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( じどうしゃ ) の 運転 ( うんてん ) 資格 ( しかく )

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( じどうしゃ ) の 運転 ( うんてん ) 資格 ( しかく )
○緊急自動車の運転資格審査の実施について
(平成9年12月24日島免第2094号県警察本部長例規通達)
道路交通法施行規則(昭和35年総理府令第60号。以下「規則」という。)第15条の2に
規定する緊急自動車の運転資格の審査(以下「審査」という。)については、次により実
施することとしたので、運用に誤りのないようにされたい。
記
1
審査の対象者
審査の対象は、道路交通法(昭和35年法律第105号。以下「法」という。)第85条第6
項、第7項又は第8項に定める年齢又は運転免許を受けていた期間に達しない者で、現
に道路交通法施行令(昭和35年政令第270号。以下「令」という。)第13条第1項に規定
する自動車(以下「緊急自動車」という。)を緊急用務のため運転しようとするものと
する。
2
審査の申請
審査の申請は、審査を受けようとする者に係る緊急自動車の使用者(令第13条第1項
に規定する使用者で、当該緊急自動車の使用の本拠地を島根県内に置くものに限る。以
下「使用者」という。)を通じて、島根県道路交通法施行細則(昭和55年島根県公安委
員会規則第4号)様式第30号に定める緊急自動車運転資格審査申請書を審査の場所へ提
出させるものとする。この場合において、審査を受けようとする者の住所については、
県内・県外を問わないものとする。
3
審査の実施日
審査は、事前予約制とし、指定日に審査を実施するものとする。
4
審査の場所
審査は、次のいずれかの場所において行うものとする。
5
⑴
島根県運転免許センター
⑵
島根県西部運転免許センター
審査用自動車
審査に用いる自動車は、規則第24条第6項に定める技能試験用車両とする。
6
審査コース
交通部運転免許課長(以下「運転免許課長」という。)は、審査コースを運転免許の
種別ごとに作成しておくものとする。
なお、審査コースの課題設定基準は、別表「緊急自動車運転資格審査課題設定基準」
のとおりとする。
7
審査担当者
審査は、あらかじめ審査に関する教養を受けた技能試験官(以下「試験官」とい
う。)が担当するものとし、審査当日運転免許課長が指定するものとする。
8
審査の実施及び判定
審査は、別添「緊急自動車運転資格審査実施要領」により行い、判定結果は、緊急自
動車運転資格審査判定表(様式第1号)に記録するものとする。
9
審査の結果発表
審査の結果は、運転免許課長の決裁を受けた後発表するものとする。
10
審査後の措置
⑴
審査に合格した者(以下「合格者」という。)については、当該合格者の運転免許
証の備考欄(最下段)に次の例により記載するとともに、緊急自動車運転資格審査申
請書にもその旨記載しておくこと。
(例)「緊急車(中型)運転可
⑵
平成
年
月
日公印」
合格者が運転免許証の再交付又は併記免許を受け、当該合格者から⑴の記載を必要
とする旨の申請があった場合には、緊急自動車運転資格記載申請書(様式第2号)を
提出させ、事実関係を確認した上、⑴と同様に処理すること。ただし、本県以外で審
査に合格した者の場合には、審査を実施した県に照会を行い、事実関係を確認した上
で運転免許証の備考欄(最下段)に次の例により記載するとともに、緊急自動車運転
資格記載申請書にもその旨記載しておくこと。
(例)「緊急車(普通)運転可
⑶
平成
年
月
日(審査都道府県名)公印」
審査を受けずに緊急自動車(中型自動車を除く。)を緊急用務のため運転すること
ができる資格を有する者から、運転免許証にその旨の記載を必要とする申請があった
場合には、当該申請者の使用者を通じて緊急自動車運転資格記載申請書を提出させ、
事実関係を確認した上で運転免許証の備考欄(最下段)に次の例により記載するとと
もに、緊急自動車運転資格記載申請書にもその旨記載しておくこと。
(例)「緊急車(大自二)運転可(無審査)平成
11
年
月
日公印」
その他
本審査は、手数料を要しない。
別添(8関係)
緊急自動車運転資格審査実施要領
1
審査上の注意事項
⑴
審査は、他の運転免許技能試験と同時に実施しないこと。
⑵
中型自動車及び普通自動車の審査は、試験官及び受験者とも乗車用ヘルメットを着
用すること。
⑶
中型自動車及び普通自動車の審査は、次番者の同乗をさせないこと。
⑷
受審者の服装等が運転に不適切であると認めた場合には、審査を延期すること。
⑸
中型自動車及び普通自動車の審査は同乗審査、大型自動二輪車及び普通自動二輪車
の審査は追尾審査とする。
⑹
2
審査を終了した者に対しては、審査結果に基づき、必要な指導をすること。
審査前の指示
試験官は、受審者に対して審査開始前、次の事項について指示及び説明を行うものと
する。
⑴
審査中の事故防止
⑵
審査の課題履行条件
⑶
審査の判定及び中止事項
⑷
審査コースの走行順路(案内走行のみで、実演走行は省略するものとする。)
⑸
その他審査の実施について必要な事項
3
審査の判定
⑴
審査は、次の審査基準に基づき判定するものとする。
ア
審査の範囲
審査の範囲は、乗車する時から下車する時までとし、課題として指示した場所以
外の場所における運転は、判定の対象としない。また、課題についても履行条件以
外のことは、判定の対象としない。
イ
指示速度による走行
(ア)指示速度は、技能試験における指示速度以上の速度で、コースの規模及び形状
に応じた合理的な速度とする。
(イ)指定区間内で一時的にでも指示速度に達すればよい。
(ウ)指示速度の超過は、判定の対象としない。
ウ
周回カーブの走行
(ア)安定したブレーキ操作とは、次のような状態が生じないブレーキ操作をいう。
a
ブレーキをかけながらカーブに入ること。
b
カーブに入ってからブレーキをかけること。
c
カーブでおおむね0.4G以上の横加速が生じること。
(イ)安定したハンドル操作とは、カーブで右又は左に車幅のおおむね2分の1以上
の幅でふくらむことのないようなハンドル操作をいう。
エ
交差点の右左折
進路変更又は右左折の合図は、コースの規模又は設定方法に応じた時期に行えば
よい。
オ
指定場所における一時停止
停止線の手前からおおむね2メートル手前までの範囲に自動車の先端がくるよう
に停止すればよい。
カ
障害物間の通過
(ア)減速地点以後の速度及びギアは、判定の対象としない。
(イ)大型自動二輪車及び普通自動二輪車にあっては、車輪が制限線に接触してはな
らない。
キ
直進路における転回
(ア)切り返しの回数は、後退した回数とする。ただし、後退中に安全確認のため一
時的に停止し、さらに後退した場合は、通じて1回とする。
(イ)車輪が制限線に接触してはならない。
(ウ)大型自動二輪車及び普通自動二輪車にあっては、軸足を踏み替えてはならな
い。
ク
急停止
(ア)停止の時点で車輪をロックさせていなければよい。
(イ)横振れは、明らかに生じた場合のみ判定の対象とする。
(ウ)急停止の指示は、口頭、警笛又は警音器等によるものとする。
(エ)停止の際にエンストしてもよい。
⑵審査中、次のいずれかの事項に該当した者は不合格とし、審査を中止するものとす
る。
ア
審査履行条件のいずれかを履行しなかった場合
イ
右側通行した場合
ウ
脱輪(制限線をはみ出しを含む。)した場合
エ
転倒(足つきを含む。)した場合
オ
試験官が補助をした場合
様式
〔略〕
別表(6関係)
緊 急 自 動 車 運 転 資 格 審 査 課 題 設 定
周回コース及び幹線コースの走行
課
題
課
題
の
設
定
課題の履行条件
回
数
周 回 コ ー 外回りとする。
ス
指示速度
周回コースに区間を指定するとともに、その区間におい
に よ る 走 て達すべき合理的な速度を指示する。
指定区間内で指示速度に達する
1
よう走行すること。
行
周回カー
ブの走行
指示速度による走行の直後のカーブを含め、周回コース
の4か所のカーブを指定する。
交差点の 1
右左折
右左折は、明確な進路変更が行える道路幅員及び区間
を設定して行わせる。
2
交差点の信号機の灯火は消灯する。
安定したブレーキ操作及びハン
ドル操作をすること。
4
進路変更及びこれに伴う安全確
認、合図並びに右左折に伴う合
右左折各
図、安全確認及び徐行をするこ
2回
と。
指定場所
一時停止は、右左折の課題とする交差点以外の場所で行
に お け る わせる。
一時停止
停止線の直前での停止及び交差
点の安全確認をすること。
2
1
中型自動車及び普通自動車
1
減速地点の直前のギアはフ
ォース又はトップギアとし、速度
はおおむね40キロメートル毎時と
する。
(指示したギア及び速度になって
いない場合は、1回に限りやり直
障 害 物 間 の 通
しをさせること。)
過
2
大型自動二輪車及び普通自動二輪車
2
障害物の間を通過し終わるま
で障害物に接触し、又は停止(エ
ンストを含む。)しないで走行する
こと。
3
上記コースの条件
3
大型自動二輪車及び普通自動
(1)障害物はロードコン(高さおおむね0.7メートル)を 二輪車にあっては、両側の制限線
用いて設けるものとし、その間隔はロードコンの中心 の内側を足をつかずに走行するこ
から中心までを1メートルとする。
(2)減速地点には、目標物としてロードコンを設けるも
のとする。
(3)制限線は、コースの縁石をもってあてることができ
と。
1
る(以下「直線路における転回」において同じ。)もの
とする。
1
中型自動車及び普通自動車
1
中型自動車及び普通自動車に
あっては、両側の制限線の内側で
3回以下の切り返しによって転回
すること。
直 進 路 に お け る
転
1
回
2
大型自動二輪車及び普通自動二輪車
2
大型自動二輪車及び普通自動
二輪車にあっては、制限線の内側
で片足を1回つき、停止しないで
転回すること。
3
中型自動車及び普通自動車に
あっては切り返しの都度、大型自
動二輪車及び普通自動二輪車にあ
っては転回のとき、後方の安全確
認をすること。
1
停止限界
急制動開始
フォース又はトップギアとし、速
目標物
目標物
度はおおむね40キロメートル毎時
●
急
停
止
この課題を行うときのギアは
●
とする。
制動区間
(指示したギア及び速度になって
おおむね 13 メートル
いない場合は、1回に限りやり直
しをさせること。)
1
周回コース等に目標物を数か所設け、審査を受ける者
2
車輪をロックさせたまま停止
に対してはあらかじめ目標物を特定せず、試験官の指示に
しないこと。
よって停止させる。
3
横振れして停止しないこと。
1
2
る。
路面上には、目標線などの標示は設けないものとす 4
制動区間を超過しないこと。
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