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県 支援機関 ベンチャー

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県 支援機関 ベンチャー
平成 28 年度成長産業育成支援事業 公募要領
1
概
要
地方創生の趣旨に基づき、県経済をより活性化し雇用を拡大させるため、エネルギ
ー・環境関連分野、ライフサイエンス分野(注1)など有望なベンチャー・プロジェ
クト(注2)における試作開発、事業化への支援を、県内の事業者支援機関へ、公募・
採択の上、委託し、成長産業 (エネルギー・環境関連分野及びライフサイエンス分野 )
におけるベンチャーの事業化成功事例の創出を図る。
今回、本事業の対象となるベンチャー・プロジェクトへの支援を行う事業者支援機
関を募集する。
(注1)
【エネルギー・環境関連分野】
○ 創エネルギー:太陽光、風力、水力、地熱、温泉熱による発電 等
バイオマス燃料、水素エネルギー、その他関連技術 等
○ 省エネルギー:EMS 関連機器、電力削減に関わる機械技術 等
○ 蓄エネルギー:蓄電池、伝送技術 等
○ 環境関連
:大気・水・土壌汚染等の対策に関わる技術、素材・低炭素技術、
廃棄物処理に関わる技術 等
【ライフサイエンス分野】
○ バイオ関連
:創薬、創薬支援、医薬品製造技術、再生医療、
幹細胞関連、機能性食品、化粧品 等
○ 医療機器等
:医療機器(構成部材の開発を含む)、
検査・分析機器、介護福祉機器 等
(注2)ベンチャー・プロジェクトとは、設立後 10 年以内の事業者または同事業者を含む事
業体による試作開発・事業化プロジェクトをいう。
<事業概要図>
委託(※3 公募対象者)
県
支援機関
実績報告
※県・支援機関・ベンチャーによる3者契約
※1支援機関あたり1~3プロジェクトを想定
支援(※4 支援内容)
ベンチャー
プロジェクトの実施
2
公募対象者
次の要件をすべて満たしている神奈川県内に本店を置く事業者支援機関であること。
(1)成長分野におけるベンチャー支援の実績があり、県内の複数の市町村域において支
援可能な事業者支援機関で、本事業の対象となるベンチャー・プロジェクトの支援
を予定している者であること。
(2) 地方自治法施行令第 167 条の4の規定に該当しない者であること。
(3) 神奈川県の指名停止期間中の者でないこと。
(4)「平成 28 年度 成長産業育成支援事業 公募要領」に示すベンチャー・プロジェク
ト支援を、公正かつ的確に遂行し得る者であること。
3
支援内容
次の(1)から(3)までを満たすベンチャー・プロジェクト
(1) 4年以内に事業化を達成し、売り上げが見込めるもの。
(2) 4年以内のプロジェクト実施計画を策定するもの。
いずれのプロジェクトについても、当該年度を含め4年以内の達成目標及び売上目
標額を設定したプロジェクト実施計画を策定してください。少なくとも4年目には、
事業化の達成と売上額の発生を目標とすること。
(3)プロジェクトの内容に応じて、次の目標を設定できるもの。
ア
試作化支援を行うプロジェクトについては、28 年度中の試作化(試作品が完成
した状態)を目標とすること。
イ
事業化支援を行うプロジェクトについては、4年以内の事業化を見据えた 28 年
度の目標を設定すること。
4
委託先、委託限度額
(1) 委託先
4機関程度
(2) 1機関あたりの委託限度額
1,500万円
(1機関あたり1~3プロジェクト程度)
試作開発支援については 1 プロジェクトあたり100万円から200万円、事業化
支援については1プロジェクトあたり400万円を限度とします。
また、支援機関の事務費(管理費)は委託額の10%以内とします。
5
事業者支援機関への委託事業費及びベンチャー・プロジェクトへの支援の方法
(1) 委託費は県から事業者支援機関への概算払いとし、分割して7月と 12 月に支払う。
(2) 対象経費は、別表のとおりとする。
(3) 対象経費は、プロジェクトに取り組むベンチャーが直接、取引先に支払うこととし、
事業者支援機関は、概算払又は清算払によりベンチャーに支払う。
6
応募方法、審査及び採択
申請書及び支援企画書の提出
事業者支援機関において、「平成28年度 成長産業育成支援事業 申請書」(様式
1)、支援するベンチャー・プロジェクトへの支援内容を記載した「成長産業育成支
援事業 ベンチャー支援企画書(平成28年度)」(様式2)及び「参加意思表明書」
(様式3)を作成し、募集期間である平成28年3月22日(火)から4月15日(金)17時
まで(必着)に産業振興課へ提出します(応募書類の分割提出は不可。また応募書類
の差替えや返却には一切応じられない。)。
7
審査及び採択
(1) 書面審査
提出された申請書及び支援企画書に基づき、審査員により、「支援機関による支援
内容」、「支援するベンチャー・プロジェクトの事業性」及び「支援するベンチャ
ー・プロジェクトの技術評価」を 審査項目ごとに審査する。
ア
支援機関による支援内容
*審査の視点
⇒支援企画書の「Ⅱ6 支援機関によるこれまでの支援実績 、9 28 年度のプロジ
ェクトへの支援内容 、12 今後の支援方針 」に記載された、支援実績、支援内容、
支援方針などから、プロジェクトへの支援能力、支援効果を評価する。
得点
イ
評
価
20 点
非常によい、非常にある、非常に期待できる
15 点
よい、ある、期待できる
10 点
特筆すべき点はない、普通程度
5点
問題もしくは課題が多く見受けられる
支援するベンチャー・プロジェクトの事業性及び技術評価
◇事業性評価
評価項目
①
市場ニーズの把握
評価のポイント
得点
市場 ニー ズ を具 体的 に 把握 して い ると 共
に、それを反映させた開発目標の設定がな
されているか。
②
開発した製品の優
位性
③
事業化計画の信頼
性、確実性
開発した製品が競合製品等と比較して、性
各項目
能・価格面等で優位であるか。
5、10、15 及
事業化(商品化)に向けた計画は現実的な
び 20 点のいず
ものか。
れか
28 年 度 に 試 作 化 を 見 込 む 場 合 に お い て
は、当該年度までの計画が明確化されてい
(80 点満点)
るか。
④
事業化された場合
事業化された場合に、既存の市場に与える
の市場・社会への貢
インパクトは大きいか。または、経済的イ
献度(経済的・社会
ンパ クト は 小さ くと も 、強 いニ ー ズが あ
的インパクト)
り、一定の需要が見込めるなど、社会への
貢献度が高いと予想されるか。
◇技術評価
評価項目
⑤
新規性・革新性
⑥
特許・ノウハウの
優位性について
評価のポイント
ベンチ ャー が持 つ技術 内容に 新規 性が ある
得点
各項目
か、革新的な部分があるか。
5,10,15 及
ベンチャーが開発製品に関する優位性のある
び 20 点のい
特許やノウハウを保有しているか。
ずれか(40 点
満点)
(2)面接審査
○
審査委員が書類審査での採点を修正し、最終決定するために実施する。
○
具体には、審査委員が一同に会し、申請者によるプレゼンテーション及び質疑応
答、プロジェクト申請書、参考資料等の内容により審査する。
○
審査委員から「達成目標や申請額等を変更すべき」との意見が出された場合は、
申請者はその場で申請内容を変更の上、評価を受けることができることとする。
(3) 採択
書面・面接審査結果に基づき所定の手続を経て、採択の可否と採択額の決定をお知
らせします。
8
契約
(1) 決定した各々のベンチャー・プロジェクトの採択額を契約額とし、県、事業者支援
機関及び支援先となるベンチャー企業等の3者間で、契約終了時に見込む成果を定め
た単年度委託契約(業務請負)を締結します。
(2) プロジェクトへの支援の状況に応じて、委託契約の変更や、委託費を減額すること
があります。
(3) 採 択 の内容や、あらかじめ届け出た委託費の使途を変更するとき(ただし、軽微
な変更を除きます。)は、あらかじめ委託事業変更承認申請書を県に提出し、承認を
受けなければなりません。
(4) 次のいずれかに該当する場合は、委託事業契約の全部もしくは一部を解除し、既
に当該解除に係る部分に対する委託事業費が支払われている場合は、期限を付して
当該委託費の全部又は一部の返還を命じます。
ア
委託契約に基づく知事の指示に違反した場合
イ
天災その他不可抗力の原因によらないで、完了期限までに委託事業を完了しない
とき又は完了期限までに委託事業を完了する見込みがないと県が認めたとき。
ウ
許可、免許、登録、又は各種の資格が必要な委託事業については、その許可等が
取消し、又は抹消されたとき。
9
エ
受注者が正当な事由なく解約を申し出たとき。
オ
本契約の履行に関し、受注者並びにその使用人等に不正の行為があったとき。
カ
前各号に定めるもののほか、受注者が委託契約の規定に違反したとき。
知的財産権等の取扱い
(1) 委託業務の実施により発生した、特許権や実用新案権、意匠権、商標権またはこれ
らの権利を受ける権利(以下、「知的財産権等」)は、原則としてプロジェクトを実
施するベンチャー企業に帰属します。
(2) 本県が、公共の福祉のために特に必要があるとした場合は、当該企業は本県に、無
償で当該知的財産権等を実施する権利を許諾していただきます。
(3) 当該知的財産権等が委託契約終了後、相当期間において活用されず、また、本県
から求めがあった場合は、プロジェクトメンバーは第三者に無償で当該知的財産権
等を実施する権利を許諾しなければなりません。
(4) 本県が上記(1)及び(2)のいずれかを満たしていないと判断した場合は、本県に当該
知的財産権等を無償で譲り渡していただきます。
10
中間報告、実績報告及び検証
(1) 中間報告
事業者支援機関は、委託期間中、県の求めに応じて事業の進捗に係る中間報告を、
別に定める様式に従って行っていただきます。
(2) 実績報告
事業者支援機関は、委託事業完了後、直ちに事業完了届に、次に掲げる書類を添付
の上、知事に提出し、知事の指定する職員の検査を受けなければなりません。
ア
委託事業収支決算書
イ
委託事業結果(成果)報告書
(3) 検証
実績報告に基づいて、委託事業の成果を検証します。その結果については、翌年度
の委託事業の採択(※翌年度以降へ本事業が継続する場合)の際に反映します。
【スケジュール(予定)】
4月下旬
審査
5月上旬
結果通知
5月下旬
契約締結(契約期間は契約締結日から平成 29 年 3 月 15 日)
※
当該契約の相手方決定の効果は、平成 28 年度当初予算に係る議会の議決がなされ、
平成 28 年 4 月 1 日の平成 28 年度予算発効時において効力を生ずるものとします。
ご応募に関するお問い合わせは
神奈川県 産業振興課 新産業振興グループ 担当 河合
電話
045-210-5639
別表
主な対象経費の一覧
内
調
査
費
・
外
注
費
関
係
容
①
特許及び実用新案の調査費用
②
市場、マーケット調査費用
③
技術評価に要する経費
④
原材料及び副資材の購入
⑤
工具・器具等の購入(5万円未満(税込み)のものに限る。)
⑥
機械装置等のリース料
⑦
外注加工費用
⑧
資料購入費(5万円未満(税込み)のものに限る。)
①
旅費、交通費(領収書を発行可能なもので、かつ旅行目的が当該委託事業
の目的と合致すると判断できるものに限ります。)
旅
費
・
人
件
費
関
係
②
弁護士、公認会計士、弁理士等専門家への謝金
③
人件費の経費
但し、委託事業費の 20%以下とします。
なお、法人代表者及び役員(監査役含む。)本人または当該者と生計
を一にする家族の人件費は対象となりません。
備考:当該契約の締結に要する費用は経費として認められません。
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