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科目名 現代企業論 授業形態 講義 学年 1年 開講時期 前期 単位数 2

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科目名 現代企業論 授業形態 講義 学年 1年 開講時期 前期 単位数 2
科目名
授業形態
担当教員
内容および計画
現代企業論
講義
学年
1年
開講時期
前期
単位数
2単位
平澤 賢一
【概要】
本講義で対象とする企業とは「株式会社」である。株式会社や株式市場の基本的な仕組みを概観する。企
業と出資者(所有者)との関係を論ずるとともに、企業と日本の実状に焦点を合わせ、現代の企業制度につ
いてケース(事例)やゲームを交えて分かり易く解説する。企業の実例を参照しつつ、現代社会おける会社
の存在意義について考察して行く。
【履修対象者】
●経営情報コースに籍を置く者は、本講義で扱う程度の知識は備えておいて欲しい。
「会社」は、経営学の主な研究対象である。履修生にとっては、いずれ就職先ともなる「会社」につい
て、後期の「経営組織論」と合わせて学び、考察をしていく。
● 映画「ウォール街」(1987年)を講義中で鑑賞する(字幕付き)。この映画は、リーマンショック以降、
改めて注目されている。主人公ゲッコーによる `Greed is good.'の台詞は有名である。この映画を通じ、株式
会社や株式市場についての関心を深めたい。なお、主演のマイケル・ダグラス氏はアカデミー主演男優賞を
受賞。本シリーズ続編の「ウォールストリート」が2011年2月に公開された)
1
「本講義のガイダンス」
・本講義の概要、成績評価の方法
・中高教科書の「株式会社」に関連する項目の復習
・身の回りにある製品・サービスと企業
2
「現代社会と企業」
・会社四季報、日経会社情報と業界地図に見る現代企業
・グローバル化が進展する企業活動
3
「会社の種類」(教科書:1∼9を予習のこと)
・会社法で定める会社
・株式会社の設立
・定款
4
5
6
7
「株式とは」(教科書:12∼25を予習のこと)
・色々な株式
・株主
「株式会社の歴史、機能と構造」(教科書:12∼25を予習のこと)
・東インド会社から現代に至るまでの株式会社の歴史概観
・株式会社の機能や構造について
「株式の公開と上場制度」
・ここまでのまとめと確認
・「上場」の意義
・株式市場の仕組みについて
「株主総会」とは何か(教科書:27∼36を予習のこと)
・株主総会が開かれるまで
8
「トップ・マネジメントの役割」(教科書:37∼62の指定箇所)
・所有と経営の分離とは
・コーポレートガバナンス
・経営理念とは
9
「映画:『ウォール街(1987年)』の鑑賞①」(教科書:78∼を適宜参照)
・映画を鑑賞しながら、用語解説・背景などを適宜説明
10
「映画:『ウォール街(1987年)』の鑑賞②」(教科書:78∼を適宜参照)
・映画を鑑賞しながら、用語解説・背景などを適宜説明
・映画から学ぶ株式市場と株式会社
11
「企業の資金調達」(教科書:63∼77の指定箇所)
・企業にとっての資金調達
12
「四季報に学ぶ株式会社の実態」
・過去30年間の四季報、会社情報を用いてのグループワーク
13
「ベンチャー・ビジネス」
・ベンチャー企業とエンジェル
14
「人を大切にする会社:大企業ばかりではない」
・障害者が働く会社
・ダイバーシティ・マネジメント
15
「本講義の総括」
・本講義のまとめと受講生との質疑応答
タイトル 図でわかる会社法
著者名
教科書
ISBN
柴田和史
出版社
日本経済新聞出版社(日経文庫)
9784532119294
発行年
2014
・教科書を毎回の講義で輪読するような講義はしない
・参考資料を適宜配布のほか、映像資料も活用する
参考書
・適宜紹介する
・以下のサイトを参照すること
http://manabow.com(日経STOCKリーグ)
http://www.tse.or.jp/(東京証券取引所)
評価方法
成績評価
学習到達目標
先修条件
その他
割合
定期試験
75 %
レポート・小テスト
25 %
・定期試験にはA4(指定用紙)一枚のメモ持込み可とする
・復習をしていることを確認するための小テストを何度か実施する
・質疑応答での適切な返答、討議への積極的参加や貢献を評価
・質問することで問題意識を高めること
・株式会社に関する常識的な基礎の理解。
・我々の日常生活と密接に関わっている企業の、現代的な存在意義を探るための考え方を学ぶこと。
・中学の「公民の教科書」をよく復習しておいて戴きたい。
・本講義では「株式会社」の基本的概念を学ぶ。経営学を専攻する新入学生は、本講義の履修を考慮するこ
と。
・各人は書かれていることのみを書き写すのではなく、講義で扱う内容で重要と思われるところは随時ノー
トを作成すること
・日頃よりあらゆるメディアを通じ、社会の動きや企業活動に関心を持つとともに問題意識を高めること
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