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クラウドプラットフォーム 総合ライセンスガイド
クラウド プラットフォーム 総合ライセンス ガイド 2017 年 1 月版 クラウド プラットフォーム 総合ライセンス ガイド 2017 年 1 月版 Microsoft Azure 2 3 Enterprise Mobility + Security 30 Visual Studio 2015 40 SQL Server 2016 / 2014 49 Power BI 56 Windows Server 2016、System Center 2016 59 Microsoft Azure ライセンス ガイド Microsoft Azure ライセンス ガイド Microsoft Azure の料金について ................................................................5 Microsoft Azure の基本知識.............................................................................................................................. 5 サービスごとの課金基準の例.................................................................................................................................. 6 ブラウザーで簡単にサービスの課金を確認できる計算ツール................. 7 最新の料金は Web をチェック .......................................................................8 Microsoft Azure の料金支払いについて ...................................................9 Azure 課金ポータル................................................................................................................................................ 9 支払い方法............................................................................................................................................................... 9 クレジット カード (またはデビット カード) 払い .......................................................................................................... 9 請求書払い..............................................................................................................................................................10 締日と支払サイトについて ...................................................................................................................................... 11 当月の利用料金概要 .............................................................................................................................................12 よく寄せられる質問 ..................................................................................................................................................12 サポートにお問い合わせする方法について [2017 年 1 月現在] ..................... 13 SLA (サービス レベル アグリーメント) について......................................... 15 SLA の適用が除外される条件...............................................................................................................................15 SLA 保証時間と違反時の返金 .............................................................................................................................15 Microsoft Azure の主なサービスと課金 ................................................... 16 Virtual Machines.................................................................................................................................................16 Cloud Services .....................................................................................................................................................19 SQL Database ......................................................................................................................................................21 Storage.................................................................................................................................................................. 23 Machine Learning ............................................................................................................................................. 24 Stream Analytics ................................................................................................................................................ 25 Data Factory ........................................................................................................................................................ 25 Virtual Network ................................................................................................................................................. 25 ExpressRoute....................................................................................................................................................... 26 Backup .................................................................................................................................................................. 27 Site Recovery ...................................................................................................................................................... 27 Azure Active Directory .................................................................................................................................... 28 Automation ......................................................................................................................................................... 29 Log Analytics....................................................................................................................................................... 29 4 Microsoft Azure の料金について Microsoft Azure の基本知識 初期費用が不要 従量課金方式 使った分だけ料金支払い いつでもキャンセル可能 使用時だけ 費用が発生 プレビュー期間中のサービスは 割引または無料 サービスごとに異なる従量基準 分単位 データ量、 トランザクション数 プレビュー期間中 例 • 仮想マシンや • Web サイトなど 例 OFF • ストレージ リージョンごとに異なる料金の例 Microsoft Azure は、利用するリージョンによって料金が異なります。 例として、次に仮想マシンとクラウド サービスのリージョン別の料金を示します。 仮想マシンの場合 (標準インスタンスの時間あたりの料金)/Windows OS インスタンス名 米国東部 米国西部 東日本 西日本 A1 ¥6.02 ¥4.49 ¥5.10 ¥6.43 A2 ¥13.57 ¥12.34 ¥14.79 ¥14.59 参照: https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/virtual-machines/windows/ クラウド サービスの場合 (標準インスタンスの時間あたりの料金) インスタンス名 米国東部 米国西部 東日本 西日本 A1 ¥8.16 ¥8.16 ¥9.59 ¥8.67 A2 ¥16.32 ¥16.32 ¥19.18 ¥17.34 参照: https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/cloud-services/ 5 Microsoft Azure の料金について サービスごとの課金基準の例 Microsoft Azure では、提供サービスごとに課金の基準が異なります。 Virtual Machines Storage SQL Database 課金基準 課金基準 課金基準 ● 稼働時間 ● 容量 ● サービスレベル ● インスタンス数、インスタンス サイズ ● トランザクション [シングル データベース モデル] Basic DTU*1: 5 Standard DTU: 10、20、50、100 125、250、500、 Premium DTU: 1,000、1,750、4,000 ● 仮想マシンの種類 TB データ転送 (帯域幅) Virtual Network 課金基準 ● Virtual Networkは無料 ● Virtual Network により使用される リソースは、接続がプロビジョニング され利用可能になっている時間 • Azure の Virtual Network は無料です。各サブスクリプションで 最大 50 の Virtual Network をすべてのリージョンで作成すること ができます。 • Virtual Network のサービスで使用される Public IP および予約 済みアドレスは課金されます。 • Virtual Network 内で実行される VPN Gateway や Application Gateway などのネットワーク アプライアンスも課金されます。 課金基準 ● Azure データ センターから出ていく データ量 (Azure データ センターに 入ってくるデータは無料) Azure の価格 https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/ 6 Read Write [エラスティック データベース モデル] Basic eDTU*2: 5 Standard eDTU: 100 Premium eDTU: 125、250、500、 1,000、1,750、4,000 *1 DTU: データベーストランザクション ユニット *2 eDTU: エラスティック データベーストランザクション ユニット ブラウザーで簡単にサービスの課金を確認できる計算ツール Microsoft Azure には、Web 上でサービスに発生する課金を確認できる、計算ツールが用意されています。 本ツールにより、Microsoft Azure のご利用前に、サービスごとにどの程度の費用が必要になるのか目安を確認することができます。 計算ツール https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/calculator/ 7 最新の料金は Web をチェック Microsoft Azure の最新の料金は Web でご確認ください。各サービスの料金は予告なく、変更される場合があります。 Microsoft Azure の料金 https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/ サービス別の詳細な料金は、 「価格」をクリックして「詳細な価格情報」から選択できます。 各サービスの 詳細ページが表示 8 Microsoft Azure の料金支払いについて Azure 課金ポータル Azure 課金ポータルでは、使用量の確認、現在の課金情報の確認、支払い方法の変更、過去の課金情報のダウンロードなど、ログインされたお客様アカウントの サブスクリプションをセルフサービスで管理できます。 Azure 課金ポータル https://account.windowsazure.com/Subscriptions/ Auzre 課金ポータルでの管理 • 支払い方法の変更 • 使用量の詳細のダウンロード • Microsoft サポートに問い合わせる • サブスクリプション詳細の編集 • サブスクリプションの住所の変更 • サブスクリプションのキャンセル • 請求履歴の参照 • 請求書のダウンロード • サブスクリプションの追加 支払い方法 Microsoft Azure は、次の 3 種類の方法で利用料金を支払うことができます。 ■ クレジット カード (またはデビット カード) 払い ■ 請求書払い ■ 事業者による Microsoft Azure の支払い代行サービス クレジット カード (またはデビット カード) 払い Microsoft Azure で利用できるクレジット カード (またはデビット カード) は次のとおりです。 ■ VISA ■ MasterCard ■ JCB ■ AMERICAN EXPRESS 次のクレジット カードは利用できません。 • 左記以外のクレジット カード • V プリカ • プリペイド式クレジット カード • CASH PASSPORT • 三井住友 VISA プリペイド e • その他、Microsoft Corporation により承認されていないもの 9 Microsoft Azure の料金支払いについて クレジット カード払いの制限について 同じクレジット カードで多数のサブスクリプションを契約する際に、制限が発生する場合があります。 同じクレジット カードで契約可能な最大サブスクリプション数は公開しておりません。 最大数よりも多くのサブスクリプションを契約したいお客様は、Microsoft サポートにご相談ください。ただし、課金サポートへのご相談は、最大数を増やせることを 確約するものではありませんのでご了承ください。 Microsoft サポートへの問い合わせ方法 「Microsoft サポートへの問い合わせ方法」を参照してください。ただし、[問題のタイプ]、[カテゴリー ] に該当する項目がないため、タイプとカ テゴリーを適当に選択し、問題の詳細ページでサブスクリプション追加時に表示されたメッセージやスクリーンショットを送信してください。 クレジット カードの利用可能残高が不足した場合 クレジット カードの利用可能残高が不足した場合でも、即座に Azure のサービスが利用できなくなることはありません。登録したクレジット カードにチャージできない ことが記述されたメールがサブスクリプション登録時に指定したメールアドレスに届きますので、数日後に再チャージされる前に、すみやかに以下のいずれかのご対応 をお願いします。 ■ 利用可能残高に余裕のある他のクレジット カードを登録する ■ クレジット カード会社に振り込みをする ■ クレジット カード会社に一時的なショッピング枠の拡大を相談する 請求書払い サブスクリプション作成時に規定の項目は、クレジット カード払いになっていますが、Microsoft Azure 課金サポートに依頼することで、請求書払いに変更すること ができます。 ■ 請求書払いへの変更は、与信審査に 5 営業日ほどかかります。変更依頼の承認後も実際に変更しなくても問題ありませんので余裕を持った日程で申請をお願 いします。 ■ 請求書は郵送されません。課金ポータルからお客様自身が請求書を印刷してお支払いをお願いします。 ■ 支払い日期限は、請求書発行日から 30 日ですのでご注意ください。 請求書払いへの変更方法 「Microsoft サポートへの問い合わせ方法」を参照してください。 問題の種類で [請求]、サポート プランで [請求 サポート - 含む]、問題の種類で [インボイス (請求書) による支払い] を選択して、変更を依頼 します。 10 Microsoft Azure の料金支払いについて 請求書の出力方法 請求書は、Azure 課金ポータルから PDF ファイルとしてダウンロードできます。ダウンロード後にお客様環境で印刷してください。使用量の詳細と料金の内訳の出 力方法は、 「当月の利用料金概要」を参照してください。 1 対象のサブスクリプションを クリック 2 「請求履歴」をクリック 3 対象期間の 「請求書のダウンロード」を クリック 締日と支払サイトについて 請求締日と支払サイトには、Microsoft アカウントの作成日とサブスクリプションの期間が関係しています。 ■ 従量課金: 1 か月のサブスクリプション期間の最終日の後の、Microsoft アカウント作成日が請求締日となり、請求書が発行されます。ただし、Microsoft アカ ウント作成とサブスクリプション追加を同日に行った場合は、サブスクリプション期間の最終日が請求締日となり、請求書が発行されます。 ■ クレジット カード会社からの引き落とし: クレジット カード会社の締日と請求日に従います。 ■ 請求書払い: 請求書発行日から 30 日以内にお支払いが必要です。 11 Microsoft Azure の料金支払いについて 当月の利用料金概要 Azure 課金ポータルでは、現在の期間における、現時点で確 定している各サービスの利用金額と利用量、その合計金額を 確認できます。なお、表示されている数値は、数時間前の時点 の確定した利用量で、表示した瞬間を含んだ利用量ではありま せん。 使用量の詳細と 料金の内訳 [使用量詳細のダウンロード] で は、請求金額の根拠となる、日 ごと、利用サービスごとの明細を CSV 形 式のファイルでダウン ロードできます。 よく寄せられる質問 Q 複数のサブスクリプションの請求、支払いを 1 つにまとめることはできますか? A いいえ、請求、支払いを 1 つにまとめることはできません。それぞれのサブスクリプションごとに処理していただく必要があります。 Q クレジット カード番号を登録せずに、請求書払いでサブスクリプションを作成することは可能ですか? A 下記 Web サイトを参照し、サポートにご連絡ください。 Web サイト 12 http://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/invoicing/ サポートにお問い合わせする方法について [2017 年 1 月現在] ご契約前のお問い合わせ方法 以下のような、Azure サブスクリプションを契約する前のお問い合わせは「購入前の相談窓口」の電話番号にご連絡ください。 ● 無料評価版はどうやって登録するの? 【ご購入前の相談窓口】 ● サブスクリプションがうまく登録できない ● オンプレミスで運用中のシステムをクラウドに移行したいのですが、どの Azure プランが最適ですか? 電話番号: 0120-952-593 ご契約後のお問い合わせ方法 ご契約後のお問い合わせは Azure 新ポータルよりあげられます。ただ、お客様のアカウントは「サービス管理者 / 共同管理者」である必要があり、対象アカウント が「アカウント管理者」のみの場合はお問い合わせをあげられませんのでご注意ください。 ※ Azure で使用するアカウントの種類の詳細は次の URL を参照してください。 http://blogs.msdn.com/b/dsazurejp/archive/2013/10/03/10453917.aspx ❶ Azure 新ポータルにログインします。 ❷「ヘルプとサポート」をクリックします。 ❸ 「新しいサポート要求」をクリックします。 ❹ 右側にお問い合わせる際の必要事項の選択、 入力のペインが表示されるので、順次入力し、 お問い合わせを作成してください。 ※ 現在ログインしているディレクトリに選択されたサブスクリプション が含まれない場合、 画面右上のアイコンを押下して対象ディレク トリを選択してからサポートのお問い合わせを上げる必要があり ます。 13 サポートにお問い合わせする方法について 補足: Azure アカウントポータルや Azure 管理ポータルから、手順 3. の「ヘルプ + サポート」画面に行く方法 A Azure アカウントポータルの場合 (アカウント管理者のみがアクセス可能) ❶ Azure アカウントポータルにログインします。サブスクリプション の一覧が表示されますので、お問い合わせを行う対象のサブスク リプションをクリックします。 ❷ サブスクリプションの概要画面が表示されますので、画面右側 「Microsoft サポートに問い合わせる」をクリックしてください。 B Azure 管理ポータルの場合 (サービス管理者/共同管理者がアクセス可能) ❶ Azure 管理ポータルにログインします。 ❷ 右上にアカウント名が表示されています。こちらをクリックしてプ ルダウンメニューを表示、 「Microsoft サポートに問い合わせる」 をクリックしてください。 Azure サブスクリプション契約後のお問い合わせの際に、万が一ポータルからお問い合わせができない場合 (本手順で失敗する場合)、下記のカスタマーサービスまでお問い合わせください。 ● 電話番号: 0120-41-6755 ● 営業時間: 平日 9:00 - 17:30 ● お電話後、自動応答で 1 → 2 → 1 とお進みください。 窓口につながりますので、 「Microsoft Azure についてお問い合わせしたい」とお伝えください。担当チームより折り返しご連絡いたします。 ※ 「技術的なお問い合わせ」の場合には、別途サポートプランをご購入いただく必要がございます。詳細は次の URL をご確認ください。 http://azure.microsoft.com/ja-jp/support/plans/ 14 SLA (サービスレベル アグリーメント) について SLA は、マイクロソフトと Azure を利用するお客様との間で合意する品質保証です。 Azure のサービスごとに品質保証の条件と内容が異なり、もしも利用サービ スの品質保証が満たされなかった場合には定められた比率に基づき料金を返金いたします。 なお、プレビュー中のサービスは SLA の対象外となります。 SLA の詳細は次の URL を参照してください。 https://azure.microsoft.com/ja-jp/support/legal/sla/ SLA の適用が除外される条件 SLA の適用が除外される条件は、サービスによって異なります。 クラウドサービス/仮想マシン/仮想ネットワークで適用が除外される主な例 • • • • マイクロソフトのデータセンター外部のネットワーク障害やデバイス障害 マイクロソフトが提供したものではないハードウェア、ソフトウェア、サービス (Azure ストアから購入した第三者のサービスも含む) の使用による障害 マイクロソフトによる互換性のテストおよび確認が行われていない VPN デバイス*1 を使用した場合 マイクロソフトによる互換性のテストおよび確認が行われていないバージョンのオペレーティング システムを使用した場合 *1 http://msdn.microsoft.com/library/azure/jj156075.aspx を参照 その他の適用が除外される主な例 • • • • お客様がマイクロソフトから公開されている文書、ガイダンスに適合しない方法で本サービスを使用した場合 マイクロソフトがサービスの利用上の改善をお客様に助言した後に、お客様が助言されたとおりの改善を実施せずにサービスを使用した事に起因した場合 プレビュー期間中またはプレビューに関して発生した場合 (マイクロソフトの定めるところによる) お客様がパスワードを漏洩してしまった場合、お客様が適切なセキュリティ対策を行わなかった場合 (パスワードがわかりやすい・パスワードが短いなど) SLA 保証時間と違反時の返金 SLA 対象の稼働時間は、主に以下のとおりです。 • 99.95%: 月間 (30 日の場合) 21.6 分以上停止した場合 は SLA 違反 • 99.9%: 月間 (30 日の場合) 43.2 分以上停止した場合 SLA 違反 注: サービスごとに稼働時間および稼働率は異なります。 SLA に違反した場合、利用料金の返金 が行われますが、自動的に返金されるわ けではありませんのでご注意ください。 SLA 違反が発生した場合、お客様がサ ポートに連絡する必要があります。 SLA 違反発生時の返金までの流れ ● 技術サポートを購入済みのお客様 障害報告書をもとに課金サポートに SLA 違反を確認可能 ● 課金サポートのみのお客様 障害の検知情報を元に課金サポートに SLA 違反を確認可能 お客様 ❶ 障害の起因を問い合わせ ❷ Azure 側が起因の場合、障害報告書を提供 ❸ 障害が返金対象になるか障害報告書をもとに サポートに問い合わせ ❹ 返金対象の場合、返金処理を行うサポートに 問い合わせ Azure サポート 技術 サポート 課金 サポート 15 Microsoft Azure の主なサービスと課金 最新の料金や提供サービスの内容については Web サイトをご確認ください。 http://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/overview/ Virtual Machines さまざまな規模の Virtual Machine をサポートします。仮想マシンは分単位で課金されます。 Virtual Machines は、Basic 層と Standard 層の両方でサポートされます。 Basic 層は、開発/テスト ワークロードの場合や、負荷分散、オートスケーリング、メモ リ集中型の Virtual Machine を必要としないその他のアプリケーションの場合に適した低コストのオプションです。Standard レベルは、 すべての実稼働ワークロー ド向けに推奨されるオプションです。 Virtual Machines の価格は Web サイトを参照してください。 http://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/virtual-machines/ 汎用コンピューティング: Basic レベル 負荷分散、自動スケール、メモリ消費量の多い仮想マシンのいずれも必要としない開発ワークロード、テスト サーバー、その他のアプリケーションの経済性の高いオ プション。 インスタンス コア RAM ディスク サイズ A0 1 0.75 GB 20 GB A1 1 1.75 GB 40 GB A2 2 3.5 GB 60 GB A3 4 7 GB 120 GB A4 8 14 GB 240 GB 汎用コンピューティング: Standard レベル 最高の柔軟性。仮想マシンのすべての構成および機能がサポートされます。 インスタンス コア RAM ディスク サイズ A0 1 0.75 GB 20 GB A1 1 1.75 GB 70 GB A2 2 3.5 GB 135 GB A3 4 7 GB 285 GB A4 8 14 GB 605 GB A5 2 14 GB 135 GB A6 4 28 GB 285 GB A7 8 56 GB 605 GB コンピューティングに最適化: 60% 高速な CPU、大容量のメモリ、ローカル SSD シリーズ D シリーズの仮想マシンは、ソリッド ステートドライブ (SSD)、および A シリーズよりも 60% 高速なプロセッサを搭載しており、Azure Cloud Services の Web ロー ルや worker ロールでも利用可能です。このシリーズは、高速の CPU、高いローカル ディスク パフォーマンス、あるいはより多くのメモリを必要とするアプリケーショ ンに最適です。 D シリーズのサイズの種類に、Premium Storage のために特に用意された、 「DS」という新しい種類が加わりました。 DS サイズの価格および課 金の計算方法は、D シリーズと同じです。 D シリーズの VM に組み込まれている SSD ストレージはローカル一時ストレージです。永続ストレージとして利用する場 合は、代わりに DS VM を使用し、Premium Storage を別途ご購入ください。 16 Microsoft Azure の主なサービスと課金 インスタンス コア RAM ディスク サイズ D1 1 3.5 GB 50 GB D2 2 7 GB 100 GB D3 4 14 GB 200 GB D4 8 28 GB 400 GB D11 2 14 GB 100 GB D12 4 28 GB 200 GB D13 8 56 GB 400 GB D14 16 112 GB 800 GB コンピューティングに最適化: D シリーズよりも 35% 高速、最新の CPU Dv2 シリーズ インスタンスは VM または Azure Cloud Services として使用できる、次世代の D-Series インスタンスです。 Dv2 インスタンスは現在の D-Series と同じメモリ、ディスクを搭載していますが、より強力な CPU を提供し、約35パーセント高速に実行します。 Dv2 シリーズインスタンスは最新の Intel Xeon® E5- 2673 v3 (Haswell) 2.4 GHz プロセッサを搭載しており、Torbo Boost Technology 2.0 により最大 3.2 GHz で動作します。 D-Series と DV2 インスタンスは 両方とも、より早い CPU、より優れたローカル ディスク パフォーマンス、より多くのメモリを必要とするアプリケーションに理想的で、多くのエンタープライズ グレード のアプリケーション向けの強力な組み合わせを提供します。 インスタンス コア RAM ディスク サイズ D1 v2 1 3.5 GB 50 GB D2 v2 2 7 GB 100 GB D3 v2 4 14 GB 200 GB D4 v2 8 28 GB 400 GB D5 v2 16 56 GB 800 GB D11 v2 2 14 GB 100 GB D12 v2 4 28 GB 200 GB D13 v2 8 56 GB 400 GB D14 v2 16 112 GB 800 GB D15v2 20 140 GB 1,000 GB コンピューティングに最適化された仮想マシンの F シリーズ F シリーズの仮想マシンは、CPU コアあたり 2GB の RAM と 16 GB のローカル ソリッド ステートドライブ (SSD) を搭載し、コンピューティング集中型のワークロード に最適化されています。 F シリーズは 2.4 GHz Intel XeonR E5-2673 v3 (Haswell) プロセッサを基盤としています。このプロセッサは Intel Turbo Boost Technology 2.0 によって最高 3.1 GHz のクロック速度を達成できます。これらの VM は、バッチ処理、Web サーバー、分析、ゲームなどのシナリオに適していま す。 F シリーズのサイズの種類に、Premium Storage のために特に用意された、「FS」という新しい種類が加わりました。 FS サイズの料金および課金の計算方 法は、F シリーズと同じです。 F シリーズの VM に組み込まれている SSD ストレージはローカル一時ストレージです。永続ストレージとして利用する場合は、代わりに FS VM を使用し、Premium Storage を別途ご購入ください。 インスタンス コア RAM ディスク サイズ F1 1 2 GB 16 GB F2 2 4 GB 32 GB F4 4 8 GB 64 GB F8 8 16 GB 128 GB F16 16 32 GB 256 GB 17 Microsoft Azure の主なサービスと課金 パフォーマンスの最適化されたコンピューティング: 最新の CPU を使った他に類を見ないコンピューティング パフォーマンス、 大容量のメモリ、大容量のローカル SSD G シリーズの仮想マシンには、最新の Intel Xeon プロセッサ E5 v3 ファミリ、D シリーズ の 2 倍のメモリと 4 倍のソリッド ステートドライブ ストレージ (SSD) が ® ® 搭載されています。 G シリーズは、他に類を見ないコンピューティング パフォーマンス、パブリック クラウドにある現在のどの VM のサイズより大容量のメモリやロー カル SSD ストレージを提供するため、負荷の高いアプリケーションにとって大変理想的なシリーズです。 G シリーズのサイズの種類に、Premium Storage のために特に用意された、”GS” という新しい種類が加わりました。 GS サイズの価格と課金の計算方法は、G シリーズと同じです。 G シリーズの VM に組み込まれている SSD ストレージは、ローカル一時ストレージです。永続ストレージとして利用する場合は、代わりに GS VM を使用し、Premium Storage を別途ご購入ください。 G5 インスタンスは、単一の顧客専用のハードウェアに分離されます。 インスタンス コア RAM ディスク サイズ G1 2 28 GB 384 GB G2 4 56 GB 768 GB G3 8 112 GB 1,536 GB G4 6 224 GB 3,072 GB G5 32 448 GB 6,114 GB GPU 機能を持つ N シリーズ N シリーズとは、GPU 機能を持つ Azure Virtual Machines ファミリの 1 つです。 GPU はコンピューティング処理やグラフィック処理の負荷が高いワークロードに 最適であり、 ハイエンドのリモート視覚化、深層学習、予測分析などのシナリオを通してイノベーションを促進するのに役立ちます。現在プレビュー段階にある N シリー ズは、NVIDIA Tesla を採用したプラットフォームと NVIDIA GRID 2.0 テクノロジーを特色として、今日のクラウド環境に対応した最もハイエンドなグラフィック サポー トを提供します。また、VM 構成 (NC24r) 向けに最適化された、待機時間が 2 番目に短く、高スループットのネットワーク インターフェイス (RDMA) もあります。こ れは並列コンピューティングの密結合のワークロードに対応しています。 インスタンス コア RAM ディスク サイズ GPU NV6 6 56 GB 340 GB 1X M60 NV12 12 112 GB 680 GB 2X M60 NV24 24 224 GB 1,440 GB 4X M60 NC6 6 56 GB 340 GB 1X K80 NC12 12 112 GB 680 GB 2X K80 NC24 24 224 GB 1,140 GB 4X K80 NC24r 24 224 GB 1,140 GB 4X K80 ネットワークに最適: InfiniBand のサポートによる高速なネットワーク処理 選択データ センターで利用可能。 A8 と A9 の仮想マシンには、Intel® Xeon® E5 プロセッサが搭載されています。リモート ダイレクトメモリ アクセス (RDMA) テ クノロジ採用の 40Gbit/s InfiniBand ネットワークが追加されます。 Message Passing Interface (MPI) アプリケーション、高パフォーマンス クラスター、モデリ ングとシミュレーション、ビデオ エンコード、およびその他のコンピューティング集中型あるいはネットワーク集中型のシナリオに最適です。 インスタンス コア RAM ディスク サイズ A8 8 56 GB 382 GB A9 16 112 GB 382 GB Compute 集中型 選択データ センターで利用可能。 A10 と A11 の仮想マシンには、Intel® Xeon® E5 プロセッサが搭載されています。ハイパフォーマンス クラスター、モデリング とシミュレーション、ビデオ エンコード、およびその他のコンピューティング集中型あるいはネットワーク集中型のシナリオに最適です。 A8 および A9 のインスタンスの 構成と類似していますが、InfiniBand ネットワークと RDMA テクノロジは含まれません。 18 インスタンス コア RAM ディスク サイズ A10 8 56 GB 382 GB A11 16 112 GB 382 GB Microsoft Azure の主なサービスと課金 Cloud Services Azure Cloud Services を導入すると、サーバー インフラストラクチャを管理する必要がなくなります。また、最新のアプリケーションを簡単に作成、デプロイ、管理 できます。 Cloud Services では、Web ロールと worker ロールに、様々なハードウェア オプションを提供しています。 Cloud Service の価格は Web サイトを参照してください。 http://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/cloud-services/ 汎用 Web サイト、中小規模のデータベース、および日常使用のその他のアプリケーション用 インスタンス コア RAM ディスク サイズ A0 1 0.75 GB 20 GB A1 1 1.75 GB 40 GB A2 2 3.5 GB 60 GB A3 4 7 GB 120 GB A4 8 14 GB 240 GB メモリ集中型 大規模データベース、SharePoint サーバー ファーム、および高スループットのアプリケーション用 インスタンス コア RAM ディスク サイズ A5 2 14 GB 489 GB A6 4 28 GB 999 GB A7 8 56 GB 2,039 GB ネットワークに最適: InfiniBand のサポートによる高速なネットワーク処理 インテル® Xeon® E5 プロセッサが搭載されています。リモート ダイレクトメモリ アクセス (RDMA) 選択データ センターで利用可能。A8 および A9 仮想マシンには、 テクノロジ採用の 40Gbit/s InfiniBand ネットワークが追加されます。 Message Passing Interface (MPI) アプリケーション、高パフォーマンス クラスター、モデ リングとシミュレーション、ビデオ エンコード、およびその他のコンピューティング集中型あるいはネットワーク集中型のシナリオに最適です。 インスタンス コア RAM ディスク サイズ A8 8 56 GB 382 GB A9 16 112 GB 382 GB コンピューティング集中型 選択データ センターで利用可能。A10 および A11 仮想マシンの特色は、 インテル® Xeon® E5 プロセッサです。高パフォーマンス クラスター、 モデリングとシミュレー ション、ビデオ エンコード、およびその他のコンピューティング集中型あるいはネットワーク集中型のシナリオに最適です。なお、InfiniBand ネットワークと RDMA テ クノロジは含まれません。 インスタンス コア RAM ディスク サイズ A10 8 56 GB 382 GB A11 16 112 GB 382 GB コンピューティングに最適化: 60% 高速な CPU、大容量のメモリ、ローカル SSD D シリーズの仮想マシンは、ソリッド ステートドライブ (SSD)、および A シリーズよりも高速なプロセッサが搭載されており、Azure Cloud Services の Web ロール または worker ロールでも利用可能です。このシリーズは、高速の CPU、高いローカル ディスク パフォーマンス、 あるいはより多くのメモリを必要とするアプリケーショ ンに最適です。 19 Microsoft Azure の主なサービスと課金 汎用 インスタンス コア RAM ディスク サイズ D1 1 3.5 GB 50 GB D2 2 7 GB 100 GB D3 4 14 GB 200 GB D4 8 28 GB 400 GB メモリ集中型 大規模データベース、SharePoint サーバー ファーム、および高スループットのアプリケーション用 インスタンス コア RAM ディスク サイズ D11 2 14 GB 100 GB D12 4 28 GB 200 GB D13 8 56 GB 400 GB D14 16 112 GB 800 GB コンピューティングに最適化: D シリーズよりも 35% 高速、最新の CPU Dv2 シリーズ インスタンスは VM または Azure Cloud Services として使用できる、次世代の D-Series インスタンスです。 D-Series と DV2 インスタンスは両方 とも、より早い CPU、より優れたローカル ディスク パフォーマンス、より多くのメモリを必要とするアプリケーションに理想的で、多くのエンタープライズ グレードのアプ リケーション向けの強力な組み合わせを提供します。 汎用 Web サイト、中小規模のデータベース、および日常使用のその他のアプリケーション用 インスタンス コア RAM ディスク サイズ D1 v2 1 3.5 GB 50 GB D2 v2 2 7 GB 100 GB D3 v2 4 14 GB 200 GB D4 v2 8 28 GB 400 GB D5 v2 16 56 GB 800 GB メモリ集中型 大規模データベース、SharePoint サーバー ファーム、および高スループットのアプリケーション用 インスタンス コア RAM ディスク サイズ D11 v2 2 14 GB 100 GB D12 v2 4 28 GB 200 GB D13 v2 8 56 GB 400 GB D14 v2 16 112 GB 800 GB D15 v2 20 140 GB 1,000 GB 最適化: 高いメモリ対コア比 高いメモリ対コア比。リレーショナル データベース サーバー、中∼大規模のキャッシュ、およびメモリ内分析に適しています。 G シリーズ 大規模なデータベース ワークロード向け 20 Microsoft Azure の主なサービスと課金 インスタンス コア RAM ディスク サイズ G1 2 384 GB 50 GB G2 4 768 GB 100 GB G3 8 1,536 GB 200 GB G4 16 3,072 GB 400 GB G5 32 6,144 GB 800 GB このほかにもハイ パフォーマンス環境向けに、Hシリーズにも対応しています。 詳細は Web サイトを参照してください。 Sizes for Cloud Services https://docs.microsoft.com/en-us/azure/cloud-services/cloud-services-sizes-specs SQL Database SQL Database は、ミッション クリティカルな機能が組み込まれている、サービスとしてのリレーショナル データベース オファリングです。既存の SQL Server ライブ ラリや API をサポートするので、コードやスクリプトを再利用できます。仮想マシンやインフラストラクチャを自分で管理せずに、Azure で SQL Database をすぐに作 成することができます。SQL Database では、予測可能な形でパフォーマンスが保証されており、業界トップの可用性 99.99% の SLA を提供します (プレビュー サー ビスを除く)。 SQL Database には、組み込みセキュリティ機能 (監査、行レベル セキュリティ、動的データ マスク、Transparent Data Encryption など) とバックアップ サポー トが含まれており、35 日までの範囲で任意のトランザクションから特定の時点にデータを復元する機能を備えています。さらに、選択した別の Azure リージョンへの 自動レプリケーションも可能です。お客様のビジネス ニーズに合わせた災害復旧ポリシーの実装やグローバル規模のスケールの提供が可能になります。 SQL Databaseの価格は Web サイトを参照してください。 http://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/sql-database/ Single database モデル Single Database は、パフォーマンス要求が予測できる場合にワークロード応じて最適化される、完全に分離されたデータベースです。 Basic、Standard、および Premium サービス レベルによりアプリケーションで必要なリソースの数を予約することで、Single database をスケールアップまたはスケールダウンすることができ ます。 Basic トランザクションのワークロードが軽めのアプリケーションに適しています。 Basic のパフォーマンス目標では、予測可能な形で 1 時間あたりのトランザクション レートを 定めています。 インスタンス データベース スループット単位 データベース サイズ 特定の時点への復元 B 5 2 GB 7日 Standard Standard は、トランザクション ワークロードを始めるうえで最適です。中程度のパフォーマンスと、特定の時点への復元を含む、組み込みのビジネス継続性に関す る機能が用意されています。 Standard のパフォーマンス目標では、予測可能な形で 1 分あたりのトランザクション レートを定めています。 インスタンス データベース スループット単位 データベース サイズ 特定の時点への復元 S0 10 250 GB 35 日 S1 20 250 GB 35 日 S2 50 250 GB 35 日 S3 100 250 GB 35 日 21 Microsoft Azure の主なサービスと課金 Premium Premium レベルはミッション クリティカルなデータベースに適しています。最高のパフォーマンスレベルを実現するとともに、選択した複数の Azure リージョンにま たがるアクティブ geo レプリケーションを含む、高度なビジネス継続性機能へのアクセスを提供します。 Premium のパフォーマンス目標では、予測可能な形で 1 秒あたりのトランザクション レートを定めています。 インスタンス データベース スループット単位 データベース サイズ 特定の時点への復元 P1 125 500 GB 35 日 P2 250 500 GB 35 日 P4 500 500 GB 35 日 P6 1,000 500 GB 35 日 P11 1,750 1 TB 35 日 P15 4,000 1 TB 35 日 ※ Premium レベルに表示されているデータベース スループット ユニットは Azure SQL Database の最新サービス バージョン (V12) からご利用いただけます。古いサービス バージョンに表示される DTU はこのリストに含ま れるものと異なる場合があります。 エラスティック データベース モデル エラスティック データベース モデルにより、データベース リソースの消費量が予測できないワークロードにおいても、データベースのグループ間で利用するためのリ ソースをプールできるようになります。ピーク時の需要に合わせてデータベースを過剰にプロビジョニングするのではなく、エラスティック データベース プールを使用し て、管理された予算内で何百、また何千ものデータベースでリソースを活用できるようになります。 Basic プールあたりの最大 eDTU 数 プールあたりの最大ストレージ容量 プールあたりの最大 DB 数 データベースあたりの最大 eDTU 数 50 5 GB 100 5 100 10 GB 200 5 200 20 GB 500 5 300 29 GB 500 5 400 39 GB 500 5 800 78 GB 500 5 1,200 117 GB 500 5 1,600 156 GB 500 5 プールあたりの最大 eDTU 数 プールあたりの最大ストレージ容量 プールあたりの最大 DB 数 データベースあたりの最大 eDTU 数 Standard 22 50 50 GB 100 100 100 100 GB 200 100 200 200 GB 500 100 300 300 GB 500 100 400 400 GB 500 100 800 800 GB 500 100 1,200 1.2 TB 500 100 1,600 1.6 TB 500 100 2,000 2.0 TB 500 100 2,500 2.4 TB 500 100 3,000 2.9 TB 500 100 Microsoft Azure の主なサービスと課金 Premium プールあたりの最大 eDTU 数 プールあたりの最大ストレージ容量 プールあたりの最大 DB 数 データベースあたりの最大 eDTU 数 125 250 GB 50 125 250 500 GB 100 250 500 750 GB 100 500 1,000 750 GB 100 1,000 1,500 750 GB 100 1,000 2,000 750 GB 100 1,750 2,500 750 GB 100 1,750 3,000 750 GB 100 1,750 3,500 750 GB 100 1,750 4,000 750 GB 100 4,000 ※ データベースごとの最大ストレージは、プールのサービスレベルによって次のように決まります。 • Basic プールの場合は、データベースごとに最大 2 GB ストレージ • Standard プールの場合は、データベースごとに最大 250 GB ストレージ • Premium プールの場合は、データベースごとに最大 500 GB ストレージ Storage Azure には、BLOB、File と Disk、Table と Queue、ファイルという 5 種類のストレージがあります。総コストは、保管したデータの量、ストレージトランザクション と送信データ転送の量、および選択したデータ冗長オプションに応じて異なります。比較を次に示します。 Storage の価格は Web サイトを参照してください。 http://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/storage/ Locally Redundant Storage (LRS) インスタンス ストレージの しくみ Zone Redundant Storage (ZRS) 同一リージョン内または複数の 1 つのデータセンター内でデータ の同期コピーを複数作成します。 リージョンに位置する複数のデー タセンターに 3 つのデータ コピー を保管します。ブロック BLOB 専 用です。 Geographically Redundant Storage (GRS) LRS の機能に加えて、数百 Km 離れた位置にある 2 番目のデー タセンターへの複数の非同期コ ピーが可能です。 Read-Access Geographically Redundant Storage (RA-GRS) GRS と同じように、2 番目のデー タセンターへの読み取りアクセス が可能です。 Standard Storage Blob Storage Blob Storage は、非構造化オブジェクト データを格納します。 ドキュメント、メディア ファイル、アプリケーション インストーラーなど、任意の種類のテキスト データ やバイナリ データを BLOB として保存できます。 Blob Storage は、オブジェクト ストレージとも呼ばれます。 Table Storage Table Storage には、構造型データセットが格納されます。 Table Storage は、NoSQL キー属性データ ストアであるため、開発が迅速化され、大量のデータにす ばやくアクセスできます。 Queue Storage Queue Storage は、ワークフロー処理およびクラウド サービスのコンポーネント間通信のための、信頼性の高いメッセージング機能を提供します。 File Storage File Storage は、標準的な SMB プロトコルを使用して、レガシ アプリケーション用の共有ストレージを提供します。 Azure の仮想マシンおよびクラウド サービスで は、マウントされている共有を介して、アプリケーション コンポーネント間でファイル データを共有できます。オンプレミスのアプリケーションでは、ファイル サービス REST API を介して、共有内のファイル データにアクセスできます。 23 Microsoft Azure の主なサービスと課金 Premium Storage Premium Storage は、格段に高いスループットと遅延時間の短縮により I/O 集約型のワークロードをサポートするよう設計された、高性能なソリッド ステートドライ ブ (SSD) ベースのストレージです。 Premium Storage を使用する場合、永続ディスクをプロビジョニングして、そのサイズとパフォーマンス特性を、ご使用のアプ リケーションの要件に合わせて構成することができます。 Disk Storage Premium Disk は現在 P10 (128 GB)、P20 (512 GB)、および P30 (1,024 GB) の 3 つのディスク サイズで提供されています。これらのディスク サイズごとに、異 なる IOPS (1 秒あたりの入出力操作回数)、スループット上限、GB あたりの月ごとの料金が設けられているので、料金体系は明快で予測しやすいものになっていま す。ご使用のアプリケーションに必要なストレージ サイズ、IOPS、スループットに最もよく合ったオプションを選択できます。 VM にいくつかの永続ディスクを追加し、 VM あたり 64 TB までのストレージを構成することができ、読み取り操作の待機時間を 1 ミリ秒未満に短縮して、VM あたり 80,000 (入出力操作数/秒) および毎 秒 2000 MB のディスク スループットを実現できます。 Premium Storage は、Premium Storage を特に対象とした“DS” と呼ばれる D シリーズ サイズと、 “GS” と呼ばれる G シリーズ サイズの新しいバリアントによってサポートされています。 DS サイズの価格と課金の計算方法は D シリーズと同じで、GS サイズは G シリーズ と同じです。 ディスクの種類 P10 P20 P30 ディスク サイズ 128 GB 512 GB 1,024 GB 500 2,300 5,000 100 MB/秒 150 MB/秒 200 MB/秒 ディスクあたりの IOPS ディスクあたりのスループット Azure Import/Export サービス Azure Import/Export サービスでは、ハード ディスクドライブを使用して、Azure との間で大量のデータを高速転送することができます。 Import/Export は、イ ンターネット経由でのデータ転送と比較して、大規模なデータ セットを高速かつ低コストで移動することができます。ハード ディスクドライブをデータ センターまで安全 に輸送し、セキュリティで保護された高速内部ネットワークを使用することによって、Azure にデータを転送できるようになります。 デバイスの取り扱い 取り扱われたストレージ デバイスごとに ¥8,160 の固定料金が発生します。同じデータセンター内でのデバイスと Azure Storage 間のデータ転送の費用は発生し ません。通常の Storageトランザクション料金が適用されます。 デバイスの返送 顧客の業者アカウントに対して発生した返送運送料が課金されます。 Machine Learning Microsoft Azure Machine Learning は、顧客がクラウドで高度な分析ソリューションを簡単に構築、デプロイ、および共有できるようにすることを目的としたもの です。 Machine Learning の価格は Web サイトを参照してください。 http://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/machine-learning/ FREE 認証 実験あたりの最大モジュール数 Azure サブスクリプションが必要 100 無制限 最大実験時間 1 時間 実験ごとに最大 7 日間、モジュールごとに最大 24 時間 最大ストレージ容量 10 GB 無制限 -BYO 実行/パフォーマンス シングル ノード 複数ノード いいえ はい なし あり 実稼働 Web API SLA 24 Microsoft アカウント (Azure のサブスクリプションやクレジット カードは必要ありません) STANDARD Microsoft Azure の主なサービスと課金 Stream Analytics Azure Stream Analytics は、デバイス、センサー、クラウド インフラストラクチャ、およびアプリケーションからの洞察をリアルタイムで得るためのクラウドのイベント 処理エンジンです。すぐに使える Event Hub の統合を使用すれば、組み合わされたソリューションによって何百ものイベントを取り込んだり、分析を実行することで パターンを深く理解したり、ダッシュボードを強化したり、データをリアルタイムでストリームしながらアクションを実行したりできます。 Stream Analytics の価格は、処理されるデータの量と、それらを処理するために必要なストリーミング ユニットの数に基づいて決まります。 Stream Analytics の 価格は Web サイトを参照してください。 http://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/stream-analytics/ ストリーミング ジョブにより処理されたデータ量 ストリーミング ジョブによって処理された実際のデータの量です。クエリによっては、イベント ソースから同じ入力イベントが 1 回以上読み取られる場合があり、これは 通常、クエリに複数の出力があるか、同じ入力が複数回参照された場合に発生します。この場合、イベント ソースからイベントが読み取られるたびに、追加のデー タ ボリュームの料金が課金されます。 ストリーミング ユニット (CPU、メモリ、スループットの混合値) ストリーミング ユニットとは、最大スループットが 1MB/s である計算能力を持つユニットです。ストリーミング ユニットは、Azure ポータルまたは Stream Analytics 管理 API で選択します。ストリーミング ユニットは、より高いスループットを実現するためにジョブをスケールアウトする場合に使用できます。クエリの複雑さと必要な スループットに応じて、要求されるパフォーマンスを達成するために、より多くのストリーミング ユニットが必要になる場合があります。ストリーミング ユニットは、この時 間中に選択されたユニットの最大数に基づいて、時間ごとに課金されます。 Data Factory Azure Data Factory は、さまざまな変換サービスやデータソースを利用したデータ パイプラインの作成、調整、管理をサポートします。データ パイプラインは、オン プレミス データソースまたはクラウド データソースに接続できるアクティビティで構成されています。Data Factory は、 アクティビティの頻度 (高または低) とアクティ ビティが実行される場所 (クラウドまたはオンプレミス) に基づいて料金が決まります。頻度の低いアクティビティとは、1 日 1 回以下実行されるアクティビティで、頻 度の高いアクティビティとは 1 日 2 回以上実行されるアクティビティです。アクティビティのコピーにかかる費用は、 データのソースに基づいており、 データ移動メーター に従って計算されます。 Stream Analytics の価格は Web サイトを参照してください。 http://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/data-factory/ Virtual Network Microsoft Azure の Virtual Network を使用すると、Microsoft Azure 内で仮想ネットワークを構築し、仮想マシンを参加させ、お互いに仮想ネットワークを通し て通信することができるようになります。 Virtual Network の構築と利用は無料です。さらに、仮想プライベート ネットワーク (VPN) や ExpressRoute を接続する ことで、オンプレミスの IT インフラストラクチャと安全に接続することができます。 VPN接続および ExpressRoute については、該当項目をご参照ください。 また、 「VNET ピアリング」を利用することで、同じリージョン内にある 2 つの Virtual Netowrk を接続することが可能になります。 Virual NEtwork および VNET ピアリングの料金に関しては以下をご参照ください。 https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/virtual-network/ IP Addresses 仮想ネットワーク内での通信やインターネット外部との接続の際には、仮想マシンで IP アドレスの割り当てが必要です。外部向けの仮想 IP や内部向け IP を固定 することもできます。 IP アドレスの割り当て方法は、仮想マシンの「クラシック モード」と「リソース マネージャー モード」で異なります。詳細は、下記ドキュメントを ご参照ください。 25 Microsoft Azure の主なサービスと課金 Azure の IP アドレス (クラシック) https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-network/virtual-network-ip-addresses-overview-classic Azure 内の IP アドレス (リソース マネージャー ) https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-network/virtual-network-ip-addresses-overview-arm VPN ゲートウェイ Azure では Virtual Network 内に、仮想プライベート ネットワーク (VPN) ゲートウェイを作成することで、オンプレミスの IT インフラストラクチャと安全に接続する ことができます。 VPN ゲートウェイのは他に接続されていない限り無料ですが、Azure でオンプレミスおよび他の VNET に接続している VPN ゲートウェイは課金さ れます。この料金は、ゲートウェイがプロビジョニングされ、利用可能になっている時間に基づいています。詳細については以下をご参照ください。 VPN Gateway の価格 https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/vpn-gateway/ ExpressRoute ExpressRoute は、Azure データ センターとオンプレミスのインフラストラクチャや共用環境のインフラストラクチャの間にプライベート接続を作成できるサービスです。 ExpressRoute 接続は外部のインターネットを経由しないため、インターネット経由の一般的な接続よりも信頼性が高く、より高速で待機時間が少なく、セキュリティ も強固です。一旦 ExpressRoute ロケーションに接続した後は、Premium アドオンの追加なくまた既存のプラン料金に対する追加の費用なしの状態でも、同じ 地域内の他のリージョンに接続することができます。たとえば、米国の場合、既存のプラン料金に対する追加料金なしで、米国内の任意の Azure リージョンとの 間でデータを送受信できます。同様に、ヨーロッパの ExpressRoute ロケーションに接続した後は、既存のプラン料金に対する追加料金なしで、ヨーロッパ内の任 意の Azure リージョンとの間でデータを送受信できます。 ExpressRoute への接続を有効にするために、サービス プロバイダーによって追加料金が発生する場合があります。 ExpressRoute の価格は Web サイトを参照 してください。 http://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/expressroute/ 接続の形態は、利用するサービスに応じてプライベートピアリング・パブリック ピアリング・Microsoft ピアリングの方法があります。接続の詳細については下記を ご参照ください。 https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/expressroute/expressroute-circuit-peerings また、ExpressRoute を利用して、プライベートピアリングを用いて Azure Virtual Network との接続する際には、ExpressRoute 用のゲートウェイを用意する必 要があります。ゲートウェイの料金は下記を参照してください。 https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/vpn-gateway/ ExpressRoute Premium アドオン ExpressRoute Premium は、ExpressRoute ネットワーク サービス プロバイダー / Exchange プロバイダー回 線 料 金に対するアドオンです。 ExpressRoute Premium アドオンは、次のような機能を提供します。 ● パブリックおよびプライベートピアリングのルート制限が 4,000 ルートから 10,000 ルートに増えます。 ● サービスのグローバル接続。 (中国および政府機関向けクラウドを除く) どのリージョンで作成された ExpressRoute 回線を使用しても、世界中の他のすべ てのリージョンのリソースにアクセスできます。たとえば、東ヨーロッパで作成した仮想ネットワークに、シリコンバレーでプロビジョニングした ExpressRoute 回線を経由してアクセスできます。 ● ExpressRoute 回線あたりの VNet リンクの数が 10 からさらに大きい制限値 (具体的な数は回線の帯域幅によって決まります) に増えます。 26 Microsoft Azure の主なサービスと課金 従量制課金データ プラン すべての受信データ転送の料金は無料です。すべての送信データ転送は、事前に定められた料金 (下記を参照) に基づいて課金されます。それに加えて、固定さ れた月額のポート料金 (高可用性デュアル ポート数に基づきます) が課金されます。 ポート速度 含まれる受信データ転送 含まれる送信データ転送 50 Mbps Unlimited None 100 Mbps Unlimited None 200 Mbps Unlimited None 500 Mbps Unlimited None 1 Gbps Unlimited None 2 Gbps Unlimited None 5 Gbps Unlimited None 10 Gbps Unlimited None 無制限データ プラン すべての受信および送信データ転送の料金は無料です。固定された月額ポート料金 (高可用性デュアル ポート数に基づきます) の 1 本分が課金されます。 ポート速度 含まれる受信データ転送 含まれる送信データ転送 50 Mbps Unlimited None 100 Mbps Unlimited None 200 Mbps Unlimited None 500 Mbps Unlimited None 1 Gbps Unlimited None 2 Gbps Unlimited None 5 Gbps Unlimited None 10 Gbps Unlimited None Backup Azure Backup は、オンプレミスおよび Azure 上の Virtual Machine のデータをバックアップできる高い信頼性と拡張性を備えたデータ保護ソリューションです。 大切なビジネス データを設備投資ゼロ、最小限の費用で守ることが可能です。 Backup の価格は、保護された個々のインスタンスのサイズによって変わります。 また、Azure Storage の費用が別途必要です。お客様は、LRS または GRS Block Storage から利用するストレージを選ぶことが可能です。 Backup の価格は Web サイトを参照してください。 http://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/backup/ Site Recovery Azure Site Recovery は、異なるロケーションに保護対象のインスタンスを自動的に複製および回復することで、重要なサービスを保護します。 Azure Site Recovery は保護するインスタンスの数に基づいて課金されます。下記のように、Azure Site Recovery で保護されるインスタンスはすべて、最初の 31 日間無料 です。 Azure Site Recovery は、保護するインスタンスの 1 か月における 1 日あたりの平均数を 1 単位として課金されます。たとえば、月の前半に一貫して 20 のイ ンスタンスを保護し、後半では保護しなかった場合は、その月の保護するインスタンスの平均数は 1 日あたり 10 台です。 Site Recovery の価格は Web サイトを参照してください。 http://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/site-recovery/ 27 Microsoft Azure の主なサービスと課金 Azure Active Directory コアのディレクトリ サービス、高度な ID 管理、 およびアプリケー Azure Active Directory は、統合的で可用性の高い ID とアクセスのクラウド ソリューションであり、 ション アクセス管理を組み合わせたものです。また、Azure Active Directory は、リッチな標準ベースのプラットフォームとなっており、開発者は、一元化されたポ リシーとルールを基に、開発したアプリケーションへのアクセス制御を行うことができます。 Azure Active Directory には、Free、Basic、および Premium の 3 つのエディションが用意されています。 Free エディションは、Azure のサブスクリプション に付属しています。 Basic エディションと Premium エディションは、Microsoft エンタープライズ契約、Open Volume License プログラム、Cloud Solution Providers プログラムを通してご利用いただけます。Azure および Office 365 の加入者は、Active Directory Premium をオンラインで購入することもできます。 Azure Active Directory の価格は Web サイトを参照してください。 http://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/active-directory/ Basic Premium すべての無料評価版の機能に加えて、グループ ベースのアクセス管理、クラウド アプリケーション のセルフサービス式のパスワードのリセット、エン タープライズ クラウド、コンシューマー クラウド、 およびオンプレミス アプリケーションの起動向け にカスタマイズできる環境などがあります。 IT 部門がクラウドでエンタープライズのデータとリ Azure AD Access Control Azure AD Access Control は無料です。 ソースを保護する際に役立ちます。オンプレミス のディレクトリ同期、数千もの SaaS アプリケー ションへのグループ ベースのシングルサインオン、 機械学習ベースのセキュリティおよび使用量レ ポート、多要素認証などがあります。 インスタンス FREE BASIC Directory as a Service ● ● ● ユーザーとグループの管理 ● ● ● デバイス登録 ディレクトリ オブジェクト ※1 エンド ユーザー アクセス パネル PREMIUM ● ● ● 500 K 無制限 無制限 ● ● ● 10 アプリ/ユーザー※2 10 アプリ/ユーザー※2 無制限 ディレクトリ同期 ● ● ● ユーザー ベースのアクセス管理とプロビジョニング ● ● ● 基本的なセキュリティレポート ● ● ● SaaS アプリ用 SSO ログオン/アクセス パネルのブランディングのカスタマイズ ● ● グループ ベースのアクセス管理とプロビジョニング ● ● クラウド ユーザーがセルフサービスでパスワードをリセットする機能 ● ● オンプレミスの Web アプリケーションへのセキュリティで保護されたリモー ト アクセスと SSO ● ● オンプレミスのディレクトリへの書き戻しが可能な、ユーザーがセルフサー ビスでパスワードをリセットする機能 ● クラウド ユーザー用のセルフサービスのグループ管理 ● Multi-Factor Authentication (クラウド アプリケーションおよびオンプ レミス アプリケーション) ● 高度な使用量レポートとセキュリティレポート ● Connect Health Cloud App Discovery Microsoft Identity Manager ユーザー CAL ※3 ● サービスレベル アグリーメント ● ● 99.9% 99.9% ※1 既定の使用量クォータは 150,000 オブジェクトです。 1 個のオブジェクトは、一意の識別名によって表される、ディレクトリ サービス内の 1 つのエントリです。オブジェクトの例としては、認証目的に使用されるユーザー エント リなどがあります。この既定のクォータを超えるオブジェクト数が必要な場合は、サポートにお問い合わせください。 Office 365、Microsoft Intune、および Azure Active Directory をディレクトリ サービスの基盤とする その他の有料 Microsoft オンライン サービスには 500,000 オブジェクト制限は適用されません。 ※2 管理者は SSO を構成して、 Azure AD Free と Azure AD Basic のユーザーに対して、SaaS アプリへのアクセス権を何個でも割り当てることができますが、SaaS アプリへのアクセス権が割り当てられているエンド ユーザー が、ライセンス上アクセス パネルで表示できるアプリの数は最大 10 個です。 ※3 Microsoft Identity Manager サーバー ソフトウェアの使用権は、Windows Server のライセンス (すべてのエディション) と共に付与されます。 Microsoft Identity Manager は、Windows Server OS で実行され るため、サーバーで Windows Server の有効なライセンス コピーが実行されている限り、そのサーバー上に Microsoft Identity Manager をインストールでき、使用することができます。 Microsoft Identity Manager サーバーの他の個別のライセンスは必要ありません。 28 Microsoft Azure の主なサービスと課金 Automation Automation を利用することにより、運用コストが削減されると同時に、時間を節約し、エラーを減らし、効率性を向上できます。時間がかかりエラーが発生しやすく、 頻繁に繰り返されるクラウド管理タスクすべてを自動化し、ビジネスの価値を高める作業に集中できます。 Automation Runbook は Websites、Virtual Machines、Storage、SQL Server、および他の一般的な Azure サービスで使用できます。また、パブリックな インターネット API を持つ任意のサービスの接続や管理に使用できます。 Automation は、Free レベルおよび Basic レベルでご利用いただけます。 Automation の Basic 料金は、1 か月のジョブ実行時間の分数に基づいて請求され ます。ジョブ実行時間は、Free は最大 500 分、Basicは無制限です。 Automation の Basic レベルの請求は、1 つ以上のジョブが実行されると発生します。ジョ ブが地理を越えて集計されます。 Automation の価格は Web サイトを参照してください。 http://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/automation/ Log Analytics Log analytics は、サービスにアップロードされたデータについて、GB 単位で請求されます。 Log Analytics では、Insight & Analytics で提供される機能のサブ セットが提供されます。アプリケーション間の依存関係の監視およびネットワーク パフォーマンスの監視機能は含まれません。 Log Analytics は、Free と Paid の 2 つのレベルで提供されます。Free レベルでは 1 日に収集できるデータの量に上限があります。Paid レベルでは 1 日に収集できるデータの量に上限がありません。 Log Analytics の価格は Web サイトを参照してください。 https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/log-analytics/ Operations Management Suite サブスクリプション Operations Management Suite (OMS) サブスクリプションでは、クラウド ベースの管理機能の完全なセット (分析、構成、自動化、セキュリティ、バックアッ プ、および障害復旧) にシンプルな方法でアクセスできます。エンタープライズの場合、OMS E1 および E2 サブスクリプションで年間契約でノードあたりの月 額サービスを利用でき、個々のコンポーネントを個別に購入した場合に比べて 50% 以上の割引が適用されます。 OMS E1 サブスクリプションでは、 Automation & Control と組み合わされた高度な Insights & Analytics を利用できます。 E2 は、E1 の機能に加えて、Security & Compliance、 Backup および Site Recovery が含まれます。 OMS の価格は Web サイトを参照してください。 https://www.microsoft.com/ja-jp/cloud-platform/operations-management-suite-pricing Microsoft Azure Microsoft Azure の詳細は次の URL をご参照ください。 http://aka.ms/jp/azure ライセンス ガイド 2017 年 1 月版 29 Enterprise Mobility + Security ライセンス ガイド Enterprise Mobility + Security ライセンス ガイド Enterprise Mobility + Security................................................................. 32 Enterprise Mobility + Security のライセンス................................................................................................ 32 Enterprise Mobility + Security (EMS) ライセンスのよくある質問 ......37 本ガイドでは、ライセンス プログラムを略称で表記しています。正式名称は次のとおりです。 • EA/ESA Enterprise Agreement/Enterprise Subscription Agreement (中・大規模企業向け包括契約) • MPSA Microsoft Products and Services Agreement (中・大規模企業向け包括契約) • EES Enrollment for Education Solutions (教育機関向け包括契約) • Select Plus Select Plus (中・大規模企業向け包括契約) • SA School Agreement (教育機関向け総合契約) • Open Open License (小・中規模企業向け包括契約) • MOSP Microsoft Online Subscription Program (オンラインでのダイレクト購入) • CSP Cloud Solution Provider 31 Enterprise Mobility + Security Enterprise Mobility + Security のライセンス Enterprise Mobility + Security (EMS) は、Azure Active Directory Premium、Microsoft Intune、Azure Information Protection Premium、 Advanced Threat Analytics、Cloud App Security、Windows Server の複数製品が 1 つのスイートに統合されたユーザー ベースのサブスクリプション サー ビスです。ユーザー単位、月単位でライセンスが割り当てられ、お客様は、各製品を個別に購入いただく場合と比較して、お得なディスカウント価格で購入すること ができます。 EMS には E3 と E5 の 2 つのライセンスがあり、E5 では、よりハイエンドなエンタープライズ向けの高度なセキュリティ機能を提供します。また、EMS には、 Windows Server CAL の権利も含まれています。 価格およびライセンス体系の概要 (1 ユーザー/月) 参考価格 EMS E3 Plan 1 (P1) ¥640 ● Plan 2 (P2) ¥950 製品 ユーザーがセルフサービス形式で実行できるパスワードリセット 高いセキュリティを提供する多要素認証オプション 1000 以上の SaaS アプリのグループ ベースのプロビジョニングおよびシングル サインオン 可視性を実現し、脅威を管理するための機械学習型のセキュリティレポート クラウドとオンプレミスのディレクトリの間での堅牢な同期機能 Azure Active Directory Premium • • • • • Microsoft Intune • 複数のデバイスでのモバイル アプリケーション管理 • Windows、Windows Phone、Apple iOS、および Android デバイスをカバーする広範なデバイスのサポート • 高いセキュリティを提供する選択的ワイプ (アプリおよびデータ) Azure Information Protection Premium • 文書や電子メールの暗号化によるデータ保護 • 機密度に基づいてデータを分類、自動的にラベル付け • 組織ユーザー ID を使ったコンテンツの保護と参照 • ドキュメント配布後の追跡とアクセス権のはく奪 Advanced Threat Analytics • • • • Cloud App Security ・シャドウ IT の検出 (未承認アプリの検出) ・リスクの高い行動、データ、異常な動作、脅威を把握 ・アクセス、行動、データ共有に関するポリシーを作成 ・脅威の回避とポリシーの適用を自動化 ¥530 Windows Server CAL ・Windows Server CAL の利用権 ¥230 ● Plan 1 (P1) ¥220 ● Plan 2 (P2) ¥530 ¥460 単体製品購入時合計 EMS 購入時 ※ 上記は 2016 年 8 月時点の情報です。 販売店にお問合せください。 ※ 価格は参考価格です。お客様の購入価格は販売店により決定されますので、 ※ 価格は新規でエンタープライズ アグリーメント (EA) をご契約いただくお客様向けユーザー サブスクリプショ ン ライセンスの EA レベル A の 1 か月の参考価格です。 ※ Advanced Thread Analytics の価格は EA Level A、3 years、L+SA を基準にしたおおよその参考価 格です。 ● ● ● ● ● ● ● ¥2,190 ¥3,340 ¥950 ¥1,610 ※ Windows Server CAL の価格は Select Level A、3 years、L+SA のユーザー CAL を基準にしたおお よその参考価格です。 ※ 既存の EA のお客様向けには、個別型番として、Add-On ライセンス および From SA ライセンス にて 優遇価格でご提供しています。詳細は販売店までお問い合わせください。 ※ EMS 、 Office 365 、 Windows Enterprise を 1 つのスイートで提供する Secure Productive Enterprise (SPE) も提供しています。 ライセンスの種類 ● Enterprise Mobility + Security USL 新規のお客様、または新規にユーザーを追加する場合のライセンスです。 ● Enterprise Mobility + Security From SA 既存の EA のお客様向けのライセンスです。既存のライセンスを支払い済みの場合に選択できます。 ● Enterprise Mobility + Security Add-On すでに Core CAL、ECAL または Bridge CAL をお持ちのお客様向けのライセンスです。 ● Enterprise Mobility + Security E5 Step Up USL EMS E3 のライセンスをすでに保有しているユーザーが E5 にアップグレードしたい場合のステップアップ用のライセンスです。 32 ● ¥640 マシン ラーニングによるオンプレミス ID の不正アクセス検知 ユーザーやデバイスの不審な動作を分析、学習、特定することで高度な標的型攻撃から企業およびデータを保護 いつ、 どこから、 どのような攻撃が行われているか時系列で可視化 Pass-the-Ticket や Pass-the-Hash といった悪意ある攻撃のセキュリティリスク、などの詳細なアラート検知 EMS E5 Enterprise Mobility + Security 提供中のライセンス プログラム ボリューム ライセンス ライセンスの種類 EA/ESA MPSA EES Enterprise Mobility + Security USL ● ● Enterprise Mobility + Security From SA ● Enterprise Mobility + Security Add-On ● ● Enterprise Mobility + Security E5 Step Up USL ● オンライン Select Plus SA Open MOSP CSP ● ● ● ● ● ● ● ● 単体製品購入時のライセンス Azure Active Directory Premium 利用時のライセンス Azure Active Directory Premium は、ユーザー ベースのサブスクリプション サービスです。ユーザー単位、月単位でライセンスが割り当てられ、ID 管理 ソリューションである Microsoft Identity Manager CAL の非永続利用権も含まれています。また、Plan 1 (P1) とより上位レベルの機能を提供する Plan2 (P2) の 2 つの Plan から選択いただけます。 含まれるライセンス ライセンスの種類 ● Microsoft Azure Active Directory Premium ● Azure Active Directory Premium P1 USL ● Microsoft Identity Manager CAL ● Azure Active Directory Premium P2 USL ● Azure Active Directory Premium P2 Step Up USL 参考価格 P1 ライセンスをすでに保有しているユーザーが P2 にアップグレードしたい場合のステップ アップ用のライセンスです。 ● P1: 640 円/月 ● P2: 950 円/月 ※ 上記は EA Level A の参考価格です。お客様の購入価格は販売店により 決定されますので、販売店にお問合せください. 提供中のライセンス プログラム ライセンスの種類 ボリューム ライセンス EA/ESA MPSA EES Azure Active Directory Premium P1 USL ● ● Azure Active Directory Premium P2 USL ● Azure Active Directory Premium P2 Step Up USL ● Select Plus オンライン SA Open MOSP CSP ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● Azure Active Directory の 3 つのエディション Azure Active Directory には、Free、Basic、Premium の 3 つのエ ディションが用意されており、Free エディションは、Azure または Office 365 のサブスクリプションに付属しています。 Basic エディションには、すべての Free エディションの機能に加えて、グ ループ ベースのアクセス管理、クラウド アプリケーションのセルフサービ スのパスワード リセット、99.9% のサービス レベル アグリーメントといっ た、Free エディションにプラスの管理機能が付加されています。より詳 細なセキュリティや認証を実装するには Premium エディションが必要に なります。 Basic および Premium エディションは、ボリューム ライセンス契約もしく はオンラインにてご購入いただけます。 詳細は 下記をご確認ください。 http://aka.ms/azuread_comp 33 Enterprise Mobility + Security Microsoft Intune 利用時のライセンス Microsoft Intune は、ユーザー ベースのサブスクリプション サービスです。ユーザー単位および月単位でライセンスが割り当てられ、ユーザーごとに最大 5 台のデバイスを管理することができます。 Microsoft Intune には、標準で System Center Configuration Manager (SCCM) クライアント管理ライセ ンス (CML) と System Center Endpoint Protection (SCEP) クライアント管理ライセンス (CML) の非永続利用権が含まれます。 含まれるライセンス ライセンスの種類 ● Microsoft Intune ● Microsoft Intune USL 新規で Intune をご契約いただくお客様、Core CAL/ECAL を保有していない (SCCM/ SCEP の利用権を保有していない) お客様向けのライセンスです。 ● System Center Configuration Manager CML ● System Center Endpoint Protection CML ● Microsoft Intune Add-On 参考価格 すでに Core CAL/ECAL をお持ち (SCCM/SCEP の利用権を保有している) のお客様 が追加で Microsoft Intune を利用したい場合のライセンスです。 ● 640 円/月 ※ 上記は EA Level A の参考価格です。お客様の購入価格は販売店により 決定されますので、販売店にお問合せください. 提供中のライセンス プログラム ボリューム ライセンス ライセンスの種類 EA/ESA MPSA EES Select Plus オンライン SA Open MOSP CSP ● ● Microsoft Intune USL ● ● ● ● ● Microsoft Intune Add-On ● ● ● ● ● ※ 教育機関向けのライセンスとして、SCCM と SCEP の利用権を含まない Microsoft Intune のみのサービスも提供しています。 資料のダウンロード ● ライセンス データシート http://aka.ms/intune_license Azure Information Protection Premium 利用時のライセンス Azure Information Protection Premium は、ユーザー ベースのサブスクリプション サービスです。ユーザー単位、月単位でライセンスが割り当てられ、 オンプレミスの Windows Server Rights Management Service (RMS) の非永続利用権も含まれています。また、Plan 1 (P1) とより上位レベルの機能 を提供する Plan2 (P2) の 2 つの Plan から選択いただけます。 含まれるライセンス ライセンスの種類 ● Azure Information Protection Premium ● Azure Information Protection Premium P1 USL ● Windows Server Rights Management Service ● Azure Information Protection Premium P2 USL ● Azure Information Protection Premium P2 Step Up US 参考価格 ● P1: 220 円/月 ● P2: 530 円/月 ※ 上記は EA Level A の参考価格です。お客様の購入価格は販売店により決定されますので、販売店にお問合せください. 提供中のライセンス プログラム ライセンスの種類 34 ボリューム ライセンス EA/ESA MPSA EES Azure Information Protection Premium P1 USL ● ● Azure Information Protection Premium P2 USL ● ● Azure Information Protection Premium P2 Step Up USL ● Select Plus オンライン SA Open MOSP CSP ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● Enterprise Mobility + Security Microsoft Advanced Threat Analytics (ATA) 利用時のライセンス ATA は、クライアント管理ライセンス (Configuration Manager などの System Center クライアント製品と同様) として単体で販売されます。 また、ATA CML (クライアント管理ライセンス) は、ユーザーとデバイス両方の ECAL スイートにも含まれています。 含まれるライセンス ライセンスの種類 ● Advanced Threat Analytics ● Advanced Threat Analytics CML 参考価格 ● 460 円/月 ※ 上記は EA Level A、3 years、L+SA を基準にしたおおよその参考価格です。 ※ 価格は参考価格です。お客様の購入価格は販売店により決定されますので、販売店にお問合せください。 提供中のライセンス プログラム ライセンスの種類 Advanced Threat Analytics USL ボリューム ライセンス EA/ESA MPSA EES ● ● ● お客様は次の 4 種類の方法で ATA のライセンスを取得できます。 Select Plus オンライン SA Open ● ● MOSP CSP ● Enterprise CAL (ECAL) Suite のご利用 ● Enterprise Mobility + Security (EMS) のご利用 ● Secure Productive Enterprise (SPE) のご利用 ● 単体購入 Cloud App Security 利用時のライセンス Cloud App Security は、ユーザー ベースのサブスクリプション サービスです。ユーザー単位、月単位でライセンスが割り当てられます。 含まれるライセンス ライセンスの種類 ● Cloud App Security ● Cloud App Security USL 参考価格 ● 530 円/月 ※ 上記は EA Level A の参考価格です。お客様の購入価格は販売店により決定されますので、販売店にお問合せください。 提供中のライセンス プログラム ライセンスの種類 Cloud App Security USL ボリューム ライセンス EA/ESA MPSA EES ● ● ● Select Plus オンライン SA Open MOSP CSP ● ● ● ● 35 Enterprise Mobility + Security Secure Productive Enterprise (SPE) のライセンス Secure Productive Enterprise (SPE) は、中・大規模企業様向けのプログラムであるエンタープライズ アグリーメントおよびエンタープライズ アグリーメント サブスク リプションで利用できる「エンタープライズ加入契約」のなかに含まれる新しいライセンス形態です。 Secure Productive Enterprise は、Office 365、EMS、 Windows Enterprise の 3 つのサービスが含まれており、新規契約、もしくは現在、EA 契約されているお客様が柔軟かつお得に契約できるライセンスとなっています。 E3 と E5 の 2 つのプランが提供されており、E5 では、よりハイエンドなエンタープライズ向けの機能を提供します。 SKU PLANS SPE E3 SPE E5 ビジネス アプリケーション Word, Excel, PowerPoint, OneNote, Access ● ● サイト、コンテンツ管理 SharePoint, OneDrive ● ● メール、ソーシャル Outlook, Exchange, Yammer ● ● Skype for Business ● ● 会議、電話 アプリケーション & デバイス管理 セキュリティとコンプライアンス Microsoft Intune ● Azure Active Directory Premium P1 ● Windows Store for Business, Microsoft Desktop Optimization Package, VDA ● ● Office 365: Encryption, Data Loss Protection, Rights Management ● ● Windows: Enterprise Data Protection, Windows Hello, Credential Guard, Device Guard, App Locker ● ● ● EMS: Microsoft Advanced Threat Analytics, ● EMS: Azure Information Protection Premium P1 ● ● Office 365: Advanced Threat Protection, Advanced Security Management, Customer Lockbox, Advanced eDiscovery ● Windows: Windows Defender Advanced Threat Protection ● EMS: 分析 ● PSTN Conferencing, Cloud PBX Azure Active Directory Premium P2, Microsoft Cloud App Security, Azure Information Protection Premium P2 ● ● Power BI, Delve Analytics, Personal and Org Analytics 含まれるライセンス ライセンスの種類 ● Office 365 ● Secure Productive Enterprise E3 Full USL ● Secure Productive Enterprise E5 From SA ● Enterprise Mobility + Security ● Secure Productive Enterprise E3 From SA ● Secure Productive Enterprise E5 Add-On ● Windows Enterprise ● Secure Productive Enterprise E3 Add-On ● Secure Productive Enterprise E5 Step UP USL ● Secure Productive Enterprise E5 Full USL 参考価格 ● Secure Productive Enterprise E3: 3,350 円/月 ● Secure Productive Enterprise E5: 6,220 円/月 ※ 上記は EA Level A の参考価格です。お客様の購入価格は販売店により決定されますので、販売店にお問合せください。 提供中のライセンス プログラム ライセンスの種類 36 ボリューム ライセンス EA/ESA MPSA Secure Productive Enterprise E3 Full USL ● ● Secure Productive Enterprise E3 From SA ● Secure Productive Enterprise E3 Add-On ● Secure Productive Enterprise E5 Full USL ● Secure Productive Enterprise E5 From SA ● Secure Productive Enterprise E5 Add-On ● Secure Productive Enterprise E5 Step UP USL ● ● EES Select Plus オンライン SA Open MOSP CSP Enterprise Mobility + Security (EMS) ライセンスのよくある質問 EMS Q Enterprise Mobility + Security (EMS) はいつから販売されているのですか。 A Enterprise Mobility + Security (EMS) は、2014 年より提供されていた Enterprise Mobility Suite (EMS) がブランド変更してリリースされた後継製品で、 2016 年 10 月より販売開始されます。もともと EMS として提供されていたものが、EMS E3 として、また、上位バージョンの EMS E5 が新たにリリースされます。 Q EMS は、Online Services 用 EA で購入できますか。 A はい。お客様は、既存の Online Services 用 EA で EMS USL を購入できます。 Q 慈善事業/非営利団体向けの特別な EMS SKU はありますか。 A 慈善事業/非営利団体向けの特別な SKU は用意していません。 Q スタンドアロンの Intune または Azure Information Protection Premium からステップアップはできますか。 A 今 のところ、SKU のステップアップはありません。 応 当日に既 存 のサブスクリプション (Intune、Azure Active Directory Premium、Azure Information Protection Premium) の補正発注を行ってください。 Q EMS USL には、Core CAL 製品が含まれていますが、ECAL のお客様はどうなりますか。 A EMS または SPE をご購入いただいたお客様またはトランジションされるお客様は、ECAL のコンポ−ネントの権利を維持することができます。 ■ Windows Server RMS ■ System Center CML EMS には Azure Information Protection Premium が含まれています。 2016 年 12 月 31 日までに発注されたすべての Enterprise CAL Suite お この Azure Information Protection Premium では、ECAL のお客様 よび Enterprise CAL Suite Bridge for Office 365 (Microsoft Intune がオンプレミスの RMS で利用していたすべての機能を利用することができ の 有 無 は 問 いません) ライセンスに 対し、System Center Client ます。 Management Suite の使用権が追加されます。 Q SKU には 2 種類の EMS Add-On があります。どのような違いがありますか。 A 2014 年 12 月 1 日現在、お客様の Core CAL または ECAL のライセンス形態に応じて異なる小売価格を提供するため、SKU では 2 種類の EMS Add- Onを用意しています。 CAL スイートでユーザー単位のライセンスを購入しているお客様の場合は「Add-On to User Core CAL/ECAL」SKU を購入します。 CAL スイートでデバイス単位のライセンスを購入しているお客様の場合は「Add-On to Device Core CAL/ECAL」 SKU を購入します。 Q EA では、すべてのユーザー /デバイスに CAL スイートの適用が必要ですが、EMS も同様ですか。 A いいえ。お客様は既存の EA で EMS を任意の数量注文できます。ただし、Online Service 専用の EA 契約で EMS のみを購入する場合は、最低発注 数として 500 の USL が必要です。 Q EMS または Azure Active Directory Premium、Azure Information Protection Premium の購入に、既存の Azure の年額コミットメントを使用で きますか。 A いいえ、できません。これらは、EA 契約において別途購入する、ユーザーごとの新規サブスクリプションです。 Q Office 365 の一部として Azure AD を利用している場合のEMS 導入のメリットは何ですか。 A Office 365 に必要な Azure の基本機能は、Office 365 プランに含まれています。高度な ID 管理、セキュリティ、監査の各機能、および、オンプレミ スと Azure Active Directory 間の企業規模での同期機能については、EMS に含まれる Azure Active Directory Premium でのみ提供されます。単 体としての Azure Active Directory Premium ではなく、Azure Active Directory Premium を EMS の一部として購入することにより、エンタープライ ズ モビリティを可能にする完全なソリューションを手に入れることができます。 Q Office 365 をすでに利用している場合、EMS によりどのような多要素認証 (MFA) の機能を追加で利用できますか。 A Office 365 ユーザー認証の MFA は、Office 365 のサブスクリプションに含まれています。ただし、セキュリティ強化、不正行為の警告、MFA の SDK、 および他の Azure AD ワークロードやオンプレミスのワークロード (Exchange やリモート デスクトップ セッションなど) に対応する MFA は、Azure Active Directory Premium に含まれる機能です。 Q Enterprise Mobility + Security には、Microsoft Identity Manager (MIM) のオンプレミスでの使用権は含まれていますか。 A はい。 MIM CAL は、Azure Active Directory Premium の一部として提供されます。お客様は、EMS サブスクリプションを保有するユーザーに対して、 MIM のすべての機能 (同期、ワークフロー、グループ管理、認証管理など) を利用できます。ただし、MIM サーバー ソフトウェアの使用権が含まれるのは、 EMS サブスクリプションの期間中のみであり、永続的な使用権はありません。 37 Enterprise Mobility + Security (EMS) ライセンスのよくある質問 Azure Active Directory Premium Q 無効化された AAD アカウントにライセンスは必要ですか。 A AAD ライセンスが必要になるのは、サービスを利用するユーザーおよび自分のデータがサービスによって処理されるユーザーです。そのため、無効化されて いるユーザー アカウントでも、そのユーザーのデータがサービスによって処理されていれば、AAD ライセンスが必要になります。 Q Azure Active Directory Premium に Microsoft Identity Manager (MIM) CAL が含まれているとありますが、MIM のサーバー利用権も含まれてい るのですか。 A いいえ、MIM のサーバー ライセンスは含まれていません。ただし、2015 年 4 月 1 日より、Windows Server 2012 R2 のサーバー ソフトウェア ライセンス として、MIM が追加されました。これにより、Windows Server 2012 R2 のソフトウェア アシュアランスを保持しているお客様は MIM サーバーの利用が 可能になります。 Q すでに Azure Active Directory Premium P1 のライセンスをもっているのですが、P2 へのステップアップ SKU は提供されていますか。 A はい、P1 を保有のお客様向けに、P2 へのステップアップ SKU が提供されています。 Microsoft Intune Q Microsoft Intune ではどのようなライセンスが提供されますか。 A Microsoft Intune サブスクリプションでは、System Center Configuration Manager (SCCM) CML と Endpoint Protection (SCEP) CML のライ センスが提供されます。これらは非永続ライセンスであり、Intune ライセンスが割り当てられたユーザーごとに最大 5 台のデバイスを管理できます。また、 SCCM サーバー ソフトウェア (コンソール) の非永続使用権も提供されます。 Intune サブスクリプションの契約が更新されない場合は、SCCM ソフトウェア と SCEP ソフトウェアをユーザーのデバイスから削除する必要があります。 Q 既存の Enterprise Agreement の下で Microsoft Intune または Microsoft Intune アドオン (ユーザー単位の System Center Configuration Manager および System Center Endpoint Protection 用 Microsoft Intune アドオン) を購入する場合、x86 PC を管理できますか。 A はい。ただし、(System Center Configuration Manager または Microsoft Intune のいずれかで) 管理される x86 PC は、お客様の Enterprise Q ストレージを追加購入することはできますか。 A はい。 Microsoft Intune のストレージは、EA、MPSA、および MOSP の各チャネルで 1 GB 単位で追加購入していただけます。 Q 教育機関向けの特別オファーは提供されていますか。 A はい。 Microsoft Intune オンライン サービス オファーが教育機関のお客様専用に提供されています。このサービスには、Microsoft Intune サービスが Agreement の条件に基づく対象デバイスであり、適切にライセンスが割り当てられている必要があります。 含まれます (ただし、System Center Configuration Manager (SCCM) と Endpoint Protection (SCEP) の使用権は提供されません)。 Q Microsoft Intune には、サービス契約満了時の System Center Configuration Manager コンポーネントの買い取りオプションはありますか。 A 38 いいえ。オンライン サービスにはそのようなオプションはありません。 Enterprise Mobility + Security (EMS) ライセンスのよくある質問 Secure Productive Enterprise (SPE) Q Secure Productive Enterprise (SPE) はいつから販売されているのですか。 A Secure Productive Enterprise (SPE) は、2014 年 12 月より提供されていた Enterprise Cloud Suite (ECS) の後継製品で、2016 年 10 月より販売が 開始されます。もともと ECS として提供されていたものが、SPE E3 として、また、上位バージョンの SPE E5 が新たにリリースされます。 Q 現在 EA (Enterprise Agreement) 契約をしており、SPE Add-on の購入を検討しています。この場合既存のオンプレミスのライセンスは放棄しなくては なりませんか。 A いいえ。 SPE Add-on をご購入いただく場合、既存ライセンスはそのまま保持し続けることができます。 Q EA (Enterprise Agreement) 契約の更新時に、SPE From SA で契約を更新することを検討しています。この場合、既存ライセンスの SA 部分はどうな りますか。 A EA 契約更新時に SPE From SA に変更されると、更新以降は既存ライセンスの SA による OS の実行権利はなくなりますが、SA 特典は維持されます。 もしお客様が既存ライセンスの SA 部分を残し続けたい場合は、契約更新時に SA も更新して同時に SPE Add-on をご購入ください。 Q オンライン製品なので 500 シート以上あれば新規で EA 契約ができますか。 A はい、できます。 Q Windows を利用するためのライセンスをユーザー単位で取得するためのオプションにはどのようなものがありますか。 A お客様が Windows にアクセスするためのライセンスをユーザー単位で取得できる方法として、Windows SA per User、Windows VDA per User、お よび Windows SA Add-On per User の 3 種類のオプションがあります。 Enterprise Mobility + Security Enterprise Mobility + Security の詳細や料金は次の URL をご参照ください。 http://aka.ms/jpems ライセンス ガイド 2017 年 1 月版 39 Visual Studio 2015 ライセンス ガイド Visual Studio 2015 ライセンス ガイド ライセンスのルール ........................................................................................ 42 Visual Studio with MSDN は開発専用のユーザー ベースのライセンス...................................................... 42 MSDN サブスクリプションで提供される製品の利用可能範囲 ......................................................................... 43 MSDN サブスクリプションとは.............................................................................................................................. 43 Team Foundation Server の業務利用 ........................................................................................................... 44 利用者を変更する.................................................................................................................................................. 44 業務委託をして使用する ....................................................................................................................................... 44 Microsoft Office の業務利用 ........................................................................................................................... 45 過去のバージョンの Visual Studio を使用する................................................................................................. 45 購入方法 .......................................................................................................... 46 費用対効果の高いボリューム ライセンス............................................................................................................. 46 ソフトウェア アシュアランスとは ............................................................................................................................. 47 ボリューム ライセンス以外にも、リテール版 を購入する方法があります............................................................ 47 使用方法 .......................................................................................................... 48 41 ライセンスのルール 本ライセンス ガイドをよくお読みいただき正しい選択を行い、 貴社のソフトウェア開発ビジネスの発展にお役立てください。 Microsoft Visual Studio with MSDN は、柔軟性が非常に高く総合的な、アプリケーション ライフサイクル管理 (ALM) のための製品群です。 ユーザー単位のライセンシングで開発用途に限定することで、さまざまソフトウェアのライセンスを一括 して提供しています。 本ガイドを、Visual Studio with MSDN のライセンス購入を検討する際にお役立てください。 Visual Studio with MSDN は開発専用のユーザー ベースのライセンス そのコンピューター Visual Studio は、ユーザーごとにライセンスされます。ライセンスを持つユーザーは複数台のコンピューターにインストールをすることができますが、 を他の人が使用する場合には、MSDN のライセンスを持っている必要があります。 開発用途であれば複数台にインストールが可能 開発とは、ソフトウェアの開発にかかわる、設計、開発、テスト、デモンストレー ションが含まれます。それらの用途であれば、ライセンスを保有する人は複数 1 ライセンス 台のコンピューターにインストールして使用することができます。 複数に PC に インストールして 使用できる ライセンスの共有禁止 ユーザー単位のライセンスのため、既にインストールされた環境であっても、ラ イセンスを保有していない人は、他の人の MSDN のライセンスのソフトウェア ライセンス保有のユーザー 他のユーザー を使用することはできません。 一般業務には使用禁止 開発以外の、メールをしたり、プロジェクト管理をしたり、文書作成をしたり、 開発の間接業務を含む一般業務には使用することはできません。 開発 一般業務には使用禁止 一般業務 Visual Studio with MSDN は 4 つのエディションから選択可能 Visual Studio は、あらゆる開発プロジェクトの規模やニーズ、個々のチーム メンバーの役割に合わせて選択できるよう 4 つのエディションをご用意しています。 ● Visual Studio Ultimate with MSDN 設計から開発、テスト、導入までアプリケーション ライフサイクルを広範囲にカバーし、高い品質を持つアプリケーションを、高い開発生産性を保ちながら構 築するために必要となる機能を提供します。 ● Visual Studio Premium with MSDN 開発者、運用、 テスト担当者およびユーザーといったアプリケーション開発関係者が、 それぞれのプロセスを統合してシームレスに共同作業を行うためのツー ルを提供します。 ● Visual Studio Professional with MSDN 開発者が Web、クラウド、およびデバイスの枠を超えてアプリケーションを作成できるようにする統合開発環境です。 ● Visual Studio Test Professional with MSDN テストの計画から実施、発生した問題の管理まで、一連のテスト プロセス全般における専門的かつ包括的な機能を提供します。 42 ライセンスのルール MSDN サブスクリプションで提供される製品の利用可能範囲 運用環境には別途ライセンス購入が必要 運用環境とは、運用データベースに接続するテスト環境、災害対策用バックアップ システム、冗長構成のためのスタンバイシステムも含みます。 インストールをする人にもライセンスが必要 IT 部門のエンジニアが開発環境のセットアップを行う場合には、IT 部門のエンジニアが開発をしなくても MSDN サブスクリプションを保有する必要があります。 受け入れテストをする場合はライセンス不要 開発の一環のテストのほかに、開発依頼元のエンド ユーザーが開発したアプリケーションの受け入れテストをする場合には、そのテスト担当者は MSDN サブスクリ プションを保有する必要はありません。 ● TechNet と MSDN サブスクリプションの違い TechNet サブスクリプションで提供される製品は、開発用途に使用することはできません。 TechNet サブスクリプションは、マイクロソフトのソフトウェアの導 入検討の評価のためのサービスのため、アプリケーションの開発やテストには MSDN サブスクリプションをご利用ください。 また、MSDN サブスクリプションのライセンスは評価目的で使用することができます。 *1 *1 2013 年 1 月から、MSDN サブスクリプションを評価目的で使用できるよう使用許諾が変更されました。評価目的では別途購入しなければならなかった TechNet サブスクリプションの用途も、MSDN サブスクリプショ ンでカバーされるようになりました。 ● マイクロソフト パートナー ネットワーク 特典の MSDN サブスクリプションの違い マイクロソフト パートナーネットワーク (MPN) のコンピテンシーを取得すると MSDN サブスクリプションが提供されます。ただし、販売される MSDN サブスクリ プションのライセンスルールに加えて、社内利用に限られることと非永続ライセンスという違いがあります。 社内向け利用専用 社内システム開発や、プロトタイプ開発のような間接的に収益につながる開発に使用することはできますが、コンサルティング サービスやシステム インテグレー ションのような直接的な収益となる開発に使用することはできません。 非永続ライセンス MPN の契約期間が満了した場合には、すべてのソフトウェアの利用を停止しなければなりません。利用を継続する場合には、その製品のレベルに相当する MSDN サブスクリプションをご購入いただく必要があります。また、ユーザーごとのライセンスという点では製品版と違いがありませんので、ライセンスを割り当 てられていないユーザーへ共有して使用することはできませんのでご注意ください。 MSDN サブスクリプションとは 開発に必要な環境を、まとめて提供するトータルなサービスです。ソフトウェアのライセンスやテクニカル サポート、各種開発用アカウントをコストを抑えて一括して入 手できます。チーム開発に欠かせない Team Foundation Server や過去のバージョンのソフトウェアなど、開発に必要な環境を揃えることができます。開発チー ム メンバーが変わった時にも使用者を変更することができ、開発に求められる状況に対応したサービスです。 Windows ストア開発者アカウント テクニカル サポート Microsoft Azure 開発用 各種アプリケーション 開発用 OS ライセンス Team Foundation Server のサーバー ライセンス/CAL Visual Studio with MSDN Visual Studio: 開発、テスト、プロジェクト管理 43 ライセンスのルール 開発の利便性を最優先に作られた MSDN サブスクリプションでは、 開発のためのトータルなサービス提供をしています。 チーム開発に欠かせない Team Foundation Server や過去のバージョンのソフトウェアなど、開発に必 要な環境を揃えることができます。 開発のニーズに対応しながら、用途を限定することで低コストかつ調達の手間を抑えていますので、条件にご注意ください。 Team Foundation Server の業務利用 MSDN サブスクリプションには、Team Foundation Server (TFS) のサーバー ライセンスとユーザー CAL が含まれています。 MSDN サブスクリプションをお持ち であれば追加して購入する必要がありません。 Team Foundation Server 専用で使用する SQL Server Standard Edition には ライセンスは不要 Team Foundation Server (TFS) には、バックエンドで使用する SQL Server Standard Edition のライセンスが付属しています。 MSDN サブスクリプションで 提供される TFS のライセンスにも、TFS の単体製品を購入した場合にも付属しています。ただし、TFS 専用として使用する場合と Standard Edition に限られるた め、他のアプリケーションに兼用する場合や、他のエディションを使用する場合には別途ライセンスを購入する必要があります。 ホスト OS の Windows Server にはライセンスが必要 ホストする OS の Windows Server のライセンスは付属していません。また、MSDN サブスクリプションで提供されるライセンスは開発用途に限られるため、TFS の運用目的には使用することができません。 Team Foundation Server や SQL Server をインストールするサーバーには、別途 Windows Server のライセンスを ご購入ください。 MSDN ユーザー CAL MSDN サーバー ライセンス データベース TFS に付属 (TFS 専用に限る) オプション 別途購入 別途購入 注意事項: MSDN サブスクリプションを持たない人も混在して Team Foundation Server を使用する場合には、追加して CAL を購入することで使用することができます。 利用者を変更する プロジェクトメンバーが変わったり、新たなメンバーでプロジェクトが立ち上がった場合に、使用者の変更をすることができます。ただし、その場合に 90 日未満で利 用者を再度変更することはできません。 業務委託をして使用する MSDN サブスクリプションは、利用者個人に割り当てをして使用します。業務委託をする場合にも、委託先の企業の開発者に割り当てをして使用することができま す。ただし、購入方法の契約によって使用できる企業単位が規定されている場合にはその規定に従う必要がありますのでご注意ください。自社の契約規定が不明 な場合はライセンス管理部門にお問い合わせください。 44 ライセンスのルール Microsoft Office の業務利用 Visual Studio Premium と Visual Studio Ultimate レベルの MSDN サブスクリプションには、1 台のコンピューターに限りインストールして使用できる Office Professional Plus の業務利用ライセンスが含まれます。また、過去のバージョンを使用することができます。それ以外のレベルの MSDN サブスクリプションには Office の業務利用は含まれません。 Visual Studio Ultimate with MSDN Visual Studio Premium with MSDN 過去のバージョンの Visual Studio を使用する MSDN サブスクリプションを購入することで、Visual Studio の過去のバージョンを使用することができます。 MSDN サブスクリプションでは、OS や各種アプリケー ションだけでなく、Visual Sutdio の過去のバージョンも提供しているために、古いシステムのメンテナンスや移行プロジェクトにも使用することができます。例えば、 Visual Studio Professional を MSDN 付きで購入すると、過去の Enterprise エディションを使用することができ、お手頃な値段で旧バージョンを使用することが できます。利用できる製品と MSDN のレベルを確認するには、サブスクライバー ダウンロードの各製品の「 詳細情報」展開してご確認ください。 45 購入方法 貴社の開発ビジネス展開に柔軟に対応し、 ライセンス管理が容易に行えるボリューム ライセンス。 Visual Studio with MSDN のライセンス購入で、利用者の変更や増減にも柔軟に対応でき、適切なライセン ス管理もできるのがボリューム ライセンスです。 ソフトウェア アシュアランス付きなら、さらに新しいバージョンが使用できる「アップグレード」の権利 や既存ライセンスを無駄にせず、上位エディションに移行できる 「ステップアップ」など多くのメリットがあります。 費用対効果の高いボリューム ライセンス ボリューム ライセンスは、マイクロソフト製品で最も広く使われている購入方法です。多くの製品では 3 ライセンスからボリューム ライセンスで購入することができます が、Visual Studi with MSDN では、1 ライセンスからボリューム ライセンスで購入することができます。また、MSDN サブスクリプションは Visual Studio のソフト ウェア アシュアランスとして提供されます。 マイクロソフト製品のソフトウェア アシュアランスで提供される特典 ● 新製品へのアップグレードの権利 Visual Studio のソフトウェア アシュアランスで提供される MSDN サブスクリプション ● ステップアップ製品の利用 • サブスクライバー ダウンロード ● 導入計画サービス • Microsoft Azure ● トレーニング • テクニカル サポート インシデント ● サポート • Windowsストア開発者アカウント お客様の企業規模やご要望により、複数のライセンス プログラムから選ぶことができます。 ● 大規模な組織のお客様 (PC 台数 250 台以上):エンタープライズ アグリーメント、セレクト プラス ● 中小規模の組織のお客様 (PC 台数 250 台未満):オープン バリュー、オープンライセンス 【買い方のヒント】 ● Visual Studio with MSDN は、1 ライセンスからボリューム ライセンスで購入することができます。 (一般には、3 ライセンスからボリューム ライセンスで購 入ができます。 ) ● Ultimate や Premium エディションを含む一括購入や、20 ライセンス以上のご購入を検討される場合には、企業規模に関わらず販売店 (ラージアカウン トリセラー ) もしくはマイクロソフトにご相談ください。製品構成によっては、よりお得な購入方法をお選びいただける場合があります。 ● 利用中に上位のエディションを購入したい場合は、ステップアップ ライセンスを購入することで、低コストで上位のエディションへ移行することができます。 新規に購入するよりもお得です。 ボリューム ライセンスについて詳しくは、マイクロソフトの「ボリューム ライセンスのウェブ サイト」をご覧ください。 http://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/ 46 購入方法 ソフトウェア アシュアランスとは ソフトウェア アシュアランス (SA) は、ライセンス購入時に 3 年間* の契約をすることで、その期間にリリースされる新しい製品を使えるだけでなく、システムの導入の ための支援サービスなどを受けたり、Visual Studio では MSDN サブスクリプションが利用できたりします。また SA 契約をされた場合には、分割払いをすることが できますので*、初期投資コストを抑えて予算の計画を立てることができます。 価格/価値 SA お支払い額 ライセンス 1 年目 SA SA SA SA SA 2 年目 3 年目 4 年目 5 年目 6 年目 契約更新 * ボリューム ライセンスには、2 年間の契約もあります。 また、一部契約では分割払いをすることができません。 分割払いにした場合の提供物の価格、お支払額の概要 ボリューム ライセンス以外にも、リテール版 を購入する方法があります リテール版は、どなたさまでも販売店で手軽に入手できる購入方法です。パッケージ販売のほか、MSDN の直販ではダウンロードで入手するオンライン販売もして います。 【買い方のヒント】 ● リテール版をお持ちのお客様が MSDN を更新するときに、ボリューム ライセンスに移行することができます。長期間の契約になる一方で 1 年あたりの費 用が大幅に抑えられます。 ● リテール版の Team Foundation Server では、サーバーのライセンスだけで 5 人まで使用することができます。 6 人目以降は CAL を購入する必要があ ります。 購入方法概要 大規模な組織のお客様 目安となる 規模 中小規模の組織のお客様 PC 台数 250 台以上 PC 台数 250 台未満 ライセンス プログラム / リテール版 Enterprise Agreement (3年) Open Value (3年) Enterprise Subscription Agreement (3年) Open Value Subscription (3年) Select Plus (3年) Open License (2年) 販売店 ラージ アカウントリセラー マイクロソフト販売代理店 個人、法人のお客様 組織の規模によらない リテール版 (パッケージ、オンライン) MSDN サブスクリプションは 1 年分 オンラインストア、家電量販店等、 マイクロソフト ストア、MSDN 直販サイト 47 使用方法 Visual Studio with MSDN を安心して使い始めるためによくお読みください。 MSDN サブスクリプションを使用するには、購入後に会員登録が必要です。会員登録をすることで、ダウンロード サイトからソフトウェアをダウンロードしたり、テクニ カル サポートを受けたりといった特典を使用することができます。ボリューム ライセンスの場合は、ライセンス管理者がマイクロソフトの提供するライセンス管理ツール 「ボリューム ライセンス サービス センター」を使用して、利用者の登録をしてください。リテール版の場合には、MSDN 事務局に登録依頼をしてください。 詳細は MSDN サブスクリプションのウェブ サイトをご覧ください。 http://msdn.microsoft.com/ja-jp/subscriptions/ 購入後から利用開始までの手順 ボリューム ライセンス サービス センター (VLSC) でユーザー登録をするには、管理者とユーザーのそれぞれが操作をする必要があります。 1. 管理者が VLSC でユーザー登録 購入済みのライセンスを、利用者に割り当てをします。設定が完了すると、利用者にメール通知が届きます。 ボリューム ライセンスの場合の会員登録は、ボリューム ライセンス サービス センターのウェブ サイトからアクセスできます。 http://aka.ms/vlsc 2. 利用者が アクティベーション 受け取るメールに従い、Microsoft アカウントを使用してアクティベーションを行います。アクティベーションが完了し Microsoft アカウントに MSDN サブスク リプションの関連付けがされると、そのアカウントを使用してサイン インをすることで、サブスクライバー ダウンロードなどのサービスを使用することができます。 アクティベーション 3. その他のサービス利用のためのアクティベーション MSDN 特典のテクニカル サポート、Microsoft Azure サブスクリプション、Windows 開発者アカウント、Windows Phone 開発者アカウントを使用するに は、MSDN サブスクリプションのアクティベーション後にそれぞれのサービスのアクティベーションが必要です。 VLSC を使用した割り当てのポイント ソフトウェア アシュアランスの契約更新 • 1 名に 1 ライセンス割り当てます。複数のライセンスを割り当てないようにしてくださ い。 • Visual Studio with MSDN で提供されるライセンスは永続ライセンスなので、お持ちのライセンスは使い続ける ことができます。永続ライセンスとは、契約期間に寄らず、使用し続けることができるライセンスです。 • ライセンスの割り当ては、メール アドレス等の人単位で管理します。特典アクセス 番号はテクニカル サポートのアクティベーション等で使用するものですので、ライセ ンス管理には使用しないでください。 VLSC上で確認することができません。 • 契約満了後には、新たにインストール イメージやプロダクトキーを入手できなくなるため、必要な製品がある場合は それらの情報を手元に保管してください。 ステップアップ ライセンスの購入や、契約更新をしてエディションを変更した場合に は、再度割り当てをしてください。 • • 非永続の契約の場合は、契約期間が満了したらすべてアンインストールして使用を停止しなければなりません。 オープン バリュー サブスクリプション、エンタープライズ サブスクリプション アグリーメントで購入した場合や、 MPN 特典とアクションパックの Visual Studio with MSDN は非永続ライセンスです。 • ライセンスを別のユーザーに再割り当てをすることはできますが、90 日未満で再割 り当てをすることはできません。業務委託等の時にご注意ください。 • 下位のエディションに変更して契約更新をした場合には、これまで使用していたソフトウェアのうち下位のエディ ションに含まれないソフトウェアはアンインストールをして使用を停止しなければなりません。 詳細はライセンスホワイトペーパーをご覧ください。 http://aka.ms/VSLicensingWP Visual Studio に関する最新情報は次の URL をご参照ください。 https://www.visualstudio.com/ 48 ライセンス ガイド 2015 年 10 月版 SQL Server 2016 / 2014 ライセンス ガイド SQL Server 2016 / 2014 ライセンス ガイド SQL Server 2016............................................................................................. 51 SQL Server 2016 の購入方法 .............................................................................................................................51 SQL Server 2016 を購入する際の注意点 ..........................................................................................................51 SQL Server 2016 のエディション..........................................................................................................................51 SQL Server 2016 Service Pack 1 ..................................................................................................................... 52 SQL Server 2016 の簡略化されたライセンス..................................................................................................... 53 柔軟性と革新性 ..................................................................................................................................................... 53 よく寄せられる質問 ................................................................................................................................................. 53 SQL Server 2014 ........................................................................................... 54 SQL Server 2014 の購入方法 ............................................................................................................................ 54 SQL Server 2014 のエディション......................................................................................................................... 54 SQL Server 2014 の簡略化されたライセンス..................................................................................................... 54 柔軟性と革新性 ..................................................................................................................................................... 55 よく寄せられる質問 ................................................................................................................................................. 55 50 SQL Server 2016 SQL Server 2016 は、革新的でミッション クリティカルなパフォーマンスを提供し、多数のデバイスに格納されたあらゆるデータの詳細な分析を可能にします。また、 ハイパースケール クラウドによる新しいハイブリッド シナリオを実現します。高額なオプションや高額なアプライアンスを購入する必要はありません。 SQL Server 2016 の購入方法 SQL Server 2016 は、インメモリ パフォーマンスおよび Operational Analytics の組込みにより革新的なミッション クリティカル機能を提供します。また、新しい Always Encrypted などのセキュリティ機能は使用中および非使用中データの保護に役立ちます。 AlwaysOn もさらなる強化によって、世界規模の高可用性お よび障害復旧ソリューションを実現します。 SQL Server 2016 を購入する際の注意点 SQL Server をコア ライセンスで使用する場合、サーバーや仮想マシン (VM) に割り当てるコア ライセンスには最小単位があります。サーバーや仮想マシン (VM) に は 4 コア ライセンス以上でかつサーバーに搭載されたコアもしくは仮想マシン (VM) に割り当てられた仮想コアを満たすコア ライセンスを割り当てる必要があります。 ● ソフトウェア アシュアランス (SA) の必要性 Microsoft Azure や Amazon Web Service 等のクラウド環境に購入した SQL Server ライセンスを持ち込むためには、そのライセンスに有効なソフトウェア ア シュアランス (SA) 契約が必要です。 ● フェールオーバーの権利 SQL Server でフェールオーバー構成をとるためには、プライマリ (アクティブ) なサーバーに割り当てた SQL Server ライセンスに対して有効なソフトウェア アシュア ランス (SA) 契約が必要です。この場合、プライマリ (アクティブ) なサーバーに割り当てられたコア ライセンス数以下のコアを持つスタンバイ (セカンダリ) サーバー を 1 つ構成することができます。ただし、プライマリとセカンダリをそれぞれオンプレミスとクラウドに分けて配置する場合、セカンダリにもライセンスが必要になります。 SQL Server 2016 のエディション SQL Server 2016 には、お客様が複数のワークロードにわたって SQL Server を使用する方法に合わせた、2 つの主要エディションがあります。 SQL Server 2016 は、仮想化およびライセンス モビリティによりパブリック クラウドとプライベート クラウドのメリットが活用しやすくなるようなライセンスを提供します。新しいモデルでは、 簡略化されたライセンス、柔軟性と革新性、および業界最高レベル の総保有コスト (TCO) を提供します。 SQL Server 2016 ライセンス データシート https://aka.ms/jp/sql2016_lic_datasheet ● Enterprise エディション Enterprise エディションは、エンタープライズ クラスのミッション クリティカルなデータベースを提供します。複数のワークロードに組み込まれたインメモリ テクノロジ により、 トランザクション処理、データ ウェアハウス、およびビジネス インテリジェンスのパフォーマンスが向上します。 Enterprise エディションは、コア ライセンスを通 じて利用できます。 ● Standard エディション Standard エディションは、部門および小規模組織向けの完全なデータ プラットフォームです。基本的なデータ管理機能、運用レポートおよび特定の目的のための 限定的なビジネス インテリジェンス、および組み込みの開発者向けツールを提供します。 Standard エディションは、コア単位のライセンス モデルまたはサーバー / CAL ライセンス モデルのいずれかでライセンスを取得できます。 Express 小規模データベース ● 開発および管理ツール ● Microsoft Azure への容易な バックアップと復元 Standard 中程度のパフォーマンスを提供する ビジネス クリティカルではないデータベース ● 基本的なセキュリティおよび可用性 ● 基本的なレポート 基本的な分析 ハイブリッド シナリオ: Stretch Database、 バックアップ ● ● Enterprise ミッション クリティカルなインメモリ パフォーマンス、セキュリティ、および高可用性 ● ● ● ● ● ● すべてのワークロードでサポートされる強化されたインメモリ パフォーマンス Always Encrypted を搭載した最もセキュアなデータベース PB スケールのデータ ウェアハウジング 主要なプラットフォーム上での高度な可視化が可能なエンド ツー エンドの モバイル BI 組み込まれた R によりスケーラブルなインメモリでの高度分析 Stretch Database、HA、DR、およびバックアップを始めとする強化された ハイブリッド シナリオ ※ SQL Server 2016 の新機能 51 SQL Server 2016 SQL Server 2016 Service Pack 1 SQL Server 2016 Service Pack 1 には、SQL Server 2016 Cumulative Update 1 (CU1) から SQL Server 2016 CU3 に含まれていた修正プログラムがすべ て含まれています。また、SP1 適用によって、SQL Server 2016 Standard Edition においては、ISV パッケージなどで新機能を利用する場合、Single Source で の適用が可能なように利用可能な機能を緩和することが目的としたいくつかの機能変更が行われています。 (※) (※) これらの変更はあくまでも制限の緩和であり、完全に制限事項がなくなったことを意味するものではありません。また、メモリや CPU に対する制限値の変更もありません。 SQL Server 2016 Service Pack 1 各エディションの特徴 Standard Enterprise 24 コア 無制限 インスタンスごとの最大使用メモリ 128 GB OS Max 最大サイズ 524 PB 524 PB ● ● 最大コア数 New ベーシックな高可用性 OLTP の性能 (2 個のノードを使用した単一データベース フェールオーバー、 読取り不能なセカンダリ) New 企業データの管理 (Master Data Services、Data Quality Services) Advanced OLTP (インメモリ OLTP、運用解析*) ● New ● Advanced HA (Always On - マルチ ノード、マルチ DB フェールオーバー、 読取り可能なセカンダリ) セキュリティ データ ウェアハウジング ● Security (Always Encrypted、行単位のセキュリティ、データ マスキング、 New ● ● ベーシック オーディット、業務分割) 透過的なデータの暗号化 ● ファジーなグループ化と検索 ● データ ウェアハウジング (インメモリ ColumnStore*、パーティション化、データ圧縮、 変更データの取込み、データベースのスナップショット) New 基本データ統合 (SSIS、ビルトイン コネクタ) ● ● ● ● ● ● Basic Corporate Business Intelligence (多次元モデル、基本表形式モデル) New Mobile BI (Datazen) New ● Advanced Corporate Business Intelligence (最新の表形式モデル、直接クエリ、インメモリ解析、最新データ マイニング) New ● ベーシックな「R」統合 (R Open への接続、RRE との制約付き並行性) New 最新の「R」統合 (RRE との完全な並行性) New ハイブリッド クラウド Stretch Database New ● ● プログラミング性 Programmability (T-SQL、CLR、Service Broker、JSON、XML) New ● ● Business Intelligence Advanced Analytics ● ● ● * Standard エディションと Express エディションは、メモリコアと制限があります。 青字は SQL Server 2016 SP1 以降における、Standard エディションの新機能です。 52 ● SQL Server 2016 に関する最新情報は次の URL をご参照ください。 SQL Server 2016 SP1 のダウンロードはこちら。 http://aka.ms/jp/sqlserver https://aka.ms/sql2016sp1_jp SQL Server 2016 SQL Server 2016 の簡略化されたライセンス SQL Server 2016 では、2 つのライセンス モデルが用意されています。 Computing Power (コア単位) をベースとするモデルと、ユーザーまたはデバイスをベース とするモデルです。 エディション ライセンス モデル サーバー + クライアント アクセス ライセンス (CAL) コア ベース Enterprise エディション Standard エディション ● ● ● ● コア ライセンス SQL Server 2012 以降、Computing Power をベースとするライセンスはコア ライセンスとなります。 • Enterprise エディションおよび Standard エディションは、コア単位のライセンスに基づいて利用できます。コア単位のライセンスは、2 コア パックを単位として 販売されます。 • 物理サーバーのライセンスを取得するには、サーバー内のすべてのコアのライセンスを取得する必要があります。また、CPU には最低 4 コア分のコア ライセン ス (2 ライセンス パック) を割り当てる必要があります。 ● サーバー + クライアント アクセス ライセンス (CAL) Standard エディションは、サーバー /CAL (クライアント アクセス ライセンス) モデルに基づいてご利用いただけます。 • このライセンス モデルは、迅速にユーザー数をカウントできるとき (社内のデータベース アプリケーションなどの場合) にいつでもご利用いただけます。 • サーバー /CAL モデルでライセンス取得済みの SQL Server にアクセスするには、各ユーザーは同じバージョンまたはそれ以降のバージョンの SQL Server CAL を取得する必要があります (たとえば、SQL Server 2008 のサーバーにアクセスするには SQL Server 2008 CAL または SQL Server 2016 CAL が必要 です)。 • SQL Server 2016 CAL では、SQL Server 2014 Business Intelligence エディション サーバーや以前のバージョンの Enterprise エディション サーバーなど、 複数のサーバー ライセンス取得済み SQL Server にアクセスできます。 柔軟性と革新性 ライセンスに加えてソフトウェア アシュアランスを購入することにより、最大限の仮想化に加えて、サーバーからサーバー、オンプレミスからクラウドの仮想マシン (VM) へライセンスを移動させることが可能な、ライセンス モビリティの権利を得ることができます。 また、物理サーバーに対してライセンスを取得することも、任意の仮想マシン (VM) の単位でライセンスを取得することも可能です。 ● クラウド向けに最適化されたライセンス 物理サーバーの Computing Power の一部だけを利用する場合は、個々のデータベース仮想マシン (VM) ごとにライセンスを取得することによりコストを削減でき ます。 • コア ライセンスで VM 上の SQL Server ライセンスを取得する場合、実際に仮想マシン内で割り当てられる仮想コア (VM ごとに最低 4 コア ライセンス) 分の コア ライセンスを購入します。 • サーバー /CAL モデルで VM 上の SQL Server ライセンスを取得する場合 (SQL Server 2016 Standard エディションの場合)、SQL Server が稼動する VM ごとにサーバー ライセンスを購入し、ユーザーごとに関連する SQL Server CAL を購入します。 • 有効なソフトウェア アシュアランス (SA) 契約を持つライセンス取得済みの各 VM は、サーバー ファーム内またはサード パーティのホスト側やクラウド サービス プ ロバイダーに移動することができます。 • 物理サーバー上のすべてのコア数分の Enterprise エディション コア ライセンスが、有効な SA 契約を持つ場合、さらなるコスト削減を達成するために高度に 統合された仮想化展開において、サーバー (またはサーバー ファーム) 上で無制限の数の SQL Server が稼働する仮想マシン (VM) を展開できます。 よく寄せられる質問 詳細は下記を参照ください。 https://aka.ms/sql2016_lic_faq 53 SQL Server 2014 SQL Server 2014 を使用すると、OLTP 経由での高パフォーマンスのインメモリ テクノロジを使用するミッション クリティカル アプリケーションおよびビッグ データ ソ リューション、データ ウェアハウジング、ビジネス インテリジェンス、および分析ワークロードを構築できます。高額なオプションや高額なアプライアンスを購入する必 要はありません。 SQL Server 2014 の購入方法 SQL Server 2014 は、インメモリ テクノロジが組み込まれたすべてのワークロードに対するミッション クリティカルなパフォーマンス、Excel のような使い慣れたツール のあらゆるデータから得られる迅速な分析力、および組織が自社運用とクラウドにわたるソリューションを容易に構築、展開、管理で きるハイブリッド クラウド用プラッ トフォームを提供します。 SQL Server 2014 のエディション SQL Server 2014 には、お客様が複数のワークロードにわたって SQL Server を使用する方法に合わせた、3 つの主要エディションがあります。 SQL Server 2014 は、仮想化およびライセンス モビリティによりパブリック クラウドとプライベート クラウドのメリットが活用しやすくなるようなライセンスを提供します。新しいモデ ルでは、簡略化されたライセンス、柔軟性と革新性、および業界最高レベル の総保有コスト (TCO) を提供します。 SQL Server ライセンス データシート http://aka.ms/jp/sql2014_lic_datasheet ● Enterprise エディション Enterprise エディションは、エンタープライズ クラスのミッション クリティカルなデータベースを提供します。複数のワークロードに組み込まれたインメモリ テクノロジ により、 トランザクション処理、データ ウェアハウス、およびビジネス インテリジェンスのパフォーマンスが向上します。 Enterprise エディションは、コア ライセンスを通 じて利用できます。 ● Business Intelligence エディション Business Intelligence エディションは、セキュリティが強化され、拡張可能で、管理しやすいビジネス インテリジェンス ソリューションを構築および展開できるように する、包括的なプラットフォームを提供すると同時に、大規模なセルフサービスレポートおよび分析を可能にします。 Business Intelligence エディションは、 サーバー /CAL ライセンス モデルでライセンスを取得できます。したがって、ビジネスの拡大に合わせて、複数のサーバーにビジネス インテリジェンス ソリューションをすばやく スケール アウトできます。 ● Standard エディション Standard エディションは、部門および小規模組織向けの完全なデータ プラットフォームです。基本的なデータ管理機能、運用レポートおよび特定の目的のための 限定的なビジネス インテリジェンス、および組み込みの開発者向けツールを提供します。 Standard エディションは、コア単位のライセンス モデルまたはサーバー / CAL ライセンス モデルのいずれかでライセンスを取得できます。 SQL Server 2014 の簡略化されたライセンス SQL Server 2014 では、2 つのライセンス モデルが用意されています。 Computing Power (コア単位) をベースとするモデルと、ユーザーまたはデバイスをベース とするモデルです。 エディション ライセンス モデル サーバー + クライアント アクセス ライセンス (CAL) ● Enterprise Business Intelligence ● Standard ● コア ライセンスの概要と基本的な定義 http://aka.ms/jp/sql_percorelic_vlbrief 54 コア ベース ● SQL Server 2014 ● コア ライセンス SQL Server 2012 以降、Computing Power をベースとするライセンスはコア ライセンスとなります。 • Enterprise エディションおよび Standard エディションは、コア単位のライセンスに基づいて利用できます。コア単位のライセンスは、2 コア パックを単位として 販売されます。 Standard エディションは、サーバー /CAL ライセンス モデルに基づいて利用することもできます。 • 物理サーバーのライセンスを取得するには、サーバー内のすべてのコアのライセンスを取得する必要があります。 ● サーバー + クライアント アクセス ライセンス (CAL) Business Intelligence エディションおよび Standard エディションは、サーバー /CAL (クライアント アクセス ライセンス) モデルに基づいてご利用いただけます。 • このライセンス モデルは、迅速にユーザー数をカウントできるとき (社内のデータベース アプリケーションなどの場合) にいつでもご利用いただけます。 • サーバー /CAL モデルでライセンス取得済みの SQL Server にアクセスするには、各ユーザーは同じバージョンまたはそれ以降のバージョンの SQL Server CAL を取得する必要があります (たとえば、SQL Server 2008 のサーバーにアクセスするには SQL Server 2008 CAL または SQL Server 2014 CAL が必要 です)。 • 各 SQL Server 2014 CAL では、新しい SQL Server 2014 Business Intelligence エディション サーバーや以前のバージョンの Enterprise エディション サー バーなど、複数のライセンス取得済み SQL Server にアクセスできます。 柔軟性と革新性 ライセンスに加えてソフトウェア アシュアランスを購入することにより、最大限の仮想化に加えて、サーバーからサーバー、オンプレミスからクラウドの仮想マシン (VM) へライセンスを移動させることが可能な、ライセンス モビリティの権利を得ることができます。 また、物理サーバーに対してライセンスを取得することも、任意の仮想マシン (VM) の単位でライセンスを取得することも可能です。 仮想化環境で使用する Microsoft サーバー製品のライセンス http://aka.ms/jp/server_virtual_env ● クラウド向けに最適化されたライセンス 物理サーバーの Computing Power の一部だけを利用する場合は、個々のデータベース仮想マシン (VM) ごとにライセンスを取得することによりコストを削減でき ます。 • コア ライセンスで VM 上の SQL Server ライセンスを取得する場合、実際に仮想マシン内で割り当てられる仮想コア (VM ごとに最小 4 コア ライセンス) 分の コア ライセンスを購入します。 • サーバー /CAL モデルで VM 上の SQL Server ライセンスを取得する場合 (SQL Server 2014 の Business Intelligence エディションおよび Standard エディ ションの場合)、SQL Server が稼動する VM ごとにサーバー ライセンスを購入し、ユーザーごとに関連する SQL Server CAL を購入します。 • 有効なソフトウェア アシュアランス (SA) 契約を持つライセンス取得済みの各 VM は、サーバー ファーム内またはサード パーティのホスト側やクラウド サービス プ ロバイダーに移動することができます。 • 物理サーバー上のすべてのコア数分の Enterprise エディション コア ライセンスが、有効な SA 契約を持つ場合、さらなるコスト削減を達成するために高度に 統合された仮想化展開において、サーバー (またはサーバー ファーム) 上で無制限の数のデータベース VM を展開できます。 よく寄せられる質問 詳細は下記を参照ください。 http://aka.ms/jp/sql2014_lic_faq Microsoft SQL Server SQL Server 2016 / 2014 の詳細や製品ラインアップは次の URL をご参照ください。 http://aka.ms/jp/sqlserver ライセンス ガイド 2017 年 1 月版 55 Microsoft Power BI ライセンス ガイド Power BI ライセンス ガイド Power BI .......................................................................................................... 58 Power BI のエディション....................................................................................................................................... 58 Power BI と Power BI Pro の機能比較............................................................................................................ 58 57 Power BI Power BI は、会社のデータを豊かな視覚情報に変換して収集と整理を助け、重要な問題に取り組めるようにします。最新情報を取得し、動向の発生をつかみ、ビ ジネスをさらに推進します。 Power BI のエディション Power BI には無償版と有償の Power BI Pro があります。 Power BI にサインインしていただくことで、無償版をご利用いただけますが、サインイン後、メニューか ら管理者を選択いただくことで、有償版の Power BI Pro のサブスクリプションを購入いただくことができます。 Power BI と Power BI Pro の機能比較 最新の機能比較は https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/pricing を参照してください。 POWER BI POWER BI PRO 無料 $9.99 ユーザー /月 1 GB/ユーザー 10 GB/ユーザー 個人のダッシュボードおよびレポートを作成し、表示し、共有する ● ● Power BI Desktop でコンテンツを作成する ● ● 自然言語でデータを探索する (*1) ● ● iOS、Windows、および Android のネイティブ アプリを使用して、モバイル デバイスでダッシュボードに アクセスする ● ● ● ● ● ● 1 日ごと 1 時間ごと 10,000 行/時間 1,000,000 行/時間 データ容量の上限 Dynamics、Salesforce、および Google Analytics などのサービスを取りまとめたコンテンツ パックを 実行する Excel、CSV、Power BI Desktop ファイルからデータとレポートをインポートする データ更新 コンテンツの更新スケジュールを設定する ダッシュボードとレポートでストリーミング データを使用する 完全対話型のライブ データソースを使用する Data Connectivity Gateways (Personal Gateway/Data Management Gateway) を使用して オンプレミスのデータにアクセスする ● ● コラボレーション Power BI で Office 365 グループを使用してチームとコラボレーションする ● 組織のコンテンツ パックを作成し、発行し、表示する ● Active Directory グループによりアクセス制御と共有を管理する (*2) ● Data Catalog による共有データクエリ ● *1 現在、自然言語クエリは英語でのみサポートされています。 *2 近日公開予定 • • • • ユーザー 1 人あたりの月ごとの料金が表示されていますが、年間のサブスクリプションが別途必要です。 教育機関、行政機関、および非営利団体向けの料金もあります。 ボリューム ライセンスの詳細を確認するか、Microsoft エキスパートに連絡してください。 Microsoft Online Subscription Program による商用 ERP 向けの料金が表示されています (米ドル単位)。 Power BI Power BI の詳細は次の URL をご参照ください。 powerbi.microsoft.com/ja-jp/ 58 ライセンス ガイド 2015 年 10 月版 Windows Server 2016 System Center 2016 ライセンス ガイド Windows Server 2016、System Center 2016 ライセンス ガイド Windows Server 2016 のライセンスの基礎知識.................................... 61 最適な購入方法でコストやリスクを削減しましょう.................................................................................................61 Windows Server 2016 に必要な 2 つのライセンス..........................................................................................61 Windows Server 2016 のライセンス モデル .................................................................................................... 62 ボリューム ライセンスにおけるコア ライセンスの販売形態 ................................................................................. 62 お客様のニーズにあわせた 3 種類の購入方法 .................................................................................................. 64 CAL の種類と割り当て方法を見分けるチェックシート......................................................................................... 65 Windows Server 2016 ライセンス体系のメリット ............................................................................................. 66 機能専用の CAL と外部ユーザー向けライセンス............................................................................................... 68 仮想化環境とライセンス ................................................................................70 Windows Server 2016 なら仮想インスタンスのライセンスを別途購入する必要がありません...................... 70 Windows Server 2016 Datacenter なら無制限に仮想インスタンスを利用できます ................................... 71 異なるバージョンの OS をご利用いただくこともできます ..................................................................................... 72 必要となる CAL のバージョンは仮想インスタンスの OS のバージョンと同じです............................................. 72 仮想インスタンスを他の物理サーバーに移動する際の注意点 .......................................................................... 73 ライセンス購入ケース スタディ.................................................................... 74 CAL の賢い購入方法 ........................................................................................................................................... 74 外部ユーザーのアクセスが多い場合のお得な購入方法 ................................................................................... 74 バージョンアップも見据えた、L+SA の賢い購入プラン ..................................................................................... 75 最新バージョンへの移行なら、CAL も L+SA がお勧め ..................................................................................... 75 L+SA なら Azure のハイブリッド使用特典も利用可能 ..................................................................................... 76 OEM ライセンスに関する正しい考え方 ............................................................................................................... 76 ダウングレード.......................................................................................................................................................... 77 プラットフォームの変更 ........................................................................................................................................... 77 アクティベーション .................................................................................................................................................. 77 System Center 2016 のライセンスの基礎知識 .......................................78 System Center 2016 の ML (マネジメント ライセンス) について..................................................................... 78 System Center 2016 のサーバー ML ............................................................................................................... 79 System Center 2016 のクライアント ML........................................................................................................... 80 CAL スイート製品 ................................................................................................................................................... 80 お得なスイート ライセンス .............................................................................. 81 データ センター /仮想化環境に必要なライセンスを包括的に提供するライセンス スイート、 Core Infrastructure Server (CIS).....................................................................................................................81 サーバーおよびクラウド加入契約 (SCE) ...............................................................................................................81 サービス プロバイダー向けライセンス........................................................ 84 SPLA とは ............................................................................................................................................................... 84 こんな業務では SPLA が最適............................................................................................................................... 84 SPLA と通常のボリューム ライセンスとの違い .................................................................................................... 85 Windows Server 2016 の仮想化環境における SPLA ................................................................................... 85 System Center 2016 の仮想化環境における SPLA ....................................................................................... 86 関連情報 ...........................................................................................................87 60 Windows Server 2016 のライセンスの基礎知識 Windows Server 2016 のご利用にあたっては、ソフトウェアを使用する権利である「ライセンス」の取得が必要になります。ここでは、Windows Server 2016 のライセンスについて、その購入方法やライセンスの種類などの基礎知識についてご説明します。 最適な購入方法でコストやリスクを削減しましょう Windows Server 2016 を購入する際には、導入数や利用者数にあわせて最適な方法を選択することが、コストや手間、リスクを削減するための重要なポイントで す。たとえば、毎回異なる方法でライセンスを購入している場合、ライセンス管理が複雑になるばかりか、気付かないうちに「ライセンス違反が発生していた」という リスクを負う可能性もあります。 社員数が多いので もし故障したら ライセンスの 管理が面倒! 他のサーバーに インストール可能? お客様によって Windows Server 2016 の 利用環境や使用目的は いろいろ... 購入する際の悩みや疑問もさまざま 予算を平準化したい 効率的な アップグレード 方法は? 手間をかけたくない お客様の利用環境 やニーズにあった 最適な購入方法を 検討しましょう ! いちばん手軽な 導入方法は? Windows Server 2016 に必要な 2 つのライセンス Windows Server 2016 Datacenter/Standard のライセンス モデルは大 幅に簡素化されており、ライセンスの購入と管理に伴う負担が軽減されていま サーバー ライセンス す。 Windows Server 2016 を利用するためには、サーバーの使用権である クライアント アクセス ライセンス(CAL) 「サーバー ライセンス」と、ユーザーが PC などの各種デバイスを使ってサー バーにアクセスするためのアクセス権である「クライアント アクセス ライセンス (CAL)」の 2 種類のライセンスが必要です。 サーバー ライセンス CAL Windows Server 2012 R2 などの以前のバージョンのサーバー ライセンスを使って Windows Server 2016 を実行したり、Windows Server 2012 CAL などの 以前のバージョンの CAL を使って Windows Server 2016 にアクセスすることはできません。しかし、Windows Server 2016 のサーバー ライセンスと CAL を取 得している場合、以前のバージョンの Windows Server を実行し、アクセスすることが可能です。 注: 以前のバージョンの Windows Server を実行するにはセットアップ用のメディアが必要です。 サーバー ライセンス クライアント アクセス ライセンス (CAL) サーバー ライセンスは、Windows Server 2016 のインスタンスをコンピュー ター上で実行するために必要なライセンスです。インスタンスは、セットアップ を実行することで作成されます*1。サーバー ライセンスは、Windows Server 2016 のインスタンスを実行する特定のサーバーに割り当てる必要があります。 Windows Server 2016 のインスタンスに直接的または間接的にアクセスす るユーザーまたはデバイスごとに必要なライセンスです。デバイスには、パソコ ンやワークステーションだけではなく、携帯端末も含まれます。 (ただし、特定の 条件に当てはまるデバイスまたはユーザーを除く*2) *1 既存のインスタンスを複製した場合も別個なインスタンスを作成したものとみなされます。また、ブレード サーバーの各ブレード、パーティションも別個の物理サーバーとみなされます。 *2 以下の条件に当てはまるデバイスまたはユーザーは CAL を取得する必要がありません。 (各サーバー ライセンスには、サーバーを管理するために 2 台のデバイス、あるいは 2 人のユーザーがインスタンスにアクセスする権 利が含まれています。 ) • Web ワークロードまたは HPC ワークロードを実行している本サーバー ソフトウェアへのアクセスには、CAL は必要ありません。 • 仮想 OSE のホスティングおよび管理のためにのみ使用されている物理 OSE へのアクセスには、CAL は必要ありません。 • CAL およびエクスターナル コネクタ ライセンスでは、お客様のライセンスを取得したサーバー (第三者のサーバーは不可) へのアクセスのみが認められます。 61 Windows Server 2016 のライセンスの基礎知識 Windows Server 2016 のライセンス モデル Windows Server 2016 Datacenter/Standard のサーバー ライセンスは物理コア単位で購入します。 ● すべての物理コア分のライセンスが必要です。 ポイント ● 物理プロセッサごとに最低 8 個のコア ライセンスが必要です。 ● 物理サーバーごとに最低 16 個のコア ライセンスが必要です。 サーバー ライセンスは、Windows Server 2016 のインスタンスを実行する特定のサーバーに割り当てる必要があります。インスタンスは、セットアップやインス トールの手順を実行することで作成されます*。同じサーバー ライセンスを別のサーバーに再割り当てすることもできますが、最後の割り当てから 90 日以内はで きません (恒久的なハードウェアの故障を除く)。 * 既存のインスタンスを複製した場合も別個なインスタンスを作成したものとみなされます。また、ブレード サーバーの各ブレード、ハードウェア パーティションも別個の物理サーバーとみなされます。 コア ライセンス数の数え方 ❶ 4 コアのプロセッサが 1 基の場合 ❷ 12 コアのプロセッサが 2 基の場合 4 必要なライセンス数 12 16 コア ライセンス 12 24 コア ライセンス 必要なライセンス数 ● 1 プロセッサあたり最低 8 コア ライセンスが必要 ● 1 プロセッサあたり 12 コア ライセンスが必要 ● 1 サーバーあたり最低 16 コア ライセンスが必要 ● 12 コア × 2 プロセッサで 24 コア ライセンスが必要 利用可能な仮想インスタンス数について ■ Windows Server 2016 Datacenter 無制限の仮想 OSE または Hyper-V コンテナーを使用可能 Standard エディションの仮想インスタンスを追加するには ■ Windows Server 2016 Standard 2 つの OSE または Hyper-V コンテナーを使用可能 バーのコア ライセンス数を 1 単位として、必要な仮想 OSE/Hyper-V 2 つの仮想 OSE または Hyper-V コンテナーの権利を割り当てたサー コンテナーの数を満たすよう追加します。 • すべての物理コアのライセンスを購入している場合、2 つの OSE または Hyper-V コンテナーを使用可能 • 仮想マシン内で仮想マシンが実行される場合、ライセンス上は 2 つの 仮想マシンとしてカウント 例えば、12 コアのプロセッサ 2 基のサーバーで Standard のライセンスを購入する場合 12 12 仮想 OSE/Hyper-V コンテナーの使用可能数 ● 24 コア ライセンス購入: 2 つまで ● 48 コア ライセンス購入: 4 つまで ● 72 コア ライセンス購入: 6 つまで ボリューム ライセンスにおけるコア ライセンスの販売形態 ボリューム ライセンスでは、Windows Server 2016 Datacenter/Standard のコア ライセンスを 2 コア パックで販売します。 サーバーのコア数、プロセッサ数、使用する仮想インスタンス数 (Standard エディション) から計算した総コア ライセンス数を 2 で割ることで、2 コア パックの購入 数を算出できます。 コア ライセンスは 2 コア パックで販売 62 コア数 プロセッサ数 仮想インスタンス数 (Standard エディション) 必要な コア ライセンス数 ÷2 = 購入する 2 コア パック数 Windows Server 2016 のライセンスの基礎知識 Windows Server 2016 の提供エディションとライセンス モデル * エディション 説明 ライセンス モデル CAL 要件 Windows Server 2016 Datacenter 高度に仮想化されたデータセンターおよびクラウド環境向け コア ベース Windows Server CAL Windows Server 2016 Standard 物理環境または最低限の仮想化環境向け コア ベース Windows Server CAL Windows Server 2016 Essentials ユーザー数が 25 名以内で、デバイスが 50 個以内の小規模企 業向け。 Essentials は、Windows Server 2016 では提供され ない Foundation Edition をご使用のお客様に最適な選択肢 サーバー ベース CAL 不要 Windows Server 2016 MultiPoint Premium Server* 1 台のコンピューターを複数のユーザーで使用可能 (教育機関 向けライセンスのみでのご提供) サーバー ベース Windows Server CAL + RDS CAL Windows Storage Server 2016 専用の OEM ストレージ ソリューション向け。 OEM チャネルを 通じて販売される Standard Edition および Workgroup Edition で使用可能 サーバー ベース CAL 不要 Microsoft Hyper-V Server 2016 ハイパーバイザーを無料でダウンロード NA NA Datacenter Standard ● ● OSE/Hyper-V コンテナー 無制限 2 Windows Server コンテナー 無制限 無制限 Nano Server* ● ● ホスト ガーディアン サービス ● ● ストレージ スペース ダイレクト、ストレージ レプリカなどのストレージ機能 ● シールドされた仮想マシン ● ネットワーク スタック ● 法人のお客様は、Standard Edition および Datacenter Edition で提供される Windows MultiPoint Premium Server の役割を使用可能。 Multipoint Server では、Windows Server CAL と RDS (リモート デスクトップ サービス) CAL が必要です。 Windows Server 2016 Datacenterと Standard の機能比較 機能 Windows Server の基本機能 * 運用環境で Nano Server を展開および運用するにはソフトウェア アシュアランスが必要 ライセンスの再割り当て 特定のサーバーに割り当てたサーバー ライセンスは、最後に割り当ててから 90 日以降であれば、他のサーバーにライセンスを割り当て直すことができま す。再割り当てを行った場合、元のサーバーで Windows Server のインス タンスを実行することはできません。 また、プレインストール製品のライセンスは、割り当て日数やハードウェアの故 割り当て日数、ハードウェアの故障や 老朽化などに関係なく プレインストール モデルから他のハードウェアに ライセンスは移動できません。 障などに関係なく、他のハードウェアにライセンスを移動することはできません のでご注意ください。 禁止 プレインストール モデル 他のハードウェア 63 Windows Server 2016 のライセンスの基礎知識 お客様のニーズにあわせた 3 種類の購入方法 プレインストール モデル、 ボリューム ライセンスの 3 つの方法があります。それぞれ特徴がありますので、 Windows Server 2016 の購入方法には、パッケージ製品、 どの購入方法が自社の導入に合っているかを確認しましょう。 パッケージ製品 ポイント こんなお客様におすすめ ● ● ● 既存のハードウェアをそのまま使用したい。 オペレーティング システムだけを購入したい。 購入するライセンス数が少ない (3 ライセンス未満)。 ● ● 16 コア ライセンスを 1 パッケージで購入可能 (まとまっ た数のライセンスを購入する場合、あるいはライセンス とハードウェアを同時に導入する場合は、他の購入方 法の方がお得になる場合もあります)。 ソフトウェア アシュアランスは、ライセンス購入後 90 日以内であれば別途購入可能。 プレインストール モデル ポイント こんなお客様におすすめ ● ● ● インストール作業の手間を省きたい。 購入の手続きとサポート先を一本化したい。 古いハードウェアを OS ごと入れ替えたい。 ● ● プレインストールされたハードウェアから、ライセンスを 別のハードウェアに移しての使用は一時的でも不可。 ソフトウェア アシュアランスは、ライセンス購入後でも、 90 日以内であれば別途購入可能。 ボリューム ライセンス ポイント こんなお客様におすすめ ● 会社や組織でまとめてライセンスを購入したい (3 ライセンス以上)。 ● ボリューム ディスカウントのメリットを利用したい。 ● ライセンス管理を簡単にしたい。 ● ソフトウェア アシュアランスは、ライセンスと同時に のみ購入可能。 お得なボリューム ライセンスを活用しよう 製品の種類と数量を明記したライセンス証書のみでソフトウェアのライセンスを取得でき、価格面でもお得です。また、インストール用のメディアは、別途必要な数だ け入手できます。会社や組織で、まとめて購入する場合に最適です。 ボリューム ライセンス 6 つのメリット その 1 まとまった数のソフトウェアをお得な価格で購入できます。 その 2 ライセンス数や購入履歴の管理*1が容易です。 その 3 1 ライセンスから CAL を 追加することができます。 その 4 他のサーバーにも移行可能です。 その 5 1 枚のメディアで複数のサーバーにインストールできます。 その 6 ソフトウェア アシュアランス (SA)*2を利用して、アップグレードの予算化が可能です。 *1 詳細はボリューム ライセンス プログラムのホームページをご覧ください。 http://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/ *2 SA についての詳細はこちらをご覧ください。 http://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/software-assurance/ 64 Windows Server 2016 のライセンスの基礎知識 CAL の種類と割り当て方法を見分けるチェックシート Windows Server 2016 CAL は、お客様のシステム規模や利用形態に合わせて、購入する CAL の種類と割り当て方法を選択することができます。 Step 1 CAL の種類を選択しよう CAL には「ユーザー CAL」と「デバイス CAL」の 2 種類があり、 お客様のシステム規模や利用形態に合わせて選択して購入できます。 1 人のユーザーが複数のデバイスを 使用している場合が多い 1 台のデバイス (コンピューターなど) を 複数のユーザーで共有することが多い ユーザー CAL を選択 デバイス CAL を選択 ユーザー単位の CAL です。 サーバーにアクセスするユーザーの数に合わせて 購入します。 Step 2 CAL の割り当て方法を 選択しよう デバイス (PC やモバイル端末など) 単位の CAL です。サーバーにアクセスするデバイスの 台数に合わせて購入します。 Windows Server 2016 CAL は、1 回限りの選択肢として、ユーザーごとまたは デバイスごとにベース CAL を割り当てる代わりに、ベース CAL を単一のサーバー上の サーバーソフトウェアの 1 つのインスタンス専用にして、そのインスタンスに同じ数の ユーザーまたはデバイスがアクセスできるようにすることができます。 サーバーが 2 台以上必要で、 今後も台数が増える予定がある サーバーは 1 ∼ 2 台で、 アクセス頻度が高くない デバイスごとまたはユーザーごとの割り当て サーバー インスタンスごとの割り当て サーバーにアクセスする 「デバイスまたはユーザー数分」の CAL を購入。 各サーバーごとに「同時にアクセスするデバイス またはユーザーの最大数分」の CAL を 「サーバー インスタンス」ごとに購入。 Step 3 CAL の種類と割り当て方法が決定 デバイスごとまたは ユーザーごとの割り当て デバイスごとまたは ユーザーごとの割り当て サーバー インスタンスごとの 割り当て サーバー インスタンスごとの 割り当て ユーザー CAL デバイス CAL ユーザー CAL デバイス CAL Windows Server 2016 のインスタンスに直接的または間接的 (マルチプレキシング サービス) にアクセスするユーザーまたはデバイスごとに、Windows Server 2016 CAL を取得する必要があります。デバイスには、パソコンやワークステーションだけではなく、携帯端末も含まれます。 65 Windows Server 2016 のライセンスの基礎知識 Windows Server 2016 ライセンス体系のメリット Windows Server 2016 では、サーバー ライセンスと CAL を組み合わせたライセンス体系を採用しています。利用者やデバイスの数に合わせて、適正な料金でご 使用いただけます。 サーバー ライセンスのみのライセンス体系は不公平に サーバーの使用権だけを購入するライセンス方式の場合、多数のユーザーやデバイスから利用するお客様も、ユーザーやデバイスが少ないお客様も、同じ料金を支 払う必要があります。 サーバー ライセンスのみの料金体系の場合 A社 コスト高 うちの規模に あった料金だ。 うちは規模に 比べて料金が 高いと思う。 これじゃ 割高! A社 B社 サーバー ライセンス のみの料金 サーバー ライセンス のみの料金 B社 大規模 (ユーザー数) CAL との組み合わせで組織にあった公平なライセンス体系に サーバー ライセンスと CAL を組み合わせたライセンス体系では、組織の利用者またはデバイスにあわせて、適正な数のライセンスだけをご購入いただけます。サー バー台数や利用者が増えた場合にも、コストを最小限に抑えることができるため、システムの拡張や企業の成長にも即座に対応できるメリットがあります。 サーバー ライセンスと CAL の料金体系の場合 A社 B社 コスト高 うちの 規模にもあう 適正料金だ! これなら 納得! A社 B社 CAL CAL CAL CAL CAL CAL CAL CAL CAL CAL CAL CAL サーバーライセンス サーバーライセンス うちの規模にあった 適正料金で CAL の 追加も簡単! 大規模 (ユーザー数) さらにメリットがある、CAL サーバーを追加しても CAL の追加購入が不要 (接続デバイス数または接続ユーザー数モードで購入の場合) ユーザーやデバイスが増えても追加購入が簡単 CAL の 追加購入不要 必要な CAL 数を 追加するだけで OK 既存の CAL で 追加サーバーに アクセスが可能 新しいサーバー 66 新しい PC Windows Server 2016 のライセンスの基礎知識 CAL が不要になるケース 以下の条件に当てはまるデバイスまたはユーザーは CAL を取得する必要がありません。また、各サーバー ライセンスには、サーバーを管理するために 2 台のデバイ ス、あるいは 2 人のユーザーがインスタンスにアクセスする権利が含まれています。 • Web ワークロードまたは HPC ワークロードを実行している本サーバー ソフトウェアへのアクセスには、CAL は必要ありません。 • 仮想 OSE のホスティングおよび管理のためにのみ使用されている物理 OSE へのアクセスには、CAL は必要ありません。 • CAL およびエクスターナル コネクタ ライセンスでは、お客様のライセンスを取得したサーバー (第三者のサーバーは不可) へのアクセスのみが認められま す。 • ライセンスを取得した別のサーバー (Windows Server のバージョンは問いません) によるアクセスには、CAL は必要ありません。 最新バージョンの CAL で管理をすっきり簡単に 最新バージョンの Windows Server 2016 にアクセスするためには、Windows Server 2016 CAL が必要になります。 CAL を常に最新バージョンで統一すると、ライセンス管理の手間、過不足、不一致などのリスクを回避できます。 CAL のバージョン統一には、ソフトウェア アシュア ランスが便利です。 最新バージョンの CAL ライセンス使用 Windows Server 2016 Windows Server 2012 R2 Windows Server 2016 CAL 古いバージョンの CAL Windows Server 2012 ライセンス使用 Windows Server 2016 Windows Server 2012 R2 Windows Server 2012 CAL ダウン グレード権 行使 ダウン グレード権 行使 Windows Server 2012 67 Windows Server 2016 のライセンスの基礎知識 機能専用の CAL と外部ユーザー向けライセンス Windows Server 2016 のリモート デスクトップ サービス (RDS) や Rights Management サービス (RMS) など、特定の機能を実行するサーバーにアクセスする には、Windows Server 2016 CAL に加えて専用の CAL が必要となる場合があります。また、多数の外部ユーザーが社内のサーバーにアクセスするような場合 には、エクスターナル コネクタ ライセンス (EC) をご利用いただくことで、外部ユーザー用の CAL を個別に購入する必要が無くなる場合もあります。 リモート デスクトップ サービスに必要なライセンス Windows Server 2016 のリモート デスクトップ サービスを実行するサーバーにアクセスするには、ユーザーまたはデバイスごとに Windows Server 2016 CAL と Windows Server 2016 リモート デスクトップ サービス CAL (RDS CAL) が必要です。 Windows Server 2016 CAL と同様に、RDS CAL でも「RDS デバイス CAL」と「RDS ユーザー CAL」の 2 種類の CAL を提供します。 RDS デバイス CAL と RDS ユーザー CAL は、組み合わせて同時に使用することもできます。さらに、Windows Server 2016 RDS CAL には、App-V for RDS CAL が統合されており、 RDS CAL を保有するユーザーやデバイスは、App-V for RDS CAL を別途購入することなく、App-V for RDS で配信されるアプリケーションを利用することが可 能です。 ※ 外部からアクセスするユーザーが多い場合には、 Windows Server 2016 Remoto Desktop Services External Connector ライセンス (EC) を購入しての利用が可能です。 Windows Server 2016 リモート デスクトップ サービス ※ 他の技術を使用して GUI を ホストするようなアクセスの 場合にも、Remoto Desktop Service CAL が必要になります。 リモート デスクトップ サービスを 利用するクライアント リモート デスクトップ サービスを 利用するクライアント リモート デスクトップ サービスを 利用しないクライアント Windows Server 2016 の CAL と Remoto Desktop Service CAL が必要。 Windows Server 2016 の CAL と Remoto Desktop Service CAL が必要。 Windows Server 2016 の CAL のみ。 Rights Management サービスに必要なライセンス Windows Server 2016 の Rights Management サービスを実行するサーバーにアクセスするには、ユーザーまたはデバイスごとに Windows Server 2016 CAL と Windows Server 2016 Rights Management サービス CAL (RMS CAL) を取得する必要があります。 Windows Server 2016 CAL と同様に、RMS CAL でも「RMS デバイス CAL」と「RMS ユーザー CAL」の 2 種類の CAL を提供します。 RMS デバイス CAL と RMS ユーザー CAL は、組み合わせて同時 に使用することもできます。 ※ 外部からアクセスするユーザーが多い場合には、 Rights Management Services External Connector ライセンス (EC) を購入しての利用が可能です。 68 Windows Server 2016 Rights Management Services RMS を利用するクライアント RMS を利用するクライアント RMS を利用しないクライアント Windows Server 2016 の CAL と RMS CAL が必要。 Windows Server 2016 の CAL と RMS CAL が必要。 Windows Server 2016 の CAL のみ。 Windows Server 2016 のライセンスの基礎知識 エクスターナル コネクタ ライセンス 多数の外部ユーザーが、外部から社内のサーバーにアクセスするような場合には、 エクスターナル コネクタ ライセンス (EC) がお得です。EC を購入することによって、 外部からアクセスするユーザーは、特定の物理サーバー上のすべてのインスタンス (仮想化環境を含む) にアクセスすることができます。 ビジネス パートナーや顧客などの外部ユーザーに対して、社内の Windows Server 2016 へのアクセスを許可し、さらに、これらの外部ユーザー用の CAL を個別 に購入したくない場合には、外部ユーザーがアクセスする物理サーバーごとに Windows Server 2016 エクスターナル コネクタ ライセンスを購入することができま す。外部ユーザーがアクセスするサーバーのインスタンスに、お客様組織の従業員もアクセスする場合には、CAL とエクスターナル コネクタ ライセンスを同時に適 用することができます。 仮想化環境を利用する場合には、物理サーバーごとに Windows Server 2016 エクスターナル コネクタ ライセンスが必要となります。外部ユーザーは、エクスター ナル コネクタ ライセンスが割り当てられた物理サーバー上で実行しているすべての仮想インスタンスにアクセスできます。 Windows Server 2016 外部ユーザーは、エクスターナル コネクタ ライセンスを割り当てられていない 物理サーバーにはアクセスできません。 Windows Server 2016 外部ユーザーは、エクスターナル コネクタ ライセンスを割り当てた物理サーバー上に あるすべての Windows Server 2016 に 直接アクセスできます。 外部ユーザー分の CAL が不要になります。 ブレード パーティションやブレードは、 別個の物理サーバーと みなされます。 「外部ユーザー」とは? ① 自社、または関連会社の 従業員ではないユーザー ② 自社の関連会社の オンサイトの契約業者 または代理店ではないユーザー Windows Server 2016 ● エクスターナル コネクタ ライセンスの対象 エクスターナル コネクタ ライセンスは、外部ユーザーだけに利用が制限されます。外部ユーザーとは、Windows Server 2016 のサーバー ライセンスを所有する組 織 (およびその関連会社) の「取引先」や「顧客」などを指します。サーバー ライセンスを所有する組織 (およびその関連会社) の「従業員」や「オンサイトの契 約業者や代理店」などのユーザーは「外部ユーザー」に含まれませんのでご注意ください。 ● リモート デスクトップ サービス エクスターナル コネクタ ライセンス ビジネス パートナーや顧客などの外部ユーザーに対して、社内の Windows Server 2016 リモート デスクトップ サービス サーバーへのアクセスを許可し、さらにこれ らの外部ユーザー用のリモート デスクトップ サービス CAL を個別に購入したくない場合には、外部ユーザーがアクセスする物理サーバーごとにリモート デスクトップ サービス エクスターナル コネクタ ライセンス (RDS エクスターナル コネクタ ライセンス) を購入することができます。 このエクスターナル コネクタ ライセンスを適用する場合には、Windows Server 2016 エクスターナル コネクタ ライセンスなどのベースとなるライセンスが必要です。 また、RDS エクスターナル コネクタ ライセンスに、App-V for RDS EC が統合されたことで、別途 App-V for RDS EC を購入することなく、外部ユーザーは App-V for RDS で配信されるアプリケーションを利用することができます。 ● Rights Management サービス エクスターナル コネクタ ライセンス Rights Management サービスで保護されたコンテンツやドキュメントなどのデータを作成し、そのデータをビジネス パートナーや顧客などの外部ユーザーが確認でき るようにする場合には、RMS CAL の代わりに RMS エクスターナル コネクタ ライセンスを購入することができます。このエクスターナル コネクタ ライセンスを適用す る場合には、Windows Server 2016 エクスターナル コネクタ ライセンスなどのベースとなるライセンスが必要です。 69 仮想化環境とライセンス Windows Server 2016 は仮想化テクノロジである Hyper-V を標準搭載。 32 ビットおよび 64 ビットの Windows Server、Windows クライアント、Linux など、 さまざまな OS を仮想化環境上で同時に実行することが可能です。ここでは、仮想化環境とライセンスについてご説明します。 Windows Server 2016 なら 仮想インスタンスのライセンスを別途購入する必要がありません Windows Server 2016 のライセンスには、仮想インスタンスまたは Hyper-V コンテナーの実行権が含まれています。 Windows Server 2016 Hyper-V はもち ろん、VMware や Xen などのサード パーティ製の仮想テクノロジを使用する場合でも、Windows Server の仮想インスタンスまたは Hyper-V コンテナーをライセ ンスで許可された上限まで実行することができます。 なお、別途 Windows Server の仮想インスタンスまたは Hyper-V コンテナーにアクセスするデバイスまたはユーザーごとに、適切なバージョンの Windows Server CAL (クライアント アクセス ライセンス) が必要です。 Windows Server CAL 管理用の 物理インスタンス (Hyper-V 利用時) Windows Server 仮想インスタンス Windows Server 仮想インスタンス Hyper-V コンテナー ライセンスで許可された最 大 数まで利用可 能 デバイス CAL CAL を購入することで、物理および 仮想インスタンスの両方にアクセス可能 仮想化テクノロジ ▲ ▲ Windows Server 2016 Hyper-V VMware、Xen などサード パーティ製ハイパーバイザー ユーザー CAL ハードウェア Windows Server 2016 Datacenter サーバー ライセンス ※ ※ 購入エディションにより、実行可能な仮想インスタンス数が異なります。 物理サーバーに搭載されているプロセッサ コア数に基づいてライセンスを取得 ※ 物理プロセッサごとにコア ライセンスは最低 8 ライセンス必要。 ※ サーバーごとにコア ライセンスは最低 16 ライセンス必要。 ● インスタンスとは インスタンスとは、ソフトウェアのセットアップまたはインストール手順を実行すること、または既存のインスタンスを複製することにより 作成されるソフトウェアのイメージをいいます。 ネストされた Hyper-V のライセンス Windows Server 2016 Datacenter および Standard では、仮想マ シン内で Hyper-V の役割を実行する、ネストされた仮想マシンをサポート します。 Datacenter の場合、無制限の仮想化の権利が提供されるた め、ネストされた仮想マシンにも容易に対応できます。一方、最大 2 台 の仮想マシンをサポートする Standard の場合、仮想マシン内で仮想マ シンが実行されると、ライセンス上 2 台の仮想マシンとしてカウントされま 仮想マシン Windows ルート OS Windows ルート OS Hyper-V すのでご注意ください。 仮想マシン Hyper-V ハードウェア 70 仮想化環境とライセンス Windows Server 2016 Datacenter なら 無制限に仮想インスタンスを利用できます 1 台の物理サーバーで必要な数だけ Windows Server の仮想インスタンスや Hyper-V コンテナーを実行したい場合には、Windows Server 2016 Datacenter が最適です。 たとえば、クラスタリングや Live Migration、Hyper-V レプリカで仮想インスタンスを移動する際にも、仮想インスタンスの実行数と保有するライセンス数を心配す る必要がなくなるため、コンプライアンスとライセンス管理の観点からも安心、シンプルにお使いいただけます。 移動可能 Windows Server 仮想インスタンス Windows Server 仮想インスタンス Windows Server 仮想インスタンス Windows Server 仮想インスタンス Windows Server 仮想インスタンス Windows Server 仮想インスタンス Windows Server 仮想インスタンス Windows Server 仮想インスタンス Windows Server 仮想インスタンス Windows Server 仮想インスタンス Windows Server 仮想インスタンス Windows Server 仮想インスタンス 移動可能 Windows Server 仮想インスタンス 無制限の仮想インスタンスを実行可能 8 コア 2 コア パック 無制限の仮想インスタンスを実行可能 2 CPU (各10コア) ×8 Windows Server 2016 Datacenter 2 コア パック× 8 = 16 コア ラインセンス 2 コア パック × 10 Windows Server 2016 Datacenter 2 コア パック× 10 = 20 コア ラインセンス ※ サーバー上のすべての物理コアのライセンスを取得 ※ 1 プロセッサあたり最低 8 コアのライセンスが必要 ※ 1 サーバーあたり最低 16 コアのライセンスが必要 提供されるエディション Windows Server 2016 は、クラウド テクノロジを搭載した Datacenter および Standard に加えて、小規模事業所向けの Essentials、教育機関向け MultiPoint Premium Server、OEM ストレージ ソリューション Storage Server 2016、無償ダウンロード提供の Hyper-V Server 2016 の 6 エディションを提供 します。 仮想化の活用とクラウドを構築するなら あらゆる規模のビジネスに 物理環境での利用と単機能の仮想化なら Windows Server 2016 Datacenter エディション共通 Windows Server 2016 Standard 仮想 OSE/Hyper-V コンテナー • Windows Server の基本機能 OSE/Hyper-V コンテナー 無制限 Datacenter のみ 提供機能 • ストレージ スペース ダイレクト、 ストレージ レプリカなど • シールドされた仮想マシン • ネットワーク スタック • Windows Server コンテナー • Nano Server • ホスト ガーディアン サービス 2 つまで 小規模ビジネスに 教育機関向けに ストレージ専用向けに Windows Server 2016 Essentials Windows Server 2016 MultiPoint Premium Server Windows Storage Server 2016 • バックアップ • セキュアなリモート アクセス環境 • ユーザー数が 25 名以内 • デバイスが 50 個以内 • 1 台のコンピューターを複数ユーザーが 使用可能 • 専用の OEM ストレージ製品 • Windows Server CAL • Standard エディションと Workgroup エディションを提供 • Remote Desktop Services CAL • OEM チャネルを通じて販売 • CAL 不要 71 仮想化環境とライセンス 異なるバージョンの OS をご利用いただくこともできます Windows Server 2016 で構築した仮想化環境には、以前のバージョンの Windows Server を展開することもできます。Windows Server 2016 には以前のバー ジョンへダウングレードして使用できる権利があります。 仮想化環境上に異なるバージョンの Windows Server を構築した例 仮想化環境 物理 OS 物理インスタンス Windows Server 2016 Datacenter (管理用) 仮想 OS 仮想インスタンス Windows Server 2008 仮想 OS 仮想インスタンス Windows Server 2012 仮想 OS 仮想インスタンス Windows Server 2012 R2 Hyper-V ハードウェア 必要となる CAL のバージョンは仮想インスタンスの OS のバージョンと同じです 仮想インスタンスにアクセスするデバイスまたはユーザーは、仮想インスタンスで実行されている Windows Server のバージョンに合わせた CAL が必要です。たと えば、Hyper-V 上で Windows Server 2012 R2 の仮想インスタンスだけを実行している場合には、Windows Server 2012 CAL を持つデバイスまたはユーザー がアクセスできます。 ただし、物理サーバーで Hyper-V 以外のワークロードを使用している場合、あるいは仮想インスタンスで Windows Server 2016 を実行している場合には、アクセ スするデバイスまたはユーザーごとに Windows Server 2016 CAL が必要です。 管理用の 物理インスタンス (Hyper-V 利用時) 仮想インスタンス 仮想インスタンス Windows Server 202 R2 Windows Server 2012 仮想インスタンス Windows Server 2012 R2/2012 の 仮想インスタンスのみを実行 仮想化テクノロジ デバイス CAL Windows Server 2012 CAL で OK ハードウェア Windows Server 2016 Datacenter 16 コア ライセンス (2 コア パック× 8) 8 コア 物理インスタンス Windows Server 2016 Hyper-V だけを ワークロードとして実行 ユーザー CAL 72 ライセンス購入ケース スタディ 仮想インスタンスを他の物理サーバーに移動する際の注意点 Windows Server の仮想インスタンスは、適切なサーバー ライセンスが割り当てられた物理サーバー間で移動することができます。なお、移動先の物理サーバー において、既にライセンスで許可された仮想インスタンスの最大数を実行済みの場合、サーバー ライセンスを追加購入、あるいは仮想インスタンスをシャットダウンし て実行数を減らす必要があります。 Windows Server 2016 Datacenter では、無制限に仮想インスタンスを利用できるため、クラスタリングや Live Migration、Hyper-V レプリカで仮想インスタン スを移動する場合などでも、仮想インスタンスの実行数と保有するライセンス数を心配する必要がありません。 ※ 仮想インスタンスを他の物理サーバーに移動した場合、再度アクティベーションが必要になる場合があります。 物理サーバー A 管理用の 物理 インスタンス (Hyper-V 利用時) Windows Server 仮想インスタンス Windows Server 仮想インスタンス Windows Server 仮想インスタンス Windows Server 仮想インスタンス 8 コア Windows Server 2016 Datacenter 16 コア ライセンス (2 コア パック× 8) 仮想インスタンスを移動できます 仮想インスタンスを移動できません 既に許可された仮想インスタンスの 最大数を実行済みの物理サーバー 実行可能な仮想インスタンス数が 空いている物理サーバー 物理サーバー B 管理用の 物理 インスタンス (Hyper-V 利用時) 物理サーバー C 管理用の 物理 インスタンス 8 コア Windows Server 仮想インスタンス Windows Server 仮想インスタンス Windows Server 仮想インスタンス (Hyper-V 利用時) Windows Server 2016 Datacenter 16 コア ライセンス (2 コア パック× 8) Windows Server 仮想インスタンス 8 コア Windows Server 仮想インスタンス Windows Server 2016 Standard 16 コア ライセンス (2 コア パック× 8) 仮想化環境を統合管理できる System Center のライセンスについては、 「System Center 2016 のライセンス基礎知識」を参照してください。 73 ライセンス購入ケース スタディ サーバー ライセンスと CAL の種類とモード、そして仮想化環境での実行可能なインスタンス数など、Windows Server 2016 ではさまざまなライセンスの購入パター ンがあります。ここでは、最適で、お得なライセンスの購入方法をケース スタディでご紹介します。 CAL の賢い購入方法 お客様のご利用環境に合わせて最適な CAL を選択することで、お得に CAL を購入できます。 ユーザー CAL の購入がお得なケース 150 人のユーザーが、それぞれに複数のデバイスを保有し、全部で 300 台のデバイスを使用して、社内で稼働する 3 台の Windows Server 2016 にアクセスして いる場合。 ユーザー デバイス Windows Server 2016 150 人 300 台 3 台 (社内) 必要なライセンス Windows Server 2016 サーバー ライセンス Windows Server 2016 ユーザー CAL 3 150 デバイス数よりもユーザーの数の方が少ないので、 「ユーザー CAL」の購入がお得です。 1 人のユーザーが複数のデバイスを利用 デバイス CAL の購入がお得なケース 社内にある 150 台のデバイスを、200 人のユーザーで共有して、社内で稼働する 3 台の Windows Server 2016 にアクセスしている場合。 ユーザー デバイス Windows Server 2016 200 人 150 台 3 台 (社内) 必要なライセンス Windows Server 2016 サーバー ライセンス Windows Server 2016 デバイス CAL 3 150 ユーザー数よりもデバイスの数の方が少ないので、 「デバイス CAL」の購入がお得です。 1 台のデバイスを複数のユーザーで共有 外部ユーザーのアクセスが多い場合のお得な購入方法 社内で 10 台の Windows Server 2016 が稼働していて、100 人の外部ユーザーが、インターネット経由で 1 台の社内サーバーにアクセス。また、社内ユーザーは 200 人で 300 台のデバイスを使って社内のサーバーすべてにアクセスしている場合。 ユーザー デバイス Windows Server 2016 200 人 300 台 10 台 (社内) インターネット 外部ユーザー 100 人 外部ユーザーは 1 台 のサーバーにアクセス 外部ユーザーが利用するサーバーが少なく、また、 社内ユーザーはデバイス数よりも少ないため、 「エクスターナルコネクタライセンス」と 「ユーザー CAL」の購入がお得です。 74 必要なライセンス Windows Server 2016 サーバー ライセンス Windows Server 2016 ユーザー CAL エクスターナル コネクタ ライセンス 10 200 1 ライセンス購入ケース スタディ バージョンアップも見据えた、L+SA の賢い購入プラン Windows Server 2016 のライセンスを購入するなら、今後のバージョンアップを見据えて、L (製品ライセンス) + SA (ソフトウェア アシュアランス) による購入をお すすめします。アップグレード特典のある SA 付きで Windows Server を購入することで、将来的に最新バージョンへの移行コストを節約できます。 お勧め L のみで購入した場合 L + SA を購入した場合 新しいバージョンに移行するごとに、 サーバー ライセンスを買い直す必要があります。 契約期間中なら、 サーバー ライセンスの買い直しが不要です。 SA L L L 不要 Windows Server 2016 の導入 新しいバージョンへの 移行 Windows Server 2016 の導入 新しいバージョンへの 移行 最新バージョンへの移行なら、CAL も L+SA がお勧め CAL のバージョンは、サーバーと同じバージョンか、もしくはサーバーよりも新しいバージョンであることが必要です。また、クライアントのアクセスするサーバーが 1 台 でも新しいバージョンになると、CAL も最新バージョンが必要となります。 そこで、CAL も L+SA で購入しておけば、常に最新バージョンのサーバーを利用できるので、移行をスムーズに行え、将来的な CAL 購入費用を抑えることができま す。また、すべての CAL を SA 付きで購入しておけば、サーバーのバージョンが混在している場合でも、思わぬライセンス違反の発生を防止できます。 お勧め L のみで購入した場合 L + SA を購入した場合 サーバーをアップグレードするごとに、 CAL を新しく買い直す必要があります。 契約期間中なら、 サーバーをアップグレードしても CAL の買い直しが不要です。 不要 Windows Server 2016 の導入 新しいバージョンへの 移行 Windows Server 2016 の導入 新しいバージョンへの 移行 75 ライセンス購入ケース スタディ L+SA なら Azure のハイブリッド使用特典も利用可能 Windows Server 2016 の SA には、Microsoft Azure ハイブリッド使用特典が付いています。この特典により、オンプレミスで保有している SA 付きの Windows Server のライセンスを Azure で使用することができます。特典を利用すると、Azure 側で必要な費用は、新しい仮想マシンのコンピューティング料金 のみとなり、他のパブリック クラウドで Windows Server を実行する場合に比べてコストを削減できます。 ● 使用可能な Azure の仮想マシン SA 付きの Windows Server 2016 Datacenter / Standard のライセンス (最低 16 コア ライセンスが必要) ごとに、最大 2 つのインスタンスかつ合計最大 16 仮想コアの Windows Server 仮想マシンを Azure 上で使用できます。 ● Datacenter のライセンスの場合 ● Standard のライセンスの場合 ハイブリッド使用特典を利用した際にも、Azure 上で仮想マシンを実行し ハイブリッド使用特典を利用した場合、Azure にライセンスを割り当てた ながら、既存のオンプレミスでも無制限の仮想 OSE を展開することがで オンプレミスのワークロードは使用を停止にする必要があります。 きます。 クラウドとオンプレミスで 同時に展開可能 Azure に割り当てたワークロードは オンプレミスで使用停止 OEM ライセンスに関する正しい考え方 OEM のライセンスはハードウェアに紐づいているため、他のハードウェアで使用することができませんが、ライセンス割り当て済みの他のハードウェア用に OS インス タンスを作成するために、OEM ライセンスに付属されるメディアおよび OEM ライセンスで作成したイメージは使用できます。この考え方は仮想化環境でも同様です。 Windows Server メディア Windows Server OEM ライセンス Windows Server イメージ ライセンスが割り当てられている サーバーに、OEM ライセンスで 作成したイメージ/OEM ライセンス 付属のメディアを使用して インストールできます。 ライセンス割り当て済み サーバー (OEM、VL、FPP) ❶ OEM ライセンスを、別のサーバー ハードウェアに再割り当てすることはできません。 ❷ ライセンスが割り当てられているサーバーに、OEM プレインストール イメージまたは OEM ライセンスに付属されているメディアを使用して Windows Server をイ ンストールできます。なお、OEM プレインストール イメージ、またはメディアにサード パーティの製品 (アプリケーションやドライバ) が含まれている場合には、念の ためお買い上げの OEM 製品の発売元へ、イメージの利用の可否をご確認ください。 ❸ ライセンスが割り当てられていないサーバーに、OEM ライセンスで作成したイメージまたは OEM ライセンスに付属されているメディアを使用して Windows Server をインストールすることはできません。 NG Windows Server OEM ライセンス Windows Server メディア 76 ライセンス割り当て済みサーバー (OEM、VL、FPP) OK! NG Windows Server イメージ ライセンスが 割り当てられて いないサーバー ライセンス購入ケース スタディ ダウングレード Windows Server 2016 には以前のバージョンへダウングレードして使用できる権利があります。また、バージョンを問わずダウンエディションして使用できる権利が あります。購入した Windows Server で実行可能なバージョン、エディションは、以下の表より確認いただけます。 Windows Server のダウングレード Windows Server ライセンス Windows Server 2016 Datacenter Windows Server 2016 Standard ライセンス プログラム Datacenter Enterprise Standard Web Server HPC ボリューム ライセンス ● ● ● ● ● ● OEM ● ● ● ● ● ● ボリューム ライセンス ● ● ● ● ● OEM ● ● ● ● ● Essentials ● Windows 2000 Server や Windows NT Server といった上記表に記載のないバージョンへもダウングレードできます。ダウングレードする際は、サポート ライフ サイクル (http://support.microsoft.com/) をご確認く ださい。 メディアの入手方法 ボリューム ライセンスをお持ちの場合、MPSA の場合は Volume License Center (https://licensing.microsoft.com/customer) 、それ以外のお客様は Volume License Service Center (https://www.microsoft.com/Licensing/servicecenter) でご確認いただけます。 プラットフォームの変更 Windows Server 2016 は 64-bit 版のみの提供となって おりますが、Windows Server 2008 では、64-bit 版に Windows Server 2016 加えて 32-bit 版が提供されています。ダウングレード権ま たはダウン エディション権を行使して Windows Server 2008 を実行する場合は 64-bit 版の代わりに 32-bit 版を ご利用いただくこともできます。 Windows Server 2008 x86 Editions OK! OK! Windows Server 2008 x64 Editions アクティベーション Windows Server の OS イメージを別のハードウェアにコピーして使用したり、再インストールすると、再アクティベーションが必要となる場合があります。以下の方 法にて再アクティベーションできます。 ❶ OS イメージを別のハードウェアにコピーしてブートすると、または再インストールすると、プロダクト キーの入力が求められます。 OS イメージをコピーした場合は、そ の OS イメージを作成するときに使用したメディア、再インストールした場合は、再インストールに使用したメディアに付属のプロダクト キーを入力します。 ❷ 下記の窓口に電話し、以下の情報を伝えます。 マイクロソフト ライセンス認証窓口 (MPA): 0120-801-734 (年中無休 24 時間) ※ 音声ガイダンスに沿ったお電話でのセルフサービス認証は 24 時間、365 日対応しておりますが、窓口担当者による対応は、平日: 9 時 ∼ 18 時、土日: 10 時 ∼ 18 時 (祝日および年末年始休業) になります。 A) ライセンス認証ウィザード内ステップ 2 に表示されるインストール ID (6 桁 × 9 = 54 桁) B) ライセンス認証手続き希望の製品名 (Windows Server 2016 Datacenter、Windows Server 2008 R2 Enterprise など)、形態 (FPP、OEM など)、 インストール環境 (物理インスタンス、仮想インスタンスなど) C) 所有している製品名 (Windows Server 2016 Datacenter、Windows Server 2008 R2 Enterprise など) と形態 (FPP、OEM など) 77 System Center 2016 のライセンスの基礎知識 System Center 2016 のご利用にあたっては、ソフトウェアを使用する権利である「ライセンス」の取得が必要になります。ここでは、System Center 2016 のラ イセンスについて、その購入方法やライセンスの種類などの基礎知識についてご説明します。 System Center 2016 の ML (マネジメント ライセンス) について マネジメント ライセンス (ML) は、System Center 2016 の各コンポーネントによって管理されるサーバー、およびクライアントの OSE (Operating System Environment) ごとに必要になります。管理対象がサーバー製品 (ファイル サーバーや Exchange Server、SQL Server など) の場合には「サーバー ML」が 必要です。また、管理対象がクライアント製品 (Windows 8 など) の場合には「クライアント ML」が必要になります。なお、System Center 2016 サーバーソフ トウェアの実行権は、ML に含まれているため、System Center 2016 のサーバー ライセンスは必要ありません。 管理対象のサーバー サーバー OSE を実行する 管理対象デバイスごとに サーバー ML が必要 System Center 2016 (管理する側のサーバー ) • サーバー ライセンスは不要: サーバー ML とクライアント ML に System Center 2016 のサーバー ソフト ウェアを実行する権利が含まれる • SQL Server テクノロジを包含: System Center 2016 サーバー ソフト ウェアに SQL Server テクノロジが 含まれる 78 • ファイル サーバー • Exchange Server • SQL Server など 管理対象のクライアント • Windows 7 / 8/ 10 • Windows Mobile • Windows RT • Windows Phone • iOS/Android など 非サーバー OSE を実行する 管理対象デバイスごとに クライアント ML が必要 System Center 2016 のライセンスの基礎知識 System Center 2016 のサーバー ML System Center 2016 では、Standard と Datacenter の 2 種類のサーバー ML を提供します。 Standard と Datacenter の両ライセンスには、次のような特徴があります。 ● Standard と Datacenter の両ライセンスには、System Center 2016 のすべてのコンポーネントが含まれており、管理対象サーバーで実行されているアプリ ケーションの有無に関係なく管理することができます。 ● Standard と Datacenter のいずれも、各管理対象サーバーに必要なサーバー管理ライセンスの数は、その管理対象サーバー内の物理コアの数によって決ま ります。 ● 同じサーバー上のすべての物理コアに対して、同じエディションのサーバー ML を取得する必要があります。 (同じサーバー上に Standard と Datacenter を混 在して割り当てることはできません) ● Datacenter の場合、管理対象サーバー上のすべての物理コアのライセンスを取得すると、そのサーバー上の無制限の OSE を管理できます。 ● Standard の場合、管理対象サーバー上のすべての物理コアのライセンスを取得すると、そのサーバー上で 2 つの OSE を管理できます。 ● Standard は、管理対象サーバー上のすべての物理コアに対して追加のコア ライセンスを取得し、同じ物理コアに割り当てることで、追加の OSE または Hyper-V コンテナーを管理できます。 ● Standard と Datacenter 共に SA が付属しています。 System Center 2016 Datacenter System Center 2016 Standard OSE/Hyper-V コンテナー 無制限 2 Windows Server コンテナー 無制限 無制限 Configuration Manager ● ● Operations Manager ● ● Data Protection Manager ● ● Virtual Machine Manager ● ● Service Manager ● ● Orchestrator ● ● Endpoint Protection ● ● System Center グローバル サービス モニター System Center 2012 サービス管理ライセンスのアクティブなマイクロソフト ソフトウェア アシュアランス契約をお持ちのお客様だけがご利用になれます。また、 このソフトウェア アシュアランス特典は、サポート対象国でのみ提供されます。サポート対象国については次の URL (英語) を参照ください。 https://products.office.com/en-us/business/international-availability?legRedir=true&CorrelationId=0b23811b-824e-412d-a2a9-62bf55fbddf8 79 System Center 2016 のライセンスの基礎知識 System Center 2016 のクライアント ML System Center 2016 の管理対象が、Windows 7/8 や Mac OS などのサーバー OS 以外の場合、クライアント ML が必要です。 System Center 2016 のク ライアント ML は、OSE 単位の購入に加えて、ユーザー単位でも購入できるため、自社環境に適した単位でライセンスを購入いただけます。また、System Center 2016 クライアント ML には、サーバー ソフトウェア (SQL Server テクノロジを含む) の実行権が含まれており、別途サーバー ライセンスを取得する必要はありません。 System Center 2016 では、SCCM (SCVMM を含む)、SCEP、System Center Client Management Suite (複数コンポーネントを包含) の 3 つのクライアン ト ML を提供します。なお、System Center 2016 クライアント ML は、コンポーネントによって、CAL スイート製品である Core CAL および ECAL で購入すること もできます。 同 様に Microsoft Intune には、System Center Configuration Manager クライアント管 理ライセンス (CML) および System Center Endpoint Protection サブスクリプションが含まれます。 Configuration Manager クライアント管理ライセンス サブスクリプション 含まれるコンポーネント • Configuration Manager • Virtual Machine Manager Client Management Suite の Endpoint Protection • Endpoint Protection コア CAL スイートに含まれる ● ● エンタープライズ CAL スイートに 含まれる ● ● クライアント管理ライセンス • • • • Service Manager Operations Manager Data Protection Manager Orchestrator クライアント管理ライセンスは、OSE 単位またはユーザー単位で購入できます。 * CAL スイート製品 さまざまなアプリケーションにアクセスするクライアントを System Center 2016 で管理する場合、CAL スイート製品であるCore CAL と ECAL (Enterprise CAL) を お勧めします。 Core CAL には、SCCM および SCEP のクライアント ML に加えて、Windows Server CAL、Exchange Server Standard CAL などが含まれています。 ECAL は、Core CAL に加えて、System Center Client Management Suite、Exchange Server Enterprise CAL や SharePoint Server Enterprise CAL など、 CAL とサブスクリプション ライセンスを 1 つのスイート製品で提供し、個別にライセンスを購入するよりもお得にライセンスを購入できるため、導入コストとライセンス 管理の負担を削減できます。 サーバー CAL とクライアント ML Windows Server Windows Server CAL SharePoint Skype for Business System Center ● 80 ● ECAL ● ● Active Directory Rights Management Services Exchange Server Standard CAL Exchange Core CAL ● ● Exchange Server Enterprise CAL ● Exchange Online Archiving ● SharePoint Server Standard CAL ● ● SharePoint Server Enterprise CAL Skype for Business Server Standard CAL ● ● ● ● Skype for Business Server Enterprise CAL System Center Configuration Manager クライアント ML (SCVMM のクライアント ML を含む) ● ● System Center Endpoint Protection ● ● System Center Client Management Suite (SCSM、SCOM、SCDPM、SCO のクライアント ML を含む) ● 2016 年 12 月 31 日までに発注されたすべての Enterprise CAL Suite および Enterprise CAL Suite Bridge for Office 365 (Microsoft Intune の有無は問いません) ライセンスに対し、System Center Client Management Suite の使用権が追加されます。 お得なスイート ライセンス Windows Server 2016 と System Center 2016 のライセンスは、個々の製品ライセンスを購入できることに加えて、両製品、あるいはクラウド サービスの利用を 包括したスイート ライセンスで購入することもできます。これらのスイート ライセンスは、個別に購入するよりもお得な価格で提供されるため、導入コストを抑えること が可能です。 データ センター/仮想化環境に必要なライセンスを包括的に提供する ライセンス スイート、Core Infrastructure Server (CIS) CIS Suite は、データセンターを構築するお客様が、多数の仮想化環境の運用管理を効率的に行い、高いセキュリティレベルを維持すために必要となるライセンス を包括的に提供する、ライセンス スイートです。 CIS Suite には 2 つのエディションがあります CIS Suite は、Windows Server のサーバー ライセンスと System Center のサーバー ML を組み合わせて提供します。データ センターの構築には、OS、仮想 化基盤、運用管理基盤、セキュリティ対策基盤など、さまざまなテクノロジが必要です。 CIS Suite では、これらの機能をマイクロソフト プラットフォームで標準化でき るため、一貫した操作性と共通のサポート窓口を利用できます。さらに、スイートに含まれる製品のライセンス モデルを統一し、単一のライセンスとして、個別に製品 を購入するよりもお得な価格で提供します。データセンターの構築に伴うライセンス管理の簡略化と導入コストの低減を実現できます。 CIS Suite では、Datacenter と Standard の 2 つのエディションを提供します。お客様のデータセンター環境に応じて、最適なエディションを選択いただけます。 CIS Suite の エディション ライセンスが割り当てられた 物理サーバーにおいて 無制限の仮想 OSE の実行と管理が可能 ライセンスが割り当てられた 物理サーバーにおいて 2 つの仮想 OSE の実行と管理が可能 Core Infrastructure Server Suite Datacenter Core Infrastructure Server Suite Standard Windows Server 2016 Windows Server 2016 Datacenter Standard System Center 2016 System Center 2016 Datacenter Standard サーバーおよびクラウド加入契約 (SCE) お客様はさまざまなコンポーネント製品を マイクロソフトの主要なサーバーおよびクラウド テクノロジで標準化できます。 SCE は EAP (アプリケーション プラットフォーム 加入契約) に 4 つの変更を追加 1 2 3 4 Windows Server + System Center を 利用できる 既定で Microsoft Azure を含む 割引および条件を 標準化 サブスクリプション オプションを追加 81 お得なスイート ライセンス SCE の特典 SCE には、全社規模でご契約いただく代わりに、クラウドに最適化された新しいライセンス オプションや、シンプルなライセンス管理、魅力的な価格や条件などのさま ざまな特典があります。 クラウド 対応 標準化と 簡素化 コスト削減と 特典 クラウドの容易な導入 サーバーおよびクラウド テクノロジに 関する単一の加入契約 最も有利な価格と条件 サブスクリプションの柔軟性 一貫性のあるクラウド OS プラットフォーム エンタープライズ向け 製品使用権 アプリケーション ライセンス モビリティ 最新テクノロジーの利用 無制限のサポート* クラウド管理特典 ライセンス管理の削減 *対象となるお客様向け ● クラウド対応 SCE には、Microsoft Azure の料金、クラウドへのアプリケーションのライセンス モビリティ、System Center で Azure のリソースを管理する特典が用意さ れています。また、新しいサブスクリプション ベースのオプションも用意されているため、 ワークロードの廃止、統合、 クラウドへの移行の際に柔軟性が高まります。 ● 標準化と簡略化 さまざまな展開方法に対応した最新のテクノロジと特典を利用できるだけでなく、 標準化された型番によりシンプルなライセンスを利用できます。 SCE のお客様は、 さらに、SCE で CIS を採用していただくと、オンプレミスでも Azure でも、標準化された管理プラットフォームが提供されます。 ● コストの削減と特典 SCE は、新規のライセンス、ソフトウェア アシュアランス、Azure の割引をはじめ、サーバーおよびクラウド製品を対象とした、Microsoft の最も魅力的な価格 と特典を提供します。該当するお客様には、無制限のサポートなど、プレミアム特典を受ける資格も提供されます。 EAP と ECI のお客様が既存の契約期間中に影響を受けることはありません アプリケーション プラットフォーム 加入契約 (EAP) のお客様 EAP のお客様は、SCE で全社規模の契約を更新できます。また、お客様は Microsoft Azure、新たに追加された柔軟なサブスクリプション オプション、およ び EA での標準化された一連の割引を利用できるようになります。 コア インフラストラクチャ 加入契約 (ECI) のお客様 SCE で CIS への全社規模の契約を結ぶことによって、お客様は当社の最適な価格と条件、新しいサブスクリプション オプション、および新しい Azure 特典を 利用できます。 CIS への全社規模の契約を結ばないお客様は、専用の契約または最小数量のないその他のボリューム ライセンス プログラムを通してライセン スを取得できます。 82 お得なスイート ライセンス 利用可能なコンポーネントの中から 1 つ以上を選択して購入 SCE では、コア インフラストラクチャ、アプリケーション プラットフォーム、開発者プラットフォーム、Microsoft Azure という 4 つのコンポーネント製品をご用意してい ます。お客様は、これらのコンポーネント製品を 1 つだけ選ぶことも、必要に応じて組み合わせることもできます。最初の 3 つのコンポーネント製品のいずれかをお 選びいただくと、非常に魅力的な料金で Microsoft Azure もご利用いただけます。 コア インフラスト ラクチャ アプリケーション プラットフォーム 開発者 プラットフォーム 製品: 製品: 製品: CIS SKU (Windows Server + System Center) SQL Server オプションで購入可能: SharePoint Server および BizTalk Server Visual Studio Enterprise 要件: すべての Windows Server に 対する CIS の適用 要件: SA をすべてに適用 要件: SA をすべてに適用 Microsoft Azure 製品: すべての Microsoft Azure クラウド サービス 既定で利用可能 単独でライセンスを 取得することもできる + Microsoft Azure の利用 * BizTalk Server と SharePoint Server も SQL プールの一部として加入契約を結ぶことができます。 SCE の各コンポーネントの詳細 コア インフラストラクチャ アプリケーション プラットフォーム 開発 プラットフォーム Microsoft Azure 製品 製品 製品 製品 • CIS Datacenter • CIS Standard • CIS Datacenter (Windows Server なし) • CIS Datacenter (System Center なし) • CIS Standard (Windows Server なし) • CIS Standard (System Center なし) • SQL Server CAL • SQL Server Enterprise コア ライセンス • SQL Server Standard コア ライセンス • SQL Server Standard サーバー ライセンス • SQL Server Parallel Data Warehouse コア ライセンス • BizTalk Server Enterprise コア ライセンス • BizTalk Server Standard コア ライセンス • BizTalk Server Branch コア ライセンス • SharePoint Server • Visual Studio Enterprise • Visual Studio Test Professional • Visual Studio Team Foundation Server CAL • MSDN Platforms すべての Microsoft Azure クラウド サービス 最小発注要件 最小発注要件 最小発注要件 最小発注要件 最低発注数は、Core Infrastructure Server Suite Standard または Datacenter (いずれかのエディション または両方の組み合わせ) について 400 コア ライセンス SQL Server: SQL Server コア ライ センス x 50、または SQL Server サーバー ライセンス × 5 + CAL × 250 SQL Server PDW: 32 コア BizTalk: 任意のエディションによる 24 コア SharePoint Server: 5 サーバー Visual Studio Enterprise 20 ライセンス または、単独でライセンスを取得可能 ライセンスを取得したすべての Windows Server の展開について、 上記のいずれかの SKU を 取得する必要があります。 SCE およびマイクロソフトの EA契約 ● EA の下で結ばれる 3 年間のコミットメント ● EA の特典も含まれる (ボリューム ディスカウントなど) ● 既存の EAP と ECI のお客様向けには更新として提供* * ECI のお客様は、ソフトウェア アシュアランスを含むコア インフラストラクチャ スイート (CIS) への全社規模のコミットメントを結ぶ必要があります。 83 サービス プロバイダー向けライセンス ホスティング サービスや ASP サービス、SaaS など、外部の第三者にソフトウェアやオンライン サービスを提供するサービス プロバイダーが Windows Server 2016 や System Center 2016 を利用する場合、Services Provider License Agreement (SPLA) が必要になります。 SPLA とは 通常のボリューム ライセンスは、 企業内での利用が前提となっているため、 企業外の第三者への Windows Server 2016 や System Center 2016 を利用したサー ビスの提供はできません。そこで、ホスティング サービスや ASP サービス、SaaS など、Windows Server 2016 をサービス提供企業外の第三者が利用する場合 に最適なライセンスが、Microsoft Services Provider License Agreement (SPLA: スプラ) です。 ボリューム ライセンスの購入では... SPLA なら 第三者のエンド ユーザーは、 企業内のサーバーにアクセスできません。 第三者のエンド ユーザーは、ライセンスを購入することなく、 サービス プロバイダーの提供するサービスを 利用することができます。 オンライン サービス 第三者の エンド ユーザー 企業がボリューム ライセンスで購入した Windows Server 2016 原則として外部の第三者は利用できません。 サービス プロバイダー ホスティング サービス Windows Server 2016 外部の第三者が自由にサーバーを利用できます。 こんな業務では SPLA が最適 SPLA は次のような業務、事業での利用に最適です。 インターネットや専用回線で、Windows Server 2016 や System Center 2016 を利用したサービスを 第三者のエンド ユーザーに提供する業務 84 ● ホスティング サービス ● メールやコラボレーション サービス ● オンライン ゲーム ● アウトソーシング サービス ● プラットフォーム インフラ サービス ● ASP サービスや SaaS ● データ センター ● ストリーミング メディア サービス サービス プロバイダー向けライセンス SPLA と通常のボリューム ライセンスとの違い SPLA は、企業内の利用に限定されず、さまざまなニーズに応えることができます。また、導入コストも無駄のない月額払いです。 通常のボリューム ライセンス 備考 • コア ライセンス (物理サーバーごと に最低 16 コアを購入、物理プロ セッサごとに最低 8 コア購入) コア ライセンス: サービスを提供する サーバーの物理コアごとにライセンス SPLA サーバー製品のライセンス購入形態 (Windows Server や System • コア ライセンス (物理プロセッサ ごとに最低 8 コアを購入) Center) • CAL は不要 その他製品のライセンス購入形態 (Remote Desktop 等) サブスクライバー アクセス ライセンス (1 人のユーザー単位で購入) CAL ホスティングや ASP などのサービス (サービス プロバイダー経由) として Windows Server 2016 を利用 可 不可 Windows Server 2016 の社内利用 可 (50% 未満の条件有) 可 社員や関連会社の外部からの利用 可 (プロセッサ ライセンスをサービス プロバイダーと契約する必要あり) 可 (エクスターナル コネクタ ライセン ス、または CAL で利用可能) 複数サーバーへの第三者のアクセス 可 可 (エクスターナル コネクタ ライセン ス、または CAL で利用可能) ライセンス料金の支払方法 1 か月ごとの月額従量制 (非永続的) 契約形態によって一括、または 1 ∼ 3 年単位 バージョンアップへの対応 常に最新のバージョンの利用が可能 SA (ソフトウェア アシュアランス) の購 入により、最新バージョンにアップグ レード可能 アカデミック版 あり あり • CAL (ユーザーまたはデバイス単位 で購入) を購入 SPLA でも通常のボリューム ライセン ス同様 Windows Server 2016 の 提供があります。 Windows Server 2016 の仮想化環境における SPLA Windows Server 2016 の Hyper-V や Virtual Machine Manager などの仮想化技術を利用したケースで SPLA を適用するためには、次の要件を満たしてい る必要があります。 ● すべての物理コア数分のライセンスを購入 (物理プロセッサごとに最低 8 コア購入) ● 1 仮想化環境内の仮想インスタンスが、1 物理インスタンス上のホスト OS となる Windows Server 2016 のエディションによって許された仮想インスタンス数内 であること Windows Server 2016 Standard 仮想インスタンス 仮想 OSE 仮想化ソフトウェア Windows Server 2016 2 プロセッサ (各 10 コア) Windows Server 2016 Datacenter 1 インスタンス 無制限 サーバー上の物理コアのライセンスを取得すると、 1 仮想 OSE/Hyper-V コンテナを実行できます。 サーバー上の物理コアのライセンスを取得すると、 仮想 OSE/Hyper-V コンテナで無制限のインスタンスを 実行できます。 Windows Server 2016 Datacenter の場合 必要な ライセンス数 20 コア ライセンス (2 コア パック× 10) Windows Server 2016 Standard の場合 必要な ライセンス数 20 コア ライセンス (2 コア パック× 10) 仮想 OSE 仮想 OSE 仮想 OSE 仮想化ソフトウェア Windows Server 2016 2 プロセッサ (各 10 コア) 仮想 OSE Windows Server 2016 Datacenter の場合 必要な ライセンス数 20 コア ライセンス (2 コア パック× 10) Windows Server 2016 Standard の場合 必要な ライセンス数 80 コア ライセンス (2 コア パック× 40) 85 サービス プロバイダー向けライセンス Windows Server 2016 におけるダウングレードと ダウンエディション 旧バージョン (Windows Server 2016 以前) 現行バージョン Windows Server Datacenter、 Enterprise、Standard、Web Server Windows Server Datacenter ※ 1 Windows Server 2016 Standard ライセンスで実行できる OSE は、Windows Server 2016 の使用権に準じます。 現行バージョン 旧バージョン (Windows Server 2016 以前) Windows Server Standard Windows Server HPC Server OS System Center 2016 の仮想化環境における SPLA System Center 2016 Standard 管理対象サーバーのすべての物理コアに System Center 2016 Standard ライセンスが必要です。これらのライセンスを割り当てると、System Center 2016 Standard コア ライセンスが割り当てられているデバイス上で実行されているサーバー OSE を 1 つ管理できます。 ※ 複数のサーバー OSE を管理する場合には、物理コア数 × OSE 数のライセンスが必要です。 System Center 2016 Datacenter 管理対象サーバーのすべての物理コアに System Center 2016 Datacenter ライセンスが必要です。これらのライセンスを割り当てると、System Center 2016 Datacenter コア ライセンスが割り当てられているデバイス上で実行されている任意の数のサーバー OSE を管理できます。 System Center 2016 Standard、Datacenter に含まれるコンポーネント ● Operations Manager ● Configuration Manager ● Data Protection Manager ● Virtual Machine Manager ● Endpoint Protection ● Orchestrator ● Service Manager <SQL Server Technology 含む> 必要なライセンス 例1 1 プロセッサ (8 コア) のサーバーが 2 台 仮想 OSE なし 例2 2 プロセッサ (各 8 コア) のサーバーが 1 台 仮想 OSE なし 例3 1 プロセッサ (8 コア) のサーバーが 1 台 仮想 OSE × 3 例4 2 プロセッサ (各 8 コア) のサーバーが 1 台 仮想 OSE × 8 Standard 8 コア ×1 サーバー OSE OSE サーバー サーバー サーバー OSE サーバー OSE OSE OSE 8 コア ×1 16 16 8 コア ×2 16 16 8 コア ×1 8×3 OSE サーバー サーバー サーバー OSE サーバー OSE OSE 8 コア ×2 16×8 OSE OSE OSE お得なスイート ライセンス Core Infrastructure Server Suite (CIS) は個別に製品を購入する場合の価格と比較して低コストで購入することができます。 ● Core Infrastructure Server Suite Datacenter (= Windows Server 2016 Datacenter + System Center 2016 Datacenter) ● Core Infrastructure Server Suite Standard (= Windows Server 2016 Standard + System Center 2016 Standard) 86 24 サーバー サーバー Datacenter 128 8 16 関連情報 ライセンス関連情報 ● マイクロソフト ボリューム ライセンス http://www.microsoft.com/ja-jp/licensing ● サービス プロバイダー様向けライセンス プログラム: SPLA http://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/licensing-options/spla-program.aspx Windows Server 2016 と System Center の製品情報 ● Windows Server 2016 http://aka.ms/ws-jp ● Windows Server 2016 購入方法 / ライセンス早わかりガイド http://aka.ms/ws-pricing ● System Center 2016 http://aka.ms/sc-jp ● System Center 2016 購入方法 http://aka.ms/sc-pricing ● System Center Configuration Manager http://aka.ms/sccm-jp ● System Center Configuration Manager 購入方法 http://aka.ms/sccm-pricing ● クラウド プラットフォーム製品およびサービス http://aka.ms/cloud-platform-jp Hyper-V に関するお問い合わせ https://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/local/support/cloud-direct/default.aspx Cloud Direct (法人様、パートナー様限定) ● 電話番号: フリーダイヤル 0120-39-8185 ● 受付時間: 9:00 ∼ 17:30 ● 営業日: 月曜日 ∼ 金曜日 (弊社指定休業日を除く) ※ お問い合わせの際には、電話番号をお間違いのないようおかけください。 Cloud Direct は、Microsoft Azure と Hyper-V の利用をご検討、ご提案、情報収集されている法人のお客様やパートナー様をご支援する、法人のお客様を対 象としたマイクロソフトの新しい無償コール センター サービスです。購入、導入前のお客様のみならず、ご提案中のパートナー様も同じ 1 つの電話番号におかけい ただき、オペレーターがお問い合わせに対応いたします。 • • • • 本窓口は技術サポート窓口ではないため、一部お問い合わせに関しては有償のサービスをご案内させていただくこともあります。 より良い情報提供のため、お問い合わせ内容により、お預かりした後、担当におつなぎすることもあります。 Cloud Direct は、お客様の購入、提案支援のための窓口です。技術サポート窓口とは異なりますのでご注意ください。 お客様へのご案内はお電話以外にもメールでご案内を行う場合もございますのでご了承ください。 87 関連情報 中堅中小企業専用ご相談窓口 http://www.microsoft.com/japan/msbc/Express/sbc/sbit/default.aspx カスタマー インフォメーション センター ● 電話番号: フリーダイヤル 0120-41-6755 ● 受付時間: 9:00 ∼ 17:30 ※ 土日祝、弊社指定休業日を除く ※ お問い合わせの際には、電話番号をお間違いのないようおかけください。 カスタマー インフォメーション センターは、皆さまの IT 導入について、都度最適なサポートを行うためのお問い合わせ 窓口です。おすすめ製品、 キャンペーンの紹介、 ライセンスについて聞きたい方、 マイクロソフト製品に 関するお悩み、IT 支援施策に関するお悩み、IT 活用全般のお悩みなどお電話もしくはメー IT 導入、製品購入、 ル フォームから、お気軽にお問い合わせください。 パートナー様専用ご相談窓口 https://mspartner.microsoft.com/ja/jp/pages/Support/call-center.aspx パートナー コールセンター ● 電話番号: フリーダイヤル 0120-70-8105 ● 受付時間: 9:00 ∼ 17:30 ※ 土日祝、弊社指定休業日を除く ※ お問い合わせの際には、電話番号をお間違いのないようおかけください。 パートナー コール センターは、 どんな小さなことでもすぐに ご相談いただける電話窓口です。IT 導入や製品購入の提案、 ライセンスについて聞きたいパートナー様は、 お電話もしくはメール フォームから、お気軽にお問い合わせください。 Microsoft System Center Windows Server 2016、System Center 2016 の詳細は次の URL をご参照ください。 http://aka.ms/ws-jp http://aka.ms/sc-jp 88 ライセンス ガイド 2016 年 10 月版 ●記載されている、会社名、製品名、ロゴ等は、各社の登録商標または商標です。●製品の仕様は、予告なく変更することがあります。予めご了承ください。 製品に関するお問い合わせは、次のインフォメーションをご利用ください。 ■ インターネット ホームページ http://www.microsoft.com/ja-jp/ ■ マイクロソフト カスタマー インフォメーションセンター 0120-41-6755(9:00∼17:30 ■ マイクロソフト ボリューム ライセンス コールセンター 0120-737-565(9:00∼17:30 土日祝日、弊社指定休業日を除きます) 土日祝日、弊社指定休業日を除きます) ※電話番号のおかけ間違いにご注意ください。 ご購入に関するお問い合わせは、マイクロソフト認定パートナーへ。 ■ マイクロソフト認定パートナー http://www.microsoft.com/ja-jp/partner/ 〒108-0075 東京都港区港南 2-16-3 品川グランドセントラルタワー 5929-NOC5