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耐摩カラーGL ® のカタログ

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耐摩カラーGL ® のカタログ
TAIMA COLOR GL
Already excelling at weather
resistance and durability, TAIMA
COLOR GL now has newly added
heat reflection properties.
By suppressing temperature
increases on the surface of a
roof, TAIMA COLOR GL helps
reduce adverse environmental
effects in addition to improving
interior conditions.
※記載された試験データは当社で実施した試験データの一例であり、その結果を保証するものではありません。
※遮熱・耐汚染については従来品と比較した機能の向上を製品特長として紹介しているものであり、機能を保証するものではありません。
※当社技術資料に掲載されている仕様等は予告なく変更することがあります。
特約店
NISC
(ニスク)
とお呼び下さい!
!
本 社・ 鋼 板 営 業 第 一 部
(03)6848-3710( 代 ) FAX(03)6848-3757
本社・パネル建材営業部
(03)6848-3820( 代 ) FAX(03)6848-3838
東
店
(022)264-9861( 代 ) FAX(022)264-9866
店
(052)564-7258( 代 ) FAX(052)564-4759
名
北
古
支
屋
支
大
阪
支
店
(06)6228-8330( 代 ) FAX(06)6228-8506
九
州
支
店
(092)281-0051( 代 ) FAX(092)281-0230
札
幌
営
業
所
(011)251-8091( 代 ) FAX(011)251-2906
北
陸
営
業
所
(076)432-9898( 代 ) FAX(076)442-2924
http://www.nisc-s.co.jp
’
12 SEP. 8000 DN
NISC
発 売 開 始 から3 0 年 以 上 の 歴 史 の 中 で 進 化を 続 け てきた 耐 摩 カラ ー G L 。
節 電 や 環 境 対 策 など で 遮 熱 商 品 へ の 要 望 が 高まる中 、
最 新 の 遮 熱 鋼 板 J I S 規 格 にも対 応して います 。
こ の た び 壁 用 色 に 耐 汚 染 機 能を 搭 載し 、
高 機 能 な 建 築 材 料として 、これまで 以 上 にご 使 用 の 幅 が 広 がります 。
NEW
耐 汚 染 機 能×遮 熱 性 能×耐 久 性×耐 候 性×耐 摩 耗 性
使 わ れ 続 け て い る こ と 。そ れ が 信 頼 の 証 。
TAIMA COLOR GL
1
3 0 年 以 上 の 経 験と実 績 が 優 れ た 品 質 を 約 束します 。
Next Generation …
2012
(平成24年)
市場ニーズに応え、常に進化を続けている耐摩カラーGL。
このたび淡彩色4色に耐汚染性能を標準装備。
これにより、疵付き、腐食、紫外線劣化、熱、汚れといった
外装建材を取り巻く多種多様なダメージに対応できる鋼板に成長。
理想の鋼板を目指し、耐摩カラーGLの進化は続く。
2009
住環境向上、環境配慮が建築外装材に要請される時代、
(平成21年) 耐摩カラーGLは遮熱性能を標準装備。
Generation
現行の色見本帳
日鉄住金鋼板 西日本製造所(堺地区)
従 来 の3つ 折り体 裁を
当時、住友金属建材の工場であったこの
一新し、
B5見開きレイア
製造所で日本初の遮熱鋼板が誕生した。
日本で初めて遮熱鋼板を製造販売した、当社のパイオニアとして
ウトへ。
多様な色相に高水準の遮熱性能を付与
の技術。そのノウハウを耐摩カラーGLにいかんなく注ぎ込んだ。
カラーバリエーションの
する独自の高いノウハウを有する。
5
訴 求とともに簡 易な商
赤外線反射性の高い顔料を全色に標準採用し、
品説明機能を併せ持つ
高水準の日射反射性能を実現した。
色見本帳となった。
Generation
2004
4
高耐候性ポリエステル樹脂を塗膜に標準搭載。
(平成16年) 塗膜保証年数を最長10年から15年へと延長。
当時の色見本帳
一層の長期使用、美しい外観維持への市場ニーズを受けて塗膜改良と実証試験を積み重ねた。 着実なフィールド試験によって裏打ちされた
その結実として、信頼性の高い「高耐候性ポリエステル樹脂」を塗膜に全面採用。
長期耐久性を
「塗膜保証15年」のキーワー
樹脂そのものの劣化を抑制することで、
ドで表現したレイアウト。この時期、
ライン
ナップをシリーズ別に分類。金属外装材に
ガラス繊維の持ち味をさらに活かす長期耐久性を実現した。
「高級カラー鋼板」の市場を創出した。
Generation
3
1983
日本で初めてガルバリウム鋼板の製造・販売を開始。
(昭和58年) ∼ ガルバリウム鋼板を原板とした「耐摩カラーGL」の誕生 ∼
アメリカ・ベスレヘムスチール社からの技術供与を受け、ガルバリウム鋼板の製造・販売を開始し
当時の色見本帳
た当社は、そのパイオニアとしての知見を耐摩カラーにただちに搭載した。
ガルバリウム鋼板を採用した「耐摩カラーGL」は
その名も「耐摩カラーGL」。
高級ラインナップの証として10年保証制度を整備。
塗膜と原板、高耐久性の相乗効果が市場の評価を獲得していった。
さらなる安心感を生み出した。
Generation
2
1977
「強化カラー鋼板」を新日鐵住金(当時:新日本製鐵)から受け継ぎ、さらなる改良を実施。
(昭和52年) 4月、ブランド名を「大同耐摩カラー」に改め販売開始。
当時の販促ポスター(左)
・色見本帳(右)
当時は重厚な風合いを求めてつや消し調の鋼板商品が求められ
住宅屋根をはじめとする外装材市場への拡販を目指し、
始めていたが、塗膜硬度が低く耐久性に劣る商品が多かった。
お客様の意見を取り入れながら、塗膜の調整、カラーバリエーションの充実など商品改良に注力。
耐摩カラーは、低光沢の重厚な外観、塗膜硬度の高さを特長とし
当初は容易に販売量は伸びなかったものの、様々なPRキャンペーンを地道に展開し、
て市場に徐々に浸透。つや消し塗装鋼板の先駆的役割を果たす
少しずつ市場の支持を獲得していった。
こととなった。
Generation
1
樹脂中のガラス繊維(顕微鏡写真)
樹脂の特性を損なうことなく、なおかつ
高い塗 膜 強 度を持たせるため、樹 脂と
均 一になじむようにガラス繊 維の形 状
や特性が調整されている。
1971
(昭和46年)
新日鐵住金(当時:新日本製鐵)の研究により、
「ガラス繊維入りプレコート鋼板」の構想が具体化。
1972
(昭和47年)
当社と塗料メーカー・ガラス繊維メーカーとの共同開発により、
「ガラス繊維入りプレコート鋼板」商品化に成功。
これが当社独自の特許技術の礎となっ
ている。
同年9月、その商品化に向け、当社(当時:大同鋼板)に対して
新日鐵住金(当時:新日本製鐵)より「強化カラー鋼板」の名称で試用販売
技術協力の申し入れがなされた。
を開始。耐摩カラーGLの前身商品となる。
新日本製鐵株式会社 大分製鉄所(当時)
高炉の屋根材として「強化カラー鋼板」
が採用。
のちの追跡調査により、製鉄所の極め
て高い腐食環境下において、卓越した
耐久性が確認された。
Generation
0
2
3
01
耐久性
厳しい環境下の長 期 使 用で実 証される優れた塗膜
耐 摩 カラ ー G L は 、厳し い 環 境 下 でも高 い 耐 久 性を 発 揮します 。
当 社 で は 耐 摩 カラ ー G L で 施 工され た 物 件 の 追 跡 調 査を 長 期 間 に わ たり実 施して おります 。
Case 1
Case 2
「野牛漁協漁船漁業用作業保管施設」
「日鉄住金鋼板(株)西日本製造所(尼崎地区)」
住所:青森県下北郡東通村野牛
住所:兵庫県尼崎市杭瀬
海岸至近は潮風にさらされ腐食が進行しやすい環境です。
本建物の屋根は、一般カラーで13年経過したのち、
耐摩カラーGLで張り替えを行い、27年が経過しました。
こちらは改修工事に入る直前の調査の結果です。
工業地域は海岸近傍かつ、工場の排気に含まれる窒素酸化物などの
影響を受け、鋼板にとって劣悪な環境です。
このような環境下でも耐摩カラーGLの屋根は良好な状態を保ち続け、
詳しい塗膜調査でその高い耐久性が実証されました。
1971
一般カラー鋼板で施工
◀海側(北面)
1984
山側(南面)▶
2011
耐摩カラーGLで葺替え・追跡調査開始
一般カラー(13年経過時)
14年経過時
使用していた材料の一部を分析
改修
塗膜厚は10年以上経過しても15μmを保持(施工時の塗膜厚 約20μm)。塗膜の減耗量
は約0.5μm/年と非常に少ないことが分かりました。
耐摩カラーGL(27年経過時)
塗膜
めっき層
全景写真
鋼板素地
部分的に
色褪せはあるが、
目立った錆は
赤錆が発生
みられない
施工初期の塗膜厚 : 20μm
14 年経過時の塗膜厚 : 15μm
腐食環境下でも長期耐久性を発揮
加工部も良好な状態を保つ
屋根疵の端部
瓦棒の端面からの
腐食が激しい
端部も良好な状態
Case 3
「山形屋 ショッピングストア」
住所 鹿児島県鹿児島市皇徳寺台
火山灰も鋼板の腐食促進の一因となります。
本物件は長年にわたる桜島からの降灰により、
ビスは腐食し、その周辺に錆汚れが発生していますが、
耐摩カラーGL表面の塗膜は健全な状態を保持しています。
軒裏部
(雨がかりのない部位)
全面に
赤錆が進行
点状の白錆は
海塩が付着したもの
18年経過時
2011年∼
高い耐久性がお施主様に認
められ 、同 色 の 耐 摩 カラ ー
GLにて改修。
長 年の実 績による安 心 感が
評価されています。
色褪せ少なく、美しい外観を保つ
4
5
02
03
耐摩耗性
耐汚染性
しなやか、かつ強い。その秘密はガラス繊維の「つなぎ」
セルフクリーニングで汚れにくい
耐 摩カラー G L の 表 面 は 、高 耐 候 性 ポリエステ ル 樹 脂 の 中に特 殊なガラス繊 維(グラスファイバ ー )を配 合した 強 化 塗 膜 で す 。
親 水 化した 塗 膜 は 、表 面 の 帯 電 性 が 少 なくホコリが 付 着しにくくなって います 。
ガ ラス 繊 維 が 塗 料 の つ なぎ の 役 割を 果 た す た め 、疵 に 強く、加 工 性 に 優 れ て います 。
また 、降 雨 時 に は 汚 れを 洗 い 流 す 効 果( セ ルフクリー ニング 効 果 )により雨 スジ が つきにくくなって います 。
■耐汚染機能のメカニズム
ポリエステル樹脂の中にガラス繊維を配合した強化塗膜
一 般 カラ ー
通常塗膜
ガラス繊維
+
−
+
塗膜が
帯電し易い
−
耐 摩 カラ ー G L
親水化塗膜
晴天時
塵埃が付着
+
塗膜表面が湿気を
吸着し帯電しにくい
塵埃が付着
しにくい
−
■加工性能比較
耐摩カラーGL
一般カラー
ブラックパール色/厚さ0.35mm
赤茶色/厚さ0.35mm
通常塗膜
塵埃の上を
雨水が流れる
加工部全景
親水化塗膜
降雨時
塵埃は
流されない
塵埃と塗膜の間に
雨水が入る
汚れが
自然に流れる
■対応色
拡大写真
雨筋汚染性評価 雨スジ汚れの比較
倍率;
×5
疵付性評価
異常なし
素地に達する疵発生
注)上表は、当社のロックフォーマテストでの評価結果です。
種類
試験項目
疵付き性
鉛筆硬度
下地めっき層までの疵付き荷重
落砂試験
(プライマーが露出するまでの落砂量)
耐摩カラーGL
一般カラー
6∼9H
2∼4H
1,000g
200g∼700g
20ℓ
5ℓ
注)上表は、当社試験室での標準データであり保証値ではありません。
施工時の
キズ
などで鉄素地までに至るキズを防ぎます。
6
No.537 耐摩シルバー
No.536 耐摩シルバーブラウン
No.562 耐摩サンドホワイト
No.564 耐摩クリーム
わらを練り合わせた土壁の原理∼耐摩カラーGLの強さの秘密∼
日本では古来より、土と藁を練り合わせて土壁にする工法が用いられて
きました。ねり物(土)の中につなぎの役割となる繊維状の物質(藁)を混
入させると強度が増し、ひび割れが起こりにくくなります。この原理をヒン
トに開発されたのが耐摩カラーのガラス繊維配合塗膜です。
また積雪地でも…
疵に強いということは…
成形時の
キズ
Column
自然現象での
キズ
雪滑り時の疵付き
雪下ろし時のあてキズ
従来品
耐汚染
などのキズ対策として多く使用されています。
7
04
遮熱性能
確かな技術に裏打ちされた遮 熱 機 能
耐 摩 カラ ー G L は 、標 準 色18色 す べ て に 高 水 準 の 遮 熱 機 能を 標 準 装 備 。太 陽 の 光( 日 射 )による鋼 板 の
技術資料
温 度 上 昇を 抑え 、室 内 環 境 の 改 善 およ びヒートア イランド現 象 の 抑 制 、省 エネや C O 2 削 減 に 貢 献します 。
JIS G 3322:2012 塗装ガルバリウム鋼板JIS規格の改正と耐摩カラーGLの遮熱性能について
環境配慮や省エネに対するユーザーの関心が高まる中、塗装鋼板における遮熱性能の明確化(数値化)を行い、
消費者に判りやすい表示を行うべく、規格化が検討されてきました。
■遮熱機能のメカニズム
遮熱塗料
通常塗料
赤外線を反射
赤外線は
塗膜に吸収
される
室 内
平成24年6月20日の塗装ガルバリウム鋼板のJIS規格改正に付随し、高い日射反射率を有する鋼板が規定される事になりました(JIS G 3322:2012)。
耐摩カラーGLは、標準色全18色に高水準の遮熱機能を装備。明度40以下の色相すべてにおいて、日射反射率40%以上を達成。
JIS 5類に定める高水準の日射反射性能を持つ建築材料として、どの色相も安心してご採用いただけます。
耐摩カラーGLの塗膜には、日射に含まれる赤
外線を選択的に反射する「遮熱顔料」を配合。
赤外線による塗膜表面の温度上昇を抑えること
で、鋼板への熱伝導を軽減する塗膜設計となっ
ています。
JIS G 3322:2012 改正のおもなポイント
このたびの改正JIS規格では、高い日射反射率の鋼板を
規 定 するために、塗 膜 の 種 類がより細かく区 分されまし
た。高日射反射率鋼板を表す、4類、5類、6類は明度40
以 下( 濃 色 )の色 相で、かつ日射 反 射 率40%以 上( 高 反
射)であることが定義されることになりました。
この改正により、遮熱鋼板の性能に関するひとつの客観
的基準が生まれたこととなり、ユーザーが鋼板商品を選定
する上での参考にできるようになりました。
日鉄住金鋼板はこの遮熱メカニズムを日本で初
めて商品化。遮熱鋼板のパイオニア企業です。
室 内
■遮熱鋼板の実測例
改正前
改正後
塩水噴霧試験時間
200時間 500時間
種類
1類
2類
塩水噴霧試験時間
2000時間
+
耐候性試験
従来の種類
3類
(存続)
200時間
500時間
2000時間
+
耐候性試験
1類
2類
3類
4類
5類
6類
新設された種類
用語 「明度」とは (
明度40以下かつ
日射反射率40%以上
色の明るさを数値(0∼100)で表したもの。
数値が大きいほど明るい。
明度0
もっとも暗い黒
明度100
もっとも明るい白
)
日射反射率の計算方法は、
JIS規格
(JIS K 5602)
による。 測定範囲 780∼2500nm
(近赤外線領域)
注) ・明度40超の淡い色相は日射反射率を問わず、
塗膜の耐久性に応じて1∼3類に分類されます。
・明度40以下の色相で、
かつ日射反射率が不足
(40%未満)
している色相は、
塗膜の耐久性に応じて1∼3類に分類されます。
(耐摩カラーGLは該当いたしません)
■耐摩カラーGL 日射反射率・規格種類一覧表
耐摩カラーGLは、標準色18色すべてが日射反射率40%以上を達成。明度40以下の濃色すべてが改正JIS規格の塗膜種類「5種」相当品です。
色記号
Column
太陽の光(日射)と赤外線
太陽の光(日射)には波長の異なる様々なエネルギーが含まれており、大別す
ると「紫外線」
「可視光線」
「近赤外線」に分けられます。
そのうち、人間の目で認識できるのが「可視光線」で、日射のうちおおむね
350∼780nmの波長にあたります。この範囲にのみ私たちの目は感受性を
示し、物体の「色」を感じることができます。
しかし、日射には目に見えないエネルギーが多く含まれています。中でも「近
赤外線」は、日射のうちおおむね780∼2500nmの波長にあたり、日射エネ
ルギーの約50%と大きな割合を占めています。また近赤外線は、物体に吸収
されるとその温度を上げる性質があります。
太陽からのエネルギー分布
280
350
780
紫外線
領域
赤外線領域
可視光線領域
紫
藍
青
緑
黄
2500
(nm)
橙
赤
(×100 W/m2μ)
8
日射反射率
塗膜種類/規格記号例
遮熱
49%
5類/CGLCCR-50
遮熱JIS 該当品
61%
2類/CGLCCR-20
遮熱JIS 対象外(明度40超のため)
46%
5類/CGLCCR-50
遮熱JIS 該当品
57%
2類/CGLCCR-20
遮熱JIS 対象外(明度40超のため)
53%
5類/CGLCCR-50
遮熱JIS 該当品
遮熱
48%
5類/CGLCCR-50
遮熱JIS 該当品
耐摩あかさび色
遮熱
48%
5類/CGLCCR-50
遮熱JIS 該当品
耐摩れんが色
遮熱
54%
5類/CGLCCR-50
遮熱JIS 該当品
517
耐摩緑青色
遮熱
518
耐摩ワインレッド
遮熱
521
耐摩グレー
遮熱
523
耐摩ブルー
遮熱
527
耐摩グリーン
528
529
備考
536
耐摩シルバーブラウン
遮熱・耐汚染
53%
2類/CGLCCR-20
遮熱JIS 対象外(明度40超のため)
耐摩シルバー
遮熱・耐汚染
54%
2類/CGLCCR-20
遮熱JIS 対象外(明度40超のため)
14
538
耐摩パールブラウン
遮熱
48%
5類/CGLCCR-50
遮熱JIS 該当品
12
539
耐摩こげ茶色
遮熱
44%
5類/CGLCCR-50
遮熱JIS 該当品
540
耐摩ブラック
遮熱
46%
5類/CGLCCR-50
遮熱JIS 該当品
分光日射強度
「近赤外線を吸収しにくくする」ために私たちが着目したのは、塗装鋼板に色
彩を与える「顔料」です。塗装鋼板の塗料にはさまざまな顔料が配合されてい
ますが、濃い色彩を与えるのに多用されるカーボン顔料は、特に近赤外線を
吸収しやすいことが知られています。
耐摩カラーGLの塗膜には、十分な発色性を得られ、なおかつ赤外線を反射し
やすい性質を持つセラミックス系の顔料「遮熱顔料」を採用しています。
機能付与
耐摩ダークブルー
537
16
そのため、鋼板の見た目(「可視光線」の範囲)に影響を与えずに、その温度
上昇を抑えるためには、
「近赤外線を吸収しにくくする」ということがポイント
になってきます。
色名
513
10
8
3%
47%
50%
562
耐摩サンドホワイト
遮熱・耐汚染
67%
2類/CGLCCR-20
遮熱JIS 対象外(明度40超のため)
564
耐摩クリーム
遮熱・耐汚染
65%
2類/CGLCCR-20
遮熱JIS 対象外(明度40超のため)
570
耐摩いぶし銀
遮熱
43%
5類/CGLCCR-50
遮熱JIS 該当品
6
4
2
0
280
350
780
590
耐摩ブラックパール
遮熱
47%
5類/CGLCCR-50
遮熱JIS 該当品
640
耐摩ネオブラック
【エキストラ色】
遮熱
45%
5類/CGLCCR-50
遮熱JIS 該当品
2500(nm)
9
その他諸性能
仕様
種類
耐摩カラーGL
多彩なカラーバリエーション
耐汚染 マークが付いています。
●耐汚染塗装品には 標準色
特 性
試験項目
供試材
実曝露試験(尼崎10年)
ガルバリウム鋼板(AZ150)
0.35mm /ブルー色
△ E = 6、GR = 50%
No.562 耐摩サンドホワイト
耐汚染
近似マンセル値:2.9GY 7.4/0.8
耐
候
性
サンシャインウエザーメータ(2,000時間)
△ E = 5、GR = 30%
デューサイクルウエザーメータ(500時間)
△ E = 4、GR = 30%
平面部
3,000時間
食
性
JIS Z 2371 による
クロスカット部
2,000時間
4T 曲げ加工部
1,500時間
No.564 耐摩クリーム
耐汚染
近似マンセル値:4.8Y 7.2/2.3
No.513 耐摩ダークブルー
JIS 5類
近似マンセル値:3.5PB 2.3/2.8
塩水噴霧試験
耐
JIS 5類 マークが付いています。
●全色、
遮熱塗装品。JIS G3322が定める5類相当品
(詳しくはP9をご覧下さい)
には No.536 耐摩シルバーブラウン
耐汚染
近似マンセル値:1.7Y 6.1/0.9
No.523 耐摩ブルー
JIS 5類
近似マンセル値:7.5B 3.1/3.9
No.537 耐摩シルバー
耐汚染
近似マンセル値:2.0B 6.5/0.3
No.538 耐摩パールブラウン
JIS 5類
近似マンセル値:3.6YR 3.3/0.8
No.539 耐摩こげ茶色
JIS 5類
近似マンセル値:7.2YR 2.9/0.9
ブリスターまでの時間
平面部
10,000時間
クロスカット部
10,000時間
4T 曲げ加工部
10,000時間
No.527 耐摩グリーン
JIS 5類
近似マンセル値:1.8G 3.3/0.7
No.518 耐摩ワインレッド
JIS 5類
近似マンセル値:6.0R 2.5/2.1
No.528 耐摩あかさび色
JIS 5類
近似マンセル値:8.0YR 4.8/1.9
No.529 耐摩れんが色
JIS 5類
近似マンセル値:8.3R 3.6/5.2
湿潤試験
耐 湿 潤 性
50℃× 98% RH
ブリスターまでの時間
No.570 耐摩いぶし銀
5%塩酸
耐 薬 品 性
5%硫酸
96時間
20℃
耐 ガ ス 性
100%アンモニアガス
エチルアルコール
アセトン
JIS 5類
近似マンセル値:7.4P 3.3/0.2
熱
性
耐 疵 付 性
No.517 耐摩緑青色
No.521 耐摩グレー
近似マンセル値:2.8BG 5.5/3.4
近似マンセル値:7.0BG 5.2/0.4
20℃
ブリスターまでの時間
200時間以上
⃝
1cc 滴下し時計皿をかぶせ
梱包及び表示
単位質量(ガルバリウム鋼板ベース)
■標準梱包(コイル)
ガルバリウム鋼板のめっき付着記号
外周縁当金
×
×;膨潤又は溶解
×
6∼9H
CS17、1kg、プライマー露出までの回転数
20℃
30回
0T塗膜剥離なし
工
製品形状
コイル
20℃
塗膜剥離なし
原板の種類
ガルバリウム鋼板(55%アルミ亜鉛合金めっき鋼板)
− 5℃
塗膜剥離なし
性
備考)色差(△E)
とは、曝露試験板の色彩と基板(標準板)
の色彩の差異を評価するために用いられるもので色差測定器で光学的に測定します。
色差(△E)
の数値が大きい程、色褪せが大きいことになります。
注
上表の試験結果は、当社試験室での標準データであり保証値ではありません。
914
1,000
1,219
0.27
2.320
1.42
1.77
2.12
2.32
0.30
2.555
1.56
1.95
2.34
2.56
ー
ー
0.35
2.948
1.80
2.25
2.69
2.95
3.59
0.40
3.340
2.04
2.55
3.05
3.34
4.07
0.50
4.125
2.52
3.14
3.77
4.12
5.03
0.60
4.910
3.00
3.74
4.49
4.91
5.99
0.80
6.480
3.95
4.94
5.92
6.48
7.90
1.00
8.050
4.91
6.13
7.36
8.05
9.81
1.20
9.620
5.87
7.33
8.79
9.62
11.70
断面構成
1T塗膜剥離なし
衝撃試験
10
標準仕様
仕 様
− 5℃
加
注1)上図は標準梱包です。
2)輸送距離、輸送方法によって梱包様式は異なります。
項 目
180度密着折り曲げ
762
包装紙
表示ラベル
100℃
JIS 法
AZ150(量定数0.200)
610
表示厚さ(mm) 単位質量(kg/m2) 1mの質量(kg) 1mの質量(kg) 1mの質量(kg) 1mの質量(kg) 1mの質量(kg)
カラーグリップGL
耐摩カラーGL
⃝;異常なし
幅(mm)
商品名ラベル
白紙ラベル
巻方向ラベル
バンド
耐 摩 耗 性
近似マンセル値:8.8B 2.5/0.3
72時間
電気オーブン内1,000 時間加熱、変色温度
鉛筆硬度 No.640 耐摩ネオブラック【エキストラ色】 JIS 5類
注)印刷のため、実物との色相は多少異なります。
色見本帳でご確認ください。
24時間
内周当金
耐
JIS 5類
近似マンセル値:4.1PB 2.6/0.5
△;色及び艶変化
シンナー
No.540 耐摩ブラック
JIS G3322-2012 規格品
不燃材認定 NM-8697
24 時間後判定(常温)
耐 溶 剤 性
No.590 耐摩ブラックパール
120時間
ブリスターまでの時間
5%水酸化ナトリウム
100%亜硫酸ガス
JIS 5類
近似マンセル値:6.5Y 3.8/0.1
耐摩塗膜
プライマー
化成処理皮膜
55%アルミ・亜鉛合金めっき
鋼板
厚さ(mm)
0.27∼1.20
55%アルミ・亜鉛合金めっき
化成処理皮膜
プライマー
幅(mm)
610∼1219
裏面塗膜
めっき付着量
AZ150
11
メンテナンス
使用上のご注意
❶耐摩カラーGLの塗膜劣化プロセス
耐摩カラーGL の優れた性能を十分に活用していただくために、ご使用にあたり下記のご注意をお願いします。
塗膜の耐久性
表面処理層の耐久性
鋼板の耐久性
1. 運 搬
製 品の運 搬や倉 庫 及 び 施 工 現 場での搬 入 、搬 出の際
光沢低下
施工完了
チョーキング
(白亜化)
色調変化
ふくれ
赤 錆
白 錆
穴あき
は、ワイヤーロープを直接掛けないでください。
2. 保 管
油などの汚れは、家庭用中性洗剤で除去してください。
これらで取れない著しい汚れは、少量のアルコールを
とのないようにし、防水シート掛けをして長時間(7日以
ウエスにしみ込ませて拭き取ってください。
上)にならないようにしてください。
拭いた後は、水洗いしてください。
料の性能一覧表を示します。
コーキング材 は 、耐 摩カラー G L の 耐 久 力に 見 合う
せることも禁物です。
高品質の製品をご使用ください。現在市販されている
ウレタン系塗料
コスト
イメージ
使用部位
推定
耐久年数
推奨塗料
中
屋根(遮熱)
4∼5年
サーモアイUV
シリコン系塗料
高
屋根(遮熱)
6∼9年
サーモアイ(1液)Si
ふっ素系塗料
高
屋根(遮熱)
7∼10年
サーモアイ4F 塗料系
コスト
イメージ
使用部位
推定
耐久年数
推奨塗料
中
壁(耐汚染)
8年
ファインウレタンU100
ウレタン系塗料
シリコン系塗料
高
壁(耐汚染)
13年
ファインシリコンフレッシュ
ふっ素系塗料
高
壁(耐汚染)
15年
ファイン4Fセラミック
なお、使 用に際しては、プライマーの 必 要なものもあ
ります のでコーキング材 のメーカーとよくご 相 談くだ
一般のカラー鋼板に比べると格段に塗膜への疵が入り
屋上作業による鉄材の切屑、切粉、釘などを放置します
と、鋼板表面の塗膜上で赤錆が発生し、腐食を早める
すと美観を損なうだけでなく、耐久性にも影響しますの
原因となります。できるだけ早く水洗いしてください。こ
で十分ご注意ください。
れでほとんど落ちます。
(1)タッチアップの場合
塗料名(塗料系)
適用シンナー
素地調整
塗装
希釈率
塗装方法
標準塗布量
(g/m 2/ 回)
塗回数
塗り重ね乾燥時間
(20℃)
ゴミ、ホコリ、その他の付着物は、完全に除去してください。
補修塗料A
(アクリル系)
No.105 or No.580シンナー
0 ∼10%
筆または刷毛
100∼140
1時間以上
48時間以内
1 ∼2回
(2)原板が露出した場合
塗料名(塗料系)
上塗塗料
希釈率
塗装方法
標準塗布量
(g/m 2/ 回)
塗回数
塗り重ね乾燥時間
(20℃)
ゴミ、ホコリ、その他の付着物の除去を完全に行ってください。
#400∼600サンドペーパーを用い軽く研磨し、錆を完全に除去してください。
研磨で発生した研ぎカスも完全に除去してください。
素地調整
下塗塗料
適用シンナー
ハイポン20デクロ
補修塗料A
(アクリル系)
ハイポンエポキシシンナー
No.105 or No.580シンナー
0 ∼ 5%
0 ∼10%
刷毛
筆または刷毛
万一誤って疵がついた場合は、専用補修塗料で補修し
てください。なお、補修塗料は、当社に用意してありま
❸補修方法(アクリル系塗料を使用した場合の一例)
200
100∼140
1∼2回
1時間以上
48時間以内
注)上記の各数値は、全て標準のものです。施工方法、施工条件により、各々多少の幅が生じることがあります。
耐摩カラーGL の裏面は、防錆処理を十分配慮して設
計していますが、断熱、結露防止、防水などに十分ご注
るとわかる程度にはなりますが、なるべく疵をつけない
ように注意して取扱ってください。 補修方法について
①塗替え塗膜の寿命は、素地調整(浮き上がった旧塗膜、浮錆及び油脂、塩類等の除去清掃)の程度により多大の影響を受けます。素地調整には十分留意して下さい。又、劣化した塗膜
上への塗装は、早期剥離、発錆の原因になります。
②補修塗装は、浮き上がった旧塗膜、浮錆等を除去した後、素地の露出した部分及び仕上げの際、膜厚不足になりやすい部分に素地調整後速やかに行ってください。
③補修塗装は、原則として刷毛塗りで行い、凹凸箇所に塗料がゆきわたるように念入りに塗り込んでください。
注意事項
①この塗料の乾燥時間は、低温になると著しく遅くなります。乾燥過程で種々の塗膜欠陥を生じるおそれがありますので、
5℃以下の気温が連続する場合は施工しないでください。
意ください。
12. 下葺材との接合
は、P.
12 をご参照ください。
防腐剤処理した木材又は合板は、めっき鋼板及び塗装
なお、塩害地などでは、切断部の端面補修をお勧めします。
鋼板の耐食性に影響する場合がありますので、直接木
5. 成形加工
材又は合板に接触する部分(軒先、けらば、棟包み、雨
ベンダー加工、ロールフォーミング、プレス成形などの
押え、降り棟、谷部等)には絶縁用下葺(ルーフィング材
加工を行う場合、加工部の塗膜が剥離しないよう緩か
又はブチルテープなど)で防錆して下さい。
な加工Rになるようご配慮ください。また、寒冷時での
ける場合があります。成形前にロールの汚れ、異物付着
及び当て疵などをチェックして手入れをしてください。
13. 化学・電食作用
濡れたコンクリートや湿った木材、銅や鉛などの異種金
属が接触するような施工は避けてください。
14. 雨がかりのしない部位の洗浄
雨がかりのしない庇の裏面や軒裏などの部位は、塩分
ロール成形及び曲げ加工などには保護フィルムが有効
及び不純物が付着して流されないため腐食が早く起り
です。
ます。
6. 取付け金具
取付け金具には、ステンレス(SUS304)製のボルト、
施工上の要点
の堆積も塗膜に有害です。その都度清掃してください。
11. 下地材
但し、補修部は、全く同一にはなりません。注意して見
ロール成形の場合、ロール状況によって塗膜に疵をつ
1 回
同様の現象として、鳥の糞、砂、泥、有機物(木の葉)など
すので、販売店にご相談ください。
加工は、加温加工を推奨します。
16時間以上
7日以内
さい。
10. 切粉・鉄粉の除去
にくくしてありますが、折角の優れた塗膜も疵が入りま
4. 補 修
注)推定耐久年数は、通常環境のもとで1回目の塗り替えを実施後、次の塗り替えまでの推定年数で保証するものではありません。
系の製品をお勧めします。
なりますのでご注意ください。また、地面の上や凹凸の
当てて疵や摺疵を入れないでください。
塗料系
コーキング材の中では、シリコン系または変成シリコン
表面塗膜が硬いので、裏面塗膜が表面にとられ汚れと
ある所を引摺ったり、鋼板や尖った金具、鋭利な刃物を
❷塗り替え塗料の例
9. コーキング材
ください。成形品をきっちり積み重ねたままで水濡れさ
鋼板同士を過度に擦り合わせると、耐摩カラーGL の
塗り替え塗料には、各塗料メーカーより各種塗料が市販さ
れていますので、使用環境、耐用年数など勘案の上、施工
工事業者とご相談ください。参考までに下記に塗り替え塗
屋根勾配にご注意ください。
8. 汚れの除去
屋 内で 梱 包をしたままの状 態で 保 管してください 。も
3. 取扱方法
耐摩カラーGL の塗膜面がチョーキングの末期状態でふく
れが散見される状態が塗り替えの適性時期と見なせます。
屋根に施工する場合、水溜まり箇所ができないように
し、やむを得ず野積みをする場合は、直接地面に置くこ
もし、水濡れした場合は、速やかに成形し、乾燥させて
初回の塗り替え時期
7. 屋根勾配
ビス、リベット、釘などをご使用ください。
このような部位は、定期的に水洗いすることが耐久性
を長持ちさせる秘訣です。
15. 施工上の注意
塩害地域などでは、プラスチック製キャップや防水パッ
成形品を屋根上にのせる場合、すべり落ちることがな
キンを併用したり、防水塗料を塗って接触部に水が入ら
いよう、すべり止めなどの処置をしてください。
ないようにしてください。
②常温乾燥型の塗料です。特にタッチアップ塗装の場合、元の部分とは耐候性に差があります。補修面積は極力少なくするようお願いします。
③塗り替え及び補修塗料については、色相により塗料メーカーが異なりますのでご注意ください。
12
13
Fly UP