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154号(7月) - 九州ニュービジネス協議会
2010/7 No.154 社団法人九州ニュービジネス協議会 平成22年度通常総会を開催 H22/6/11 — — — — — — 「平成21年度事業報告」、「平成22年度事業計画」などを承認 — — — — — — 平成22年6月11日、ソラリア西鉄ホテルにおいて、平成22年度通常総会を開催しました。総数で141名の会員他の方々のご出席 のもと、以下の議案について審議した結果、全て原案通り承認されました。 また、総会の中で、昨年度ご入会の方で今回総会にご出席いただいた新入会員16名の方のご紹介を行いました。総会終了後、 平成22年度九州ニュービジネス大賞表彰式、入賞企業6社の講演及び懇親会を実施し、盛況の内に終了いたしました。 □審議議案 ・平成21年度事業報告について ・平成21年度収支決算報告について ・平成22年度事業計画(案)について ・平成22年度収支予算(案)について ・理事・監事の補欠専任について ・会員拡大キャンペーン(案)について □報告議案 ・(社)日本ニュービジネス協議会連合会(JNB)の活動について 平成22年度九州ニュービジネス大賞受賞者決定!! H22/6/11 平成22年6月11日、ソラリア西鉄ホテルで「九州ニュービジネス大賞」の表彰式と受賞企業の記念講演が行われました。 第7回目の開催にあたる今年は、九州一円から22件という過去2番目に多い応募がありました。厳正な審査の結果、九州ニュービ ジネス大賞の該当はなかったものの、昨年よりも1社多い6社が受賞する運びとなりました。 表彰式では、松尾新吾会長から、表彰状と表彰盾並びに副賞金が受賞企業各社に授与されました。記念講演終了後の講評では、 審査委員長である石村僐悟ニュービジネス支援委員会副委員長が、受賞企業各社を激励されました。 受賞者は、懇親会において参加者と積極的に交流を深めていました。 ■九州アントレプレナー大賞 有限会社ターボブレード(大分県大分市) 水力・地熱・風力などの未利用エネルギーを利用したクリーンエネルギー 発電設備の普及 株式会社カウテレビジョン(福岡県福岡市) カウテレビジョン動画リポート ■九州ニュービジネス優秀賞 株式会社ワイズ・リーディング(熊本県熊本市) 新ネットワーク・ビジネス遠隔画像診断“熊本モデル”の取組み 株式会社日本計器鹿児島製作所(鹿児島県南九州市) 農作物を霜害や害虫から守る乾電池式全自動散水・止水制御装置の販売 株式会社エコファクトリー(熊本県熊本市) 輻射式冷暖房装置ハイブリットサーモシステム「ecowin」の普及拡大 ■九州ニュービジネス奨励賞 株式会社フィット(福岡県福岡市) 人と企業、企業と人をつなぐポータルサイト 懸賞ゲームランド 「Walapy」 目次: 審査員一同、今年も「役得だな」と言いながら楽しく審査 を務めさせていただきました。 今年の応募企業は立派な企業が多く、特に受賞企業各社の 事業内容は、我々に気がつかない市場があったことを示して くれました。 “ニュービジネス”を語るとき、技術やノウハウなどの “シーズ”、もう一方で市場の要望という“ニーズ”の問題 があります。このシーズとニーズがなかなかリンクせず、 シーズをニーズにする市場の創出が不十分であるところに、 多くの企業が課題を抱えているのだと思います。シーズを ニーズに繋いでいく「経営の構え」、つまり、“ノウハウの組 み立て方”の部分で、九州ニュービジネス協議会が支援でき る大事な要素があるのではないでしょうか。 受賞企業各社がさらに事業を伸ばしていかれることを祈念 申し上げて、講評に代えさせていただきます。 【受賞後の記念撮影】 平成22年度九州NBC通常総会 平成22年度九州NB大賞表彰式 1 JNB理事会、通常総会 経営を学ぶ会 ニューサロン21 他 2 ウーマンズフォーラム委員会 第13回会長杯ゴルフコンペ 第10回大学発VBPC募集開始について 3 各地で開催のベンチャープラザ 4 2010/4-6月の実績 【石村審査委員長講評】 56 今後の行事予定 新会員紹介 事務局からのお知らせ 7 会員拡大キャンペーン! 編集後記 8 ざ・九州NBCかわら版 第154号(平成22年7月発行) 左端より ・石村審査委員長 ・福田社長(㈱フィット) ・加藤取締役(㈱日本 計器鹿児島製作所) ・林社長 (㈲ターボブレード) ・高橋社長 (㈱カウテレビジョン) ・中山社長(㈱ワイズ・ リーディング) ・村上社長 (㈱エコファクトリー) ・松尾九州NBC会長 ・橘高九州経済産業局長 1 Topics 平成22年度 第1回九州NBC理事会を開催 H22/5/14 九州NBCの平成22年度第1回理事会を5月14日に開催しました。当日は理事33名のうち27名(代理を含む)が出席し、松尾会長の 議長のもと審議が行われました。主な審議・報告事項は以下の通りです。 ○審議事項 ○報告事項 ①平成21年度事業報告(案)について ①平成22年度ニュービジネス大賞について ②平成21年度収支決算(案)について ②第10回大学発ベンチャービジネスプランコンテストについて ③会員拡大について ③(社)日本ニュービジネス協議会連合会(JNB)の活動について ④平成22年度通常総会提出議案について 第23回JNB理事会(書面審議)を開催 H22/5/10 平成22年5月10日、JNB第23回理事会が書面審議により開催され、以下の事項について審議、承認されました。 ○審議事項(第5回通常総会に付議する事項) ○報告事項 ①平成21年度事業報告書及び収支決算書(案)の承認の件 ①平成22年度代議員候補報告の件 ②平成22年度理事、監事候補者(案)の選任の件 ②いばらきニュービジネス協議会名称変更の件(H22年6月∼) ③平成22年度役付き役員候補者(案)の選任の件 (変更後名称:いばらき社会起業家ニュービジネス協議会) 第5回JNB通常総会の開催 H22/6/10 (社)日本ニュービジネス協議会連合会(JNB)の第5回通常総会が、都内のホテルで46名の会員が参加して開催されました。 九州NBCからは、是永副会長ほか3名が参加しました。主な議事は次のとおりで、全て原案通り承認されました。 なお、総会終了後、市村次夫氏(前21世紀NBC会長・小布施堂代表取締役)による、「奇跡の復活 小布施町活性化の実態」 と題した、小布施町の町並修景事業・ブランド化等、活性化の本質について語る記念講演があり、大変好評を博しました。 ・平成21年度事業報告書及び収支決算書承認の件 ・平成22年度役付き役員選任の件 ・平成22年度理事、監事選任の件 ・平成22年度事業計画(案)及び収支予算(案)承認の件 第12回 経営を学ぶ会(平成22年度第1回) H22/5/11 ∼ 河原 成美 ㈱力の源カンパニー代表取締役を迎えて ∼ 今回は、㈱力の源カンパニー代表取締役で、博多一風堂店主でもある河原成美氏を講師にお迎えしました。 昭和58年に「アフター・ザ・レイン」開店後、同60年に福岡市大名でラーメン店「博多一風堂」を創業された河原社長は、「新横浜 ラーメン博物館」への出店、「TVチャンピオンラーメン職人選手権」での日本一達成等、大変ご活躍をされている非常に多忙な方 です。ラーメン事業のみならず、ラーメンダイニングである「五行」の運営、ベーカリー事業や共同仕入、海外∼ニューヨーク店や シンガポール店のオープン等、様々な分野で新しい試みに挑戦しておられます。 講演会では冒頭、DVD動画による河原社長のご紹介があり、社長の生い立ち、サラリーマン 一家にも拘わらずこの商売を始められたきっかけ、飛躍の契機となった新横浜ラーメン 博物館出店等について、当時の思い出も交えながら熱くお話し頂きました。質問コー ナーでは、会場から社員教育について、また、今後の展開について等、様々な質問があ り、河原社長から、社員教育の一環として社員にノートを書かせている事、今後は日本 食レストランを海外に広めたい事、本の執筆は自分磨きの役に立つ事等のお答えがありまし た。中でも、「自分には分からない事がまだまだたくさんある。」という河原社長の謙虚 な姿勢、森信三先生の言葉を引用された時の「人間は誰でも天から封書をもらっている。 その封書を一度も開けずに死ぬ人のなんと多い事か。自分も(天からもらった)その封書 を明るい所で澄んだ眼で、開けて見らんといかんなあ。」と、しみじみ語られた時の河原 ご講演頂いた、㈱力の源カンパニー代表取締役 社長が大変印象的でした。河原社長、大変お忙しい中、どうもありがとうございました。 河原 成美 氏 ニューサロン21・6月例会 −九州大学理事・副学長(水素材料先端科学研究センター長)村上敬宜氏− H22/6/28 6月28日、九州大学伊都キャンパス内にある(独)産業技術総合研究所 水素材料先端科 学研究センターにおいて、今年度第一回目となるニューサロン21を開催しました。 同センターは水素の安全利用技術を確立しつつ、大容量の水素のコンパクトな輸送・ 貯蔵を実現するための基礎的な研究を行っています。今回は、村上副学長に「水素利用社 会の実現に向けて」というテーマでご講演をいただき、併せて、同施設の見学も行いまし た。日頃は「水素」と無関係のビジネスを行っている参加者も、エネルギー一般から法規 まで、村上先生の大変分かり易い御説明に、「新エネルギービジネスの見通しの参考に なった。」、「環境分野の先端技術について非常によくわかった。」と知的好奇心を大満 足させていました。ニューサロン21では今回初めて現地見学を取り入れましたが、ア ンケートでは「現地見学を行った方が良い。」という回答が8割を占め、今後の運営に ご講演頂いた、九州大学理事・副学長 も新たな可能性が出る結果となりました。 (水素材料先端科学研究センター長) 村上 敬宜 氏 2 ざ・九州NBCかわら版 第154号(平成22年7月発行) Topics ウーマンズフォーラム委員会4月・5月例会を開催! H22/4/13、5/17 ウーマンズフォーラム委員会では、去る4月13日(火)に博多都ホテルにて4月例会を開催し、 11名の方が参加されました。今回は年度始めという事もあり、世話人会抜きで委員会から始め ました。議事は、平成21年度の総括から始まり、委員の方々から、2月の北九州市内工場見学と 3月の占部先生講演会とが、特に印象に残ったとのお話がありました。引き続き、平成22年度の 企画について意見交換を行いました。昨年度新入会員のフォロー、鹿児島地域の女性経営者と の連携、今年度会員増強策、第2回北九州工場見学、熊本例会、ウーマンズフォーラム2011講演 会等、今年度も有意義で、興味深い企画が目白押しです。坂本委員長からも、今年度は更にパ ワーアップして、ウーマンズフォーラムを盛り上げましょうとのメッセージがありました。 委員会の様子 ウーマンズフォーラム委員会では、去る5月17日(月)に博多都ホテルにて5月例会を開催し、 13名の方が参加されました。主な議題は、熊本例会、北九州例会についてでした。また、大野 委員から7月に開催されるムハマド・ユニュス氏の講演会のご案内がありました。熊本例会は 8月に熊本県水俣市にある「湯の児スペイン村福田農場」で開催予定となりました。北九州例会 についても工場見学を含め検討中との事でした。卓話では、山本英可委員(㈱高速興建)と中村 智子委員(㈱社寺賛助協会)の2名に、企業経営に対するお考えや会社の方向性を保つ方法等に ついて、ご体験も交えつつお話いただきました。参加した委員の皆様にとって、大変興味深い お話となりました。山本委員、中村委員、お忙しい中どうもありがとうございました。 卓話の風景 第13回会長杯ゴルフコンペ開催 池田敏章氏(㈱池田工業)がグロス83で優勝! H22/5/29 九州NBC第13回会長杯ゴルフコンペが、去る5月29日(土)、福岡県糸島市の伊都ゴルフ倶楽部 でこれまでで最多となる11組44名の方々のご参加を得て、盛大に開催されました。 当日は天候に恵まれ、さわやかな風そよぐ絶好のゴルフ日和の中、日頃から鍛えたゴルフの腕 を競い合いました。その結果、池田敏章氏(㈱池田工業社長)がダブリペリア方式により、グロス 83(HDCP12.0、ネット71.0)の好スコアをマークし優勝、松尾会長より会長杯が授与されました。 プレー後の表彰式は和気あいあいとした楽しい雰囲気の中で行われ、会員相互の親睦・交流が 深められました。また、会員の皆様、コンペにご参加の方々から沢山の賞品をご提供いただき、 大会に大いに花を添えていただきました。ご協賛頂いた皆様、どうも有難うございました。 会員の親睦・交流を目的とした当コンペは年2回開催しており、次回、第14回は平成22年12月 優勝した、 11日(土)、JR内野カントリークラブで開催予定です。次回も多くの皆様のご参加をお待ちしております。 池田敏章氏(㈱池田工業社長)(左) 第10回大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト募集開始! 九州地域の大学や高専等に眠っているシーズの発掘と育成を図り、多くのイノベーション(技術革新)を生み出すことを目的に、 今年も『大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト』を実施します。 今年度から、九州経済連合会長賞(副賞10万)の新設、九州NBC理事の参画により、審査体制の充実を図ります。 起業家を目指す学生の方への応募のご案内と、彼らへの励ましをよろしくお願いします。 ■募集締切: ■コンテスト 平成22年10月8日(金) ①開催日:平成 22 年 12 月 22 日(水)13:30 ∼ 19:00(交流会を含む。) ■募集対象者: ②場所:福岡市役所 15 階講堂 起業を目指す九州内の高専、短大、大学の学生・ ■ビジネスプランの審査 院生・研究者など(留学生を含む、但し、社会人 ①審査は、新規性・革新性・優位性、実現可能性、コアコンピタンス、 でビジネススクールの学生は除く。) マーケティング戦略、起業家マインドなど ■募集テーマ: ②審査方法は一次審査、二次審査、コンテストとする。 a.一次審査(11 月中旬頃)は、書類選考により 16 プラン程度を選定。 大学・高専等の技術シーズを活用した事業や、日 b.二次審査(12 月 2 日)は、プレゼンテーションを行い、最終選考 常生活の周りにあるアイデアをヒントにした事業、 6プラン程度を決定。 食や農業、観光など九州の特色を活かした事業で、 c.コンテスト当日は会場において、審査員及び会場審査員の前で 具体性のあるビジネスプランを募集します。 プレゼンテーションを実施。 ①新技術、環境、新エネルギー・省エネルギー、 d.なお、応募者多数の場合はスクリーニングを実施。 バイオテクノロジー、リサイクル、産業廃棄物 ■表彰 処理、住宅、災害支援などの技術分野 ・グランプリ (副賞:20 万) ②生活文化・生活支援、新サービス・アミューズ ・九州経済産業局長賞 (副賞:10 万)、九州経済連合会長賞 (副賞:10 万) メント、福祉、物流・流通、人材・教育、ビジネス ・優秀賞 (副賞: 5 万) 支援などのニュービジネス分野 ■その他 ③食品・農林水産品、加工・製造技術、観光資源 優秀作品は、キャンパスベンチャーグランプリの全国大会に参加。 など九州がもつ強みや特徴を活用、組み合わせ て展開するビジネス分野 ざ・九州NBCかわら版 第154号(平成22年7月発行) 3 Topics 各地で開催されている「ベンチャープラザ」より 第96回ベンチャープラザ二月会 H22/4/12 今回の二月会は、「先進技術特集」として、幅広い分野から先進的な技術を活用、また、 応用した製品・商品を販売している企業を集めて発表を行いました。 プレゼンでは、①従来製品に比べ、視認性が高くコンテンツ登録が簡便かつ低価格のフルカラーLEDを 使用した小売店舗向け小型屋外ディスプレーの製造・販売を行う企業、②孟宗竹等、その伐採後の 廃棄処理が大変な樹木を独自の制御機構により籾慴り加工の出来る機械の販売と共に、その 際に生じる竹パウダーを、生ごみを有機肥料に変える基材とするビジネスモデルを提案する企業、 ③既存技術では50∼60cmの分厚い壁が必要になる調音・遮音を、わずか2cmの厚さのパネ ルを既存壁・天井に貼ることで実現する企業、④遠赤外線が共鳴する室内環境を創り出すこ とで、遠赤外線の放射熱を活用したより効率的に体感温度自体をコントロール・維持できる新冷暖 房システムを販売する企業の4社が発表を行いました。質疑・応答では、素晴らしい技術・商品 を持ちながらこれまで大きく伸びていない理由や今後の進むべき方向性等について、数多く の質問や建設的な意見・提案があり、参加された企業の方々にとって大変参考になったもの と推察されます。プレゼン後にニュービジネス支援委員会の古賀副委員長から総評を頂きました。 交流会では、矢頭委員長による主催者挨拶の後、九州経済産業局・地域経済部の中島部長 の乾杯で開会、最後に九州NBC佐藤理事に締めのご挨拶を頂き、盛会裏に終了しました。 第45回ベンチャープラザ鹿児島二水会 プレゼン 風景 H22/5/12 鹿児島地域では、(社)鹿児島県工業倶楽部、(財)かごしま産業支援センターとの共催で、 「ベンチャープラザ鹿児島二水会」を開催しています。今回の二水会は、記念講演会を併催し たこともあり、153名もの大変多くの方々にご参加を頂きました。 講演は九州経済産業局の橘高局長を講師にお迎えし、「九州地域の活性化に向けて」の演題で 行われました。日本経済の現状と活力向上の方向性について、新成長戦略の策定について、新 成長戦略の成長4分野に関する九州の取組等が主なテーマでした。環境や健康等強み発揮の分 野、アジアや観光地域活性化等フロンティア開拓の分野のお話に加え、九州の具体的事例もご ご講演頂いた、 紹介いただき大変有意義な講演会となりました。 九州経済産業局 橘高局長 プレゼンは3社行われ、①鹿児島市の「強風下でも夜間でもPRできる『宣伝のぼり旗』」事業、 ②日置市の「紫色の山芋を活用したオリジナル商品『るりとろ紅山芋』の販路開拓」事業、 ③福岡市の「遠赤外線の共鳴理論による新冷暖房システムの開発」事業の3事業でした。 使い捨て商品から長持ちするエコ商品へ軸足を変更し、機能や用途を高めた製品、ポリフェ ノールが豊富に含まれる地元の農業特産物を有効活用した、地域への貢献度が高い加工食品、 空気を暖めたり冷やしたりせずに赤外線の放射熱を活用し、より効率的に体感温度自体をコン トロールする環境にやさしい冷暖システム等、各事業とも用途や特色や原理等の応用・活用を 行った発表内容でした。来場者からは非常に多くの質問が寄せられ、各社とも将来性が大いに 期待されるようなプレゼンとなりました。プレゼン後の講評は九州NBC・ニュービジネス支援委員 会の古賀副委員長長に行って頂きました。 【開会挨拶】 鷲津鹿児島地域委員会委員長 交流会にも多数ご参加頂き、会場内は大変な混雑振りでした。 第36回くまもとベンチャーマーケット二火会 H22/6/8 熊本地域では、(財)くまもとテクノ産業財団、(財)熊本県起業化支援センターとの共催で、 「くまもとベンチャーマーケット二火会」を開催しています。 今回は、熊本県内の企業3社と鹿児島県の企業1社がビジネスプラン発表を行いました。 事業内容は、①オーガニック甘夏みかんの花を主原料とした化粧水−ネロリ花水等の開発・ 販売事業、②ホームページ放送編成システム「ネットタウンTV」の製造・販売事業、③コイヘ ルペスウィルス(KHV)抗体検査キットの開発・販売事業、④自律無人航空機(UAV)を活用 した市場の創出事業の4事業でした。今回は、ニュービジネスに興味を持つ他の経済団体にもご参加 頂き、参加人数は約140名となりました。会場からの質問やご意見も多数寄せられ、活気あ ふれる二火会となりました。熊本大学の谷口学長にも懇親会からご参加頂きました。 第97回ベンチャープラザ二月会 プレゼン 風景 H22/6/21 今回の二月会は、「九州NB大賞受賞企業特集」として、6月11日に行われた「九州ニュービジネス 大賞」表彰式で各賞を受賞した企業6社によるプレゼンを行いました。(発表企業名、事業名等 は1頁を参照。)今年度の同大賞への応募事業はとてもレベルが高く、各賞の選考作業は大変 でしたが、その中から選ばれた事業である為、独創性に富み、かつ将来的な発展が期待される 企業ばかりでした。自らが持つシーズを元に創意工夫を重ね事業化したもの、また、お客様の 元へ地道に足を運んでニーズを掘り起こし製品化につなげた事業もあり、ニュービジネスを創出す る手段の多様性を感じました。自社の製品・商品に対する熱意が伝わってくる大変すばらしい プレゼン会となりました。最後に、古賀副委員長から期待と激励を込めた総評を頂きました。 4 プレゼン 風景 ざ・九州NBCかわら版 第154号(平成22年7月発行) 2010/4-6月の実績 九州各地域で開催した「ベンチャープラザ」の発表企業 □ベンチャープラザ二月会(福岡開催) (委員長 矢頭 美世子(株)やずや会長) 主催:九州NBCニュービジネス支援委員会 参加者:70名 開催日 第96回 4月12日 (月) 発表企業 事業名 所在地 ㈱シュア・プラス フルカラーLEDを使用した小売店舗向け 小型屋外ディスプレー「Aviro-S」の販売 西邦機工㈱ 孟宗竹 籾摺機「ラブ・マシーン」 の製造販売 鹿児島県 日置市 福岡県 大野城市 ㈱ハウス119 石の癒㈱ 驚異的調音・遮音材「ルームクリ エータ」と制振・遮音床下地材 「ドラ息子」の製造と全国販売 遠赤外線の共鳴理論による新冷暖 システムの開発 □ベンチャープラザ鹿児島(二水会)(鹿児島開催) 電話 FAX URL 099-2738765 099-2730739 http://www. sureplace.com/ 092-5886216 092-5886218 http://www. seiho-kiko.co.jp/ 福岡市 092-7110119 092-7140329 http://www. house119.co.jp/ 福岡市 092-2811200 092-2828177 http://www. a-hikari.com/ (委員長 鷲津 博昭 (株)ティティエム会長) 主催:(財)かごしま産業支援センター・(社)鹿児島県工業倶楽部・九州NBC鹿児島地域委員会 参加者:153名 開催日 発表企業 事業名 【特別講演会】 講演名 「九州地域の活性化に向けて」 講演者 九州経済産業局長 橘高 公久 氏 第45回 ㈲フラッグタナカ 5月12日 (水) ㈲友創 石の癒㈱ 強風下でも夜間でもPRでき る「宣伝のぼり旗」 紫色の山芋を活用したオリジ ナル商品「るりとろ紅山芋」 の販路開拓 遠赤外線の共鳴理論による 新冷暖システムの開発 所在地 電話 FAX URL − − − − 鹿児島市 099-2683630 099-2600768 http:// [email protected]/ 鹿児島県 日置市 099-2739029 099-2739289 http://www. minc.ne.jp/‾yuusou 福岡市 092-2811200 092-2828177 http://www. a-hikari.com/ □くまもとベンチャーマーケット(二火会)(熊本開催)(委員長 松脇 秀三郎 (株)テクノアート社長) 主催:(財)くまもとテクノ産業財団・(財)熊本県起業化支援センター・九州NBC熊本地域委員会 開催日 発表企業 事業名 所在地 電話 FAX ㈱ネローラ花香房 「オーガニック甘夏みかんの花を主 原料とした化粧水−ネロリ花水」等 の開発・販売 熊本市 096-3728284 096-3728286 http://www. neroli-hana.com/ 地域情報バンク㈱ ホームページ放送編成システム 「ネットタウンTV」の開発・販売 熊本市 096-3122214 096-3122218 http://www. ntn81.jp/ 熊本市 0964463773 0964463743 http://www.arkresource.co.jp/ 鹿児島市 099-2130511 099-2130585 http:// uav.xenocross.net/ 第36回 6月8日 (火) 参加者:141名 アーク・リソース㈱ ㈱ゼノクロス コイヘルペスウィルス(KHV) 抗体検査キットの開発・販売 自律無人航空機(UAV)を活用 した市場の創出 □ベンチャープラザ二月会(福岡開催) URL (矢頭 美世子(株)やずや会長) 主催:九州NBCニュービジネス支援委員会 参加者:61名 開催日 第97回 6月21日 (月) 発表企業 事業名 所在地 電話 FAX ㈲ターボブレード 水力・地熱 ・風力などの未利用エネ ル ギーを利用したクリーンエネルギー発電設備 の普及 大分市 097-5358901 097-5358901 http://www. turboblade.jp/ ㈱カウテレビジョン カウテレビジョン動画リポート 福岡市 092-4016055 093-4016045 http://www. cowtv.jp/ (株)ワイズ・リーディング 新ネットワーク・ビジネス 遠隔画像診 断「熊本モデル」の取り組み 熊本市 096-3427878 096-3440202 http://www. ysreading.co.jp/ ㈱日本計器 鹿児島製作所 農作物を霜害や害虫から守る乾電池式全 自動散水・止水制御装置の販売 鹿児島県 知覧町 0993832663 0993834480 http://www. nkworks.co.jp/ ㈱エコファクトリー 輻射式冷暖房装置ハイブリッドサーモシ ステム「ecowin」の普及拡大 熊本市 096-3817033 050-5509—9395 http://www. ecofactory.jp/ ㈱フィット 人と企業、企業と人をつなぐポータルサイト 懸賞ゲームランド 「Walapy」 福岡市 092-7388625 092-7120877 http://www. fit-group.co.jp/ ざ・九州NBCかわら版 第154号(平成22年7月発行) URL 5 2010/4-6月の実績 平成21年度九州ニュービジネス大賞 □平成21年度九州ニュービジネス大賞受賞企業 H22/6/11 (審査委員長 石村 僐悟 (株)石村萬盛堂社長) 主催:九州NBCニュービジネス支援委員会 発表企業 事業名 所在地 電話 FAX ㈲ターボブレード 水力・地熱・風力などの未利用エネルギーを利 用したクリーンエネルギー発電設備の普及 大分市 097-5358901 097-5358901 http://www. turboblade.jp/ ㈱カウテレビジョン カウテレビジョン動画リポート 福岡市 092-4016055 092-4016045 http://www. cowtv.jp/ (株)ワイズ・リーディング 新ネットワーク・ビジネス 遠隔画像診 断「熊本モデル」の取り組み 熊本市 096-3427878 096-3440202 http://www. ysreading.co.jp/ ㈱日本計器 鹿児島製作所 農作物を霜害や害虫から守る乾電池式全 自動散水・止水制御装置の販売 鹿児島県 南九州市 0993832663 0993834480 http://www. nkworks.co.jp/ ㈱エコファクトリー 輻射式冷暖房装置ハイブリッドサーモシ ステム「ecowin」の普及拡大 熊本市 096-3817033 050-5509—9395 http://www. ecofactory.jp/ ㈱フィット 人と企業、企業と人をつなぐポータルサイト 懸賞ゲームランド 「Walapy」 福岡市 092-7388625 092-7120877 http://www. fit-group.co.jp/ 賞 名 九州アントレ プレナー大賞 九州ニュー ビジネス 優秀賞 九州ニュービ ジネス奨励賞 URL 2010年4月 4月12日 第96回ベンチャープラザ二月会(福岡市)※P.4、5別掲 4月13日 WF委員会[4月例会](福岡市) ※P3別掲 4月26日 QSP(九州中小・ベンチャー企業IPO支援プロジェクト)企画運営委員会(福岡市) 第10回大学発VBPC第1回実行委員会(福岡市) 2010年5月 【交流会閉会挨拶】JNB 長谷川会長 [第96回ベンチャープラザ二月会(4/12)より] 5月11日 第12回経営を学ぶ会(福岡市)※P.2別掲 5月12日 第45回ベンチャープラザ鹿児島二水会(鹿児島市)※P.4、5別掲 5月14日 第1回九州NBC理事会(福岡市)※P.2別掲 5月17日 WF委員会[5月例会](福岡市) ※P3別掲 5月21日 平成22年度九州ニュービジネス大賞(一次審査)(福岡市) 5月26日 QSP(九州中小・ベンチャー企業IPO支援プロジェクト)企画運営委員会(福岡市) 5月27日 福岡501サロン(福岡市) 【主催者挨拶】九州NBC 松尾会長 [通常総会(6/11)より] 5月29日 第13回九州NBC会長杯ゴルフコンペ(糸島市:伊都ゴルフ倶楽部)※P.3別掲 5月31日 平成22年度九州ニュービジネス大賞(二次審査)(福岡市) 2010年6月 6月8日 第36回くまもとベンチャーマーケット二火会(熊本市)※P.4、5別掲 九州・国際テクノフェア2010 第1回実行委員会(北九州市) 6月9日 福岡証券取引所活性化推進協議会企画部会(福岡市) 【ご来賓挨拶】九州経済産業局 橘高局長 [通常総会(6/11)より] 6月10日 第9回JNB全国会長会議・第5回JNB通常総会(東京都)※P.2別掲 6月11日 平成22年度九州NBC通常総会(福岡市)※P.1別掲 平成22年度九州ニュービジネス大賞表彰式※P.1別掲 6月21日 第97回ベンチャープラザ二月会(福岡市)※P.4、5別掲 6月28日 ニューサロン21・6月例会(福岡市)※P.2別掲 6月30日 第10回大学発VBPC第2回実行委員会(福岡市) ※P.4別掲 QSP(九州中小・ベンチャー企業IPO支援プロジェクト)企画運営委員会(福岡市) 6 【審査講評】九州NB大賞 石村審査委員長 [九州NB大賞表彰式(6/11)より] ざ・九州NBCかわら版 第154号(平成22年7月発行) Topics 今後、開催する主な行事予定 ■第1回大学シーズ活用促進セミナー 日 時:平成22年8月27日(金)13:30∼18:20 場 所:天神テルラホール4F 主 催:九州工業大学、福岡工業大学、九州NBC 内 容: セミナー① 講師:九州工業大学産学連携推進センター 中村 邦彦 教授 テーマ:地域で活かしたい九工大の新技術の紹介 セミナー② 講師:九州工業大学産学連携推進センター 田中 洋征 教授 テーマ:産学連携の成功事例に学ぶ事業化のポイント セミナー③ 講師:福岡工業大学SUCIU研究室 スウーチュ・クラウヂュヴァレンテイン教授 テーマ:自動車懸架装置のエコ化・単純化・コンパクト化・ 軽量化・アクティブ制御化 セミナー④ 講師:福岡工業大学 松尾研究室 松尾 一壽 教授 テーマ:静電誘引形インクジェット方式を応用した各種コー ティング装置への応用 ■ニューサロン21 (9月例会) 日 時:平成22年9月2日(木)17:00∼19:50 場 所:天神テルラホール4F 講 師:三和酒類㈱ 取締役 技術戦略担当/農学博士 大森 俊郎 氏 演 題:「人と自然の関係を豊かにするiichikoの技術経営」 ■第1回特定分野経営戦略研究会 日 時:平成22年9月8日(水)16:00∼18:30(交流会含む) 場 所:博多都ホテル 4F 「桔梗の間」 講 師:弁護士法人ブリッジルーツ 代表弁護士 橋本 吉文 氏 演 題:「サービス業の中国市場展開」 ■第37回くまもとベンチャーマーケット 二火会 日時:平成22年9月14日(火)15:00場所:未定 内容:ベンチャー企業のプレゼンテーション ※ 詳細が決まり次第、お知らせします。 新会員紹介 4∼6月に入会した会員の方々です。 ■株式会社日本トリム 福岡支社 所在地:福岡県福岡市 代表者:代表取締役社長 森澤 紳勝 事業内容:製造業(アルカリイオン整水器の製造・販売) ■株式会社エス・ピー・ネットワーク 所在地:福岡県福岡市 代表者:代表取締役社長 渡部 洋介 事業内容:サービス業(企業危機管理の総合支援) ■株式会社ジャストヒューマンネットワーク 所在地:福岡県福岡市 代表者:代表取締役 横山 宗祐 事業内容:サービス業(人材派遣) ■株式会社福勇商店 所在地:長崎県佐世保市 代表者:代表取締役 福田 金治 事業内容:不動産業、運輸・通信業 ■株式会社西沢本店 所在地:長崎県佐世保市 代表者:代表取締役社長 西沢 雅幸 事業内容:卸・小売業(百貨店) ■西九州倉庫株式会社 所在地:長崎県佐世保市 代表者:代表取締役社長 辻 宏成 事業内容:倉庫保管、港湾・陸上運送 ■株式会社庄屋フードシステム 所在地:長崎県佐世保市 代表者:代表取締役社長 中村 信機 事業内容:サービス業(九州各県にレストラン等を 97 拠点展開) ■アクトフォー株式会社 所在地:長崎県佐世保市 代表者:代表取締役会長 金子 卓也 事業内容:卸・小売業(水産物の加工・卸、リサイクルショップの運営、自動車販売等) ■株式会社チヨダ 所在地:福岡県福岡市 代表者:代表取締役社長 山口 進 事業内容:卸・小売業(企業制服の製作販売) ■株式会社麻生 所在地福岡県飯塚市 代表者:代表取締役社長 麻生 泰 事業内容:サービス業(医療・環境関連・コンクリート診断・不動産) ■株式会社エスコム 所在地:山口県下関市 代表者:代表取締役 山田 正和 事業内容:サービス業(データ関連ソフト・ハードの開発、販売) ■株式会社読売広告西部 所在地:福岡県福岡市 代表者:代表取締役社長 福嶋 重光 事業内容:サービス業(総合広告代理店) ■永岩 則子 個人会員(長崎県諫早市) ■井上 万里子 個人会員(福岡県福岡市 ■川原 広海 個人会員(福岡県福岡市) ■藏 健一郎 個人会員(福岡県福岡市) 事務局からのお知らせ「メールアドレスの変更について」 現在、事務局スタッフが使用しているメールアドレスを変更します。 【変更内容】 ※ 下線部分が今回変更箇所 大変お手数ですが、新アドレスへの登録変更をお願い致します。 1 変更概要 @マーク以下を以下の通り変更する。(▲▲▲部分は従来通り) ①九州NBC(共通)アドレス qshu-nbc@ikyushu.or.jp → qshunbc@cap.bbiq.jp ▲▲▲@ikyushu.or.jp → ▲▲▲@cap.bbiq.jp ②事務局長用アドレス 2 変更時期 平成22年8月∼(全面切替目途:平成22年12月末) qnbc-chief@i-kyushu.or.jp → qnbc-chief@cap.bbiq.jp 3 その他(移行措置について) ③各担当者個別アドレス(●●は担当者毎に01∼06の数値を割当て) ※当面、これまで使用してきたメールアドレスも並行運用しながら、 本年末(平成22年12月末)をもって全面的に切り替えます。 qnbc●●@ikyushu.or.jp → qnbc●● @cap.bbiq.jp ざ・九州NBCかわら版 第154号(平成22年7月発行) 7 会員拡大キャンペーンの実施! 昨年度は、「JNB会員1万人構想」(2013年を目途)における九州NBC会員数1,000の目標達成に向け、入会金の無料化、個人年会費 の初年度減額を柱とする会員拡大キャンペーンを実施しました。JNB全国会員大会を契機とした九州NBCの認知度の向上や会員 他の皆様からたくさんのご紹介をいただいた結果、平成22年3月末の会員数が前年度末(271)に比べ92増加(新規入会数107、退会 数15)し363となりました。今年度は新たに“会員拡大推進委員会”を設け会員拡大に向けた体制作りを進めると共に、併せて、 九州NBCの魅力を高めるべく活動の充実を図りながら、会員獲得に繋げていきたいと考えております。 リーマンショック以降の景気の落ち込み等の影響もあり、新規会員の獲得は大変厳しい状況ではありますが、前述の目標達成 に向け、会員一丸となった活動と皆様のご協力をお願い致します。 昨年度に引き続き、入会金・年会費を減額するキャンペーンを実施します。(詳細は同封のチラシをご覧下さい。) ■キャンペーン期間 ・平成22年6月11日∼1年間(H23年度九州NBC総会前日迄) ■キャンペーン内容 ・入会金無料 ( 法人会員:通常5万円、個人会員:通常2万円 ) ・個人会員の初年度年会費を1万円の定額へ ( 年会費[個人会員]:通常3万円 ) ★ 九州NBC新規会員を募集中! ★ お気軽に、事務局に御連絡ください。 会員数(平成22年3月末現在):363 (法人会員:305,個人会員:41,特別会員: [発行] 社団法人九州ニュービジネス協議会 ドラッグ11 〒8100001 福岡市中央区天神2336 ibb fukuoka 5F TEL(092)7713097 FAX(092)7216288 Email: [email protected] URL:http://www1.ikyushu.or.jp/qshunbc/ 九州NBC ※1階にファミリーマートがあるビル(ibb fukuokaビル)の5階です 編集後記 ■ 本年6月、政府から「新成長戦略」が発表。その一つに「観光・地域活性化戦略」がある。その戦略によれば2020 年初めまでに2,500万人の訪日外国人旅行者の誘致を目標に、訪日観光査証の容易化をはじめ地域の観光を支える 人材育成など多くの施策推進を掲げている。このような動きに比例するかのように、最近、福岡市内で多くの中国 人観光客を見かけるようになった。お目当ては日本製品の買い物、聞くところによると赤ちゃん用品、化粧品など の生活関連グッズに人気があるとか・ ・。観光客による消費増大は、見方にもよるが輸出の増加といった面もあり、 地域経済にとって好影響をもたらすことが考えられる。外国人とビジネスが普通に出来る、そんな地域を作り上げ ていくことがこれからの発展に不可欠ではなかろうか。 ■ 一方、経済発展著しいその中国には、世界最大の人口を抱え、潜在的に大変大きな市場がある。その市場を目指 して、日本から中国への進出が今後更に拡大していくことは間違いないであろう。とは言え、中国特有の考え方・ 規制等により、中国進出には大きなリスクもはらんでおり、企業にとっては動きづらい面が多々ある様である。 そういった中で、ベンチャー企業はそのフットワークの良さを活かし、 現地のニーズにマッチした新たな製品を 作りスピード感をもって進出することも可能であり、大きなビジネスチャンスがそこに存在するものと思われる。 九州NBCとしても何か出来る事はないか、今後、その支援事業の実現に向けて、会員の方々からのご意見・ご 要望をお聞きしながら、体制を整えていくことが重要と考えているところである。 8 ざ・九州NBCかわら版 第154号(平成22年7月発行)