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すすき幼稚園防災計画
平成23年6月18日現在
平成 23 年 3 月に発生した東北関東大震災を受け、すすき幼稚園防災計画の見直しが実施されまし
た。現時点での防災計画は下記の通りとなります。尚、敬語敬称不使用の点につきましては平にご容
赦頂きたく、低頭してお願い致します。また、発生した事案の状況により対応が変化致しますので、
下記の防災計画が絶対ではありません。
○すすき幼稚園園舎の耐震力について
すすき幼稚園園舎は静岡県並びに日本国の基準を満たしている。具体例としては建造物の基礎に
60 本以上のパイルを埋め込んである他、建造物は耐震構造の鉄筋コンクリートにて構築されており、
震度8強まで無傷が保障されている。施工担当者からは、建物の崩壊は心配ないとのこと。尚、東北
関東大震災、阪神大震災、関東大震災の震度は最大7である。
○地震発生時の対応について(津波の発生を想定)
① 保育時間中の対応について(延長保育時間中を含む)
※以下文中に記載される①~⑤の数字は4項目避難場所地図に対応。
保育中に地震が発生した場合には、揺れが治まった後も園舎に留まり、園児の安全を確保する。
園舎の耐震力は震度 8 強まで確保されており、むやみに外へ避難して混乱を招くより安全で
あるとの指示を受けている。園児の安否については通信機器の機能が回復し次第メールにて連
絡する。また、防災無線やステーション携帯、AED は最初に職員室に到着した職員ないし在室する
職員が保持し、避難所へ持参する。医療キット等は各職員が持参する。
毎年更新されている保存食と飲料水は避難時の人命第一の為、避難後に取りに戻る。
園舎退避の必要がある場合は速やかにグラウンド中央に避難し園児及び職員点呼を実施す
る。津波警報が発令された場合は高台駐車場(①)を経由して「わくわくワールド」に使用し
ている裏山の広場(②)へ避難する。園舎外への避難か留まるのかの判断基準は、津波の高さ
が5mを超える場合を基準とする。裏山への避難が不可能な場合はグランド北西の茶畑(④)
や、避難地である須々木グラウンド(③)へ直接移動する。この時須々木川にかかる橋は使用
せず、山側をう回する。道路損壊等で避難経路が確保できない場合は鹿島神社裏からグラウン
ドに抜ける。稲田が休耕期にあっては田んぼを抜ける。チックス0~1歳児にあってはバギーに乗
車させ、速やかに移動する。2 歳児~年長児にあっては自力で歩行する。怪我等により歩行困
難な者の発生にあっては負傷していない職員や近隣住民の援助を求めて避難する。
須々木グラウンドに到達後、さらに大きな津波が予想される場合、鬼女新田公民館(⑤)へバ
スあるいは歩行にて避難するが、バスは過去の震災を鑑みるに、使用不可の可能性が非常に高
い。
波が引いたら須々木グラウンドへ移動する。須々木グラウンドでは、保護者への園児引き渡
し時は名札を頭巾から取る。頭巾が無い場合は学年帽で代用する。
② 送迎中のバスについて
地震発生後、朝にあっては未乗車園児、降園時にあっては未降車園児の各ご家庭にはバスでの
送迎が困難となり、かつ携帯電話等通信機器の不具合が想定されるため、連絡の無い限りは保
護者は自宅待機を実施し、保護者の二次災害防止のために無理にバスを探しに外出し
ないことを推奨する。
バス乗車時の対応としては、揺れが収まり、道路、ルートの安全が確保できていた場合は速や
かに高台へ避難する。道路が著しく損壊し、走行による避難が不可能と判断された場合は最寄
りの鉄筋建造物への非難を実施する。建造物が見当たらない場合、可能な限り高所を発見して
避難を実施する。各バスコースの主な高台は別紙の通りとする。状況に応じて臨機応変な対応
を迫られる状況下に置かれることを想定し、添乗職員の判断で避難場所を決定する為、避難場
所は別紙の限りではない。
尚、各バス別に避難を実施した場合の最終合流ポイントは避難先最寄りの広域指定避難所とな
る。場所の特定は通信機器回復と同時に速やかに実施し、メールにて全保護者へ通達する。
【主な高台】
カレーパン・・・片浜~静波以西の大地(原)
、吉田能満寺公園の山
アンパンマン 1 号・・・比木、朝比奈のグラウンド、浜岡東小、浜岡カントリークラブ
アンパンマン 2 号、しょくぱんマン 2 号・・御前崎中、白羽小、航空自衛隊御前崎分屯基地周辺
しょくぱんマン 1 号・・・牧之原大地、平田不動尊の山(平田寺様裏)、油田の里、
相良総合グラウンド、鬼女新田の台地
③ 保護者の対応について
東北関東大震災の教訓を受けて、発生直後は道路分断や通信網使用不可の可能性
が非常に高い為、二次災害を防止する為、安全が確保される前のお迎えには絶対
に来ないように。特に発生直後は 150 号線は絶対走行しないように。先ず自分の
身の安全を確保する事。
先の大震災に於いてお迎えに出た保護者ほど行方不明になっている。
防災対策室による「安全確保」が成されたら、速やかに各自可能な方法でお迎えを実施。ただ
し、災害派遣部隊の経路確保の為、主要幹線道路の自家用車による走行は極力控えること。
お迎え不可能な家庭にあっては避難先で待機し、状況改善に至るまで自らの安全を最大限に確
保する事。送迎時は全園児の避難地点の完全把握が困難な為、伝言ダイヤルを使用して位置の
伝達に努める。
○各地点の海抜
・すすき幼稚園 9m
・海雲寺 16m
・園裏山 40m ・鬼女新田
・菅山小学校 30m
・い~ら 50m
・萩間小学校 50m
・川崎幼稚園 5m
・みのり幼稚園 5m
・双葉幼稚園 5m
・吉田町片岡 7m
・吉田町中央小学校3F 25m(ジーニアス前)
100m
○避難訓練について
多様な状況に即応するため、避難訓練実施は以下の通りとする。尚、津波の発生を想定しての訓練
が実施されるため、保護者のお迎え訓練は通常通り 9 月に実施するもののみとする。
・定例訓練
毎月数回抜き打ちで訓練を実施する。予期しない状態での即応体制強化の為、各家庭への訓練実施
報告は当日訓練後に実施することとし、状況開始までの事前連絡は実施しないものとする。訓練は基
本的に以下の順序で実施するが、各訓練日により状況を変更する事がある。
地震発生→発生中の安全確保訓練→津波発生の通達→避難訓練(避難先は基本裏山であるが、裏山
に避難が不可能な状況を想定して避難先を急きょ変更する訓練も実施する)
・9 月例年避難訓練
例年通り 9 月に避難訓練を実施する。この訓練にあっては大きな津波発生を想定せず、訓練の一
環として保護者のお迎えを含む園児引渡訓練を実施する。
・負傷者救護訓練
随時教職員による救護訓練を定期的に実施する。本訓練は園児、保護者は参加しない。
○その他
・園児の体力向上について
平素から斜面を駆けあがれるよう、体力向上を目的として体育ローテーションを実施していく。
その為今年度は毎朝のマラソンは斜面駆けを多く取り入れている。
・精神面のフォローについて
過剰な訓練は園児の精神負担となる事は明らかであることから、徐々に訓練内容を充実させていく。
初期の訓練は地震発生から身の安全を確保する姿勢を取る訓練に留める。
尚、映像によりPTSD発症の危険性がある為、地震や津波の映像は繰り返して見せない。
・負傷者の搬送
実際に地震等が発生し、負傷者が発生した場合は可能な限り現場で応急処置を実施。
尚、救助ヘリの着陸が裏山の場合不可能となる為、津波が引いてからはグラウンドに移動する
山中にあって救助を要し、かつ移動困難な人員が発生した場合は上空ホバリングにてヘリへの揚収を
お願いするため、わくわくワールドで使用している囲炉裏で狼煙を上げると同時に、園庭にて救助を
発信する。
緊急を要する場合であり、かつ救助が望めない場合には、安全に留意しつつ須々木グラウンドまで
搬送する。
・非常食について
非常食や飲料水は行政から毎年寄付されているものを随時更新して代謝する。医療品は毎月来る業
者によって補充及び代謝している。地震発生直後の避難時は人命第一の為持ち出さない。
・本計画書の更新
基本的に随時更新する。更新の都度全家庭に配布する。
○すすき幼稚園周辺避難場所地図
③須々木グラウンド
⑤鬼女新田公民館
海抜 40m (指定広域避難所)
海抜100m
最終到達避難地
※次ページ掲載
晴 海台は 海抜4 0mだ
が、海へ向かって逃げる
④茶畑
為ここへは避難しない。
海抜40m
2F の園児はクラス指定
①山側駐車場(須々木 10 組避
難所)
海抜20m
の階段を使用して避
難する
②わくわくワールド裏山
CHICKS
ツリーハウス付近
裏口から逃げる
海抜40m頂上部50m
海雲寺境内(須々木 11 組避難所)
海抜16m
※被災後避難所になる可能性あり。
大本山妙心寺からのボランティア受入れ。
消防分団前入口(お迎え時)
橋が通行不可なら須々木
グラウンド側から可能な道を
徒歩で回る。
○吉田町付近避難場所
吉田町中央小学校3F
カレーパンバス・能満寺公園
カレーパンバス
海抜33m
海抜25m
○牧之原市・御前崎市広域避難地図
ショクパンバス1号
牧之原台地
海抜150m
カレーパンバス
ショクパンバス1号
片浜原の台地
油田の里
海抜100m
海抜55m
ショクパン1号
平田寺裏山
アンパン1号
浜岡カントリー
海抜70m
海抜75m
アンパン1号
比木グラウンド
海抜40m
⑤鬼女新田公民館
海抜100m
岩盤厚い
アンパン・ショクパン2号
御前崎中学校
海抜35m
アンパン・ショクパン2号
白羽小学校
海抜35m
アンパン・ショクパン2号
空自御前崎分屯基地周辺
海抜45m
注※ 送迎時避難場所はあくまで目安です。
各地区詳細についてはネット地図等でご確認下さい。送迎時は避難先の把握が非常に困難となります。
その為災害時伝言ダイヤル等への伝言を速やかに残し、通信機器の回復とともに速やかに幼稚園及び
園ステーション携帯に連絡し、ステーションから各避難先を全登録アドレスにメールします。
○各連絡先
災害伝言ダイヤル 「171」
☆すすき幼稚園 0548-52-0567 ☆海雲寺 0548-52-5498 ☆園ステーション携帯
☆アンパンバス携帯 080-6963-8736
090-7301-8396
☆カレーパンバス 080-5123-8737 ☆ショクパンバス 090-2573-3608
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