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2014-1201薬治3 排尿異常 泌尿器科 排尿異常・泌尿器科
病態生理 石橋賢一 2014‐1201薬治3 排尿異常 泌尿器科 排尿異常・泌尿器科 内尿道括約筋収縮(α1)と利尿筋弛緩(β) 陰部神経(体性神経):外尿道括約筋収縮 過活動膀胱(overactive bladder; OAB) 大脳皮質から排尿を抑制 300mL以上尿が膀胱蓄積で尿意 蓄尿と排尿の相反する機能 下腹神経(交感) 骨盤神経(副交感) 膀胱出口閉塞(bladder outlet obstruction; BOO) 陰部神経(体性) 尿失禁 • • • • 尿失禁 尿失禁:不随意に尿が漏れる 腹圧性尿失禁:労作時・運動時(くしゃみ咳)に失禁 切迫性尿失禁:尿意切迫感と失禁:過活動膀胱 切迫性尿失禁:尿意切迫感と失禁:過活動膀胱。 混合性尿失禁:尿意切迫感と運動・労作失禁 • 遺尿:上位中枢制御不十分で不随意に尿が出る: 睡眠中のは夜間遺尿(子供に多い)。 睡眠中のは夜間遺尿(子供に多い) • 溢流性尿失禁(overflow incontinence):慢性尿閉 による排尿障害で多量の尿が膀胱内圧を上昇させ、 尿意がなく無意識に持続的に少しずつ漏れ出る。 • 女性は加齢とともに、尿道括約筋、骨盤底筋 群の機能低下;蓄尿障害である尿失禁(腹圧 性尿失禁や切迫性尿失禁)が起やすい。 • 局所的な病態(膀胱癌、膀胱結石、尿路感染 局所的な病態(膀胱癌 膀胱結石 尿路感染 など)を除外する • 過活動膀胱の原因は多彩であり、非神経因 性と神経因性に分類 • 神経因性には脳血管障害、神経変性疾患, 脊髄・脊椎疾患など • 非神経因性には前立腺肥大症などの下部尿 路閉塞 尿が出にくい 排尿日記 50ml 尿失禁しやすい • • • • {一過性尿失禁の原因} DIAPERS: DIAPERS: Drug(薬剤性), Delirium(譫妄) Infection(感染症), urinary(症状あり) Atrophic vaginitis(萎縮性膣炎 女性ホルモン) Atrophic vaginitis(萎縮性膣炎、女性ホルモン), Psychological(う 病、譫妄、認知症)、 Psychological(うつ病、譫妄、認知症)、 Pharmaceutics • Endocrine (高血糖、高Ca,)、excessive urine 高血糖 高 • Restricted mobility(運動制限), Restricted mobility(運動制限) p ( 秘) • Stool impaction(便秘) 神経因性膀胱 • 膀胱や尿道を支配する中枢・末梢神経の障 害によって生じる排尿障害。 • 残尿が100mLを超えると尿路感染のリスク • 500mLを超えると水腎症がおきやすい • 膀胱は蓄尿と排尿という相反する機能 膀胱は蓄尿と排尿と う相 する機能 神経因性膀胱の症状 • 過活動型(蓄尿障害 過活動型(蓄尿障害:痙性、収縮性);大脳、 痙性、収縮性);大脳、 脊髄障害 • 低活動型(排出障害 低活動型(排出障害:低緊張性、弛緩性):末 低緊張性 弛緩性) 末 梢神経障害 2014/12/1 頻尿 • 昼間頻尿:日中の排尿回数が多すぎる。 • 夜間頻尿:夜間に1回以上排尿のために起きる。 • 尿意切迫感:我慢困難な急に起こる抑えられない強い 尿意 頻尿の原因: 膀胱は、蓄尿時には緊張なく緩や • 尿道狭窄 かに拡張しながら尿を溜め かに拡張しながら尿を溜め、 • パーキンソン病 排尿時には力強く収縮し尿を余す ことなく排泄 • 多尿 • 神経因性膀胱 下部尿路症状(lower urinary tract symptoms; LUTS): • 膀胱炎 蓄尿症状 排尿症状 排尿後症状 蓄尿症状、排尿症状、排尿後症状 • 骨盤部腫瘤 • 神経性 尿失禁の治療 治療方針 切迫性尿失禁(残尿50mL未満) ● 下部尿路リハビリテ 下部尿路リハビリテーション ション : 膀胱(Kegel)訓練、バイオ フィードバック、骨盤底筋訓練、ボツリヌス毒(数ヶ月間)、 InterStim System(仙髄刺激)、脛骨神経刺激(S2 System(仙髄刺激)、脛骨神経刺激(S2‐4):刺激 4):刺激 さける(コーヒー、アルコール、トマト)、計画排尿 ● 薬物治療 : 抗コリン薬 腹圧性or混合性尿失禁(残尿50mL未満) ● 下部尿路リハビリテーション 部尿路 ビ シ : 骨盤底筋訓練(vaginal 骨盤底筋訓練 cones重り) 、膀胱(Kegel)訓練(8秒間収縮8回を3セット)、、 ● 薬物治療 : α交感神経刺激薬、エストロゲン、α交感神経 刺激薬+エストロゲン ● 外科的治療 治療目標:腎機能保持・合併症予防・QOL維持 尿道留置カテ テルはできるだけ避ける 尿道留置カテーテルはできるだけ避ける ●蓄尿障害の治療:理学療法(骨盤底体操)・ ●蓄尿障害の治療:理学療法(骨盤底体操) 抗コリン薬投与・β刺激薬、仙骨神経ブロッ ク 尿道コラ ゲン注入術 人工括約筋埋込 ク・尿道コラーゲン注入術・人工括約筋埋込 み術・幹細胞を用いた再生治療。 ●排尿障害の治療:コリン作動性薬物・α1遮断 薬 間欠的自己導尿 手圧排尿など 薬・間欠的自己導尿・手圧排尿など 併合症 • 尿路感染症・尿路結石:残尿の存在やカ テ テルの留置が原因 テーテルの留置が原因。 • 膀胱尿管逆流(VUR):機能的・器質的逆 流防 機構 破綻 流防止機構の破綻による。 。 • 萎縮膀胱:排尿筋の萎縮・変性・炎症に よる壁の線維化。 • 性機能障害:勃起関係の神経障害 性機能障害 勃起関係の神経障害 • 膀胱肉柱形成・憩室 抗コリン薬 • オキシブチニン(ポラキス)口渇や1日3回投与 オキシブチニン(ポラキス)口渇や1日3回投与:テープ剤も テ プ剤も ある。 • プロピベリン(バップフォー)Ca拮抗作用も。 プロピベリン(バ プフ ) 拮抗作用も • トルテロジン(デトルシトール)唾液腺より膀胱に選択 • ソリフェナシン(ベシケア)M3>M1>M2と膀胱選択 イミダフェナシン(ステ プラ) • イミダフェナシン(ステープラ) • 抗コリン作用と異なる作用(不明)で膀胱筋肉を直接弛緩: フラボキサート(プラダロン) • 抗コリン作用のある三環系抗うつ薬:、第三世代の抗うつ剤 のデ のデュロキセチン(サインバルタ):セロトニン・ノルアドレナ キセチン(サインバルタ) セ ト ン ノルアドレナ リン再取り込み阻害薬(SNRI) • ムスカリン抑制作用:便秘、尿閉、頻脈、ドライマウス、ドラ イアイ、視力、めまい、認知症、意識障害、消化不良 β3受容体刺激薬 低活動膀胱 • ミラベクロン(ベタニス)50mg190円 • β3受容体を活性化して、平滑筋の細胞内でアデニ β3受容体を活性化して 平滑筋の細胞内でアデニ ル酸シクラーゼが活性化し、cAMPの産生:細胞質 内Ca低下し、膀胱平滑筋の弛緩(伸展) • 蓄尿、排尿に異常 蓄尿、排尿に異常:尿路感染、尿路結石、膀胱尿管逆流 尿路感染、尿路結石、膀胱尿管逆流 などの合併症。 • 薬物治療:コリンエステラーゼ阻害薬臭化ジスチグミン(ウ ブレチド) • 塩化ベタネコール(ベサコリン)ムスカリン受容体刺激 • 4週間程度の間歇導尿評価のあとで投与 • ブチリルコリンエステラーゼ ブチリルコリンエステラ ゼ、グルクロン酸転移酵 グルクロン酸転移酵 素、チトクロムP450(CYP3A4)によって代謝される。 CYP2D6(フレカイニ プロパフェノン)の阻害作用や CYP2D6(フレカイニ、プロパフェノン)の阻害作用や P‐糖蛋白阻害作用がある。WBC低下、便秘、口渇 • • • • • 動物実験で生殖器委縮があり、生殖可能な患者へ の投与は避ける • 空腹時投与吸収↑:食後に投与(T1/2:36h) 腹圧性尿失禁の治療 薬物治療: α刺激薬(エフェドリン)、スードエフェドリン、 β2刺激薬(クレンブテロール(スピロペント))、 三環系抗うつ薬(イミプラミン(トフラニール))デュロキセチ ン( ン(SNRI), エストロゲンクリーム ) スト ゲンクリ ム • 海外:α刺激フェニルプロパノールアミン(100mg/1日2回) • 骨盤底筋訓練法、Burch, Sling,TVT, Bulking agents(コラー 骨盤底筋訓練法 h l lk ( ラ ゲン)、ペッサリー(膣内挿入器具) Burch法 2014/12/1 前立腺肥大症 T1-2 • 前立腺の良性過形成(ジヒドロテストステロン(平滑筋活 良 性化)が内腺細胞増殖とアポトーシス抑制):老化 • 尿道周囲に肥大結節→下部尿路閉塞→下部尿路症状 • 前立腺肥大でα1受容体増加:α1受容体過剰刺激で前立 腺平滑筋過剰収縮→尿排出障害 • 好発年齢は40代から;黒人>白人>アジア人 加齢と共に筋肉機能衰えるが 膀胱機能の神経障害され • 加齢と共に筋肉機能衰えるが、膀胱機能の神経障害され る:80歳では80%が前立腺肥大症 • 60歳以上は半数が夜間頻尿と放尿力低下 • 症状:1)尿道閉塞:①機械的:圧迫、炎症浮腫、弾力性低 下から②機能的:α受容体(増加する)刺激で平滑筋収縮: 閉塞症状(排尿開始遅れ、排尿時間延長、尿線弱い、尿 線途絶、排尿終末時滴下、残尿、尿閉) 2)刺激症状(過活動膀胱):排尿筋代償的肥大で頻尿、 切迫性尿失禁 前立腺肥大の症状 • 第1期(刺激期):肥大した前立腺が尿道や膀胱を 圧迫し刺激するので 排尿しても すぐにまた行き 圧迫し刺激するので、排尿しても、すぐにまた行き たくなる。夜間に2回以上トイレに起きる。急いでト イレに行かないと漏れそうになる。 イレに行かないと漏れそうになる • 第2期(残尿発生期):肥大した前立腺のため尿道 が圧迫され細くなり トイレに立っても尿がなかな が圧迫され細くなり、トイレに立っても尿がなかな か出てこない。排尿をする時に息むことが必要に なり また排尿しても途中で尿がとぎれてしまう なり、また排尿しても途中で尿がとぎれてしまう。 • 第3期(慢性尿閉期):さらに症状が進むと尿が全く でなくなる尿閉がおきやすくなる とくに風邪薬 飲 でなくなる尿閉がおきやすくなる。とくに風邪薬、飲 酒などがきっかけになって突然出なくなる。尿が出 ないので、下腹部がパンパンに張って非常に苦しく なる。 Tension-Free Vaginal Tape (TVT) 前立腺肥大症の危険因子 • 膀胱筋の機能低下:排尿力 (膀胱収縮力)低下して排尿 困難 • 硬く肥大した平滑筋;弾力 性低下:蓄尿障害で頻尿 • 前立腺肥大で前立腺部尿 道が狭くなり、排尿の勢い が弱くなる(排尿困難)。 • 閉鎖で残尿増加;貯留可能 な膀胱尿量減少;頻尿に • 尿閉で腎後性腎不全に進 展。 • 肥大した前立腺が膀胱頚 部(尿道)を圧迫刺激 頻尿 部(尿道)を圧迫刺激:頻尿 や尿意切迫感(刺激症状) 診断 ・加齢 ・男性ホルモン 男性ホルモン ・遺伝 ・生活習慣病の有無 • 問診表(国際前立腺症状スコア):合計点数が7点 以上 • 直腸診、超音波検査、尿流量測定 (排尿の勢いの 検査)、レントゲン検査(造影剤で腎臓への影響や 尿道の圧迫具合などを調べる) • 残尿検査:排尿直後に膀胱内に存在する尿:残尿。 排尿後のカテーテルによる導尿、超音波による測 定。残尿が100mL以上は異常(年齢mL正常)。 • 排尿障害は症状のみで診断困難;超音波検査や 排尿検査 ・前立腺の腫大(BPE) ・下部尿路の閉塞(BPO) ・下部尿路症状(LUTS ) 薬物療法: 治療方針 1:経過観察 症状軽症で 治療希望がない 日常生活OK 症状軽症で、治療希望がない、日常生活OK 2:薬物療法 排尿困難・前立腺肥大・過活動膀胱;α遮断薬/抗 男性ホルモン薬/5α還元酵素阻害薬/抗コリン 3:手術療法 薬物治療が不十分/症状重症/合併症ある;開放 手術/TURP/HoLEP 4:保存療法 生活指導/健康食品/尿道留置カテ テル 生活指導/健康食品/尿道留置カテーテル 30 ① α1A受容体遮断薬:効果(70%)1週間以内で現れ長く つづく、前立腺不変:降圧作用でめまい、逆行射精、白内 づく 前立腺 変 降圧作用 めま 逆行射精 白内 障手術前に中止する(IFIS):タムスロシン(ハルナール)、シ ロドロン(ユリーフ) ロドロン(ユリ フ)、ナフトピジル(アビショット ナフトピジル(アビショット・フリバス) フリバス) ②抗男性ホルモン薬(5α還元酵素阻害):腺組織を小さく(間 質に無効)>30g,PSP>1.5,効果発現は 質 効) g, ,効果発現 2ヶ月後:血中 ヶ月後 中 PSA50%低下、勃起不全、肝障害の副作用:フィナステリド (1型),デュタステリド(1,2型) ③漢方薬 ノ ギリヤシ 少量タダラフ ル( ③漢方薬、ノコギリヤシ、少量タダラフィル(PDE5阻害薬は間 阻害薬は間 質増殖を阻害),ボツリヌス毒 ④過活動膀胱には抗コリン薬:残尿>250mlには禁 ①+②が過活動膀胱に有効 手術:TURP(経尿道的前立腺切除術)、 手術:TURP(経尿道的前立腺切除術) HoLEP (ホルミウムレ ザ (ホルミウムレーザー による前立腺核出術 • • • • • • • • • • 薬物治療薬: α1遮断薬 α1抑制:前立腺平滑筋拡張、尿道抵抗低下 1抑制 前立腺平滑筋拡張 尿道抵抗低下 即効性なので第一選択薬 前立腺α1A>α1D>α1Bの順、α1Aが主体 α1A前立腺肥大症平滑筋 α1Dも平滑筋 腺上皮 α1A前立腺肥大症平滑筋、α1Dも平滑筋、腺上皮 α1Bは血管に豊富;血圧低下や起立性低血圧 α1A親和性高く、α1B親和性低いα1遮断薬 タウスロシン(ハルナ ル ) タウスロシン(ハルナール®) ナフトピジル(フリバス®) シロドシン(ユリーフ®) ド α1Aへの親和性が高い 親 性が高 プラゾシン(ミ プレス ) プラゾシン(ミニプレス®) 5α還元酵素阻害薬 デュタステリド(アボルブ ) デュタステリド(アボルブ®) 5α還元酵素阻害薬 デュタステリド(アボルブ®) 抗アンドロゲン薬 クロルマジノン(プロスタールL®) アリルエストレノ ル(パ セリン /ぺリアス ) アリルエストレノール(パーセリン®/ぺリアス®) インポテンツ(勃起障害)、消化器系障害、肝臓・ 胆管系障害。効果発現まで数カ月 管系障害 効 ま 数 ホスホジエステラ ゼ 5阻害薬:前立腺間質細胞の ホスホジエステラーゼ‐5阻害薬:前立腺間質細胞の 増殖抑制:長期作用型のタダラフィル 漢方 生薬 セル ルトン® エビプロスタット 漢方・生薬:セルニルトン® ビプロスタ ト 前立腺 抗コリン薬;頻尿や尿意切迫感等の過活動膀胱に対 して:残尿増加、尿閉に注意 39 Erectile Dysfunction(ED)(勃起障害・勃起不全) • 70歳以上の1/3(肥満で2倍:減量で1/4改善) • リスク:肥満、喫煙、アルコール: 心血管病と同じリスク(糖尿病 高血圧 脂質異 心血管病と同じリスク(糖尿病、高血圧、脂質異 常):慢性腎臓病(CKD)睡眠時無呼吸症候群(SAS) ホルモン(低性腺刺激ホルモン 甲状腺機能低下 ホルモン(低性腺刺激ホルモン、甲状腺機能低下、 高プロラクチン): 骨盤照射や手術や外傷 神経疾患(認知症 脳卒 骨盤照射や手術や外傷:神経疾患(認知症、脳卒 中、麻痺):下部尿路症状/前立腺肥大(LUTS/BPH) 精神疾患(不安 うつ ストレス) 精神疾患(不安、うつ、ストレス) 器質性:血管性(動脈性、海綿体性、混合性)、神経 性 解剖性 内分泌性 性、解剖性、内分泌性 心因性:9つのサブタイプ • 薬剤性が1/4:抗精神病薬、麻薬、抗てんかん、降 圧薬、抗アンドロゲン) PDE5阻害薬: α遮断薬併用は注意 NTG併用禁忌 PDE5阻害薬に反応しない: 低テストステロン血症調べる EDおこす薬 ①phosphodiesterase 5 (PDE‐5) 阻害薬:cGMP↑血管拡張; シルデナフィル、バルデナフィルは容量依存性(内服後30 分で効果)、タダラフィル非依存性(16分ー24時間効果) • 副作用:頭痛10%,, めまい、胸焼け、ほてり、鼻炎、失神、 視力障害(PDE‐6阻害:網膜色素変性症に禁忌) • 併用禁忌:硝酸薬(低血圧);CYP3A4代謝薬物で上昇 ②Yohinbine=α2agonist:血液流出抑制 ③Aloprostadil (PGE2)、 Papaverine ③Aloprostadil (PGE2)、 Papaverine‐phentolamineの海綿体 phentolamineの海綿体 (自己)注射か尿道挿入 ④ ④ペニス・ポンプやペニス装具(感染危険) ス ポンプや ス装具(感染危険) ⑤テストステロン補充(ゲルを皮膚に):アンドロゲン不足 (libido低下、自然勃起低下、女性化乳房、体毛減少、睾 丸縮小、精子減少、骨密度低下、ほてり・発汗)で有効:副 作用モニターヘマトクリットとPSA:睡眠時無呼吸や前立腺 肥大や脂質異常も:長期使用で心血管系障害 日本で100 mg は無認可 2014/12/1 40 NAION(non‐arteritic anterior ischemic optic neuropathy: optic neuropathy: 非動脈炎性前部虚血性視神経症) • 突然の無痛性の視野欠損(多くは片側) • 起床時に気づく。視神経乳頭浮腫 起床時に気づく 視神経乳頭浮腫 • 50歳以上の白人で年間2.3~10.2名/10万名 • リスクファクター:加齢,糖尿病,高血圧,心疾患, 脂質異常症 • 治療法、予防法も存在しない 前立腺癌 • • • • • • • • • 突発性難聴 • 56.6歳,88% が片側性で左右同数, 56 6歳 88% が片側性で左右同数 • PDE5阻害薬内服後24時間以内発症が66.7% • • 外腺部分腺癌:1/6人(1/30人死亡)増加中 50歳からPSA・直腸診:10年以上寿命あるまで 転移無:5年100% 10年91% 15年76%:転移で5年生存32% 転移無:5年100%,10年91%,15年76%:転移で5年生存32% PSA>4ng/mlカットオフ:これ以下でも15%に癌:>10に? リスク 高齢 黒人 家族歴 高脂肪食 セレ ウム 前立 リスク:高齢、黒人、家族歴、高脂肪食、セレニウム、前立 腺炎 初期に手術と放射線は同様に効果的 50%の再発は2年以内:術後5年は6‐12月おきにPSA検査 初期 ホ 初期はホルモン感受性:手術も薬も同様に去勢 感受性 手術も薬も 様 去勢 4‐6か月GnRHアゴニストとビカルタミド、エンザルタミド(非 ステロイド性抗アンドロゲン)、アビラテロン(テストステロン イド性抗 ド ゲ ビ ( 合成阻害)。 ホ ホルモン不応性転移はドセタキセル、カバジタキセル治療 応性転移はド タキ カバジタキ 治療 カボザンチニブで骨転移病変のc‐MET阻害 50歳以上に 50%癌 死亡2% 頻度:死=8.6:1 Gleason7以上治療? 生検:2%感染、 生検:2%感染 0.2%敗血症 60%偽陽性 15%偽陰性 •高親和性テストステロン受容体阻害薬 高選択的経口17,20 20‐リアーゼ阻害薬 リア ゼ阻害薬 •高選択的経口17 •アピラテロン 5% FSHで血管新生 アンタゴニスト:デガレリクス酢酸塩 •前立腺酸性ホスファターゼ(PAP)抗原を標的 とする活性化免疫細胞製剤Sipuleucel T とする活性化免疫細胞製剤Sipuleucel‐T 腎癌 排石うながす:飲水 Αブロッカー、CCB • • • • NSAID 非麻薬性 麻薬性 尿酸(菱形)酸性で結晶 • • • • • • 術後10年以上たっても再発:晩期再発 術後 年 た も 発 晩期 発 再発しても転移巣の手術で延命:肺転移 特殊な部位に転移:小腸、眼窩、鼻腔 固形癌だが免疫治療(インターフェロン:奏効率(が 固形癌だが免疫治療(インタ フェロン:奏効率(が んが縮小した割合)が1~2割) 原発巣を手術すると転移巣が縮小 早期癌でも腫瘍関連症候群:発熱、白血球増加、 肝機能異常( stauffer症候群):内科医の癌、 stauffer症候群):内科医の癌 放射線像診断:4cm以下で、腎外側癌は部分切除 透析腎に高い発生率 早期に血管新生するも予後に無関係 明細胞癌が80%:VHL‐HIF‐VEGF、PI3K‐AKT‐mTOR 58 2014/12/1 腎癌の分子治療薬 ユビキチンリガーゼ機能のVHL 61 チロシンキナーゼ阻害剤(TKI):腫瘍縮小:共通の副作用: 手足症候群や高血圧、下痢 • 第一世代:ソラフェニブ(ネクサバール)「多形紅斑」脱毛、 第 世代 ソラフ ニブ(ネクサバ ル)「多形紅斑 脱毛 スニチニブ(スーテント):甲状腺機能低下、血球減少、心 機能の低下 腸管穿孔 機能の低下、腸管穿孔 • 第二世代: VEGF阻害剤は血管新生のみを妨げる:アキシ チ ブ(inkyta)CYP3A4/5代謝、パゾパ ブ:TMA(腎炎 チニブ(inkyta)CYP3A4/5代謝、パゾパニブ:TMA(腎炎 蛋白尿、内皮障害) mTOR阻害薬:がん細胞では、mTORの働きが過剰となって いるため、がんが際限なく成長:口内炎、間質性肺炎(副 が が 腎皮質ホルモン剤治療)、免疫抑制 :cytostatic • エベロリムス(アフィニトール)経口薬、テムシロリムス(トー エベロリムス(アフィニト ル)経口薬 テムシロリムス(ト リセル)注射薬: mTORには1型と2型あるが1型のみ抑制 VEGF阻害剤の次にmTOR阻害剤を使う 効果の指標のバイオマーカーがない 低栄養状態の細胞ではDEPTORは mTORに直接結合してその活性を 抑制しているが,増殖因子の刺激 によりDEPTORはすみやかな分解 をうけmTOR複合体の活性化を誘導 •オートファジー抑制 63