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お客様事例に見るクラウド・プラットフォーム実装の勘所 - 投資対効果を高める為の技術/アーキテクチャのトレンド 2011年 7月 26日 日本オラクル株式会社 以下の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。 また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはでき ません。以下の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメント(確約) するものではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さい。オラクル 製品に関して記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、弊社の裁量 により決定されます。 OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。 文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。 2 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. クラウド・コンピューティングに対する期待 変化対応力向上 Green/節電 $ $ $ 戦略 戦術 オン・デマンド型 ITリソース ITリソース 利用効率向上 3 システム環境 複雑性解消 $ ITコスト最適化 $ 開発/検証環境 の近代化 従量課金/ チャージバック Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. 拡大するクラウド・コンピューティングへの投資額 240 200 160 グローバル市場規模 6X 120 単位:$ Billion 80 40 0 2011 2020 SOURCE: FORRESTER. APRIL 2011. 4 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. グローバル企業を対象にした調査結果 「プライベート・クラウドを利用/提供していますか?」 28.6% のお客様が既にプライベート・クラウドを保有 はい (全社規模で利用) 11.3% はい (特定システムで利用) 12.8% はい (実機検証中) 4.5% 計画中 4.9% 検討中 10.5% いいえ 47.4% わからない/無回答 8.7% Source: IOUG ResearchWire member study on Cloud Computing, conducted in August-September 2010. 5 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. 28.6% グローバル企業を対象にした調査結果 「パブリック・クラウド・サービスを利用していますか?」 13.8% のお客様が既にパブリック・クラウドを利用 はい 13.8% いいえ 54.6% 検討中 11.2% わからない/無回答 20.4% 「いいえ」と答えた方の理由 (パブリック・クラウドに対する懸念事項) 43% 26% 25% セキュリティ サービス品質(QoS) コスト (長期間にわたる) Source: IOUG ResearchWire member study on Cloud Computing, conducted in August-September 2010. 6 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. クラウド・コンピューティング システム要件に適合するサービス/要素技術を選択する 業務/システムごとの特性に見合った、最適化の方針/ロードマップが必要 システム負荷 大 ミッション・クリティカル領域 サービス・プラットフォーム 制御/操業系システム サプライ・チェーン管理 • 既存資産の活用 • サービス品質の維持 (安心/安全) • 競争力/収益力への貢献 他 コア業務 トレンドの遷移 ノン・コア業務 既存IT資産 • 固定資産の除却 • 俊敏性の追求 • コストの最小化 キャンペーンWebサイト グループウェア 検証/開発環境 他 小 0 7 99.9 99.99 99.999 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. 99.9999 稼働率 バランス取るためのルールとガバナンスが重要 8 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. 電力供給量の限界 2011年夏 15%節電 9 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. 低いITリソース利用効率 サーバ平均使用率< 10% 出典: IDC , 2007/03 Virtualization And Multicore Innovations Disrupt The Worldwide Server Market、Doc #206035 10 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. ITリソース利用効率の向上を狙う クレディ・スイス 様の取り組み アプリケーション アプリケーション コンソリ デーション アプリケーション 高密度化 電力利用効率 28%向上 余剰固定資産の除却 プラットフォーム プロジェクト費用 35%削減 ランニング費用 30%削減 プラットフォーム プラットフォーム 250 235 220 205 190 175 160 145 130 115 100 85 70 プラットフォーム・コスト H1 2005 H2 2005 H1 2006 H2 2006 H1 2007 H2 2007 H1 2008 H2 2008 H1 2009 年々10%+のランニング・コスト削減 11 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. ITリソースプールを如何に構築するか システム基盤構成技術と利用目的 仮想化 グリッド 複数の仮想化されたリソース 仮想化されたリソースプール 複数の仮想化されたリソース グリッド・ソフトウェア 仮想化ソフトウェア 単体の物理リソース (ハードウェア) 複数の物理リソース(ハードウェア) - 1つのリソースを複数のリソースに 分割して見せる - 複数のリソースを1つのリソースに 集約して見せる 【利用目的】 【利用目的】 H/W資源を有効活用する 環境構築のスピードを向上する 12 事業継続性(可用性)を高める パフォーマンスを向上させる Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. ITリソースプールを如何に構築するか クラウド・プラットフォーム:2つの形態 PaaS IaaS • 自由度は高いが、構築作業負荷が高い • アプリケーション全スタックを提供 • 運用/管理作業の標準化 再利用率の低い コンポーネント 要構築 アプリケーション アプリケーション アプリケーション アプリケーション → 構築負荷の軽減/ アプリ品質の均一化 → 高いQoSの維持 共通化された 再利用率の高い コンポーネント 標準化された プラットフォーム ふぞろいな プラットフォーム PaaS ミドルウェア データベース IaaS OS 仮想化エンジン 13 要構築 運用/管理 機能 OS 仮想化エンジン Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. 運用/管理 機能 ITコスト構造を変革する システム・プラットフォームの改良 リソース利用効率改善 人的作業の最小化 情報の分断を解消 App1 App2 App3 コンソリデーション リソース共有化 App1 App2 App3 集約密度向上 サイロ型 • • • • 物理リソース 専用 静的配分 異種混在 課 • 丌十分な変化対応力 • 高コスト体質 題 (複雑/低いリソース利用効率) 14 自動化 自立化 App2 App3 Private PaaS Private PaaS Private IaaS Private IaaS 共通プラットフォーム • • • • App1 プライベート・クラウド・プラットフォーム 論理リソース 共用 動的配分 標準化 効 • 情報の正確性/即時性向上 • IT資産の最小化 果 • 電力/ロケーション費用の削減 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. • • • • 効 果 セルフ・サービス ポリシー・リソース管理 チャージバック キャパシティ計画 • システム化の迅速化 • 保守・運用作業の軽減 ITコスト構造を変革する 技術革新スピードの格差がITリソース利用効率を低下させる CPU 性能 (相対比) 2003 vs 2010 処理性能 X 32 トランジスタ数 ボトルネック Network 拡大傾向 ボトルネック HDD X 1.x 回転数 時間 15 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. クラウド・プラットフォームを実装する サーバ機器のセットアップ OSのインストール チューニング 16 ストレージのセットアップ 仮想化/クラスタリングのセットアップ DB/MWのセットアップ、 データ/アプリケーションの展開 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. クラウド・プラットフォームを具現化する「Engineered Systems」 Oracle Exadata & Oracle Exalogic Elastic Cloud 17 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. クラウド・プラットフォームを具現化する「Engineered Systemss」 •Engineered Systems •H/WとS/Wを事前最適化した製品 •ITリソース利用効率の最大化 •極めて高い処理性能を実現 •CAPEX、OPEXを最適化 •Oracle Exadata Database Machine •汎用データベース専用マシン(OLTP、DW、バッチ) •ディスクI/Oの性能ボトルネックを極小化 • Oracle Exalogic Elastic Cloud •ミドルウェア専用マシン •Javaアプリケーションの実行に最適化 •ネットワークI/Oの性能ボトルネックを極小化 18 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. Engineered Systemsがもたらす価値 ITリソースの利用効率を最大化 ソフトバンクモバイル様 一日あたり数十億件のトランザクション情報を 迅速に収集・分析する情報分析基盤 経営の意思決定を支え、変化対応力をもたらす 運用コスト 50% 削減 消費電力 90% 削減 処理性能 8倍 向上 19 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. Engineered Systemsがもたらす価値 ITリソースの利用効率を最大化 楽天証券様 オンライン証券サービスを支える証券基幹系システム 極めて高いリソース利用効率と、可用性が 証券取引の事業継続性を支える ハイエンド・サーバ × 6 ハイエンド・ストレージ × 3 Oracle Exadata × 2 ※災対サイト含む Oracle Maximum Available Architecture採用 事業継続性の確保 20 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. 事業継続リスクを最小化させる 情報化社会における企業資産 投資対効果の適性化 に向けた指標 許容停止時間 許容復旧時間 サービス品質 情報区分 21 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. 21 事業継続リスクを最小化させる 情報漏洩インシデント 1539 1373 1032 993 864 情報漏洩件数の推移 2005年 2006年 出典:「2009年情報セキュリティインシデントに関する調査報告書」NPO日本ネットワークセキュリティ安全協会 22 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. 2007年 2008年 2009年 事業継続リスクを最小化させる 情報漏洩インシデント 一件あたり平均想定損害賠償額 2億 6,683 万円 出典:「2009年情報セキュリティインシデントに関する調査報告書」NPO日本ネットワークセキュリティ安全協会 23 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. 事業継続リスクを最小化させる セキュリティ・リスクの低減に必要な2つの施策 予 防 事後対策 事故発生リスクを最小化 事故の影響を最小化 24 認証/認可 アクセス制御 職務分掌 丌正検知/防御 モニタリング 監査証跡取得 データの暗号化 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. 様々なセキュリティ・リスクと対策 原因追究 と対策 DB操作履歴 の取得 丌正アクセス 検知/防御 DBA権限の制限 /職務分掌 Allow Sensitive Procurement Log Alert Substitute クライアント HR Confidential Rebates Public Block 特権ユーザによる 丌正行為 外部からの攻撃 データ盗難/紛失 DB内データ の暗号化 25 バックアップ・データ の暗号化 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. テストデータの マスキング オラクルが提供する包括的な解決策 丌正行為の検知 事故原因の迅速追究 Audit Vault DB Firewall DB Vault Allow Sensitive Procurement Log HR Confidential Alert クライアント Substitute Rebates Public Block 特権ユーザによる 丌正行為を抑止 外部からの攻撃を遮断 「データ漏洩」 ≠ 「情報漏洩」 Advanced Security 26 Secure Backup Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. Masking Pack 技術革新:「高速暗号化テクノロジー」 Intel Xeon 5600プロセッサの暗号化アクセラレーション(AES-NI) + Advanced Security Option によるデータベース暗号化 性能を劣化させることなく、データ暗号化を可能に データベース・サーバー H/Wによるデータベース暗号化 Encryption/Decryption ストレージ・サーバー H/WによるDecryption (SmartScan 動作時) 27 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. 激しい変化にさらされる市場環境 1秒間における社会変化 畳22枚分の 1億8,500万円の 縮小 株式売買 (アラル海) ※1 (日本株式市場 東証第一部)※1 1,100件の 95トンの つぶやき(情報発信) CO2排出権の取引 (Twitter)※2 ※1 ※1 出典 : Think the Earthプロジェクト Webサイト(http://www.thinktheearth.net/jp/onesecond/2/contents.html) 「60項目の1秒の世界」 ※2 出典 : Twitter.com Twitter社について 企業競争力を維持するためには 外部環境の変化に、迅速に対応することが求められる 28 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. 情報端末の増加が情報爆発を引き起こす 2009年 800 Exabytes 2020年 35,000 ExaBytes 新規デジタルデータ ~2009年(累計) 150 Exabytes 2010年(単年) 175 Exabytes ネットワーク・トラフィック 29 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. 情報爆発に対応可能なシステム・モデルへの変革 人が意図を持って、情報を取得し、意思決定を行う ▼ 状況の変化に応じて、人(モノ)に情報を提供し、意思決定を促す 30 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. 情報爆発を利便性/収益増に活用する サービス・プラットフォームの例 スマート・グリッド テレマティクス/ITS スマート・モール 次世代情報活用社会基盤 M2M Service Platform M2M (Machine to Machine) モノ(機械)とモノ(機械)の通信により、社会インフラ的な役割を担うコンセプト。 エネルギー、交通、医療、セキュリティ、農業など、あらゆる業界がネットワークと 融合することで、すべてのモノがネットワーク上に存在し、管理できる世界を実現。 31 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. 社会基盤/ビジネス基盤の在り方 M2M サービス・プラットフォーム in the Cloud 農業 個人プロファイル 環境 位置/気象 M2M Service Platform SNS/通信 エネルギー MW PaaS Oracle Application Grid/Oracle Exalogic 物流/交通 DB PaaS Oracle RAC/Oracle Exadata 各種センサー マーケティング 公共インフラ M2M Service Platform in the Cloud 企業情報 32 医療゙ ホーム セキュリティ Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. M2M サービス・プラットフォーム アーキテクチャ 情報検知・送信 (センサー) 情報受信 フィルタリング リアルタイム 情報ハンドリング 情報整形 Smart Device /Gateway 情報蓄積 分析 情報活用 アクション実行 Service Applications Business Analytic • Real-time Event Handling • • • 情報受信/フィルタ イベント検知 各種アクション実行指示 Big Data Management データ集計/マイニング 各種属性情報保存 • 法則/ルールの創出 • • Service Integration • • 統計分析 • 法則/ルールの 発見/取捨選択 • 情報発生検知 情報変化検知 情報整形 情報送信 システム連携/アクション要求 • • • • • 情報活用 アクション実行 プロセス駆動 M2M Service Platform Core レスポンスタイム・即時性 同時実行性 接続性(標準データモデル) 33 大量データ処理 データマイニング アルゴリズム データ可視化 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. ビジネス・ロジック ビジネス・プロセス 接続性(標準データモデル) トランザクション処理 M2M サービス・プラットフォーム 主要オラクル製品 情報検知・送信 (センサー) 情報受信 フィルタリング リアルタイム 情報ハンドリング Smart Device /Gateway 情報活用 アクション実行 Service Applications Business Analytic BI BAM Real-time Event Handling Coherence SOA Suite Embedded Java 情報蓄積 分析 CEP Exalogic Big Data Management Oracle DB Hadoop Service Integration Berkley DB 情報整形 EBS CRM SCM Oracle Com/Util Exadata M2M Service Platform Core レスポンスタイム・即時性 同時実行性 接続性(標準データモデル) 34 大量データ処理 データマイニング アルゴリズム データ可視化 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. BPM ビジネス・ロジック ビジネス・プロセス 接続性(標準データモデル) トランザクション処理 「Oracle is the Technology that powers the Cloud」 Oracle Corporation CEO, Larry Ellison Enterprise Grade 高いサービス品質(性能、可用性、セキュリティ)の保証 Customer Choice 35 パブリック/プライベート双方で、同一のソフトウェア資産を動作保障 既存資産の活用 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. クラウド・コンピューティングを支える製品ラインナップ アプリケーション カスタム アプリケーション クラウド・マネージメント Oracle Applications ISV アプリケーション Oracle Enterprise Manager 性能監視 セルフサービス プロビジョニング ライフサイクル管理 リソース利用計測 &チャージバック アプリケーション・グリッド: WebLogic Server, Coherence, JRockit Exalogic Elastic Cloud コンフィギュレーション ポリシーベース リソース管理 データベース・グリッド: Oracle Database, Database Options Exadata Database Machine サービス品質管理 キャパシティ プランニング プラットフォーム(PaaS) インテグレーション: SOA Suite プロセス管理: BPM Suite セキュリティ: Identity Mgmt ユーザ画面: WebCenter/BI インフラストラクチャ(IaaS) Oracle Operating SolarisSystems: Oracle Enterprise OracleLinux Linux Oracle VM for SPARC (LDom) Solaris Containers Oracle VM for x86 Servers Storage 36 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. アセンブリ パッケージング Ops Center 物理& 論理 システム管理 クラウド・コンピューティング お客様の選択肢を確保する、オラクルの3つの立場 Private Cloud を実現する製品ベンダー 抜粋 サービス・プロバイダー (Public Cloud / Virtual Private Cloud) 抜粋 Public Cloud プロバイダーを支えるTechnology Enabler 抜粋 37 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. まとめ システムに求められる要件に適合する サービス、アーキテクチャ、技術の採用が重要です 想定内、想定外双方に対処しうる仕組み/枠組みが 備わっていることが重要です 技術革新によって、従来のシステムのコスト構造が 変革されます。 Engineered Systemsは極めて高密度な クラウド・プラットフォームを実現し、CAPEX/OPEX双方 を最適化します。 オラクルは技術革新を通して 企業情報システムに適合可能な クラウド・コンピューティング環境を実現します 38 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. 39 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. 40 Copyright ©2011, Oracle. All rights reserved. 40