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ダウンロード - 日本ワイドミュラー
目次 技術情報 技術情報 技術情報 用語集 W.2 W W.1 用語集 技術情報 用語集 インダストリアル イーサネットに関する重要な用語につい て、ここでいくつか概説します。 4B/5B FDDIおよびATM用のブロック エンコーディング システム。 4B/5Bエンコーディングでは、すべてのデータは4ビット単位 (ニブル)に分割され、マトリクスを参照して5ビット単位 (シンボル)に変換されます。 10BaseT 標準IEEEイーサネット ケーブル接続システムで、10Base2お よび10Base5とは異なり、バス同軸ケーブルを使用しておら ず、各ステーションは ハブを囲むような形でスター型に接続 され、100ΩのUTPケーブルを使用していますが、伝送速度 は10Mbpsに制限され、ケーブル長もステーションとハブ間 で最大100 mに制限されています。 10BaseFL 光ファイバケーブルを使用するイーサネット ケーブル シス テム。10BaseFLとは、FOMAU(Fiber Optic Media Access Unit)からアクティブなスター カプラへのデータ伝送と、ス ター カプラ間の接続に関する全機能を表します。データは非 同 期 で 伝 送 さ れ 、 FOIRL規 格 と 後 方 互 換 性 が あ り ま す 。 10Base-FLの最大セグメント長は2000 mです。リピータによ る信号の増幅時に通常のイーサネット リピータ規則が適用さ れます(単一カスケードで最大4つのリピータ) 。端末装置は、 光イーサネット アダプタまたは(AUIインターフェースを介 する)外部FOMAUトランシーバを通じて10BaseFLケーブル に直接接続されます。 100BaseFX 光ファイバによる4B/5Bエンコーディングに基づく100 Mpbs ファスト イーサネット。 100BaseSX 100 Mbpsフ ァ ス ト イ ー サ ネ ッ ト シ ス テ ム 。 動 作 は 100BaseFxと同じですが、850 nmの光ファイバ技術を使用し ています。 100BaseTX 4B/5Bエンコーディング および2つの銅線ケーブルを介した 伝送に基づく100 Mpbsファスト イーサネット。 W 100BaseX この用語は4B/5Bエンコーディングに基づく、ファスト イー サネット技術を表すのに使用します。100BaseTXおよび 100BaseFX システムを含みます。 W.2 802.3.IEEE CSMA/CDグループは、802プロジェクトでもっとも古い作業 部会です。DIXグループによって提案されたCSMA/CDアクセ ス手順に関する規準を定義します。この作業部会は、高速プ ロトコルについて討議することに焦点を当てています。 エージング 特にアドレス バッファのデータを更新する機能。時間が経過 するとアドレスは「旧」とマークされ、新たに学習されない 場合は次の周期で削除されます。 AUI 「Attachment Unit Interface」の略。トランシーバとネットワー ク ボードとの間のインターフェース。 オート ネゴシエーション オートネゴシエーションは、相手側の機能を自動的に認識す ることです。10Base-Tから100Base-Tまで、異なるプロトコ ルのRJ45プラグを使用することで互換性の問題が発生します が、相手側を自動認識することによってこれは解決されます。 自動認識手順を使用することで、リピータまたは端末装置は 相手側でどのような機能があるのかを判断できるので、異な るデバイスを自動的に設定できます。 帯域幅 帯域幅は、ある場所から別の場所に、一定の時間内に流すこ とのできる情報量を表します。 単位: Bps、Kbps、Mbps、Gbps ボー ボーは、ステップ速度の単位です。ステップは、事前に設定 された時間(1ビット、1文字など)にわたって持続します。 ステート毎のビット数にボー レートを掛けると、伝送速度が 得られます。ステート数が正確に2の場合(エンコーディン グが正確に1ビットのステートで実行される場合) 、ボー レー トはビット レートと正確に一致します。 ビット ビットは、バイナリと数値で作られる人工的なワードで、デ ジタル情報の最小単位(0または1)を構成します。 ビットレート ビットレートは、伝送速度、伝送レート、またはデータ レー トとも呼ばれます。これは、時間単位当たり(通常は1秒) に伝送されるビット数です。ビットレートは、bps(bits per second)または10の倍数であるKbps、Mbps、Gbpsで表され ます。アメリカ英語では、略語のbpsが使用されます。 技術情報 用語集 ブリッジ OSI定義によれば、ブリッジはOSI参照モデルの レイヤ 2 でサ ブネットワーク プロトコルを接続します ブロードキャスト ブロードキャスト伝送は、1つのポイントからすべてのネッ トワーク ステーションに同時にデータを伝送することです。 バス バスは、電子および電気コンポーネントの接続システムです。 バスのトポロジは、常に、独立したコンポーネントが接続さ れ両端で終端される物理メディアです。バス上の伝送は、PC バス内の場合はビットまたはバイト並列、あるいはバストポ ロジ内のネットワークの場合はビットまたはバイト直列で実 行されます。 カテゴリ5 EIA/TIA-568-5で指定された機能に準拠していることを示しま す 。 カ テ ゴ リ 5( Cat.5) コ ン ポ ー ネ ン ト を 使 用 す る と 、 10Base-Tや100Base-TXなどの、最大100 Mbpsのすべての撚 り対線ケーブル イーサネット伝送システムに適合するように ネットワークを設定できます。 カテゴリ5e Cat.5eケーブルは、Cat.5の拡張バージョンで、1000Base-T ネットワークや、長距離100Base-Tネットワーク接続(350 m、Cat.5の場合は100 m)で使用されます。EIA/TIA 568A-5 仕様を満たす必要があります。 CRC CRCは、伝送前にデータ グループを計算することで、バイナ リ数に基づいてチェックサムを作成するエラー訂正方式で す。CRCは、多項式の除算に基づいています。この基本は、 巡回ブロック チェック中に、監視されるビットが正常にシフ ト レジスタにフィードバックされるということです。レジス タからのフィードバックの長さ、数、位置は、各手順に従っ て指定されます。チェックサム手順は、個別のエラーを信頼 性の高い形で検出し、複数のエラーを高い確立で検出しま す。 クロスオーバー ケーブル クロスオーバー ケーブルは、トランスミッタおよびレシーバ 線の片側が入れ替わっている特別なパッチ ケーブルです。ク ロスオーバー ケーブルは、2つの端末装置(コンピュータ) や2つのインフラストラクチャ コンポーネント スイッチ)を 接続するのに使用されます現在のスイッチは、オートクロス 機能があるため、互いに接続可能な通常のパッチ ケーブルで 接続します。 CSMA/CD 複数のネットワーク ステーションが伝送メディアにアクセス するアクセス手順。CSMAシステムでは、伝送しているステ ーションは、データを伝送する前にチャネルをリッスン(キ ャリア検知)しています。ステーションは、伝送メディアが 他のステーションによってまだ使用されていない場合にのみ データを伝送できます。伝送メディアが使用中の場合、ステ ーションはメディアが空くまで待機して、データを送信しま す。信号送信回数により、2つのデバイスを同時に送信する こともできてしまいます。このようなコリジョンでデータの 損失を防ぐために、両方のトランスミッタはそのコリジョン を検知して(コリジョン検知)、任意に選択された遅延の後 に、各データ パケットを再伝送します。CSMA/CDは、ハブ を使用した10 Mビット ネットワークで広く利用されている標 準的な処理方法です。インダストリアル イーサネット ネッ トワークでは、CSMA/CDシステムは高いネットワーク パフ ォーマンスを要求するため現在ほとんど使用されていませ ん。 DCE(Data Communication Equipment) データ通信装置。データ端末装置間でデータをリレーする装 置。DCEはインフラストラクチャの一部で、端末装置ではあ りません。 DTE(Data Terminal Equipment) データ端末装置。通信経路が開始または終了するネットワー ク内にあるすべてのデバイス。データを送受信できるネット ワーク内のステーション(コンピュータまたはホスト) 。 エラー検知 エラー検知コードは、エラーを識別するのに使用するものの ECCとして修正されない検知コード(CRCまたはチェックサ ム)です イーサネット イーサネットは、ローカル ネットワーク(LAN)用のコンピ ュータ ネットワーキング技術です。ビット転送レイヤ(物理 レイヤ)のケーブル タイプと信号方式、パケット形式とプロ トコル、メディア アクセスのチェック(メディア アクセス 制御、MAC)/OSIモデルのリンク レイヤについて述べていま す。イーサネットは、IEEE規準802.3を大幅に拡張するため に規格化されました。 ファスト イーサネット 現在、一般に普及したイーサネットの100Mbpsバージョン、 で、カテゴリ5以上の撚り対線ケーブルを使用します。最大 範囲は100 mです。 W.3 W 技術情報 用語集 フロー制御 レシーバのキャパシティに対する伝送を変更する機能です。 フロー制御は、レシーバが取り扱えるデータのみをトランス ミッタで送信するようにすることで、トランスミッタとレシ ーバとの間の伝送を調整します。イーサネットの各タイプに、 それぞれ異なるフロー制御システムがあります。クレジット システム(FOケーブル)では、レシーバは、確認なしで送信 可能なデータ パケット数をトランスミッタにリレーします。 デュプレックス接続では、フロー制御にPAUSE信号を使用し、 半二重システムではバック プレッシャーを使用してデータ レートを制御します。 転送 フレームがスイッチ内のあるポートから別のポートにリレー されるプロセス。 フレーム フレームは、リンク レイヤ(OSIモデルのレイヤ2)データ転 送フレームで、ビット伝送レイヤで伝送に必要なヘッダとト レーラ情報が含まれています。すべてのフレーム形式は、フ レームの開始デリミタ、宛先および送信元アドレス、データ、 エラー チェック デバイス(フレーム チェック シーケンス) を形成します。最大で1500バイトと、パケット毎にVPN情報 として1524バイトのペイロード データがイーサネットで使用 可能です。 ギガビット イーサネット 1000 Mbpsの伝送レートで動作するイーサネットのバージョ ン。 光ファイバ ケーブル 光ファイバまたはプラスティック コアでできたタイプのケー ブルで、デジタル信号を光パルスの形式で伝送します (10BaseFLおよび100BaseSXで波長が850 nm、100BaseFXで 1300 nm)。 GPRS General Packet Radio Service(標準的な携帯電話システム) の略称。GPRSを使用すると、データ伝送レートは最大171.2 kbpsとなり、インターネット アクセスに向いています。 GPRSはGSM技術に基づいていて、インターネット プロトコ ル(IP)を使用します。 W 半二重動作 半二重手順を使用すると、信号伝送線を双方向で使用できま す。ただしインターフェース上で一定時間に実行されるのは 送受信のいずれかのみです。 W.4 ハブ ハブは、3つ以上のデバイスをスター型トポロジで接続でき るデータ通信装置(DCE)です。現代のイーサネット インス トレーションでは、発生するネットワーク出力が多大になり おそらく伝送時間も長くなってしまうため、もはやハブを使 用するのは困難で、これに代わってスイッチが使用されてい ます。 IEEE 標準化を取り扱うアメリカの技術者協会。 インターネット インターネットは、世界最大のネットワークです。インター ネットは、1960年代に軍事目的で開発されたネットワークで、 1990年代に商用使用が認められました。インターネット デー タ伝送は、TCP/IPプロトコルに基づいています。 ジャバー このエラーは、ネットワーク インターフェース カード(NIC) から伝送が継続するによって発生します。これはCSMA/CD ルールに違反していて、利用率が高くなってしまいます。 NICやトランシーバが故障して、不良CRF/FCSの1518以上の フレームを伝送することによって発生します。 コリジョン コリジョンは、ジョイント データ チャネル(半二重イーサ ネットまたは共有イーサネット)で同時に2つ以上のステー ションがデータを送信することです。つまり、送信されたデ ータはオーバーレイにより無駄になります。両方の信号をオ ーバーレイすることで、信号レベルがコリジョン レベルと呼 ばれるものに増加します。これにより、両方のステーション での伝送が中断します。 コリジョン ドメイン コリジョン ドメインは、CSMA/CDネットワークのセグメン トです。802.3イーサネット ネットワークでは、すべての端 末装置が物理イーサネット セグメント上にあり、また同じコ リジョン ドメイン内にリピータを介して相互接続されている 装置も含まれます。コリジョン ドメインに影響しないリピー タと比較して、ブリッジやルータはコリジョン ドメインから 分離されています。 LAN (Local Area Network)たとえば、ビル内のローカル ネットワ ーク。 技術情報 用語集 接続完全性テスト このテストは、イーサネット リンクが適切に接続されていて 信号が正しく伝送されていることを保証するものです。これ は役に立ちますが、リンクの機能を完全に保証するものでは ありません。 リンク レイヤ OSI参照モデルのリンク レイヤ。 リンク パルス NLPパルスは、オートネゴシエーション用に10Base-Tステー ションから100Base-Tステーションに伝送される認識パルス です。NLPは16 +/- 8msの間隔の周期的パルスです。 MACアドレス MACアドレスは、ネットワーク内のノードを一意に識別する 6バイト長のハードウェア アドレスです。MACアドレスは、 チップ上にハードコードされていて、変更できません。MAC アドレスは、一意のアダプタ認識、メーカーのID、および動 作と管理用のIDを含む特定のキーに従って割り当てられてい ます。 マンチェスター エンコーディング バイナリ情報が、ビット時間内の電圧を変更するサインによ って示される信号エンコーディング。つまり、ビット時間の 中間の伝送で信頼できる周波数が生成されるために、トラン スミッタとレシーバを非常に簡単に同期できるのです。ビッ ト時間の前半には、伝送される補足ビット値を表すものが含 まれていて、後半は(IEEE 802.3イーサネットで指定され10 Mbitネットワークで使用される)ビット値を表します。 MDI 物理媒体接続副層(PMA)およびメディア依存インターフェ ース(MDI)で、802.3規格の実際のトランシーバ(MAU)を 形成します。MDIはメディアに適した物理的(電気的、光学 的)および機械的なインターフェースです。802.3タイプが 異なると、インターフェース内の構成が変わります。 MDI-X MDIは、メディア依存インターフィスの略で、イーサネット 接続を参照します。オートMDI/MDIX(オートクロス)により、 ポートの送受信線を自動的に変更できます。つまり、接続さ れたイーサネット ケーブル(クロス/ストレート)および反 対側にあるステーションの構成(MDI/MDIX)が自動的に認識 され、それに応じて自ポートが設定されます。したがって、 すべてのオートMDI/MDIXポートがアップリンク ポートとし て使用できます。 メディア コンバータ メディア コンバータは、さまざまなタイプのケーブルを一緒 に接続して構成し、ネットワークの機能を維持するものです。 最も簡素なメディア コンバータは、ボックスの形の四極子や 電源装置を持つネットワーク アダプタ カード等です。これ は、さまざまなケーブル(同軸ケーブル、TPケーブル、FO ケーブル)およびさまざまなプラグを変換します。このよう に し て 、 メ デ ィ ア コ ン バ ー タ は た と え ば 100Base-TXを 100Base-FXに変更したり、モノモード ファイバをマルチモ ード ファイバに変換したりします。メディア コンバータを 使用すると、たとえば光ファイバ ルートを使ってネットワー ク拡張の境界を増やすことができ、一方でコストを掛けずに 既存のネットワークを新しいネットワーク概念に統合するこ とができます。ワイドミュラーの製品には、光ファイバ伝送 における銅線ベースの10Base-Tや100Base-TXのメディア コ ンバータやその逆のものもあります。 マルチキャスト マルチキャストは、単一ポイントから複数の加入者へ同時に データを伝送するタイプです。 NIC ネットワーク アダプタ ボードは、端末装置を直接ネットワ ークに接続する回路基板やその他のハードウェア コンポーネ ントです。端末システム内のバス システム用プラグイン ボ ードにすることができます。ネットワーク アダプタ ボード は、通信ネットワークへの物理インターフェースです。これ には、物理メディアに接続するための適切なジャックが含ま れています。 OLE オブジェクトのリンクと埋め込み(OLE)は、異なるアプリ ケーション間でデータをリンクし埋め込むための、Microsoft 社が開発したインターフェースです。外部にあるOLE互換の テキスト、グラフィック、またはテーブルを、他のOLEアプ リケーションに埋め込むことができます。OLE互換データの リンクは、該当するファイルのリンクによって実行されます。 元のファイルは、変更されません。埋め込み中に、ファイル のコピーが文書に埋め込まれます。 OSI OSIは、オープン システムが処理しなければならない国際的 に合意された標準で、これらの規準を実装するためのルール を定義しています。通信システムは、ネットワーク ハードウ ェア、ネットワーク、およびネットワーク化されたデバイス のグループ内にあるシステム ソフトウェアを組み合わせたも ので、共同のプロトコル合意およびインターフェースに基づ W.5 W 技術情報 用語集 いてこれらのデバイス間で自由な情報交換を許可していて、 デバイスのタイプやその装備方法に依存しません。OSIプロ トコルを実装するシステムは、この実例です。 OSI規格は、自由に利用可能で、ライセンスで保護されてい ません。 パケット データ パケットは、データ ネットワークの一部として定義 された文字の配列で、データ パケット伝送の伝送サービスの 単位として扱われます。ペイロード データと同様に、データ パケットには、アドレシングに関する制御情報、伝送シーケ ンス、フロー制御、およびすべてのプロトコル レベルでのエ ラー調整も含まれています。データ パケットは事前に定義す ることも可変長にすることもできますが、最大長は指定され ます。宛先アドレス全体が各データ パケットに含まれている 場合、データグラムと呼ばれます。一方、仮想接続では、最 初のデータ パケットのみにアドレス全体が含まれていて、後 続のデータ パケットには、適切な接続が割り当てられます。 パッチ ケーブル フロア配線ポイントで、パッチ ケーブルはフロア配線ポイン トと水平配線との間で柔軟な接続を可能にします。パッチ ケ ーブルは、FOケーブルまたは銅線ケーブルで、ジャンパ コ ードとも呼ばれます。パッチ ケーブルは非常に柔軟で、曲げ 半径も小さく、可能な場合は固定ケーブルの性能を最大限に 引き出すようにしなければなりません。パッチ ケーブルは、 ISO/IEC 11801およびEN 50173規格が考慮されていますが、 リンク クラスで指定された伝送機能には含まれません。ケー ブル規格が改訂される場合これが変更になります。したがっ て、パッチ ケーブルの最大長は5 mで、新しい定義、チャネ ル仕様の一部で、すべての伝送機能に含まれなければなりま せん。ジャンパ コードと接続ケーブルも5 mで、この仕様で 考慮されなければなりません。 PAUSE 単一フレームは、伝送を減らすことを示すために、全二重モ ードで使用可能なステーションに送信されます。 PHY 物理レイヤ デバイス。この用語は、ファスト イーサネット およびギガビット イーサネットのトランシーバでよく使用さ れます。 W 物理レイヤ 物理レイヤ(PHY)は、最上位のサブレイヤで、PMDサブレ イヤおよびPHYサブレイヤで構成されています。PHYサブレ イヤは、MACレイヤの下にあり、伝送周波数を持つステーシ W.6 ョンおよび伝送周波数の再作成でエンコード、デコード、お よび同期を行います。 ポイントツーポイント技術 接続が2つの端末装置間で生成されるタイプの接続。ポイン トツーポイント接続は、ネットワーク化された環境、ラジオ 放送、ビームラジオ、およびサービス エリアで発生します。 ネットワークでは、ポイントツーポイント接続が関係してい る場合、ユーザ ネットワーク インターフェースの代わりに、 ネットワーク内にある中央の装置へのインターフェースも動 作させることができます。接続は、永続的かオンデマンドの いずれかです。 ポート ハードウェア ユニットのコネクタ。通常は、コンピュータや、 モデム、ルータ、ハブ、マルチプレクサなどのハードウェア ユニットの入力/出力チャネルです。 ポート ミラーリング ポート ミラーリングとは、エラーの検出やスループットの測 定のために、スイッチ ポートのデータ トラフィックを、管 理ステーションが接続できる別のポートにミラーリングでき るということです。 プロミスキャス モード プロミスキャス モードは、ネットワーク装置の特別なレシー バ モードです。このモードでは、このモードにスイッチされ たネットワーク インターフェースに送信される、すべての着 信データ トラフィックをデバイスが読み取り、動作システム で処理されるようにデータを伝送します。通常、このデバイ スは直接送信されたパケットのみを処理しますが、これはた とえば、MACアドレスを評価することでイーサネット ネット ワークで実行されます。 伝播遅延 遅延は、信号が伝送チャネル内のあるポイントから別のポイ ントに送られるのに必要な時間です。伝送メディアに応じて 遅延は変化し、衛星伝送では光の速度で、データ ケーブルや FOケーブルの伝送時にはこれより少なくなります。これは光 の速度に依存するものではなく、ほとんどメディアの誘電率 やFOケーブル内の屈折に依存します。 プロトコル データ伝送プロトコルは、ディレクトリの形で情報の交換ル ールを確立しています。これには、完全で効率的なデータ伝 送全体のすべてのフォーマット、パラメータ、および仕様が 含まれています。プロトコルには、データ形式と時間の表記 技術情報 用語集 法、コンピュータ間のデータ交換時におけるエラーの処理方 法が含まれます。プロトコルは、接続の設定、接続の監視、 接続の終了に関する規則です。データ接続にはさまざまなプ ロトコルが必要です。 プロトコルは、参照モデルの各レイヤに割り当てることがで きます。参照モデルの下位4レイヤ用の通信プロトコルと、 制御およびデータ プロビジョニングとそのアプリケーション 用に上位のプロトコルがあります。 QoS QoSは、特定の品質でサービスがレシーバに届くために、 LANおよびWANのデータ フローに影響するすべての手順で す。ITUは、サービスの技術面と可用性と、端末装置の取り扱 い方を考慮した階層的なQoSモデルを開発しました。ITUでは、 基本として3つのQoSクラスを定義しました。 RapidRing™ リング トポロジは、ネットワーク冗長性を実現するために最 も単純で迅速な方法です。RapidRing™技術は、規格が存在し ないために開発されました。これは、産業用オートメーショ ンの技術スタッフに対して、冗長性を実現するための簡単で 効率的な方法を提供するものです。RapidRing™は、単一障害 に対する冗長性に対応します。リングを形成するために組み 合わされたデバイスは、実際の論理リングのように配線され ます。リング構造によりネットワーク内でループすることに なるので、1つのリンクは論理的に無効化されています(バ ックアップ リンク) 。 ラピッド スパニング ツリー IEEE規格のラピッド スパニング ツリー プロトコル(RSTP、 IEEE 802.3w)は、RapidRing™とは別の、ネットワーク内の 冗長性を実現するためのもう1つのオプションです。RSTPは、 使用可能なネットワークと似た構造を作成します。このよう にして、マルチ冗長性が可能になります。ネットワーク内で RSTPを使用することはRapidRing™のように簡単に使用でき ませんが、RSTPには多くの魅力的な機能があります。 冗長ネットワーク 冗長ネットワークは、ラピッド スパニング ツリーまたは RapidRing™技術を使用して設定されます。両方のシステムに は、使用される分野でそれぞれ利点があります。産業用オー トメーションでは、リング構造の配線が非常に単純であるこ ともしばしばです。15以上のスイッチのあるリングでRSTP を動作させる場合、十分な速度にならなくなります。そのよ うな設置環境でRapidRing™を使用すると、スイッチング時間 が300 ms未満となり、より大きなリングにすることもできる ようになります。 リモート管理 TelnetまたはWebブラウザを装備したすべてのネットワーク ステーションからのスイッチのリモート管理。リモート管理 は、各スイッチに独自のIPアドレスがあることを前提として います。 リピータ リピータは、イーサネット LAN の再作成機能を行う、ビット 伝送レイヤで動作するアクティブ コンポーネントです。 リピート ハブ ポートが3つ以上あるリピータ。この用語は、単にハブと単 純化されています。 RJ45 RJ45スロット システムの利点は、小型で簡素なことです。 これは、水平配線と作業場の配線に使用されます。RJ45スロ ット システムは、8ピンの小型スロット システムで、SDPお よびUTPケーブルの接続に使用されます。プラグの8つの接点 にはシリアル番号が振られていて、薄い金製の層で腐食や機 械的な応力から保護されています。接点はガイド レールの間 にあり、ケーブルは絶縁貫通具で接続されています。RJ45に は、接点の逆側にRJ45ジャックに差し込んだときにスロット に固定するための爪があります。 SCプラグイン接続 SCプラグは、高いパッキング密度の小型の分極プッシュ/プ ル プラグです。このLWLプラグは四角形で、マルチモード フ ァイバとモノモード ファイバに使用できます。一般的な挿入 損失は0.2dB ∼ 0.4 dBで、動作時損失はモノモード ファイバ で50 dB、マルチモード ファイバで少なくとも40 dBです。ス キュー角カップリングのモノモード ファイバがオーバル カ ップリングの代わりに使用されている場合、動作時損失は少 なくとも70 dBまで増加します。デュプレックス タイプでは、 SCデュプレックス プラグとして、プラグが端末装置への光 ファイバ配線のある所で使用されなければなりません。また これは、新しいインストレーションやFCSおよびATMアプリ ケーションでの使用が増加しています。 セグメント セグメントという用語は、多くの意味があります。ネットワ ークでは、セグメントはブリッジ、ルータ、スイッチで区切 られるネットワーク セクションです。LANが接続されている 場合、LANセグメントまたはコリジョン セグメントがセグメ ントと呼ばれます。トークン リング ネットワークでは、2つ の隣接データ ステーションとの間の伝送セクションのことを 意味します。TCP 仕様では、セグメントは接続ネットワーク 上の単一の情報単位を表します。 W.7 W 技術情報 用語集 スロット時間 これは、重要なイーサネット値です。スロット時間は、互い に最も遠い2つのネットワーク間の信号伝播時間の2倍の速度 で、パケット長は64バイトまたは512ビットです。 周波数クロック速度が10 Mbps、または周波数クロックサイ クルが100 nsの場合、スロット時間は51.2 μsになります。 100 Mbps時で周波数は10 nsになるので、同じパケット長の スロット時間は51.2 μsになります。スロット時間が大きい ほど、イーサネットのパフォーマンスは低下します。 SNMP SNMPプロトコルは、多くのネットワーク コンポーネントに 対する中央ネットワーク管理が可能であることを意味しま す。SNMPの主な目的は、管理機能の複雑さを減らし、プロ トコルを拡張し、ネットワーク コンポーネントから独立する ことです。SNMPプロトコルは、ネットワークのモニタリン グ、制御、管理をサポートします。SNMPアーキテクチャ モ デルに従って、ネットワークはネットワーク管理ステーショ ン(NMS)とネットワーク コンポーネントに分けられます。 ネットワーク管理ステーションは、ネットワーク コンポーネ ントをモニタし制御するアプリケーションを実行します。ネ ットワーク コンポーネントには、管理エージェントがあり、 管理機能を実行します。 スパニング ツリー プロトコル →ラピッド スパニング ツリーを参照 STプラグ AT&Tによって指定されたこのLWLプラグ(IEC-SC 86B)は、 モノモード ファイバとマルチモード ファイバの両方に最適 です。STプラグは、LANで通常使用されているプラグです。 バヨネット ロックをロッキング システムとして使用してい ます。このLWLプラグでは、FOケーブルがセラミックまたは 金属製フェルールでガイドされ、ピンの直径は2.5 mmで、金 属製ピンによってねじれないようになっています。セラミッ ク フェルールは、接触エリアを凸状にするために接地されて います。スプリングとは、接続されるファイバの前面が常に 接触していることを意味します。 W スター型トポロジ スター型トポロジでは、伝送ステーションは中央ノードとス ター型に接続されています。スター型トポロジは、中央ノー ドを介してのみ間接的にデータを交換できます。アクティブ スター型システムとパッシブ スター型システムとでは違いが あります。アクティブ システムでは、中央のノードはメッセ ージのリレーを引き継ぐコンピュータです。その容量は、ネ ットワークのパフォーマンスを決定します(たとえばプライ W.8 ベート交換など)。パッシブ システムには、ルータを結合す る1つのノードが中央にのみ存在します。この目的は、信号 の再生成であるため、このノードには交換規則はありません。 たとえば、パッシブ型スター システムはTDMA、CSMA/CD、 またはトークン アクセス手順で動作させることができます。 ストレート ケーブル 両側のケーブル接続が同じタイプのケーブル。このタイプの ケーブルは、たいていの場合スイッチなどのデバイスとステ ーションとの接続に使用されています。ストレート ケーブル は、クロスオーバー ケーブルとは異なり、通常のケーブル配 線方法です。 ステーション ネットワーク内にある各ハードウェア コンポーネントと、ネ ットワークに接続された端末装置。サーバ、ルータ、電話、 ファックス機等と、ネットワーク アダプタ(NIC)に接続さ れているすべての通信デバイスです。 スイッチング ハブ スイッチは、スイッチング機能のあるネットワーク コンポー ネントです。これらのスイッチング機能は、長距離ネットワ ークおよびローカル ネットワーク内の交換機能として実行で きます。長距離ネットワークでは、ローカル交換にはローカ ル スイッチがあり、リモート交換には中央スイッチがありま す。 トポロジ ネットワーク ノードと接続の構成を物理トポロジと呼びま す。ネットワーク ノードで可能な論理接続は、論理トポロジ と呼ばれます。これは、どのノード ペアが互いに通信できる かと、直接的な物理接続があるかどうかを示します。物理ト ポロジと論理トポロジをネットワーク内で識別する必要はあ りません。一般に、ネットワーク トポロジは2つのクラスに 分けることができます。最初のクラスでは、あるノードから 次のノードへの接続が設定されていて、2番目のクラスでは すべてのネットワーク ノードが直接伝送メディアに接続され ています。最も有名なネットワーク トポロジがリング型トポ ロジ、バス型トポロジ、ツリー型トポロジ、スター型トポロ ジです。長距離ネットワークでは、メッシュ型トポロジも有 名です。 トランシーバ トランシーバは、トランスミッタとレシーバの合成語で、デ バイスの送受信を示します。トランシーバは、イーサネット へのステーションのネットワーク アクセスを実装し、MAUと 呼ばれることもあります。 技術情報 用語集 トランキング トランキングは、イーサネット ネットワークで発生しますが、 私設交換やモバイル通信でも発生します。大規模なイーサネ ット ネットワークでは、トランキングは複数のイーサネット リンクのパラレル スイッチングです。パラレル リンクを介 した伝送は、帯域幅を拡大するのに使用され、スパニング ツ リー アルゴリズムによってアクティブになります。スパニン グ ツリー プロトコルが粒状の帯域幅拡張に向いていないた め、この技術はIEEE 802.3ad作業部会で標準化され、 「複数リ ンク セグメントの集束」と呼ばれています。 撚り対線ケーブル 撚り対線ケーブルは、対称型の銅線ケーブルで、互いに撚ら れた2つの線で構成されています。導体は、絶縁された銅製 導体で構成されています。同軸ケーブルなどの非対称ケーブ ルと異なり、対称ケーブルには参照電位がありません。この 利点は、線間の干渉を防ぐように配線を調整できることで す。 VLAN 仮想ネットワークまたは仮想LAN(VLAN)は、ネットワーク 内の論理ワーク グループを実装するための技術的な概念で す。このタイプのネットワークは、リンク レイヤまたはネッ トワーク レイヤでのLANスイッチングまたは仮想ルーティン グを使用して実装されます。 全二重動作 全二重動作または二重動作では、両方の通信パートナーが同 時に双方向で通信できます。 Webサーバ Webサーバは、HTTPプロトコルを介してファイルを提供する サーバ プログラムです。これらのファイルは、通常Webサイ ト、画像、およびスタイルシートです。提供するファイルの タイプによってWebサーバに違いはありません。Webサイト が要求すると (たとえばリンクをクリックすると)、ブラウ ザがHTTPクエリをWebサーバに送信します。次に、Webサー バが要求されたサイトを送り返すことができます。Webサー バの標準ポートは、HTTPプロトコル用には84で、(たとえば SSLを使用した)暗号化HTTPであるHTTPSの場合は443です。 通常、すべてのページ要求はログ ファイルに保存され、ログ ファイルを解析することでアクセスに関するさまざまな統計 が作成できます。ただし、HTTPはコネクションレス プロト コルなので、これで全体像がわかるわけではありません。 W W.9 技術情報 W W.10