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北朝鮮弾道ミサイル事前報道に係る 情報連絡会議

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北朝鮮弾道ミサイル事前報道に係る 情報連絡会議
北朝鮮弾道ミサイル事前報道に係る
情報連絡会議
【日時】平成28年11月2日(水)16:35~
【場所】災害対策本部室(県庁本庁舎3階)
【参集範囲】 知事(東京本部)
副知事 関係部局 県教育委員会 県警察本部
自衛隊鳥取地方協力本部等
[衛星放送配信 各市町村 各消防局]
1
【目的】
情報共有と今後の対応の確認
【内容】
1
2
3
4
知事挨拶
経過及び現状
県の対応方針
その他
2
2 経過及び現状等
“北朝鮮 ミサイル発射の懸念” 警戒強化11月2日 13時05分
NHK
政府は、「北朝鮮が弾道ミサイルの発射準備をしている」とアメリカのメ
ディアが報じるなど、ミサイルの発射が懸念されるとして、2日、各都道
府県に対して、Jアラート=全国瞬時警報システムの点検を呼びかける
通知を出すなど、警戒を強めています。
アメリカのメディアは今月1日、アメリカ当局者の話として、「北朝鮮が24
時間から72時間以内に中距離弾道ミサイル『ムスダン』を発射する準備
をしている」などと伝えました。
こうした中、政府は、北朝鮮が近く弾道ミサイルを発射することが懸念さ
れるとして、2日午前11時前、各都道府県に対して、日本に影響が出る
おそれがある場合は、Jアラート=全国瞬時警報システムで情報を伝達す
るとして、システムの点検や緊急時の対応の確認などを呼びかける通知
を出しました。政府は、都道府県に対し、市町村などに同様の連絡を行う
よう求めていて、万が一の際に備えて警戒を強めています。
これに関連し、菅官房長官は午前の記者会見で、「わが国は、北朝鮮の
ミサイルに関する動向については重大な関心を持って平素から情報収集
や分析に努めているが、具体的なことは事柄の性質上答えることを控え
3
たい」と述べました。
2 経過及び現状等
◆北朝鮮、3日以内に中距離弾道ミサイル発射の構え=報道
(ロイター)
11月1日、フォックス・ビジネス・ネットワークは米当局者の話として、北朝鮮が向こう24─
72時間以内に中距離弾道ミサイルを発射する構えだと報じた。
[ワシントン 1日 ロイター] - フォックス・ビジネス・ネットワークは1日、米当局者2人の話
として、北朝鮮が向こう24─72時間以内に中距離弾道ミサイルを発射する構えだと報じた。
北朝鮮は今年、ミサイル発射を繰り返している。最近では10月20日に中距離弾道ミサイ
ル「ムスダン」と推定されるミサイルを発射したが、米軍と韓国軍によると、発射は直後に失
敗に終わった。
10月20日のミサイル発射のニュースは、米大統領選の候補者による最後の論戦となる
第3回討論会の開催中に明らかになった。
アメリカ大統領選に照準か?(11月8日)
4
2 経過及び現状等
【消防庁事務連絡 11月2日11:00FAX受信】
各都道府県国民保護関連事案等ご担当者様
別添のとおり、北朝鮮のミサイル発射に関する記事が報道されましたので情報
提供いたします。
なお、平成28年10月21日付事務連絡「全国瞬時警報システム(Jアラート)に
係る情報伝達について」の内容を踏まえ、Jアラートの点検等についても引き続き
ご留意願います。
また、都道府県及び市町村における休日・夜間を含む緊急時における相互の情
報収集伝達等体制に万全を期するようお願いいたします。
貴都道府県管内の市区町村に対しても、この旨周知いただきますようお願いしま
す。
※別添資料は、別途配布
5
2 経過及び現状等
◆北朝鮮のミサイル発射状況(全般)
年月日時
ミサイルの種類
発射数
特記事項
H28.10.20 (木)
7:00
ムスダン
1 失敗
H28.10.15 (土)
12:33
ムスダン
1 失敗
H28.9.5 (月)
12:13
ノドン
3 いずれも約1000キロ飛行して北海道沖の日本海(EEZ内)に落下
H28.8.24 (水)
5:29
潜水艦発射弾道ミサイル
1 約500キロ飛行して日本海(ADIZ内)に落下
H28.8.3 (水)
7:53
ノドン
2 うち1発は約1000キロ飛行して秋田県沖の日本海(EEZ内)に落下
H28.7.19 (火) 5:45~6:40 ノドン、スカッド
H28.7.9 (土)
H28.6.22 (水)
H28.5.31 (火)
11:30
潜水艦発射弾道ミサイル
5:57、8:03 ムスダン
5:20
3
ノドン2発、スカッド1発を日本海方向に発射。うち2発は500~600キロ飛行して
日本海に落下
1 失敗
2 うち1発は高度1000キロ超え、朝鮮半島の東およそ400キロの日本海に落下
ムスダン
1 失敗
H28.4.28 (木) 6:40、19:24 ムスダン
2 失敗
H28.4.23 (土)
18:30
潜水艦発射弾道ミサイル
1 失敗
H28.4.15 (金)
5:33
ムスダン
1 失敗
H28.4.1 (金)
12:45
地対空ミサイル
3 日本海方向に発射、射程60~100キロ
※上記は、各種報道等の情報をもとに整理したもの。
⇒発射時間は、日本時間6時~8時半頃及び10時~13時頃が特に注意
6
2 経過及び現状等
◆北朝鮮のミサイル発射状況(ムスダン)
【防衛省発表資料】
7
【防衛省発表資料】
8
【防衛省発表資料】
9
【防衛省発表資料】
10
11
【防衛省発表資料】
12
【防衛省発表資料】
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3 県の対応方針(案) 各部局の業務
危機管理局 ・国・市町村・関係機関(自衛隊・海上保安庁・警察・消防)との連絡調整
・情報の収集、集約及び伝達
・「鳥取県ミサイル発射予告対応危機管理委員会」の運営
・住民広報(元気づくり総本部と共同)
エアソウル
観光交流局 ・アシアナ航空の注意喚起及び着弾等後の安否確認
商工労働部 ・DBSクルーズの注意喚起及び着弾等後の安否確認
農林水産部 ・落下区域操業予定の漁船の把握及び着弾等後の安否確認
・漁協、漁船関係者への注意喚起
教育委員会 ・海洋練習船の航行状況の把握及び着弾等後の安否確認
共 通
・万万が一の場合、各種行事開催時の屋内退避等の呼びかけ準備
・万万が一、県内に着弾した場合の対応準備
14
3 県の対応方針(案) 各部局の業務
<情報収集・連絡調整>
1 これまでの対応
(1)情報連絡室の設置
危機管理局では、従来から「情報連絡室」を設置しており、情報収集等を継
続中
(2)通信伝達手段の確認
① J-ALERTについては、8月4日(木)の鳥取県、県内市町村の臨時導通点
検等を実施し不具合なし。
※10月27日の火山情報伝達試験で不具合なし。
② Em-Netの導通試験(全国)を毎月実施
◆10月6日(木)定期試験実施済み。
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3 県の対応方針(案) 各部局の業務
<情報収集・連絡調整>
2 今後の対応
(1)市町村・関係機関との連携
市町村等には本日の会議の模様を衛星テレビにより配信し情報共有
(2)情報の伝達に万全を期すため3手段を確保
■Jアラート
国→県・市町村への情報伝達(文字・音声の送信)
※ 防災行政無線を通じて自動放送(安全な場合には、Jアラートを経由した防災行政無線は流れません。)
※ 全市町村導入済み。
■エムネット
国→県・市町村・消防局等への情報伝達(メールによる添付ファイル送付)
※ エムネット 全市町村、全消防局導入済
■消防防災無線FAX
国→県→市町村・消防局等への情報伝達
(3)住民等への情報提供
・県ホームページ(携帯電話用も含む。)、あんしんトリピーメール、トリッター (ツイッター)、
フェイスブック、災害情報ダイヤル(電話0857-26-8100)による情報提供
・報道機関、市町村を通じた情報提供
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【発射直後の国民・自治体・報道機関等への情報伝達経路】
政府の官邸危機
管理センター
Em-Net(メール添付
ファイルのイメージ)
J-ALERT(文字→音声)
緊急速報(エリア)
メール(自動)
鳥取県
消防防災無線のFAX
あんしんトリピ-メール・
ホームページ・ツイッ
ター・フェイスブック
災害情報ダイヤル
市町村・
消防局
J-ALERTは
東部、西部消防局導入済
Em-Netは全消防局導入済
防災行政無線
指定地方
公共機関
輸送、医療、報道機関等
Em-Net一部導入済
鳥取県の
報道機関
住民
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【発射直後の国民・自治体・報道機関等への情報伝達経路】
【Jアラート警報地域区分】
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3 県の対応方針(案) 市町村等への依頼事項
1 住民等への広報関連(市町村)
● 土日、休日、時間外における情報連絡体制の保持
● ミサイルが異常飛翔した場合で、Jアラートの万が一の不具合で防災行政
無線が自動起動しない場合に、防災行政無線による住民への広報
● 万万が一落下した場合の位置確認及び被害状況の把握・通報、立入り禁止
措置の実施
● ミサイルが発射されたが、落下せずかつ被害もなかった場合の安全広報の
実施
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3 県の対応方針(案) 市町村等への依頼事項
2 情報伝達機器の設定確認、再点検の実施(市町村、消防局)
① Jアラート、エムネットの設定確認
② Jアラート、エムネットを含む情報伝達機器の再点検
③ 情報伝達体制の確認
3 対応体制の整備(市町村)
万万が一の場合、ミサイルが落下した場合等に対応できる体制
の整備
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3 県の対応方針(案) 市町村等への依頼事項
4 消防庁依頼事項の報告 (市町村)
(1)Jアラート情報の住民への情報提供の状況報告
ミサイルが異常飛翔し、Jアラートにより情報伝達があった場
合、次により、Jアラートの作動状況をメールで報告。
◆「Jアラートの作動状況調査表(速報用)」⇒ (前回H28.2)発射後30分以内
◆「Jアラートの作動状況調査表(詳細用)」⇒(前回H28.2)発射翌日の9時迄
※ 複数回情報伝達があった場合は、それぞれの情報ごとに報告
報告内容は、消防庁から公表されることがある。
(2)被害状況の報告
万万が一ミサイルが落下した場合は、通常の自然災害に準じて、
火災・災害等即報要領に基づく様式第3号により、総合事務所等
を経由して、速やかに報告。
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3 県の対応方針(案) 市町村等への依頼事項
(参考:前回H28.2)
5 緊急消防援助隊の出動態勢等の確認等(消防局)
(1) 緊急消防援助隊の出動態勢や相互応援態勢の確認、資機
材の再点検
(2) 万万が一、ミサイルの一部が落下した場合、ジメチルヒドラジ
ン等の有害物質が含まれていることが想定されるので、消防活
動の際には必要な対処をすることが必要
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4 その他 核実験関係
過去の北朝鮮による核実験の状況
23
4 その他 核実験関係
咸鏡北道(ハムギョンプット)吉州郡(キルジュグン)豊渓里(プンゲリ)
ピョンヤン
ソウル
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4 その他 核実験関係 各部局の業務
構成
部局
所掌事務
課
危機管理局
危機対策・情報課
・事務局運営に関すること
・情報収集(官邸・消防庁)・集約及び県民等への情報提供に関すること
・対策の総合企画・調整に関すること
・国(官邸・消防庁)及び市町村等との連絡調整に関すること
生活環境部
水・大気環境課
(衛環研を含む。)
東部生活環境事務所
・放射線モニタリングの実施及び広報(原子力規制庁へのデータの報告〉
・情報収集(原子力規制庁)
福祉保健部
福祉保健課・健康政策課 ・住民健康相談の実施他
元気づくり総本部
広報課
総務部
人事企画課
地域振興部
教育・学術振興課
交流推進課
観光交流局
観光戦略課
商工労働部
通商物流課
農林水産部
水産振興局水産課
・広報の総括に関すること
・韓国へ派遣の県職員への情報提供
・韓国への旅行学生等への情報提供(私立学校、大学)
・韓国等の情勢等確認
・韓国への旅行者への情報提供
・エアソウル航空の運航情報に関すること
・DBSクルーズの運航情報等に関すること
・漁船の安全に関すること
・韓国への旅行生徒等への情報提供(公立学校)
教育委員会
教育総務課
東部振興監、中部・西部総合事務所、
日野振興センター
・日本人学校派遣教員への情報提供
・若鳥丸の運航情報等に関すること
・市町村等との連絡調整に関すること
・別指示による放射線モニタリング実施(モニタリング車等を含む。)
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<参考>
現在のモニタリングポスト
(県庁)
(境港市役所横)
(大山町役場)
(きらりタウン赤碕)
(衛環研)
米子市立
河崎小学校
(南部町役場)
(木地山)
(日野振興センター)
固定局:9局
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4 その他 核実験関係 県の対応方針(案)
危機管理委員会を設置し、次の対応を行う。
●情報収集
・ 官邸・総務省消防庁等(24時間態勢)
・ 原子力規制委員会
●放射線モニタリングの強化
・ 国と連携したモニタリングの実施
・ モニタリングポストによる空間放射線量率調査
・ ゲルマニウム半導体検出器を用いた核種分析
(降下物・大気浮遊じん)
・ 放射線モニタリング結果が通常の範囲を超えた場合の広報
●市町村及び県民への情報提供の実施
・ 放射線モニタリング結果の公表
・ 市町村への防災行政無線ファックスによる情報配信
・ 県民へのあんしんトリピーメール・HP等による情報配信
・ 漁船・学校(旅行学生等)・DBSクルーズ等への通報
(測定データを含む。)
●その他
・ 韓国派遣県職員への情報提供 等
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4その他 核実験関係 県の対応方針(案) 市町村への依頼事項
【全市町村】
◆放射線モニタリングの測定値が通常の範囲を越え
て、かつ人体に影響があると思われるような万万が
一の場合、住民への広報の実施
→防災行政無線、広報車の活用
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