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ごみゼロあきた ハンドブック 2010 ごみゼロあきた ハンドブック 2010

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ごみゼロあきた ハンドブック 2010 ごみゼロあきた ハンドブック 2010
秋田県美化マスコット
「クリンちゃん」
ごみゼロあきた
ハンドブック
2010
リデュース
ごみを出さない
適正な処理
リサイクル
リユース
再生して使う
繰り返し使う
循環型社会づくりに積極的に取り組みましょう
秋 田 県
目次
目 次
1 循環型社会に向けて
「使い捨て社会」
との決別 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1)
循環型社会のイメージ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(2)
循環型社会の基本原則とキーワード ・・・・・・・・・
(3)
循環型社会を進めるさまざまな法律 ・・・・・・・・・
5 家庭にあるリサイクル資源
1
1
2
3
2 秋田県のごみとリサイクル事情
ごみはいずこへ?
(1)
ごみとは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(2)
ごみの排出量 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(3)
ごみの資源化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(4)
ごみの処理の流れ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
4
5
5
3“ごみゼロあきた”の推進
あなたは、
毎日どれくらいのごみを捨てていますか?
(1)
ごみの種類別割合 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
(2)
ごみの減量化目標とスローガン ・・・・・・・・・・・ 6・7
(3)
ごみ減量の効果 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
4 ごみを減らす3つの方法
3Rのライフスタイルを確立しよう
(1)リデュース(発生抑制)
ごみとなるものを持ち込まないこと ・・・・・・・8
(2)リユース(再使用)
繰り返し使い、
ごみにしないこと ・・・・・・・・・・9
(3)リサイクル(再生利用)
ごみを資源として活かすこと ・・・・・・・・・・・・・9
●容器包装リサイクル法 ・・・・・・・・・・・・・・ 10
●家電リサイクル法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
分別(ふんべつ)のある分別(ぶんべつ)を
(1)生ごみ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(2)スチール缶、アルミ缶 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(3)ガラスびん ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(4)紙 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(5)プラスチック類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(6)繊維製品 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(7)電池 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6 グリーン購入のすすめ
12
13
14
14
15
16
16
地球環境にやさしい消費者になろう
(1)グリーン購入の指針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
(2)マークに注目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
(3)グリーンコンシューマー活動 ・・・・・・・・・・・ 17
7「環境あきた」の実現に向けた取組
(1)地域ごみゼロあきた推進事業 ・・・・・・・・・・・ 18
(2)レジ袋削減・マイバッグ持参運動 ・・・・・・・・ 19
(3)あきたエコ&リサイクルフェスティバル ・ 19
8 環境美化の取組
(1)あきた・ビューティフル・サンデー ・・・・・・・ 20
(2)ポイ捨て禁止条例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20
資料
秋田県廃棄物処理計画の体系 ・・・・・・・・・・・・・・ 21
改正容器リサイクル法の概要Q&A ・・・・・・・・ 22
用語解説 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23・24
リサイクル関係団体一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25
1
循環型社会に向けて
「使い捨て社会」との決別
私たちは、21世紀を期して「使い捨て社会」との決別を誓い合い、かけがえのない地球の未来のために、
「循
環型社会」の早期の実現に向け、精力的に取り組んでいかなければなりません。
それは、廃棄物問題が深刻になる中で、利便性を求めてたくさんの物を消費し、大量に廃棄してきたこれま
での行動を見直し、
「ものを大事にする」、
「資源を大切に使う」という観点から、ごみを出さない暮らし方を追
2000年6月、
「循環型社会形成推進基本法」という法律が制定され、限りある資源やエネルギーを有効に利
ます。
秋田県においても、県民、事業者、行政の三者がパートナーシップを発揮して、循環型社会づくりに積極的に
取り組んでいきましょう。
循環型社会に向けて
用し、地球環境に悪影響を及ぼさない社会の実現に向けて、国の制度や企業の取組は大きく変わり始めてい
1
求・実践していくことにほかなりません。
① 循環型社会のイメージ
1番目:発生抑制
経済活動での天然資源の消
費を抑制します。
使えるものでも捨てていませんか?
長持ちするものを作ること、ものを大事
に長く使うことが大切です。
生 産
資源投入
(製造・流通等)
消費・使用
3番目:再生利用
再使用できないもの
でも、資源としてリサ
イクルを!
4番目:熱回収
廃 棄
処 理
(焼却・再生等)
使い終わったものでも、
繰り返して使用を!
5番目:適正処分
処分するのは、どうして
も使えないものだけで
す。そのときは、きちんと
した処分を!
2番目:再使用
埋立処分
1
② 循環型社会の基本原則とキーワード
循環型社会とは、天然資源の消費が抑制され、環
境への負荷が低減される社会のことです。
3Rの推進と適正処理が基本原則です。
①何よりも
「ごみを出さない」こと
1
②「繰り返し使う」こと
発生抑制 Reduce
再使用
循環型社会に向けて
③出してしまったごみは
「できるだけ資源として使う」
こと
④どうしても使えないごみは
「きちんと処分する」こと
Reuse
再生利用
Recycle
適正処理
そして、みんなが自分の役割と責任を果たす循環型社会におけるキーワードは、
「排出者責任」と「拡大
生産者責任」です。
排出者責任
拡大生産者責任(EPR)
ごみを捨てる人が、捨てようとするごみの
リサイクルや処分に責任を持つこと。
モノを作る人や販売する人が、そのモノが
ごみになった後まで一定の責任を負うこと。
例えば、
●ごみをきちんと分別すること。
例えば、
●リサイクル・処理しやすいように設計や資材を工
●事業者が自分の
ごみのリサイクル・
処理を自ら
行うこと。
夫すること。
●リサイクル・処理しやすいように材質等を表示す
ること。
●ごみになったモノの特性に応じてその引取り・リ
サイクルを実施すること。
※EPRは、Extended Producer Responsibility
の略
地域ごみゼロあきた推進会議
循環型社会に向けて、ごみの減量化やリサイクル
の取組を幅広く効果的に推進するため、県地域振興
局ごとに、地域住民、民間団体、行政等で構成する「ご
みゼロあきた推進会議」を設置しています。
推進の活動としては、
「生ごみの水切りによる減量
化」に向けた、店頭でのごみゼロキャンペーンや各種
イベントでの啓発、水切りネットを使った生ごみの
減量効果の検証(12ページ参照)、
「EM菌による生ご
み減量実践活動」や「親子リサイクル探検隊」
「リサイ
クル施設見学」などを行っています。
(18ページ参照)
また、平成21年度に行われた「生ごみリサイクル全
国交流大会 in 能代」において、
「通気式保管容器によ
る生ごみ減量調査」の発表を行っています。
(13ペー
ジ参照)
2
○ごみを減らし、限りある資源を大切にしながら、自然と共に
生きる、そんな社会をめざしましょう。
③ 循環型社会を進めるさまざまな法律
「循環型社会形成推進基本法」とともに、ごみの処理の仕方やリサイクルの方法等についても、それぞれ、次のような
法律が整備されています。
環境基本法
1
環境基本計画
●基本原則 ●国、地方公共団体、事業者、国民の義務 ●国の施策
循環型社会形成推進基本計画
廃棄物の
適正処理
廃棄物処理法
:国の他の計画の基本
リサイクルの
推進
(1)廃棄物の発生抑制
資源有効利用促進法
(1)再生資源のリサイクル
(2)廃棄物の適正処理
(3)廃棄物処理施設の設置規制
(4)廃棄物処理業者に対する規制
(5)廃棄物処理基準の設定 等
(2)
リサイクルが容易な構造・
資材等の工夫
(3)分別回収のための表示
(4)副産物の有効利用の促進
容器包装
リサイクル法
家 電
リサイクル法
食 品
リサイクル法
建 設
リサイクル法
自動車
リサイクル法
●容器包装の市町村
による分別収集
●容器包装の製造・
利用業者による再
商品化
●消費者がリサイク
ル費用を負担
●廃家電を小売店
が消費者から引
き取り
●製造業者等によ
る再商品化
食品の製造・加工
・販売業者による
食品廃棄物の再生
利用
《工事の発注者が》
●建築物の分別解体
等の計画を策定
《工事の受注者が》
●建築物の分別解体
●建設廃材等の再資
源化
使用済自動車の処
理過程で発生する
シュレッダーダスト
等のリサイクル
びん、ペットボトル、
紙製・プラスチッ
ク製容器包装
エアコン、
冷蔵庫、冷凍庫、
テレビ、洗濯機
グリーン購入法
循環型社会に向けて
循環型社会形成推進基本法(基本的枠組み法)
動植物残さ、
売れ残り、
調理くず、
食べ残し
木材、
コンクリート、
アスファルト
国や地方公共団体等が、再生品等の環境物品の調達を
率先的に推進
フロン類
エアバック
シュレッダーダスト
例:再生紙、低公害車等
3
2
秋田県のごみとリサイクル事情
ごみはいずこへ?
ごみ集積所に積まれたたくさんのごみ。これらは、私たちの各家庭から出されたごみです。
このごみがどうなるかを、皆さんは考えたことがありますか…ここではまず、捨てられた「ごみのゆくえ」
(処
理の流れ)を追ってみましょう。
2
① ごみとは
秋田県のごみとリサイクル事情
廃棄物は、大きく一般廃棄物と産業廃棄物の2つに区別されています。産業廃棄物は、事業活動によって生じた廃
棄物のうち、法律で定められた20種類のものをいい、その処理は、排出事業者が自らの責任において行わなければな
りません。
一般廃棄物は、産業廃棄物以外の廃棄物をいい、ごみは、一般廃棄物のうち、し尿や浄化槽汚泥等を除いたもので、
主に家庭から発生する生活系ごみとオフィスや飲食店等から発生する事業系ごみに分類されますが、その処理は市
町村(または市町村で構成する組合)において行われています。
廃棄物の
区分
市町村の処理責任
一般ごみ
(可燃ごみ、不燃ごみなど)
生活系ごみ
ごみ
事業系ごみ
一般廃棄物
粗大ごみ
し尿
特別管理一般廃棄物(※1)
廃棄物
事業者の処理責任
事業活動に伴って生じた廃棄物のうち
法令で定められた20種類(※2)
産業廃棄物
特別管理産業廃棄物(※3)
(※ 1)有害性、感染性、爆発性があるもの
(※ 2)燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、動植物性残さ、動物系固形不要物、ゴムくず、金属くず、
ガラスくず・コンクリートくず・陶磁器くず、鉱さい、がれき類、動物のふん尿、動物の死体、ばいじん、これらを処分するために処理したもの
(※ 3)有害性、感染性、爆発性があるもの
② ごみの排出量
秋田県におけるごみの排出量(※1)は、ここ数年横
ばいの傾向にあります。1人1日当たりの排出量は
1,054グラムで、全国平均の1,089グラムを35グラム
下回っています。
事業系ごみ排出量
生活系ごみ排出量
千トン
700
600
一人一日当たり排出量
500
400
(136)
(136)
(135)
(137)
5,082万トン(東京ドーム約137杯分(※2))
(127)
300
457
453
452
454
438
内訳:生活系ごみ約70%、事業系ごみ約30%
200
(321)
(317)
(317)
(317)
(311)
16
17
18
(※1)家庭及び事業所から排出されたごみの量をいい、家庭や事業所での
自家処理量を含まず、町内会等による集団回収量を含みます。
(※2)ごみの比重を0.3t/㎥として算出。
(東京ドーム地上部の容積:1,240,000㎥)
g
1100
1,081
1,066
1,057 1,060
全国のごみ排出量(平成19年度)
4
ごみ総排出量の推移
1,054
1000
100
0
平成 15
19 年度
900
③ ごみの資源化
リサイクル率の推移
%
排出されたごみのうち、紙類、金属類、ガラス類等は資
30
源として再生品の原料等に利用できます。市町村で資源
化したごみの量と、住民団体等で集団回収し資源化され
たごみの量との合計のごみの総排出量に対する割合を
「リサイクル率」※と呼びます。
平成19年度における秋田県のリサイクル率は、18.1%
となっており約7万3千トンが資源化されました。
25
16.8
20
15
17.8
18.3
19.6
19.0
17.6
18.1
18.7
20.3
18.1
10
全国
5
0
秋田県
16
17
18
19 年度
④ ごみの処理の流れ
家庭や事業所等から排出されたごみは、家庭等で直接処理される分を除き、市町村や許可業者により収集されま
す。その後、市町村等の施設で焼却、破砕を行い、資源化されるもの以外は埋め立てられます。
秋田県内のごみ処理の流れは次のようになっています。
●
直接埋立
13
ごみの処理施設 ●
最終処分場
50
焼却残さ埋立
26
処 理 秋田県のごみとリサイクル事情
平成15
2
※リサイクル率=
(市町村資源化量+集団回収量)
÷
(市町村処理量+集団回収量)
単位:千トン/年
埋立量
50
処理残さ埋立
11
減量化量
335
直接焼却
348
量 432
焼却施設
355
処理残さ焼却
7
焼却以外の
中間処理
43
粗大ごみ処理施設…… 18
資源化等施設…………… 23
ごみ堆肥化施設…………… 1
その他施設…………………… 1
直接資源化
29
※端数処理の関係で計と内訳の合計は必ずしも一致しない。
焼却処理化に伴う
資源化量
20
中間処理に伴う
資源化量
25
資源化量
73
5
3
“ごみゼロあきた”の推進
あなたは、毎日どれくらいのごみを捨てていますか?
私たちがふだんの生活の中で、何気なく捨てているごみ、それは今、埋め立てる場所に窮するほど大量に増え、
自然環境や私たちの健康にも悪影響を及ぼしています。
さて、私たちは、これから何をすべきなのでしょうか。
3
ごみゼロあきた の推進
〝
① ごみの種類別割合
あなたの家庭では、毎日どれくらいの量のごみを捨てていますか。また、そのごみの中身は何でしょうか。生ごみや
紙類、プラスチック、ペットボトル、びん、缶等、多種多様なもので占められているはずです。
どんなごみがどれくらい出ているのかな…
ごみ袋 1 袋あたりの種類別割合
(平成21年度 秋田市ごみ組成調査より)
石・土砂類 0.1%
金属類 0.1%
〟
資源化物 1.1%
紙類
15.1%
陶器・ガラス類 0.7%
その他
9.5%
プラスチック類
14.5%
ゴム・皮革類 0.6%
生ごみ
52.4%
草木・竹類 3.2%
衣類 2.7%
※家庭ごみ(燃やせるごみ)の日に収集したごみ袋をサンプル調査したものです。
粗大ごみや資源ごみの日に収集したごみは含みません。
※ごみの分別は市町村ごとに異なっています。
② ごみの減量化の目標とスローガン
県では、廃棄物の発生抑制、リサイクルの推進、適正処理の確保を図るため、
「秋田県廃棄物処理計画」を策定し、ご
みの減量化の目標や目標達成に向けた県民、事業者、行政の役割等を提示しています。
環境型社会づくり(社会を「ごみゼロ型」に変えること)は、この計画に基づきながら、県民、事業者、行政という三者
のパートナーシップで進めていかなければなりません。
そして、廃棄物の発生を抑制し、リサイクルを推進することによって、ごみの埋め立て量を限りなくゼロに近づけ
ていくこと(最終処分量の最小化)が最終的な目標です。
現 状
計画目標年度
平成19年度
平成22年度
464
433
364
生活系ごみ(千トン/年)
305
306
244
事業系ごみ(千トン/年)
159
127
120
1,050
1,041
890
うち生活系ごみ(グラム/人・日)
690
736
590
リサイクル率
15.6
18.1
24.1
86
50
40
内訳
排出量(千トン/年)
1人1日当たり排出量(グラム/人・日)
最終処分場(千トン/年)
6
基準年度
平成11年度
※平成17年度よりごみ排
出量の求め方が改めら
れているが、ここでは従
来通り 収集ごみ+直接
搬入ごみ+自家処理量
を排出量として算出。
県では、ごみの排出量削減目標を達成するためのスローガンを掲げ、
県民の皆さんに協力を呼びかけています。
ひとり1日あたり200グラムの
ごみダイエットに挑戦しよう!
500㎖PETボトル プラスチック製
30∼40グラム
弁当容器
文庫本
(200頁程度
)
120∼140グ
ラム
40∼50グラム
りんご1個分の
皮と芯の部分
50∼70グラム
〝
ごみゼロあきた の推進
約5∼13グラム
(大きさによる)
10∼25グラム
県民の皆さんには1日200グラムのごみ減量をお願いし
ています。
200グラムとはどれくらいなのか、次の容器包装ごみ等の
重さを参考にしてみて下さい。
3
カップめん容器
レジ袋
200グラムのごみとは
〟
③ ごみ減量の効果
これまで、ごみは、主に燃やすか埋め立てて処理してきましたが、その結果、処理費用の増加や埋め立て処分地(最
終処分場)に余裕がなくなってきています。
また、焼却の過程で発生するダイオキシン類等の有害物質による健康への影響や、地球温暖化等の環境問題が懸念
されています。
限りある資源を節約できます。
ごみが
減ると、
環境や健康への影響を軽減できます。
ごみ処理費用を軽減でき、
また最終処理場のスペースを
節約(延命化)できます。
ごみ処理経費の推移
億円
最終処分量の推移
建設・改良費
処理及び維持管理費等
180
160
140
120
60
58
56
30
7
26
44
31
56
54
50
50
113
115
121
113
120
48
40
46
20
44
0
55
52
100
80
千トン
平成 15
16
17
18
19 年度
42
平成 15
47
16
17
48
18
19 年度
7
4
ごみを減らす3つの方法
3Rのライフスタイルを確立しよう
第1に、ごみとして捨てるものを極力少なくすること、
ごみを
減らす
ためには
ごみになるものは買わないこと(発生抑制:Reduceリデュース)です。
第2に、いらなくなったものを捨ててしまう前に、まだ何かに使えないかと考え、
できるだけ繰り返し使うようにすること(再使用による排出抑制:Reuseリユース)です。
第3に、それでも残ってしまったものについては、資源として活かすこと
4
ごみを減らす3つの方法
(再生利用:Recycleリサイクル)です。
家庭でできるごみ減量の具体的な取り組み(「R」で始まる三つの行動)を実践しましょう。
① ごみとなるものを持ち込まないこと(発生抑制)
Reduce
まず、買物をする際に心がけてください
(リデュース
■必要なものだけを購入し、無駄なく大切に使う
本当に必要なものだけを
買っていますか?
)
ずっと使える物を
買っていますか?
●衝動買いはやめましょう。買うときは、捨てると
きのことを考えてからにしましょう。
●食材等は必要な量だけを買って調理し、食べ残
●家具や電機製品等の耐久消費財は、長く使うことを考
えて購入し、大切に扱い、長持ちさせましょう。
●ベビー用品や旅行用品等、使用期間が短いもの、使用
頻度の低いものなどは、レンタル品の利用も考えま
しょう。
しはしないようにしましょう
■包装の簡易な製品や詰め替え商品を選択する
商品の値段には、容器や
包装の値段も含まれてい
ます。
洗剤、調味料等は、詰め
■買物袋を持参し、過剰な包装は断る
店のレジ袋や包装も家に持ち帰ればごみにな
ります。マイバッグ(買い物袋や買い物かご)を
持参し、レジ袋や不要な包装は断りましょう。
■使い捨て商品の安易な購入・使用は避ける
紙コップや紙皿、紙タオルやライター等
の使い捨て製品は大変便利ですが、使う場
所や目的等を考慮して使用しましょう。
8
替え品を購入すれば割安
で、ごみも減らせます。
② 繰り返し使い、ごみにしないこと(再使用による排出抑制)
使えるうちは捨てないように心がけてください
Reuse
■修理やリフォームして使う
家電製品等は、買い替えを
考える前に修理をして使えな
いかメーカーや販売店に相談
してみましょう。衣料品等もリ
(リユース)
4
フォームして使いましょう。
ごみを減らす3つの方法
■リターナブル容器入り商品の購入
■フリーマーケットなどを活用する
繰り返し使用できるリターナブル
容器を、積極的に利用しましょう。
不用品でまだ使用できるものは、知人や親戚等にあげたり、バ
ザーやガレージセール、リサイクルショップ等を利用してみま
しょう。
③ ごみを資源として活かすこと(再生利用)
リサイクルに向けて分別の徹底を心がけてください
■分別収集への協力
市町村の分別収集や公民館等で行われて
いる拠点回収では、それぞれの分別ルールを
守ってごみを出しましょう。
Recycle
(リサイクル
)
■店頭回収の活用
スーパーマーケット等で、紙パック、食品ト
レイ等の回収コーナー(回収ボックス)を設け
ている場合には、店頭回収を活用しましょう。
■地域の集団回収への参加
町内会や子供会、老人クラブ等で、空き缶や古紙等の集団回収を
行っている場合は、進んで協力しましょう。
9
容器包装リサイクル法と家電リサイクル法
リサイクルの輪の中で、家庭は重要な役割を担っています。
特に、家庭から排出される「容器包装」
「家電製品」のごみは、私たち消費者も役割を分担してリサイクルに取り
組むことが義務づけられています。
容器包装リサイクル法
4
容器包装リサイクルはごみ減量の基本です
ごみを減らす3つの方法
ごみの中でも大きなウエイトを占めている「容器包装廃棄物」を再び「資源」としてよみがえらせるために、平成9
年度から「容器包装リサイクル法」が施行されていますが、更に、リサイクルの効果的・効率的な推進等を図るために
改正された容器包装リサイクル法が平成19年4月から本格的に施行されています。
(改正容器包装リサイクル法の概
要参照(P22))
容器包装リサイクル法の対象となるものは次の10種類です。分別する時は、容器や包装に表示されている「識別
マーク」を確認してください。市町村が収集したこれらの品目は、主に財団法人日本容器包装リサイクル協会を通し
て、再商品化事業者に引き渡され再商品化されます。
金 属
ガラス
選別・圧縮
選 別
プラスチック
ペレット化
その他
溶解・脱墨
ペットボトル
その他
ダンボール
紙パック
カレット化
油化
プラスチック原料
または燃料等
化学原料等
建築資材
または燃料等
製紙材料等
建築資材等
ガラスビン
原料等
製鉄原料
アルミ原料
10
その他の色
茶色
無色
︵透明︶
スチール缶
アルミ缶
洗浄・カレット化
紙
家電リサイクル法
家電リサイクルは消費者と小売店とメーカーの共同事業です。
収集に手間がかかり、処理も難しい大型家電類(ブラウン管テレ
ビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機、エアコン)のリサイクルを進めるため
に、
「家電リサイクル法」が施行されました。平成21年4月からは、
液晶テレビ・プラズマテレビ、衣類乾燥機が追加されました。
消費者(排出者)は、上記家電を廃棄する際、収集・運搬料金とリ
標準リサイクル料金
(1 台につき)
エアコン
2,625 円
テレビ(ブラウン管・
液晶・プラズマ)
[15型以下]
1,785 円
3,780 円
4,830 円
洗濯機
2,520 円
衣類乾燥機
2,520 円
費用はメーカーにより異なる場合もあります。
ごみを減らす3つの方法
使わなく
なったので
取りにきて
ください。
2,835 円
4
〃
[16型以上]
冷蔵庫・冷凍庫
[170ℓ以下]
〃
[171ℓ以上]
回収運搬費用
+
サイクル料金を負担することになります。
品 目
小売業者
消費者
(収集・運搬する人)
(使った人)
●小売業者に引き取りを依頼して、
必要な料金を支払います。
買い替えでなく処分するだけの場合
で、小売業者が廃業している場合等
は市町村に相談してください。
●製造業者へ
引き渡します。
リサイクルで新しい
商品が作られます
指定引取場所
●資源としての
リサイクル
原料・部品、
燃料等の
熱源
リサイクル工場
製造業者
(再生する人)
●引き取った廃棄物を
リサイクルします。
11
5
家庭にあるリサイクル資源
分別(ふんべつ)のある分別(ぶんべつ)を
ごみが資源となるためには最初が肝心です。家庭から出す際は、混ぜてはいけないものや、異物等を取り除き、
きちんと分別して出しましょう。
分別収集は、資源回収の有効な手段であり、各市町村で決められた分別の方法、ごみ出しの日や時間、場所を
守って市町村のごみ処理に協力しましょう。
5
① 生ごみ
家庭にあるリサイクル資源
昔の生ごみとは違って、飽食の時代と言われる現代では、とてもごみとは思えないような使い残しの食材や食べ残
しが大半を占めるようになっています。生ごみを収集して家畜ふん尿と混ぜて肥料をつくろうという取組が一部の
地域で始まっていますし、家庭でもできることがいくつかあります。
■買いすぎ、作りすぎにご用心
まず使い残し食べ残しをしないことが大切。バー
ゲンで安いからとつい多めに
買ったり、料理を多めに作りすぎ
生 ご み 分別のマナー
1や食べ残しを極力おさえましょう。
生ごみが出たら、可燃ごみの袋に入れる前に十分に水
2を切りましょう。
コンポスターや生ごみ処理機を使って、家庭で肥料を
3つくりましょう。
食品は必要なものを必要なだけ購入し、賞味期限切れ
たり、冷蔵庫の中で食品を腐らせ
たりすることが、余分な生ごみを
出す原因です。無駄をなくす計画
的な買い物や調理が、地球にやさ
しいくらしの第一歩です。
生ごみ堆肥化のポイント
■生ごみは流さない
生ごみを排水口から流すと水質汚濁の原因になり
ます。台所の流しには三角コーナーに水きり袋をつ
けたり、排水口には古ストッキングをつけましょう。
●時々かき混ぜて空気を
●プラスチックや ●なるべく細かく 十分に入れましょう。
砕いて入れる かき混ぜるのが難しい
ビニールを
場合、乾いた土を
一緒に入れない
5cm 以上入れましょう
●時々かき混ぜて空気を
●プラスチックや ●なるべく細かく 十分に入れましょう。
砕いて入れる かき混ぜるのが難しい
ビニールを
場合、乾いた土を
一緒に入れない
●コンポスト容器は
5cm 以上入れましょう
2 台で ●発酵促進剤を
数ヶ月、交互に使う
併用すると
効果があがる
■生ごみは自然に還す
庭のある家庭では、コンポスト容
器等の堆肥製造器を利用すれば簡
単に生ごみを処理できます。
事例紹介
●コンポスト容器は 2 台で ●発酵促進剤を
数ヶ月、交互に使う
併用すると
効果があがる
水切りネットによる生ごみ減量効果の検証(横手平鹿地域ごみゼロ推進会議)
平成20年度に行ったアンケートで、
扱いやすく効
●時々かき混ぜて空気を
●プラスチックや ●なるべく細かく 十分に入れましょう。
砕いて入れる かき混ぜるのが難しい
ビニールを
場合、乾いた土を
一緒に入れない
5cm 以上入れましょう
果が期待できると評判の良かった、生分解性の水切
りネットを利用して、平成21年度は水切りによる生
ごみの減量効果の検証を行っています。生ごみも搾
ればもっと減量化できることを実感した検証になり
●コンポスト容器は 2 台で ●発酵促進剤を
数ヶ月、交互に使う
併用すると
効果があがる
ました。
水切り効果は3ヶ月間の途中集計で約30g
(生ごみ量の約11%)
の減量効果がありました。
また、
使用後の生分解性水切りネットはEM堆肥づくりや
コンポスターに、直接ネット内の生ごみと一緒に堆
肥処理しています。
(ネットは分解されます。
)
12
通気式生ごみ保管容器と電気式生ごみ処理機
乾燥式生ごみ処理機
家庭にあるリサイクル資源
通気式生ごみ保管
容器は、水分を取っ
た生ごみを風通しの
良い状態で保管する
容器です。風通しの
良い場所で保管する
ことにより、悪臭を
出す微生物の活動をおさえ腐敗・悪臭を発生
させずに保管することができます。4日間で
20%∼25%の水分が減少すると言われてい
ます。ただし、魚類や肉類など腐りやすいも
の、大きな骨などは適しません。
5
電気式生ごみ処理機には「バイ
オ式」と「乾燥式」があります。
「バ
イオ式」は微生物によって生ごみ
を分解し、堆肥を作ります。
「 乾燥
式 」は 温 風 等 に
よって生ごみ中
の水分を蒸発さ
せ 、生 ご み の 減
量化と衛生化を
行います。
② スチール缶、アルミ缶
スチール缶は、コーヒー缶等の飲
料缶のほかに、缶詰やお茶の缶等に
使用されており、また、アルミ缶は
ビールや炭酸飲料の缶等に使用され
ています。
これらの缶は、回収後にそれぞれ
鉄やアルミとしてリサイクルするた
め、分別して回収するか、回収後に分
別され、売却処理されています。
スチール缶は、スチール缶や鉄ス
クラップとして建築資材等に、また、
アルミ缶は、アルミ缶や自動車部品
缶 分別のマナー
1ゆすぐ
タバコのすいがら等の異物は取り
除き、軽くゆすいで水を切ります。
2缶だけを出す
回収容器に出すときは、ビニール
袋等から出して、缶だけを入れる
ようにします。
アルミ缶とスチール缶
等に再生利用されています。
なお、飲料缶については、それぞ
れの材質を示すマークが付けられ、
消費者が識別できるようになって
います。
アルミ缶
スチール缶
缶にはアルミ缶とスチール
缶の2種類があり、それぞれ
違ったものに再生されます。
地域によってはアルミ缶と
スチール缶を分けて出す場
合がありますが、その際は識
別マークを見て分別するよ
うにしましょう。
生ごみリサイクル全国交流大会 in 能代
家庭から環境問題を考える「生ごみリサイクル全国交流大会」が平成21年
10月1日能代市で開かれ、県内外の住民団体や行政関係者ら約230人が、家庭
から出る生ごみの処理やリサイクルの方法について情報交換しました。
これは、NPO法人生ごみリサイクル全国ネットワークや能代山本地域ごみ
ゼロあきた推進会議、能代市などでつくる
実行委員会が主催したものです。
栃木県芳賀町の有限会社ドンカメ代表の講演「ごみを宝に!!
『環の町芳
賀』を目指して」の後、生ごみの水切りと堆肥化を題材にパネルディスカッ
ションが行われ、能代市のコンポスト見なおし隊等が事例発表しました。
このほか会場では、通気式容器のモニター報告や生ごみ処理機の展示な
どが行われました。
13
③ ガラスびん
5
ガラスびんには、繰り返して使用できるリターナブルびんとその他のびん(ワンウェイびん)があります。リターナ
ブルびんの需給拡大のため、規格の統一化や軽量リターナブルびんの開発も行われています。日本ガラスびん協会で
は規格統一びんとして認定したリターナブルびんにRマークを付けています。
ワンウェイびんは、砕かれて、カレットと呼ばれるものになり、びんの原料やその他の用途に使われます。新しいガ
ラスびんをつくる場合には、原則として同色のカレットを使う必要があり、このため、ガラスびんは、通常、
「無色」、
「茶色」、
「その他の色」の3区分に分別して収集されています。
びんの原料として再生利用しにくい「その他の色」のカレットは、ガラスウール(断熱材)、タイルやブロック等の土
木・建築材料、道路の舗装材料等として利用されています。
家庭にあるリサイクル資源
び ん 分別のマナー
1ふたを取りゆすぐ
王冠、キャップ、ワインの鉛等を取り除き、中を軽く
ゆすぎます。
2回収容器に出すときは、ビニール袋等から出して、
びんだけを出す
びんだけを入れるようにします。
びんには洗うだけで再使用できるリターナブルびん
と、1度しか使用できないワンウェイびんがあります。
ワンウェイびんは、溶かしてびんとして再利用するこ
とができますが、洗うだけで再使用できるリターナブ
ルびんの方が環境にやさしいといえます。購入時には
こんなことを考慮して、なるべくリターナブルびんの
ものを買うようにしてみませんか。
リターナブルびん
ワンウェイびん
④紙
紙はリサイクルに適した素材です。しか
し、紙と一口にいっても、用途により使用
する原料の品質が異なるため、古紙のリサ
イクルでは、回収の段階で十分な分別を行
う必要があります。また、紙製品の中には、
リサイクルに適さないものがあり、こうし
たものを混入させないことが必要です。
紙でも混ぜてはいけないもの
●窓のついた封筒 ●ビニールコート紙
●感熱紙(ファックス用紙等)
●ワックス加工紙(紙コップ・紙皿等)
●裏カーボン紙 ●ノーカーボン紙
●油紙 ●写真 ●合成紙 ●防水加工紙
●牛乳パック等
14
古 紙 分別のマナー
1紙だけを出す
ホッチキスの針やクリッ
プ 、粘 着 テ ー プ 類 等 が 混
じっていると、再生したと
きの質が落ちてしまいま
す。きちんと取り除いてか
ら出しましょう。
2種類別に分け、
十文字に紙ひもで束ねる
雑誌
ダンボール
新聞紙
オフィス用紙
⑤ プラスチック類
● ペットボトル
ペ ッ ト ボ ト ル 分別のマナー
ペットボトルは、ポリエチレンテレフタ
レートと呼ばれる樹脂(プラスチック)を原料
とした容器で、持ち運びに便利なこと等から、
飲料容器としての需要が急速に伸びていま
す。飲料やしょうゆ用のペットボトルは容器
包装リサイクル法の分別収集対象品目となっ
1れのとれないものは、可燃(不燃)ごみとします。
2異物は混入しないこと。また、押しつぶして出しましょう。
ポリ塩化
ビニル
低密度
ポリエチレン
●PET ボトル
●ビデオ・
カセットテープ
●A・PET 容器
●ポリタンク
●ロープ
●スーパー
持ち帰り袋(乳白)
●卵パック
●水道パイプ
●フルーツケース
●ボトル
●透明ポリ袋
●マヨネーズ・
ケチャップ
●ボトル
素材名
ポリプロピレン
ポリスチレン
1∼6 以外の
プラスチック
及び複合素材
用途 例
●食用コンテナ
●プリンカップ
家庭にあるリサイクル資源
高密度
ポリエチレン
識別マーク
ルのために白色の発泡スチロールトレイだけ
を取り出して収集することも認められてい
ます。
ポリエチレン
テレフタレート
用途例
のように単独の樹脂が回収しやすい場合を除
き、プラスチックを再び素材として再生利用
すること(材料リサイクル)が、他の素材と比
べて難しくなっています。そこで、その他のリ
サイクル手法も開発されています。
容器包装リサイクル法では、ペットボトル
を除くプラスチック製容器包装全体を1つの
分別収集品目としていますが、材料リサイク
素材名
プラスチックは、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリ塩化ビニール、ポリスチレン等の樹
脂の総称で、容器包装や日用品等に、それぞれ
の用途に適したプラスチックが単独で又は複
合して使用されています。このため、ペットボ
トルや発泡スチロールトレイ(ポリスチレン)
プラスチックは原料の材質が多種にわたっているため、それぞれの種類
に分けたリサイクルが必要になります。
7種類の識別マーク(日本プラスチック工業連盟で使用)がありますの
で確認してください。
5
● その他のプラスチック類
プラスチックは材質いろいろ
識別マーク
ています。
回収されたペットボトルは、粉砕、洗浄、乾
燥工程を経て、フレークと呼ばれる再生製品
の原料となります。フレークから、作業服等の
繊維製品や、シート、文房具等の再生品がつく
られています。
キャップ、ラベルをはずし、中は洗ってきれいにします。洗っても汚
●PSP トレー
●魚箱
●食卓関連
雑貨品
●フィラー発泡
PP 容器
●アルミ蒸着
容器
地域の環境保全リーダーの活動
○あきたエコマイスターの活動
あきたエコマイスターは、環境問題全般の知識を習得し、環境保全を全体的な視点から考えることができる地域の
環境保全活動のリーダーとして県に登録された方々です。環境あきた県民塾を修了後、環境保全活動(リサイクルの
推進、省エネの実践、地球温暖化防止の推進など)を実践されています。
県北協議会
【木材高度加工研究所施設見学】
県央協議会
【男鹿での清掃活動及び地曳き網】
県南協議会
【エコクッキング教室】
15
⑥ 繊維製品
古着や古布等の繊維製品
は、リフォームして再使用し
た り 、バ ザ ー や フ リ ー マ ー
ケットで欲しい人に譲ったり
する等、できるだけごみにし
5
家庭にあるリサイクル資源
ない方法を考えましょう。
どうしても再使用できない
ときは、自治体やリサイクル
団体等で行っている古着の集
団回収に出しましょう。
集められた古着は、中古衣
料として海外に輸出され、リ
ユースされるほか、ウエス(作
業用雑巾)や反毛(フェルト)
等の繊維の原料として再生利
用されます。
⑦ 電池
電池には充電できるものと
できないものがあります。充電
できない電池には亜鉛やマン
ガン等の資源が使われていま
す。集められた使用済みの乾電
池は北海道などにある処理工
場に運ばれ、鉄製品やテレビの
材料等にリサイクルされます。
また、充電すれば何度でも使
える充電池にはいろいろな種
類がありますが、使われている
資源は表記や表示マークでわ
かるようになっています。貴重
な資源が使用されており、自主
回収、再資源化に取組むことが
求められている製品ですので、
リサイクル協力店で引き取っ
てもらいましょう。
リサイクル協力店の検索は、
一般社団法人JBRCのホームページ
から検索できます。
16
繊 維 製 品 分別のマナー
リサイクルできるもの
洋服(Yシャツ、Tシャツ、セーター、
スポーツウェア、ズボン、ジーンズ、
革ジャン、ストッキング、子供服等)、
和服(帯も含む)、
その他(シーツ、毛布、タオル、帽子、
ハンカチ、カーテン、テーブルクロ
ス等)
リサイクルできないもの
布団綿、枕、ぬいぐるみ、水着、
靴等
6
グリーン購入のすすめ
地球環境にやさしい消費者になろう
どのような企業や行政機関でも、何らかの製品やサービスを購入して事業や行政をしています。家庭でも同
じです。
その購入にあたって環境に配慮することは、誰でも身近に、今すぐ取り組める地球環境保全への取組です。
1. 製品ライフサイクルの考慮
資源採取から廃棄までの全ての製品ライフサイクルにおける様々な環
境への負荷を考慮して購入する
❶環境汚染物質等の
削減
環境や人の健康に被害を与えるような物質
の使用及び放出が削減されていること
❷省資源・
省エネルギー
資源やエネルギーの消費が少ないこと
資源を持続可能な方法で採取し、有効活用
❸持続可能な資源採取 していること
❹長期使用可能
長期間の使用ができること
❺再使用可能
再使用が可能であること
❻リサイクル可能
リサイクルが可能であること
❼再生素材等の利用
再生された素材や再使用された部品を多く
利用していること
リサイクルの輪は、集めたものを有効に活
用してはじめて完結します。リサイクルを進
めるためには、消費者が再生品を積極的に利
用していかなければなりません。私たちの身
の回りにある再生品としては、トイレット
ペーパーやノート等の再生紙やペットボトル
から作られた繊維製品等があります。こうし
た製品には再生品であることを示すマークが
付けられています。
グリーン購入のすすめ
グリーン購入とは、製品やサービスを購入する際、必要性を
十分に考慮し、価格や品質、利便性、デザインだけでなく環境の
ことを考え、環境への負荷ができるだけ小さいものを優先して
購入することです。
様々な製品やサービスのことに共通する基本的な指針は、次
のとおりです。
6
② マークに注目
① グリーン購入の指針
環境にやさしいマーク
(環境ラベル)
を、
あなたはいくつ知っていますか?
●エコマーク
環境への負荷が少な
く、環境保全に役立
つと認定された商品
であることを示す。
●Rマーク(再生紙)
再生紙であることを表し、
Rの隣の数字は古紙の配
合率を示す。
●グリーンマーク
古紙を再生利用した製品
であることを示す。
❽処理・処分の容易性 破棄されるときに処理や処分が容易なこと
2. 事業者の取組への配慮
環境保全に積極的な事業者により製造され、販売される製品を購入する
3. 環境情報の入手・活用
製品や製造・販売事業者に関する環境情報を入手・活用して購入する
③ グリーンコンシューマー活動
消費者が環境にやさしい買い物をすることに
よって、環境にやさしい企業活動を促し、環境を
守る社会をつくりあげていこうという、グリー
ンコンシューマー活動と呼ばれる活動があり
ます。1988年にイギリスで始まり、全世界に広
まっています。グリーンコンシューマーとは、
「グリーン=緑・環境を大切にするシンボルカ
ラー」と「コンシューマー=消費者」を合わせた
造語です。国内でこの運動を進めているグリー
ンコンシューマー全国ネットワークでは、次の
「グリーンコンシューマー10原則」を提示してい
ます。
●牛乳パック
リサイクルマーク
回収された牛乳パックを
再生利用した製品である
ことを示す。
●PETボトル
リサイクル
推奨マーク
PETボトルをリサイクル
した再生製品であること
を示す。
❶必要なものを、必要な量だけ買う
❷使い捨て商品ではなく長く使える
ものを選ぶ
❸包 装は ない もの を最 優先 し、
次に 最小 限の もの、容 器は 再使
用
できるものを選ぶ
❹作 ると き、 洗う とき、捨 てる
とき、資 源エ ネル ギー 消費 の少
な
いものを選ぶ
❺化学物質による環境汚染と健康へ
の影響の少ないものを選ぶ
❻自然と生物多様性をそこなわない
ものを選ぶ
❼近くで生産・製造されたものを選
ぶ
❽作る人に公正な配分が保証される
ものを選ぶ
❾リサイクルされたもの、リサイク
ルシステムのあるものを選ぶ
環境 問題 に熱 心に 取り 組み、環
境情 報を 公開 して いる メー カー
や店を選ぶ
17
7
「環境あきた」
の実現に向けた取組
① 地域ごみゼロあきた推進事業
県内8地域の「地域ごみゼロあきた推進会議」では、次のような「ごみゼロ」社会に向けた啓発活動を行っています。
地 域
7
﹁環境あきた ﹂
の実現に向けた取組
18
実 施 概 要(平成21年度)
大館鹿角地域
水切りネットによるごみ減量化の推進
鷹巣阿仁地域
ごみ減量化・リサイクルに関する啓発事業
能代山本地域
生ごみの水切りによる減量化と堆肥化
秋田中央地域
EM 菌による生ごみ減量実践活動の展開、水切りグッズによるごみ減量化の推進
本荘由利地域
生ごみの水切りによる減量化とリサイクル啓発事業
大曲仙北地域
生ごみの水切りによる減量化、親子リサイクル探検隊
横手平鹿地域
水切りネットによるごみ減量効果の検証
湯沢雄勝地域
家庭ごみの減量化実践活動の推進
大館鹿角
水切りネットとごみ減量化啓発チラ
地域
シの配布
鷹巣阿仁
バイオマス発電施設見学
地域
秋田中央
生ごみのEM菌処理の実技講習
地域
本荘由利
生ごみリサイクル施設見学
地域
大曲仙北
親子でリサイクル施設見学
地域
湯沢雄勝
生ごみのEM菌による堆肥化講習会
地域
② レジ袋削減・マイバッグ推進運動
全国的に取り組まれているマイバッグキャンペーン(買い物袋持参運動)は、買い物の際に自らの買い物袋(マイ
バッグ)や買い物かご(マイバスケット)を持参することにより、レジ袋等のごみの直接的な減量や普及啓発を目的と
して実施されている運動です。
7
秋田県においても、平成19年度から県
内に店舗を持つ事業者とレジ袋の削減に
向けた自主協定を締結し、レジ袋削減・マ
イバッグ推進運動を進めています。
事業者はマイバッグ持参率の目標値を
設定した上で、各種取組を推進し、県は事
業者の取組を広報するなど、事業者と県が
﹁環境あきた ﹂
の実現に向けた取組
協働で運動を推進しています。
平 成 2 1 年 度 は 、県 内 の ス ー パ ー マ ー
ケット等の18の事業者と自主協定を締結
し、平成21年7月27日に調印式が行われ
ました。県民、事業者、行政が一体となって
レジ袋の削減に取り組みましょう。
マイバッグキャンペーンポスター
レジ袋削減・マイバッグ推進運動
ポスター
③ あきたエコ&リサイクルフェスティバル
「環境あきた」の実現を図るためには、県民一人ひとりが、ごみの減量化、地球温暖化防止及び省エネルギー問題等、
環境について幅広く考え、身近なところから取り組んでいこうとする意識を持つことが重要です。
あきたエコ&リサイクルフェスティバルは、県と県民、企業・団体等のパートナーシップのもと、環境を大切にする
気持ちを育て、大人も子どもも一緒に楽しみながら「環境」について考えるイベントです。
平成21年度は9月5日(土)、6日(日)の両日、秋田駅
前アゴラ広場、大屋根ビッグルーフにて行われ、2日間で
約49,800人が来場されました。
親子連れなどが会場に立ち寄り、ステージイベントや
体験コーナー、各企業・団体の出展ブースを楽しんでいま
した。
エコ宣言をして巨大ボードに絵を完成させるコーナー
やネイガーマイショー、電気自動車の試乗などが人気を
集めていました。
また、平成21年度は、東北地方環境事務
所主催の「3R推進秋田大会」が9月5日
(土)に秋田総合生活文化会館「アトリオ
ン」で同時開催され、秋田県内の3Rや環
境活動に関する体験発表や循環型社会形
成をテーマとしたシンポジウム、生島ヒロ
シさんのトークショー、米本かおりさんの
エコクッキング教室などが行われました。
また、使用しなくなった小型電子機器(ゲーム機、携帯電話、デジタルカメ
ラ、充電器、リモコン等)の回収ブースを会場に設置しました。
活動体験発表をする元西小学校のみなさん
19
8
環境美化の取組
① あきた・ビューティフル・サンデー
県では、4月を「あきた・クリーン強調月間」、4月の第2日
曜日を「あきた・ビューティフル・サンデー」と定め、雪解け後
8
環境美化の取組
の身近な場所のクリーンアップを呼びかけています。
「あきた・ビューティフル・サンデー」は、地域をみんなでき
れいにするための活動の日です。この日は家族や友達同士で
声をかけあって、自宅の周り等身近な場所をきれいにしま
しょう。
秋田市内でのクリーンアップの様子
② ポイ捨て禁止条例
道路や公園等でポイ捨てされたごみを目にすると、不快な気持ちになりませんか。
県では、
「秋田県空き缶等の散乱の防止に関する条例(通称:ポイ捨て禁止条例)」を定
め、空き缶・たばこの吸い殻等のポイ捨てや、飼い犬のふんの放置を禁止しています。
美化マスコットクリンちゃん
条例で定める皆さんの役割
役 割
県民等(※1)
空き缶等(※2)が散乱しないようにしてください。県や市町村が実
施する空き缶等の散乱防止の施策に協力してください。
すべての事業者
事業活動で発生する空き缶等が散乱しないように、必要な措置を講
じてください。
容器入りの飲食料を製造・販売する方
空き容器が散乱しないように消費者にPRしてください。販売場所
に回収容器を設置し、周辺の清掃を行ってください。
たばこを製造・販売する方
たばこの吸い殻が散乱しないように消費者にPRしてください。
公共の場所で印刷物等を配布する方
配布場所周辺に散乱している印刷物を回収してください。
公共の場所で催しを行う方
会場周辺の清掃を行ってください。
土地占有者等(※3)
その土地に空き缶等が散乱しないように、必要な措置を講じてくだ
さい。
(※1)
「県民等」とは、県民、滞在者、旅行者、県内を通過する方です。
(※2)
「空き缶等」とは、空き缶、空きびんその他の容器(中身の入ったもの、栓やふたを含みます)、たばこの吸い殻、チューインガム、紙くずです。
(※3)
「土地占有者等」とは、土地の占有者又は管理者の方です。
あきたクリーンパートナー登録制度
あきぎん「小さな親切」運動の会
∼秋田市旭川クリーンアップの様子∼
20
のぼり旗
県内では、様々な主体により環境美化活動が行われてい
ますが、散乱ごみはまだ見受けられます。そのため、県では
県民運動として環境美化活動を盛り上げていきたいと考え
ております。
そこで、県内で環境美化活動に取り組んでいる住民団体
や町内会、学校、企業等をあきたクリーンパートナーとして
登録し、清掃用具等を提供することにより、活動を支援して
います。
資 料
秋田県廃棄物処理計画の体系
基 本 方 針
1. ごみを出さない
リデュース
Reduce
再使用
リユース
Reuse
3. 資源として使う
再生利用
4. きちんと処分する
リサイクル
Recycle
適正処理
資料
発生抑制
2. 繰り返し使用する
3R
計画を達成するためのシナリオ
廃棄物減量化・
リサイクルシステムの確立
普及啓発・環境教育・学習の推進
○環境あきた県民フォーラム等との
○生ごみ(食べ残し)
の
○環境会計簿
(エコ家計簿)
の活用等による
○ごみ処理有料化の促進、容器包装等の
協働による普及・啓発
減量化・リサイクルの促進
家庭、
職場における3Rの実践
○あきたエコ&リサイクル
フェスティバルの開催、
出前環境講座の実施
廃棄物処理施設の確保
リサイクルの推進
○リサイクル製品認定制度の推進
3R・
適正処理の
推進
適正処理の推進
○ごみ焼却施設、
○北海道・東北6県合同
○一般廃棄物処理施設における
○警察等関係機関との連携、
リサイクル拠点施設の整備
スカイパトロールの実施
産業廃棄物処理
(あわせ処理)
の推進
環境監視員による不法投棄監視体制の
○県環境保全センターの整備・拡充
目
強化
○有料処理業者等の育成
標
一般廃棄物の減量化
(H11→H22)
現状
H17
465
311
154
1,097
734
21.3
47
計画目標年度
H22
364
244
120
890
590
24.1
40
※平成 17 年度実績よりごみ排出量の基準が改められているが、ここでは従来
どおり収集ごみ量+直接搬入量+自家処理量を排出量の基準として算出。
排出量(千t)
減量化・再生利用量(千t)
減量化量(千t)
再生利用量(千t)
最終処分量(千t)
内訳
内訳
排出量(千t)
生活系ごみ(千t)
事業系ごみ(千t)
1人1日排出量(g/人日)
生活系ごみ(g/人日)
リサイクル率(%)
最終処分量(千t)
基準年度
H11
464
305
159
1,050
690
15.6
86
産業廃棄物の減量化
(H11→H22)
基準年度
現状
計画目標年度
H11
H17
H22
2,651
2,245
2,310
1,542(58%) 1,293(58%) 1,720(75%)
966(36%) 763(34%) 1,010(44%)
576(22%) 530(24%) 710(31%)
1,109(42%) 952(42%) 590(25%)
※カッコ内は、各年度の排出量を 100 としたときの割合である。
21
資 料
容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律の一部を改正する法律の概要について
● 改正容器包装リサイクル法の概要 ●
資料
物の
容器包装廃棄
進
排出抑制の促
等)
(レジ袋対策
消費者の意識向上・事業者との連携の推進
環境大臣が「容器包装廃棄物排出抑制推進員」
(愛称:3R推進マイスター)
を委嘱。推進員は、排出状況や排出抑制の取組の調査、消費者への指導・助言等
を行う。
(平成19年4月1日施行)
事業者に対する排出抑制を促進するための措置の導入
小売業等について、
「事業者の判断の基準となるべき事項」を主務大臣が定
めるとともに、一定量以上の容器包装を利用する事業者に対し、取組状況の報
告を義務付け、取組が著しく不十分な場合は勧告・公表・命令を行う措置を導
入する。
(平成19年4月1日施行)
※容器包装廃棄物を多量に利用する事業者→年間使用量50t以上
質の高い
分別収集・
進
再商品化の推
事業者が市町村に資金を拠出する仕組の導入
質の高い分別収集を行い、再商品化の合理化を図るため、事業者
が、再商品化の合理化に寄与する程度を勘案して算出される額の資
金を市町村に拠出する仕組を創設する。
(平成20年4月1日施行)
※拠出額→再商品化費用効率化分の2分の1
事業者間の
公平性の確保
再商品化の義務を果たさない事業者に対する罰則の強化
再商品化の義務を果たさない事業者(いわゆる「ただ乗
り事業者」)に対する罰則を強化する。
(平成18年12月1日施行)
※現行の50万円罰金→100万円罰金へ引き上げ
物の
容器包装廃棄
化
円滑な再商品
円滑な再商品化に向けた国の方針の明確化
廃ペットボトルの国外への流出にかんがみ、
「再商品化のための円滑な引渡
し等に係る事項」を基本方針に定める事項に追加して国の方針を明らかにす
る。
(平成18年12月1日施行)
※ 市町村は、分別基準適合物を指定法人等に円滑に引き渡すことが必要。
指定法人等に引き渡されない場合にあっては、市町村は、適正に処理され
ていることを確認し、住民への情報提供に努める必要がある。
22
資 料
用語解説
限りある資源の消費を抑えるため、大量生産・大量消費・大量廃棄の
循環型社会
生・消費される物やエネルギー等あらゆるものを資源として循環し、
資料
社会のあり方を根本から見直し、人間の生活や企業活動等に伴って発
様々なかたちで繰り返し利用するとともに、廃棄するものを最小限に
することで、自然環境をはじめとする環境への負荷を可能な限り低減
する社会のこと。
循環型社会を形成するための国の政策、制度等に関する基本的指針
を定めた基本法で、平成12年6月2日に公布され、同日から平成13
循環型社会
形成推進基本法
年1月6日までに順次施行された。事業者・国民の「排出者責任」を明
確化し、また、製品の製造から排出まで生産者が一定の責任を負う「拡
大生産者責任」を一般原則として盛り込み、廃棄物の最終処分量を削
減するため、
(1)廃棄物の発生抑制、
(2)再使用、
(3)再生利用、
(4)熱
回収、
(5)適正処分の優先順位を定めている。
日常生活に伴って排出されるごみや、し尿。廃棄物処理法では「産業
廃棄物以外の廃棄物」と定義されている。一般廃棄物は、家庭から排出
一般廃棄物
されるごみ(生活系ごみ)と、産業廃棄物に指定されている20品目を
除いた、商店、事務所、工場等から排出されるごみ(事業系ごみ)に分け
られる。
直接搬入ごみ
市町村等のごみ処理施設に直接搬入されるごみ。
市町村等の計画収集区域内で、市町村等により計画収集される以外
自家処理量
のごみを自家肥料又は飼料として用いるほか、直接、農家等に依頼し
て処分させ、又は自ら処分しているごみの量。
集団回収量
市町村等による用具の貸し出し、補助金の交付等で市町村登録され
た住民団体(例:子ども会)によって回収されたごみの量。
平成 20 年度
あなたに使ってほしいマイバッグ
環境大臣賞(一般選考)最優秀賞
23
資 料
用語解説
資料
リサイクル
容器包装
リサイクル法
「RE=再び」
「CYCLE=循環する」
という意味で、
不用になったものを
もとの製品原料や別の製品原料として再生使用することをいいます。
一般廃棄物の中で、容積比で60%、重量比で25%を占めるという
容器包装廃棄物について、分別収集、再商品化を義務づけた個別製品
分野に関する国内で初めてのリサイクル法です。
(改正容器包装リサ
イクル法の概要参照(P22))
ペットボトルをリサイクルするため、破砕、洗浄、乾燥したものを
フレーク、ペレット
フレーク(flake)といい、プラスチック製品の材料となる。フレークを
溶かして品質を均一化したものをペレット(pellet)といい、ポリエス
テル繊維の原料となる。
使用済みの家電製品(テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機)に
家電リサイクル法
ついて、販売店に引き取りと製造者等への引き渡し、製造者等に当該
品のリサイクルを義務付けた法律です。
有機塩素化合物であるポリ塩化ジベンゾダイオキシン及びポリ塩
ダイオキシン類
化ジベンゾフランの略称。毒性は、動物実験において急性毒性、発が
ん性、催奇形性や環境ホルモン作用等が報告されています。
ごみを最終的に処分すること。ごみ処理は、収集・運搬された後、焼
最終処分
却等の中間処理を経て、最終処分される。その方法は埋め立て処分に
よって行われる。
平成17年3月4日、国連本部で開催された「国連婦人の地位向上
MOTTAINAI
∼もったいない運動∼
委員会」の中で、当時ケニア副環境大臣のワンガリー・マータイさん
が、日本語の「もったいない」を環境保護の合言葉としましょうと提
唱したことから広まった運動。日本でも、小池百合子前環境大臣が、
「もったいないふろしき」をプロデュースする等、環境保護のキー
ワードになりつつある。
平成20年度
あなたに使ってほしいマイバッグ
環境大臣賞(インターネット選考)第1位
24
資 料
リサイクル関係団体一覧
(財)クリーン・ジャパン・センター
〒107−0052 東京都港区赤坂一丁目9−20 第16興和ビル北館6階
TEL:03−6229−1031 FAX:03−6229−1243
ホームページ http://www.cjc.or.jp
廃棄物の処理、再資源化促進のための推進母体として国、地方公共団体、産業界、消費者、学会等と密接な協力を保ちながら、PR、調
査研究、資源リサイクルのデータバンクの整備や実証実験事業を含む広範囲の事業を実施している。
〒130−0026 東京都墨田区両国3−25−5 JEI両国第一生命ビル8階
TEL:03−5638−7161 FAX:03−5638−7164
ホームページ http://www.jwrf.or.jp/
資料
(財)廃棄物研究財団
廃棄物処理に係る情報収集、調査、技術開発、研究等に関する事業を行っている。
(財)日本産業廃棄物処理振興センター
〒103−0012 東京都中央区日本橋堀留町2−8−4 日本橋コアビル2階
TEL:03−3668−6511 FAX:03−3668−6512
ホームページ http://www.jwnet.or.jp/
産業廃棄物処理の適正化を図り、各種事業の健全な発展を推進し、廃棄物の再生利用の推進を図る取組並びに電子マニフェストシ
ステムの運営を行っている。
(財)
日本容器包装リサイクル協会
〒105−0001 東京都港区虎ノ門1−14−1 郵政福祉琴平ビル2階
TEL:03−5532−8597 FAX:03−5532−9698
ホームページ http://www.jcpra.or.jp/
容器包装リサイクル法に基づく指定法人として、容器包装を、製造や使用している事業者から委託を受けて再商品化を代行してい
る。市町村が分別収集した容器包装廃棄物を引き取り、再生加工を行う再商品化事業者に委託することによってリサイクルの一端
を担っている。
(財)
古紙再生促進センター
〒104−0042 東京都中央区入船3−10−9 新富町東急ビル4階
TEL:03−3537−6822
ホームページ http://www.prpc.or.jp
資源の有効活用、森林資源の保全、環境促進等の観点から古紙の回収、再生利用の促進に努めており、そのための広報宣伝、調査研
究、グリーンマーク等の諸事業を行っている。
スチール缶リサイクル協会
〒104−0061 東京都中央区銀座7−16−3 日鉄木挽ビル1階
TEL:03−5550−9431 FAX:03−5550−9435
ホームページ http://www.steelcan.jp
製鉄メーカー、製缶メーカー、商社で構成され、スチール缶の回収と再資源化のための調査、研究、啓発等を実施している。
アルミ缶リサイクル協会
〒107−0052 東京都港区赤坂2−13−13 アープセンタービル3階
TEL:03−3582−9755 FAX:03−3505-1750
ホームページ http://www.alumi-can.or.jp
アルミ缶製缶メーカー、アルミ圧延メーカー、ビール、飲料メーカー、アルミ再生地金メーカー、商社等で構成されており、アルミ缶
の再生利用により、資源・エネルギーの有効利用を図るため、アルミ缶の回収処理についての調査、研究、指導及び普及・啓発を実施
している。
ガラスびんリサイクル促進協議会
〒105−0004 東京都港区新橋2−12−15 田中田村町ビル8階
TEL:03−3507−7191 FAX:03−3507−7193
ホームページ http://www.glass-recycle-as.gr.jp
平成8年11月にガラスびんリサイクリング推進連合(PGBR)を改組した組織。ガラスびんメーカー、ボトラー、びん商、カレット商
等で構成されており、ガラスびんリサイクルを促進するためのシステムの研究、カレットの再利用拡大、他用途利用に関する調査・
研究開発、普及啓発を行っている。
(社)プラスチック処理促進協会
〒104−0033 東京都中央区新川1−4−1 住友六甲ビル7階
TEL:03−3297−7511 FAX:03−3297−7501
ホームページ http://www.pwmi.or.jp
プラスチック製造メーカー等で構成されており、廃プラスチックを適切に処理し、資源として有効に利用するシステムを確立する
ための研究・開発を行い、その普及を通じて処理問題の解決を図っている。
PETボトルリサイクル推進協議会
〒103−0001 東京都中央区日本橋小伝馬町7−16 ニッケイビル2階
TEL:03−3662−7591 FAX:03−5623−2885
ホームページ http://www.petbottle-rec.gr.jp
使用済PETボトルの再資源化に向けたプラスチック製造メーカー、成型メーカー、商社等で構成されており、収集、再生処理、用途
開発等についての調査・研究等を実施している関係業界の団体である。
(社)食品容器環境美化協会
〒108−0023 東京都港区芝浦2−15−16 田町K・Sビル6階
TEL:03−5439−5121 FAX:03−5476−2883
ホームページ http://www.kankyobika.or.jp/
食品容器の散乱問題に対応し、環境美化に関する啓発・普及、
調査・研究、
情報の収集・分析及び提供等を行っている。
グリーン購入ネットワーク事務局
〒103−0002 東京都中央区日本橋馬喰町1−4−16 馬喰町第1ビル9階
TEL:03−5642−2030 FAX:03−5642−2077
ホームページ http://www.gpn.jp/
環境に負荷の少ない製品の優先的な購入(グリーン購入)を進めることを目的とする。企業、自治体、市民団体(消費者)で構成され、
グリーン購入基本原則の策定、グリーン購入のためのGPNデータブックの発行等を行っている。
25
編集・発行/平成22年4月
秋田県生活環境部環境整備課
〒010-8570 秋田市山王四丁目1-1 TEL.018-860-1623
FAX.018-860-3856
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古紙配合率 100%の再生紙と、
大豆インキを使用しています。
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