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チョウゲンボウ新聞(第15号)[PDF:778KB]

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チョウゲンボウ新聞(第15号)[PDF:778KB]
十三崖チョウゲンボウ応援団ニュースレター
チョウゲンボウ新聞
No.15
2012年(平成24年)10月12日(金)発行
十三崖のチョウゲンボウ繁殖地が
バードウォッチングマガジン「BIRDER」9月号に登場!
ハヤブサ類質問箱のコーナーで
十三崖のチョウゲンボウ繁殖地が、文一総合出
版バードウォッチングマガジン「BIRDER」9月号に
掲載されました。「BIRDER」は、日本で唯一の
バードウォッチングマガジンであり、四季折々の野
鳥グラビア、イラスト、生態、識別の仕方、観察に
必要なアイテム、鳥類生理学、バードカービング
などが掲載されています。本号はハヤブサの仲
間の特集号になっています。チョウゲンボウ以外
にもハヤブサ、チゴハヤブサなど十三崖周辺でも
観察されるハヤブサ類が特集されています。
十三崖のチョウゲンボウ繁殖地は、ハヤブサ類
質問箱というコーナーのQ14「チョウゲンボウの集
団営巣についておしえてください」に回答した形で
紹介されています。原稿は応援団事務局で執筆
しました。まだご覧になっていない方は、ぜひご一
読ください。
BIRDER 2012年9月号 表紙
<目次>
ハヤブサ オス成鳥
十三崖のチョウゲンボウ繁殖地がバードウォッチングマガジン「BIRDER」9月号に登場! ・・・・・・1P
バードリサーチニュース2012年8月号 (Vol.9 No.8)の「生態図鑑」にチョウゲンボウ登場!・・・2P
平成24年度 第1回潅木伐採作業 雨天中止 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2P
中野市立博物館でキッズ・アカデミー「十三崖の伐採木でつくる木ぼりのチョウゲンボウ」開催・3P
中野市立博物館で博物館実習生がチョウゲンボウの展示パネルを作成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・4P
中野市立博物館にチョウゲンボウ用の大型鳥小屋が納入・・・・・・・4P 応援団の活動・・・・・・・4P
〔編集・発行〕 十三崖チョウゲンボウ応援団 事務局
〒389-2192 長野県中野市大字豊津2508 中野市教育委員会事務局 生涯学習課文化財係内
-1-
●バードリサーチニュース2012年8月号(Vol.9 No.8)の
「生態図鑑」にチョウゲンボウ登場!
NPO法人バードリサーチは、鳥類に関する基
礎的な情報の収集・解析・データベース化、情報
に基づく対策の立案、新しい調査手法の開発、
普及啓発およびアマチュアの研究者のレベル
アップなどを行っている団体です。
バードリサーチが毎月発行しているニュースレ
ター「バードリサーチニュース」では、野鳥の調
査研究の最新情報や、バードリサーチのプロ
ジェクトの案内や結果報告が掲載されています。
また、その中の「生態図鑑」のコーナーでは、各
種鳥類の研究者が、対象種の生態や保護上の
課題について執筆しています。
バードリサーチニュース2012年8月号
(Vol.9 No.8)では、「生態図鑑」がチョウゲンボウ
ということで、応援団事務局が執筆を依頼され
ました。内容は集団営巣を中心に形態や分布な
ど、幅広く構成されています。バードリサーチ
ニュースを閲覧するには会員登録(有料)が必
要ですが、興味のある方はホームページ
http://www.bird-research.jp/index.htmlにアクセ
スしてみてください。
バードリサーチのホームページ
●平成24年度 第1回潅木伐採作業 雨天中止
2012(平成24)年7月7日(土)に予定していた、
平成24年度第1回潅木伐採作業が雨天により
中止になりました。また、同日に予定していた平
成24年度第1回会員交流会は、予定どおりたか
やしろワイナリーで開催しました。参加者は7名
(事務局含む)でした。
第1回潅木伐採作業が中止になったため、
2012(平成24)年8月3日(金)に事務局の5名で、
外来樹木であるニセアカシア、ニワウルシの伐
採作業を行いました。伐採を行ったのは、天然
記念物中野市範囲より下流の夜間瀬川沿いの
区域でした。しかし、作業人数が少ないため、狭
い範囲の伐採しかできませんでした。その伐採
作業中は、チョウゲンボウ、ハヤブサの確認は
ありませんでした。
事務局による伐採
〔編集・発行〕 十三崖チョウゲンボウ応援団 事務局
〒389-2192 長野県中野市大字豊津2508 中野市教育委員会事務局 生涯学習課文化財係内
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●中野市立博物館でキッズ・アカデミー
「十三崖の伐採木でつくる木ぼりのチョウゲンボウ」開催
2012(平成24)年7月16日(土)に、中野市立博
物館で、館主催の子ども対象の講座キッズ・ア
カデミー「十三崖の伐採木でつくる木ぼりの
チョウゲンボウ」が開催されました。木ぼり製
作の講師は、応援団会員の小野沢誠さんでし
た。また木ぼり製作の前に応援団事務局が剥
製とスライドを用いて、「チョウゲンボウと十三
崖のお話し」を行いました。その内容は、「チョ
ウゲンボウが集団で巣をつくる中野市にある
十三崖は世界的にも貴重な場所で、今回は
『十三崖チョウゲンボウ応援団』のみなさんに
切ってもらった外国から持ち込まれた木(十三
崖でチョウゲンボウがくらすのに邪魔になって
います!)で、木ぼりのチョウゲンボウを作りま
す」ということを子どもたちに伝えました。参加
者は合計22名で、そのうち子どもは15名でした。
木ぼり製作作業は、まず十三崖から伐採して
きたニセアカシアやニワウルシに、カットする部
分の下書きを行い、グラインダー、ノコギリ、サ
ンダーなどでチョウゲンボウの形を整えました。
翼の部分はノミで切り込みを入れますが、これ
は保護者など大人が行いました。最後に球形
の頭が付いた画びょうを目の部分に着けまし
た。参加した子どもたちの手によって、木材の
皮や木目が生きた個性的なチョウゲンボウが
たくさん完成しました。
グラインダーで形を整える
スライドを用いた応援団事務局からのお話し
講師の小野沢誠さんからの説明
完成間近の木ぼりのチョウゲンボウ
〔編集・発行〕 十三崖チョウゲンボウ応援団 事務局
〒389-2192 長野県中野市大字豊津2508 中野市教育委員会事務局 生涯学習課文化財係内
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●中野市立博物館で博物館実習生が
チョウゲンボウの展示パネルを作成
2012(平成24)年8月22日~30日に、中野市立博
物館で博物館実習が行われました。合計3人の大学
生と大学院生が実習を行いましたが、その中で「十
三崖のチョウゲンボウ繁殖地」のコーナーの展示パ
ネルが作成されました。その内容は、近年十三崖に
ハヤブサが繁殖していることと、日本各地でハヤブ
サがチョウゲンボウの繁殖地に定着したこと、そして
イギリスでオオタカがチョウゲンボウを捕食して個体
数を減少させたことを関連付けて解説しています。
実習生は英語の論文を訳し意味を理解することから
始め、パソコンでの入力、印刷物のパネルへの貼り
付け、そして展示室での取り付け、剥製の設置まで
を行いました。
実習生が作成した展示パネル
●中野市立博物館にチョウゲンボウ用の大型鳥小屋が納入
中野市立博物館では、長野県長野地方事務所から依頼・許可を受け、2羽(オス・メス)の
チョウゲンボウを保護・飼育中です。2012(平成24)年8月17日に、この2羽を飼育する大型の
鳥小屋が納入され、個体を移しました。この鳥小屋は、縦180cm、横140cm、高さ210cmの鉄
骨製です。内部は4部屋に分けられるようになっており、そのそれぞれにエサ用の小窓と、掃
除用のトレイが付いています。現在は2羽なので、小屋を2部屋に分けています。この鳥小屋
は移動式で、昼は博物館玄関付近に置いておきますが、夜は館内に移動します。中野市立
博物館に来館された際にはぜひご覧ください。
応援団の活動
6月15日
~18日
6月25日
7月 7日
7月16日
8月 3日
9月11日
十三崖チョウゲンボウ生態
環境調査
平岡小3年生十三崖観察会
第1回潅木伐採作業(中止)
第1回会員交流会
キッズ・アカデミー「十三崖
の伐採木でつくる木ぼりの
チョウゲンボウ」
事務局による潅木伐採
中野平中総合学習授業
会員数 10月12日現在
納入された大型の鳥小屋
192名
〔編集・発行〕 十三崖チョウゲンボウ応援団 事務局
〒389-2192 長野県中野市大字豊津2508 中野市教育委員会事務局 生涯学習課文化財係内
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