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地域密着型サービス事業者運営指導状況について
資料 7-3 H28.3.23 地域密着型サービス事業者運営指導状況について 1 指導監査とは (1)目的 介護保険施設等の介護給付対象サービスの質の確保と向上及び保険給付の適正化を 図り、適切な介護サービスの提供の促進と不正請求などの未然防止に努める。 (2)指導監査の種類 【集団指導】 介護保険施設等を一定の場所に集め、講習等の方法により実施する。 【実地指導】 介護保険施設等の事業所において実施する。 ※ 地域密着型サービス事業者は、概ね2年もしくは 3 年に1回以上実施。 ※ 新規開設等の事業者は、概ね3ヶ月経過後に実施。 【監 査】 指定基準違反等の場合、又はその疑いがあると認められる場合に実施する。 2 平成26年度地域密着型サービス事業者運営指導数 事業所の種類 グループホーム 認知症対応型デイサービス 小規模多機能型居宅介護・ 看護小規模多機能型居宅介護・ 事業所総数 平成 26 年度 H28.2.29 現在 指導実施数 指導項目数 人員に関 する基準 運営に関 する基準 介護給付費 の算定・取扱 31 13 4 60 9 8 4 1 4 1 14 4 1 23 2 5 4 0 3 0 58 25 6 90 12 定期巡回・随時対応型訪問介護看護 地域密着型特定施設・ 小規模特別養護老人ホーム 計 1 3 主な指導内容(平成 26年度) 人員に関する基準 【管理者の兼務について】 (事例) ・管理者が他の職務を兼務しているが、管理業務に支障があることが認められた。 管理者は、管理業務に支障がない場合に限り、他の職務に従事することができるが、 管理者として行わなければならない「業務の実施状況の把握」などが適切に行われてい ない実態が確認された。管理者の責務を十分に理解の上、管理業務を適切に行うこと。 【生活相談員の配置について】 (事例)・生活相談員の配置について、必要な勤務時間数を満たしていない日があった。 生活相談員は、サービス提供時間数の配置が必要であるが、生活相談員の配置が確認 できない日があった。生活相談員の配置にあたり、雇用契約書や辞令等により従事する 職種を明確にし、適正に配置すること。 運営に関する基準 【領収証の交付について】 (事例) ・サービスの提供に要した費用の支払いを受けた際に、領収証を交付していない。 ・口座振替の利用者に対し領収証を交付していない。 サービスの提供に要した費用の支払いを受けた際には、全ての利用者に対し領収証を 交付すること。 【入居者の預り金について】 (事例)・複数職員による管理がされていない。 ・保管依頼書等をもらっていない。 預り金の管理については、保管依頼書を求め、複数の職員による管理を徹底し、精算 時には引継ぎ書に家族の捺印を求めること。 【サービス計画の作成について】 (事例)・利用者の状態が変わっているが、前回と同様のケアプラン内容となっている。 ケアプランの実施状況についての分析や評価を十分に行い、利用者へのサービス提供 が適切に行えるようケアプランを作成すること。 2 【従業者の管理について】 (事例) ・従業者の資格証の写し等、従業者の管理に必要な書類が保管されていなかった。 管理者は、従業者を適切に管理できるよう、資格証等の必要な書類は事業所内に保管 すること。 【従業者の健康管理について】 (事例)・介護職員に対する腰痛検査の実施がされていない。 事業者は、介護業務等、腰部に負担のかかる作業を行う者に対して、6ヶ月ごとに 腰痛検査を実施しなければならないため、適切に職員の健康管理を行うこと。 【研修の機会の確保について】 (事例)・職員研修は実施されているが、その研修内容が全職員に周知されていない。 職員研修を実施した際には、介護従業者の資質の向上のため、研修報告書を作成し、 全職員へ周知して、介護技術の均衡化を図ること。 【非常災害対策について】 (事例)・避難訓練は実施しているが、実施後の課題が整理されていない。 避難訓練時の課題を整理し、全職員がその課題を把握し、スムーズな避難行動を行え るよう、非常災害対策の万全を期すこと。 【事故発生時の対応について】 (事例)・利用者のけがについて、事故原因が不明である記載が多く見られた。 日頃から利用者の身体状況等を把握し、状態の変化に早めに気づけるように心がけ、 事故原因を早期に解明し、再発防止策を講じること。 介護給付費の算定及び取り扱い 【看取り介護加算について】 (事例)・家族への随時の説明、同意等についての記録がされていない。 看取り介護加算については、利用者又はその家族の同意を得て、看取り介護に係る 計画を作成し、随時の説明、同意、相談内容等を適切に記録すること。 3 【医療連携体制加算について】 (事例)・重度化した場合の対応に係る指針に、入院期間中における居住費や食費の 取扱いが盛り込まれていない。 重度化した場合における対応に係る指針には、急性期における医師、医療機関との 連携、入院期間中の当該施設における居住費・食費の取扱い、看取りに関する考え方、 本人等との話し合いや意思確認の方法等を盛り込み、より具体的に定めること。 【サービス提供体制強化加算について】 (事例)・職員の割合を算出した記録がない。 サービス提供体制強化加算の算定要件である職員の割合については、常勤換算方法に より算出した前年度(3 月を除く)の平均を用いることとなっているため、毎年度所定 の割合を満たしているか確認し、記録すること。 4