...

Oracle Data Integrator

by user

on
Category: Documents
11

views

Report

Comments

Transcript

Oracle Data Integrator
ORACLE DATA SHEET
ORACLE DATA INTEGRATOR ENTERPRISE
EDITION 11G
卓越した E-LT パフォーマンス、生産性の向
上、柔軟性、総所有コストの削減
おもな機能
•
データベース、ERP、CRM、B2B システ
ム、フラット・ファイル、XML データ、
LDAP、JDBC、ODBC に対する統合機能
の標準提供
•
拡張性を備えたナレッジ・モジュール・
フレームワーク
•
すべてのデータベースを使用した ETL で
のデータベース内変換とデータ整合性の
制御
•
Oracle Exadata を含む Oracle データベー
ス向けの充実した ETL と、複雑なディメ
ンションおよびキューブ・ロードのサ
ポート
•
Oracle GoldenGate との統合によるリア
ルタイム・データウェアハウスの実現
•
メタデータ駆動型のデータ系統分析と影
響分析
•
データベース内およびスタンドアロンの
データ・プロファイリング、データ品質、
データ・ガバナンスのオプション
Oracle Data Integrator Enterprise Edition 11g はオープンな統合 E-LT アーキテクチャ
を通じて、エンタープライズ・プラットフォーム間でのパフォーマンスに優れた
データの移動および変換機能を提供します。すべての主要なデータベース、データ
ウェアハウス、サービス指向アーキテクチャ、ビジネス・インテリジェンスへの接
続が組み込まれた Oracle Data Integrator Enterprise Edition は、データ中心アーキテ
クチャの総所有コストの削減に貢献します。また使いやすいインタフェースと拡張
性に優れたフレームワークによって、生産性が向上し、開発コストが削減されます。
Oracle Data Integrator Enterprise Edition は Oracle Fusion Middleware、Oracle Database、
および Oracle Exadata と完全に統合されているため、企業の中心にデータを置くこ
とができます。Oracle Data Integrator Enterprise Edition はオラクルのアプリケーショ
ンだけでなくサード・パーティ・アプリケーションとも連携できるように、標準に
基づいたオープン性を備えています。
Oracle Data Integrator ソリューションについて
オラクルはデータ統合市場におけるリーダーであり、Oracle Data Integrator Enterprise Edition、Oracle
GoldenGate、Oracle Data Quality、Oracle Data Profiling などの、完全に統合された包括的なデータ統合
製品を提供しています。オラクルのデータ統合ソリューションは、信頼できるタイムリーな異種デー
おもな利点
タに対する継続的なアクセスを全社的に提供することで、分析データと業務データの両方の統合を
•
使用率の改善と高パフォーマンスのデータ
統合によるハードウェア・コストの削減
サポートします。
•
単一のソリューションによる、データ、
イベント、サービスを基盤とした統合の
一元化
11g の新機能
•
設計者生産性の最大化による総所有コス
トの削減
•
オープン、100% Java、SOA、標準ベース
•
異機種のソース、ターゲット、アプリケー
ションのサポート
Oracle Data Integrator Enterprise Edition 11g に導入された新機能は次のとおりです。
• Oracle GoldenGate と統合された高パフォーマンスの E-LT 機能による、データウェアハウスへ
のより迅速かつ効率的なリアルタイム・データのロードと変換
• 新しいマッピング・ウィザード、クイック・エディタ、生成コードのシミュレーション、エ
ラー表管理の改善による生産性の向上
• Oracle JDeveloper および Oracle Enterprise Manager との統合による、ユーザビリティと管理性
の向上
• 顧客アプリケーションに直接埋め込まれる新規 API、SAP、オンライン分析処理(OLAP)に
対するサポートの強化
• Oracle WebLogic と Oracle Coherence への直接統合による、可用性とリジリエンスの向上
ORACLE DATA SHEET
図 1:Oracle Data Integrator Enterprise Edition Studio
複雑なデータ統合を簡単に
Oracle Data Integrator Enterprise Edition は、多くの企業データ統合要件に対応します。
• データウェアハウスとビジネス・インテリジェンス - データウェアハウス、データ・マート、
オンライン分析処理(OLAP)キューブ、および分析アプリケーションへの大容量で高性能な
ロードを実行します。Oracle Data Integrator は、増分ロードと緩やかに変化するディメンショ
ンを透過的に処理し、データの整合性と一貫性を管理してデータ系統を分析します。
• サービス指向アーキテクチャ - 外部サービスを呼び出してデータ統合を実行するとともに、
データ・サービスおよび変換サービスを配置してサービス指向アーキテクチャ・インフラス
トラクチャへシームレスに統合します。Oracle Data Integrator は、既存のサービス指向アーキ
テクチャに大容量かつ高性能なバルク・データ処理サポートを追加します。
• マスター・データ管理(MDM) - 独自のデータ・ハブを構築している顧客や、MDM のパッ
ケージ・ソリューションを使用している顧客、または SOA プロセス分析や Business Process
Execution Language(BPEL)を統合した混合型の MDM システムを利用している顧客に対して、
包括的なデータ同期インフラストラクチャを提供します。
• 移行 - 既存システムから新規システムへ、履歴データ(複雑な変換を含む)を効率的にバル
ク・ロードします。また、2 つのシステムが共存する限り、シームレスにデータ同期を続行し
ます。
E-LT アーキテクチャが実現する高性能
Oracle Data Integrator Enterprise Edition の抽出、ロード、変換(E-LT)アーキテクチャでは、異なる
リレーショナル・データベース管理システム(RDBMS)のエンジンを利用して、データ処理とデー
タ変換が実行されます。このアプローチによって、パフォーマンスとスケーラビリティが最適化さ
れ、
ソリューション全体のコストが削減されます。
Oracle Data Integrator Enterprise Edition の E-LT アー
キテクチャは、従来の独立した ETL 変換サーバーに依存することなく、さまざまな RDBMS エンジ
ンに対してネイティブ・コード(SQL、バルク・ローダー・スクリプトなど)を生成します。E-LT
アーキテクチャでは、ソースからデータを抽出し、ターゲットにデータをロードしてから、データ
ベースの能力を使用してデータを変換します。既存のデータベースとその専門知識を活用すること
によって、Oracle Data Integrator Enterprise Edition は、他に例がないほどの効率化を図り、総所有コス
トを削減します。ネットワーク・トラフィックを軽減して、ターゲット表を含むデータベース上で
データ変換を行うことによって、E-LT アーキテクチャは可能な限りの最高性能を実現しました。
2
ORACLE DATA SHEET
生産性に優れたデータ統合設計
Oracle Data Integrator Enterprise Edition 11g には、Oracle Data Integrator Enterprise Edition Studio と呼ば
れる JDeveloper ベースの新しい統合開発環境(IDE)が導入されています。このクライアントは、開
発者の生産性を大幅に向上し、データをロードおよび変換するための高度な機能を簡単に実装でき
るように設計されています。"クイック編集"などの新機能では、大量更新や直感的で使いやすいキー
ボード・ナビゲーションがサポートされています。
また Oracle Data Integrator Enterprise Edition は宣言的な設計モデルを採用しているため、共通のデー
タ統合設計と配置に関するユースケースが簡素化され、実装時間が短縮されます。ソース・データ
とターゲット・データの形式およびデータ統合プロセスは、データ統合の設計者が記述します。こ
のため、ビジネス・ユーザーや開発者は実行方法ではなく処理内容に焦点を合わせることができま
す。Oracle Data Integrator Enterprise Edition はさまざまなソース・システムとターゲット・システム間
でこうしたプロセスを実装するために必要なコードを生成し、配置し、管理します。
高可用性とスケーラビリティを実現するエンタープライズ配置
Oracle Data Integrator Enterprise Edition はプラットフォームとして Oracle Fusion Middleware に統合さ
れます。Oracle Data Integrator Enterprise Edition は特に、Oracle WebLogic や Oracle Coherence の機能を
最大限活用するよう拡張された Java EE アプリケーションとして実行時コンポーネントを提供しま
す。Oracle Data Integrator Enterprise Edition コンポーネントには、エンタープライズ規模の配置、高可
用性、スケーラビリティ、および強固なセキュリティを実現するための独自機能が含まれています。
高可用性(HA)とスケーラビリティは Java EE コンポーネントのクラスタ配置を介して完全にサポー
トされます。Oracle Data Integrator Enterprise Edition コンポーネントを WebLogic Server に配置すると、
JDBC 接続プーリングやロードバランシングなどのスケーラビリティを実現するクラスタリング機
能を利用できます。クラスタ固有の HA 機能に加えて、実行時エージェントによって接続の再試行
メカニズムがサポートされるため、Oracle Real Application Clusters(Oracle RAC)などの HA 対応デー
タベース・エンジンに格納されたリポジトリ内で実行されるセッションを透過的に回復できます。
図 2:Oracle Data Integrator Enterprise Edition Console
統一された管理
Oracle Data Integrator Enterprise Edition は一連の統一された管理インタフェースを通じて可視性と制
御を強化することで、複雑なデータ中心配置を簡素化します。Oracle Data Integrator Enterprise Edition
Console は Oracle Application Development Framework(Oracle ADF)と Ajax フレームワークを活用し
て、優れたユーザー・エクスペリエンスを実現します。このコンソールを使用すると本番ユーザー
は、環境の設定、リポジトリのエクスポートやインポート、実行時処理の管理、セッションの監視、
エラーの診断、設計時のアーチファクトの表示、系統レポートの生成を行えます。またこのインタ
フェースは Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Control とシームレスに統合されているため、
管理者はデータ統合コンポーネントだけでなく、その他の Fusion Middleware コンポーネントも 1 つ
の画面から監視できるようになります。
3
ORACLE DATA SHEET
卓越した E-LT パフォーマンス、生産性の向
上、柔軟性、総所有コストの削減
関連製品
ナレッジ・モジュールがもたらす柔軟性と拡張性
ナレッジ・モジュールは、Oracle Data Integrator Enterprise Edition アーキテクチャの中核であり、Oracle
Data Integrator Enterprise Edition のプロセスに、モジュール性、柔軟性、そして拡張性をもたらしま
•
Oracle GoldenGate
•
Oracle Data Quality for
•
Data Integrator
•
Oracle Data Profiling
ナレッジ・モジュールは、各プロセスに関係する複数のシステムにわたって、実際のデータ・フロー
•
Oracle Exadata
を実装してコードを生成するテンプレートを定義します。ナレッジ・モジュールは変換ルールに関
•
Oracle Business
係なくデータ・フローを生成するため、汎用に使用できます。また、これらは極めて具体的でもあ
•
Intelligence
•
Oracle SOA Suite
•
Oracle Database
•
Oracle Data Warehousing
•
Oracle Master Data Management
す。また Oracle Data Integrator Enterprise Edition は、サード・パーティ・プラットフォーム、データ
ソース、データウェアハウス製品の異機種間サポートを提供します。
ります。ナレッジ・モジュールが生成するコードや実装する統合戦略は、特定のテクノロジーに対
して細かく調整されています。Oracle Data Integrator Enterprise Edition は包括的なナレッジ・モジュー
ル・ライブラリを提供しており、既存のベスト・プラクティスに合わせてこれらを変更することも
できます。
Oracle Data Integrator Enterprise Edition のナレッジ・モジュール・フレームワークは、企業による技術
関連サービス
Oracle サポート・サービスから次のサービ
スを利用できます。
•
アップデート・サブスクリプション・サー
ビス
•
製品サポート・サービス
的な専門知識とベスト・プラクティスの獲得および再利用を支援することによって、所有コストを
削減します。また、メタデータ・ドリブンな製品機能の拡張性を実現することによって、データ統
合におけるもっとも厳しい課題を解決します。
使用可能なナレッジ・モジュールの例
•
汎用 SQL
•
Oracle Enterprise Service Bus
•
Hypersonic SQL
•
Oracle GoldenGate
•
Oracle Hyperion Essbase、Oracle Hyperion
•
IBM DB2/400、DB2 UDB
Financial Management、Oracle Hyperion
Planning
•
Informix
•
Oracle OLAP
•
JD Edwards Enterprise One
•
Oracle PeopleSoft
•
JMS
•
Oracle Siebel CRM
•
Microsoft Access
•
SalesForce
•
Microsoft SQL
•
SAP ERP および SAP BW
•
Netezza
•
SAS
•
Oracle Database
•
Sybase ASE
•
Oracle Data Quality for Data Integrator
•
Sybase IQ
•
Oracle E-Business Suite
•
Teradata
お問い合わせ
Oracle Data Integrator Enterprise Edition 11g について、詳しくは oracle.com を参照するか、+1.800.ORACLE1 でオラクルの担当者にお問い合わせください。
Copyright © 2010, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.
本文書は情報提供のみを目的として提供されており、ここに記載される内容は予告なく変更されることがあります。本文書は一切間違いがないことを保証するものではなく、さらに、口述による明示または法律による黙示を問わず、
特定の目的に対する商品性もしくは適合性についての黙示的な保証を含み、いかなる他の保証や条件も提供するものではありません。オラクル社は本文書に関するいかなる法的責任も明確に否認し、本文書によって直接的または間
接的に確立される契約義務はないものとします。本文書はオラクル社の書面による許可を前もって得ることなく、いかなる目的のためにも、電子または印刷を含むいかなる形式や手段によっても再作成または送信することはできま
せん。
Oracle および Java は Oracle およびその子会社、関連会社の登録商標です。その他の名称はそれぞれの会社の商標です。
AMD、Opteron、AMD ロゴおよび AMD Opteron ロゴは、Advanced Micro Devices の商標または登録商標です。Intel および Intel Xeon は Intel Corporation の商標または登録商標です。すべての SPARC 商標はライセンスに基づいて
使用される SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。UNIX は X/Open Company, Ltd.によってライセンス提供された登録商標です。0410
4
Fly UP