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商品ライフサイクルと環境負荷

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商品ライフサイクルと環境負荷
商品ライフサイクルと環境負荷
重点課題を定めて、商品のライフサイクル全体を通じた
環境負荷削減に努めています。
商品と環境のかかわり
2007年度事業活動と環境負荷
INPUT
事業の発展と環境負荷削減の両立をめざして
花王の商品は、主に植物油脂や化石資源を原料として
います。これらの多くが消費者の皆様に毎日使っていた
INPUT
原材料
971千t
容器包装材料
155千t
循環利用量
104千t
エネルギー使用量
(原油換算)
251千㎘
水使用量
13,479千t
だくものであることから、商品の開発設計・生産時にお
いては、資源を無駄なく利用するとともに、
さらなる省資
開発・製造※1
原材料購入
源、省エネルギーを実現する技術を追究しています。
総生産量 1,740千t
また、化学物質を取り扱う企業として、事業活動全体
はもとより、商品のライフサイクル全体を通じて物質が
人体や生態系に与える影響を認識し、活動を推進してい
く必要があります。花王では、すでに構築した厳格な化
学物質管理体制の運営や、より環境負荷の低い商品開
OUTPUT
発・生産活動を推進し、事業の発展と環境負荷低減の両
温室効果ガス
排出量
立をめざしています。
特に課題としている環境負荷
2. 化学物質管理
を活用することで、PRTR法対象物質および揮発性有
機化合物(VOC)
の管理をしています。
事業活動と環境負荷各指標の意味・定義
原材料:
商品を製造するために直接使用する原材料の量
(ただし、容器包装材料、燃料などは除きます)
●
●
●
エミッションを達成しました。
継続して推進しています。
46 花王CSRレポート 2008
0.1千t
INPUT
物などの発生量の0.5%以下にすることをゼロエミッ
容器包装の3R(リデュース・リユース・リサイクル)を
74t
34千t
※1 エネルギー生産寄与分を記載して
いましたが、2007年度は事務所な
どの生産に寄与しないエネルギーや
廃棄物を含む全エネルギーとしまし
た。
また、2007年度からカネボウ化
粧品とニコー製紙を連結しました。
独自の化学物質総合管理システムと環知安システム
4. 容器包装材料
11,017千t
廃棄物等
最終処分量
で温室効果ガス削減に取り組んでいます。
ションと定義し、2006年度までに国内全工場でゼロ
3t
廃棄物等排出量
階、
またオフィスや研修所、寮、社宅などすべての施設
図っています。花王では、年間の最終処分量を、廃棄
441t
COD排出量
します。花王は研究・開発から販売に至るすべての段
源として有効利用することで、最終処分量の削減を
41t
NOx排出量
排水量
生産や物流によって、CO2などの温室効果ガスを排出
生産工程で発生する副生物や廃棄物を可能な限り資
SOx排出量
化学物質排出量
(PRTR法対象物質)
1. 温室効果ガスの排出
3. 廃棄物
478千t
●
容器包装材料:
販売された商品に使用した容器包装材と段ボールの量の合計
循環利用量:
生産および研究活動により発生した廃棄物などのうち、
花王の内部で再資源化している量
:生産活動で消費するエネルギー量
エネルギー使用量[開発・製造]
カネボウ化粧品とニコー製紙を含みます。
2006年度は生産工程におけるエネルギーは生産寄与分でしたが、
2007年度はこれに直接生産に寄与しない事務所や福利厚生も含め
ました。
●
●
INPUT
エネルギー使用量
(原油換算)
水使用量
INPUT
26千㎘
物流・販売※3
使用・消費
(製品輸送)
OUTPUT
CO2排出量※
94千t
容器包装排出量
82千t
SOx排出量※
94t
プラスチック
56千t
NOx排出量※
601t
紙
23千t
廃棄物等排出量※
廃棄物等
最終処分量※
49千t
296千t
27千t
商品ライフサイクルと環境負荷
OUTPUT
温室効果ガス
排出量
排水量
OUTPUT
金属・ガラス
3千t
0.2千t
※ 廃棄物は産業廃棄物、一部一般
廃棄物を含みます。
※2 2007年度から研修所、寮・社宅を
含みます。また、カネボウ化粧品お
よびカネボウ化粧品販売(株)を連
結しました。
※ 家庭用製品(工場から物流拠点ま
で)
、
工業用製品および原材料その
ほかの輸送量推計値から求めた
CO2、
SOx、
NOx排出量の推算値。
※3 花王(株)
のみのデータ。
水使用量:水の全使用量
:
エネルギー使用量[物流・販売(施設および営業車)]
物流・販売部門における事務所などの施設内および自動車(営業用)
で
使用したエネルギー量
集計範囲は国内花王グループ。
販売はテナントビルなどにより実数を把握できない場合があり、捕捉
しているデータから料金当たりの使用量を計算して推算しています
(データの捕捉率は90%)。
●
OUTPUT
●
:
エネルギー使用量[物流・販売(製品輸送)]
家庭用製品(工場から物流拠点まで)
と、工業用製品の輸送量推計値か
ら求めたエネルギー量
温室効果ガス排出量:
事業活動で排出する温室効果ガス
(京都議定書で定められた6ガス)
の
量(ただしCO2換算値)
●
SOx排出量:各ばい煙発生施設からの排出量の合計
●
NOx排出量:各ばい煙発生施設からの排出量の合計
●
化学物質排出量:PRTR法対象物質の大気および公共水域への排出量
●
●
環境への取り組み
物流・販売※2
●
37千㎘
297千t
(施設および営業車)
●
エネルギー使用量
(原油換算)
●
●
●
●
排水量:
各生産工場および物流・販売の事務所などの施設からの排水量
COD排出量:排水量に排水中のCOD濃度を乗じて求めた値
廃棄物等排出量、最終処分量:
各生産工場および物流・販売の事務所などから発生した廃棄物等のう
ち、廃棄物、再資源化物として外部に処理委託あるいは売却した量お
よび最終処分量
容器包装排出量:
販売された商品に使用した容器包装の量(段ボールは含まない)
花王CSRレポート 2008 47
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