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Video Channel社は日立のストレージを使って コンテンツ中心型

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Video Channel社は日立のストレージを使って コンテンツ中心型
Storage Solution導入事例
メディアコンテンツ制作会社
Video Channel社
「さまざまなストレージベンダーが提供するソリュー
ションの総合評価を行いました。われわれが直面
している複雑で要件が厳しいワークロードを達成
するために不可欠な高レベルの性能、可用性、
および安定性を持ち合わせていたのは、
日立データ
システムズのみでした。
ビジネス上のメリットとして
は、
日立データシステムズのストレージソリューション
の導入後にわれわれの生産性が60%〜70%向上
したことがあげられます」
Video Channel Productions Ltd.
オペレーションマネージャー
エリック・ヤン
氏
Video Channel社は日立のストレージを使って
コンテンツ中心型プロジェクトを効率化
多くのメディアエンターテイメント
(M&E)
企業同様、
Video Channel社はこの10年間で多くのデジタル化を達成した。
同社は、
データ容量の増加、
密度やフォーマットに関する課題に対応し、
成長を維持するため、
強力なストレージシステムにより支えられた強固なデジタルコンテンツ基盤を必要としていた。
日立データシステムズのストレージソリューションを導入することにより、
Video Channel社は全社を支えるストレージ基盤の構築に成功。
このソリューションは、
ミッションクリティカルな映像コンテンツを保存し、
保護するための集中型アーカイブを提供する。
また、
同ソリューションがもたらす高水準な安定性とパフォーマンスにより、
生産性や業務効率が向上した。
課 題
高精細映像制作の急速な成長
香港、
中国、
マカオを拠点とするVideo Channel社は、
同地域を代表
する映像制作会社として、
香港で行われた有名なコンサートの映像制作
ビデオチャンネル Video Channel社
業 種
メディア・エンターテイメント
ソリューション
ファイルコンテンツ、
事業継続
ハードウェア
Hitachi Unified Storage 110
Hitachi NAS Platform 3090
ソフトウェア
Jadason Technology Ltd.提供
の90%以上を担当してきた。
メディアや映像技術の発展に伴って、同社
は標準画質(SD)
から高精細(HD)への切り替えを10年前から進めてき
た。そして、
密度と品質両方の面でHD映像フォーマットと解像度は継続
的に発展するという考えから、
デジタル基盤を整えることが重要であると
気づいた。HD映像の編集・処理・転送を取り扱うことができ、
急増する大
量の映像を管理できる基盤が必要とされていたのである。
Video Channel Productionのオペレーションマネージャー、
エリック・
ヤン氏は次のように語る。
「われわれは、
2000年にはすでにデジタル制作
導入のメリット
■
■
■
■
60%〜70%の生産性向上
利便性の向上
統合型ストレージ
柔軟なファイルアクセス
※法人名称は、
日立において日本語表記に変更したものです。
へ移行し、
2006年にはHD制作を開始しました。その時点から、
日々の編
要な任 務だった。
集作業に必要なストレージの容量は指数関数的な勢いで増加していま
Video Channel
した。現在、
コンサート映像の多くは3D形式と2Kで制作されています。
社 のソリューショ
4Kの映画もまもなく主流となるでしょう。このような状況から、
企業の成長
ン プ ロ バ イダ ー
もサポートしながら、
絶えず変化するテクノロジーに確実に対応できるスト
であるJ a d a s o n
レージ戦略を再検討することが不可欠となりました。1つのシステムにす
Technology Ltd.
べての映像ファイルを集約することで生産性を高め、
映像ファイルの管理
( J a d a s o n 社 )の
を強化し、
稼働効率化をめざしました」。
専門的アドバイスと
知 識を参 考にし、
ボトルネックを攻略し、ストレージを一元管理
Video Channel社
は多くのストレージ
従来Video Channel社は、
ストレージを各編集ルームに個別に設置し
ソリューションの評
ていた。各ストレージに映像ファイルが保存され、
各編集ルームはプロジェ
価を行った。
「ほぼ
クト別で作業していた。複数のプロジェクトが同時に作業している場合
す べてのソリュー
は、それがボトルネックとなり、さらにグラフィックデザインが必要となった場
ションは、パフォー
合は、
作業者は外付けディスクやCDにファイルを手作業で保存しなけれ
マンスと安定性に
ばならなかった。
「ストレージを一元管理することにより、
データアクセスは
関するわれわれの
単一プラットフォームに統合され、
ワークフローの可動性と柔軟性が大い
要件を満たすこと
に強化されるだろうと考えていました」
とヤン氏は語る。
しかし、映像編集の際に発生する多重アクセスを支えるには大規模
ができると主張して
いましたが、その主張は書類上だけのものでした」
とヤン氏は語る。
「日
なデータの取り込みと転送に対応する必要がある。作業者が複数のファ
立データシステムズのコンサルタントだけは、
ソリューションの利点につい
イルソースを使用して映像を編集する、さらには複数の作業者が複数
て説明する包括的プレゼンテーションを行い、われわれのニーズに関し
のソースを使用して映像の複数箇所を同時に処理することさえ珍しくな
て話し合いをしました。われわれは彼らの努力を高く評価しました」。
い。
ヤン氏は次のように説明する。
「多くの場合、われわれは10台のデジ
しかし、このシステムの重要性を考えると、これらのストレージソリュー
タルビデオカメラを駆使して、3時間のコンサートを2日にわたり記録しま
ションが実環境で必要となる性能を発揮できるかどうか、
ヤン氏は確信
す。このため、
コンサート映像の制作者は、
6本から7本、さらには10本の
を持てずにいた。
ヤン氏の懸念を払拭するためにJadason社は、選択肢
ビデオ録画を同時に編集する必要に迫られることになります。こうした厳
として残ったストレージの性能を評価するシミュレーション環境を特別に
ふっしょく
しい要件に対応するためには、高いスループットを提供することができる
手配した。
テスト結果は、
日立のストレージが最適であるということを裏付
高性能なストレージシステムが必要でした」。
けるものだった。
ヤン氏は次のように説明する。
「1台のワークステーショ
ン上で7つの映像ファイルを同時編集するときには非常に高い性能と、
複雑なワークロードが要求されますが、これを達成するために必要とな
ソリューション
る高レベルな性能、
可用性、および安定性を持ち合わせていたのは日立
日立データシステムズの実績ある性能
データシステムズだけでした。この結果から、全社規模のストレージシス
テムを日立のプラットフォーム上に構築できることを確信しました」。
映像保管システムを統合型に一新すると同時に適切なベンダーを選
ぶことは、
Video Channel社のオペレーションを支えるヤン氏にとって 、
重
「信頼性はわれわれにとって極めて重要です。また、ほとんどの社員は技術的側面に弱いアーティ
ストやデザイナーであるため、われわれのような制作会社にとっては、容易性も非常に重要です。
Hitachi NAS Platformは、管理が容易で使いやすい製品であったため、高品質な制作とプロ
ジェクトのスピードアップを実現することができました。
」
Video Channel Productions Ltd.
オペレーションマネージャー
エリック・ヤン
氏
Storage Solution導入事例 メディアコンテンツ制作会社
Video Channel社
実績のあるストレージ基盤:Hitachi NAS
Platformを備えたHitachi Unified Storage
Video Channel社の新しいストレージ基盤は、Hitachi Unified
www.hds.com/innovate
www.hds.com/innovate
Storage 110とHitachi NAS Platform 3090で構成された。Hitachi
Unified Storage 110は、
ファイル、
ブロック、およびオブジェクトデータの
イノベーションは変化のエンジン。
イノベーションは変化のエンジン。
情報は、
情報は、
その燃料。
その燃料。
ための統合管理プラットフォームであり、将来的なシステムのアップグレー
イノベーションをインテリジェントに実現することで、
イノベーションをインテリジェントに実現することで、
市場を牽引し、
市場を牽引し、
ドと拡張のための高い拡張性と信頼性を備えている。Hitachi NAS
企業の成長を助け、
企業の成長を助け、
そして世界を変えていく。
そして世界を変えていく。
Platform 3090は先進的で強力な高性能ファイルシステムであり、1シ
情報管理のお手伝いは、
情報管理のお手伝いは、
日立データシステムズにお任せください。
日立データシステムズにお任せください。
ステムあたり最大200,000IOPSという業界をリードするI/Oレートと最大
1250MB/秒のスループットを備えている。
同ソリューションによって、
Video
Channel社はデータ量増加に伴う、
性能と容量の課題を解決し、
将来の
拡大していく要求とサービスレベルにも容易に対応できるようになった。
に処理することが可能なため、制作時間の短縮とプロジェクト効率の向
戦略上のさまざまなメリット
日立データシステムズの新しいストレージソリューションを導入した直
上が大いに促進されました。なによりも日立データシステムズのストレージ
ソリューションの導入後にわれわれの生産性が60%〜70%向上したこと
が最大の利点といえるでしょう」。
後から、
Video Channel社は、
Hitachi Unified Storage 110とHitachi
同社のグラフィックデザイナーも、
日立データシステムズのストレージソ
NAS Platform 3090のこれまでにない利点を実感し始めた。
ヤン氏は次
リューションがもたらした柔軟性と操作性の恩恵を享受している。例え
のように語る。
「現在では収録映像への柔軟なアクセスが可能な、統合
ば現在では中央ストレージに直接アクセスして編集ファイルを検索し、
型ストレージシステムを活用しています。特定の編集ルームの空き状況に
Hitachi NAS Platform 3090に保存することができるため、手作業で
縛られることなく、
制作者の都合のよいときに編集作業を行うことができま
ファイルを保存し、
作業場所に運ぶ必要はない。これにより、
作業効率が
す。また、
大規模プロジェクトや緊急の場合には、
作業を柔軟に分割する
著しく向上しただけではなく、人的ミスによるデータ損失も防ぐことができ
ことで、
同一プロジェクトの編集作業を複数に分けることもできます。分割
るようになった。また、
Video Channel社の編集ルームを効率的に利用し
した作業は別々の編集ルームにあるワークステーションを使用して同時
てプロジェクト用のスペースを確保し、より多くの時間を創作活動と実験
に割り当てることが可能になった。
Video Channel社は
情報イノベーションを行う。
Video Channel社にとって、強力なストレージを備えた
デジタルコンテンツ基盤を構築することは、必要不可欠
なステップだった。
同社の成長を支え、創造性をサポートし、変化および増
加し続ける映像コンテンツ管理の容量・密度・フォーマッ
トに対応するIT環境が必要であった。Video Channel
社は日立データシステムズのストレージソリューション
の力を借り、
ミッションクリティカルなコンテンツを保存
するための統合型アーカイブを提供することが可能な全
社規模のストレージ基盤の導入に成功。
ストレージ性能
が向上したことで同社のグラフィックデザイナー達は、
時間のかかるファイル保存処理やファイルアクセスの待
ち時間から開放された。生産時間が短縮されただけでな
く、
創造的イノベーションのための時間をより多く確保す
容易性
さらに、
日立のストレージの単純で使いやすい管理インタフェースによ
り、
ストレージ管理をシンプルにすることもできた。
「信頼性はわれわれに
とって極めて重要です。また、われわれのような制作会社はほとんどの
社員が技術的側面に弱いアーティストやデザイナーであるため、容易性
も非常に重要です。
Hitachi NAS Platformは、
実際に管理が容易で使
いやすい製品であったため、
高品質な制作とプロジェクトのスピードアップ
を実現することができました」。
長期投資の保護
現在の、
コンテンツを中心としたM&Eビジネスにとってストレージ基盤を
整えることは、不可欠である。
日立データシステムズとパートナーシップを
組んだことに後悔はないとヤン氏は語る。
「ストレージのパフォーマンス、
拡張性、そして信頼性を考慮すると、
日立のストレージソリューションは最
高クラスのコストパフォーマンスを提供していると考えられます。
日立デー
タシステムズとJadason社は、両者とも、期待以上のサービスをわれわれ
に提供しました。幣社独自のストレージ要件を、
時間をかけて理解した上
ることにもつながった。そして、将来の制作において容量
で、その環境に適した長期にわたるストレージ計画を提示してくれまし
の拡張が必要とされる場合でも、
日立のソリューションに
た。それらはわれわれのIT投資を保護するものでした。この計画は、
HD
より、
Video Channel社は高品質な作品を配信すること
ができる。
2Kと4K解像度による映像制作や、より要件が厳しくなる大規模プロジェ
クトなどの将来に向けての事業開発をサポートする強力な基盤となるで
しょう」。
Before
Room A
After
Room X
Room A
Room X
HNAS3090
HUS110
課 題
・各編集室ごとに別々のストレージを利用
・編集室間のデータ受け渡しは外付けHDDなど
外部メディアに書き出しが必要
POINT
・ストレージを統合し、どの編集室からもアクセス可能
・ランダム性能 200,000 IOPS
・スループット性能 1,250MB/sec
・最大7つのビデオファイルを同時に編集可能
HNAS:Hitachi NAS Platform HUS:Hitachi Unified Storage
Video Channel社のシステム構成イメージ
・本書は、日立データシステムズにより作成された資料の翻訳版です。
・原文は下記のURLをご参照ください。
http://www.hds.com/assets/pdf/hitachi-success-story-video-channel.pdf
・本書に記載の製品は海外向けモデルであり、日本国内向けモデルの仕様および機能とは異なる場合があります。
・Video ChannelはVideo Channel社の登録商標または商標です。
・Jadason TechnologyはJadason Technology Ltd.の登録商標または商標です。
・その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の製品名、商標または登録商標です。
●カタログに記載の仕様は、
製品の改良などのため予告なく変更することがあります。
●製品の色は印刷されたものですので、
実際の製品の色調と異なる場合があります。
情報・通信システム社 ITプラットフォーム事業本部
■ 製品に関する詳細・お問い合わせは下記へ
製品情報サイト http://www.hitachi.co.jp/storage/
■ 電話でのお問い合わせはHCAセンタへ
インターネットでのお問い合わせ http://www.hitachi.co.jp/storage-inq/
0120-2580-12 利用時間 9:00~12:00、13:00~17:00(土・日・祝日を除く)
2015.3
Printed in Japan(H)
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