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生活科 1学年 「なかよし いっぱい だいさくせん」 (18 時間)

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生活科 1学年 「なかよし いっぱい だいさくせん」 (18 時間)
生活科
1学年
「なかよし
いっぱい
だいさくせん」
(18 時間)
○学校の施設の様子,学校生活を支えている人々や友だち,通学路の様子やその安全を守っている人々に関心をもち
楽しく学校生活を送るとともに,安全な登下校をしようとしている。
(関心・意欲・態度)
○学校の施設の利用,学校生活を支えている人々や友だちとのかかわり,安全な登下校などについて,自分なりに考
単元目標
えたり,振り返ったりして,それを素直に表現することができる。
(思考・表現)
○学校の施設,学校生活を支えている人々や友だち,及び通学路の様子などが分かり,それらと自分とのかかわりに
ついて気付いている。
(気付き)
配
時
2
学習活動と内容
主な
言語活動
1
2
2
1
4 クラスで学校探検をする。
(1)探検の約束を確認する。
○廊下の通り方
○プリントの記入の仕方
(2)活動を振り返り交流する。
○気付いたこと
○思ったこと
話す
聞く
【気】学校にはいろいろな ※学校全体の様子が分かるように,児童
人がいたり,いろいろな物
の気付きを人,物や施設,自然で色分
があったりすることに気付
けした板書に着目させる。
いている。
(カード・発言)
9
5 各自やグループで学校探検をする。
(1)探検する場所を決める。
(2)探検の約束を確認する。
○廊下の通り方
○インタビューの仕方
○困った時の対応の仕方
・ケガをした時
・迷子になった時
話す
聞く
【関】学校の施設,先生や ※自信をもって探検活動ができるように
友だちなどに関心をもって
インタビューの内容を一緒に考えたり
かかわろうとしている。
練習させたりする。
(行動観察)
【思】自分の知りたいこと ※文章で書くことが難しい時は,まず絵
や興味のあることについて
を描かせ,それをもとに子どもから気
尋ね,絵や言葉で表現して
付きを聞き取り,教師が一緒に文章を
いる。(発言・カード)
書くようにする。
クラスの友だちや先生と仲良く遊ぶ。
学校のことで知っていることを話す。 話す
○先生,友達
○施設,物
○自然
評価規準
定着を図るための指導と評価規準に
(評価の観点と方法)
到達していない児童への補充指導
【関】クラスの友だちや先 ※活動がスムーズにできるように,幼稚
生と楽しく遊ぼうとしてい
園や保育園の遊びを把握し取り入れ,
る。
(行動観察)
声をかけ一緒に活動をさせる。
【思】興味をもったことに ※教科書に書かれているものについて問
ついて話したり聞いたりし
いかけたり,普段の生活の中で,学校
ようとしている。(発言)
について話した児童の言葉を広げたり
して,学校や学校生活に目を向けさせ
る。
【思】知っていることにつ ※具体的に幼稚園の遊具や先生,活動等
いて幼稚園と比べて話して
を思い出させることで,思考を促す。
いる。(発言)
(3)活動を振り返り,表現し交流する。
○気付いたこと
・教室の名前,数
・教職員の名前,数
・学校の施設,教材・教具
○思ったこと
・驚き,疑問点
・さらに行ってみたい場所
など
【気】学校には,いろいろ ※自分とのかかわりを考えさせるために
な施設があることや,自分
「どうして音楽室があるのかな?」
たちの生活を支えてくれる
「給食の先生がいなかったら・・・」
人がいることに気付いてい
など問いかける。
る。 (発言・カード)
4
6 通学路の探検をする。
話す
(1)通学路について話す。
聞く
○自然,生き物,建物,人
など
(2)探検の約束を決める。
○安全面
○公共の場所でのルールやマナー
(3)探検へ行く。
(4)活動を振り返り交流する。
○できるようになったこと
・あいさつ,交通安全のルール など
○気付いたこと
・危険箇所,安全を守る人
など
○もっとやってみたいこと
1
7
【関】通学路の様子やその ※登下校時に立ってくださっている地域
安全を守っている人々に関
の人の気持ちに気付かせるために,通
心をもち,安全な登下校を
学路を守ってくださる方の絵カードを
しようとしている。
渡し,「なんて言っているかな。」と
(行動観察・発言)
問いかける。
【思】毎日の登下校を振り ※気持ちを伝えるために,安全を守って
返り,自分たちの安全を守
くださる方々に気持ちを込めて挨拶を
ってくれる人々に感謝をし
するようにさせる。
ている。
(発言)
【気】通学路の様子や危険 ※発見したものを色分けカード等を使っ
箇所,安全を守っている施
て板書で整理し,色に着目させること
設や人々に気付いている。
で,通学路における人,施設,自然に
(カード・発言)
気付かせる。
◆通学路探検は,季節ごとに行い,「き
【気】学校の施設はみんな
せつとあそぼう」と関連させる。
の物であること,学校には ※学校のきまりやマナーに気付くよう,
みんなで気持ちよく生活す
誰のための施設なのか,誰のためにし
るためのきまりやマナーが
てくださっているのかを考えさせる。
あることに気付いている。 ◆学習時間だけではなく,年間を通して
(カード・発言)
活動を見通す。
学校探検や通学路探検を振り返る。
○気付いたこと
○もっとやってみたいこと
話し合う
生活科
1学年
「おおきく
なあれ
わたしの
はな」
(18 時間)
○自分の花の変化や成長の様子に関心をもち,意欲と親しみをもって大切に育てようとしている。(関心・意欲・態度)
○育てている花のことを思いながら,工夫して世話をするとともに,花の変化や成長の様子,それについての期待や
単元目標
喜びなどを表現することができる。
(思考・表現)
○花を育てる活動を通して,植物も自分たちと同じように生命をもっていることや成長すること,変化することに気
付くとともに,植物を育てる楽しさを実感している。
(気付き)
配
時
1 1
学習活動と内容
主な
言語活動
知っている花や育てたことのある花, 話す
育てたい花などについて話す。
評価規準
定着を図るための指導と評価規準に
(評価の観点と方法)
到達していない児童への補充指導
【気】自分たちの身の回り ※子どもたちの生活経験を引き出せるよ
に色々な花があることに気
うに,一緒に学校の花壇を見て回った
付いている。
(発言)
り,就学前の経験を聞いたりさせる。
2 2 育てる花を決める。
話し合う
聞く
(1)育てる花を決める
○朝顔・ヒマワリ・オジギソウ
風船カズラ・ホウセンカなど
(2)種の様子や花に対する思いをカード
に書く。
○種の絵
○想像する花の絵
○花の成長への期待
【関】自分の思いを明らか ※思いや願いを聞き出すことができるよ
にして,育てる花を決め栽
うに,「どうしてその花を育てたいの
培活動を楽しみにしている
か」となげかける。
(カード・発言)
【思】育てる花の思いや種 ※子どもたちの思いが表現できるように
の様子などを,絵や文で表
花に対する期待や願いを十分聞き出し
現している。
た上で書かせる。
(カード・発言)
2 3
【思】種まきの方法を聞い ※種まきができるように,一緒に2年生
たり,土作りをしたりする
のところに昨年度の経験を聞きに行っ
など,花の成長に期待しな
たり,種まきや土作りに関する資料を
がら活動している。
掲示したりする。
(行動観察・発言)
【関】期待をもって種をま ※栽培意欲が継続できるように,「どん
き,大切に育てていこうと
な花か咲くか楽しみだね」など声かけ
している。
をしながら一緒に種まきをする。
(行動観察・カード)
種まきに必要な準備をして,自分の花 聞く
の種をまく。
(1)種まきに必要な準備をする。
○土作り
(2)種まきをし,これからの世話を考え
る。
○水やり
○草取り
○朝の観察
5 4 花の世話をし,その様子などをカード 書く
に書き,気付いたことなどについて話し 話す
合う。
(1)観察カードに書く。
○気付いたこと
○前と違うところ
○思ったこと
(2)カードをもとに花の成長の様子につ 話す
いて伝え合う。
○葉の大きさ,数,色,におい
○つるの伸び方
○花のつぼみのでき方 など
【関】育てている花に心を ※じょうろを靴箱のところに置き,朝の
寄せ,繰り返しかかわろう
水やりを忘れないようにさせたり,次
としている。(行動観察)
の観察の視点を与えたりする。
【思】花の変化や成長の様 ※前回のカードを見せながら,カードを
子,それについて気付きや
書かせ,気付いたことだけでなく世話
思いを,自分なりの方法で
の様子,思いが表現できるように問い
表現している。
かける。
(カード・発言) ※自分の書いた観察カードの振り返らせ
【気】花を育てるには,継
これまでの世話について賞賛すること
続的な世話が大切なことを
で,開花には継続的な世話が必要なこ
気付いている。
とに気付かせる。
(カード・発言) ◆この活動を繰り返し,継続的に世話や
観察することで変化に気付かせる。
【気】種のでき方,色,形 ※種の形が比較できるように,種まきの
など,種の特徴や育てた喜
時に書いた観察カードと比較させる。
びに気付いている。
(行動観察・カード)
2 5
話す
種の収穫をする。
書く
○植えた種との数の比較
算数との関連「10よりおおきいかず」
2 6
これまでの活動を振り返る。
話し合う
○できるようになったこと
書く
・植物とのかかわり(世話 など)
○気付いたこと
・花の成長の変化
○もっとやってみたいこと
・咲き終わった花の色水遊び
・枯れたつるでのリース作り
・違う種類の植物の栽培
・採取した種のプレゼント(1年生)
【思】育ててきた花とのか ※花と自分とのかかわりを意識できるよ
かわりを振り返り,自分な
うができるよう,これまでの観察カー
りの方法で表現している。
ドを並べさせ,花の成長だけではなく
(カード・発言) その時の気持ちやできるようになった
事などを書かせる。
【気】花は生命をもってい ※教室に掲示している継続的な写真の資
ることや成長していること
料に着目させ、花の変化や成長を感じ
に気付いている。
取らせる。
(カード・発言)
4 7 春に咲く花を植え,世話をする。
話し合う
(1)冬,春に咲く花を調べ,苗や球根を 書く
植える。
○パンジー,ビオラ,デージー
ノースポール,スィートアリッサム
ナデシコ,プリムラマラコイデス
チューリップ など
(2)継続的な世話や観察をする。
【関】花が咲くことを楽し ※育てる花について保護者と相談してこ
みにしながら,秋まきの花
させたり,咲いた花の写真の中から選
を育てようとしている。
ばせたりさせる。
(行動観察)
【思】春まきの花栽培の経 ※継続的な観察ができるよう,春まき栽
験を生かしながら秋まきの
培の写真や観察カードで振り返り,秋
花の種類や植え方,育て方
まきの花の栽培について考えさせる。
を調べ土作りや世話をして ◆花の変化を知らせる掲示物を作成し,
いる。 (カード・発言)
1年間視覚的に見えるようにする。
生活科
1学年
「きせつと
あそぼう(はる・なつ)」
(15 時間)
○進んで自然と触れ合い,自然の変化や不思議さを感じ取り,遊びや生活を楽しもうとしている。(関心・意欲・態度)
○四季の変化,季節によって生活の様子が変わることについて,自分なりに考えたり,振り返ったりして,自分たち
単元目標
の生活を工夫し,それを素直に表現することができる。
(思考・表現)
○ 自 然 と 触 れ合 い , 楽 し く遊 び な が ら 季節 の 変 化 や 遊び の 楽 し さ ,自 然 の 不 思 議さ な ど に 気 付い て いる。
(気付き)
配
時
1
学習活動と内容
主な
言語活動
1 これまでにしたことのある遊びやして 話す
みたい遊びについて話す。
評価規準
定着を図るための指導と評価規準に
(評価の観点と方法)
到達していない児童への補充指導
【関】自分の経験したこと ※遊びが想起しやすいように,遊ぶ場所
を話そうとしている。
や道具を提示しながら思い出させる。
(発言)
5
話す
2 春を見つける。
書く
(1)校庭で春を見つけ,遊ぶ。
○植物
・タンポポ,シロツメクサ,オオバコ
○生き物
・ダンゴムシ,モンシロチョウ,ハチ
○遊び
・草花遊び,草の上で寝転ぶ など
(2)楽しかったことや気付いたことを絵
や文章で表現し発表する。
○植物の形・色・手触り・匂い・数
○生き物のつくり・動き・世話
○友だちと遊んだこと
○次への活動意欲
<表現方法>
○絵
○文
○身体表現・歌
【関】身近な自然,季節や ※具体的なかかわりの視点をもちやすい
地域の行事などに目を向け
よう,一緒に遊びながら,「匂いは?
関心をもってかかわろうと
」「触ってみよう」「形が何かに似て
している。(行動観察)
ないかな」など子どもに問いかける。
雨の日や雨上がりの校庭を散歩し気付 話す
いたことについてカードに書き伝える。 書く
○いつもと違う様子
・空,地面
・生き物,植物,施設
など
【気】晴れた日との違いに ※晴れた日の様子との違いに気付くこと
気付いている。
ができるように,一緒に雨の日の生き
(カード・発言) 物や植物地面の様子を見たり触ったり
歩いたりして感じさせる。
話す
書く
【関】身近な自然,季節や ※夏に目を向けさせるために「匂いは?
地域の行事などに目を向け
」「触ってみよう」「形が何かに似て
関心をもってかかわろうと
ないかな」など子どもに問いかける。
している。 (行動観察)
【思】諸感覚を使って,身 ※夏の遊びを広げさせるために,触れ合
近な夏の自然と触れ合い,
う自然からできる遊びや意図的に「こ
水・砂・土などを利用して
んな遊びもできるね」などと一緒に遊
遊んだり,遊びを工夫した
ぶ。
りしている。
(行動観察・発言)
【思】遊んだことや遊びを ※児童の実態に合った表現ができるよう
通して楽しかったことや考
に,児童の気付きを見取り,言葉,絵
えたこと,気付いたことな
や動作などをそれぞれが表現できるよ
どを自分なりに表現してい
うに声かけをする。
る。
(カード・発言)
【気】夏の自然を生かして ※夏の季節のよさに気付くことができる
遊ぶ楽しさや自然の不思議
ように,これまで気付きを記録してき
さ,みんなで遊ぶ楽しさに
た学習カードを振り返らせることで,
気付くとともに,春から夏
活動を想起させ,活動の楽しさや季節
に季節が変わると遊びや生
のよさを一緒に考える。
活が変わることに気付いて
いる。 (カード・発言)
◆休み時間や放課後など教科以外の時間
にも子どもたちの気付きが集約できる
よう,「見つけたよカード」を掲示で
きるコーナーを設ける。
4
3
5
4 夏を見つける。
(1)校庭で夏を見つけ,遊ぶ。
○植物
・ヒマワリ,夏野菜
○生き物
・セミ,バッタ,アゲハチョウ
○空
・入道雲
○遊び
・シャボン玉,水鉄砲
・土・砂遊び…図工との関連
「すなやつちとなかよし」
・水遊び
…体育との関連
「水遊び」
(2)楽しかったことや気付いたことを表
現し発表する。
○植物の形・色・手触り・匂い・数
○生き物のつくり・動き・世話
○春との違い
○夏の遊び
○友だちと遊んだこと
○次への活動意欲
<表現方法>
○絵
○文
○身体表現・歌
【思】諸感覚を使って,身 ※楽しい遊びができるように,触れ合う
近な春の自然と触れ合い,
自然からできる遊びや意図的に「こん
遊んだり,遊びを工夫した
な遊びもできるね」とやってみせる。
りしている。(行動観察)
【思】遊んだことや遊びを ※校庭で遊んだ時の写真や映像を見せ,
通して楽しかったことや考
その時の活動や気付き等を表現しやす
えた事,気付いた事などを
いようにする。
自分なりに表現している。
(カード)
【気】春の自然を生かして
遊ぶ楽しさや自然の不思議 ※春の季節のよさに気付くことができる
さ,みんなで遊ぶ楽しさに
ように,学習プリントを振り返らせ,
気付いている。
活動を想起させ,活動の楽しさや季節
(行動観察・カード) のよさを一緒に考える。
生活科
1学年
「きせつと
あそぼう(あき・ふゆ)」
(14 時間)
○進んで自然と触れ合い,自然の変化や不思議さを感じ取り,遊びや生活を楽しもうとしている。(関心・意欲・態度)
○四季の変化,季節によって生活の様子が変わることについて,自分なりに考えたり,振り返ったりして,自分たち
単元目標
の生活を工夫し,それを素直に表現することができる。
(思考・表現)
○ 自 然 と 触 れ合 い , 楽 し く遊 び な が ら 季節 の 変 化 や 遊び の 楽 し さ ,自 然 の 不 思 議さ な ど に 気 付い て いる。
(気付き)
配
学習活動と内容
主な
時
言語活動
6 1 秋を見つける。
話す
書く
(1)校庭で秋を見つけ,遊ぶ。
○空
・鰯雲,青空
など
○植物
・木の実,紅葉した葉,ススキ など
○生き物
・トンボ,バッタ,コオロギ
など
○遊び(おもちゃと飾り物 など)
・木の実や葉っぱを使った遊び
→首飾り,やじろべえ,お面,
的当て,剣玉
など
図工との関連「なにになるかな」
(3)楽しかったことや気付いたことを表
現し発表する。
○植物の形・色・手触り・匂い・数
○生き物のつくり・動き・世話
○秋の実を使っての遊び
○友だちと遊んだこと
○春・夏との比較
○次への活動意欲
<表現方法>
○絵
○文
○身体表現・歌
評価規準
定着を図るための指導と評価規準に
(評価の観点と方法)
到達していない児童への補充指導
【関】身近な自然,季節や ※秋に目を向かせるために一緒に遊びな
がら,「匂いは?」「触ってみよう」
地域の行事などに目を向け
「形が何かに似てないかな」など問い
関心をもってかかわろうと
かける。
している。 (行動観察)
【思】諸感覚を使って,身
近な秋の自然と触れ合い, ※秋の遊びを広げるために,触れ合う自
然からできる遊びや意図的に「こんな
秋の木の葉や木の実を利用
遊びもできるね」とやってみせる。
して遊び,遊びを工夫して
いる。
(行動観察)
【思】遊んだことや遊びを ※児童との十分な対話を行い,楽しかっ
たことや遊びについて表現させる。
通して楽しかったことや考
えた事,気付いた事などを
自分なりに表現している。
(カード)
【気】秋の自然を生かして ※秋の季節のよさに気付くことができる
ように,学習カードを振り返らせ,活
遊ぶ楽しさや自然の不思議
動を想起させ,活動の楽しさや季節の
さ,みんなで遊ぶ楽しさに
良さを一緒に考える。
気付くとともに,季節が変
わると自然の様子が変わり
遊びや生活も変わることに ◆休み時間や放課後など教科以外の時間
にも子どもたちの気付きが集約できる
気付いている。
(行動観察・カード) よう,「見つけたよカード」を掲示で
きるコーナーを設ける。
【関】身近な自然,季節や
地域の行事などに目を向け
関心をもってかかわろうと
している。 (行動観察)
6
2 冬を見つける。
話す
(1)校庭で冬を見つけ,遊ぶ。
書く
○空
・曇り空,灰色の空
○植物
・枯れ草,葉が落ちた木
○生き物
・渡り鳥
など
○遊び
・影・風・雪・氷など使った遊び
○遊ぶ物…図工との関連「なにになるかな」
(3)楽しかったことや気付いたことを表
現し発表する。
○植物の形・色・手触り・匂い・数
○生き物のつくり・動き・世話
○冬の季節的な遊び
○友だちと遊んだこと
○春・夏・秋との比較
○次への活動意欲
<表現方法>
○絵
○文
○身体表現・歌
2
3
【思】諸感覚を使って,身 ※冬に目を向けさせるために一緒に遊び
ながら「匂いは?」「触ってみよう」
近な冬の自然と触れ合い,
「形が何かに似てないかな」など問い
風・影・氷・雪などを利用
かける。
して遊んだり遊びを工夫し
たりしている。(行動観察)
【思】遊んだことや遊びを ※冬の遊びを広げるために,触れ合う自
通して楽しかった事や考え
然からできる遊びや意図的に「こんな
たこと,気付いた事などを
遊びもできるね」と実際にやってみせ
自分なりに表現している。
る。
(カード・発言)
【気】冬の自然を生かして ※児童の実態に合った表現ができるよう
遊ぶ楽しさや自然の不思議
に,児童の気付きを見取り,賞賛し,
さ,みんなで遊ぶ楽しさに
言葉,絵や動作などそれぞれが表現で
気付くとともに,季節が変
きるように声かけをする。
わると自然の様子が変わり ※冬の季節のよさに気付くことができる
遊びや生活も変わることに
ように,これまでの学習カードを振り
気付いている。
返らせることをとおして,活動を想起
(カード・発言) させ,活動の楽しさや季節の良さを一
緒に考える。
◆休み時間や放課後など教科以外の時間
にも子どもたちの気付きが集約できる
よう,「見つけたよカード」を掲示で
きるコーナーを設ける。
【思】四季の変化や季節と ※1年間の活動が想起できるように,ま
自分の生活とのかかわりを
とめ方の参考作品を見せ,これまでの
振り返り,自分なりの方法
活動の中で印象に残った内容などを引
で表現している。
き出す。
(カード・発言)
【気】自然と触れ合う遊び ※季節の変化に気付くことができるよう
の楽しさや不思議さ,季節
に,これまでの学習カードから,植物
の変化と遊びや生活の変化
などの変化や分かったことの違いに目
や自分や友だちのよさに気
を向けさせる。
付いている。
◆年間を通して,比較できるように掲示
(カード・発言) 物を工夫する。
1年間の活動を振り返る。
○気付いたこと
・季節を生かした遊び
・季節の変化
・自分自身の成長
○もっとやってみたいこと
・次への活動意欲
話し合う
書く
生活科
1学年
「いきもの
だいすき」
(12 時間)
○生き物に関心をもち,世話をしたり親しんだりしようとしている。
(関心・意欲・態度)
○生き物のことを思いながら,工夫して世話をするとともに,世話をして気付いたことや分かったこと,生き物への
単元目標
思いを表現することができる。
(思考・表現)
○生き物とかかわり,世話をする活動を通して,生き物には生命があることや生き物のことを考えながら世話ができ
るようになった自分の成長に気付いている。
(気付き)
配
時
1 1
学習活動と内容
主な
言語活動
学校にいる生き物や身近にいる生き物 話す
などについて話す。
○校内
○通学路
○家庭
○自宅近く
評価規準
定着を図るための指導と評価規準に
(評価の観点と方法)
到達していない児童への補充指導
【関】自分の身近な場所を ※生き物のことを想起しやすいように,
思い出し,知っている生き
図鑑などを見せ,見たことがある生き
物を発表している。
物を見つけさせる。
(発言)
2 2 生き物を観察する。
話す
(1)生き物の様子をよく見る。
(2)触ってみたり,えさをやってみたり
する。
(3)生き物とかかわったことで,気付い
たことや思ったことを出し合う。
○触った感じ
○えさを食べている様子
○動き方
【関】身近な生き物に関心 ※一緒に観察しながら,気付きを引き出
をもってかかわろうとして
すために「さわってごらん」「どんな
いる。
(行動観察)
口をしているかな」「えさはなにかな
」など教師が問いかけをする。
【気】生き物の様子や生き ※生き物の違いに気付かせるために「同
物にあったかかわり方があ
じえさを食べたかな」「抱き方は同じ
ることに気付いている。
かな」など問いかける。
(カード・発言)
4 3 生き物を飼う計画を立て,世話をする 話す
(1)生き物の世話について,家族に教え
てもらったり調べたりする。
(2)世話をするために必要な物(えさ・
すみか・飼育道具など)の準備をす
る。
【思】生き物に合った世話 ※飼育の準備ができるように,図鑑や友
の仕方を調べ,必要なもの
だちの様子を観察させ,何が必要か考
を準備している。
えさせる。
(カード・行動観察)
【気】生き物に合った世話 ※世話の仕方を参考にさせたり,比較し
の仕方があることに気付い
たりできるように,それぞれの生き物
ている。
の飼育の場を工夫し,友だちの飼育の
(カード・行動観察)
様子を観察させる。
3 4 継続的に世話を行い報告し合う。
(1)生き物の世話をする。
書く
○世話の仕方を確認
話す
・えさのやり方,量
聞く
・すみかの作り方
・ゲージの置く場所
○世話の仕方の相談
・上級生や給食の先生
・獣医師,ペットショップ
など
(2)世話をして気付いたことをカードに
書く。
○生き物の様子の気付き
・動き,健康状態
・えさを食べる様子
・手触り,匂い
など
【関】生き物のことを考え ※飼育の継続ができるように,世話をし
ながら世話をしようとして
たら生き物がどんな気持ちになるか考
いる。
えさせる。
(行動観察・カード)
【思】世話をして気付いた ※生き物の成長の変化が分かるように,
ことをカードに書いたり,
前のカードと比べたり,動きを一緒に
体で表現したりするなど,
まねさせたりする。
様子が分かるように工夫し
て表現している。
(カード・発言)
【気】生き物は生命をもっ ※成長が実感できるように,観察カード
ていることや成長している
で変化したところに赤線を引かせたり
ことに気付いている。
さわった時の生き物の温かさを体感さ
(カード・発言) せたりする。
◆この活動を繰り返し行うことで,生き
物の成長の変化や世話の大切さに気付
かせる。
【関】生き物に親しみをも ※生き物への親しみを自覚させるために
ち,生き物を大切にしよう
これまでの活動を写真などをもとに振
としている。(行動観察)
り返らせる。
2 5 これまでの活動を振り返り話し合う。
(1)表現してきたもので振り返る。
話し合う
○気付いたこと
・動物の成長
・動物の特徴
・継続的な世話ができるようになった
自分の成長
○もっとやってみたいこと
・他の動物へのかかわり
・継続的な飼育
【思】育ててきた生き物と ※自分の思いを伝えることができるよう
のかかわりを振り返り,自
に,これまでの観察カードの中から友
分なりの方法で表現してい
だちに伝えたい内容を一緒に考え,朱
る。
(カード・発言)
書きのラインを引かせながら,伝えた
い内容を確認させる。
【気】生き物への親しみが ※活動の振り返りができるように,これ
増し,上手に世話ができる
までの活動を振り返り,頑張ってきた
ようになった自分の成長に
ことを賞賛する。
気付いている。
(カード・発言)
生活科
1学年
「みんな
にこにこ
だいさくせん」
(13 時間)
○家庭生活を支えている家族のことや自分ができることなどについて関心をもち,自分の役割を積極的に果たすとと
もに,規則正しく健康に気をつけて生活しようとしている。
(関心・意欲・態度)
単元目標 ○家庭生活やそれを支えている家族のこと,自分ができるようになったことなどについて,自分なりに考えたり,工
夫したり振り返ったりして,それを素直に表現している。
(思考・表現)
○家庭生活を支えている家族のことが分かり,自分でできることに気付いている。
(気付き)
配
時
1 1
学習活動と内容
主な
言語活動
教科書の写真の「にこにこ」を見て, 話す
気付いたことや思ったことを発表する。
評価規準
定着を図るための指導と評価規準に
(評価の観点と方法)
到達していない児童への補充指導
【関】身近な人の事を思い ※身近な人に目が向くことができるよう
出し,いろいろな場面の様
に,家族,友だちや教師など身近な人
子を発表している。
々の笑顔の写真を見せ,「にこにこ」
(発言)
に目を向けさせる。
1 2
【思】どんな時に自分が「 ※場面が想起しやすいように,「教師自
にこにこ」しているか考え
身のにこにこ」について身近な場面を
ている。(カード・発言)
用いながら例に挙げ,一緒に考える。
◆自分の「にこにこ」には,相手の「に
こにこ」も必要であることに気付かせ
次の活動である「わたしの にこにこ
さくせん」が相手意識をもった取組に
なるようにする。
2 3
【気】家族の「にこにこ」 ※家庭での「にこにこ調べ」のカードを
には,自分が頑張ったり自
一緒に見ながら,「誰が何をしたとき
分のことが自分でできたり
家族がにこにこになったのかな」と問
するなど自分に関すること
いかける。
が含まれていることに気付
いている。
(カード・発言)
7 4
【関】家族のために自分が ※自分が決めたことを継続的にできるよ
できることをしようとして
うに,活動報告カードを作成し毎日賞
いる。
賛や助言に関する評価コメントを記入
(行動観察・カード) する。
【思】家庭生活を振り返り ※計画どおり実行できるように,一日の
家族のことや自分のこと,
生活を振り返るカードを作成し記入さ
自分でできることについて
せる。
考えている。
(カード・発言)
【気】自分でできる事や自 ※保護者からのコメントを一緒に読み,
分の役割に気付いている。
活動への価値付けを行うことで,家族
(カード・発言)
の中の自分の役割に気付かせる。
◆実行期間中,困っていることや変更し
たこと等が発表できる時間を設ける。
自分が「にこにこ」している時につい 話す
て考え,その時の様子を出し合う。
○楽しい時
○うれしい時
○できた時
○ほめられた時
○頑張った時
家族の「にこにこ」について調べ,話 話す
し合う。
書く
(1)家族が「にこにこ」しているときに 聞く
ついて考える。
(2)家族が「にこにこ」している時を聞
く。(家庭での調べ活動)
○「わたし」が一人で起きられた時
○「ぼく」が大きな声で挨拶できた時
○「ぼく」が学校のことを話す時 など
(3)家族の「にこにこ」について気付い
たことや思ったことを報告し合う。
「わたしの にこにこ さくせん」を 書く
計画し実行する。
(1)計画する。
○自分一人での起床
○学校の係活動の継続
○洗濯物たたみへの挑戦
など
(2)実行する。(学校や家庭での実践)
(3)家庭で実行して気付いたことを報告
し合う。
○自分の取組
・取組が成功する工夫
・失敗したときの改善策
○家族の反応
・成長への喜び
・自分への期待
2 5 これまでの活動を振り返る。
(1)活動を振り返り,報告し合う。
○気付いたこと
・役割の増加
・仕事の上達
・家庭生活における家族の役割
・自分に対する家族の願い
・自分自身の成長
○もっとやってみたいこと
・新たなチャレンジ
・継続的な取組
話す
書く
【関】家族の一員として継 ※家族の言葉をもとに,「にこにこ」を
続的に自分の役割を果たそ
増やすためにどうしていくことがいい
うとしている。
かを考えさせる。
(行動観察・発言)
【思】家庭生活をよりよく ※交流の中で自信を持って発表できるよ
するために取り組んできた
うに,内容に目を通し,言葉かけを行
ことを振り返ったり,交流
う。
したりしている。
(カード・発言)
【気】家族の大切さや自分 ※これからの自分自身を考えることがで
が家族によって支えられて
きるように,自分ができるようになっ
いることに気付いている。
たのはなぜかを考えさせる。
(カード・発言)
◆帰りの会などで継続的に活動を続けて
いる児童を紹介し,活動を促す。
生活科
1学年
「もうすぐ
みんな
にねんせい」
(12 時間)
○入学してから1年間の出来事を思い出し,自分の成長を振り返り,これからの成長への願いをもって,2年生から
の学校生活に意欲をもとうとしている。
(関心・意欲・態度)
○相手の立場を考えて,一緒に行動をしたり学校生活を伝えたりすることができる。また,振り返ることで自分の成
単元目標
長やこれからの願いについて表現することができる。
(思考・表現)
○自分が成長したことや自分ができるようになったこと,役割が増えたこと,及び自分のよさや可能性に気付いてい
る。
(気付き)
配
時
1 1
学習活動と内容
主な
言語活動
入学して今までの1年間の出来事を出 話す
し合う。
(1)学校での出来事を振り返る。
○学校行事
○クラスでの行事
○学習内容
○学校生活
国語との関連「いいこといっぱい1年生」
3 2
学校や家で,また友だちと一緒にでき 書く
るようになったことやがんばったことを 聞く
見つける。
読む
○漢字が書けるようになったこと
○鍵盤ハーモニカが吹けるようになった
こと
○植物の世話ができるようになったこと
○学級のみんなで大縄飛びができるよう
になったこと
○学習発表会や運動会が成功したこと
○家の手伝いなど,家族を「にこにこ」
させることができるようになったこと
<見つける方法>
○自分で考える。
○友だちと教えあう。
○家族に聞く。
5 3 「いちねんせいはたのしいよ」の会を 話し合う
計画・実行する。
話す
(1)内容を考える。
○幼稚園の年長を招待し,学校紹介をす
ること
・学校案内
・学習内容の紹介
・生活科で行った遊びの紹介
など
(2)計画を立て,役割分担をする。
(3)練習・事前の準備を行う。
(4)会を実行する。
評価規準
定着を図るための指導と評価規準に
(評価の観点と方法)
到達していない児童への補充指導
【関】自分自身の成長に関 ※1年間の振り返りがしやすいように,
心を持ち,自分の成長を振
4月から保管していた写真や作品など
り返ろうとしている。
を一緒に見て,成長を価値づける。
(発言) ◆1年間の行事をまとめたパネルを作成
・掲示し,児童が入学してからの1年
間を振り返りやすいようにしておく。
【思】過去の自分自身や出 ※過去の自分と現在の自分との比較を行
来事を振り返り,現在の自
い,成長を実感しやすいよう,生活科
分と比較して考えている。
以外の教科を含めたこれまでの学習カ
(行動観察・発言)
ード,絵,写真などをもとに,その時
の出来事,思ったことなどを話すよう
にさせる。
【関】成長を振り返るため ※活動がスムーズにできるように,友だ
に必要な手がかりを見付け
ちとの交流を一緒に行ったり,事前に
たり,集めたりしようとし
学級通信などで家族に知らせたりして
ている。(行動観察)
おく。
【気】自分が大きくなった ※入学時の想起ができるように,入学時
こと,自分ができるように
書かせた文字や作品などと比較させ,
なったこと,役割が増えた
「入学した時はどうだったかな」「今
ことなどに気付いている。
はどうかな」などと問いかけをする。
(カード・発言)
【思】来年の1年生が知り ※年長児への紹介を一人では行うことが
たいことやしたいことを考
困難な児童には他の児童と一緒にグル
えて,自分たちの学校生活
ープで活動させる。また,1年前の自
について伝えたり,一緒に
分の経験などを思い出させ,来年の1
活動したりしている。
年生に何を紹介してあげると喜ぶのか
(行動観察・カード)
などを考えながら準備をさせる。
2 4
会を実行して,気付いたことを出し合 話す
う。
(1)会を振り返り,文章や絵で表現をす
る。
国語との関連「いいこといっぱい1年生」
○会の中でがんばったこと
○園児の世話をして思ったこと
(2)全体交流で気付いたことを話しあう
○園児の行動・表情から想像した気持ち
【気】来年の1年生とかか ※相手意識を持った計画ができるように
わることの楽しさや年下の
相手がしたことや話したこと,表情な
相手の事を考えて行動でき
どから相手の思いを考えさせる。
るようになった自分の成長
に気付いている。
(行動観察・カード)
1 5 1年間を振り返り「大きくなったね, 書く
わたしたち」について文章を書き発表す 話し合う
る。
(1)文章を書き,発表する。
○できるようになったこと
・学校生活
・家庭生活
○これからがんばりたいこと
・継続的な取組
・2年生への意欲
【思】自分の成長に希望を ※「大きくなった」ということについて
持ち,これからの生活につ
体や心の成長に視点をあて,さらに頑
いて考えている。
張りたいことやしたいことを問いかけ
(カード・発言)
る。
【気】自分のよさが分かり ※自分のよさに気付くために,1年間の
これからも成長できること
成長を担任や友だちが賞賛したこと
に気付いている。
を振り返らせる。
(カード・発言)
◆春休みにどんなことに取り組んだらよ
いかを考えさせ,2年生になる準備を
意識付ける。
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