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3Dプリンタの教育への活用に関する予備的研究
別紙様式1 平成26年度学術研究推進経費 共同研究推進経費 プロジェクトの名称 3Dプリンタの教育への活用に関する予備的研究 渡壁 誠/・旭川校・教授 報告者氏名・所属・職名 プロジェクト担当者 (氏名・所属・職) 研究成果概要報 告 書 安藤 秀俊・旭川校・教授 永山 昌史・旭川校・准教授 高橋 一将・旭川校・講師 川邊 淳子・旭川校・教授 佐藤 淳一・旭川校・准教授 小泉 匡弘・旭川校・特任講師 研究内容及び成果の概要 本研究の目的は近年低価格化が進み,比較的容易に入手できるようになってきた3D プリンタの教育への活用方法や可能性について検討することにあった。写真は本研究 で使用した3Dプリンタである。ABSのフィラメントを200度程度に加熱したノズルで融 解し0.15-0.4mmの範囲で指定した厚さで一層ごとにデータにしたがって図形を描い て積層し最終的に所望の立体を得るタイプである。テーブルが上下,前後に移動し, ノズルが左右に移動することで三次元の任意の位置に融解したABSを射出することが できる。立体の形状データはSTLと呼ばれるデータ形式であり,一般的な3DCadソフト から出力したり,既存のデータをインターネット上で入手することができる。また近 年AutoCADなど3DCADのソフトウェアメーカのAUTODESKから教育機関・学生に対して, 関連ソフトウェアの無償提供が開始された。 今年度は,理科の生物分野において,実物の観察が最も望まし いが現実には困難であるものについて3Dプリンタの活用を構想し た。右図は3Dプリンタによって作成した受精卵からの胚発生のモ デルである。今後こうした教材の提供やその効果の検証を行う予 定である。 当該研究で残された課題と今後の展望 今後,理科だけでなく様々な分野でのニーズの掘り起こしを行いたい 成果の公表の状況 【著書】 【学術論文】 教育現場で活用可能な分野等 今年度の成果のように理科におけるモデルなど,様々な分野での教材,教具の開発が可能になると考える。ま た,3次元モデルを取り扱うことに慣れることで将来のものづくりへの対応が容易になると考える。 配布又はダウン ロード可能な資 料 問い合わせ先 代表者:渡壁 誠 電 話:0166-59-1351 FAX : mail :[email protected]