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名古屋能楽堂9月特別公演 事前学習講座 一部
名古屋能楽堂9月特別公演 一部 事前学習講座 9月特別公演<一部>では、日本文学における“めでたさ”や“祝賀”を表現した 能「嵐山」「猩々」を開館15周年記念の特別公演としてお贈りします。 事前学習講座ではこの名曲をより深く味わっていただくために、あらかじめ知って おきたいストーリーの展開や大切な場面、登場人物のキャラクターなどについてわか りやすく解説します。 ~能「嵐山(あらしやま)」~ 勅命を受けて廷臣が花の様子を見に来ると、花守の老人夫婦に出会います。その老人夫婦は、 嵐山の桜は吉野の桜を移し植えられたものであるから、 吉野の木守 ( こもり ) 明神や勝手 ( かって ) 明神は、ここ嵐山の桜に姿を現すのです、と話し、実は自分たちがそ の神々の化身であると名乗り、飛び去っていきました。その後、明る い囃子に乗って、木守と勝手の二神が若い男女の姿で現れ、舞を舞 います。しばらくすると勇壮な吉野の蔵王権現の神が出現し、三神は 一体の姿を見せ、嵐山の桜の栄えゆく春を祝賀します。 ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~ ~能「猩々(しょうじょう)」~ 唐土の揚子 ( ようず ) 江のほとりに、高風 ( こうふう ) という親孝 行な酒売りがいて、市で酒を売れば、富貴の身になるという不思議な 夢を見ます。夢の通り酒を売ると、しだいに富貴の身となりました。 市ごとにやってきて酒を飲むが顔色が変わらない不思議な者に名を 尋ねると、海中に住む猩々だと答えて立ち去ります。月の美しい夜、 高風が潯陽の江で菊花の酒を持って待っていると、やがて猩々が現れ、共に酒を汲み交わします。 猩々は舞を舞い、いくら汲んでも尽きない酒壺を高風に与えて祝福し、消えていきます。 □日 程 平成24年8月18日(土)10:00~12:00 □会 場 名古屋能楽堂 会議室 □講 師 大山 範子(神戸女子大学古典芸能研究センター非常勤研究員) 9月特別公演<一部>のチケットをご持参ください。 】 □受 講 料 一般1, 000円 チケット購入者500円【 ※講座当日までのご購入を対象とします。チケット代は1割引です。 □定 員 60名 ※応募者多数の場合は抽選 □応募方法 はがきに住所・氏名・電話番号をご記入のうえ、 名古屋能楽堂までお申し込みください。※ファクス可 (一部・二部ともお申し込みの方はその旨を明記してください。<二部>事前学習 13:30~15:30) □応募期限 平成24年8月4日(土)<当日消印有効> □申込み先 〒460-0001 名古屋市中区三の丸1-1-1 名古屋能楽堂9月特別公演<一部>事前学習講座係 TEL052-231-0088/FAX052-231-8756 □主 催 このチラシは、古紙パルプを含む再生紙を使用しています。