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資料3 - 経済産業省

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資料3 - 経済産業省
資料3
特定継続的役務の追加指定の検討について
平成15年3月3日
サ ー ビ ス 産 業 課
消 費 経 済 政 策 課
1.3役務の苦情相談の状況
(1)苦情相談件数
パソコン教室
結婚情報紹介サービス
増毛・育毛サービス
1997 年度
932
989
−
1998 年度
1,216
1,156
−
1999 年度
1,539
1,253
−
2000 年度
2,331
1,368
723
2001 年度
2,602
1,600
699
(出所:国民生活センター PIO-NET)
(参考)既指定役務の指定時の苦情相談件数
1995 年度
エステ
5,277
外国語教室
1,814
家庭教師
875
学習塾
657
1996 年度
6,993
2,355
1,273
895
1997 年度
8,056
2,763
1,784
1,010
(出所:国民生活センター PIO-NET)
(2)消費者トラブルの主な内容
①解約関係のトラブル
ア)契約後間もなくの解約要請に応じない
イ)役務提供開始後、病気・転居等のやむを得ない事情変更で、役務を受け続け
ることが困難になったため解約を申し出たが、応じない又は高額の違約金
を請求された
ウ)役務提供開始後、役務内容が、勧誘時の(誇大な)説明と異なっていたり、
自分に合わない等で役務を受け続ける意味が乏しくなったので解約を申し
出たが、応じない又は高額の違約金を請求された
②勧誘関係のトラブル
ア)目的達成が不確実であるのに確実であるように言ったり、役務内容について
誇大な説明をして勧誘する
イ)役務の内容や種類について十分な説明をせず、又は虚偽を告げたりして欺罔
的に高額の契約をさせる
ウ)長時間拘束した勧誘等で威迫困惑により契約させる
-1-
2.各業界実態
パソコン教室
(1)事業者の実態
①事業者数
教室数は2万とも3万とも言われている(4000以上の教室が実際に開講し
ていることを確認)が 、様々な背景をもつ事業者(専業者 、個人教室 、学習塾系 、
外国語学校系、OA販売会社系、メーカー系等)が存在。何らかの系列に属さな
い教室が約6割と圧倒的に多い。(「『 結婚相談所・結婚情報サービス業 』『パソコン・ワー
プロ教室業』の実態に関する調査報告書」平成12年3月経済産業省委託調査)
②業界団体
イ)中小企業者134事業者が、昨年5月に、「全国パソコン教育事業協同組合」
を結成(組合員は、大手事業者とそのフランチャイジー及び中小事業者)。
ロ)他に、学習塾でパソコン教室を兼営する事業者による「 パソコン教室推進協会」
(72社、任意団体 )、語学学校の事業者等による「パソコン教育事業者連絡
協議会」(8社、任意団体)もある。
(2)標準的な契約形態
①契約期間
・1週間程度から2年間程度まで種別ある。標準的なものは、大手
事業者で6∼12ヶ月程度、小規模事業者で 、1∼3か月程度 。
・講義の頻度は、平均週2,3回。平均授業時間は 112.1 分。平均
総授業時間は 55.1 時間 (いずれも同上調査)。
②コース内容
・総合コース、表計算コース、コンピュータグラフィックコース、
初級コース、中級コース、インストラクターコース等々多くの
種類あり、期間・金額も様々。
・日時指定、予約回数制等、開催形式にも種別あり。
③契約金額、支払方法
・契約金額は1万円未満∼ 100 万円以上までの種別がある。標準
的なものは、大手事業者では 50 万∼ 70 万円程度(ワープロ、
表計算等の総合コース)、小規模事業者では3万∼5万円程度(単
一のものを学ぶコース)。
・支払方法は、一括前払い方式と月謝払い方式とがあるが、専業系
は一括前払い方式が、学習塾系では月謝払い方式が多い。
(3)自主基準
①全国パソコン事業協同組合では、現在自主基準を策定準備中。
②語学学校(特商法の既指定役務)系のパソコン教室では、特商法の規制に準じ
た契約を行っている。
-2-
結婚情報紹介サービス
(1)事業者の実態
①事業者数
約3100余りの事業者が実際に開業していることを確認 (「『結婚相談所・結婚情
報サービス業 』
『パソコン・ワープロ教室業』の実態に関する調査報告書」平成12年3月経済産
業省委託調査 )
。
個人経営が全体の3分の2 (同調査)。大手は株式会社。
②業界団体
イ)結婚情報サービス協議会(大手4社が平成2年設立)(売上高シェアの50%)
ロ)日本ブライダル連盟、日本仲人連盟等(全事業者数の30%程度が会員)
(2)標準的な契約形態
①契約期間
2年間が多い(会員制。延長制度あり)
②契約金額
イ)結婚情報サービス協議会加盟社
入会金12万円∼20万円、登録料3∼6万円、月会費0.5∼1万円
ロ)日本ブライダル連盟、日本仲人連盟加盟社
入会時の支払
Aコース
8万円
内訳
入会金
登録料
内訳
入会金26万円
登録料 3万円
Bコース
③支払方法
毎月の支払
月会費
5千円
5万円
3万円
29万円
月会費
5千円
実績に応じた支払
見合い料 5千円
成婚料 30万円
なし
契約金額中、入会金及び登録料については 、前払の形式の場合が多い 。
④サービス内容 ・パートナー照会・引き合せ
・イベントでの出会いの機会提供
・会員誌発行
-3-
(3)自主基準
①結婚情報サービス協議会自主基準(平成12年10月施行)の解約に係る内容
クーリングオフ期間
(8日)
登
録
料
事故・病気・支部の都合
入
会
金
事故・病気・支部の都合
会員の都合
会員の都合
事故・病気・支部の都合
月
会
費
会員の都合
8日を経過後
22日間まで
30日経過以降
全額返還
返金無し
返金無し
全額返還
返金無し
返金無し
全額返還
全額返還
残存期間を按分し返還
全額返還
全額返還
返金無し
全額返還
10日以内なら返 金
11日以降返金無し
前払い金がある時
返還
全額返還
10日以内なら返 金
前払い金がある時
返還
11日以降返金無し
②日本ブライダル連盟及び日本仲人連盟も共同で、結婚情報サービス協議会と同様の
自主基準を制定している(平成14年4月制定、同年9月施行 )
。
-4-
増毛・育毛サービス
(1)事業者の実態
①事業者数
900∼1000事業者が実際に開業していることを確認。
個人が41%、株式会社が31%、有限会社23%
(「増毛育毛業の実態に関する調査報告書 」平成14年3月経済産業省委託調査 )
②業界団体
日本毛髪業協議会
大手2社等10社が加盟(市場シェア約80%)
(平成13年12月に設立)
(2)標準的な契約形態
①契約期間
:1年間程度が一般的
②契約金額
:増毛
育毛
20万円∼50万円未満が15%(50万円以上と合計
すると19% )。
10万円∼50万円未満が28%(50万円以上と合計
すると30% )。
③支払方法
:都度払いが約5割、前金制が約2割。
④サービス内容
:育毛サービス(発毛の促進)
・ジェット水流やシャンプーによる頭皮の洗浄
・マッサー等による血行促進
増毛サービス(人工毛髪の付与)
・自毛に人工毛髪を結びつける
・人工毛髪を結着させた糸を自毛に紛れ込ませる
(3)自主基準
○毛髪業界の取引に関するガイドライン (平成14年4月施行) の解約に係る内容
役
務
商
品
契約書交付日からそ
全額返金
の日を含む8日間
但し、毛髪用剤等の消耗品についてはこれを使用・消費
した場合はこの限りではない。
上記8日間経過後
以下を除き返金
・施術履行済分の代金
商品毎に既に使用した材
料費・制作費等を除き返
・解約損料は、未施術分代金 金
の 10%又は 10 万円のいずれ
か低い額を上限
事 業者都合による解約 施術履行済代金を除き返金
(注)同協議会では、解約損料の上限「10万円」の引き下げ等を行う予定。
-5-
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