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ダノンジャパン 株式会社
IT環境の最適化 モジュラー・データセンター提供サービス お客様事例 ダノンジャパン 株式会社 http://www.danone.co.jp/ インフラを総合的、短納期に実現し、 環境と拡張性にも配慮したデータセンターを構築 本社移転、緊急のインフラ整備 それはゼロからのスタート スは、従 来 の 床 上型サービスの ダノンジャパン株式会社(以下、 ダノンジャ 約1/3の期間※ パン) は、 日本におけるダノンブランドの製品 でインフラを構 販売を目的に、1980年日本大手食品会社と 築することが 可 の合弁会社として設立されました。当初は、 能 です 。その 点 システムインフラを共有し、業務システムな において、 短納期 どを構築されていましたが、2007年8月に本 社移転が決定すると、 ダノンジャパン独自の インフラが必須となりました。 ダノンジャパン にとってはまったくゼロからのスタート。 しかも 自社内に構築するという緊急の案件として作 業が始まりました。IBMはかねてよりダノング ループとはシステムなどのサポートを通じて 関係が深く、 インフラ構築のコンサルティング および実施を提案しました。提案の骨格を成 すのが、 エネルギーの効率化と短期間の構築 適用業務 データセンター構築サービス を可能にするデータセンター・ソリューション 「モジュラー・データセンター提供サービス」 でした。 インフォメーション システムグループ ITオペレーション&インフラチーム ITアドミニストレーター 池田 靖彦 氏 ( 移 転日時が 決 定されていた) を 強く求めたダノン ジャパンには、他には選択肢のない最適なソ リューションだったといえます。 また、今回の構築にあたってIBMが評価さ れた点は、総合的にインフラ整備を推進した ことが挙げられます。単に製品の導入だけで はなく、サーバーやネットワーク、 さらには電 話の導入に至るまで、 ダノンジャパンとパート ナーシップ的に取り組み、 トータルにきめ細 やかなサービスが提供できたことです。 「IBM さんにはプロジェクトマネジメント的な立場 でお力添えをいただき、 しかもフェース・トゥ・ 本サービスは稼動までに 約2週間の短納期を実現 ダノンジャパンがインフラ構築において、 フェースのコミュニケーションによって円滑に 業務が運営され、 とても心強かった」 と池田氏 最も重視したポイントは工期でした。移転か もIBMの対応に満足されていました。 データ ら稼動までわずか数ヶ月というスパンの中で、 センターおよびサーバーに対する豊富な技術 「期限内に完成させてくれることを強く期待 力、 インフラの専門的知識、 そしてそれらを総 しました」 と、 プロジェクトマネジメントをなさっ 合的にプロデュースする力が、 ダノンジャパン た池田靖彦氏が話すように、 スケジュール厳 のインフラ構築を短期間に成功へと導いた原 守は絶対条件でした。施工は11月18日から 動力といえるでしょう。 着手。完成は12月15日でしたが、 「 稼動だけ なら約2週間」 というほど、 きわめて短い期間 に実現したIBMに池田氏は驚いていました。 このモジュラー・データセンター提供サービ ※構築に要する期間は、 お客様の環境により異なります ので、保証されるものではありません。 環境に配慮した 構成図 データセンターの構築に IBMのグリーンITの取り組みを提案 ダノングループは環境問題を強く 意識した企業で、 当然のように使用す る機器にも環境への配慮が求められ ました。 ダノンジャパンとの交渉の中 で、環境対策は重要課題として話し 合われました。IBMは2007年5月に 発表されたデータセンターのエネル ギー効率化の取り組みであるProject Big Greenサービスのひとつである、 モジュラー・データセンター提供サー いる」 と、池田氏は言います。例えば、 「サーバールームの温度に変化が起 IBMには頼れる パートナーでいて欲しい ビスを提案し、環境に配慮したデー きれば、自動的にアラームで知らせ、 短期間にインフラを構築したIBM タセンターの構築を目指しました。本 安定稼動を実現する」 ことなどは、運 ですが、 ダノンジャパンからIBMに対 製品はラックの開口率が高く、冷却性 用の簡易化が安 心 感を増 進させる する要望もありました。池田氏は次の に優れ、サーバーの高集積化による 例といえます。 また、企業によっては ように話されました。 「ダノンジャパン 熱発生を抑制。 また、拡張性を確保し データセンターをアウトソーシングす 側に、製品に対する知識がさらにあれ たスモールスタートにより消費電力 る傾向にありますが、 ダノンジャパン ば、 より効率的な運用、保守が可能に を抑え、CO 2削減に貢献するなど、 ダ が社内構築した理由は、 「クリティカ なるため、製品のセミナーなどがあれ ノンジャパンが求める環境に配慮した ル・エラーが発生しても緊急対応が ば参加したい」 「 外資系の企業では、 データセンターの構築要件を十分に 可能になる」 ことや、 「IBMが24時間、 その国のルールや要望があります。 そ クリアしました。 また、 サーバールーム もしもの場合にも対応可能なので安 うした要望や相談に頼れるパートナー における空調や防火対策なども専門 心」 といった点をあげていました。複 として、 これからもサポートしていた 的な観点から設計するなど、随所に世 雑なメンテナンス体制を必要とせず、 だきたい」。 それらの声に応えるべく、 界300万㎡以上のデータセンターの 限られた人数の管理体制でも十分な IBMはさらなる技術の向上を目指し、 設計に携わってきたノウハウを提供す 運用を可能にするモジュラー・データ お客様の要望にお応えする充実した ることができました。 センター提供サービスは、 ダノンジャ サービスを提供していきます。 パンにとってイニシャルコスト以上の 限られた人数での管理運用も パフォーマンスを得ることができたよ IBMのサポートで安心 うです。今回の効果を実感したダノン 「IBMの本サービスを導入したメ ジャパンは、他の部門や工場にも本 リットは運用面からも確実に表れて サービスの導入を検討し始めています。 IBM、IBM ロゴは、International Business Machines Corporation の米国およびその他の国における商標。 他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標。