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呉市職員の次世代育成支援と女性活躍推進に関する取組指針 平成28

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呉市職員の次世代育成支援と女性活躍推進に関する取組指針 平成28
呉市職員の次世代育成支援と女性活躍推進に関する取組指針
平成28年4月 呉
市
目
次
ページ
1
本指針の趣旨,期間等
1
2
現状と課題
3
3
個別取組
【取組1】次世代育成支援
-1)
休業等制度の周知啓発
-2)
女性職員が働きやすい環境の醸成
-3)
男性職員の育児等参加の促進
【取組2】女性職員の活躍推進
-1)
女性職員の能力開発
-2)
女性職員の昇格への意識向上
-3)
管理職候補(監督職)への積極登用
【取組3】ワーク・ライフ・バランスの推進
4
-1)
業務の改善・工夫
-2)
年次有給休暇の取得推進
-3)
計画的な定時退庁の促進
検討取組
6
7
8
9
-1)
朝型勤務
-2)
フレックス・タイム制度
-3)
年休の計画取得制度(労基法)
5
取組相関図
10
6
取組推進のために果たす役割
11
参考資料1 各国比較(様々な施策と労働状況・合計特殊出生率との関係)
参考資料2 職員のための子育てガイドブック
1
本指針の趣旨・期間等
趣旨・目的
○
平成 15年7月,我が国における急速な少子化の進行等に鑑み ,次世代の社会を担う子ど
もが健やかに生まれ ,育成される社会の形成を目指し,
「次世代育成支援対策推進法」が成立
しました。
同法において,地方公共団体等は,
「特定事業主」として職員の子どもたちの健やかな育成
のための計画(特定事業主行動計画 )を策定することとされ,本市においても「呉市特定事
業主行動計画」を平成 17年度に策定し,前期・後期の 計10年間を計画期間として実施し
てきました。
そして 平成27年3月,政府においては,少子化対策に向け更なる取組が必要との判断か
ら, この「次世代育成支援対策推進法」の期限を 平成37 年3月31日 まで延長しました。
○
また,平成27年9月,豊かで活力ある社会の実現を図ることを目的として,
「女性活躍推
進法」が可決されました。
同法により ,地方公共団体等は,当該団体における女性職員の活躍推進に係る計画(事業
主行動計画)を平成28年4月から 策定することとされました。
○
少子化対策として実施する 「特定事業主行動計画」と「女性活躍推進に係る事業主行動計
画」は,視点の違いはあるものの,取り組む べき内容は関連性の高いものが多く,総合的か
つ着実に推進していく必要があります。
このことから,本市では,これら取組方針を 総合的に整理した本指針を策定し,各任命権
者共通の「特定事業主行動計画」及び「女性活躍推進に係る事業主行動計画」として位置付
けるものです。
基本的な考え方
○
我が国 の合計特殊出生率は,平成17年に1.26と過去最低を記録した後, 次世代育成
支援対策推進法や,同法に基づく自治体や企業の行動計画等の取組により,平成25年度に
は1.43にまで回復しました。
しかしながら,少子化の流れを変えるという所期の目標を達成したとはいえず,同法が延
長される運びとなったものです。
○
また ,女性の活躍推進に関しても,少子高齢化を背景としてその必要性が強く認識される
中, これまでの官民の取組にもかかわらず,諸外国と比べて十分な成果 が挙がら なかったと
いう背景があります。
○
こ のような背景も踏まえ,本指針では, 取組の実効性をより高めるよう,基礎的な3つの
「個別 取組」と,今後,導入や見直しを検討していく「 検討取組」について,相互の関連性
を整理しながら,今後,注力していくべきポイントを明らかにするものです。
そのほか,この計画に明記していない事項についても,厚生労働省が示す「行動計画策定
指針」に掲載されている視点に基づき,必要な取組を行っていきます。
1
適 用 期 間
適
本 指 針
用
期
次世代育成支援法に基
女性活躍推進法に基
づく行動計画 として
づく行動計画 として
間
平 成 17 年度 から 平 成2 1年 度ま で
第 1 期計 画
平 成 22 年度 から 平 成2 7年 度ま で
第 2 期計 画( 1 年 延 伸 )
平 成 28 年度 から 平 成3 2年 度ま で
第 3 期計 画
第 1 期計 画
本指針は,次世代育成支援法に基づく(第3期) 特定事業主行動計画として, また,女
性活躍推進法に基づく(第1期)事業主行動計画として, 平成28年度から平成32年度
までの5年間を適用 期間とします。
なお ,前計画と同様,適用期間満了後も,本市の自主的な取組として,引き続きその達
成に努めることとします。
2
2 現状と課題
~
取組に向けての分析 ~
(1) 育児を支える制度の整備状況
ア
育児休業・部分休業
女性職員については,利用可能な職員すべてが育児休業を取得しています(H26 新規取得者の
平均取得期間:1年7月)。また,復職した女性職員のうち,約7割の職員が部分休業を利用して
おり,働き方の選択肢の一つとして,職員間に定着しています。一方,男性職員については,
毎年1名程度(H25 新規取得は1名で 2.4%,H26 年度は新規取得なし)の取得に留まっています。
イ 産前・産後休暇
産前・産後休暇については,利用可能な職員すべてが取得しています。このうち,産前休暇
は,法定付与(6週)を超える8週間としています。
ウ その他特別休暇
取得
平均取得
中学校就学前(国公制度は小学校就学前)の子一人につき年 H26年度実績 人数
日数
5日(国公制度は二人×5日が限度)を付与する「子看護休暇」 育児参加休暇
29
3.45
子の看護休暇
154
3.46
を整備しており,子どもの急な疾病に対応できる休暇として,
母体保護休暇
4
5.81
職員に浸透しています。配偶者が出産した男性職員の約80%
※ 年度中に育休等を取得した者を除く。
が育児参加休暇を取得しています。
【参考】結婚・出産に関連する休業・休暇制度一覧 (詳細は,参考資料2「子育てガイドブック」)
事由概略
<休業制度>
休業の期間等
女 男
1 育児休業
3歳未満の子を養育する職員
子が3歳に達するまで,全日休業
○ ○
2 部分休業
小学校就学前の子を養育する職員
1日2時間まで,30分単位で休業
○ ○
3 育児短時間勤務 小学校就学前の子を養育する職員
<特別休暇>
1月以上1年以下の期間について,4種類の短時間勤務 ○ ○
事由概略
1 結婚休暇 職員が結婚する場合
特別休暇の期間
7日(週休日,休日等を除く。)
女 男
○ ○
2 産前・産 女子職員が出産する場合
後休暇
○
産前:出産予定日までの8週間(多胎妊娠は14週間)
産後:出産の日の翌日から起算して8週間(産前休暇の残
日数を2週間加算できる。)
○
3 母体保護 ア 妊娠中の女子職員が母子保健法に規定す ア 妊娠満23週までは4週間に1回
休暇
る保健指導等を受ける場合
妊娠満24週から満35週までは2週間に1回
イ つわり等の妊娠障害について医師の指示 妊娠満36週から出産までは1週間に1回
に基づき勤務しないことが必要なとき
出産の日後1年まではその間に1回
(医師の特別の指示があった場合は指示された回数)
イ 医師の指示に基づき必要な期間
○
4 育児参加 職員の妻が出産する場合で,出産の付添い及 妻が出産のため入院した日から出産後1か月を経過する
休暇
びその後の育児等を行う場合
日までの期間内において7日以内
5 育児時間 生後1年に達しない子を育てる女子職員が, 毎日午前及び午後においてそれぞれ1回30分以内又は1 ○
その子の保育のため必要と認められる場合 日1回60分以内で必要と認める時間
6 通勤緩和 妊娠中の女子職員が通勤に利用する交通機関 正規の勤務時間の始め又は終わりにおいて,1日1時間以 ○
の混雑の程度が母体又は胎児の健康保持に影 内の必要と認める期間
響があると認められる場合
○ ○
7 子看護休 中学校就学の始期に達するまでの子を養育す 子一人につき1の年度において5日以内
暇
る職員が,その子の看護のため勤務しないこ
とが相当であると認められる場合
現
状
休業・休暇制度は,民間・諸外国を上回る充実した制度を整備済
課
題
男性職員が制度を利用できる環境・風土の醸成が課題
3
(2) 女性職員の採用・登用の状況
ア
【経験年数別男女比】
【年齢別男女比】
女性採用比率
経験
男性
女性
女性
平成 27 年4月採用における男
年齢
男性
女性
女性
区分
職員数 職員数 割合
区分
職員数 職員数 割合
女比は,男性 11 名,女性 14 名で 0-1
7
7
50%
20-23
8
11
58%
01-02
8
6
43%
す。
24-27
35
17
33%
02-03
12
3
20%
28-31
17
13
43%
地方公務員法に基づき,男女の 03-05
18
10
36%
32-35
40
21
34%
区別なく能力に応じた採用を行 05-07
9
8
47%
36-39
91
74
45%
10
12
55%
っているため,各年度で男女比は 07-10
40-43
168
83
33%
10-15
62
28
31%
44-47
199
98
33%
均一ではありません。
15-20
140
83
37%
48-51
190
66
26%
20-25
256
132
34%
イ 経験年数男女比など
52-55
261
59
18%
25-30
242
87
26%
採用人数の男女比が一定では 30-35
56-59
207
84
29%
314
81
21%
60-63
1
1
50%
ないことから,男女比にもばらつ 35139
70
33%
合計
1,217
527
30%
合計
1,217
527
30%
きがありますが,特定の区分で女
性割合が極端に落ち込むような ※ 給与実態調査に基づく経験区分を示 ※ 給与実態調査に基づく年齢区分を示
す(H27.4.1 全会計)
。
す(H27.4.1 全会計)
。
状況はありません。
ウ 女性役職者の推移
市長事務部局等における管理職に占める女性の割合は,平成 27 年度で 2.8%であり,ほぼ
横ばいの状況です。一方,将来の管理職候補となる監督職の人数は,平成 27 年度で 106 名で
あり,平成 16 年の 57 名から,約 10 年間で倍増しています。
【女性役職者の推移】
年 度
14年度
15年度~19年度
20年度~24年度
男女共同参画基本計画
推進 プ ラ ン
( H10~ )
第1次
第2次
第3次(H34年度まで)
管理職に占める
女性職員の割合(目標値)
目標 値 な し
目標値なし
5%
10%
(中間目標 H29:5%)
25年度
26年度 27年度
○ 市長事務部局等
全職員数
うち女性職員数
女性職員の割合
管理職の職員数
うち女性職員数
管理職に占める
女性職員の割合
監督職の職員数
うち女性職員数
監督職に占める
女性職員の割合
1,612
459
28.5%
184
4
1,699
507
29.8%
191
4
2,141
717
33.5%
240
8
2,025
677
33.4%
217
4
1,775
564
31.8%
230
6
1,648
545
33.1%
226
6
1,595
525
32.9%
223
5
1,539
511
33.2%
216
6
2.2%
2.1%
3.3%
1.8%
2.6%
2.7%
2.2%
2.8%
419
44
449
53
520
69
522
68
515
85
456
81
484
94
497
106
10.5%
11.8%
13.3%
13.0%
16.5%
17.8%
19.4%
21.3%
202
13
6.4%
18
0
200
13
6.5%
18
0
188
14
7.4%
20
0
182
15
8.2%
21
0
166
15
9.0%
24
0
229
19
8.3%
27
0
223
17
7.6%
26
0
205
16
7.8%
25
0
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
42
1
43
2
51
2
54
2
55
3
90
5
92
4
101
5
2.4%
4.7%
3.9%
3.7%
5.5%
5.6%
4.3%
5.0%
326
1
0.3%
11
0
326
2
0.6%
10
0
385
2
0.5%
17
0
382
3
0.8%
19
0
362
4
1.1%
27
0
364
5
1.4%
30
0
364
5
1.4%
29
0
371
6
1.6%
27
0
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
61
0
62
0
79
0
83
0
83
0
81
0
75
0
71
0
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
○ 上下水道局
全職員数
うち女性職員数
女性職員の割合
管理職の職員数
うち女性職員数
管理職に占める
女性職員の割合
監督職の職員数
うち女性職員数
監督職に占める
女性職員の割合
○ 消防局
全職員数
うち女性職員数
女性職員の割合
管理職の職員数
うち女性職員数
管理職に占める
女性職員の割合
監督職の職員数
うち女性職員数
監督職に占める
女性職員の割合
現
状
民間に比べ女性の離職率は低く,特定の年代で女性割合が低くなる状況はない。
管理職割合は2.8%(市長事務部局等)で,低い状況
課
題
女性管理職の割合の向上
4
(3) ワーク・ライフ・バランスの状況
254.4
260
240
13.0
有給休暇
(日)
13
残業時間は,ほぼ横ばい
(若干の減少傾向)
235.2
12
11.2
220
11
200
10
有給休暇の取得日数は
減少傾向が顕著
180
160
9.0
9
8
7.5
140
7
20
21
22
23
24
25
26
民間
120
国公
残業時間
平成 26 年度の職員一人当たり残業時間
数は,235.2 時間です。
県内自治体で2番目に高い水準で,横ば
いに推移しています。
イ 有給休暇
有給休暇の取得日数は 7.5 日です。
平成 20 年の 11.2 日をピークに毎年減少
し続け,現状では,県内自治体で2番目に
低い水準となり,国家公務員や民間に比べ
ても低い水準となっています。
また,取得日数が多い職場(20 日程度)
と少ない職場(2日程度)との差が大きく,
職場間の格差が大きいことも課題です。
ウ 特別休暇
夏季休暇(3日)
・自主研究休暇(3日)
については,平均で 4.7 日の取得となって
おり,安定して高い取得率を示していま
す。また,民間では通常みられない「療養
時間外勤務
(時間)
ア
呉市職員の一人当たり年平均
残業時間数と休暇取得日数
6
呉市(各年度推移)
※
国・他自治体との比較等の関係上,次の統計数値を掲載して
います。
■
残業時間数
教育公務員及び管理職を除く全会計 職員
のうち,時間外勤務をした職員の平均時間
■
休暇取得日数
教育委員会,消防局,企業職員を除く全会
計職員。休職者等を除く。
休暇(90 日)」,国公制度にはない「長期療養休暇(最長9か月)」など,不測の事態に見舞わ
れた職員の職務復帰をサポートする独自の休暇を整備しています。
エ 休暇や労働時間の状況に係る男女比
【年齢別 年休取得日数】
【年齢別 残業時間数】
(ア) 年次有給休暇
区分 全体 男性 女性
区分 全体 男性 女性
18-19
1.6
1.6
年次有給休暇の取得日数をみると,女
20-23 140.0 155.0 122.9
20-23
3.9
4.3
2.0
性では,特に子育て世代で取得日数が多
24-27 151.6 150.7 153.1
24-27
5.8
5.3
7.3
28-31 153.0 164.2 134.0
く,高齢層では少ないという特徴がみら
28-31
6.9
6.2
9.1
32-35 133.5 162.0 62.3
れます。男性職員は,高齢層で取得日数
32-35
7.8
7.3
9.1
36-39 105.1 126.5 68.7
が多い傾向がみられます。
36-39
8.8
7.8 10.9
40-43 124.3 144.5 82.4
40-43
7.6
7.4
8.2
(イ) 残業時間数
44-47 119.0 131.1 91.8
44-47
7.6
7.9
6.7
全体でみると,40 歳代後半層から,残
48-51 100.0 104.4 86.1
48-51
7.6
7.7
7.4
業時間が減少しています。
52-55 79.7 88.4 63.4
52-55
7.2
7.4
6.5
女性職員は,出産・育児に係る世代(20
56-59 61.7 72.5 48.6
56-59
10.2 10.6
8.7
全体
7.9
7.9
8.0
全体 106.0 119.8 78.1
歳代後半)から,残業時間が減少してい
※ H26年度。全会計職員
※ H26年度。全会計職員(非管理職)
るのに比べ,男性職員は 40 歳代まで,
残業時間0の職員も含む。
残業時間が長い傾向があります。
◎
現
状
年次有給休暇の取得日数は,近年,減少傾向
残業時間はほぼ横ばいの状況
課
題
年次有給休暇の取得日数の均等な引上げ及び残業時間の縮減
臨時・非常勤職員の状況
・
臨時・非常勤職員は,欠員の補充や,特定の専門業務
に従事している職員で,原則として1年間の雇用です。
・ 勤務時間は,多くの場合は週 29 時間で,勤務時間の割
り振りを比較的柔軟に行うことができます。
女性職員の割合(H27.4.1 時点)
超過勤務時間(H27:一人当たり月平均)
育休取得人数(H27:新規取得者)
65%
0.8 時間
1人
※
H27.4.1 時点での社会保険加入者約 680 人を対象
個々人の様々な事情に応じて休暇取得ができるよう,
※
臨時・非常勤には役職なし
特別休暇よりも有給休暇を重視する休暇制度としていま
※
承認欠勤制度として無給の子看護休暇を措置
・
す(時間換算により,法定の 1.38 倍程度)。
5
3 個別取組
【取組1】次世代育成支援
育児休業や部分休業などの休業制度・休暇制度は,本市を始めとする地方自治体においては,す
でに先進国でもトップレベルの手厚い制度を確立しており,普及・浸透が進んでいます。(P6,「参
考資料1 各国比較」を参照)
女性職員がこれら休業制度を有効に活用している一方で,男性職員の育児休業の取得者数は毎年
度1名程度にとどまっており,目立った取組効果が現れていないのが現状です。
男性職員が,常日頃から育児・家事に携わっていくことのできる環境を整えていく必要がありま
す。
-1)休業等制度の周知啓発
「個別取組3
現在,本市の子育て支援に係る休業等制度は,
ワーク・ライフ・バランスの推
進」と併せ,長時間労働の慣行を改善し,男性職
「子育てガイドブック」に取りまとめて掲載して
員の育児参加の意識を促す職場風土を醸成して
おり,職員への周知に一定の効果を得ています。
いきます。
制度の周知は,休業等制度の利用促進の基本で
あることから,引き続き,職員への周知啓発に努
まとめると・・・
めていきます。
-2)女性職員が働きやすい環境の醸成
① 休業等制度の整備・浸透は一定の成果
育児休業などの休業制度は,他自治体と同様,
民間企業に比べても手厚い制度を完備し,普及・
② 次のステップは,男性・女性職員が働く環境の
浸透も進んでいます。
更なる整備
一方で,育児・家事労働に対する男女の分担が
進まない社会風土の下,仕事の量や責任も年々重
③ そのために,
【取組3】ワーク・ライフ・バラン
くなっていくことに対し,「業務負担が大きい」
スの推進が重要
との声も聞かれます。
男女が均等に職場と家庭における役割を果た
取組の目安
していく職場風土を醸成するとともに,「個別取
組3
【男性職員の育児参加休暇の取得者率】100%
ワーク・ライフ・バランスの推進」と併せ,
子どもが生まれた全ての男性職員が,1日以上の
総合的に取り組んでいきます。
育児参加休暇を取得することを目標としていま
す。
-3)男性職員の育児等参加の促進
【男性職員の育児休業の取得者率】
10%
子育て世帯において,経済的な負担や家事・育
子どもが生まれた男性職員が,育児休業を取得し
児労働の負担が大きいことは,先進国における出
易い職場風土の醸成を目指します。当面の取組推
生率の低下に大きく影響しているとみられてい
進の目安は10%とします。
ます。
近年,着実な出生率の回復を遂げたフランスで
は,保育施策の充実を主な柱にこの課題を解決し
ていますが,もう一つの観点として,もともと,
日本のような長時間労働の慣行がなく,男性の育
児分担の意識も進んでいたという社会風土も影
響しているといわれています。
6
3 個別取組
【取組2】女性職員の活躍推進
女性職員の活躍推進に係る数値(管理職登用割合)が低いことは,本市の課題の一つですが,フラット
で効率的な組織体制(保育所などを課組織に位置付けていないなど)による反射的影響もあるなど,必ず
しも,女性職員の活躍自体が停滞しているものではありません。
また,監督職の登用割合は年々着実に上昇しているなど,女性職員がより活躍していく素地は整いつつ
あり,今後は,組織全体の意識改革を進めていく段階です。
また,男性の育児等参加が完全ではない現状で,育児等負担の大きい女性職員を管理職・監督職に積極
的に登用していくためには,業務の無理・無駄をできる限り省き,長時間労働の慣行を改善するなど,組
織全体でワーク・ライフ・バランスを推進していくことも重要です。
-1)女性職員の能力開発
また,庁内においても,女性職員相互の情報交
現在,本市においては,「自治大学校」や「市
換・ネットワークづくりを促進する交流会の開催
町村アカデミー」など,女性リーダーの育成に向
などの支援を行っていきます。
けた研修プログラムに積極的に女性職員を派遣
しており,監督職・管理職昇格に向けてのスキル・
-3)管理職候補(監督職)への積極登用
アップを図っています。また,日々の業務におい
女性管理職を増やすためには,まず,監督職を
ても,行政事務全体が複雑化・高度化している昨
増やす必要があります。
今,一昔前のように「女性職員に遠慮して軽い仕
平成 27 年度現在の監督職 497 名のうち,女性
事を任せる」ような実態はなくなっています。
職員は 106 名で,平成 16 年の 57 名から,約 10 年
一方で,これまで本市に招聘した外部講師の
間で倍増しています(P4「2 現状と課題」を参照)。
方々からは,「一人ひとりが大きな責任を負うこ
引き続き,職員の意欲・能力や生活環境を考慮
とを回避する傾向があるように見受けられる」と
しながら,監督職への積極登用を進めます。
御指摘を受けることがあります。
職場外研修に加え,責任の重い職務経験をより
まとめると・・・
増やしていくよう,OJTを推進していきます。
-2)女性職員の昇格への意識向上
① 女性職員の能力開発は進展。次のステップとし
平成27年度現在の女性管理職は6名で,管理職
て,OJTを通じて重責を担う職務経験を。
に占める女性職員の割合は2.8%と伸び悩んでい
ます。
② ロール・モデルを通じて,役職昇格への意識を
また,女性職員の側からは「あまり昇格はした
向上
くない」という消極的な声があるのも実情です。
女性職員にとってお手本(ロール・モデル)と
③ 現在は監督職昇格に力点。将来の管理職昇格に
なる女性管理職が組織内に少ないことは,女性職
向け,①・②に注力
員の意識向上を図る面での課題の一つであり,将
来的にも改善されない負のスパイラルを招くお
取組の目安
それがあります。
【女性管理職の登用割合】
研修などの機会を捉え,他自治体の女性管理職
10%
管理職に占める女性職員の割合が,10%に到達
や民間企業の女性管理職の方々など,女性職員の
することを目標としています。(中間目標)
ロール・モデルといえる方々と本市職員との交流
を積極的に進めていきます。
7
3 個別取組
【取組3】ワーク・ライフ・バランスの推進
取組1・取組2でも触れたように,男性職員の育児等参加を促進し,女性職員の活躍を推進していくた
めには,ワーク・ライフ・バランスの実現に向けた総合的な取組が必要です。
行政サービスを維持・向上させながら,総労働時間を縮減していくためには,終局的には,職員一人ひ
とりが確実に自らの担当業務を改善していくという地道な取組が,最も大きな鍵となります。
効果が現れるにはある程度の時間を要しますが,業務改善への意識啓発に引き続き取り組んでいくとと
もに,年休の計画取得の制度化などの即効性のある取組も検討しながら,ワーク・ライフ・バランスの実
現に向けた取組を総合的に推進していきます。
-1)業務の改善・工夫
この取組が目指す最終的な目的は,「超過勤務
ワーク・ライフ・バランスを推進するためには,
の縮減」と「勤務時間管理の徹底」です。
仕事の優先順位を適切に判断したり,仕事の重複
「一斉定時退庁日」の取組を通じ,少なくとも
を解消するなど,業務の改善・工夫をし,業務量
週平均で1回は定時退庁できるよう,所属長を始
(時間)そのものを縮減することが必要不可欠で
めとする各職員が,状況に応じて声を掛け合う風
す。
土を醸成していきます。
こういった課題は,本市に限らず,ワーク・ラ
また,朝方勤務やフレックス・タイム制度など,
イフ・バランスの諸施策を推進していく上での,
定時退庁を促進する関連諸制度の導入可能性に
ボトル・ネックとなっているおそれがあります。
ついて,引き続き研究していきます。(P9,「4 検
「アウトソーシングの推進」や,「人事考課の
討取組」を参照)
目標設定」において業務改善の取組を奨励するな
ど,すでに進めている全庁的な取組を継続してい
まとめると・・・
くとともに,一人ひとりが高い改善意識を持って
仕事に取り組んでいくことがなによりも重要で
す。
① 業務の改善・工夫が第1歩
-2)年次有給休暇の取得促進
② 「計画取得」で年休取得を促進
本市職員の年次有給休暇の平均取得日数は,他
自治体と比べて低く,特に,取得日数の多い職員
③ 勤務時間管理の徹底と長時間勤務の縮減に向
と少ない職員に大きな開きがあることが課題で
け,関連諸制度の導入も検討
す。(P5,「現状と課題」を参照)
質の高い仕事をしていくためには一定のリフレ
取組の目安
ッシュが必要であり,また,子どもとふれあい,
【年次有給休暇の平均取得日数】
一緒に過ごす時間は,何より大切な時間です。
15日
年次有給休暇の平均取得日数が,15日に到達す
「事務分担の平準化」や「事務の改善・工夫」
ることを目標としています。
などの取組と併せ,休暇を取りやすい風土を醸成
していきます。
-3)計画的な定時退庁の促進
毎週水曜日に実施している「一斉定時退庁日」
は,職員間に浸透していますが,業務の繁忙によ
り,水曜日では活用できない場合もあるという実
態もあります。
8
4
検討取組
-1)朝 型 勤 務
用語解説
本市においては,平成27年8月,希望課を
「朝型勤務 」とは ,夏の間 ,通常 8時30分の 始業時刻を 1時間程 度
対象とする「朝型勤務の試行」を行いました。
早め,早期退 庁を心掛け ることによ り,1日の 時間をより 有効に使 おう
全庁で17の課等が参加し,大きな混乱も生
じず,今後の勤務時間の弾力化に向けて可能性
を示す結果となりました。
という取組です 。
後述するフレッ クス・タ イム 制度と は異なり,朝の一定の シフト内 で
時差勤務を可能 とする制度 です。
試行結果を検証し,後述のフレックス・タイ
我 が 国 の長 時 間 労働 を 打破 す るこ と を 目的 と して , 平成 2 7 年2月
ム制度との関係も整理しながら,更なる有効な
の安倍 内閣総理 大臣の施政 方針演説に おいて ,新 たな国民運 動「夏 の生
実施方法を研究していきます。
活スタイル変革 」として, その方向性 が示され , 試行され ま した 。
-2)フレックス・タイム制度
政府が策定した「少子化社会対策大綱(平成
用語解説
「フレックス・タイム 制度 」とは ,1日の労働 時間の長さ を固定的 に
27 年3月閣議決定)」や厚生労働省が推進する
定めず,一定の清算 期間中の総 労働時間を 定めておき,その範囲 内 で,
「長時間労働抑制策」では,課題解決に向けた具
労働 者 が 自 己 の裁 量 によ り , 各労 働 日の 労 働時 間 を決 め て働 く 制 度で
体的な取組として,
「フレックス・タイム制度の
す。厚生労 働省では ,このフ レックス・タイム 制度をより 使いやす いも
弾力化」等が掲げられています。
のに す るよ う ,清 算 期間 を 1 か月 か ら3 か 月に 延 伸す る 労働 基 準 法の
市民サービスを直接提供する窓口職場を持
ち,また,チーム単位で仕事をすることの多い
改正 案を第18 9回国会 に 提案 してい ます。
また,平成27年人 事院勧告で は,公務において もこのフレ ックス・
本市では,平成27年度現在,フレックス・タイ
タイム制度( 労基法上の 制度とは詳 細が異なりま す。)を 活用するよ う,
ム制度は導入していません。
次のとおり勧告 されました 。
また,長時間労働を評価しがちな人事考課を,
◎
H27人事 院勧告の概 要
成果そのものを重視する体系に見直すなど,関
○
職員 の申告を考 慮して勤務 時間を割り 振る制度
連制度の再構築も必要と考えられます。
○
コア タイムは, 月~金まで において毎 日5時間
○
育児・介護中の職員 には,コアタ イムを2~ 4.5時間と し,
朝型勤務の検証内容も活かしながら,有効な
活用方法を研究していきます。
-3)年休の計画取得制度(労基法)
厚生労働省は,
「長時間労働抑制策」の具体的
週休日も3日と することを 可能とする などの 配慮 措置
用語解説
現行では,労働者が請 求しない限 り,使 用者には ,年次有 給休暇を 取
取組として「年5日の年次有給休暇の計画取得」 得させる義務は 課されてい ません。
を掲げており,これに伴う労働基準法の改正が
検討されています。
この「年休の計画取得制度」は,公営企業等を
除き,地方公務員への適用はありませんが,ワ
ーク・ライフ・バランスの推進や,年休取得が低
迷しているという本市の課題(P7 参照)解決に
厚生労働省では ,年休取 得を確実に 進めるよう ,使用者が 5日間の 年
次有 給 休暇 を 指定 す るこ と を 義務 付 ける 措 置が 必 要と 判 断し , 次 の と
おり「年休の 計画取得制 度 」を盛り 込んだ労働 基準法 の改 正案を第 18
9回国会に提出 しています 。
◎
労基法一部 改正 案の 概 要
○
一定の効果があると考えられます。
年次有給休 暇の取得推 進
使用者は,年 10日以上 の年次有給 休暇が付与 される労働 者
労働基準法が適用される上下水道局と併せ,
に対し,そのうち5 日について,時 季を指定し て与えなけれ ば
市全体で本制度を導入することを検討していき
ならない (公務 員について は 適用除外)。
ます。
9
5 取組相関図
検討取組
年休の
計画取得制度
検討取組
検討取組
朝型勤務
(有効な取組を峻別して実施)
フレックス・タイム
制度
ワーク・ライフ・バランスの推進
業務の改善・工夫
計画的な
定時退庁
の促進
年次有給休暇
の取得推進
(相乗効果)
(相乗効果)
次世代育成支援
女性職員の活躍推進
休業等制度の周知啓発
女性職員が
働きやすい
環境の醸成
女性職員の
能力開発
男性職員の
育児参加の
促進
女性職員の
昇格への
意識向上
管理職候補(監督職)
への積極登用
「3 個別取組」は,いずれも優劣のない必要な取組で,それぞれ着実に推進していくことを基
本としています。
その上で,より効果的に取組を展開する観点から各取組の相関関係を考察すると,「ワーク・ラ
イフ・バランスの推進」が各取組との関連性が最も高く,これに注力することによって,「次世代
育成支援」・「女性職員の活躍推進」への相乗効果が期待できるものと考えられます。
また,「ワーク・ライフ・バランスの推進」に係る既存取組のうちでは,「業務の改善・工夫」が
最も重要であり,喫緊の取組項目です。
これに加え,「年休の計画取得制度」など,導入を検討・研究している「検討取組」のうち有効
なものを峻別して実施することで,各取組成果の底上げを図っていきます。
10
6
取組推進のために果たす役割
人事担当課が果たす役割
本指針の進捗状況を検証しながら,時機に応じ,行政サービスの維持・向上と次
世代育成支援を両立できる施策を推進します。
○
指針の進捗状況の分析・検証
○
課題を解決できる施策の設計・導入
○
育児休業など,人員の見直しが必要になった際の最適な人的資源の配置
管理職が果たすべき役割
本指針において管理職が果たすべき役割は,非常に重要になります。
○
対象となる所属員の気兼ねを取り除くような声掛けや職場の雰囲気づくり
○
特定職員の離脱により業務に支障を生じさせない強靭なチームづくり
○
育児休業など業務分担・人員の見直しが必要になった際の迅速な判断・対応
○
業務の簡素化・効率性の向上を実現するための適格な判断・リーダーシップ
これら管理職が果たすべき役割は,極めて広範で,優れた人格と高度な判断力
が求められるものです。
本指針の推進はもとより,所属員の満足度の向上,強くしなやかなチームづく
り,そして,質の高い行政サービスにも繋げていくよう,所属員へのアドバイ
ス・サポートをお願いします。
職員一人ひとりが果たす役割
我 々 の 使 命 は ,市 民 の 税 金 を 預 か り ,質 の 高 い 行 政 サ ー ビ ス を 提 供 す る こ と で す 。
職 員 一 人 ひ と り が ,今 よ り 短 時 間 で ,よ り 質 の 高 い 職 務 の 遂 行 を 目 指 さ な け れ ば ,
本指針の推進は不可能です。
○
仕事の優先順位の的確な判断・タイムマネジメント
○
より短時間で仕事を完了する集中力・スキルの向上
○
趣旨に応じ,適切に制度を活用するモラル
11
参考資料1
~ 様々な施策と
各 国 比 較
労働状況・合計特殊出生率との関係
~
○ 主な先進国の合計特殊出生率の推移をみると,1960 年代まではすべての国で 2.0 以上の水準
○ その後,1970 年から 1980 年頃にかけて全体として低下傾向となり,1990 年頃からは,出生率の動き
は国によって特有の動きをみせ,ここ数年では回復する国も。
○ 特に,フランスやスウェーデンでは,出生率が 1.5~1.6 台まで低下した後,回復傾向に。
○ フランスでは,かつては家族手当等の経済的支援が中心であったが,1990 年代以降,保育の充実へシ
フト。その後さらに出産・子育てと就労に関して幅広い選択ができるような「両立支援」を強める方
向に。
○ スウェーデンでは,比較的早い時期から,経済的支援と併せ,
「両立支援」の施策を推進
○ 労働者の就業状況をみると,日本は長時間労働と女性の管理職登用の低迷が目立つ。
合計特殊出生率
※ 上段は 2012 年,
日本
フランス
スウェーデン
イギリス
ドイツ
アメリカ
→ 1.41
↗ 2.00
↗ 1.92
↗ 1.91
↗ 1.38
↘ 1.88
(1.42)
(1.70)
(1.73)
(1.71)
(1.25)
(1.98)
子が1歳になる
子が3歳になる
子が約 1歳6か
子が5歳になる
子が3歳になる
他国のような出
まで
まで
月になる まで全
までの13週間
までの12 か月
産休暇や育児休
間
暇は制度化され
下 段( )書 きは
1995 年
育児休業
休業給付
保育の利用
【呉市】
日休暇
子が3歳になる
8歳になる まで
まで
の部分休暇
休業期間中 (1
月額約8万円
子が 8歳までの
歳まで),50%
※
第 1 子は6
間,両親合わせ
か月間,従前手
相当額の給付
か月まで ,第
て最高 480 日
取り収入の6
【呉市】
2子以降 は3
分の休業給付
7%を保障
休業期間中 (3
歳まで)
※
6万 円~従前
て50%相当額
の80%)
3 歳未満
25.4%
3 歳未満
49%
管理的業務に当
たる女性の割合
長時間労働者の
6歳から
11.3%
計 22.7%
休業給付なし
生後12~14
月額約 8.
歳まで) におい
1歳
49.3%
3・4 歳児
2歳
91.4%
週 15 時間の無料
制度はなく, 保
ぼ全員が 幼保
早期教育を年 38
育は基本的に私
一体型施 設 を
週受ける権利を
的な対応
利用
確保
※ 3 歳以上はほ
義務教育
ていない
6歳から
6~7歳から
36.1%
計 11.6%
35.4%
計 7.6%
3 歳未満
5歳から
21.5%
6歳から
33.8%
計 12.0%
国全体を通じた
6~7歳から
28.8%
計 11.2%
43.4%
計 16.4%
割合
男性 31.6%
男性 16.1%
男性 10.7%
男性 17.3%
男性 16.4%
男性 21.8%
(週 49 時間以上)
女性 10.6%
女性
女性
女性
女性
女性 10.2%
夫の家事・育児時
間(時間/日)
1 時間
6.5%
2 時間 30 分
4.2%
3 時間 21 分
5.8%
2 時間 46 分
5.0%
3 時間
3 時間 13 分
※ この参考資料1は,「内閣府 少子化問題について(平成 26 年 2 月)
」
,「厚生労働省 少子化白書(各年度)
」などの記載内容を要約したものです。
参1
参考資料2
職員のための
子育てガイドブック
呉
市
参 2 -表 紙
目
次
はじめに
Ⅰ
・・・・・1
休暇制度等
1
産前休暇
・・・・・2
2
母体保護休暇
・・・・・2
3
通勤緩和
・・・・・3
4
育児参加休暇
・・・・・3
5
産後休暇
・・・・・3
6
育児休業
・・・・・4
7
育児時間
・・・・・5
8
育児短時間勤務
・・・・・5
9
部分休業
・・・・・6
10
子の看護のための休暇
・・・・・7
11
介護休暇
・・・・・7
12
家族介護欠勤
・・・・・8
13
妊産婦の時間外勤務,休日勤務及び深夜勤務の制限
・・・・・9
14
育児又は介護を行う職員の時間外勤務の制限
・・・・・9
15
育児又は介護を行う職員の深夜勤務の制限
・・・・・9
Ⅱ
給付制度等
1
2
3
広島県市町村職員共済組合
(1) 出 産 費 ・ 家 族 出 産 費
・ ・ ・ ・ ・ 10
(2) 育 児 図 書
・ ・ ・ ・ ・ 10
(3) 出 産 手 当 金
・ ・ ・ ・ ・ 10
(4) 出 産 貸 付
・ ・ ・ ・ ・ 10
(5) 共 済 組 合 ( 共 済 互 助 会 を 含 む ) の 掛 金 免 除
・ ・ ・ ・ ・ 11
(6) 育 児 休 業 手 当 金
・ ・ ・ ・ ・ 11
(7) 休 業 手 当 金
・ ・ ・ ・ ・ 12
(8) 介 護 休 業 手 当 金
・ ・ ・ ・ ・ 12
呉市職員厚生会
(1) 出 産 祝 金
・ ・ ・ ・ ・ 13
(2) 入 学 祝 金
・ ・ ・ ・ ・ 13
(3) 卒 業 祝 金
・ ・ ・ ・ ・ 13
その他
(1) 扶 養 手 当
・ ・ ・ ・ ・ 13
(2) 児 童 手 当 ( 特 例 給 付 を 含 む )
・ ・ ・ ・ ・ 13
参 2 -目 次
~
はじめに
~
出産をする職員は・・・
妊娠が分かったら,自分の体調や業務量,年間のスケジュールなどを考えて,出産予定
や育児休業の取得期間などについて,できるだけ早めに所属長等,職場へ伝えておきまし
ょう。
妊娠すると,つわりや貧血など,体調が不安定になることが多いものです。妊娠中も快
適に仕事を続けられるよう,職場の理解や協力が得られると安心です。困ったことがあれ
ば,気後れせずに,同僚や上司に相談しましょう。
子育てをする職員は・・・
子どもの出産から育児はスタートします。男 性職員も,入退院の付き添いや退院後の子
どもの世話など,早い段階から積極的に育児に関わっていきましょう。その後の育児への
参加・関心の度合いはきっと高まるはずです。
子どもが小さい間は,男性職員・女性職員を問わず,子どもの看護など,突発的に休暇
を取得しなければならないことも多いと思われます。その分,予定の立つ行事参加のため
の休暇については,早めに周囲にも伝えておきましょう。
管理職職員は・・・
職員が安心して休暇・休業制度を利用するためには,管理職職員の適切なアドバイスや
サポートが非常に重要です。子育てをする職員がある場合には,積極的に声掛けを行い,
職員の気兼ねを取り除くよう努めましょう。
朝礼時において,ワーク・ライフ・バランスの推進についてひと言述べるなど,簡易な
ものでも構いません。管理職職員のこのような心配りが,職場の雰囲気を大きく変える手
助けになります。子育てをする職員が仕事と子育てを両立することができる,働きやすい
環境を整えるよう努めましょう。
ま た ,育 児 休 業 な ど 長 期 の 休 業 と な る 場 合 は ,業 務 分 担 の 見 直 し や 業 務 改 善 を 行 っ た り ,
必要に応じて代替要員の確保を検討するなど,対象職員が安心して休業できる体制づくり
に努めましょう。
周囲の職員は・・・
出産をする職員・子育てをする職員が適切に制度を利用していくためには,職場の理解
とサポートが必要不可欠となります。育児の大切さと大変さを理解した上で,暖かく声掛
けを行い,対象職員が安心して休める雰囲気づくりに努めましょう。
庶務担当者は・・・
各種申請は,対象職員本人の責任で行われることが原則です。
しかし,現実には庶務担当者が頼られることが多く,庶務担当課を通じて人事課等とや
りとりを行う場合が多く考えられます。その際には,子育てをする職員を積極的にサ ポー
トするとともに,各種制度の積極的な利用を働きかけましょう。
また,ガイドブックや庶務担当者研修等を通じて,各種制度の正しい理解に努めましょ
う。
参2-1
Ⅰ
休暇制度等
1
産前休暇
女 性 職 員 が 出 産 す る 場 合 , 出 産 予 定 日 の 8 週 間 ( 多 胎 妊 娠 の 場 合 に は 14 週 間 ) 前
から休暇を取得することができます。
※
職場の上司や人事課への早めの相談を心掛けてください。
※
こ の 8 週 間 ( 14 週 間 ) に は , 出 産 予 定 日 を 含 み ま す 。
※
出産が予定日よりも遅くなった場合には,出産日まで(出産日を含む 。)延伸されます。
【給与】
【手続】
有給の休暇です。
入力
I P K 庶 務 事 務 シ ス テ ム に よ り 休 暇 票 を 印 刷 し ,所 属 で 決 裁 を 受 け
てください。出産日の関係で期間が変更となった場合は,IPK庶務
事務システムを修正し,所属で決裁を受けてください。
提出
医 師 等 が 出 産 予 定 日 を 証 明 す る 書 類 と 休 暇 票 の 写 し( 決 裁 を 受 け た
もの。以下同じ。)を人事課へ送付してください。変更となった場合
も同様です。
2
母体保護休暇
妊娠中の女性職員が,保健指導又は健康診査を受けるために必要な時間について,
次のとおり休暇を取得することができます。
(1) 妊 娠 満 23 週 ( 第 6 月 末 ) ま で は , 4 週 間 に 1 回
(2) 妊 娠 満 24 週 ( 第 7 月 ) か ら 満 35 週 ( 第 9 月 末 ) ま で は , 2 週 間 に 1 回
(3) 妊 娠 満 36 週 ( 第 10 月 ) か ら 出 産 ま で は , 1 週 間 に 1 回
(4) 出 産 の 日 後 1 年 ま で は , そ の 間 に 1 回
※
(1)~ (4)の い ず れ に つ い て も ,医 師 等 に よ り 特 別 の 指 示 が あ っ た 場 合 に は ,そ の 指 示 さ れ た
回数の休暇を取得することができます。
※
ま た ,重 度 の つ わ り 等 に よ り ,一 定 期 間 ,連 続 し て 勤 務 し な い よ う 医 師 か ら 特 別 の 指 導 が あ
った場合は,当該指導に基づいた休暇を取得できますので,人事課にお 問い合わせください。
【給与】
【手続】
有給の休暇です。
入力
I P K 庶 務 事 務 シ ス テ ム に よ り 休 暇 票 を 印 刷 し ,所 属 で 決 裁 を 受 け
てください。
提出
初 回 の み ,医 師 等 が 出 産 予 定 日 を 証 明 す る 書 類( 事 前 に 産 前 休 暇 の
手続を行っていれば,証明書類は不要)と休暇票の写しを人事課へ送
付してください。
2回目以降については,所属で休暇票の整理をしてください。 医師
等により,各期間につき2回以上の健康診査等を受けるように指示さ
れた場合には,医師の指示があったことを確認できる書類を添付し,
所属で休暇票の整理をしてください。
なお,一定期間,連続して勤務しないよう医師から特別の指導があ
った場合は,別途,人事課にお問合わせください。
参2-2
3
通勤緩和
妊娠中の女性職員が通勤に利用する交通機関の混雑(当該職員本人が自動車を運転
して通勤する場合の交通渋滞を含む。)の程度が,母胎又は胎児の健康保持に影響が
あると認められる場合に,正規の勤務時間の始め又は終わりにおいて,1日を通じて
1時間を超えない範囲内で必要と認められる時間について休暇を取得することができ
ます。
【給与】
【手続】
有給の休暇です。
入力
I P K 庶 務 事 務 シ ス テ ム に よ り 休 暇 票 を 印 刷 し ,所 属 で 決 裁 を 受 け
てください。
提出
医 師 等 が 証 明 す る 「 妊 娠 中 の 通 勤 緩 和 の 措 置 に 関 す る 証 明 書 」( 共
有ライブラリー)を休暇票に添付し,人事課へ送付してください。
4
育児参加休暇
職員の妻が出産する場合で,入院の付添い等のため勤務しないことが相当であると
認められるときに,その入院日から,出産日の翌日以後 1 月以内の期間内において,
7 日の休暇取得が可能です。
※
「子」には,実子・養子のほか,配偶者の子を含みます。また,「配偶者」には,届出を
しないが事実 上の婚姻関係と同様の事情にある者を含みます。
※
「入院の付添い等」には,退院の場合はもちろん,自宅出産の場合の準備等も含まれ,必
ずしも連続して取得する必要はありません。
※
勤務途中からの取得についても,1日の休暇取得として取り扱います。
【給与】
【手続】
有給の休暇です。
入力
I P K 庶 務 事 務 シ ス テ ム に よ り 休 暇 票 を 印 刷 し ,所 属 で 決 裁 を 受 け
てください。
5
産後休暇
女性職員が出産した場合,出産した日の翌日から8週間の休暇を取得することがで
きます。
ただし,出産予定日の8週間前の日から出産の日までの期間が8週間に満たない場
合には,その満たない日数を2週間を限度として加え,最長で計10週間の産後休暇
を取得することができます。
【給与】
【手続】
有給の休暇です。
入力
I P K 庶 務 事 務 シ ス テ ム に よ り 休 暇 票 を 印 刷 し ,所 属 で 決 裁 を 受 け
てください。
提出
出産日 を証明する書 類(出生証明書 ,母子手帳の写し等)と休 暇票
の写しを人事課へ送付してください。
参2-3
6
育児休業
3歳未満の子を養育する職員(男性職員を含む。)は,その養育に係る子(実子又
は養子)が3歳に達する日(誕生日の前日)までの間で必要と認められる期間につい
て,育児休業を取得することができます。
※
職場の上司や人事課への早めの相談を心掛けてください。
※
他に養育することができる者の有無や,配偶者がすでに育児休業を取得してい
るか否かなどの取得制限はありません。
※
育児休業の取得回数は,子一人につき原則として1回に限りますが,配偶者の
産後8週間の期間に男性職員が取得した育児休業ついてはこの取得回数に含ま
ず,その後,さらに1回の育児休業を再取得することができます。
※
いったん申請した育児休業の期間は,原則として1回に限り,その養育に係る
子が3歳に達するまでの期間を限度として,延長することができます。
【給与等】
育児休業中は無給となりますが,請求により,原則,その養育に係る子の
1歳(その子が1歳に達した日後の期間について配偶者の疾病等の事情によ
り子を養育することが困難になった場合など,総務省令で定める場合に該当
するときは1歳6か月)の誕生日の前日まで共済組合から育児休業手当金が
支 給 さ れ る と と も に ,3 歳 の 誕 生 日 の 前 月 ま で 共 済 掛 金 が 免 除 さ れ ま す 。
(詳
細は,「Ⅱ
【手続】
提出
給付制度等」を参照してください。)
育 児 休 業 を 取 得 し よ う と す る 期 間 の 初 日 の 1 月 前 ま で に ,「 育 児 休
業 承 認 請 求 書 」 に 出 生 年 月 日 を 証 す る 書 類( 出 生 証 明 書 ,母 子 手 帳 の
写 し , 住 民 票 等 ) を 添 付 し , 人 事 課 へ 提 出 し て く だ さ い 。「 育 児 休 業
承認請求書」は,IPK庶務事務システムにより作成してください。
後日,人事課から辞令を送付します。
延長
育 児 休 業 の 延 長 を し よ う と す る 期 間 の 初 日 の 1 月 前 ま で に ,「 育 児
休業承認請求書」を人事課へ提出してください。「育児休業承認請求
書(延長)」は,IPK庶務事務システムにより作成してください。
後日,人事課から辞令を送付します。
復帰
承認どおりに復帰する場合は,書類等の提出は必要ありません。
ただし,育児休業を承認された期間の末日よりも早く復帰する場合
は,復帰する日の1月前までに,「養育状況変更届」を人事課へ提出
してください。「養育状況変更届」は,IPK庶務事務システムによ
り作成してください。
後日,人事課から辞令を送付します。
参2-4
7
育児時間
生後1年に達しない子を育てる女性職員が,その子の保育のため必要と認められる
授 乳 等 を 行 う 場 合 に , 毎 日 午 前 及 び 午 後 に お い て そ れ ぞ れ 1 回 30 分 以 内 又 は 1 日 1
回 60 分 以 内 で 必 要 と 認 め る 時 間 に つ い て , 休 暇 を 取 得 す る こ と が で き ま す 。
※
この場合の「授乳等」とは,保育のための一般的な世話を行うことをいい,保育所等への
送迎なども含まれます。ただし,育児時間と年次有給休暇を併せて全日勤務しないこととな
る場合には,育児時間の取得をすることはできません。
【給与】
【手続】
有給の休暇です。
入力
I P K 庶 務 事 務 シ ス テ ム に よ り 休 暇 票 を 印 刷 し て ,所 属 で 決 裁 を 受
けてください。
8
育児短時間勤務
小学校就学前の子を養育する職員(男性職員を含む。)は,1月以上1年以下の期
間について,次のいずれかの勤務形態を選択し,勤務することができます。
(1) 1 日 3 時 間 5 5 分 ×週 5 日 = 1 9 時 間 3 5 分
(2) 1 日 4 時 間 5 5 分 ×週 5 日 = 2 4 時 間 3 5 分
(3) 1 日 7 時 間 4 5 分 ×週 3 日 = 2 3 時 間 1 5 分
(4) 1日7時間45分×週2日+ 1日3時間55分×週1日= 1 9 時 間 2 5 分
(5)
(1)~ (4)以 外 の 形 態 で ,4 週 間 ご と の 期 間 に つ き 8 日 以 上 を 週 休 日 と し ,1 週 間
当たりの平均勤務時間が19時間25分,19時間35分,23時間15分又は
24時間35分
※
職場の上司や人事課への早めの相談を心掛けてください。
※
承 認 を 受 け た 職 員 は ,養 育 す る 子 が 小 学 校 の 就 学 の 始 期 に 達 す る ま で を 限 度 に ,育 児 短 時 間
勤務の期間延長の請求(1回の請求で延長できる期間は,当初請求と同様に 1 月以上 1 年以
下 )を 行 う こ と が で き ま す 。こ の 延 長 請 求 に 回 数 制 限 は あ り ま せ ん が ,現 に 承 認 さ れ て い る 期
間終了の1月前までに請求を行う必要があります。
※
い っ た ん 承 認 を 受 け た 期 間 が 終 了 し た 場 合 は ,そ の 後 の 1 年 間 は ,原 則 と し て ,再 度 の 育 児
短時間勤務の請求をすることはできないこととされています。
【給与】
育児短時間勤務の承認を受けて勤務する場合には,1週間の勤務時間に応じ
て給与が支給されます。
【手続】
提出
育 児 短 時 間 勤 務 を 開 始 し よ う と す る 期 間 の 初 日 の 1 月 前 ま で に「 育
児短時間勤務承認請求書」(共有ライブラリー)に請求者との続柄及
び 出 生 年 月 日 を 証 す る 書 類( 出 生 証 明 書 ,母 子 手 帳 の 写 し ,住 民 票 等 )
を添付し,人事課へ提出してください。
後日,辞令を送付します。
参2-5
9
部分休業
小学校就学前の子を養育する職員(男性職員を含む。)は,正規の勤務時間の始め
又は終わりにおいて,1日を通じて2時間(7の育児時間を承認されている職員につ
い て は ,2 時 間 か ら 当 該 育 児 時 間 を 減 じ た 時 間 )を 超 え な い 範 囲 内 で ,30 分 を 単 位 と
して部分休業を取得することができます。
※
ただし,8の育児短時間勤務をしている職員は,部分休業を取得することができません。
【給与】
部 分 休 業 の 承 認 を 受 け て 勤 務 し な い 場 合 に は ,そ の 勤 務 し な い 1 時 間 に つ き ,
勤務1時間当たりの給与額が減額されます。(給与期間の全時間数について計
算 し , そ の 時 間 数 に 30 分 の 端 数 が 生 じ た 場 合 は , そ の 30 分 を 1 時 間 と し ま
す。)
【手続】
提出
部 分 休 業 を 取 得 し よ う と す る 期 間 の お お む ね 1 月 前 ま で に「 部 分 休
業 承 認 請 求 書 」( 共 有 ラ イ ブ ラ リ ー )に 請 求 者 と の 続 柄 及 び 出 生 年 月
日 を 証 す る 書 類( 出 生 証 明 書 ,母 子 手 帳 の 写 し ,住 民 票 等 )を 添 付 し ,
人事課へ提出してください。後日,人事課から辞令を送付します。
※
入力
この当初申請ではIPK庶務事務システムを使用しないでください。
所 属 長 了 承 の 上 で ,部 分 休 業 を 取 得 す る 時 間 に つ い て ,I P K 庶 務 事
務システムにより入力してください。
各日の承認決裁は,月ごとの出勤簿により一括で行ってください。
提出
入 力 確 認 の た め , 翌 月 に 出 勤 簿( I P K 庶 務 事 務 シ ス テ ム に よ り 印
刷したもの)の写しを人事課へ送付してください。
参2-6
10
子の看護のための休暇
中学校就学の始期に達するまでの子を養育する職員が,その子の看護のため勤務し
な い こ と が 相 当 で あ る と 認 め ら れ る 場 合 , 1 日 又 は 30 分 を 単 位 と し , 対 象 と な る 子
1人につき,1年度において5日の範囲内の期間について,休暇を取得することがで
きます。
※
「子」には,実子・養子のほか,配偶者の子を含みます。また,「配偶者」には,届出を
しないが事実上の婚姻関係と同様の事情にある者を含みます。
※
この場合の「看護」とは,負傷・疾病による治療・療養中の看病,通院等の世話又は予防
接種・健康診断を受けさせる場合の通院等の世話をいい,メンタル面でのケアその他の健康
管理上必要な措置や後遺障害の機能回復訓練の介助も含まれます。
※
負傷・疾病には,風邪,発熱等を含む あらゆる負傷・疾病が含まれるほか,自閉・引き籠
もり・身体や精神の衰弱など,客観的な傷病の診断が容易には得られにくいが,保護者が子
の発育に障害を及ぼす身体的又は精神的な症状を呈していると覚知したものも含まれます。
※
健康診断・予防接種には,医師や学校 から指示された場合のみならず,保護者が自発的に
これを受けさせる場合も含まれます。
【給与】
【手続】
有給の休暇です。
入力
I P K 庶 務 事 務 シ ス テ ム に よ り 休 暇 票 を 印 刷 し ,所 属 で 決 裁 を 受 け
てください。
11
介護休暇
負傷,疾病等により日常生活を営むのに支障がある家族の介護を行うため,職員が
勤 務 し な い こ と が 相 当 で あ る と 認 め ら れ る 場 合 , 1 日 又 は 30 分 を 単 位 と し , 連 続 す
る6月の範囲内において必要と認められる期間について,休暇を取得することができ
ます。
※
こ の 場 合 の「 家 族 」に は ,配 偶 者 ,父 母 ,配 偶 者 の 父 母 等 の ほ か ,子 ,配 偶 者 の 子 ,孫 ,子
の 配 偶 者 ,配 偶 者 の 子 の 配 偶 者 を 含 み ま す 。ま た ,「 配 偶 者 」に は ,届 出 を し な い が 事 実 上 の
婚姻関係と同様の事情にある者を含みます。
※
30 分 を 単 位 と す る 介 護 休 暇 の 取 得 方 法 は , 年 次 有 給 休 暇 と 同 様 で す 。
【給与等】
介護休暇の承認を受けて勤務しない場合には,その勤務しない1時間につ
き,勤務1時間当たりの給与額が減額されますが,支給要件に該当する場合
は ,請 求 に よ り 共 済 組 合 か ら 介 護 休 業 手 当 金 が 支 給 さ れ ま す 。( 詳 細 は ,「 Ⅱ
給付制度等」を参照してください。)
【手続】
提出
介 護 休 暇 請 求 書( 共 有 ラ イ ブ ラ リ ー )に 関 係 書 類( 介 護 認 定 関 係 書 類 ,
医 師 の 診 断 書 な ど , 介 護 を 要 す る 状 況 が 客 観 的 に 分 か る も の で あ れ ば 可 )を 添
付し,所属長を経由して,人事課へ提出してください。
入力
I P K 庶 務 事 務 シ ス テ ム に よ り 休 暇 票 を 印 刷 し ,所 属 で 決 裁 を 受 け
てください。
提出
入 力 確 認 の た め ,翌 月 に 出 勤 簿( I P K 庶 務 事 務 シ ス テ ム に よ り 印
刷したもの)の写しを人事課へ送付してください。
復帰
介 護 休 暇 の 要 件 を 欠 く こ と と な っ た 場 合 は ,復 帰 届( 共 有 ラ イ ブ ラ
リー)を所属長に提出するとともに,その写しを人事課へ提出してく
ださい。
参2-7
12
家族介護欠勤
家 族( 11 の 介 護 休 暇 に お け る「 家 族 」と 同 様 で す 。)が ,入 院 ,在 宅 に か か わ ら ず ,
負傷,疾病又は老齢により日常生活を営むのに支障がある場合,その介護等のため,
1 日 又 は 30 分 を 単 位 と し , 介 護 等 を 必 要 と す る 一 の 継 続 す る 状 態 ご と に , 初 年 度 に
お い て は 30 日 , 次 年 度 以 降 は 1 年 度 に つ き 5 日 の 範 囲 内 に お い て , 家 族 介 護 欠 勤 を
することができます。
※
こ の 30 日 又 は 5 日 は , 連 続 し て い る 必 要 は あ り ま せ ん 。
※
こ の 場 合 の 介 護 等 に は ,入 院・ 在 宅 の 介 護 の ほ か ,通 院 等 の 付 添 い や ,対 象 家 族 が 介 護 サ ー
ビ ス の 提 供 を 受 け る た め に 必 要 な 手 続 き の 代 行 を す る こ と な ど ,対 象 家 族 に 必 要 な 世 話 を す る
ことを含みます。
※
30 分 を 単 位 と す る 介 護 欠 勤 の 取 得 方 法 は , 年 次 有 給 休 暇 と 同 様 で す 。
【給与等】
家族介護欠勤により勤務しない場合には,その勤務しない1時間につき,
勤務1時間当たりの給与額が減額されますが,支給要件に該当する場合は,
請求により共済組合から休業手当金が支給されます。(詳細は,「Ⅱ
給付
制度等」を参照してください。)
【手続】
提出
介護欠勤届(共有ライブラリー)に関係書類(介護認定関係書類,医
師 の 診 断 書 な ど , 介 護 を 要 す る 状 況 が 客 観 的 に 分 か る も の で あ れ ば 可 )を 添 付
し,所属長を経由して,人事課へ提出してください。
入力
所 属 長 了 承 の 上 で ,介 護 欠 勤 を 取 得 す る 時 間 に つ い て ,I P K 庶 務 事
務システムによりてください。
入力メニューは「欠勤」を選択し,備考欄に介護欠勤である旨を入
力してください。
提出
入 力 確 認 の た め ,翌 月 に 出 勤 簿( I P K 庶 務 事 務 シ ス テ ム に よ り 印
刷したもの)の写しを人事課へ送付してください。
復帰
介 護 欠 勤 の 日 数 が 30 日 ( 次 年 度 以 降 は 5 日 ) に 達 し た と き 又 は 介
護 欠 勤 の 要 件 を 欠 く こ と と な っ た 場 合 は ,復 帰 届( 共 有 ラ イ ブ ラ リ ー )
を所属長に提出するとともに,その写しを人事課へ提出してくださ
い。
参2-8
13
妊産婦の時間外勤務,休日勤務及び深夜勤務の制限
妊娠中の女性職員及び産後1年を経過しない女性職員が請求した場合には,時間外
勤務(正規の勤務時間を超えて行う勤務),休日勤務及び深夜勤務をさせることはで
きません。
※
こ の 場 合 の 深 夜 勤 務 と は , 午 後 10 時 か ら 午 前 5 時 ま で の 勤 務 を い い ま す 。
【取扱い】所属長に対し,口頭又は書面(深夜業等制限請求書)で請求してください。
請求のあった所属長は,当該職員に対し,時間外勤務や休日勤務,深夜勤務
を命令してはいけません。
14
育児又は介護を行う職員の時間外勤務の制限
(1) 小 学 校 就 学 の 始 期 に 達 す る ま で の 子 を 養 育 す る 職 員 又 は 介 護 休 暇 の 対 象 と な る 家
族を介護する職員(いずれも男性職員を含む。)が,当該養育又は介護をするため
に 請 求 し た 場 合 に お い て ,公 務 の 運 営 に 支 障 が な い と 認 め る と き は ,1 月 に つ き 24
時 間 又 は 1 年 に つ き 150 時 間 を 超 え て 時 間 外 勤 務 を さ せ な い こ と を 承 認 し な け れ
ばなりません。
(2) さ ら に , 3 歳 に 達 す る ま で の 子 を 養 育 す る 職 員 ( 男 性 職 員 を 含 む 。 ) が , 当 該 養
育 を す る た め に 請 求 し た 場 合 に お い て は ,公 務 の 運 営 に 支 障 が な い と 認 め る と き は ,
時間外勤務(正規の勤務時間を超えて行う勤務)をさせないことを承認しなければ
なりません。
【取扱い】所属長に対し,口頭又は書面(深夜業等制限請求書)で請求してください。
請求のあった所属長は,当該職員に対し,公務の運営に支障がないと認める
ときは,上記の制限に抵触する時間外勤務を命令してはいけません。
15
育児又は介護を行う職員の深夜勤務の制限
小学校就学の始期に達するまでの子を養育する職員又は介護休暇の対象となる家族
を介護する職員(いずれも男性職員を含む。)で,その請求に係る深夜において,常
態 と し て 当 該 保 育 又 は 介 護 を す る こ と の で き る 16 歳 以 上 の 同 居 家 族 が い な い も の が ,
当該保育又は介護をするために請求した場合において,公務の運営に支障がないと認
めるときは,深夜勤務をしないことを承認しなければなりません。
【取扱い】
所 属 長 に 対 し ,口 頭 又 は 書 面( 深 夜 業 等 制 限 請 求 書 )で 請 求 し て く だ さ い 。
請求のあった所属長は,公務の運営に支障がないと認めるときは,その請求
に 係 る 期 間 の 午 後 10 時 か ら 午 前 5 時 ま で の 間 , 当 該 職 員 に 勤 務 を 命 令 し て
はいけません。
参2-9
Ⅱ
給付制度等
1
広島県市町村職員共済組合
(1) 出 産 費 ・ 家 族 出 産 費
組合員又はその被扶養者が出産したときには,出産費又は家族出産費として42
0 ,0 0 0 円( 産 科 医 療 制 度 未 加 入 の 病 院 で 出 産 し た 場 合 は 4 0 4 ,0 0 0 円 )が 支
給されます。
な お ,組 合 員 の 出 産 費 用 の 用 意・支 払 手 続 を 軽 減 す る 観 点 か ら ,共 済 組 合 か ら 医 療
機関へ出産費及び家族出産費を直接支給する「直接支払制度」が設けられています。
【手続】
直 接 支 払 制 度 を 利 用 す る 場 合 は ,ま ず ,直 接 支 払 制 度 を 利 用 す る 旨 の 合 意 文 書 を
医 療 機 関 等 と の 間 で 交 わ す こ と と な り ま す 。そ の 後 は ,医 療 機 関 等 を 通 じ て 申 請 が
行われ,必要に応じ,退院時に医療機関等の窓口を通じて精算等が行われます。
直 接 支 払 制 度 を 利 用 し な い 場 合 は ,出 産 費・家 族 出 産 費 請 求 書( 広 島 県 市 町 村 職
員 共 済 組 合 HP,http://www.hiroshimakyosai.jp)に ,直 接 支 払 制 度 を 利 用 し な
い 旨 の 医 療 機 関 等 と の 合 意 文 書・出 産 に 要 し た 費 用 の 詳 細 を 記 し た 書 面 の 写 し を 添
付して,人事課へ提出してください。
(2) 育 児 図 書
組合員又はその被扶養者が出産するときには,育児に関する図書が配布されます。
【手続】
育 児 専 門 書 請 求 書 ( 広 島 県 市 町 村 職 員 共 済 組 合 HP) に , 出 産 予 定 日 又 は 出 産 日 が
確 認 で き る 書 類( 出 生 証 明 書 ,母 子 健 康 手 帳 の 写 し 等 )を 添 付 し ,人 事 課 へ 提 出 し て
ください。
(3) 出 産 手 当 金
組 合 員 が 出 産 の た め に 勤 務 に 服 す る こ と が で き な い 場 合 で ,出 産 の 日 以 前 42 日( 多
胎 妊 娠 の 場 合 に は ,出 産 の 日 以 前 98 日 )か ら 出 産 の 日 後 56 日 ま で の 期 間 に お い て ,
給 料 の 支 給 を 受 け る こ と が で き な い と き に , 1 日 に つ き , 標 準 報 酬 月 額 ÷22 ×2 /
3が支給されます。
【手続】
出 産 手 当 金 請 求 書 ( 広 島 県 市 町 村 職 員 共 済 組 合 HP) に , 出 勤 簿 の 写 し を 添 付 し ,
人事課へ提出してください。
(4) 出 産 貸 付
組 合 員 又 は そ の 被 扶 養 者 が 出 産 す る 場 合 で ,出 産 予 定 日 ま で 2 か 月 以 内( 多 胎 妊 娠
の 場 合 は 4 か 月 以 内 )で あ る と き 又 は 妊 娠 4 か 月 以 上 で 医 療 機 関 等 に 一 時 的 な 支 払 が
必 要 に な っ た と き は ,無 利 息 で ,出 産 費 に 相 当 す る 額 を 限 度 に 貸 付 を 受 け る こ と が で
きます。
貸 付 金 は ,貸 付 の 決 定 後 ,随 時 ,組 合 員 の 給 付 金 受 取 金 融 機 関 へ 送 金 さ れ ,そ の 返
済については,共済組合から支給される出産費から控除して充てることになります。
【手続】
ア
出産予定日まで2か月以内(多胎妊娠の場合は4か月以内)の場合
貸 付 申 込 書 及 び 借 用 証 書 ( 広 島 県 市 町 村 職 員 共 済 組 合 HP)に ,印 鑑 証 明 書 ,母
子 健 康 手 帳 の 写 し 及 び 出 産 予 定 日 を 証 明 す る 書 類( 診 断 書 等 )を 添 付 し ,人 事 課 へ
提出してください。
参2-10
イ
妊娠4か月以上で医療機関等に一時的な支払いが必要になった場合
貸 付 申 込 書 及 び 借 用 証 書 ( 広 島 県 市 町 村 職 員 共 済 組 合 HP)に ,印 鑑 証 明 書 ,母
子 健 康 手 帳 の 写 し ,出 産 予 定 日 を 証 明 す る 書 類( 診 断 書 等 )及 び 医 療 機 関 等 か ら の
一 時 的 な 支 払 い に 要 す る 費 用 の 内 訳 の あ る 請 求 書 又 は 領 収 書 を 添 付 し ,人 事 課 へ 提
出してください。
(5) 共 済 組 合 ( 共 済 互 助 会 を 含 む 。 ) の 掛 金
ア
産前産後休暇
組 合 員 が 産 前 産 後 休 暇 を 取 得 し た 場 合 に は ,申 し 出 に よ り 産 前 休 暇 の 開 始 し た 月
から産後休暇の終了した月の前月(終了した日が月の末日の場合はその月)まで,
共 済 組 合 の 掛 金 が 免 除 さ れ ま す 。ま た ,共 済 互 助 会 の 掛 金 に つ い て は ,産 前 産 後 を
開始した月から終了した月まで免除されます。
※掛金の免除となる期間は,産前産後休暇として承認された期間で出産日または
出産予定日の前42日(多胎妊娠の場合は98日)から産後56日の間。
【手続】
産 前 産 後 休 業 掛 金 免 除( 変 更 )申 出 書 及 び 掛 金 納 入 免 除 事 由 該 当( 非 該 当 )届( 広
島 県 市 町 村 職 員 共 済 組 合 HP) に , 産 前 産 後 休 暇 票 の 写 し 及 び 出 産 予 定 日 ま た は 出
産日を確認できる書類を添付し,人事課へ提出してください。
イ
育児休業
組 合 員 が 育 児 休 業 を し た 場 合 に は ,育 児 休 業 を 開 始 し た 月 か ら 終 了 し た 月 の 前 月
(終了した日が月の末日の場合はその月)まで,共済組合の掛金が免除されます。
ま た ,共 済 互 助 会 の 掛 金 に つ い て は ,育 児 休 業 を 開 始 し た 月 か ら 終 了 し た 月 ま で 免
除されます。
【手続】
育 児 休 業 期 間 掛 金 免 除( 変 更 )申 出 書 及 び 掛 金 納 入 免 除 事 由 該 当( 非 該 当 )届( 広
島 県 市 町 村 職 員 共 済 組 合 HP) に , 育 児 休 業 を 承 認 さ れ た 辞 令 の 写 し を 添 付 し , 人
事課へ提出してください。
ウ
産前産後休業終了時・育児休業等終了時改定
申 出 書 を 提 出 す る こ と に よ り ,産 前 産 後 休 業 終 了 時・育 児 休 業 等 終 了 時 の 改 定 で ,
随時改定と異なり1等級の差でも改定します。
【手続】
標準報酬産前産後休業終了時改定申出書または標準報酬育児休業等終了時改定
申出書を人事課へ提出してください。
エ
養育特例
組 合 員 が 3 歳 に 満 た な い 子 を 養 育 す る 場 合 , 従 前 (減 額 さ れ る 前 )標 準 報 酬 の 月 額
を下回る月については申出書を提出することにより,年金給付に係る給付算定基礎
となる標準報酬月額のみ従前標準報酬の月額とします。
【手続】
3歳未満の子を養育する旨の申出書を人事課へ提出してください。
(6) 育 児 休 業 手 当 金
組 合 員 が 育 児 休 業 を し た 場 合 に は ,原 則 と し て そ の 開 始 の 日 か ら 養 育 に 係 る 子 が 1
歳( そ の 子 が 1 歳 に 達 し た 日 後 の 期 間 に つ い て 配 偶 者 の 疾 病 等 の 事 情 に よ り 子 を 養 育
す る こ と が 困 難 に な っ た 場 合 な ど ,総 務 省 令 で 定 め る 場 合 に 該 当 す る と き は 1 歳 6 か
月 ) に 達 す る 日 ま で の 期 間 , 1 日 に つ き , 標 準 報 酬 月 額 ÷ 22×4 0 / 100 ( ※ ) が
支給されます。
参2-11
ま た ,組 合 員 及 び 配 偶 者 と も に 育 児 休 業 を し た 場 合 ,育 児 休 業 手 当 金 の 支 給 期 間 が
1 歳 2 ヶ 月 ま で 延 長 さ れ ま す 。こ の 支 給 期 間 に つ い て は 1 年( 女 性 組 合 員 の 場 合 ,出
生日及び産後休暇を含む)が限度となります。
た だ し ,同 一 の 育 児 休 業 に つ い て ,雇 用 保 険 法 の 育 児 休 業 給 付 の 支 給 を 受 け る こ と
が で き る 場 合 や ,傷 病 手 当 金 ,出 産 手 当 金 又 は 休 業 手 当 金 が 支 給 さ れ て い る 期 間 に つ
いては支給されません。
※ 当分の間の措置として,最初の180日までの間67%,残りの期間は50%
になります。
また,支給額については,雇用保険法の規定による育児休業給付に準じた上限
額があります。
【手続】
育 児 休 業 手 当 金 請 求 書 ( 広 島 県 市 町 村 職 員 共 済 組 合 HP) に , 育 児 休 業 を 承 認 さ れ
た辞令の写しを添付し,人事課へ提出してください。
(7) 休 業 手 当 金
被 扶 養 者 の 重 度 の 負 傷 又 は 疾 病 に よ り ,組 合 員 が 家 族 介 護 欠 勤 を し た 場 合 に は ,そ
の 欠 勤 し た 全 期 間( 被 扶 養 者 で な い 場 合 に は ,広 島 県 市 町 村 職 員 共 済 組 合 の 運 営 規 則
で 定 め る 欠 勤 し た 期 間 ) に つ い て , 1 日 に つ き , 標 準 報 酬 月 額 ÷22×5 0 / 100 が
支給されます。
【手続】
休 業 手 当 金 請 求 書( 広 島 県 市 町 村 職 員 共 済 組 合 HP)に ,出 勤 簿 及 び 欠 勤 届 の 写 し ,
診断書を添付し,人事課へ提出してください。
被扶養者でない場合には,職員との続柄が確認できる書類が必要になります。
(8) 介 護 休 業 手 当 金
介 護 休 暇 を 取 得 し た 場 合( 初 め て 介 護 休 暇 を 請 求 す る 場 合 で ,か つ ,一 括 し て 2 週
間 以 上 の 介 護 休 暇 を 請 求 し た 場 合 に 限 る )に は ,そ の 開 始 の 日 か ら 3 月 以 内 の 期 間 に
つ い て , 1 日 に つ き , 標 準 報 酬 月 額 ÷22×4 0 / 100 が 支 給 さ れ ま す 。 た だ し , 毎
年8月1日に設定される上限額が支給額の限度とされ,また,対象家族の同居など,
本市の介護休暇制度と要件が異なる場合がありますので,事 前に確認してください。
【手続】
介 護 休 業 手 当 金 請 求 書 ( 広 島 県 市 町 村 職 員 共 済 組 合 HP) に , 介 護 休 暇 票 及 び 出 勤
簿の写しを添付し,人事課へ提出してください。
(9) 退 職 積 立 貯 金 預 入 の 中 断
退職積立貯金の定額預入をしている組合員は,育児休業期間中,中断することがで
きます。
【手続】
人事課へ申し出してください。
(10) 貸 付 金 の 償 還 猶 予
共済貸付の償還中の組合員は,育児休業期間中は,貸付金の償還を猶予することが
できます。猶予した期間の償還金については,育児休業終了月の翌月から毎月の償還
額と合わせて償還することになります。
【手続】
償 還 猶 予 申 出 書 ( 広 島 県 市 町 村 職 員 共 済 組 合 HP) を 人 事 課 へ 提 出 し て く だ さ い 。
2
呉市職員厚生会
参2-12
(1) 出 産 祝 金
呉 市 職 員 厚 生 会 の 会 員 又 は 会 員 の 配 偶 者 が 出 産 し た と き に は ,出 産 祝 金 と し て 1 児
に つ き 20,000 円 が 支 給 さ れ ま す 。
【手続】
出 産 祝 金 請 求 書( 共 有 ラ イ ブ ラ リ ー )に ,出 産 が 確 認 で き る 書 類( 出 生 証 明 書 ,母
子健康手帳の写し等)を添付し,呉市職員厚生会へ提出してください。
(2) 入 学 祝 金
呉 市 職 員 厚 生 会 の 会 員 の 被 扶 養 者 又 は 会 員 の 子 が ,小 学 校 及 び 中 学 校 へ 入 学 す る と
き に は , 入 学 祝 金 と し て 15,000 円 が 支 給 さ れ ま す 。
【手続】
入 学 祝 金 請 求 書( 共 有 ラ イ ブ ラ リ ー )に ,当 該 支 給 の 対 象 と な る 子 の 名 が 記 載 さ れ
ている健康保険証の写しを添付し(請求者の被扶養者が入学する場合は不要です),
呉市職員厚生会へ提出してください。
(3) 卒 業 祝 金
呉 市 職 員 厚 生 会 の 会 員 の 被 扶 養 者 又 は 会 員 の 子 が ,中 学 校 を 卒 業 す る と き に は ,卒
業 祝 金 と し て 15,000 円 が 支 給 さ れ ま す 。
【手続】
卒 業 祝 金 請 求 書( 共 有 ラ イ ブ ラ リ ー )に ,当 該 支 給 の 対 象 と な る 子 の 名 が 記 載 さ れ
ている健康保険証の写しを添付し(請求者の被扶養者が卒業する場合は添付です),
呉市職員厚生会へ提出してください。
3
その他
(1) 扶 養 手 当
職 員 が ,満 22 歳 に 達 す る 日 以 後 の 最 初 の 3 月 31 日 ま で の 間 に あ る 子 を 扶 養 す る
場 合 に は , そ の 扶 養 に 係 る 子 1 人 に つ き 6,5 00 円 ( 職 員 に 配 偶 者 が な い 場 合 に は ,
そ の う ち の 1 人 に つ い て は 11,000 円 ) の 扶 養 手 当 が 支 給 さ れ ま す 。
ま た ,満 16 歳 の 年 度 初 め か ら 満 22 歳 の 年 度 末 ま で の 子 を 扶 養 し て い る 場 合 に は ,
1 人 に つ き 5,000 円 が 加 算 さ れ ま す 。
【手続】
扶 養 手 当 支 給 申 請 書( I P K )に ,住 民 票 の 写 し( 世 帯 全 員・続 柄 記 載 )を 添 付 し ,
人事課へ提出してください。
な お ,児 童 手 当 認 定( 額 改 定 を 含 む )請 求 書 を 同 時 に 提 出 す る と き は ,添 付 書 類 は
不要です。
(2) 児 童 手 当 ( 特 例 給 付 を 含 む )
所 得 に よ り 制 限 が あ り ま す が ,職 員 が ,中 学 校 修 了 前( 15 歳 到 達 後 最 初 の 年 度 末 )
の 児 童 を 養 育 し , 当 該 児 童 の 生 計 維 持 者 で あ る 場 合 ,児 童 1 人 に つ き 月 額 10,000 円
( 3 歳 未 満 お よ び 第 3 子 以 降 は 15,000 円 ) 所 得 制 限 以 上 は 児 童 1 人 に つ き 一 律 5 ,
000円の児童手当が支給されます。
【手続】
児 童 手 当 認 定( 額 改 定 )請 求 書( I P K )に ,住 民 票 の 写 し( 世 帯 全 員・続 柄 記 載 )
と市県民税の特別徴収額の通知書又は児童手当用の所得証明書(額改定の場合は不
要)を添付し,人事課へ提出してください。
参2-13
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