・人口問題研究所) をもとに作成 図 1 千葉県の将来推計人口 180% 169% 165% 163% 161% 160% 75歳以上 133% 140% 120% 100% 100% 99% 93% 99% 91% 87% 65~74歳 87% 74% 90% 80% 82% 81% 60% 81% 78% 74% 年齢構成別にみる と、0 歳から 14 歳ま での年少人口及び 15 歳から 64 歳まで の生産年齢人口は、 減少傾向が続くと 見込まれています。 15~64歳 0~14歳 69% 66% 40% 平成27年 (2015年) 平成32年 (2020年) 平成37年 (2025年) 平成42年 (2030年) 平成47年 (2035年) 平成52年 (2040年) 「千葉県年齢別・町丁字別人口(平成 27 年度)」 (千葉県)、 「日本の地域別将来推計人口(平成 25 年 3 月推計)」(国立社会保障・人口問題研究所)をもとに作成 図 2 年齢階級別人口の対平成 27 年増減率 2 本計画における将来の人口につい ては、厚生労働省の地域医療構想ガイ ドラインにおける医療需要推計方法 に基づき、国立社会保障・人口問題研 究所『日本の地域別将来推計人口(平 成 25 年(2013 年)3 月推計) 』を 用いています。 ●医療需要(入院医療と在宅医療等)の将来推計 1 入院医療の医療需要 平成 25 年度(2013 年度)の実績を基に本県の将来の入院医療の医療 需要を推計すると、平成 47 年(2035 年)にピークを迎え、平成 25 年度 (2013 年度)と比較して、1 日あたりの入院患者数は約 1.39 倍に増加 します。 (人/日) 50,000 45,171 44,993 42,189 44,376 75歳以上 40,000 32,556 30,000 31,410 31,345 30,509 5,953 5,580 6,202 7,031 7,245 7,228 6,890 6,138 1,023 834 平成25年度 (2013年度) 平成37年 (2025年) 775 平成42年 (2030年) 734 平成47年 (2035年) 698 平成52年 (2040年) 28,157 17,025 20,000 6,701 10,000 7,807 0 65~74歳 15~64歳 0~14歳 「地域医療構想策定支援ツール」(厚生労働省)により推計。推計条件:患者住所地ベース、パターンB(安房医療圏のみパターンC)。 図 3 一般・療養病床における入院患者数の将来推計 二次保健医療圏別にみると、入院患者数の対平成 25 年度(2013 年度) 増減率が県平均よりも高い地域は、 「東葛北部」、 「東葛南部」、 「山武長生夷隅」、 「印旛」です。 一方、「香取海匝」 157% 159% 160% 155% 及び「安房」では、 152% 東葛北部 155% 152% 151% 東葛南部 150% 148% 山武長生夷隅 150% 今後、入院患者数の 144% 147% 印旛 145% 144% 139% 138% 140% 137% 136% 県全体 減少傾向が続くと見込 133% 千葉 135% 136% 134% 134% 130% 135% 君津 129% まれています。 128% 127% 127% 市原 120% 100% 123% 121% 100% 85% 86% 84% 79% 80% 香取海匝 69% 66% 66% 61% 安房 60% 平成25年度 (2013年度) 平成37年 (2025年) 平成42年 (2030年) 平成47年 (2035年) 平成52年 (2040年) 「地域医療構想策定支援ツール」(厚生労働省)により推計。推計条件:患者住所地ベース、パターンB (安房医療圏のみパターンC)。 図 4 患者住所地別入院患者数の対平成 25 年度増減率 3 2 在宅医療等の医療需要 平成 25 年度(2013 年度)の実績を基に本県の将来の在宅医療等の医療 需要を推計すると、平成 47 年(2035 年)にピークを迎え、平成 25 年度 (2013 年度)と比較して、在宅医療等患者数は約 2 倍に増加します。 100,000 78,766 72,307 4,133 2,240 86 80,000 44,172 37,367 4,324 2,380 101 60,000 92,004 85,494 4,237 2,200 73 90,389 84,213 3,817 2,281 78 (人/日) 89,213 82,412 4,815 1,916 70 75歳以上 55,849 54,912 54,095 訪問診療 患者数 (内数) 47,481 40,000 26,366 20,000 65~74歳 15~64歳 0~14歳 0 平成25年度 (2013年度) 平成37年 (2025年) 平成42年 (2030年) 平成47年 (2035年) 平成52年 (2040年) 「地域医療構想策定支援ツール」(厚生労働省)により推計。推計条件:患者住所地ベース、パターンB(安房医療圏のみパターンC) 訪問診療患者数は全体の内数であり、平成 25 年度時点の訪問診療に係る地域別・性別・年齢階級別受療率がその後も 変化しないと仮定した場合 の推計患者数(参考値)。 図 5 在宅医療等需要の将来推計 二次保健医療圏別にみると、「安房」では平成 42 年(2030 年)に、 その他の地域においては平成 47 年(2035 年)に在宅医療等需要はピーク を迎えることが見込まれています。 特に、「東葛南部」、 260% 248% 244% 243% 「千葉」及び「東葛 東葛南部 240% 229% 北部」においては、 226% 223% 千葉 220% 210% 212% 平成 47 年(2035 年) 207% 208% 202% 東葛北部 205% 202% 県全体 198% 200% ま で に 平 成 25 年 度 印旛 194% 202% 197% 200% 市原 192% 178% 192% 178% (2013 年度)の 2 倍 180% 167% 169% 163% 以上に需要が増加する 161% 山武長生夷隅 160% 164% 160% 161% 君津 157% 146% と見込まれています。 140% 144% 127% 122% 香取海匝 121% 115% 100% 128% 119% 120% 108% 118% 安房 100% 平成25年度 (2013年度) 平成37年 (2025年) 平成42年 (2030年) 平成47年 (2035年) 平成52年 (2040年) 「地域医療構想策定支援ツール」(厚生労働省)により推計。推計条件:患者住所地ベース、パターンB (安房医療圏のみパターンC)。 図 6 患者住所地別在宅医療等需要の対平成 25 年度増減率 4 3 構想区域 本県における地域医療構想区域は、二次 保健医療圏と同じ区域としますが、安房 区域と夷隅地域については、連携を進める とともに、引き続き、構想区域のあり方に ついて検討を行います。 東葛北部 香取海匝 印旛 東葛南部 千葉 市原 山武長生夷隅 君津 夷隅地域 安房 図 7 地域医療構想区域 4 千葉県が目指すべき医療提供体制 必要病床数については、高度急性期は医療機関所在地の医療需要で算定、 急性期・回復期・慢性期は医療機関所在地の医療需要と患者住所地の医療需要 の平均値で算定します。 本県における平成 37 年(2025 年)の必要病床数及び在宅医療等の必要量 の推計結果は次のとおりです。 ●平成 37 年(2025 年)における医療機能別必要病床数 構想区域 高度急性期 急性期 回復期 (単位:床) 慢性期 計 千葉 1,077 3,028 2,520 1,859 8,484 東葛南部 1,376 4,783 4,072 2,779 13,010 東葛北部 1,386 4,227 3,647 2,439 11,699 印旛 594 1,947 1,625 1,382 5,548 香取海匝 289 745 587 560 2,181 山武長生夷隅 104 887 946 994 2,931 安房 308 602 358 373 1,641 君津 232 806 810 522 2,370 市原 284 826 695 335 2,140 5,650 17,851 15,260 11,243 50,004 千葉県 計 5 ●平成 37 年(2025 年)の在宅医療等の必要量 構想区域 在宅医療等の必要量 (単位:人/日) 構想区域 在宅医療等の必要量 千葉 15,329 山武長生夷隅 4,919 東葛南部 22,651 安房 2,064 東葛北部 19,127 君津 2,866 印旛 7,054 市原 2,239 香取海匝 2,517 千葉県 計 78,766 ●必要病床数と平成 26 年度病床機能報告の結果との比較(単位:床) 病床数の必要量 (床/日) 高度急性期 構想区域 必要 病床数 病床機能 報告 急性期 病床機能 必要 病床数 差 報告 回復期 差 必要 病床数 病床機能 報告 慢性期 差 必要 病床数 病床機能 報告 差 千葉 1,077 1,423 346 3,028 4,003 975 2,520 757 ▲ 1,763 1,859 1,592 ▲ 267 東葛南部 1,376 1,506 130 4,783 5,514 731 4,072 1,087 ▲ 2,985 2,779 2,102 ▲ 677 東葛北部 1,386 2,153 767 4,227 4,193 ▲ 34 3,647 841 ▲ 2,806 2,439 1,832 ▲ 607 印旛 594 537 ▲ 57 1,947 2,894 947 1,625 162 ▲ 1,463 1,382 1,563 181 香取海匝 289 64 ▲ 225 745 1,666 921 587 187 ▲ 400 560 663 103 山武長生 夷隅 104 20 ▲ 84 887 1,580 693 946 278 ▲ 668 994 1,325 331 安房 308 159 ▲ 149 602 1,264 662 358 99 ▲ 259 373 672 299 君津 232 492 260 806 1,020 214 810 137 ▲ 673 522 580 58 市原 284 454 170 826 1,121 295 695 157 ▲ 538 335 295 ▲ 40 5,650 6,808 1,158 17,851 23,255 5,404 15,260 3,705 ▲ 11,555 11,243 10,624 ▲ 619 計 病床数の必要量 (床/日) 構想区域 必要 病床数 千葉 県全体では、回復期機能及び慢性期機能にかかる 4機能総計 8,484 病床機能 報告 病床が不足しており、特に、回復期機能については、 全ての区域において不足しています。 差 7,913 ▲ 571 東葛南部 13,010 10,409 ▲ 2,601 東葛北部 11,699 9,114 ▲ 2,585 印旛 5,548 5,159 ▲ 389 香取海匝 2,181 2,609 428 山武長生 夷隅 2,931 3,271 340 安房 1,641 2,194 553 君津 2,370 2,267 ▲ 103 市原 2,140 2,073 ▲ 67 50,004 45,009 ▲ 4,995 計 平成 26 年度の病床機能報告は、高度急性期、急 性期、回復期、慢性期について、病床機能の定量的 な基準がなく、病床機能の選択は医療機関の自主的 な判断に基いた報告であり、留意する必要がありま す。 また、将来において過剰又は不足となることが見 込まれる病床機能については、病床機能報告制度に よる各医療機関が担っている病床機能や人員配置、 病床の稼働状況等を明らかにしながら、病床の機能 の分化及び連携を進めていく必要があります。 ※ 4 機能総計の病床機能報告には、無回答分を含む。 6 5 千葉県が目指すべき医療提供体制を実現するための施策 1 医療機関の役割分担の促進 ○病床機能の分化及び連携の推進 ○医療機関の機能強化や機能分化の促進 ○医療連携体制の構築 等 2 在宅医療の推進 ○切れ目のない在宅医療の仕組みづくり ○在宅医療を担う多職種の協働の支援 ○「かかりつけ医」を中心とした在宅医療提供体制の整備 等 3 医療従事者の確保・定着 ○医療従事者の地域偏在の解消と働きやすい環境づくり ○各医療職種が連携・補完し合うチーム医療の推進 ○地域における専門医の定着 等 4 地域医療の格差解消 ○地域特性に応じた医療提供体制の実現 ○地域偏在のみられる診療科に対する医師確保への支援、医療機関への助成、 研修の充実 ○総合診療専門医の育成と医療現場への配置 等 5 疾病ごとの医療連携システムの構築 ○医療機関の機能に応じた役割分担に基づき、効果的な救急医療体制を構築 ○地域の実情に応じた医療連携システムの構築 ○疾病ごとの圏域を越えた医療連携システムの構築 等 6 公的病院の役割 ○地域の特性に応じて、救急医療、災害医療、がん医療、周産期医療、小児 医療等の分野や地域包括ケアシステムの構築に向けて中心的な役割を担う ○公的病院の本構想を踏まえ、新たな公立病院改革プランを策定し、果たすべ き役割の明確化、経営の効率化、再編・ネットワーク化の検討 等 7 地域医療連携推進法人制度の活用 8 県民の適切な受療行動と健康づくり ○生活習慣の改善による疾病予防、医療機関の地域連携の理解、不要不急の時 間外受診の差し控え等、医療を受ける県民の理解や適切な受療行動 ○県民の適切な受療行動に向けた啓発 ○生活背景である家庭・職場・地域にも視点を置いた生活習慣病対策の推進 等 7 6 地域医療構想の実現に向けて 医療機関の自主的な取組を踏まえ、地域医療構想調整会議を活用した医療 機関相互の協議により、将来のあるべき医療提供体制の実現に向けて、 取り組みます。 毎年度の病床 機能報告制度 による集計数 比較 地域医療構想 の必要病床数 構想区域内の医療機関の自主的な取組 地域医療構想調整会議を活用した 医療機関相互の協議 実 現 に 向 け た 取 組 と P D C A 地域医療介護総合確保基金の活用 図 8 地域医療構想策定後の取組 図 9 医療・介護サービスのあるべき姿の実現に向けた取組スケジュール 8 7 構想区域編 9 千葉区域 1 人口の推移 (千人) 963 1,000 99 800 131 980 967 153 184 134 110 945 917 886 191 187 188 110 75歳以上 129 600 145 65~74歳 15~64歳 400 606 580 569 549 513 468 千葉市 稲毛区 中央区 花見川区 緑区 美浜区 若葉区 200 0 126 113 103 94 89 86 H27 (2015) H32 (2020) H37 (2025) H42 (2030) H47 (2035) H52 (2040) 0~14歳 「千葉県年齢別・町丁字別人口(平成 27 年度)」 (千葉県) 、 「日本の地域別将来推 計人口(平成 25 年 3 月推計)」 (国立社会保障・人口問題研究所)をもとに作成。 図 10 千葉区域の人口の推移と位置 ○ 総人口は減少に向かいますが、75 歳以上人口は、平成 27 年(2015 年)から平成 37 年(2025 年)にかけて 86%・85 千人増加すると見込 まれます。 2 区域内に住所を有する入院患者数の推移 ○ 一般病床及び療養病床への 入院患者数は、平成 25 年度 (2013 年度)から平成 37 年 ( 2025 年 ) に か け て 27%・1,440 人/日の増加が 見込まれます。 ○ その後、平成 47 年(2035 年)にピークを迎え、35%・ 1,885 人/日増加すると見込 まれます。 3 (人/日) 8,000 6,000 6,763 5,323 7,177 7,208 7,140 35% 35% 34% 27% 4,000 15% H25 (2013) H37 (2025) H42 (2030) H47 (2035) H52 (2040) 0% 「地域医療構想策定支援ツール」 (厚生労働省)により推計。 図 11 入院患者数の推移と変化率(千葉区域) 4機能別の医療提供体制 4 機能別の医療提供体制(千葉区域) 必 要 病 床 数 病床機能報告 (平成 37 年) (平成 26 年度) A B 高 度 急 性 期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 計 45% 30% 2,000 0 60% 1,077 3,028 2,520 1,859 8,484 10 1,423 4,003 757 1,592 138 7,913 (単位:床) B-A 346 975 ▲ 1,763 ▲ 267 138 ▲ 571 4 在宅医療等需要の推移 (人/日) 20,000 17,516 17,730 17,278 126% 129% 123% 160% 15,329 15,000 10,000 7,759 120% 80% 98% 5,000 0 40% H25 (2013) H37 (2025) H42 (2030) H47 (2035) H52 (2040) 0% 「地域医療構想策定支援ツール」(厚生労働省)により推計。 図 12 5 在宅医療等需要推移と変化率(千葉区域) ○ 在宅医療等の需要(患者数) は、平成 25 年度(2013 年 度)から平成 37 年(2025 年)にかけて 98%・7,570 人の増加が見込まれます。 ○ 平成 47 年(2035 年)に は ピ ー ク を 迎 え 、 129 % ・ 9,971 人の増加が見込まれま す。 実現に向けた施策の方向性 医療機関の役割分担の促進 ○ 全県に対応する高度急性期をはじめ、特定機能病院1や複数の基幹病院が あり、県全域からの入院患者の流入がみられます。病床機能報告による病床 機能ごとの病床数と平成 37 年(2025 年)の必要病床数を比較すると、 高度急性期及び急性期が過剰となり、回復期及び慢性期が不足することが見 込まれます。 ○ 地域の実情を踏まえ、急性期から回復期、在宅医療に至るまで、一連の サービスを総合的に確保するため、病床機能の分化及び連携を推進します。 ○ 病床機能の分化及び連携を進めるにあたっては、医療機関の自主的な取組 と、地域医療構想調整会議における医療機関相互の協議による病床機能の 調整、さらに、地域医療介護総合確保基金の活用等を通じて、病床機能の 転換を促すとともに、必要病床数の確保を図ります。 在宅医療の推進 ○ 県民に、質の高い在宅医療サービスを提供するため、多職種の連携体制の 強化や在宅医療を担う医師、歯科医師、薬剤師、看護師等の資質向上を図る など、質・量の両面から、在宅医療提供体制の充実・強化を図ります。 医療従事者の確保・定着 ○ 医療提供体制の充実のためには、それを支える人材の確保が必要であるこ と から、医師・看護職員の確保はもとより、限られた医療資源の中にあっ てもより高度で幅広いサービスを提供できるよう、他の職種とのチーム医療 の取組を推進します。 ○ 医療従事者が働きやすい職場をつくり、人材の確保・定着につながる対策 を進めます。 1 特定機能病院:一般の医療機関では実施が難しい高度先端医療を含む専門的な医療を提供する病院で該 当する基準を満たしたものを厚生労働大臣が承認する。県では千葉大学医学部附属病院が該当する。 11 東葛南部区域 1 人口の推移 (千人)1,733 1,800 159 1,500 214 1,712 1,692 220 266 207 172 1,200 900 1,659 1,617 1,568 276 270 279 181 221 75歳以上 65~74歳 256 15~64歳 1,128 1,072 600 1,058 1,024 957 872 市川市 船橋市 習志野市 八千代市 鎌ケ谷市 浦安市 300 0 233 213 196 179 169 162 H27 (2015) H32 (2020) H37 (2025) H42 (2030) H47 (2035) H52 (2040) 0~14歳 「千葉県年齢別・町丁字別人口(平成 27 年度)」 (千葉県) 、 「日本の地域別将来推 計人口(平成 25 年 3 月推計)」(国立社会保障・人口問題研究所)をもとに作成。 図 13 東葛南部区域の人口の推移と位置 ○ 総人口は減少に向かいますが、75 歳以上人口は、平成 27 年(2015 年)から平成 37 年(2025)にかけて 68%・108 千人増加すると見込 まれます。 2 区域内に住所を有する入院患者数の推移 ○ 一般病床及び療養病床への 入院患者数は、平成 25 年度 (2013 年度)から平成 37 年 ( 2025 年 ) に か け て 37%・2,989 人/日の増加が 見込まれます。 ○ その後も増加を続け、平成 52 年 ( 2040 年 ) に は 51%・4,045 人/日増加する と見込まれます。 3 (人/日) 10,988 12,000 8,000 11,817 11,984 12,044 60% 48% 50% 51% 45% 7,999 30% 37% 4,000 0 15% H25 (2013) H37 (2025) H42 (2030) H47 (2035) H52 (2040) 「地域医療構想策定支援ツール」 (厚生労働省)により推計。 図 14 入院患者数の推移と変化率(東葛南部区域) 4機能別の医療提供体制 4 機能別の医療提供体制(東葛南部区域) 必 要 病 床 数 病床機能報告 (平成 37 年) (平成 26 年度) A B 高 度 急 性 期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 計 0% 1,376 4,783 4,072 2,779 13,010 12 1,506 5,514 1,087 2,102 200 10,409 (単位:床) B-A 130 731 ▲ 2,985 ▲ 677 200 ▲ 2,601 4 在宅医療等の推移 (人/日) 26,451 在宅医療等の需要(患者数) 24,000 148% は、平成 25 年度(2013 年 144% 143% 120% 18,000 度)から平成 37 年(2025 80% 112% 10,680 12,000 年)にかけて 112%・11,971 40% 6,000 人/日の増加が見込まれます。 0 0% ○ 平成 47 年(2035 年)に H25 H37 H42 H47 H52 (2013) (2025) (2030) (2035) (2040) は ピ ー ク を 迎 え 、 148 % ・ 「地域医療構想策定支援ツール」(厚生労働省)により推計。 15,771 人/日の増加が見込 図 15 在宅医療等需要推移と変化率(東葛南部区域) まれます。 26,090 30,000 25,982 160% ○ 22,651 5 実現に向けた施策の方向性 医療機関の役割分担の促進 ○ 千葉、東葛北部、印旛等の隣接区域や東京都との入院患者の流出入がみら れる区域です。病床機能報告による病床機能ごとの病床数と平成 37 年 (2025 年)の必要病床数を比較すると、高度急性期及び急性期が過剰と なり、回復期及び慢性期が不足することが見込まれます。 ○ 地域の実情を踏まえ、急性期から回復期、在宅医療に至るまで、一連の サービスを総合的に確保するため、病床機能の分化及び連携を推進します。 ○ 病床機能の分化及び連携を進めるにあたっては、医療機関の自主的な取組 と、構想区域ごとに設置された地域医療構想調整会議における医療機関相互 の協議による病床機能の調整、さらに、地域医療介護総合確保基金の活用等 を通じて、必要病床数の確保を図ります。 在宅医療の推進 ○ 県民に、質の高い在宅医療サービスを提供するため、多職種の連携体制 の強化や在宅医療を担う医師、歯科医師、薬剤師、看護師等の資質向上を 図るなど、質・量の両面から、在宅医療提供体制の充実・強化を図ります。 医療従事者の確保・定着 ○ 医療提供体制の充実のためには、それを支える人材の確保が必要であるこ とから、医師・看護職員の確保はもとより、限られた医療資源の中にあって もより高度で幅広いサービスを提供できるよう、他の職種とのチーム医療の 取組を推進します。 ○ 医療従事者が働きやすい職場をつくり、人材の確保・定着につながる対策 を進めます。 13 東葛北部区域 1 人口の推移 (千人) 1,500 1,200 1,357 1,343 1,322 1,288 141 1,246 196 1,199 240 251 243 148 239 143 165 193 186 900 75歳以上 65~74歳 192 15~64歳 600 848 801 786 761 714 650 300 0 176 161 147 133 125 119 H27 (2015) H32 (2020) H37 (2025) H42 (2030) H47 (2035) H52 (2040) 松戸市 野田市 柏市 流山市 我孫子市 0~14歳 「千葉県年齢別・町丁字別人口(平成 27 年度)」 (千葉県) 、 「日本の地域別将来推 計人口(平成 25 年 3 月推計)」(国立社会保障・人口問題研究所)をもとに作成。 図 16 東葛北部区域の人口の推移と位置 ○ 総人口は減少に向かいますが、75 歳以上人口は、平成 27 年(2015 年)から平成 37 年(2025)にかけて 71%・100 千人増加すると見込 まれます。 2 区域内に住所を有する入院患者数の推移 ○ 一般病床及び療養病床への 入院患者数は、平成 25 年度 (2013 年度)から平成 37 年 ( 2025 年 ) に か け て 44%・3,002 人/日の増加が 見込まれます。 ○ その後、平成 47 年(2035 年)にピークを迎え、55%・ 3,763 人/日増加すると見込 まれます。 3 (人/日) 12,000 8,000 10,579 10,610 55% 55% 9,849 6,847 10,431 52% 44% 15% H25 (2013) H37 (2025) H42 (2030) H47 (2035) H52 (2040) 0% 「地域医療構想策定支援ツール」 (厚生労働省)により推計。 図 17 入院患者数の推移と変化率(東葛北部区域) 4機能別の医療提供体制 4 機能別の医療提供体制(東葛北部区域) 必 要 病 床 数 病床機能報告 (平成 37 年) (平成 26 年度) A B 高 度 急 性 期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 計 45% 30% 4,000 0 60% 1,386 4,227 3,647 2,439 11,699 14 2,153 4,193 841 1,832 95 9,114 (単位:床) B-A 767 ▲ 34 ▲ 2,806 ▲ 607 95 ▲ 2,585 4 在宅医療等の推移 (人/日) 24,000 22,197 22,522 107% 110% 19,127 18,000 12,000 10,743 ○ 21,657 160% 102% 120% 78% 80% 6,000 0 40% H25 (2013) H37 (2025) H42 (2030) H47 (2035) 0% H52 (2040) 「地域医療構想策定支援ツール」(厚生労働省)により推計。 図 18 5 在宅医療等需要の推移と変化率(東葛北部区域) 在宅医療等の需要(患者数) は、平成 25 年度(2013 年 度)から平成 37 年(2025 年)にかけて 78%・8,384 人/日の増加が見込まれます。 ○ 平成 47 年(2035 年)に は ピ ー ク を 迎 え 、 110 % ・ 11,779 人/日の増加が見込 まれます。 実現に向けた施策の方向性 医療機関の役割分担の促進 ○ 東葛南部、印旛等の隣接区域や東京都、埼玉県、茨城県等の県外との入院 患者の流出入がみられる区域です。病床機能報告による病床機能ごとの病床 数と平成 37 年(2025 年)の必要病床数を比較すると、高度急性期は過 剰となり、急性期、回復期、慢性期は不足することが見込まれます。 ○ 地域の実情を踏まえ、急性期から回復期、在宅医療に至るまで、一連の サービスを総合的に確保するため、病床機能の分化及び連携を推進します。 ○ 病床機能の分化及び連携を進めるに当たっては、医療機関の自主的な取組 と、地域医療構想調整会議における医療機関相互の協議による病床機能の 調整、さらに、地域医療介護総合確保基金の活用等を通じて、病床機能の 転換を促すことで、必要病床数の確保を図ります。 在宅医療の推進 ○ 県民に、質の高い在宅医療サービスを提供するため、多職種の連携体制 の強化や在宅医療を担う医師、歯科医師、薬剤師、看護師等の資質向上を 図るなど、質・量の両面から、在宅医療提供体制の充実・強化を図ります。 医療従事者の確保・定着 ○ 医療提供体制の充実のためには、それを支える人材の確保が必要である ことから、医師・看護職員の確保はもとより、限られた医療資源の中にあっ てもより高度で幅広いサービスを提供できるよう、他の職種とのチーム医療 の取組を推進します。 ○ 医療従事者が働きやすい職場をつくり、人材の確保・定着につながる対策 を進めます。 15 印旛区域 1 人口の推移 (千人) 800 723 70 600 105 700 686 92 118 108 667 642 130 129 81 84 91 615 15~64歳 415 401 386 364 333 200 0 成田市 佐倉市 四街道市 八街市 印西市 白井市 富里市 印旛郡 酒々井町 栄町 65~74歳 95 400 453 75歳以上 125 95 84 76 70 66 62 H27 (2015) H32 (2020) H37 (2025) H42 (2030) H47 (2035) H52 (2040) 0~14歳 「千葉県年齢別・町丁字別人口(平成 27 年度)」 (千葉県) 、 「日本の地域別将来推 計人口(平成 25 年 3 月推計)」(国立社会保障・人口問題研究所)をもとに作成。 図 19 印旛区域の人口の推移と位置 ○ 総人口は減少に向かいますが、75 歳以上人口は、平成 27 年(2015 年)から平成 37 年(2025)にかけて 69%・48 千人増加すると見込ま れます。 2 区域内に住所を有する入院患者数の推移 ○ 一般病床及び療養病床への 入院患者数は、平成 25 年度 (2013 年度)から平成 37 年 ( 2025 年 ) に か け て 33%・1,200 人/日の増加が 見込まれます。 ○ その後、平成 47 年(2035 年)にピークを迎え、47%・ 1,719 人/日増加すると見込 まれます。 3 (人/日) 6,000 5,275 5,363 45% 47% 4,844 4,500 5,241 45% 3,644 3,000 44% 30% 33% 1,500 0 15% H25 (2013) H37 (2025) H42 (2030) H47 (2035) H52 (2040) 0% 「地域医療構想策定支援ツール」 (厚生労働省)により推計。 図 20 入院患者数の推移と変化率(印旛区域) 4機能別の医療提供体制 高 度 急 性 期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 計 60% 4 機能別の医療提供体制(印旛区域) (単位:床) 必 要 病 床 数 病床機能報告 (平成 37 年) (平成 26 年度) A B B-A 594 1,947 1,625 1,382 5,548 16 537 2,894 162 1,563 3 5,159 ▲ 57 947 ▲ 1,463 181 3 ▲ 389 4 在宅医療等の推移 (人/日) 10,000 8,453 7,054 7,500 5,000 92% 4,411 8,922 8,704 160% 102% 97% 120% 60% 80% 2,500 0 40% H25 (2013) H37 (2025) H42 (2030) H47 (2035) H52 (2040) 0% 「地域医療構想策定支援ツール」(厚生労働省)により推計。 図 21 5 在宅医療等需要の推移と変化率(印旛区域) ○ 在宅医療等の需要(患者数) は、平成 25 年度(2013 年 度)から平成 37 年度(2025 年)にかけて 60%・2,643 人/日の増加が見込まれます。 ○ 平成 47 年(2035 年)に は ピ ー ク を 迎 え 、 102 % ・ 4,511 人/日の増加が見込ま れます。 実現に向けた施策の方向性 医療機関の役割分担の促進 ○ 千葉、東葛南部、東葛北部、香取海匝等の隣接区域や東京都、茨城県との 入院患者の流出入がみられる区域です。病床機能報告による病床機能ごとの 病床数と平成 37 年(2025 年)の必要病床数を比較すると、急性期及び 慢性期は過剰となり、高度急性期及び回復期は不足することが見込まれます。 ○ 地域の実情を踏まえ、急性期から回復期、在宅医療に至るまで、一連の サービスを総合的に確保するため、病床機能の分化及び連携を推進します。 ○ 病床機能の分化及び連携を進めるに当たっては、医療機関の自主的な取組 と、地域医療構想調整会議における医療機関相互の協議による病床機能の 調整、さらに、地域医療介護総合確保基金の活用等を通じて、病床機能の 転換を促すことで、必要病床数の確保を図ります。 在宅医療の推進 ○ 県民に、質の高い在宅医療サービスを提供するため、多職種の連携体制 の強化や在宅医療を担う医師、歯科医師、薬剤師、看護師等の資質向上を 図るなど、質・量の両面から、在宅医療提供体制の充実・強化を図ります。 医療従事者の確保・定着 ○ 医療提供体制の充実のためには、それを支える人材の確保が必要である ことから、医師・看護職員の確保はもとより、限られた医療資源の中にあっ てもより高度で幅広いサービスを提供できるよう、他の職種とのチーム医療 の取組を推進します。 ○ 医療従事者が働きやすい職場をつくり、人材の確保・定着につながる対策 を進めます。 17 香取海匝区域 1 人口の推移 (千人) 300 250 290 46 265 247 229 46 43 200 52 39 100 148 135 193 52 34 150 170 212 54 46 31 銚子市 旭市 匝瑳市 香取市 香取郡 神崎町 多古町 東庄町 65~74歳 31 15~64歳 122 111 98 50 0 75歳以上 49 31 25 22 19 17 16 H27 (2015) H32 (2020) H37 (2025) H42 (2030) H47 (2035) H52 (2040) 0~14歳 「千葉県年齢別・町丁字別人口(平成 27 年度)」 (千葉県) 、 「日本の地域別将来推 計人口(平成 25 年 3 月推計)」(国立社会保障・人口問題研究所)をもとに作成。 図 22 香取海匝区域の人口の推移と位置 ○ 総人口は減少に向かいますが、75 歳以上人口は、平成 27 年(2015 年)から平成 37 年(2025)にかけて 13%・6 千人増加すると見込まれ ます。 2 区域内に住所を有する入院患者数の推移 ○ 一般病床及び療養病床への 入院患者数は、平成 25 年度 (2013 年度)から平成 37 年 ( 2025 年 ) に か け て 15%・302 人/日の減少が見 込まれます。 ○ その後も減少傾向が続き、 平成 52 年(2040 年)まで に 21%・426 人/日の減少が 見込まれます。 3 (人/日) 3,000 10% 2,000 1,722 1,743 2,024 0% 1,598 -10% 1,000 0 1,702 -15% -14% H37 (2025) H42 (2030) -20% -16% -21% H25 (2013) H47 (2035) H52 (2040) 「地域医療構想策定支援ツール」 (厚生労働省)により推計。 図 23 入院患者数の推移と変化率(香取海匝区域) 4機能別の医療提供体制 4 機能別の医療提供体制(香取海匝区域) 必 要 病 床 数 病床機能報告 (平成 37 年) (平成 26 年度) A B 高 度 急 性 期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 計 -30% 289 745 587 560 2,181 18 64 1,666 187 663 29 2,609 (単位:床) B-A ▲ 225 921 ▲ 400 103 29 428 4 在宅医療等の推移 (人/日) 3,000 2,517 2,695 2,723 2,585 2,120 160% 120% 2,000 80% 1,000 0 19% H25 (2013) H37 (2025) 27% 28% 22% H42 (2030) H47 (2035) H52 (2040) 40% 0% 「地域医療構想策定支援ツール」(厚生労働省)により推計。 ○ 在宅医療等の需要(患者数) は、平成 25 年度(2013 年 度)から平成 37 年(2025 年)にかけて 19%・397 人/ 日の増加が見込まれます。 ○ 平成 47 年(2035 年度に はピークを迎え、28%・603 人/日の増加が見込まれます。 図 24 在宅医療等需要の推移と変化率(香取海匝区域) 5 実現に向けた施策の方向性 医療機関の役割分担の促進 ○ 山武長生夷隅、印旛、千葉等の隣接区域や茨城県との入院患者の流出入が みられる区域です。病床機能報告による病床機能ごとの病床数と平成 37 年 (2025 年)の必要病床数を比較すると、急性期及び慢性期は過剰となり、 高度急性期及び回復期は不足することが見込まれます。 ○ 地域の実情を踏まえ、急性期から回復期、在宅医療に至るまで、一連の サービスを総合的に確保するため、病床機能の分化及び連携を推進します。 ○ 病床機能の分化及び連携を進めるに当たっては、医療機関の自主的な取組 と、地域医療構想調整会議における医療機関相互の協議による病床機能の 調整、さらに、地域医療介護総合確保基金の活用等を通じて、病床機能の 転換を促すことで、必要病床数の確保を図ります。 在宅医療の推進 ○ 県民に、質の高い在宅医療サービスを提供するため、多職種の連携体制 の強化や在宅医療を担う医師、歯科医師、薬剤師、看護師等の資質向上を 図るなど、質・量の両面から、在宅医療提供体制の充実・強化を図ります。 医療従事者の確保・定着 ○ 医療提供体制の充実のためには、それを支える人材の確保が必要である ことから、医師・看護職員の確保はもとより、限られた医療資源の中にあっ てもより高度で幅広いサービスを提供できるよう、他の職種とのチーム医療 の取組を推進します。 ○ 医療従事者が働きやすい職場をつくり、人材の確保・定着につながる対策 を進めます。 19 山武長生夷隅区域 1 人口の推移 (千人) 447 450 420 66 398 75 87 72 74 300 150 0 263 376 352 92 62 326 91 54 86 52 53 75歳以上 65~74歳 茂原市 東金市 勝浦市 山武市 いすみ市 大網白里市 山武郡 九十九里町 芝山町 横芝光町 15~64歳 232 214 198 180 161 47 40 35 31 29 26 H27 (2015) H32 (2020) H37 (2025) H42 (2030) H47 (2035) H52 (2040) 0~14歳 「千葉県年齢別・町丁字別人口(平成 27 年度)」 (千葉県) 、 「日本の地域別将来推 計人口(平成 25 年 3 月推計)」(国立社会保障・人口問題研究所)をもとに作成。 図 25 長生郡 一宮町 睦沢町 長生村 白子町 長柄町 長南町 夷隅郡 大多喜町 御宿町 山武長生夷隅区域の人口の推移と位置 ○ 総人口は減少に向かいますが、75 歳以上人口は、平成 27 年(2015 年)から平成 37 年(2025)にかけて 33%・21 千人増加すると見込ま れます。 2 区域内に住所を有する入院患者数の推移 ○ 一般病床及び療養病床への 入院患者数は、平成 25 年度 (2013 年度)から平成 37 年 ( 2025 年 ) に か け て 52%・1,058 人/日の増加が 見込まれます。 ○ その後、平成 42 年(2030 年)にピークを迎え、59%・ 1,195 人/日増加すると見込 まれます。 3 (人/日) 4,000 59% 57% 52% 50% 3,000 3,235 2,040 2,000 3,212 45% 3,068 3,098 30% 1,000 0 15% H25 (2013) H37 (2025) H42 (2030) H47 (2035) H52 (2040) 0% 「地域医療構想策定支援ツール」 (厚生労働省)により推計。 図 26 入院患者数の推移と変化率(山武長生夷隅区域) 4機能別の医療提供体制 4 機能別の医療提供体制(山武長生夷隅区域) 必 要 病 床 数 病床機能報告 (平成 37 年) (平成 26 年度) A B 高 度 急 性 期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 計 60% 104 887 946 994 2,931 20 20 1,580 278 1,325 68 3,271 (単位:床) B-A ▲ 84 693 ▲ 668 331 340 4 在宅医療等需要の推移 在宅医療等の需要(患者数) 4,919 は、平成 25 年度(2013 年 5,000 120% 度)から平成 37 年(2025 4,000 3,359 67% 63% 61% 3,000 80% 年)にかけて 46%・1,561 46% 2,000 人/日の増加が見込まれます。 40% 1,000 ○ 平成 47 年(2035 年)に 0 0% H25 H37 H42 H47 H52 は ピ ー ク を 迎 え 、 68 % ・ (2013) (2025) (2030) (2035) (2040) 2,268 人/日の増加が見込ま 「地域医療構想策定支援ツール」(厚生労働省)により推計。 れます。 図 27 在宅医療等需要の推移と変化率(山武長生夷隅区域) (人/日) 5,491 6,000 5 5,626 ○ 5,412 160% 実現に向けた施策の方向性 医療機関の役割分担の促進 ○ 千葉、印旛、香取海匝、安房、市原等の隣接区域との入院患者の流出入が 多くみられる区域です。また、病床機能報告による病床機能ごとの病床数と 平成 37 年(2025 年)の必要病床数を比較すると、急性期及び慢性期は 過剰となり、高度急性期及び回復期は不足することが見込まれます。 ○ 当該区域の中核病院の東千葉メディカルセンター(平成 26 年 4 月部分 開院)の患者の受療動向をみながら、地域で必要な病床機能を確保するため、 病床機能の分化及び連携を推進します。 ○ 病床の機能の分化及び連携を進めるに当たっては、医療機関の自主的な 取組と、地域医療構想調整会議における医療機関相互の協議による病床機能 の調整、さらに、地域医療介護総合確保基金の活用等を通じて、病床機能の 転換を促すことで、必要病床数の確保を図ります。 在宅医療の推進 ○ 県民に、質の高い在宅医療サービスを提供するため、多職種の連携体制 の強化や在宅医療を担う医師、歯科医師、薬剤師、看護師等の資質向上を 図るなど、質・量の両面から、在宅医療提供体制の充実・強化を図ります。 医療従事者の確保・定着 ○ 医療提供体制の充実のためには、それを支える人材の確保が必要である ことから、医師・看護職員の確保はもとより、限られた医療資源の中にあっ てもより高度で幅広いサービスを提供できるよう、他の職種とのチーム医療 の取組を推進します。 ○ 医療従事者が働きやすい職場をつくり、人材の確保・定着につながる対策 を進めます。 21 安房区域 1 人口の推移 (千人) 150 132 122 26 100 28 24 23 50 0 69 60 114 106 30 99 31 18 15 55 91 28 26 14 15 75歳以上 65~74歳 15~64歳 52 48 42 13 12 10 9 9 8 H27 (2015) H32 (2020) H37 (2025) H42 (2030) H47 (2035) H52 (2040) 館山市 鴨川市 南房総市 安房郡 鋸南町 0~14歳 「千葉県年齢別・町丁字別人口(平成 27 年度)」 (千葉県) 、 「日本の地域別将来推 計人口(平成 25 年 3 月推計)」(国立社会保障・人口問題研究所)をもとに作成。 図 28 安房区域の人口の推移と位置 ○ 総人口は減少に向かいますが、75 歳以上人口は、平成 27 年(2015 年)から平成 37 年(2025)にかけて 18%・5 千人増加すると見込まれ ます。 2 区域内に住所を有する入院患者数の推移 ○ 一般病床及び療養病床への (人/日) 3,000 入院患者数は、平成 25 年度 (2013 年度)から平成 37 2,000 1,608 年 ( 2025 年 ) に か け て 34%・542 人/日の減少が見 1,000 込まれます。 ○ その後も減少傾向が続き、 平成 52 年(2040 年)まで に 39%・628 人/日の減少が 見込まれます。 3 10% 0% -10% 1,066 1,115 -31% -34% 0 H25 (2013) H37 (2025) H42 (2030) 1,066 -34% H47 (2035) 980 -20% -30% -40% -39% H52 (2040) -50% 「地域医療構想策定支援ツール」 (厚生労働省)により推計。 図 29 入院患者数の推移と変化率(安房区域) 4機能別の医療提供体制 4 機能別の医療提供体制(安房区域) (単位:床) 必 要 病 床 数 病床機能報告 (平成 37 年) (平成 26 年度) A B B-A 高 度 急 性 期 308 159 ▲ 149 急 性 期 602 1,264 662 回 復 期 358 99 ▲ 259 慢 性 期 373 672 299 無 回 答 0 0 計 1,641 2,194 553 平成 42 年(2030 年)における慢性期機能に係る必要病床数:433 床 22 4 在宅医療等の推移 (人/日) 2,500 2,064 2,164 2,117 1,789 2,000 160% 1,933 120% 1,500 80% 1,000 500 0 H25 (2013) 15% 21% 18% H37 (2025) H42 (2030) H47 (2035) 40% 8% 0% H52 (2040) 「地域医療構想策定支援ツール」(厚生労働省)により推計。 図 30 5 ○ 在宅医療等の需要(患者数) は、平成 25 年度(2013 年 度)から平成 37 年(2025 年)にかけて 15%・275 人/ 日の増加が見込まれます。 ○ 平成 42 年(2030 年)に はピークを迎え、21%・375 人/日の増加が見込まれます。 在宅医療等需要の推移と変化率(安房区域) 実現に向けた施策の方向性 医療機関の役割分担の促進 ○ 高度急性期、急性期、回復期、慢性期の全ての機能において、山武長生夷 隅、君津等の隣接区域からの入院患者の流入がみられる区域です。また、 病床機能報告による病床機能ごとの病床数と平成 37 年(2025 年)の 必要病床数を比較すると、急性期及び慢性期は過剰となり、高度急性期及び 回復期は不足することが見込まれます。 ○ 地域の実情を踏まえ、急性期から回復期、在宅医療に至るまで、一連の サービスを総合的に確保するため、病床機能の分化及び連携を推進します。 ○ 病床の機能の分化及び連携を進めるにあたっては、医療機関の自主的な 取組と、地域医療構想調整会議における医療機関相互の協議による病床 機能の調整、さらに、地域医療介護総合確保基金の活用等を通じて、病床 機能の転換を促すとともに、必要病床数の確保を図ります。 在宅医療の推進 ○ 県民に、質の高い在宅医療サービスを提供するため、多職種の連携体制 の強化や在宅医療を担う医師、歯科医師、薬剤師、看護師等の資質向上を 図るなど、質・量の両面から、在宅医療提供体制の充実・強化を図ります。 医療従事者の確保・定着 ○ 医療提供体制の充実のためには、それを支える人材の確保が必要である ことから、医師・看護職員の確保はもとより、限られた医療資源の中にあ ってもより高度で幅広いサービスを提供できるよう、他の職種とのチーム 医療の取組を推進します。 ○ 医療従事者が働きやすい職場をつくり、人材の確保・定着につながる対策 を進めます。 23 君津区域 1 人口の推移 (千人) 300 330 311 299 39 49 49 48 100 0 270 61 40 200 200 285 58 254 59 35 57 36 40 75歳以上 65~74歳 15~64歳 179 170 161 149 133 41 35 31 28 25 24 H27 (2015) H32 (2020) H37 (2025) H42 (2030) H47 (2035) H52 (2040) 木更津市 君津市 富津市 袖ケ浦市 0~14歳 「千葉県年齢別・町丁字別人口(平成 27 年度)」 (千葉県) 、 「日本の地域別将来推 計人口(平成 25 年 3 月推計)」(国立社会保障・人口問題研究所)をもとに作成。 図 31 君津区域の人口の推移と位置 ○ 総人口は減少に向かいますが、75 歳以上人口は、平成 27 年(2015 年)から平成 37 年(2025)にかけて 47%・19 千人増加すると見込ま れます。 2 区域内に住所を有する入院患者数の推移 ○ 一般病床及び療養病床への 入院患者数は、平成 25 年度 (2013 年度)から平成 37 年 ( 2025 年 ) に か け て 30%・487 人/日の増加が見 込まれます。 ○ その後、平成 42 年(2030 年)にピークを迎え、36%・ 583 人/日増加すると見込ま れます。 3 (人/日) 2,500 2,000 2,220 2,124 2,199 2,112 45% 1,637 1,500 36% 1,000 30% 34% 30% 29% 15% 500 0 H25 (2013) H37 (2025) H42 (2030) H47 (2035) H52 (2040) 0% 「地域医療構想策定支援ツール」 (厚生労働省)により推計。 図 32 入院患者数の推移と変化率(君津区域) 4機能別の医療提供体制 高 度 急 性 期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 計 60% 4 機能別の医療提供体制(君津区域) (単位:床) 必 要 病 床 数 病床機能報告 (平成 37 年) (平成 26 年度) A B B-A 232 806 810 522 2,370 24 492 1,020 137 580 38 2,267 260 214 ▲ 673 58 38 ▲ 103 4 在宅医療等の推移 (人/日) 4,000 2,866 3,000 1,985 2,000 3,205 3,257 160% 3,113 120% 61% 64% 44% 80% 57% 1,000 40% 0 H25 (2013) H37 (2025) H42 (2030) H47 (2035) H52 (2040) 0% 「地域医療構想策定支援ツール」(厚生労働省)により推計。 図 33 5 在宅医療等需要の推移と変化率(君津区域) ○ 在宅医療等の需要(患者数) は、平成 25 年度(2013 年 度)から平成 37 年(2025 年)にかけて 44%・881 人/ 日の増加が見込まれます。 ○ 平成 47 年(2035 年)に は ピ ー ク を 迎 え 、 64 % ・ 1,272 人/日の増加が見込ま れます。 実現に向けた施策の方向性 医療機関の役割分担の促進 ○ 千葉、安房、市原等の隣接区域との入院患者の流出入や東京都、神奈川県 からの流入がみられる区域です。また、病床機能報告による病床機能ごとの 病床数と平成 37 年(2025 年)の必要病床数を比較すると、高度急性期、 急性期、慢性期は過剰となり、回復期は不足することが見込まれます。 ○ 地域の実情を踏まえ、急性期から回復期、在宅医療に至るまで、一連の サービスを総合的に確保するため、病床機能の分化及び連携を推進します。 ○ 病床の機能の分化及び連携を進めるに当たっては、医療機関の自主的な 取組と、地域医療構想調整会議における医療機関相互の協議による病床機能 の調整、さらに、地域医療介護総合確保基金の活用等を通じて、病床機能の 転換を促すことで、必要病床数の確保を図ります。 在宅医療の推進 ○ 県民に、質の高い在宅医療サービスを提供するため、多職種の連携体制 の強化や在宅医療を担う医師、歯科医師、薬剤師、看護師等の資質向上を 図るなど、質・量の両面から、在宅医療提供体制の充実・強化を図ります。 医療従事者の確保・定着 ○ 医療提供体制の充実のためには、それを支える人材の確保が必要である ことから、医師・看護職員の確保はもとより、限られた医療資源の中にあっ てもより高度で幅広いサービスを提供できるよう、他の職種とのチーム医療 の取組を推進します。 ○ 医療従事者が働きやすい職場をつくり、人材の確保・定着につながる対策 を進めます。 25 市原区域 1 人口の推移 (千人) 300 280 29 42 200 175 100 0 271 262 38 251 47 42 239 51 35 225 49 31 75歳以上 47 32 65~74歳 36 15~64歳 161 153 145 135 121 34 30 27 24 22 21 H27 (2015) H32 (2020) H37 (2025) H42 (2030) H47 (2035) H52 (2040) 0~14歳 市原市 「千葉県年齢別・町丁字別人口(平成 27 年度)」 (千葉県) 、 「日本の地域別将来推 計人口(平成 25 年 3 月推計)」(国立社会保障・人口問題研究所)をもとに作成。 図 34 市原区域の人口の推移と位置 ○ 総人口は減少に向かいますが、75 歳以上人口は、平成 27 年(2015 年)から平成 37 年(2025)にかけて 59%・17 千人増加すると見込ま れます。 2 区域内に住所を有する入院患者数の推移 ○ 一般病床及び療養病床への 入院患者数は、平成 25 年度 (2013 年度)から平成 37 年 ( 2025 年 ) に か け て 21%・301 人/日の増加が見 込まれます。 ○ その後、平成 42 年(2030 年)にピークを迎え、28%・ 398 人/日増加すると見込ま れます。 3 (人/日) 2,000 1,500 1,735 1,832 1,827 1,762 1,434 45% 28% 1,000 27% 23% 21% 500 0 60% 30% 15% H25 (2013) H37 (2025) H42 (2030) H47 (2035) H52 (2040) 0% 「地域医療構想策定支援ツール」 (厚生労働省)により推計。 図 35 入院患者数の推移と変化率(市原区域) 4機能別の医療提供体制 4 機能別の医療提供体制(市原区域) 必 要 病 床 数 病床機能報告 (平成 37 年) (平成 26 年度) A B 高 度 急 性 期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 計 284 826 695 335 2,140 26 454 1,121 157 295 46 2,073 (単位:床) B-A 170 295 ▲ 538 ▲ 40 46 ▲ 67 4 在宅医療等の推移 (人/日) 3,000 2,578 2,656 94% 100% 2,239 2,000 1,326 160% 2,548 120% 92% 69% 80% 1,000 40% 0 H25 (2013) H37 (2025) H42 (2030) H47 (2035) 0% H52 (2040) 「地域医療構想策定支援ツール」(厚生労働省)により推計。 図 36 5 在宅医療等需要の推移と変化率(市原区域) ○ 在宅医療等の需要(患者数) は、平成 25 年度(2013 年 度)から平成 37 年(2025 年)にかけて 69%・913 人/ 日の増加が見込まれます。 ○ 平成 47 年(2035 年)に は ピ ー ク を 迎 え 、 100 % ・ 1,330 人/日の増加が見込ま れます。 実現に向けた施策の方向性 医療機関の役割分担の促進 ○ 千葉、山武長生夷隅、君津区域との流出入がみられる区域です。病床機能 報告による病床機能ごとの病床数と平成 37 年(2025 年)の必要病床数 を比較すると、高度急性期及び急性期は過剰となり、回復期及び慢性期は 不足することが見込まれます。 ○ 地域の実情を踏まえ、急性期から回復期、在宅医療に至るまで、一連の サービスを総合的に確保するため、病床機能の分化及び連携を推進します。 ○ 病床の機能の分化及び連携を進めるに当たっては、医療機関の自主的な 取組と、地域医療構想調整会議における医療機関相互の協議による病床機能 の調整、さらに、地域医療介護総合確保基金の活用等を通じて、病床機能の 転換を促すことで、必要病床数の確保を図ります。 在宅医療の推進 ○ 県民に、質の高い在宅医療サービスを提供するため、多職種の連携体制 の強化や在宅医療を担う医師、歯科医師、薬剤師、看護師等の資質向上を 図るなど、質・量の両面から、在宅医療提供体制の充実・強化を図ります。 医療従事者の確保・定着 ○ 医療提供体制の充実のためには、それを支える人材の確保が必要である ことから、医師・看護職員の確保はもとより、限られた医療資源の中にあっ てもより高度で幅広いサービスを提供できるよう、他の職種とのチーム医療 の取組を推進します。 ○ 医療従事者が働きやすい職場をつくり、人材の確保・定着につながる対策 を進めます。 27 千葉県 健康福祉部 健康福祉政策課 政策室 〒260-8667 千葉市中央区市場町1-1 TEL:043-223-2609 FAX:043-222-9023 E-Mail: [email protected] 1