Microsoft PowerPoint - NEDO\216\363\221\365\214\244\213\206
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Microsoft PowerPoint - NEDO\216\363\221\365\214\244\213\206
NEDO(国立研究開発法人:新エネルギー・産業技術総合開発機構)受託研究 SIP(戦略的イノベーション創造プログラム) インフラ維持管理・更新・マネジメント技術/モニタリングシステムの現場実証/ 高解像度画像からのクラック自動抽出技術による空港の舗装巡回点検用モニタリングシステムの研究開発 空港 テーマ⑤:参加方式A 空港施設分野 テーマ⑤:空港の舗装の日常点検支援用モニタリングシステムの構築と現場実証 提案名称:高解像度画像からのクラック自動抽出技術による空港の舗装巡回点検用モニタリング システムの研究開発 提案者:株式会社アルファ・プロダクト 【概要】 PCに取り込んだ撮影画像から舗装表面のクラックの幅と長さを抽出し、クラックの画像を接合することでクラックの全体のデータを保 存し、平面図に転記する技術の実証を行う。 【計測機器】 一眼レフデジタルカメラ 【計測項目】 アスファルト舗装表面のひび割れの長さ及び幅 【技術的な特徴】 ・撮影した画像からひび割れの幅と長さを0.5㎜単位で自動 抽出可能。 ・ひび割れのデータはCADデータに自動変換可能であり、滑 走路平面図に転記可能。 ・ひび割れを発見 ・GPSによる維持情報取得 ・スケールに沿って撮影を実施 【実施計画】 (平成26年度) ・撮影装置の開発及びひび割れ自動抽出ソフトの改良。 (平成27年度) ・画像接合ソフト及びCAD平面図転記方法に関する研究開発。 2 撮 影 実際の 撮影装置 羽田空港外周道路での撮影画像から、 実際にクラック抽出を行った。 実験での抽出ソフトは0.2mm単位であるが、 これは0.5mm単位に変更が完了している。 上部 液晶モニター デジタルカメラ 同調ストロボ 下部 折り畳み機構 接合用マーカー 画像からのクラック自動抽出 ②クラック抽出 ①撮影画像 拡大 クラックの幅が色別に表示される。 またクラック長さも、 幅別に0.2mm単位で計測される。 全体の作業フロー GPSロガーと方位測定用レーザー発振器、 及び方位計測版 ①撮影と測定 クラック起点のGPS座標測定 起点からクラック終点の方位測定 測定座標 測定座標( 座標(世界測地系) 世界測地系) N 35° 35°32′32.10″/ E 139° 139°47′36.09″ 方位:140度 ②クラック自動抽出 ③接合 (0.5mm単位での幅と長さのデータ) 単位での幅と長さのデータ) ④CADデータ変換 (空港測地系) ⑤GPSデータでクラック起点位置決め、方位を合わせて既存平面図に転記 予備実験データ:クラックパターンと凹凸の相関 A 2次元的凹部? B C 平滑部 3次元的凹部 剥離する可能性の高い部分。 正確なクラックパターンが得られることで、滑走路表面の凹凸(不陸)が推定できる。 上記の予備実験結果のクラックパターンで、AとBは不陸を示し、Cは平滑であることを示す。 Bの中でも青い線で囲った部分は剥離を起こす可能性が高い。 AとBの差は現時点では正確には推測できないが、Bが3次元的な凹部、Cは2次元的な凹部と考えられる。 このクラックパターンと不陸との相関が把握できれば、 全体のクラックの状況から、滑走路全体の不陸の状況と、不陸の傾向を把握することができる。 このためには滑走路全域のクラックパターンを作成し、精密な滑走路の高低差データとの照合を行う必要がある。