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四川省友好協会代表ご挨拶

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四川省友好協会代表ご挨拶
四川省友好協会代表ご挨拶
株式会社セレコーポレーション代表取締役 神農 雅嗣様、
セレ中国有限公司総経理、佐藤由菜様
皆様
こんにちは!まず、四川省人民対外友好協会及び代表団生徒達の保護者、在学する学校
の関係者に代わり、日本株式会社セレコーポレーション、セレ中国有限公司、藤田観光株
式会社など日本側の企業様に感謝の意を申し上げます。皆様の温かい支援及びきめ細かい
ご手配のお蔭があったからこそ、今回四川大地震被災地の学生交流団が日本を訪れる旅が
実現できました。
つきまして、四川省人民対外友好協会に関して、簡単にご紹介させて頂きます。四川省
友好協会は四川省の対外民間友好交流の窓口として、中国対外友好協会の団体会員という
位置づけで、1981 年に成立いたしました。我々は「友好増進、協力推進、平和維持、発展
促進」を協会の趣旨と掲げております。成立以来、協会は四川省と各国友好団体・友好人
士の交流を促進し、四川省と世界各国の相互理解と協力を深めるため尽力し、四川省の経
済・社会発展に貢献して参りました。
日本との交流に関して、協会が様々なレベルと領域において交流活動を展開し、特に青
少年友好交流活動に対して注力して参りました。2012 年につきましては、日本高校生代表
団 101 人、北京日本人学校教師生徒代表団 165 人が四川を訪問されました。また、中日国
交正常化 40 周年記念活動の一環として、
成都市高校生男子サッカーチームが日本新潟県に、
第一回中日少年サッカー友好試合に参加いたしました。2011 年には、日本国際協力センタ
ーボランティア代表団が四川を訪問され、また四川青年ボランティアが日本を訪問いたし
ました。今年は、8 月下旬に本協会が結成した中国青年ボランティア代表団が東日本大震災
の被災地に赴き、日本側の救援者、ボランティアと交流を図る予定です。このような多彩
な対日交流活動を通し、21 世紀における両国の友好交流を担う人材を育つことができると
我々が確信しております。
この度は、株式会社セレコーポレーションから多大な信頼を頂き、本協会が四川大地震
被災地学生訪日交流団の今回の訪問を実現させました。今回の訪問の目的は、野球試合を
通じて、両国若い世代の交流と相互理解を深め、両国の末永い友好のために堅実な基礎を
作り、新しい活力を注入するためでございます。中国と日本は古くから良き隣国でありま
した。全日空の 5 時間の直行フライトで、中国西部の内陸都市成都市と日本の首都東京を
結びつけることを可能にし、今回の訪問で我々も身を以て「良き隣人」という言葉の真意
を理解することができました。この数日、私たちが日本人若者の強い精神力を最も表して
いる場所とも言える甲子園を訪れ、日本の人々の温かさと親切さを感じ、日本社会の礼儀
とマナーを体験できました。中国と日本の友好交流の歴史はこれまで2千年以上に亘り続
き、両国の若者の間で行われているこのような活動、そして今回の四川と東日本の震災地
の若き学生たちの交流により、今までの関係を一層深まることと信じております。
野球スポーツは中国でまだそれほど普及されていませんが、北川中学校の野球チームは
震災後の北川の復興事業とともに成長を遂げてきました。1983 年、成都市において金牛区
少年野球隊が発足した。成都市内にある金牛スポーツセンターは中国西南部のおいて初め
ての国際標準野球場であり、そこで 2012 年 8 月に第 7 回アジア少年野球選手権大会が開催
されました。喜ばしいことに、成都においては今、数名の日本人野球監督も野球教育と指
導に携われています。
ここで改めて、株式会社セレ―コーポレーションなど日本企業及び関係者に、心より感
謝を申し上げます。四川大地震震災地の青少年野球チームが日本の野球少年達と球技を切
磋できることを期待しております。また、東日本大震災被災地の青少年野球チームがいつ
か四川を訪問し、復興された四川の被災地を見学して、そこの若者たちとともに成長の喜
びを分かち合い、ともに故郷の復興事業に貢献できることと、心より期待しております。
2008 年 5 月、元中国国家主席の胡錦濤氏が早稲田大学を訪れた時に、このように述べまし
た「若い時にできた友が一緒の共になる。私たちが日中友好のためにともに努力し、友好
の種を撒いていき、日中両国が末永く良い隣人であるように頑張りましょう」。この言葉を
借りて、日中青少年の交流事業の発展、及び東日本大地震被災地の復旧事業の成功を心よ
り申し上げます。
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