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防災関連資料 (ファイル名:1-siryo7 サイズ:1.21 MB)
資料7 資料7 近江八幡市及び滋賀県の防災関連資料 【目次】 1 2 3 4 3.11以降の、国の防災施策動向 ・・・・・・・・・・ 滋賀県及び近江八幡市の災害発生等の状況・・・・・・・・・・ 直近の事例整理(東日本大震災より)・・・・・・・・・・・・ (参考)近江八幡市の防災関連マップ・・・・・・・・・・・・ 1 2 5 6 テーマ「防災」:3.11以降の、国の防災施策動向 ■ 国の防災施策検討の 防災施策検討の動き 1 中央防災会議 専門調査会 ・ 4 月 27 日に開催された中央防災会議で「東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震・津波対策に関 する専門調査会」の設置が決定。 <検討課題> ① 今回の地震・津波被害の把握・分析 ・ 今回の地震・津波の発生メカニズムの分析 ・ 今回の地震に伴う揺れや津波の被害の把握・分析 ② 今後の地震動推定・被害想定のあり方 ・ 地震動推定における規模および対象範囲の考え方 ・ 被害想定手法の点検、見直し ③ 今後の地震・津波対策の方向性 ■ 今後の 今後の主な防災対策の 防災対策の視点・ 視点・方向性等について 方向性等について (第 6 回東日本大震災復興対策本部 資料 8 月 26 日より) 検討項目 今後の視点・方向性 地震・津波対策の全 ○東日本大震災の教訓を踏まえ、今後の地震・津波対策を見直し。 般的見直し ・科学的知見をベースに、あらゆる可能性を考慮した最大クラスの巨大な地 震・津波を検討していくべき。 ・最大クラスの津波高に対しては、住民の避難を軸に、土地利用、避難施設 などを組み合わせて、ソフト・ハードの取り得る手段を尽くした総合的な津 波対策を実施。 ・頻度の高い一定程度の津波高に対しては、人命保護、住民財産の保護、地 域の経済活動の安定化などの観点から、従前と同様、海岸保全施設等を整備。 (6月26日専門調査会中間とりまとめ) ・ この結果を政策(防災基本計画の見直し方針、海溝型大規模地震の検討方針)に反映することと 自然災害発生時の応 ○東日本大震災の一連の応急対応の検証 している。※ ※防災基本計画は 防災基本計画は今年中に 今年中に見直しを 見直しを実施予定 しを実施予定 ・ 6 月 26 日に中間報告を行い、9 月末に最終報告の取りまとめが予定されている。 急対策の検証 2 その他の検討会議 ・ 「南海トラフの巨大地震モデル検討会」 過去に南海トラフのプレート境界で発生した地震に係る科学的知見に基づく各種調査につい て防災の観点から幅広く整理・分析し、想定すべき最大クラスの対象地震の設定方針を検討 することを目的として設置される。理学・工学等の研究者から構成。 8 月 28 日、第1回会合が開催された。 ・ 「首都直下地震帰宅困難者等対策協議会」 内閣府及び東京都により設置。国、地方公共団体、民間企業等が、それぞれの取組に係る情 報を共有するとともに、横断的な課題について検討する。 9 月 20 日、第 1 回会合が開催された。 ・ 「東日本大震災における災害応急対策に関する検討会」 東日本大震災における対応を検証した上で、災害応急対策の更なる充実を図ることを目的と して、学識者や有識者により構成。 (テーマは救命救助活動、広域医療搬送、帰宅困難者対策 等)。 8 月 12 日に第 1 回、8 月 25 日に第 2 回会合が開催された。 ・ 「災害対策法制のあり方に関する研究会」 東日本大震災における応急対応等を通じて得た教訓を踏まえ、災害対策法制のあり方につい て議論し、その見直しに向けた検討を進めることを目的とする。 9 月 12 日に第 1 回、9 月 20 日に第 2 回会合が開催された。 ・国の初動対応の検証 ・自治体の対応や地域住民の避難行動の検証 東海・東南海・南海 ○想定震源域・波源域の検討 地震(三連動地震) ○被害想定の検討 ○対策大綱の策定 首都直下地震等への ○首都中枢機能の確保のあり方 備え ○帰宅困難者対策の充実 ○関東大震災クラスの想定の見直し 災害対策法制の見直 ○広域大規模災害への対応のあり方 し ○地方公共団体の行政機能喪失への対応のあり方 ○包括的な被災者支援のあり方 など 自然災害発生時の危 ○緊急災害対策本部の設置・運営のあり方 機管理体制の見直し ○政府部内の対応組織の役割分担のあり方 など (参考)防災白書で挙げられた、今後の防災に取り組むにあたっての問題意識(平成 23 年 7 月発刊) ① ② ③ ④ 想定災害の適切な見直し 防災基本計画の見直し等による津波対策等の充実 東海・東南海・南海地震(三連動地震)及び首都直下地震への取組の強化・促進 広域災害への対策 ⑤ 被災者支援のあり方 ⑥ 国際防災協力の更なる推進(平成 23 年 5 月、第 3 回防災グローバル・プラットフォーム会合に内 閣副大臣が出席。第 3 回国連防災世界会議をホストする用意があることを表明。また、日中韓サ ミットでは、防災分野での三カ国協力の強化が合意された。) テーマ「防災」:滋賀県及び近江八幡市の自然発生等の状況 1.地勢情報 【近隣の活断層分布】 地震災害 ・ 既往災害のまとめ 近江八幡市がある滋賀県東部は近隣に活断層が少なく、直下 市に比較的近い場所で起こった地震としては、1990 年1月 11 日に中主町(現 野洲市)を震央としたマグニチュー 型の地震に対する被災可能性は低いものと考えられる。 ド 4.9 の地震であるが、被害はほとんどなかった。また、近畿地方に甚大な災害をもたらした地震としては 1995 年 1月 17 日の兵庫県南部地震(直下型地震、マグニチュード 7.2 、震源の深さ 16km)があげられるが、震央までの 距離が遠かったために、市域における被害はでていない。 【過去の主な震災】 発生年月日(西暦地域(名称) M 1819年8月2日 伊勢・美濃・近江 7.0~7.5 1830年8月19日 京都および隣国 6.5 1854年7月9日 (伊賀上野地震とも呼ばれる。) 7.0~7.5 1891年10月28日 (濃尾地震) 8 1909年8月14日 (江濃地震、姉川地震とも呼ばれる。) 6.8 1944年12月7日 (東南海地震) 7.9 1946年12月21日 (南海地震) 8 1952年7月18日 (吉野地震) 6.7 2004年9月5日 紀伊半島南東沖 7.4 県内の主な被害 琵琶湖東岸を中心に、死者、家屋全壊多数。 大津で死者1人、負傷者2人、家屋全壊6棟。 (死者約1,500人。) 死者6人、負傷者47人、家屋全壊404棟。 琵琶湖東北岸付近を中心に被害。死者35人、負傷者643棟、住家全壊972棟 住家全壊7棟。 死者3人、負傷者1人、住家全壊9棟。 死者1人、負傷者13人、住家全壊6棟。 負傷者1人。 (出所:文部科学省地震調査研究推進本部) ・ 想定災害 (出所:近江八幡市地域防災計画(案) ) 地震調査研究推進本部が公表した滋賀県周辺の断層帯に関する長期評価及び滋賀県が実施した「第2次琵琶湖西岸 断層帯等による地震被害予測調査(2005.4.14 公表)」を踏まえ、本市における想定地震を琵琶湖西岸断層帯によ 【想定東海地震の震度分布予測】 る地震等とする。琵琶湖西岸断層帯は、滋賀県高島市マキノ町から大津市に至る断層帯である。マグニチュード 7.8 程度の地震が発生すると推定される。 県が実施した「第2次琵琶湖西岸断層帯等による地震被害予測調査(2005.4.14 公表)」に基づき、本市における 高確率での発生が予見されている東海地震 被害予測を以下に整理する。(被害予測の数値は、旧近江八幡市と旧安土町の数値を合計して算出) については、近江八幡市は想定される震源 と一定の距離を開けている。 【震災による被害想定】 建造物の 全壊 被害 半壊 死者数 人的被害 負傷者数 重傷者数 近江八幡市 琵琶湖西岸断層帯 想定東南海・南海地震 315棟 231棟 4082等 1045棟 7名 11名 668名 169名 53名 11名 震度は震源付近に比べて小さく、震度5弱 滋賀県全体 琵琶湖西岸断層帯 想定東南海・南海地震 43463棟 1427棟 53711棟 5848棟 1173名 50人 9907名 702人 639名 50名 (窓ガラスが割れる)程度の震度であると 予想されている。 (出所:近江八幡市地域防災計画) (出所:文部科学省地震調査研究推進本部) 風水害 ・ 想定災害 ・ 既往災害のまとめ 【琵琶湖浸水想定区域図】 (出所:地域防災計画) 滋賀県における災害をもたらす風水害は、その大半が6~9月に発生しており、全体の 75%を占めている。これら 気象災害の半数は台風によるものであり、特に大きな被害のあった場合の約7割が台風となっている。 市域の風水害では、梅雨前線の活発化による豪雨、及び台風による災害が見られた。しかし、近年においては、河 川改修が進み市域における風水害被害は比較的少なくなりつつある。 【過去の主な風水害】 1953年9月25日 台風13号 1959年9月26日 伊勢湾台風 1961年6月26日 梅雨前線豪雨 1963年7月11日 前線雨 1965年7月6日 梅雨前線 1966年7月1日 1968年7月2日 1970年6月14日 1971年7月6日 1974年4月7日 1974年7月24日 1974年8月25日 大雨 大雨 低気圧 台風13号 大雨 大雨 大雨 1976年9月 台風17号 1981年10月8日 豪雨 1982年8月1日 台風10号 1982年9月12日 台風18号 1938年9月27日 台風10号 台風6号 梅雨前線豪雨 1986年7月21日 梅雨前線豪雨 1985年6月21日 1987年7月14日 梅雨前線豪雨 1990年9月15日 秋雨前線豪雨 1990年9月19日 台風19号 山間部の最大雨量450mm、河川の氾濫、決壊が続出。 日野川の決壊により、現市域に被害をもたらした。 現市域にて災害救助法適用。 日野川氾濫により住宅地、干拓地が完全に冠水 本市に災害救助法適用。 琵琶湖の水位上昇に伴い、市内790ヘクタールが浸水。 雷雨により、市内民家約200戸が浸水。 市内で40戸が床下浸水。 堤防決壊、崖崩れなどの被害。 市内で13棟が床下浸水、また田畑が冠水した。 市内で家屋被害109戸、また水田が浸水した。 市内で床上浸水2棟、床下浸水159棟となった。 市内で床下浸水94棟、山地が崩壊し農作物に被害。 市内で床上浸水3棟、床下浸水79棟の被害。 市内で床上浸水29棟、床下浸水137棟の被害。 市内で床上浸水3棟、床下浸水81棟の被害。 市内で床上・床下浸水、水田の埋没、農業用道路及び水路 に被害。 市内で床上浸水6棟、床下浸水52棟の被害。 市内で床上浸水43棟、床下浸水360棟、田畑の流失、埋没、 冠水の被害。またがけ崩れ、道路への被害。 罹災世帯28棟、罹災者94名。 市内で床上浸水1棟、床下浸水34棟、田畑の冠水、埋没被 害。 市内で床上浸水2棟、床下浸水32棟、水田の冠水被害。 罹災世帯2棟、罹災者8名。 市内で床上浸水3棟、床下浸水47棟の被害。 罹災世帯3棟、罹災者11人。 市内で床上浸水4棟、床下浸水52棟の被害 市内で床上浸水5棟、床下浸水234棟の被害。 また、畑の冠水被害があった。 市内では床上浸水3棟、床下浸水269棟の被害。 市内で床下浸水28棟、水田の冠水35ヘクタールの被害。 また、2,070戸、4,600人に避難命令が発令 (近江八幡市地域防災計画(案)より抜粋) 【日野川浸水想定区域図】 (出所:滋賀県ウェブサイト) 【琵琶湖浸水想定区域図】 その他の災害 ・ 津波災害 【国内での主な地震津波災害事例】 西暦 震源地 マグニ チュード 被害状況 昭和8.3.3 1933 三陸沖 8.5 最大波高25.0m、死者及び行方不明者3,008人、流出及び倒壊家 屋7,263戸 年月日 昭和 19.12.7 1944 東南海沖 8.3 最大波高10m、死者998人、重傷2,135人、住家全潰26,130戸、半 潰46,950戸 昭和 35.5.24 1960 チリ沖 8.5 最大波高5~6m、死者119人をはじめ行方不明20人、家屋の被害 5,000戸余。 昭和 58.5.26 1983 秋田沖 7.7 最大波高約15m 平成 5.7.12 1993 北海道南 西沖 7.8 最大波高10m。死者202人、不明28人、負傷者323人。 平成 15.9.26 2003 十勝沖 8 最大波高3~4m。 平成 23.3.11 2011 三陸沖 9 最大波高40.4m。 (出所:国土交通省) ・ 火山災害 【国内の主な火山災害(噴火) 】 年 月 日 1997(平成7)11.23 1997(平成9)11 1998(平成10)3~ 1998(平成10)5~ 1998(平成10)5~ 1998(平成10)10~ 1998(平成10)11~ 2000(平成12)3~ 2000(平成12)6~ (出所:国土交通省琵琶湖河川事務所) 【河川現況及び水防区域図】 火 山 名 阿蘇山 新潟焼山 岩手山 十勝岳 桜島 北海道駒ヶ岳 雌阿寒岳 有珠山 三宅島 (出所:国土交通省) 火山災害、津波については大規模な被害が見込まれるものの、いずれも滋賀県及び近江八幡市周辺には被災が懸念 される要素は少ない。 (出所:地域防災計画) ・ 原子力災害 テーマ「防災」:直近の事例整理(東日本大震災より) 【美浜原発と近江八幡市の距離】 【都道府県別人的被害】 (平成 23 年 9 月 27 日現在) 都道府県名 死者 行方不明 負傷者 岩手県 4,664 1,646 188 宮城県 9,478 2,096 4,000 福島県 1,604 239 241 全国合計 15,812 3,985 5,934 (出所:東日本大震災復興対策本部) 【主に東北3県の、インフラ被害状況】 近江八幡市は、最も近い原子力発電所である美浜原子力発電所から 60 キロ以上の距離があり、福島第一原発を中心 がれきの推計量 岩手県約499万トン 宮城県約1,584万トン 福島県約228万トン 電気 ・東北3県で約258万戸停電 ・東北電力管内で約466万戸停電 ・東京電力管内で約405万戸停電 (いずれも3月11日) ガス ・東北3県で約42万戸が都市ガス供給停止 ・東北3県で約166万戸がLPガス供給停止 (いずれも3月11日) 水道 ・19県で最大180万戸が断水(3月16日17時)。 燃料 【製油所】 ・東北・関東地方にある9製油所中6製油所が停止。 うち、2箇所で火災発生。 【SS】 ・東北3県の稼働率は、約53%に低下 (いずれも3月20日) 通信 ・震災当初ピーク時において、NTT固定電話では約 100万回線、携帯電話では4社で約14,800局がサービスを停 止。 道路 ・高速道路15路線、直轄国道69区間、補助国道102区間、県道 等540区間で被災により通行止め。 鉄道 ・東北3県において、219両の車両損害(乗合62両・貸切157両) 及び115棟の社屋等の損害(全壊30棟・一部損壊85棟)が発 生。 航空 ・仙台空港が津波により使用不能。 とした警戒区域(20 キロ)の 3 倍以上の直線距離がある。 (出所:東日本大震災復興対策本部) テーマ「防災」:近江八幡市の防災関連マップ(参考) 【緊急輸送道路・災害時用ヘリコプター発着場位置図】 【土砂災害危険箇所位置図】 【市内避難所一覧】 【市内コミュニティ消防センター、水防倉庫位置図】 (出所:近江八幡市地域防災計画)