Comments
Description
Transcript
国語総合 現代文題材紹介
国語総合 現代文題材紹介 国語総合 ─現代文題材紹介─ ──入試を見据えて評論を豊富に収録 ──評論・小説・随想をバランス良く収録 ──高校生の心に響く小説を豊富に収録 …評論テーマ 定番 …定番題材 …評論テーマ 定番 …定番題材 …評論テーマ 定番 …定番題材 世界は一つのクラスルーム 石田衣良 新 題材 一三〇字 〇 「将来の仕事」に関してつづった随想。クラスを世界の縮図 としてとらえた文章で、入学直後の教室で扱うのに最適。 表された新しい題材 新題材 …二〇〇七年以降に発 わたしであり、あなたでなくちゃ 川上未映子 新 題材 字 二一〇〇 「自分らしさとは何か」をつづった随想。高校生としての新 生活を送り始めた生徒たちにぜひ読ませたい文章。 定番 五四〇字 とんかつ 三浦哲郎 〇 少年の成長とそれを見守る母の情愛を、旅館の女将の視点で 描く。基本的な小説の読解法が無理なく学習できる、小説の 導入題材。 小説㈠ 立ってくる春 川上弘美 〇 一七〇字 筆 者 の 小 学 生 時 代 の 出 来 事 を つ づ っ た 文 学 的 随 想。「 解 説 」 コーナーの「日本の暦と季節の言葉」と合わせ読むことで、 日本語の世界を広げることができる。 文化 定番 一七〇〇 水の東西 山崎正和 字 「水」をテーマに、日本と西洋の文化を比較考察した文化論。 二項対立の構図が明確で初期段階の評論学習に最適。 評論㈠ 定番 六四〇〇 羅生門 芥川龍之介 字 高校国語教科書では定番となっている芥川龍之介の名作。小 説読解の基本事項が一通り学習できるため、小説の導入題材 として最適。 小説㈠ 新題材 三二〇〇 「差」という情報 佐藤雅彦 字 物事の「差」は情報であり、その「差」にこそ価値があるこ とを論じた論理的随想。評論への架け橋題材として活用でき る。 表された新しい題材 新題材 …二〇〇七年以降に発 表された新しい題材 新題材 …二〇〇七年以降に発 随想 随想㈠ 『改訂版 国 語総合 現 代文編』 『改訂版 高 等学校 国 語総合』 『新編 国 語総合』 随想㈠ 新題材 一六〇〇 知の体力 永田和宏 字 歌人であり、細胞生物学者でもある永田和宏が「本来の学問 とは何か」を考察。高校での学びの動機付けとしても読ませ たい文章。 評論㈠ 文化 定番 一七〇〇 水の東西 山崎正和 字 「水」をテーマに、日本と西洋の文化を比較考察した文化論。 二項対立の構図が明確で初期段階の評論学習に最適。 情報 二一〇〇 ネットが崩す公私の境 黒崎政男 字 インターネットの利点と弊害を考察した情報論。インターネ ットの出現はプライベートとパブリックの境界を曖昧化した と指摘する。 小説㈠ 定番 六四〇〇 羅生門 芥川龍之介 字 高校国語教科書では定番となっている芥川龍之介の名作。小 説読解の基本事項が一通り学習できるため、小説の導入題材 として最適。 8 詩 六月 茨木のり子 字 一七〇 日々を生きる人間たちの理想的な融和と連帯の姿を描いた口 語自由詩。様々な角度からの授業が可能で、詩の導入題材と して最適。 定番 一二〇〇 字 I was born 吉野弘 生命が有する尊厳を描いた散文詩。散文詩という形式を学ば せるとともに、「生きる意味」をも考えさせることができる。 定番 二三〇 サーカス 中原中也 字 昭和初期のサーカスを描いた口語定型詩。行の上げ下げなど 視覚的仕掛けや、ブランコの揺れを表現した聴覚的仕掛けも 魅力的。 評論㈡ 「わらしべ長者」の経済学 梶井厚志 経済 四一〇〇字 「経済学的価値の創造」という経済学の基本原則を昔話の「わ らしべ長者」を用いながらわかりやすく解説した経済論。 言語 三七〇〇 ものとことば 鈴木孝夫 字 唯名論的思考(ことばによって初めて世界は認識できると考 える)から言語のしくみを読み解く。言語論の入門題材。 評論㈢ 時間と自由の関係について 内山節 思想 三七〇〇字 時間の自由とは何か、自由に時間を使うとはどういうことか。 哲学的なものの考え方を学ぶための入門題材。 無痛化する社会のゆくえ 森岡正博 思想 三〇〇〇字 目の前の苦しみやつらさから逃げ続けていけるような仕組み を 社 会 に 張 り め ぐ ら せ て い く こ と を 表 現した言葉「無痛化」 をキーワードに現代社会の問題点を探る評論。 社会 二一〇〇 「攻撃」と「共存」 山極寿一 字 類人猿と人間の攻撃性の違いを比較し、テロが頻発する現代 社会に警鐘を鳴らす。『水の東西』で学んだ二項対立論法が 再確認できる評論。 詩 字 一七〇 指 字 四四〇〇 鷺沢萠 ガソリンスタンドに勤める少年の仕事への自負を描いた現代 小説。登場人物の心情が丁寧に描かれており、小説の導入題 材としても使用可能。 評論㈠ 新題材 環境 一二〇字 ものづくり 村山明 〇 環境問題・殺伐とした人間関係など、現代社会が抱える問題 に切り込む。短めの評論で、無理なく学習できる評論の導入 題材。 六月 茨木のり子 日々を生きる人間たちの理想的な融和と連帯の姿を描いた口 語自由詩。様々な角度からの授業が可能で、詩の導入題材と して最適。 語感トレーニング 中村明 新題材 言語 二四〇字 〇 日本語の変化とその重層性を論じ、日本語の特性を解き明か す。言語活動にもつなげることができ、多様な授業が可能と なる題材。 詩 六月 定番 六四〇字 羅生門 芥川龍之介 〇 高校国語教科書では定番となっている芥川龍之介の名作。『と んかつ』『指』の学習後、本格的な近代小説に触れさせるこ とができる。 小説㈡ 定番 二三字 サーカス 中原中也 〇 昭和初期のサーカスを描いた口語定型詩。行の上げ下げなど 視覚的仕掛けや、ブランコの揺れを表現した聴覚的仕掛けも 魅力的。 一七〇 茨木のり子 日々を生きる人間たちの理想的な融和と連帯の姿を描いた口 語自由詩。様々な角度からの授業が可能で、詩の導入題材と して最適。 字 定番 一二〇〇 字 I was born 吉野弘 生命が有する尊厳を描いた散文詩。散文詩という形式を学ば せるとともに、「生きる意味」をも考えさせることができる。 定番 二三〇 サーカス 中原中也 字 昭和初期のサーカスを描いた口語定型詩。行の上げ下げなど 視覚的仕掛けや、ブランコの揺れを表現した聴覚的仕掛けも 魅力的。 評論㈡ 「わらしべ長者」の経済学 梶井厚志 経済 四一〇〇字 「経済学的価値の創造」という経済学の基本原則を昔話の「わ らしべ長者」を用いながらわかりやすく解説した経済論。 情報 二一〇〇 ネットが崩す公私の境 黒崎政男 字 インターネットの利点と弊害を考察した情報論。インターネ ットの出現はプライベートとパブリックの境界を曖昧化した と指摘する。 国語総合 現代文題材紹介 9 浪費を妨げる社会 國分功一郎 社会 新題材 三五〇〇字 「浪費」と「消費」の違いを対立的に論じ、「真の豊かさとは 何か」を探った評論。『水の東西』で学んだ二項対立論法が 再確認できる。 随想㈡ 匂いは、いつも言葉の奥の何かを 川上未映子 新 題材 字 二三〇〇 「心象を言葉で表現する難しさ」をつづった随想。教科書中 盤に配置した本題材は、授業時間調整としても使用可能。 評論㈣ 文化 四一〇〇 「間」の感覚 高階秀爾 字 日本と西洋における空間のとらえ方の違いを論じた文化論。 『水の東西』の発展学習としても使用できる題材。 芸術 三〇〇〇 添削の思想 外山滋比古 字 文学における「添削」の必要性を説いた芸術論。近代芸術に ついても言及しており、近代における芸術のあり方も知るこ とができる。 小説㈡ 定番 一〇四〇〇 富嶽百景 太宰治 字 御坂峠の天下茶屋での日々を描いた太宰治の中期を代表する 名作。やや長い小説を丹念に読み解く力が養える。 旅する本 角田光代 字 七三〇〇 同じ本を読み返すことで、成長した自分を実感する主人公を 描いた現代小説。生徒を読書に誘うきっかけとしても最適な 題材。 短歌と俳句 短歌 六 一首 高校で触れておきたい歌人の中から、その代表的な作品を中 心に収録。 六 一句 高校で触れておきたい俳人の中から、その代表的な作品を中 俳句 国語総合 現代文題材紹介 小説㈡ 定番 四一〇〇 清兵衛と瓢簞 志賀直哉 字 瓢簞収集に熱中している少年清兵衛と、それを快く思わない 周囲の大人たち。様々な角度から読み解くことができる志賀 直哉の名作。 定番 六九〇〇 ナイン 井上ひさし 字 野球団に所属する少年たちの友情を描いた短編小説。適度な 文字量で、生徒の共感を呼ぶ内容として人気が高い題材。 評論㈢ 言語 三〇〇〇 コインは円形か 佐藤信夫 字 新しい視野の獲得や相互理解のために「レトリック感覚」の 必要性を説く。『ものとことば』を学習する前段階として読 ませたい言語論。 宇宙から学ぶ 毛利衛 新題材 環境 科学 三七〇〇字 「多様化」の重要性を宇宙飛行士の観点からわかりやすく論 じる。理系的な文章に触れることができる科学論の入門題材。 小説㈢ 定番 一〇四〇〇 富嶽百景 太宰治 字 御坂峠の天下茶屋での日々を描いた太宰治の中期を代表する 名作。やや長い小説を丹念に読み解く力が養える。 随想㈡ 滅びるものは滅びるままに 東野圭吾 字 三一〇〇 現代を代表するミステリー作家の東野圭吾による環境に関す る論理的随想。人気作家ならではの視点が堪能できる題材。 評論㈡ 首 一二 テーマ毎に生徒の共感を呼ぶ、親しみやすい歌を中心に収録。 短歌 短歌と俳句 新題材 五四〇〇 カレーうどん 宮下奈都 字 高校二年生の少女を主人公に、合唱コンクールでの出来事を 描いた青春小説。実際の学校行事と結び付けて授業をするこ とが可能。 定番 六九〇〇 ナイン 井上ひさし 字 野球団に所属する少年たちの友情を描いた短編小説。適度な 文字量で、生徒の共感を呼ぶ内容として人気が高い題材。 小説㈢ 新題材 三二〇〇 「差」という情報 佐藤雅彦 字 物事の「差」は情報であり、その「差」にこそ価値があるこ とを論じた論理的随想。二年間履修の学校では、二年生の導 入題材としても使用可能。 随想㈢ 文化 定番 一七〇〇 水の東西 山崎正和 字 「水」をテーマに、日本と西洋の文化を比較考察した文化論。 二項対立の構図が明確で評論読解の基礎が学べる題材。 10 心に収録。 評論㈤ 環境 三〇〇〇 動的平衡の回復 福岡伸一 字 動的なバランスの中にある環境と生命。生物学の視点から環 境問題を論じる。理系的な文章に触れることができる題材。 生命 二二〇〇 命は誰のものなのか 柳澤桂子 字 命はその人個人のものなのか。そうであるなら、自分で自分 の死を決めてよいのか。終末期医療に関して論じた生命論。 小説㈢ 定番 五八〇〇 城の崎にて 志賀直哉 字 けがの療養に訪れた城崎温泉で、生と死に思いを馳せる「自 分」。『命は誰のものなのか』という生命論を読んだ後に読ま せたい小説。 沖縄の手記から 田宮虎彦 字 一〇五〇〇 太平洋戦争末期の沖縄戦を描いた戦争小説。戦争の悲惨な実 態を知ることができる題材。修学旅行での実地学習にも使用 可能。 評論㈥ 記録すること、表現すること 川田順造 文化 四七〇〇字 異文化を言葉で表現するとはどういうことか。『水の東西』『も のとことば』に関連し、文化・言語についての思考を発展さ せることができる。 他者を理解するということ 鷲田清一 思想 三七〇〇字 医療現場における技術先行の反省を契機として、「他者理解 とは何か」を論じる。『命は誰のものなのか』と関連づけて の学習が可能。 旅する本 字 七三〇〇 首 一六 角田光代 同じ本を読み返すことで、成長した自分を実感する主人公を 描いた現代小説。生徒を読書に誘うきっかけとしても最適な 題材。 短歌と俳句 短歌 高校で触れておきたい歌人の中から、その代表的な作品を中 心に収録。 俳句 六 一句 高校で触れておきたい俳人の中から、その代表的な作品を中 心に収録。 評論㈣ 言語 三七〇〇 ものとことば 鈴木孝夫 字 唯名論的思考(ことばによって初めて世界は認識できると考 える)から言語のしくみを読み解く。『コインは円形か』を学 習した後に読みたい文章。 時間と自由の関係について 内山節 思想 三七〇〇字 時間の自由とは何か、自由に時間を使うとはどういうことか。 哲学的なものの考え方を学ぶための題材。 小説㈣ 沖縄の手記から 田宮虎彦 字 一〇五〇〇 太平洋戦争末期の沖縄戦を描いた戦争小説。戦争の悲惨な実 態を知ることができる題材。修学旅行での実地学習にも使用 可能。 国語総合 現代文題材紹介 句 一二 テーマ毎に生徒の共感を呼ぶ、親しみやすい句を中心に収録。 俳句 小説㈣ 字 定番 四一〇〇 清兵衛と瓢簞 志賀直哉 字 瓢簞収集に熱中している少年清兵衛と、それを快く思わない 周囲の大人たち。様々な角度から読み解くことができる志賀 直哉の名作。 旅する本 七三〇〇 角田光代 同じ本を読み返すことで、成長した自分を実感する主人公を 描いた現代小説。生徒を読書に誘うきっかけとしても最適な 題材。 評論㈢ 言語 三〇〇〇 コインは円形か 佐藤信夫 字 新しい視野の獲得や相互理解のために「レトリック感覚」の 必要性を説く。『語感トレーニング』の発展学習としても使 用できる題材。 「わらしべ長者」の経済学 梶井厚志 経済 四一〇〇字 「経済学的価値の創造」という経済学の基本原則を昔話の「わ らしべ長者」を用いながらわかりやすく解説した経済論。 小説㈤ 七九〇〇 字 沖縄の手記から 田宮虎彦 太平洋戦争末期の沖縄戦を描いた戦争小説。戦争の悲惨な実 態を知ることができる題材。修学旅行での実地学習にも使用 可能。 11