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豊後高田市水道施設クラウド型遠隔監視システム工事仕様書(案)

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豊後高田市水道施設クラウド型遠隔監視システム工事仕様書(案)
豊後高田市水道施設クラウド型遠隔監視システム工事仕様書(案)
第1章総則
(適用範囲)
第1条 本仕様書は、豊後高田市(以下「甲」という。)が発注する「豊後高田市水道施設
クラウド型遠隔監視システム工事」(以下「本工事」という)を実施するにあたり、本工
事およびシステム導入後の情報等サービス提供(以下「本サービス」という。)に要求す
る仕様を示すものである。
(目的)
第2条
(1)本工事の目的
現在、甲は、市内における広範囲の給水区域に点在する多数の水道施設を管理・運
用しているが、これらの水道施設をより適正に運営管理すること、及び監視業務の正
確性、迅速性、効率性等を向上させるため、テレメータ方式による水道監視システム
を見なおし、新たにクラウド方式の総合監視システムを導入するものである。
(2)監視対象施設
本工事により、テレメータ方式からクラウド方式の総合監視システムへ更新対象と
なる監視対象施設は、以下である。
・上水道施設
第1浄水場
3施設
接点信号 90点程度
計測信号 19点程度
積算信号 12点程度
遠隔出力 10点程度(将来用)
第2浄水場
接点信号 60点程度
計測信号 17点程度
積算信号 12点程度
遠隔出力 10点程度(将来用)
第3配水池
接点信号 22点程度
計測信号
5点程度
積算信号
6点程度
遠隔出力 10点程度(将来用)
1
・簡易水道施設 6施設
(田染第1、田染中継槽、見目、松津、徳久保、大村)
各施設
接点信号 22点程度
計測信号
4点程度
積算信号
6点程度
遠隔出力 10点程度(将来用)
計
9施設
但し、上記水道施設は、それぞれ他の水道施設とテレメータ設備で繋がっており、
本工事により監視対象となる全水道施設は、約 17 施設となる。
(別表1 監視対象施設一覧表参照)
(3)監視拠点と監視用設備
監視対象施設は、主に甲の事務室にて総合監視するが、携帯情報端末により、各施
設および市内外のあらゆる場所で監視可能とする。
なお、パーソナルコンピュータ(PC)や携帯情報端末(スマートフォン、タブレ
ット)などのクライアント、その上で動くブラウザ、インターネット接続環境等の監
視拠点における監視用設備については、甲が準備する。
(4)本サービス方式
監視対象施設の総合監視は、必要な情報を必要な時に、インターネット等のネット
ワークを介して利用できるクラウド方式とし、甲はクラウドによるコンテンツやデー
タなどのサービス利用を行うこととする。
(5)本工事期間等
・対象施設の通信装置設置工事
(高田工区)平成 27 年 8 月(契約日の翌日)~4か月間
(真玉・香々地地区)平成 27 年 8 月(契約日の翌日)~6か月間
平成 28 年 7 月~6 か月間
・本サービス利用契約
平成 27 年 12 月から毎年単年度契約とする
(準拠する法令等)
第 3 条 本工事は、本仕様書で定めるほか次に揚げる法令等に準拠し実施するものとす
る。
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(1) 関係法令
(a) 水道法
(b) 労働安全衛生法
(c) 電気事業法
(d) 個人情報の保護に関する法律
(e) 地方公営企業法(地方公営企業法施行規則)
(f) その他関連法令等
(2) 指針及び各種基準等
(a) 水道施設設計指針
(b) 水道維持管理指針
(c) 日本工業規格
(d) 日本電気工業会標準規格
(e) その他関連要綱及び各種基準等
(3)仕様書等
(a) 豊後高田市公共工事請負契約約款
(b) 内線規定
(c) 電気設備工事監理指針
(d) 公共建築工事標準仕様書(電気設備工事編最新版)
(e) その他仕様書等(甲との協議を要する)
(施工計画)
第 4 条 受託者(以下「乙」という)は、本工事実施にあたり、甲と十分な打合せを行い、
契約締結後速やかに下記の書類を指定日までに提出し、甲の承認を受けなければなら
ない。
(1)工程表
(2)施工計画書
(3)現場代理人及び主任技術者又は監理技術者
(4)安全衛生計画書
(5)使用機材一覧表
(6)その他甲が指示する書類
乙は、業務計画書を提出した後に変更が生じた場合は、速やかに変更業務計画表を提
出し、甲と協議し、甲の指示に従わなければならない。
(工程管理)
第 5 条 乙は、本工事着手前に監督職員と十分に打合せを行い、工事が円滑に進み、手
戻りがないよう配慮し、本工事全般の工程管理、精度管理を速やかに実施するものと
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する。
(主任技術者又は監理技術者)
第 6 条 本工事を計画管理し指示する主任技術者又は監理技術者は、業務に精通した者
であること。
また、主任技術者又は監理技術者は各工程の進捗状況を随時報告し検査を受けるもの
とする。
(契約内容の変更及び疑義)
第 7 条 本工事進行中に発生した契約内容の変更については、その内容が軽微な場合に
ついては、甲の指示に従い、大幅な変更が伴う場合については、甲、乙協議の上解決
を図るものとする。
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本仕様及び関係法令等に明示なき事項など疑義が生じた場合については、甲、乙協
議の上、決定するものとする。
(関係官公庁等との協議)
第 8 条 乙は、工事実施のため関係官公庁等に対して協議が必要な場合は、誠意をもっ
てこれにあたり、その内容を甲に延滞なく報告しなければならない。
(検査)
第 9 条 本工事の進捗状況に応じ、甲が必要と認められる場合は随時中間検査を行うも
のとする。
本業務終了後、明らかに乙の過失による不具合箇所が発見された場合、乙の負担に
より修正補足を行う。
(貸与資料)
第 10 条 乙は本工事に関して甲から貸与される資料については、その保管及び管理を厳
重に行うとともに紛失・破損等に注意し、使用後は直ちに甲に返却しなければならな
い。また、甲の許可なく他への公開及び第三者への貸与等を禁止する。
(1)システム系統図
1式
(2)単線結線図
1式
(3)展開接続図
1式
(4)配電盤等の外形図、内部配置図
1式
(5)入出力信号項目表 1 式
(6)建屋平面図、配線系統図
1式
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(7)その他甲と協議の上必要とするもの 1 式
業者の責により所有し、保守管理するものとする。
(個人情報の保護)
第 11 条 乙は、本工事を実施するうえで、必要となる個人情報については、個人情報保
護法等の関係法規に基づき、個人の権利・利益を侵害することのないよう適性に取り
扱わなければならない。
(秘密の保持)
第 12 条 乙は、本工事に関して知り得た一切の秘密事項を漏えい及び盗用してはならな
い。契約期間満了後及び本契約解除後においても同様とする。
第2章 工事概要
(本工事実施にあたっての基本的考え方)
第1条 本工事における総合監視システムの導入については、建設費用の縮減のみなら
ず、企業債の抑制(減価償却費・支払利息等)や維持管理費用の低減(保守費、修繕
費、通信費)を含めたライフサイクルコストの最小化を実現する必要がある。
さらに、常に最新のサービスが享受できる多様性のある仕組みを採用することが望まし
い。
また、甲が現在管理している水道施設の将来における管理形態をも考慮した柔軟な対応
が可能であり、なおかつ将来の管理形態に適応できる拡張性が備わっていることが重要で
ある。
これらのことから、柔軟性ならびに拡張性を考慮したクラウド方式の総合監視システム
を導入し、運用するものである。
(本工事・本サービスへの要求事項)
第2条
(1)対象施設への通信装置の設置に係る設計及び設置工事
監視対象施設の監視等が適切に行えるよう、最適な通信装置の設計を行い設置するこ
と。
(2)監視データの内容
対象施設の計測値、機器等の運転状態など施設稼働状況をデータとして、管理・監視
ができるようにすること。
(3)総合監視システムの保守
乙は、総合監視システムが常に正常に機能するよう、適切にハードウェアならびに通
信装置等を保守管理すること。
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監視システムのソフトウェアは、常に最新バージョンで提供すること。
また、乙は、甲職員に対して、総合監視システムの操作等に必要な技術情報を提供す
るため、サポート体制を整備すること。サポート体制は、原則として、9時から17時
までの営業日とする。
(4)システムの可用性
原則として、24時間365日稼働すること(システムのメンテナンス期間を除く)
そのため、通信装置の保守を適切に実施できる体制を構築すること。
(5)システムの可能性
クラウドシステムとして、大分県内の水道施設に実績があること。
(監視項目)
第 3 条 対象施設の監視対象施設(9 施設)と、その監視項目は、別表 1 監視対象施設
一覧表を参照すること。
但し、監視項目数については、参考とし、多少の増(5%程度)については、本工事
対象内とする。
(通信装置に係る設計)
第4条
(1)業務内容
① 各対象施設において通信装置のための既存設備の改造、機器据付に係る設計を行う
こと。
② 通信装置は、可能な限り対象施設の建屋内に設置すること。建屋内に設置すること
が困難な場合は、屋外盤内に収納できるようにすること。
(2)環境対策
① 省資源に配慮すること。
② 省エネルギーに配慮すること。
③ 温室効果ガスの排出抑制に配慮すること。
④ 周辺の生活環境(騒音、振動、臭気及び交通等)に配慮すること。
(3)承諾
乙は、設計図書作成の完了時に甲の承諾を受けること。詳細は、甲監督職員の指示に
従うこと。
(4)設計図書の提出
乙は、設計業務に関し、以下の図書を提出すること。仕様、部数及び様式は、甲監督
職員の指示に従うこと。
① 既設盤改造図
② 新システム系統図
③ 設計図面(必要に応じて)
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④ その他甲監督職員が指示するもの
(通信装置設置工事)
第5条
(1)工事内容
各対象施設において、通信装置設置のための既存設備の改造、機器据付を実施するこ
と。
(2)通信装置設置工事の実施にあたっての留意事項
乙は、各種関連法令及び工事の安全等に関する指針等を遵守し、工事前に設計図書に
基づく施工計画書を作成し、甲監督職員の承諾を得た後で設置工事に着手すること。
また、乙は、本工事の実施にあたり、次の事項に留意すること。
① 工事全般
(a) 乙は、工事状況を本局に必要に応じ報告するほか、甲監督職員からの要請があ
れば施工の事前説明及び事後説明を行うこと。また、甲は、工事現場での施工状
況の確認を行うことができるものとする。
(b) 施設への立入りについては、事前に甲監督職員の承諾を受けること。
また、入場時と退場時において、甲監督職員に必ず指示された必要事項を通知す
ること。
(c) 作業時間は、原則として平日(土日、祝祭日を除く)8時30分から17 時ま
でとする。
時間外作業を行う場合は事前に甲監督職員と協議し許可を得ること。
(d) 本工事に従事する全ての作業員に対して、衛生上の注意を周知徹底すること。
(e) 乙は、着工に先立ち近隣の調査等を十分に行い、理解と協力を得て円滑な進捗
を図ること。
(f) 乙は、工事関係者の安全確保と環境に十分配慮すること。
(g) 既存設備の改造にあたっては、対象施設の運転に支障をきたさない工程及び工
法とすること。
(h) 使用機材については、新品に限る。
② 工事工程
総合監視機能は、通信装置設置工事が完了し、総合動作確認後、対象施設につい
て随時利用できるようにすること。
③ 工事範囲
・各対象施設内で、既設盤内へ監視装置を設置し、監視に必要な信号を取り出
す改造を行うこと。
・各対象施設のテレメータ装置について、必要に応じて、乙が撤去処分または、甲
監督職員が指示する場所への保管を行うこと。
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④ 切替え工事中の監視
各対象施設の切替え工事中は、当該監視項目を監視・記録し、異常等が発生した
場合は、速やかに甲監督職員に報告すること。
⑤ 既設設備損傷による対応
本工事により設置された通信装置等の原因により、既設設備が故障した場合、乙
の負担にて早急に復旧対応を行うこと。
⑥ 総合動作確認
乙は、総合動作確認を行い、性能及び機能を確認すること。なお、総合動作確認
の実施前に総合動作確認計画書を作成し、甲監督職員に提出及び確認を受けること。
⑦完成検査
乙は、本工事完了後、社内検査等を行い、甲の完成検査を受けること。
⑧操作説明
乙は、甲職員に対し総合監視システムの操作等の説明を行うこと。
操作説明等は、本工事が完了していることを前提とする。
乙の説明者は、適切な知識、経験、技術力等を有する者とし、説明時期および期間
は、甲と乙の協議のうえ決定する。
⑨ 完成図書等の提出
乙は、本工事に関し、以下の図書等を提出すること。仕様、部数及び様式等は、
甲の指示に従うこと。
(a) 完成図書
・盤改造図(完成図) ・試験成績書・取扱操作説明書
・機器図(完成図) ・施工図(完成図)
(b) 工事写真
(c) その他甲監督職員が指示するもの
⑩ 環境対策
(a) 省資源に配慮すること。
(b) 省エネルギーに配慮すること。
(c) 温室効果ガスの排出抑制に配慮すること。
(d) 周辺の生活環境(騒音、臭気及び交通等)に配慮すること。
(e) 周辺の景観に配慮すること。
(3)工事カルテ
① 乙は、受注時または変更時において工事請負代金額が 500 万円以上の工事について、
工事実績情報サービス(CORINS)に基づき、受注・変更・完成・訂正時に工
事実績情報として「登録のための確認のお願い」を作成し監督員の確認を受けるも
のとする(甲監督職員への提出は不要)。受注時は契約後、土曜日、日曜日、祝日等を
除き 10 日以内に、登録内容の変更時は変更のあった日から土曜日、日曜日、祝日等
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除き 10 日以内に、完成時は、工事完成後 10 日以内に、適宜登録機関に登録申請し
なければならない。登録対象は、工事請負代金額 500 万以上(単価契約の場合は契
約総額)の全ての工事とし、受注・変更・完成・訂正時にそれぞれ登録するものと
する。
② 変更登録時は、工期、技術者に変更が生じた場合に行なうものとし、工事請負代金
のみ変更の場合は、原則として登録を必要としない。
③ 登録機関発行の「登録内容確認書」が乙に届いた際には、その写しを直ちに甲監督
職員に提出しなければならない。なお、変更時と完成時の間が 10 日に満たない場合
は変更時の提出を省略できるものとする。
(4)本サービス利用の開始
サービス利用料金の発生は、本工事完成検査後の引渡し月の翌月より発生するものと
し、引渡し日からその翌月までの間に発生するサービス利用料金については、本工事に
含めるものとする。
(監視機能の内容とサービス水準)
第3章 本サービスの提供
(通信装置の機能)
第 1 条 通信装置は、監視対象設備に設置され、対象設備からの監視用信号を入力し、
装置内で保存したうえで、無線あるいは有線回線を通じて、クラウド型遠隔監視シ
ステムに定周期伝送するものとする。
通信回線は、監視対象設備設置場所の環境に応じて、複数の回線から最適のものを選
択できること。
定周期の間隔は問わないが、総合監視システムの機能に応じて最新のデータが必要な
時には、即時送信できるものとする。
通信装置でのデータ保管期間は30日以上とすること。
通信回線は、総合監視システムまでの経路の全域に亘ってVPNまたは閉鎖網回線など
で、セキュリティーを担保した回線とすること。
(総合監視システムの機能)
第 2 条 総合監視システムの各種機能はクラウド方式とし、Web経由で甲の監視用
設備にデータ配信するものとし、
ID及びパスワードによりログイン管理を行うものとする。また、監視用設備は
専用機でなく市販のPCや携帯情報端末(スマートフォン、タブレット)を使用
するものとする。
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(a) 稼働状況監視データ管理機能
通信装置から伝送される稼働状況監視データは、乙が管理・運営するデータセンター
へ蓄積管理されるもとする。
データの保存期間は、3年間以上とし必要時にダウンロードができること。
(b) 稼働状況監視機能
施設別の監視項目について、計測値、運転停止状態、異常情報等を監視できること。
・各機器の状態(運転/停止、故障)や計測値を監視画面に表示すること。
(c) トレンドグラフ表示機能
監視する任意の項目について、トレンドグラフ表示により比較管理できること。
・トレンドグラフ画面により、計測値及び機器の状態を同時に1画面あたり複数表示
できること。なお、表示項目は必要に応じ、項目ごとに表示、非表示の切り替えがで
きること。
・監視画面から設定した上下限値により、データ更新周期毎に計測値を自動監視し、
上下限到達を検知した場合には警報を発報することができること。
(d) 帳票機能
対象地区、対象監視施設、対象年月を任意に選択して、日報、月報および年報を
表示できること。
①日報
施設の計測値・積算値または運転時間を1時間毎に集計したものと、1日の合計・
平均・最大・最小値を表示する。
②月報
施設の計測値・積算値または運転時間を1日毎に集計したものと、1ヶ月の合計・
平均・最大・最小値を表示する。
③年報
施設の計測値・積算値または運転時間を1月毎に集計したものと、1年の合計・
平均・最大・最小値を表示する。
④任意の日付指定によるCSV,PDF,若しくは Excel ファイルでの出力ができ
ること。
⑤帳票データの保存期間は、3年間以上とし必要時にダウンロードができること。
(e) 警報表示・警報履歴表示
現在発生中または過去に発生・復帰した異常信号を時系列に一覧表示できること。
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①運転履歴
各機器の運転時刻や停止時刻などの動作の履歴を表示できること。
②異常履歴
各機器の故障発生時刻や復旧時刻などの異常の履歴を表示、印字できること。
警報履歴は、発生日、設備名、警報種別等による検索表示が可能であること。
(f) 異常通報等
施設機器故障などの異常が発生した際、各担当者へ E メールで警報内容を通報で
きること。
①機能内容
・通報先の登録件数:最大100アドレス
・警報確認機能付とし、確認操作を行わないとメールの再送信を行うものとする。
②メール通報内容
・発生時刻、発生施設名、機器名、警報名
・通報先、通知時間帯の設定ができること。
③ブザー通知内容
・警報が発生した場合に、ブザー等による音で通知できるしくみがあること。
(g) データの自動更新周期等
・現場設置の通信装置の送信周期に同期して、監視データを更新すること。
また、異常発生時においては、更新周期に関係なく、即時データの自動更新を行う
こと。
(h)通信回線の稼働監視
・通信装置とデータセンター間の通信回線は、稼働状況を監視し、通信回線の異
常発生回線を検知し当局担当者に通知できるしくみがあること。
(携帯情報端末の機能)
第3条
(1)携帯情報端末の機種
携帯情報端末は、専用の機器とせず、市販の機種を利用できること。
(2)携帯情報端末の機能
①施設稼動状況監視
施設別の計測値、運転停止状態、異常情報等を監視できること。
計測値はトレンドグラフにて監視できること
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②対象施設及び機器の位置表示
監視対象の施設の位置を、端末に表示された地図または配水系統図、航空写真上に表
示されたマーカから選択することで、文字入力することなく表示対象機器を選択でき
ること。
③施設情報の表示
緊急対応に備え、現場にて携帯情報端末で各機器のデータ(仕様、図面、マニュアル
類他のドキュメント類)を閲覧できること。
第 4 条 クラウドシステムを構築するデータセンタについて
本システムは、第三者機関により運営されるデータセンタに設置されたクラウドサー
バに構築された監視ソフトウェアである。
監視はPCや携帯情報端末(スマートフォン、タブレット)によりインターネット回線
を経由してクラウドサーバにアクセスし、監視画面により行うものである。
(1)クラウドデータセンタ仕様
クラウドシステムが設置されるデータセンタの機能の停止やデータ消失が発生する
と、その影響は甚大であるため、下記に示す高信頼性を確保する対策が施されている
こと
また、データセンタは日本国内の複数個所に設置されていること。
1)高信頼化対策
①ハードウェアの多重化
機能の稼働率を高めるため、障害が発生した機器の機能を複数準備された代替機
が、自動的に引き継ぐことで、迅速に機能が復旧されること。
②ハードディスクの多重化(データの保護)
データ信頼性を高めるため、ハードディスクは多重化により、ディスク故障時に
もデータ欠損やデータ破損が発生しないこと。
2)災害対策
①停電対策
停電対策として、無停電電源装置や非常用自家発電設備が設置されていること。
②地震対策
地震対策としてデータセンタの建物は免震構造であること。
③防火対策
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適切な消火設備が設置されていること。
④浸水対策
洪水などを想定した浸水対策が施されていること。
3)セキュリティー対策
データの機密保護、改竄や欠損防止のためのセキュリティー対策が施されてい
ること。
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