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在宅看護論実習 - IMSグループ

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在宅看護論実習 - IMSグループ
在宅看護論実習
1
目的
地域で生活している人々の健康の保持・増進の活動や、地域で療養している人々とその家族の
特徴を理解し、住みなれた地域でその人らしい生活が送れるように援助するための基礎的な能力
を養う。
2 目標
1) 在宅で療養している対象と家族を尊重し、対象との援助関係について理解する。
2) 在宅療養者とその家族の特徴と生活上および健康上の課題を理解する。
3) 訪問看護に至る過程、問題解決の考え方と支援方法を理解する。
4) 在宅における看護実践の方法を知り、その一部を実施することができる。
5) 社会資源の活用、関係機関との連携、協働について理解を深め、保健医療福祉チームの中で
の看護の役割を考える。
6) 地域における看護のあり方について考える。
7) 自己の課題を明確にし、主体的に学習できる。
3.構成
単位数(時間)
在宅看護論
実習
2 単位
(90 時間)
4
実習施設
大和徳州会病院訪問看護ステーション
江田訪問看護ステーション
訪問看護
横浜旭中央総合病院在宅診療部
1.3 単位(60 時間)
訪問看護ステーションよろこび
愛訪問看護ステーション 菊名訪問看護ステーション
りんこう訪問看護ステーション
ズギ訪問看護ステーションリマイン
ひかり苑訪問看護ステーション 仁厚会訪問看護ステーション
相原訪問看護ステーション 林間訪問看護ステーション
横浜市都筑区医師会訪問看護ステーション、
青葉区メディカルセンター訪問看護ステーション
カリヨン市ヶ尾在宅サービスステーション
神奈川県内保健所、保健センター
地域包括支援センター
地域保健
0.7 単位(30 時間)
厚木 いずみ中央 美しが丘 大場 鴨居 葛が谷 篠原
新栄 高田 反町 十日市場 長津田 名瀬 東本郷
東山田 ビオラ市ヶ尾 藤棚 舞岡柏尾 大豆戸 宮前平
レストア川崎 恩田 中山 霧が丘 たまプラーザ
もえぎ野 青葉台
事前学習項目について
1)在宅看護に関連する制度
・介護保険制度(含む介護予防、地域包括ケアシステム、地域包括支援センター、権利擁
護、包括的継続的ケアマネジメント)
・医療制度
・地域保健法(保健所、市町村保健センター)
・健康増進法
2)訪問看護制度
3)訪問時のマナー
5
事前学習
実習スケジュールと学習内容
1)訪問看護ステーション(1・2週目もしくは、2・3週目)
日
行動予定
学習内容
程
1) 実習全体オリエンテーションを受
ける。
1) 実習施設の概要・特徴を把握し、必要な事前
学習を明確にする。
記録
事前資料は自
由であるが、コ
2) 実習準備学習をすすめる。
2) 訪問時のマナーについて復習しておく。
ピーのみの提
3) 看護技術の練習をする。
3) 在宅で多くみられる疾患について学習して
出は受け付け
おく。
ない。
1日目
4) 在宅における看護技術を復習しておく。
8:30~
▲身だしなみに注意し、実習生としての自覚をも
○あいさつ
った行動をする。
事前学習
実習施設にグループでまとまって
実習記録(行動
行き、挨拶をする。
計画表)
(初日は、所長にあいさつするため、
早めに予定する。)
○オリエンテーション
施設概要(法的根拠、施設の特徴、
事業内容、職員体制等)
業務の流れ
諸注意事項
1) 施設の特徴の説明を受ける。
設置の法的根拠
事業の特徴
2) 訪問看護ステーションで行われている事業の
概要を知る。
情報収集、待機場所、休憩場
管理、訪問看護、リハビリテーション、居
所
宅支援事業等
荷物の置き場所、
3)訪問看護の一日の流れを知る。
記録物の提出方法
4) 実習を行う上での注意事項を知る。
○記録物の見方の説明を受ける。
1) 在宅における患者の情報の取り扱いに関する
各種情報のとり方、見方、カ
規定及び守秘義務・個人情報保護における規
ルテの扱い等注意事項の説明
範行動の特徴を学習する。
を受ける。
・個人情報の取り扱い、守秘義務
・患者の権利擁護(アボドカシー)
・看護者の倫理綱領
2) 受け持ち患者情報の収集方法を理解する。
・基本情報、ケアプラン、訪問看護指示書、
訪問看護計画、経過記録等
3) 受け持ち患者以外の同行訪問対象の方の情報
収集の方法を知る。
・閲覧可能範囲
○受け持ち患者の紹介を受ける。
○受け持ち患者の情報収集を進める。
1)受け持ち患者の疾患名、治療方針、治療内容、
禁忌事項、現行のサービスについて説明を受
け、情報収集を行う。
○午後訪問に同行できる場合は、必要な
情報を収集する。
・次回の訪問予定を把握できる。
・初回訪問時の見学目的、内容を考える。
午後
○受け持ち患者の情報収集を進める。訪
問に同行
15:30~
1)訪問看護に同行し、訪問看護の実際を学ぶ。
・訪問前の準備(訪問かばんの整備等)
・訪問時のマナー、対応
○学生カンファレンス
・訪問後の流れ
○翌日の行動計画を確認する
1) 本日の学びを共有する。
2・3日目
翌日の計画が立てられるように情報を得る。
8:30
○全員そろって挨拶
○朝礼に参加し、引継ぎ事項を聞く。
実習記録(行動
1)前日の情報から、同行予定に合わせた行動計
計画表)
画が記載できている。
○指導者に行動計画を発表する。
看護記録
○目標確認後、本日同行させていただく
Ⅰ~Ⅱ
看護師に本日の行動計画を伝え、見学
目的を伝える。
○訪問(受け持ち、受け持ち以外)に同
行し、看護を見学する。
1)訪問看護活動に同行し、見学する。
・訪問前の準備(確認事項、必要物品、感染
予防)
・対象者および家族の様子
・療養環境(住環境、福祉用具)
・訪問看護師の対応(マナー、対応場面、反
応)
・情報収集の方法(会話、ケアを通して行う、
本人以外からの情報収集)
・生活援助技術の見学を通し、在宅で行われ
ている看護技術の応用を学ぶ。
・訪問後の処理(使用物品の後始末、記録、
調整)
2)受け持ち療養者の訪問に同行し、看護援助を
見学する。
・健康状態、生活状況、介護状況、看護の状
況を観察する。
○同行訪問以外の時間で、情報収集を行
う。
・受け持ち療養者の情報収集を進め
る。
・訪問予定の方の情報収集を行う。
・対象者とその家族の抱える問題について考
える。
1)受け持ち療養者のケアプランについて学ぶ。
・介護保険情報の把握
・ケアプラン上の訪問看護の位置づけ、目的を
知る。
・ステーション内にケアマネジャーがいる場合
は、説明を受ける。
2) 受け持ちの訪問状況を踏まえ、情報を整理す
15:30~
○学生カンファレンス
学生の自主運営
5日目
4
日
9:00
る。
1)訪問に同行し、議論したいと思ったこと
2)受け持ち患者について他
情報を整理し、訪問看護計画を立案する。
学内実習
8:30
○あいさつ
1)同行予定に合わせた行動計画が記載できてい
る。
実習記録(行動
計画表)
○朝礼に参加し、引継ぎ事項を聞く。
指導者に行動計画を発表する。
実習記録
○目標確認後、本日同行させていただく
看護師に本日の行動計画を伝え、見学
Ⅰ~Ⅴ
1)訪問看護活動に同行し、見学する。
したい内容を伝える。
・個別性を重視した援助の方法を学ぶ
○訪問に同行し、看護を見学する。
(身体面に応じた援助、生活面に応じた援
同行訪問以外の時間で、訪問予定の方
の情報収集を行う。
助、精神面への援助)
・見学した援助の意味を考える。
(経済的負担
への配慮、ケアに伴う負担への配慮、生活
の一部として実施する工夫)
1) ケースカンファレンス
受け持ち患者の訪問看護計画を討議し、修
15:00~
6・7・8日目
正する。
ケースカンファレンス
8:30
○あいさつ
1)同行予定に合わせた行動計画が記載できてい
実習記録(行動
計画表)
る。
○朝礼に参加し、引継ぎ事項を聞く。
指導者に行動計画を発表する。
実習記録
○目標確認後、本日同行させていただく
Ⅰ~Ⅴ
看護師に本日の行動計画を伝え、見学
したい内容を伝える。
○訪問に同行し、看護を見学する。
同行訪問以外の時間で、訪問予定の方
1)訪問看護活動に同行し、見学する。
・個別性を重視した援助の方法を学ぶ
の情報収集を行う。
(身体面に応じた援助、生活面に応じた援
助、精神面への援助)
・見学した援助の意味を考える。
(経済的負担
への配慮、ケアに伴う負担への配慮、生活
の一部として実施する工夫)
2)受け持ち療養者の訪問に同行し、援助の一部
を一緒に実施する。
・ 計画した援助の一部を受け持ち看護師と一
緒に実施する。
・実施した援助を評価する。
15:30~
9日目
学生カンファレンス
8:30
○あいさつ
評価表
1)同行予定に合わせた行動計画が記載できてい
る。
実習記録(行動
計画表)
○朝礼に参加し、引継ぎ事項を聞く。
指導者に行動計画を発表する。
実習記録
○目標確認後、本日同行させていただく
Ⅰ~Ⅴ
看護師に本日の行動計画を伝え、見学
したい内容を伝える。
○訪問に同行し、看護を見学する。
1)訪問看護活動に同行し、見学する。
2)受け持ち療養者の訪問に同行し、援助の一部
を一緒に実施する。
・ 計画した援助の一部を受け持ち看護師と一
緒に実施する。
・実施した援助を評価する。
午後
指導者・教員・学生による面接
一人 10 分程度
・訪問看護ステーションでの自己の学びを表現す
る。
・今後の自己課題について述べる。
15:00~
学生カンファレンス
・実習のまとめ
・実習目的に沿いながら、気づきや感じたこと、
考えを表現する。
施設スタッフへの挨拶
10
日
目
9:00
・実習の振り返り
学内実習
・看護過程展開のまとめ
2)保健所・保健センター
日程
行動予定
1日目
合同オリエンテーションを受ける。
前期・後期で一斉に受講する。
学習内容
福祉保健センターの全体像を学ぶ。
・組織、概要、福祉保健センターの役割、各種事
業
2日目
8:30
○あいさつ
・組織、地域の特性とそれに応じた保健活動の説
グループでまとまって挨拶。
明を受ける。
○施設オリエンテーションを受ける。
・事業の目的、対象、事業内容を理解する。
○実施している事業を見学する。
・福祉保健センターにおける看護の役割を学ぶ
15:30~
実習のまとめ
○学生カンファレンス
記録
実習記録
(行動計
画表)
指定記録
用紙(グル
ープで 1
枚)
実習での気づき、学び
施設スタッフへのあいさつ
日程
3)地域包括支援センター
行動予定
学習内容
8:30
○あいさつ
1)地域包括支援センターの役割を学ぶ。
○施設オリエンテーション
2)介護予防、相談事業などの実際を通して、地
1・2日目
○地域包括支援センター事業見学
介護予防教室・相談援助活動
地域連携事業・介護予防マネジメント
域で生活する高齢者や支援を必要とする人々
の状況を考えることができる。
3)様々な職種の役割と連携について考える。
実習のまとめ
15:00
○学生カンファレンス
施設のスタッフにあいさつ
実習目的に沿いながら、気づきや感じたこと、
考えたことを表現できる。
記録
実習記録
(行動計
画表)
6
提出記録物
1) レポート「住み慣れた地域でその人らしい生活を支えるとは」「地域における看護の役割」
2) 訪問看護実習分
実習記録(行動計画表)
看護記録1~5 号
3) 保健所・保健センター実習
指定記録用紙(グループで 1 枚)
実習記録
合同オリエンテーションレポート
3) 地域包括支援センター
実習記録(行動計画表)
4) 事前学習
7
実習スケジュール
月
火
1 週目
水
木
金
訪問看護ステーション
オリエンテー
ション
情報収集
同行訪問
情報収集
同行訪問
情報収集
同行訪問
(7.5 時間)
(7.5 時間)
学
内
同行訪問
ケースカンファ
レンス
2 週目
(7.5 時間)
(7.5 時間)
訪問看護ステーション
同行訪問
援助の一部を
一緒に実施
同行訪問
援助の一部を
一緒に実施
同行訪問
援助の一部を
一緒に実施
同行訪問
学
内
学
内
最終カンファレ
ンス
評価表提出
(7.5 時間)
(7.5 時間)
(7.5 時間)
(7.5 時間)
3 週目
保健所・保健センター
合同オリエン
テーション
事業見学
カンファレンス
地域包括支援センター
事業見学
相談援助見学
事業見学
相談援助見学
カンファレンス
(7.5 時間)
(7.5 時間)
(7.5 時間)
(7.5 時間)
※保健所合同オリエンテーションは、1 日(7.5 時間) 前期・後期で 一斉受講
※訪問看護ステーション実習はグループにより2・3週目になる場合があります。
※実習先により学内日が変更になる場合があります。
※保健所・保健センター、地域包括支援センターは、実習の順番がグループ内で入れ替わる場合があ
ります。
訪問看護ステーション実習 7.5 時間×8 日間
保健所・保健センター実習 7.5 時間×2 日間
地域包括支援センター実習 7.5 時間×2 日間
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