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ひび割れ幅に関する検討
CONCRETE ENGINEERING LABORATORY ひび割れに対する検討! コンクリート構造物に発生した ひび割れ ひび割れに対する検討 n n n 鉄筋の腐食によ る耐久性の低下 水密性・気密性 等の機能の低下 美観を損ねる 許容ひび割れ幅 n n ひび割れ幅の限界状態を規定する許容ひび割れ幅は,構造 物の使用目的,環境条件,部材の性質等を考慮して定める.! ひび割れ幅の限界状態を検討する場合の環境条件を,構造 物の耐久性に最も関与する鉄筋の腐食に対する影響度から, 3つに区分される. 許容ひび割れ幅 n 鉄筋の腐食が進行する危険性が生じるひび割れ幅の限界値 は,コンクリー卜表面のひび割れ幅ばかりでなく,そこから鉄 筋表面に至る距離,すなわちかぶりの大きさが鉄筋の腐食 に大きく関係している. 演習 Calculation of Crack Width(曲げひび割れ) ひび割れ間隔 l = 4c + 0.7(c s − φ ) %σ s ' ( + ε cs * 許容ひび割れ幅w = k {4c + 0.7(cs − φ )}' & Es ) c:かぶり(mm) cs:鋼材の中心間隔(mm) φ:鋼材径(mm) ε'cs:コンクリート表面の平均収縮ひずみ 演習 Calculation of Crack Width(曲げひび割れ) 図の断面をもつ鉄筋コンクリート部材に発生する曲げひび割 れ幅を求めよ.ただし,鉄筋はD16,鉄筋に生じている引張応 力σs は130 N/mm2,ε‘cs=150×10-6,Es=200 kN/mm2 とする. また,許容ひび割れ幅ωa と得られた結果を比較せよ.