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プレゼンテーション資料(PDF:738KB) - Mitsubishi Corporation
三菱商事株式会社 個人投資家セミナー (証券コード 8058) 「持続的成長を目指して」 2008年3月 代表取締役社長 小島 順彦 (注)本資料にて開示されているデータや将来予測は、本資料の発表日現在の判断や入手可能な情報に基くもので、種々の要因により変化することがあり、これらの目標や予想の達成、及び将来の業績を保証す るものではありません。また、これらの情報が、今後予告なしに変更されることがあります。従いまして、本情報および資料の利用は、他の方法により入手された情報とも照合確認し、利用者の判断によって行って 下さいますようお願い致します。本資料利用の結果生じたいかなる損害についても、当社は一切責任を負うものではないことをご認識いただくようお願い申し上げます。 本日のトピックス 1.三菱商事とはどのような会社か? 2.ビジネスモデルの変革 3.総合事業会社としての5つの課題 4.株主還元策 © 2008 Mitsubishi Corporation 2 三菱商事はどんな会社ですか? ; 7つの営業グループ(世界中に約1万社の取引先) ; 世界中に200以上の拠点 ; 500を超える子会社・関連会社 ; 5万人以上の社員(三菱商事本体 約6,000人) ; 年間20兆円の売上(2006年度実績) ; 4000億円を超える連結純利益(2006年度実績) © 2008 Mitsubishi Corporation 3 三菱商事(MC)の業績推移 (1971∼2006年度) 70年代は日本の成長と同一歩調、80年代は遅れを取り、バブル期に一旦回復したが、90年代は低迷。 2000年以降は日本の成長とは違う動きを示している。 純利益 ( 億円 ) 名目GDP ( 兆円 ) 4,500 4,000 連結純利益 単体純利益 名目GDP 900 3,500 バブル経済下で 民間設備投資が 急増。MC業績も 同一歩調で伸長 3,000 2,500 2,000 1,500 ・重工業を主体とした 高度成長期 ・MC売上高、収益も GDP成長と同一歩調 で伸びていた時代 経済構造が変化 (軽薄短小、製品 輸入増大) 700 経済のサービス 化進展 500 プラザ合意 円高不況 資産の優良化 選別経営推進 300 バブル崩壊 1,000 アジア危機 デフレ進行 事業投資の積極推進 バブルの後始末 500 100 INNOVATION2007 0- 0 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 -500 MC2000 -100 MC2003 (年度) © 2008 Mitsubishi Corporation 4 2000年以降の大きな成長の背景 経営計画:MC2000、MC2003、INNOVATION2007で行ってきたこと 経営管理システムの改革 ・BU制度導入 ・業績管理基準の導入(MCVA) ビジネスモデルの変革 ・バリューチェーンの構築 © 2008 Mitsubishi Corporation 5 経営管理システムの改革(2001年度∼) ① 収益力や将来性を測る、全社共通のものさしを作り、経営陣が全ての事業を共通のものさしで分類、 事業を推進するか撤退するかを決定する体制を確立。 新機能事業グループ* リスク・リターン 成長ユニット エネルギー事業グループ 金属グループ 機械グループ 事業ごとに 約190 全社共通の ものさし* で 組織を編成 ビジネスユニット (2001年∼) 分類 拡張ユニット 化学品グループ リスク・リターン 生活産業グループ *新機能事業グループは2007年4月1日付組織改編に おいてイノベーション事業グループと新産業金融事業 グループに再編しました。 © 2008 Mitsubishi Corporation 再構築ユニット *MCVA (Mitsubishi Corporation Value Added) =連結事業収益−リスク調整後資本コスト EXIT(撤退) 6 経営管理システムの改革(2001年度∼) ② (億円) 5,000 赤字BUの赤字額合計 4,000 黒字BUの黒字額合計 3,761 事業収益合計 4,112 4,000 3,000 2,581 2,000 1,597 1,416 2,193 1,866 2,000 1,497 1,057 1,000 650 0 -1,000 0 ▲ 766 ▲ 540 ▲ 369 ▲ 164 ▲ 388 ▲ 294 -1,000 -2,000 -2,000 2001年度 100% 25% 2002年度 2003年度 2004年度 2005年度 2006年度 189 BU 181 BU 187 BU 164 BU 149 BU 138 BU 138 BU 20% 27% 25% 23% 21% 20% 22% 成長 44% 50% 59% 65% 66% 68% 拡張 36% 29% 25% 18% 14% 14% 10% 2001.4.1 2002.4.1 2003.4.1 2004.4.1 2005.4.1 2006.4.1 2007.4.1 75% 50% 5,000 3,597 3,000 1,000 4,406 44% 0% © 2008 Mitsubishi Corporation 再構築 7 ビジネスモデルの変革 以前は・・・ 仲介(貿易)事業者でした。 メーカーとの関係を強 化し、同社製品の拡販 に更に関与 販売代理店との関係を 強化し、同社を使って 拡販を図る 投資 取引拡大のための投資 取引 メーカー 金融 投資 仲介手数料 商社金融 信用供与 販売代理店 取引先の間に立ち、仲介手数料・金融手数料を得ることが中心。投資によって手数料の拡大を狙いました。 © 2008 Mitsubishi Corporation 8 ビジネスモデルの変革 現在は・・・ 総合事業会社です! 人材派遣 経営支援 製品販売・マーケティング ・多種サービス提供【業務改革支援等】 ・競争力ある原料納入 etc 取引先・投資先の競争力強化・企業価値向上 ビジネスモデルの変革:バリューチェーンビジネス 取引 川上(原材料) 金融 投資 サプライチェーンマネジメント 高度な金融サービスの提供 戦略投資化(配当・連結収益) 原料・素材 メーカー 川 下(製品) 小売業 製品メーカー 販売代理店 バリューチェーン全体を見渡し、取引先、投資先の競争力強化・企業価値向上を支援、サービス対価を得るとともに、 投資先からの配当、連結収益の拡大を狙います。 © 2008 Mitsubishi Corporation 9 ビジネスモデルの変革(金属グループ) 実例 鉄鋼分野のバリューチェーン(金属グループ) 長い間の取引に基づく知見・ネットワークを活かし、投資を実施、幅広い収益源を確保 川上(原材料) 川下(製品) 資 源 製 鉄 1次流通 取引 取引 (メタルワン他) 投 投資 資 電炉メーカー 電炉メーカー 鉄スクラップ 鉄スクラップ 取引 取引 取引 取引 投 投資 資 取引 取引 投 投資 資 2 3 取引 取引 投資 投資 部 材 メー カ ー 鉄鉱石・ その他原料 (BMA,IOC他) 取引 取引 ・ 次 加工・流通 原料炭 高炉メーカー 高炉メーカー 原料サプライヤー 最終需要家 加工・流通販売 ゼネコン 自動車メーカー 機械メーカー 取引 取引 家電メーカー 製缶メーカー 造船メーカー 取引 取引 取引 取引 石油・ガス 金 金融 融 © 2008 Mitsubishi Corporation 10 ビジネスモデルの変革(金属グループ) 世界の原料炭交易量に占める位置付け (2006年) (2006年) BMA 23.2% この内の約50%が 当社の持分 日本最大の 石炭保有会社 全世界 2.2億トン リオ ティント 他 76.8% BMA:BHP Billitonとの石炭合弁事業体 © 2008 Mitsubishi Corporation 11 ビジネスモデルの変革(金属グループ) 原料炭以外にも、当社は金属資源への積極的な投資を行い、多くの権益を保有しています。 金属資源分野の展開 2,000万トン 鉄鉱石 700万トン 760万トン 2007 2008* 2011**∼ *: カナダIOC社において60万トン増産予定 ** : 豪州鉄鉱石(クロスランズリソーシス社)の 持分生産量出荷開始予定 一般炭 800万トン 400万トン 2007 2010*** ∼ *** : 豪州クレアモント出炭予定 © 2008 Mitsubishi Corporation 12 ビジネスモデルの変革(エネルギー事業グループ) LNG(液化天然ガス)はクリーンエネルギーとして期待され、積極的な事業展開を行っていきます。 石油・ガスプロジェクトの展開 LNG増産計画 660万トン 460万トン 現在 2008*∼ * : サハリンⅡ、タングLNG、 西オーストラリアLNG (拡張) © 2008 Mitsubishi Corporation 13 総合事業会社としての課題(1)資源事業と非資源事業のバランス 資源事業と非資源事業による収益バランスを取り、将来にわたって安定的収益向上を目指します。 5,000 4,000 非資源 資源 関連 2006年度 関連 3,000 2,000 40% 4,159億円 60% 1,000 0 - -1,000 2002年度 2003年度 ■金属 ■エネルギー事業 2004年度 2005年度 2006年度 資源関連セグメント純利益は全体の約60%(約5倍の増加) ■機械 ■生活産業 ■化学品 ■新機能(*) 非資源関連セグメント純利益は全体の約40%(約3倍の増加) ■その他 (*)新機能事業グループは2007年4月1日付組織改編においてイノベーション事業グループと新産業金融事業グループに再編しました。 © 2008 Mitsubishi Corporation 14 総合事業会社としての課題(1)資源事業と非資源事業のバランス 資源ビジネスは資源価格の変動により影響を受けますが、非資源事業を強固にしてバランスを取ります。 商品市況の連結純利益に与える影響 ( )内は2007年度下期見通し ¾ 原油 (70.8 USD/バレル) : 1ドルにつき年間10億円のインパクト ¾ 銅地金 (7,055 USD/トン) : 100ドルにつき年間8億円のインパクト ¾ アルミ地金 (2,400 USD/トン) : 100ドルにつき年間10億円のインパクト (参考)為替レート(115.0 円/USD) : 1円 につき年間約24億円のインパクト (ドル/バレル) 100 80 ドバイ原油(FOBスポットベース) 60 40 20 0 1998年12月 1999年12月 2000年12月 2001年12月 2002年12月 2003年12月 2004年12月 2005年12月 2006年12月 2007年12月 © 2008 Mitsubishi Corporation 15 総合事業会社としての課題(1)資源事業と非資源事業のバランス 生活産業グループ 食料ビジネスのバリューチェーン 生産 輸入 コーヒー豆 米・麦 砂糖・糖類 畜産・水産 ほか 輸入・物流 投資 加工食品 ほか 取引 製造 子会社・関連会社 戦略パートナー 重要顧客 投資 小売 流通販売 マーケティング 販売促進 情報システム ほか 全国問屋 菱食 明治屋 商事 取引 地方問屋 投資 MFG(三菱フードグループ) 取引 スーパー コンビニエンスストアー (ローソン 他) 外食産業 (ケンタッキー フライドチキン他) 投資 金融 © 2008 Mitsubishi Corporation 16 総合事業会社としての課題(1)資源事業と非資源事業のバランス 資源事業と非資源事業による収益バランスを取り、将来にわたって安定的収益向上を目指します。 < INNOVATION 2007 投資計画 > 全社推進分野 新エネルギー・環境 医療周辺、金融 ステップ期間計画 ステップ期間計画 (2006∼2007年度) (2006∼2007年度) 2006年度実績 2006年度実績 1,500億円 280億円 4,000億円 1,600億円 海外電力事業 500億円 100億円 自 動 車 事 業 500億円 220億円 食 糧 ・ 食 品 1,000億円 260億円 資源関連分野 重点分野 エ ネ ル ギ ー 金 金 属 属 資 製 源 品 化 学 品 紙 関 連 資源関連の投資計画は全体の約3分の1 その他(非資源関連)の投資計画は全体の約3分の2 資源関連 ステップ期間 4,500億円 2,040億円 その他 投資計画 非資源 12,000億円 関連 リ テイ ル事業 その他 そ の 他 投 資 ステップ期間計画合計 12,000億円 4,500億円 (2007年度投資計画 7,500億円) © 2008 Mitsubishi Corporation 17 総合事業会社としての課題(2) グローバルな成長の取り込み 地 地域 域別 別長 長期 期性 性資 資産 産 海外 42% 2002年度 11,256億円 国内 58% 2006年度 海外 53% 12,996億円 海外 39% 2006年度 国内 47% 地 地域 域別 別売 売上 上総 総利 利益 益 海外 29% 2002年度 7,186億円 11,481億円 国内 71% © 2008 Mitsubishi Corporation 国内 61% 18 総合事業会社としての課題(3) 〔50代半ば〕 経営者向け講座 子会社・関連会社 拠点 子会社・ 関連会社 経営人材 地域統括 高度な 専門家 〔40代半ば〕 就任準備プログラム 短期MBAプログラム 子会社・関連会社 経営のプロとして派遣 同一事業長期、 複数事業歴任など 中堅トップ による 変革など 〔30代半ば〕 経営者の 補佐役 経営者人材の育成 三菱商事本体 GCEO・ 本部長 幹部人材の グループを 超えた 活用・育成 支店長 高度な 専門家 BU長 ビジネスマネジメント研修 中規模会社トップ、 大規模会社のNo.2など 内外 場所 社内出向 (グループ間 人事交流) BU統括 マネージャー クラス 実務担当者 初期講座 © 2008 Mitsubishi Corporation 初期段階で分社などに 出向し実務を習得 ジュニアマネジメント研修 新任管理職研修 経営トップに日常的 に接する職務など BU メンバー 〔20代後半∼〕 MC経営塾 新任BU長研修 営業新人の財経配属 5年目研修 新人/キャリア採用 導入研修 19 総合事業会社としての課題(4) 持続的な事業展開に必要な社会との共生 創業以来、企業理念(三綱領)、企業行動指針などにおいて社会との共生を重視してきました。 地域・環境との共生 既存ビジネスに 新規事業の展開に 社会貢献活動を おける取り組み よる取り組み 通じた取り組み 総合事業会社化をグローバルに進めていく中で、 より深く社会との共生を意識する必要があります。 © 2008 Mitsubishi Corporation 20 総合事業会社としての課題(4) 持続的な事業展開に必要な社会との共生 三菱商事は、健全なグローバル・エンタプライズとして、「地球環境に配慮しない企業は存続しえない」との認識に立ち、 あらゆる面での企業活動を通じて地球環境の保全と改善に努力し、持続可能な発展を目指す。(環境方針 基本理念) ① 既存のビジネスにおける取り組み パルプ事業 【 アルパックフォレストプロダクツ (カナダ) 】 持続可能な森林管理で地域社会と共存 アルミ事業 【 モザール (モザンビーク) 】 「モザール地域発展基金」の設立 教育支援、健康のための環境整備や衛生教育の支援など 石炭資源事業 【 MDP (オーストラリア) 】 緑を大切に育て、生態系の再生に努める © 2008 Mitsubishi Corporation 21 総合事業会社としての課題(4) 持続的な事業展開に必要な社会との共生 三菱商事は、健全なグローバル・エンタプライズとして、「地球環境に配慮しない企業は存続しえない」との認識に立ち、 あらゆる面での企業活動を通じて地球環境の保全と改善に努力し、持続可能な発展を目指す。(環境方針 基本理念) ② 新規事業の展開による取り組み 地球の未来を支える排出権ビジネス 新世代エネルギーをつくり出す新エネルギービジネス <太陽光発電事業 ・ バイオ燃料事業 ・ 燃料電池事業> 地球環境保全に貢献する環境・水ビジネス <水事業、環境・資源リサイクル事業> ③ 社会貢献活動を通じた取り組み サンゴ礁プロジェクト活動拠点 地球 環境 社会貢献に関する基本理念 国際 交流 グッド・コーポレート・シチズンとしての自覚を持ち、 地球的視野から社会に対し幅広い貢献活動を行う。 © 2008 Mitsubishi Corporation 福祉 教育 文化 ・ 芸術 22 総合事業会社としての課題(5) 将来への布石をしっかり打つ 連結純利益 (億円) 5,000 4,159億円 4,000 17.8% LNG LNG 3,000 エネルギー 44.9% 原料炭 原料炭 金属 2,000 機械 1,000 263億円 0 20.0% 自動車 自動車 11.6% 食料 食料 生活産業 その他 - 1999年度 2006年度 -1,000 過去において行った戦略的投資が花開き現在の好業績につながっている。 将来の更なる成長に向けて、新たなる戦略領域を定義し、戦略的投資を進めていく。 © 2008 Mitsubishi Corporation 23 総合事業会社としての課題(5) 将来への布石をしっかり打つ −3つの戦略領域− 新エネルギー・環境、医療周辺、金融を全社推進分野とし、2007年4月に2つの事業グループを 設立いたしました。 < 全 社 推 進 分 野 > 新エネルギー・環境 医 療 周 金 融 辺 2つの事業グループを設立 イノベーション事業グループ ・ 新産業金融事業グループ © 2008 Mitsubishi Corporation 24 総合事業会社としての課題(5) 将来への布石をしっかり打つ −医療周辺ビジネス− 全社推進分野 (医療周辺ビジネス) −ヘルスケア事業関連− 医療制度改革、少子高齢化 <わが社の取組> ・医療機関への企業経営ノウハウの導入、経営支援 ・医療機関の効率的経営 ・アウトソーシングのための商品・サービス提供、ネットワークの構築 ・質の高い医療、介護サービスに対する需要 医療データーベース事業 医療材料 共同調達 医療機器調達 コンサルティング プロキュア プロキュア アプリシア アプリシア 病院設計・ デザイン 医療機器輸入販売 事務・ データー処理 エム・シー・メディカル エム・シー・メディカル メディセオ メディセオ ・・ パルタック パルタック 経営コンサルティング アウトソーシング メディカルデータビジョン メディカルデータビジョン ライフタイムパートナーズ ライフタイムパートナーズ 経営支援 医薬品・医療材料 調達/物品管理 日本ホスピタルサービス 日本ホスピタルサービス 購入・在庫管理 (医材、機器、食事) 生活支援(配食)事業 クオール クオール スマイルダイナー スマイルダイナー © 2008 Mitsubishi Corporation コールセンター事業 病院内コンビニ ローソン ローソン マーケティング 福祉用具レンタル卸 調剤薬局事業 薬 薬樹 樹 ・患者 ・要介護者 ・高齢者 病院PFI 病院給食 事業所給食 介護事業者 介護事業者 日本ケアサプライ 日本ケアサプライ レオックジャパン レオックジャパン 25 © 2008 Mitsubishi Corporation 2002年7月 2006年7月 (億円) 52 35 3,000 18 0- 2008年1月 2007年10月 46 2007年7月 6,000 2007年4月 2006 2007年1月 2005 2006年10月 配当(円) 2006年4月 2006年1月 2005年10月 4,000 2005年7月 2004 2005年4月 2005年1月 2004年10月 2003 2004年7月 12 2004年4月 2004年1月 8 2003年7月 2,000 2003年10月 2002 2003年4月 2003年1月 8 2002年10月 2001 2002年4月 2002年1月 三菱商事 2001年10月 8 2001年7月 2000 2001年4月 連結純利益(億円) 2001年1月 2000年10月 8 2000年7月 1999 2000年4月 2000年1月 3 1999年7月 8 1999年10月 1998 1999年4月 5,000 1999年1月 1998年10月 1,000 1998年7月 1998年4月 1998年1月 株主還元策について (円) 60 50 40 30 20 10 0 2007(予) 3.5 TOPIX 2.5 2 1.5 0.5 1 0 出所:Bloomberg (月末終値とTOPIX月末終値の推移。98/1/30の株価を1.0とし、以降の推移を数値化したもの。) 26 参考資料 © 2008 Mitsubishi Corporation 27 <企業理念>三綱領について し ょ き ほ う こ う 所期奉公 ・事業を通じ、物心共に豊かな社会の実現に努力すると同時に、 かけがえのない地球環境の維持にも貢献する。 し ょ じ こ う め い 処事光明 ・公明正大で品格ある行動を旨とし、活動の公開性、透明性を堅持する。 りつぎょうぼうえき 立業貿易 © 2008 Mitsubishi Corporation ・全世界的、宇宙的視野に立脚した事業展開を図る。 28 業績について(2007年度第3四半期決算・2007年度通期見通し) 2007年度第3四半期決算のポイント 1. 第3四半期累計の当期純利益は3,456億円と、前年同期に比べ▲36億円、率にし て▲1%の減益となったが、史上2番目の高水準。 2. 全般的に事業は好調に推移し、特に資源以外の「機械」、 「化学品」、「生活産業」 の増益幅が大きい。「新産業金融事業」も好調。 3. 株主資本は前年度末(2007年3月末)と比較して若干の増加。 4. 今期の当期純利益見通し4,300億円に対する達成率は80% © 2008 Mitsubishi Corporation 29 業績について(2007年度第3四半期決算・2007年度通期見通し) 1. 第3四半期累計の当期純利益は3,456億円と、前年同期に比べ▲36億円、率にして▲1%の減益となったが、史上2番目の高水準。 <営業利益、当期純利益、基礎収益の推移> (億円) 6,000 当期純利益 5,000 4,000 営業利益 基礎収益 3,000 2,000 1,000 0 2004 3Q 2005 3Q 2004年度 第3四半期 2006 3Q 2005年度 第3四半期 2007 3Q 2006年度 第3四半期 2007年度 第3四半期 営業利益 1,591 2,558 3,066 2,782 当期純利益 1,226 2,800 3,492 3,456 基礎収益 2,653 3,890 5,061 4,731 © 2008 Mitsubishi Corporation 30 業績について(2007年度第3四半期決算・2007年度通期見通し) 2. 全般的に事業は好調に推移し、特に資源以外の「化学品」、「機械」、「生活産業」の増益幅が大きい。「新産業金融事業」も好調。 セグメント別増減理由 セグメント別増減理由 (億円) セグメント別当期純利益の前年同期比増減 4,000 3,500 27 6 3,000 52 7 1 03 6 08 2,500 2,000 1,4 80 1,2 83 1,500 5 27 1,000 45 2 500 イノベーション事業 8 0 ▲ 500 19 4 36 0 19 5 2 006 年度第3四半期 2 80 4 09 2 55 イノベーション事業 ▲9 2 007 年度第3 四半期 ■イノベーション事業■ 新産業金融事業 ■エネルギー事業 ■金属 ■機械 ■化学品 ■生活産業 ■消去又は全社 © 2008 Mitsubishi Corporation ○イノベーション事業(17億円の減益) ○イノベーション事業(17億円の減益) 前年度の株式売却益の反動減ほか 前年度の株式売却益の反動減ほか ○新産業金融事業(63%減益) ○新産業金融事業(63%減益) 開発不動産の売却益やREIT関連収益の増加に加え、物流事業が全般的に 開発不動産の売却益やREIT関連収益の増加に加え、物流事業が全般的に 好調であったものの、前年度ダイヤモンドシティ株式売却益の反動に 好調であったものの、前年度ダイヤモンドシティ株式売却益の反動に より減少 より減少 ○エネルギー事業(15%増益) ○エネルギー事業(15%増益) 油価上昇に伴う海外資源関連子会社での利益増に加え、サハリン・エナ 油価上昇に伴う海外資源関連子会社での利益増に加え、サハリン・エナ ジー社株式売却益や、海外配当に関する税額控除メリットの一部先行計 ジー社株式売却益や、海外配当に関する税額控除メリットの一部先行計 上による増加 上による増加 ○金属(13%減益) ○金属(13%減益) 豪州資源関連子会社(原料炭)における販売価格低下による減少 豪州資源関連子会社(原料炭)における販売価格低下による減少 ○機械(17%増益) ○機械(17%増益) 前年度における株式売却益の反動減があったものの、海外IPP事業に 前年度における株式売却益の反動減があったものの、海外IPP事業に おける新規連結、及びアジアにおける自動車市況の回復と為替の影響 おける新規連結、及びアジアにおける自動車市況の回復と為替の影響 により増加 により増加 ○化学品(44%増益) ○化学品(44%増益) 石化事業関連会社の持分上昇による税メリットの影響、及び現地法人 石化事業関連会社の持分上昇による税メリットの影響、及び現地法人 における取引好調による増加 における取引好調による増加 ○生活産業(14%増益) ○生活産業(14%増益) 前年度における株式売却益の反動減があったものの、食料関連事業好調 前年度における株式売却益の反動減があったものの、食料関連事業好調 により増加 により増加 資源価格の推移 (9ヶ月平均) 2006年度 第3四半期 2007年度 第3四半期 増減 通期見通し の前提 油価( $/BBL) ( ドバイ) 62.7 72.7 10.0 69.1 銅地金 ( $/MT) 7,316 7,514 198 7,366 アルミ地金 ( $/MT) 2,620 2,584 ▲ 36 2,527 31 業績について(2007年度第3四半期決算・2007年度通期見通し) 3. 株主資本は前年度末(2007年3月末)と比較して若干の増加 株主資本と有利子負債の増減 (億円) (倍) 40,000 35,000 3 34, 293 34, 199 30, 463 31, 487 31, 245 29, 509 30,000 ①当期純利益の積み上がり ①当期純利益の積み上がり (3,456億円) (3,456億円) 30, 577 23, 793 25,000 2 20,000 1. 3 15,000 1.1 1. 1 1. 0 主な株主資本増減要因 主な株主資本増減要因 (( 2007年3月末比) 2007年3月末比) 1. 1 1 10,000 ②配当金支払 ②配当金支払 (( ▲899億円) ▲899億円) ③未実現有価証券評価益の減少 ③未実現有価証券評価益の減少 (( ▲369億円) ▲369億円) ・・・・保有上場株式の含み益減少 ・・・・保有上場株式の含み益減少 ④為替換算調整勘定の改善 ④為替換算調整勘定の改善 (( 239億円) 239億円) ・・・・豪ドル等での円安の影響 ・・・・豪ドル等での円安の影響 5,000 0 0 2006年3月末 有利子負債(NET) © 2008 Mitsubishi Corporation 2007年3月末 2007年9月末 株主資本 2007年12月末 ⑤自己株式の取得による減少 ⑤自己株式の取得による減少 (▲1,501億円) (▲1,501億円) 有利子負債倍率(NET) 32 業績について(2007年度第3四半期決算・2007年度通期見通し) 4.今期の当期純利益見通し4,300億円に対する達成率は80% 当期純利益 (億円) 4500 イノベーショ ン事業 170 4000 890 3500 103(61%) 608 (68%) 3000 20 イノベーション事業 新産業金融事業 エネルギー事業 2500 1,283 (83%) 2000 1,550 金属 機械 1500 527 (84%) 280(90%) 630 409(83%) 490 255 240 2007年度第3四半期 通期見通し(上期公表) 1000 500 0 イノベーショ ン事業 ▲9 ▲ 500 3,456億円 3,456億円 (80%) (80%) ( © 2008 Mitsubishi Corporation 310 化学品 生活産業 消去又は全社 4,300億円 4,300億円 )内は達成率 33 INNOVATION2007 「ステップ期間」の投資計画の進捗状況 (投資金額) INNOVATION 2007 全社推進分野 新エネルギー・環境 医療周辺、金融 重点分野 エネルギー ステップ期間計画 ステップ期間計画 (2006∼2007年度) (2006∼2007年度) 2006年度実績 2006年度実績 1,500億円 280億円 4,000億円 1,600億円 海外電力事業 500億円 100億円 自動車事業 500億円 220億円 食 糧 ・ 食 品 1,000億円 260億円 ファンド投資、不動産開発 、医療周辺、 航空機リース事業など 620億円 インドネシア石油・ガス鉱区への資本参加及び 金 属 資 源 権益取得、米国メキシコ湾油田権益取得、 豪州原料炭事業関連投資 など 日本食品化工・日東富士製粉・日本農産工業の子会社化、 2,880億円 米久株式取得など 870億円 金 属 製 品 メタルワン関連投資など 250億円 化 学 品 サウディ石油化学追加株式取得など 290億円 250億円 紙 関 連 4,500億円 2,040億円 ユナイテッドアローズ株式取得 その他投資 ステップ期間計画合計 特種東海ホールディングス株式取得 国内オンサイト発電事業、レンタル建機関連 リテイル事業 その他 新規投資実績(2007年度第3四半期) 新規投資実績(2007年度第3四半期) 910億円 日本ケンタッキーフライドチキン子会社化など 12,000億円 4,500億円 2007年度第3四半期合計 5,820億円 78% 2007年度投資計画 2007年度投資計画 7,500億円 7,500億円 © 2008 Mitsubishi Corporation 34 MDP(オーストラリア原料炭) 1月・2月の豪雨によるBMA所有原料炭炭鉱への影響 MDP 豪州保有炭鉱一覧 (2008年2月25日現在) ・MDPがクイーンズランド州にて保有する10炭鉱の内、 BMAが保有する原料炭全炭鉱の操業に影響が出た。 ・1月24日 BMAがフォースマジュール(不可抗力)を宣言 Clermont(一般炭) ・生産への影響は引き続き精査中であるが、1月18日∼20 日、2月9日∼14日の二度に亘る豪雨により、2008年6月 末までのBMA保有炭鉱の生産量への影響は、650∼750 万トンの範囲になると予想(2月25日にBMAが予備的な査 定結果として発表) Queensland ・現在BMAは、炭鉱労働者の安全面及び炭鉱周辺の環境 面にも充分配慮しつつ、供給の安定化に向けて全力で復 Ulan(一般炭) Warkworth(一般炭) 旧作業に当たっている。 New South Wales © 2008 Mitsubishi Corporation 35 三菱自動車 三菱自動車2007年度第3四半期の業績サマリー 06第3四半期 07第3四半期 実績① 実績② 売上高 差 ②−① 07年度計画 2/5(08)公表値 15,441 19,473 +4,032 26,700 営業利益 64 520 +456 800 経常利益 -64 393 +457 600 当期利益 -118 217 +335 200 899 1,016 +117 1,337 販売台数(小売) 注:販売台数はOEMを除く (億円) (単位:億円、千台) (三菱自動車第3四半期決算資料より) わが社リスクエクスポージャー わが社リスクエクスポージャー 5,000 4,000 約3,800 3,000 株式含み益 2,150 2,200 2,300 約4,000 約4,000 約3,700 2,250 三菱自動車本体へのリ スクエクスポージャー 2,000 1,000 1,500 1,500 1,850 1,750 06.9月末 07.3月末 07.9月末 07.12月末 0 © 2008 Mitsubishi Corporation 三菱自動車本体を除い た関連事業へのエクス ポージャー 36 サハリンⅡ Piltun-B Platform 1. コスト・スケジュール プロジェクトコスト :約200億ドル MC投資額 :約1800億円 (2007年12月現在) Phase 2プロジェクト工事進捗率 :80%超(2007年12月現在) (Phase 2プロジェクト:原油通年生産、及びLNG生産開始) 2. LNGマーケティング Lunskoye Platform LNG生産能力:9.6百万トン/年(4.8百万トン/年×2系列) 販売状況:ほぼ全量成約 (販売先内訳:日本60%、韓国20%、US/メキシコ20%) 3. 今期の動き 2007年4月・・・サハリンエナジー社の我社持分の半分をガスプロム に譲渡(我社持分20%→10%) ・・・改定開発予算(2005年9月にロシア政府に提出した 予算/約200億ドル)をロシア政府が承認 ・・・改定環境対策計画書(2007年3月にロシア政府に 提出)をロシア政府が承認 © 2008 Mitsubishi Corporation 37 エネルギー事業グループ(LNGビジネス) LNG(液化天然ガス)ビジネスのバリューチェーン 資源保有国 ブルネイ マレーシア 上 流 液化設備 物流(LNG船) 販 売 日本 韓国、中国 探鉱開発 LNG生産 傭 船 投資 投資 取引 オーストラリア ロシア(サハリン) 船舶運航 取引 資機材調達 投資 インドネシア(タングー) 輸入 取引 受入基地 米国 投資 アメリカ(アラスカ) オマーン © 2008 Mitsubishi Corporation 金 融 38 エネルギー事業グループ(LNGビジネス) 日本向LNG取扱比率 (2006年3月当社調べ) (2006年3月当社調べ) 日本向け その他* 55% LNG取扱量 合計5,780万トン 三菱商事 45% その他* : LNG Japan、三井物産、丸紅、伊藤忠、その他 © 2008 Mitsubishi Corporation 39