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教育要覧 - 仙台市

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教育要覧 - 仙台市
教育要覧
仙 台
2008
仙台市教育委員会
は
し
が
き
「教育要覧・仙台」は,仙台市教育委員会における平成19年度事業実績及び平成20年度
の事業を,教育行財政,学校教育,生涯学習の3領域に分けて概要を収録しました。
仙台市の教育行政をご理解いただくための資料としてご活用いただければ幸いです。
平成20年9月
仙
台
市
教
育
委
員
会
目
仙台市の概要
次
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
第1部 教 育 行 財 政
第1章 教育委員会
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
第1節 教育委員会
第2節 教育委員会の組織及び事務分掌
第3節 附属機関
・・・・・・・・・
4
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7
・・・
8
・・・・・・・・・・・
10
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
18
第2章 仙台まなびの杜21 -仙台市教育ビジョン-
平成20年度教育予算主要施策
第3章 教育財政
第2部 学
校
第1章 学校施設
教
育
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19
第1節 学校用地
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
19
第2節 新増改築
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
19
第3節 大規模改造・耐震補強
第2章 教育指導
・・・・・・・・・・・・・
20
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
21
第1節 教育課程の編成と実施
第2節 生徒指導の充実
・・・・・・・・・・・・・
21
・・・・・・・・・・・・・・・・
22
第3節 特別支援教育の充実
第4節 心の教育の推進
・・・・・・・・・・・・・・
25
・・・・・・・・・・・・・・・・
27
第5節 国際理解教育の推進
・・・・・・・・・・・・・・
27
第6節 情報教育の推進
・・・・・・・・・・・・・・・・
28
第7節 環境教育の推進
・・・・・・・・・・・・・・・・
28
第8節 福祉教育の推進
・・・・・・・・・・・・・・・・
29
第9節 人権教育の推進
・・・・・・・・・・・・・・・・
29
第10節 学校図書館教育の推進
・・・・・・・・・・・・・
第11節 学校体育・健康教育の充実
第12節 後期中等教育の充実
・・・・・・・・・・・
30
・・・・・・・・・・・・・・
31
第13節 小・中学校の規模適正化推進
第14節 関係資料
第3章 就学奨励
第1節 就学援助
・・・・・・・・・・
31
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
32
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
40
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
40
第2節 遠距離通学補助
・・・・・・・・・・・・・・・・
第3節 特別支援教育就学奨励
42
・・・・・・・・・・・・・
42
・・・・・・・・・・・・・・・
44
・・・・・・・・・・・・・・
44
・・・・・・・・・・・・・・・・・
46
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
46
第4章 学校保健・学校安全
第1節 児童生徒の健康診断
第2節 学校衛生管理
第3節 学校安全
29
第4節 日本スポーツ振興センター
・・・・・・・・・・・
47
第5章 学校給食
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第1節 学校給食の実施状況
・・・・・・・・・・・・・・
第2節 学校給食の衛生・栄養管理
49
・・・・・・・・・・・・・・・・
49
・・・・・・・・・・・・・・・
50
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
51
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
52
第4節 学校給食センター
第7章 教職員研修
第1節 教育センター
・・・・・・・・・・・・・・・・・
52
・・・・・・・・・・・・・・・・
54
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
55
第2節 教職員研修助成
第3部 生
涯
第1章 生涯学習
48
・・・・・・・・・・・
第3節 食に関する指導
第6章 私学助成
48
学
習
第1節 生涯学習の推進
・・・・・・・・・・・・・・・・
55
第2節 生涯学習情報提供機能の整備
・・・・・・・・・・
55
第3節 高等教育機関連携事業の推進
・・・・・・・・・・
55
第4節 学校教育と社会教育の協働の推進
第5節 学校施設の開放
・・・・・・・・
55
・・・・・・・・・・・・・・・・
56
第6節 障害者の学習機会の充実
・・・・・・・・・・・・
58
・・・・・・・・・・・
58
・・・・・・・・・・・・・・
59
第7節 社会教育指導者研修の実施
第8節 社会教育団体の育成
第9節 ボランティア活動の支援
第10節 社会教育施設の整備
・・・・・・・・・・・・
59
・・・・・・・・・・・・・・
59
第11節 児童生徒の学習機会の充実
・・・・・・・・・・・
60
・・・・・・・・・・・・・・・
60
・・・・・・・・・・・・・・・・
61
・・・・・・・・・・・・・・・
61
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
62
第12節 青少年の健全育成
第13節 家庭教育の支援
第14節 視聴覚教育の推進
第2章 芸術文化
第1節 芸術文化の振興
・・・・・・・・・・・・・・・・
62
第2節 文化財の保護
・・・・・・・・・・・・・・・・・
62
第3節 文化財の調査
・・・・・・・・・・・・・・・・・
63
第4節 文化財の保存・整備
・・・・・・・・・・・・・・
63
・・・・・・・・・・・・・・・
64
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
65
第1節 博物館
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
65
第2節 科学館
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
71
第3節 天文台
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
76
第5節 文化財の普及啓発
第3章 社会教育施設
第4節 こども宇宙館
第5節 図書館
・・・・・・・・・・・・・・・・・
80
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
82
第6節 市民センター
・・・・・・・・・・・・・・・・・
第7節 泉岳少年自然の家
87
・・・・・・・・・・・・・・・
94
第8節 歴史民俗資料館
・・・・・・・・・・・・・・・・
96
第9節 富沢遺跡保存館
・・・・・・・・・・・・・・・・
99
第10節 せんだいメディアテーク
第11節 大倉ふるさとセンター
第12節 縄文の森広場
・・・・・・・・・・・・ 102
・・・・・・・・・・・・・ 108
・・・・・・・・・・・・・・・・・ 110
仙 台 市 の 概 要
市 の 概 要
仙台は, 慶長6年(1601年)伊達政宗が城下町として開府して以来,約400年の歴史をもち,古くから「杜
の都」 ,「 学 都」と して 親 しまれ てき た 。昭和20年 , 空襲に よっ て 市の中 心部 を 焼失し たが , 戦災復 興事 業,
都市 計画 事業 の推 進に より 都市 整備 が行 われ ,ま た, 昭和37年 に「 健康 都市 」を 宣言 し, 昭和 45年 には 「公
害市民憲章」を制定し,健康で文化的な都市・公害のない都市づくりを進めてきた。
昭和62年11月宮城町を,昭和63年3月に泉市及び秋保町を合併,平成元年4月には政令指定都市へ移行し,
い ま や 人 口 百 万 人 を 超 え , 面 積 788m 2 余 を 擁 す る名実 共に東北の中 枢都市として 発展を続けて おり,情報 化,
ボーダレス化,高齢化に対応したまちづくりを進めている。
平成20年6月1日現在
人口
1,029,924 人
世帯数
面積
452,330 世帯
788.09 ㎢
人口密度
1,307 人/㎢
市 の 沿 革
明治22年4月
32年8月
仙台市市制施行(人口86,352人)
昭和40年10月
市役所本庁舎落成
八木山動物公園開園
下水道第1期工事着手
上水道給水開始
42年9月
レンヌ市(フランス)と姉妹都市提携
市電事業開始
43年5月
科学館開館
長町,原町,七郷村南小泉を編入
45年9月
公害市民憲章制定
5年2月
市立病院開院
46年7月
仙台港開港
6年4月
七北田村荒巻,北根を編入
7年10月
西多賀村を編入
48年3月
16年4月
市ガス事業開始
4月
ミンスク市(ソ連)と姉妹都市提携
中田村,六郷村,岩切村,七郷村,
10月
アカプルコ市(メキシコ)と姉妹都市
大正12年3月
15年11月
昭和3年4月
9月
11月
市バス事業開始
20年7月
戦災により市中心部焼失
杜の都の環境をつくる条例制定
提携
高砂村を編入
17年8月
仙台市公害防止条例制定
11月
中央卸売市場開設
市民会館落成
(11月1日人口 238,250人)
49年9月
広瀬川の清流を守る条例制定
25年12月
市教育委員会発足
50年6月
戦災復興事業完了
29年7月
野草園開園
51年2月
鶴ケ谷オープン病院開院
30年2月
天文台開台
3月
市電事業廃止
31年4月
生出村を編入
52年12月
新仙台駅開業
32年3月
リバサイド市(アメリカ)と姉妹
53年6月
宮城県沖地震発生
(仙台震度5,M7.4)
都市提携
36年7月
10月
37年3月
54年6月
市民プール(西公園)開設
11月
博物館開館
55年7月
健康都市宣言
10月
市民図書館開館
10月
39年3月
新産業都市指定
56年4月
-1-
防災都市宣言
歴史民俗資料館開館
新市立病院完成
長春市(中国)と友好都市提携
戦災復興記念館開館
昭和56年8月
勤労者体育館開館
57年6月
東北新幹線開業
58年4月
デイケアセンター開設
59年6月
市役所第二庁舎業務開始
9月
平成11年6月
9月
東北新幹線の上野乗り入れ
6月
仙台市行政区画審議会発足
太白区文化センター・図書館開館
ISO14001認証取得
12年3月
7月
仙台市体育館開館
60年3月
市民活動サポートセンター設置
JR仙石線地下新線開業
仙台市屋内グラウンド開館
川内テニスコート開場
13年1月
仙台まなびの杜21(仙台市教育
新博物館開館
ビジョン)策定
8月
台風10号豪雨被害
せんだいメディアテーク開館
11月
(財)市民文化事業団発足
(市民図書館移転)
61年3月
62年3月
7月
11月
63年3月
平成元年4月
2年3月
7月
9月
3年3月
5月
「仙台市新総合計画」策定
4月 慶長遣欧使節関係資料が国宝指定
地下鉄開業
8月 仙台東部・南部道路全線開通
未来の東北博覧会開催
9月 第56回国民体育大会「新世紀・みやぎ
国体」開催
宮城町を編入
14年4月 適応指導センター(児遊の杜)開館
泉市,秋保町を編入
政令指定都市移行
市立全小中学校及び市立幼稚園で2学期
青年文化センター開館
制開始
全国高等学校総合体育大会開催
光州広域市(韓国)と姉妹都市提携
6月 泉サッカー場開場
新科学館開館
第1回仙台ハーフマラソン大会開催
ワールドカップサッカー韓国・日本共同
(財)仙台市スポーツ振興事業団発足
開催
勤労者職業福祉センター(仙台サン
15年4月
プラザ)開館
16年4月
10月
6月
東北新幹線の東京乗り入れ
9月
仙台国際センター開館
10月
日米市長及び商工会議所会頭会議
7月
仙台フィンランド健康福祉センター開所
11月
オウル市(フィンランド)と産業振興協
定締結都市提携
18年1月
シルバーセンター開館
7月
10月
5年9月
19年10月
仙台・宮城プレデスティネーション
キャンペーン開催(H19.10月~12月)
全国生涯学習フェスティバル開催
異常気象による農作物被害甚大
11月
25日 天文台閉館(移転改築のため)
(水稲作況指数37)
12月
27日 こども宇宙館閉館
6年9月
仙台市福祉プラザ開館
8年11月
仙台市富沢遺跡保存館開館
9年3月
新基本構想策定
6月
仙台スタジアム開設
7月
国際ゆめ交流博覧会開催
(新天文台へ業務移管により)
20年4月
7月
仙台市文学館開館
4月
仙台商業高等学校移転
5月
人口100万人達成
野村学校給食センター稼動
(PFI手法導入)
ダラス市(アメリカ)と友好都市提携
11年3月
大倉ふるさとセンター開館
縄文の森広場開館
全国レクリエーション研究大会開催
健康増進センター開館
台南市(台湾)と交流促進協定締結都市
提携
地下鉄 八乙女~泉中央間延伸開通
泉中央駅開業
9月
学都仙台サテライトキャンパス開講
第1回グリーン購入仙台会議開催
17年3月
仙台会議開催
4年1月
新荒巻給食センター稼動開始
-2-
新天文台開館(PFI手法導入)
第1部 教
育
育
行
委
財
第1章
教
第2章
仙 台 ま な び の 杜 2 1
-仙台市教育ビジョン -
第3章
教
育
員
政
財
会
政
ハナちゃん
第 1 章 教
育
委
員
会
第 1 節 教育委員会
仙台市教育委員会は,6人の委員で構成されている。委員は,人格が高潔で,教育,学術及び文化に関し,識見を
有する者のうちから,市長が市議会の同意を得て任命し,任期は4年である。
委員長は,委員の中から選挙され,教育委員会の会議を主宰し,委員会を代表する。任期は 1 年である。
教育委員会には教育長が置かれ,教育委員会の指揮監督の下に,委員会の権限に属するすべての事務をつかさどる。
また,これらの事務を処理するために,教育委員会に事務局が置かれ,教育長は,事務局の事務を統括し,所属の
職員を指揮監督する。
< 教 育 委 員 ・ 教 育 長 >
平成 20 年 4 月1日現在
職
委
名
員
氏
名
職
業
会社役員
委
員
任
期
平成 17 年 10 月 5 日 ~ 平成 21 年 10 月 4 日
長
松
坂
宏
造
委員(委員長職務代理者)
柴
山
光
由
委
員
宗
片
惠美子
委
員
渡
邊
忠
彦
元小学校長 平成 18 年 10 月 6 日 ~ 平成 22 年 10 月 5 日
委
員
水
渡
英
昭
元大学教授 平成 19 年 10 月 1 日 ~ 平成 23 年 9 月 30 日
委 員 ( 教 育 長 )
荒
井
元テレビ局
平成 16 年 10 月 6 日 ~ 平成 20 年 10 月 5 日
報道解説員
団体役員
平成 16 年 10 月 6 日 ~ 平成 20 年 10 月 5 日
平成 19 年 4 月 1 日 ~
崇
-3-
平成 21 年 3 月 31 日
第2節 教育委員会の組織及び事務分掌
1 組織(平成20年4月1日現在)
総務企画部
学校教育部
教
育
教
委
育
員
局
会
生涯学習部
総
務
課
総 務 係
企画調整係
人 事 係
学 事 課
奨学調整係
教 具 係
学校規模適正化推進室(係制なし)
学校施設課
管 理 係
計 画 係
施設整備係
健康教育課
保健体育係
給 食 係
学校給食センター(4)
業 務 係
※1
学校給食センター(2)※2
教育指導課
管 理 係
情報化推進係
教育課程係
高校教育改革室(係制なし)
企画給与係
教職員課
教職員係
教育相談課
教育相談班
生徒指導班
特別支援教育室
適応指導センター
教育センター
庶 務 係
教科研修班
教職研修班
情報研修班
学習指導支援班
企 画 係
生涯学習課
生涯学習係
天文台係
管 理 係
文化財課
整備活用係
調 査 係
仙台城史跡調査室
泉岳少年自然の家
総 務 係
指 導 係
学校196(幼稚園3,小学校123(外分校3),中学校63(外分校1),
特別支援学校1,全日制高校4,定時制高校2)
博 物 館
庶 務 係
学 芸 室
市史編さん室
科 学 館
庶 務 係
事 業 係
市民図書館
企画運営係
泉図書館
奉仕整理係
宮城野図書館
榴岡図書館
若林図書館
太白図書館
中央市民センター
管 理 係
事 業 係
区中央市民センター(4)
事業企画係
※1 業務係は,太白,荒巻及び幸町学校給食センターに設置。
※2 荒巻学校給食センター(第2種公所)に宮城学校給食センター(第3種公所)を,野村学校給食センター
(第2種公所)に加茂学校給食センター(第3種公所)を置く。
-4-
2 事 務 分 掌
部課名
総
務
事務分掌
課
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
総 務 企
教育委員会の会議,儀式,表彰及び交際に関すること
組織機構及び事務分掌に関すること
文書事務の管理に関すること
公印に関すること
争訟に関すること
教育行政に係る総合的な企画及び調整に関すること
予算,決算その他の経理に関すること
広報に関すること
所掌事務に係る教育行政に関する相談窓口に関すること
市費負担職員(教育職員を除く。第 12 号において同じ。)の任免,服務,研修その他の人事及
び福利厚生に関すること
11 市費負担職員(幼稚園及び高等学校の職員を除く。)の給与に関すること
12 市費負担職員に係る職員団体及び労働組合に関すること
13 局内事務及び部内事務の連絡調整に関すること
1
2
3
4
5
6
7
8
学校の設置及び廃止に関すること
通学区域に関すること
児童生徒の就学に関すること
授業料及び保育料に関すること
就学の援助及び奨励に関すること
育英資金に関すること
学校運営の経理に関すること
教材教具の整備に関すること
学校規模適正化推進室
1
小学校及び中学校の規模の適正化に関すること
学 校 施 設課
1
2
3
4
5
学校の計画及び建設に関すること
学校用地の計画に関すること
学校施設の管理及び修繕に関すること
学校緑化に関すること
教育施設用地の整備に関すること(他の所管に属するものを除く。)
1
2
3
4
5
6
学校保健に関すること
学校体育に関すること
学齢児童の就学時における健康診断に関すること
学校安全に関すること
学校給食に関すること
学校給食センターに関すること
教 育 指 導課
1
2
3
4
5
6
7
8
学校教育に係る総合的な企画及び調整に関すること
教育指導に係る企画及び調整に関すること
教育課程の運営に関すること(高校教育改革室の所管に属するものを除く。)
教科書その他の教材の取扱いに関すること(高校教育改革室の所管に属するものを除く。)
国際理解教育に関すること
情報教育の総括に関すること
教育センターに関すること
部内事務の連絡調整に関すること
高校教育改革室
1
2
3
4
高等学校の改革の推進に関すること
高等学校及び中等教育学校の教育課程の運営に関すること
高等学校及び中等教育学校の教科書その他の教材の取扱いに関すること
高等学校及び中等教育学校の入学者選抜に関すること
教職員課
1
2
3
4
県費負担教職員及び市費負担の教育職員の任免,服務その他の人事及び福利厚生に関すること
県費負担教職員及び市費負担職員(幼稚園及び高等学校の職員に限る。)の給与に関すること
県費負担教職員及び市費負担の教育職員に係る職員団体に関すること
学級編制に関すること
教 育 相 談課
1
2
3
4
教育相談に関すること
生徒指導に関すること
特別支援教育に関すること
適応指導センターに関すること
学
事
課
画 部
健 康 教 育課
学
校
教
育
部
-5-
部課名
事務分掌
生 涯
生涯学習に係る総合的な企画及び調整に関すること
成人教育に関すること
文化芸術に関すること
社会教育施設の建設に関すること
学校施設の開放に関すること
青少年教育事務の連絡調整に関すること
せんだいメディアテ-ク,大倉ふるさとセンター及び天文台に関すること
博物館,科学館,市民図書館,中央市民センター及び泉岳少年自然の家に関すること
部内事務の連絡調整に関すること
文化財課
1
2
3
4
文化財の保護及び活用に関すること
文化財の調査に関すること
歴史姉妹都市に関すること
歴史民俗資料館,富沢遺跡保存館及び縄文の森広場に関すること
学
生 涯 学 習課
1
2
3
4
5
6
7
8
9
習
部
-6-
第 3 節 附属機関
平成 20 年 5 月1日現在
名
称
仙台市障害児
就学指導委員会
仙台市学校給食
運営審議会
根拠法令等
仙台市障害児就学指導委
員会条例
仙台市学校給食運営審議
会条例
所
掌
事
務
教育委員会の諮問に応じ,市立小・中学校就学
予定者及び就学児童生徒のうち障害を有する者
の教育的措置について調査審議する。
市立義務教育諸学校における学校給食の業務の
運営に関する重要な事項を調査審議し,これら
の事項に関し教育委員会に意見を述べる。
主 管 課
教
育
相談課
健
康
教育課
社会教育に関する諸計画を立案する。
仙台市社会
教育委員
社会教育法
教育委員会の諮問に応じ,これに対して意見を
仙台市社会教育委員の設
述べる。
置に関する条例
また,これらの職務を遂行するために必要な研
生
涯
学習課
究調査を行う。
仙台市文化財
保護審議会
仙台市博物館
協議会
仙台市科学館
協議会
仙台市図書館
協議会
仙台市公民館
運営審議会
仙 台 市 スポ ーツ
振興審議会
文化財保護法
仙台市文化財保護条例
文化財の保存及び活用に関する重要な事項につ
いて調査審議し,これらの事項に関して教育委
員会に建議する。
博物館法
博物館の運営に関し館長の諮問に応ずるととも
仙台市博物館条例
に館長に対して意見を述べる。
博物館法
科学館の運営に関し館長の諮問に応ずるととも
仙台市科学館条例
に館長に対して意見を述べる。
図書館法
仙台市図書館条例
社会教育法
仙台市市民センター条例
図書館の運営に関し館長の諮問に応ずるととも
に図書館の行う図書館奉仕について館長に対し
て意見を述べる。
センター長の諮問に応じ,社会教育法第 22 条に
基づく市民センター各種事業の企画実施につい
て調査審議する。
文
化
財
課
博物館
科学館
市
民
図書館
中央市民
センター
スポーツ振興法
スポーツの振興に関する事項について調査審議
企画市民局
仙台市スポーツ振興審議会
し,これらの事項に関して教育委員会に建議す
スポーツ
に関する条例
る。
-7-
振興課
第 2 章 仙台まなびの杜21-仙台市教育ビジョン-
ⅰ 策定の主旨
新世紀の扉がいよいよ開かれました。これまで社会を支えてきた仕組みが大きくゆらぎ,変貌する中で,時代の大
きな変化を受けとめ,未来を切り開いていく私たち一人ひとりの力が試されようとしています。それは,まさに新世
紀を生きる力であり,自らまなび自ら考える力,自分の夢にチャレンジする精神,そして市民として主体的に社会に
かかわり共に生きる知恵によってつくりだされる力です。
今,強く求められているのは,こうした力をはぐくむ新しいまなびの仕組みをつくりだすことであり,その意味で,
これからの10年は,21世紀の新しい学都・仙台づくりを進める大切な時期になります。
仙台市教育ビジョンは,2010年(平成22年)を目標年として,そのためにとりくむべき基本的な方針を定めるもの
です。
ⅱ ビジョン推進の主体
私たちの未来を切り開く,新しいまなびの仕組みづくりのキーワードは,「パートナーシップ」です。一人ひとり
の市民や家庭,PTAなどの地域団体,学校,市民活動団体,企業,行政などが,それぞれの場で役割を果たしつつ,
これまでの枠組みを越えてパートナーシップを持つことによって,子供も大人も,一人ひとりが互いに認め合い,教
え合い,まなび合う,新たなまなびの仕組みをつくりあげていくことがはじめて可能になります。
このビジョンは,それぞれの課題ごとに,市民のまなびを支える多様な主体の連携・協働のあり方を明らかにしな
がら,行政がとりくむべき施策の方向をとりまとめたものです。
*パートナーシップ:自立した主体が相互理解のもと,共通の目的や課題にとりくむためにつくる協力・連携・協
働の関係のこと。互いに成果と責任を共有し合う,対等で開かれた関係であることが前提。
そのためには,行政情報の提供と公開及び市民と行政の双方向の情報交換を進め,情報の共有化を図ることが重
要。
*市民活動団体:自主・自律を基本とし,様々な分野で広く市民のために社会貢献活動を行い,社会の形成に参加
する市民団体のこと。
ⅲ ビジョンの3つの柱
1
まなぶ力をはぐくむ
学習を積み上げる土台となる基礎的な学力,自分で課題を見つけていく力,課題解決に主体的にとりくむ意欲や
その方法を探究する力,人と通じ合うコミュニケーションの力。これからより大切になってくるのは,こうした,
人がまなぶために備えるべき基本的な力です。このような一人ひとりのまなぶ力をはぐくんでいきます。
2
まなぶ機会を広げる
学校の外にもまなびの場や機会はたくさんあります。自分に合った方法でまなぶことができるようなチャンスが
広がれば,もっとたくさんの人の生きがいづくりの役に立ちます。様々な連携をつくりだしながら,一人ひとりの
とりくみを応援するまなぶ機会を広げていきます。
3
まなぶ資源を豊かにする
一人ひとりの主体的なまなびや,多様化・高度化するまなびのニーズに応えていくため,情報・人材をはじめ,
まなびを支える資源をさらに豊かにし,十分活用できるようにしていく必要があります。
これまでにはぐくまれ,受け継がれてきた資源や,今日,新たにつくりだされた資源,さらに,世界規模の資源
を広く集めて,21世紀の学都・仙台にふさわしい市民の創造的なまなびを支える環境づくりを進めます。
*まなぶ資源:情報・人材・施設・自然・芸術文化・文化財・市民活動の実績・教育機関など,まなびを支える
様々なことがらのこと。
-8-
ビジョンの3つの柱ととりくみの基本的方向
1
まなぶ力をはぐくむ
(1) 家族の心が通じ合う家庭づくりを支援する
(2) 一人ひとりが自他ともに尊重し合う心をはぐくむ
(3) 生涯にわたる健康の基礎づくりを進める
(4) 基礎的・基本的な知識を確実に習得できるようにする
(5) 一人ひとりの問題意識や考える力をはぐくむ
(6) 環境についてまなぶことを通して新しい時代のくらしをつくり
だす知恵や創造力をはぐくむ
(7) 社会参加探検や遊びを通して社会の仕組みへの理解を深め,人
と通じ合うコミュニケーションの力をはぐくむ
(8) 学校,家庭,地域,その他様々な活動をしている人が連携して
まなびのコミュニティをつくる
2
まなぶ機会を広げる
(1) まなぶ機会の“バリアフリー”を進める
(2) 誰もがまなび直せる機会を広げる
(3) 新しい産業構造への対応や起業化を支援するまなぶ機会を広げる
(4) 時代の変化を反映する新しい課題についてまなぶ機会を広げる
(5) 地域におけるスポーツ活動の機会を広げる
(6) 芸術文化の鑑賞や創作,発表活動の機会を広げる
3
まなぶ資源を豊かにする
(1) 学校におけるまなびの環境を高める
(2) 生涯学習施設の機能を充実する
(3) 自然環境や文化財などを活用した体験学習の場をつくる
(4) 教育機関の持つ人材,資料,施設などのまなぶ資源を市民が活
用できるようにする
(5) 市民がまなんだ成果を学校教育や生涯学習,市民活動,起業活
動などへ活用するための仕組みや環境をつくる
(6) 専門的資質能力や指導力,豊かな人間性を持った教職員を育成
する
(7) 生涯学習活動を支援する人材を育成する
(8) 様々なまなぶ資源を有効に活用できるよう,情報ネットワーク
をつくる
-9-
平成20年度教育予算主要施策
☆:新規事業 ★:拡充事業
(単位:千円)
事 項
20年度
予算額
19年度
予算額
比 較
増減額
説 明
1 まなぶ力をはぐくむ
(1) 家族の心が通じ合う家庭づくりを支援する
① 地域社会教育事業の推進
(家庭教育推進事業)
5,329
5,838
△ 509 市民センター事業
② 社会学級運営
6,230
6,300
△ 70 社会学級124校
③ PTA活動振興
43,396
46,953
△ 3,557 PTA運営費補助等
11,104
11,707
(2) 一人ひとりが自他ともに尊重し合う心をはぐくむ
① 児童生徒の心のケア推進事業
ア. 適応指導センター及び適応指導教室の運営
△ 603 小集団に入れない子どもへの対応及び引きこもりの子どもへの
家庭訪問相談の実施
★ イ. スクールカウンセラー配置
116,031
113,688
2,343 市立中・高・特別支援学校全71校と小学校3(専任)校へ配置
また,19年度に引き続き,中学校を中心に配置しているスクー
ルカウンセラーを小学校へも派遣していく。
(人件費 115,743千円 物件費 288千円)
ウ. 「さわやか相談員」配置
20,356
25,747
△ 5,391 児童生徒の悩み相談・話し相手になるとさわやか相談員を小
学校を中心に配置していく。
エ. 学校生活支援巡回相談員派遣
2,800
2,800
0 軽度発達障害児やいじめ,不登校などの特別な配慮を必要と
する児童生徒に対する学校の取り組みを支援するため,専門
知識を有する巡回相談員を派遣する。
オ. 指導困難学級対策非常勤講師配置
85,013
86,171
△ 1,158 特定の児童生徒への対応に追われることなどにより授業が成り
立たないといった指導困難学級を有する学校に非常勤講師を
(30名)配置
カ. 心のケア緊急支援事業
1,062
1,062
0 学校全体を揺るがす非常事態(事件・事故・災害等)が発生し
た場合に,学校全体の不安を和らげ学習環境を整えていくた
めに,緊急に臨床心理士等の専門家を派遣する。
② 防犯対策事業
ア. スクールガード・リーダー派遣事業
9,971
9,786
185 警察OB等による「スクールガード・リーダー」を8名派遣し,学
校巡回を行いながら,学校の安全体制を点検し,指導評価を
行うとともに,学校ボランティア防犯巡視員に対する研修・育成
に努め,学校と地域での効果的で継続的な安全体制を確保す
る。
イ. 学校ボランティア防犯巡視員の育成・支援
5,440
5,101
339 地域住民やPTA等からなる学校防犯ボランティアの活動を支
援し,地域の防犯活動のさらなる充実を図る。
ウ. 学校防犯巡視員派遣
29,754
24,340
5,414 警備会社に委託し,16名の警備員が学校防犯巡視員「仙台・
まもらいだー」として小学校周辺や通学路等を中心に巡回する
ほか,市役所の公用車や民間企業の車両2,000台に「仙台・ま
もらいだー」ステッカーを貼付して運行し,児童生徒の安全確
保に努める。
エ. 児童生徒の携帯用防犯ブザー購入補助
2,207
2,241
△ 34 購入経費の1/2(上限1個250円)を各学校のPTA等に補助す
る。
オ. その他児童生徒の安全確保事業
6,206
6,246
- 10 -
△ 40 地域ぐるみ生活指導協議会や校外指導連盟に対する補助等
事 項
20年度
予算額
19年度
予算額
比 較
増減額
説 明
(3) 生涯にわたる健康の基礎づくりを進める
① 児童生徒の定期健康診断の実施
112,747
116,436
△ 3,689
ア. 野村学校給食センター運営管理
672,000
135,113
536,887 平成20年4月業務開始の予定
イ. 幸町学校給食センター移転建設
20,292
② 学校給食センター建設
1,373,142 △ 1,352,850 移転先施設解体 10,162
PFIアドバイザリー契約 9,723
★ ③ 自動体外式除細動器の配備
④ 食育推進事業
12,959
2,499
3,738
3,440
10,460 新たに全小学校へ配備
298 栄養教諭の活用推進 588
親子食育教室 2,480
食育に関する子育て講座 670
(4) 確かな学力の向上を図る
(5) 一人ひとりの問題意識や考える力をはぐくむ
① 標準学力検査の実施
92,163
81,990
10,173 全市的な児童生徒の学力を客観的に把握するため,20年4月
に実施予定の全国一斉学力検査に加え,仙台市独自に小学
校2年生から中学校3年生を対象とした標準学力検査を実施す
る。
② 学力・学習改善推進事業
17,530
18,885
△ 1,355 全国学力・学習状況調査の結果等を活用・分析し,教育委員
会や学校における効果的な取組や課題を明らかにしつつ,改
善につなげる実践研究を行い,検証改善サイクルの確立を図
る。
※文部科学省委託事業
(人件費7,089千円 物件費 10,441千円)
③ 小学校高学年基礎教科(国語・算数)担任制モデル
事業
31,172
31,596
△ 424 基礎教科担任制を小学校11校においてモデル実施
④ 少人数学習推進
82,179
68,937
13,242 市費非常勤講師(24→29)人配置
2,842
0
☆ ⑤ 市立高等学校学力状況調査の実施
2,842 市立高等学の校生徒の基礎学力の向上と教員の学習指導力
並びに進路指導力の向上を図るため,第1学年の生徒を対象
に学力状況調査を実施する。
☆ ⑥ 理科支援員等配置事業
22,860
0
22,860 小学校の理科授業における観察・実験活動の充実と教員の資
質向上に向けて,外部人材を理科支援員,特別講師として採
用する。
※全額(独法)科学技術振興機構委託金(人件費19,783千円
物件費 3,077千円)
⑦ 免許外教科担当教員の解消
⑧ 家庭学習ノート作成
22,315
22,286
3,495
3,360
29
135 「基礎・基本の定着」「学習意欲の喚起」「家庭学習の定着化」
などの実現を通して子供一人ひとりの学力向上を図り,自己学
習力を高めるとともに,学校と家庭が緊密に連携し,家庭にお
ける学習習慣の確立を図るため家庭学習ノートを配布する。
⑨ 特色ある教育・学校づくりの推進
⑩ 外国語指導助手(ALT)配置
17,392
19,572
382,564
383,481
△ 2,180
△ 917 市立全中・高等学校に配置
(人件費309,929千円 物件費72,635千円)
☆ ⑪ 小学校英語活動推進事業
5,979
0
5,979 学習指導要領の改訂を踏まえ,小学校における英語活動等国
際理解活動について,指導方法等の確立を図るため,拠点校
を指定し,ALTや地域人材の効果的な活用も含めた実践的な
取組みを推進する。
⑫ 学校情報化・情報教育の推進
ア. 教職員パソコン整備
25,943
17,950
7,993 各教職員へのパソコン配備を進めるとともに,教職員がそれら
を授業や校務で効果的に利活用できるように支援を行う。
イ. 教育情報ネットワーク運営
ウ. 情報教育推進研修
41,298
38,031
3,267
160
207
△ 47
- 11 -
事 項
⑬ 部活動サポートスタッフ支援事業
20年度
予算額
1,972
19年度
予算額
比 較
増減額
1,886
説 明
86 市立中・高等学校に部活動のための外部指導者を派遣する。
※H18以降はボランティアを活用
⑭ 子どもの読書活動推進
⑮ 学校図書室等開放
60
822
6,644
6,312
146
164
3,553
4,209
△ 762
332 実施校23校
(6) 環境についてまなぶことを通して新しい時代のくらしを
つくりだす知恵や創造力をはぐくむ
① スクールエコプラン
② 省エネ還元事業
△ 18 こども環境実践発表会実施,学校版ISO「エコスクール」実践
△ 656 光熱水費の削減額の半額程度を学校配当費として還元
モデル校 小学校20校,中学校10校,高等学校6校
③ プラスチック製容器包装分別収集事業
11,059
12,724
8,858
6,857
△ 1,665 H17より全市立学校で実施
(7) 社会参加や遊びを通して社会の仕組みへの理解を深
め,人と通じ合うコミュニケーションの力をはぐくむ
★ ① 自分づくり教育推進事業
2,001 小中高カリキュラムづくり推進プロジェクト 604
小学校実践プロジェクト事業 900
中学校職場体験推進事業 6,175
連携プロジェクト 982
楽学プロジェクト 197
② インターンシップの推進
120
205
☆ ③ 地域産業の担い手育成
13,008
0
△ 85 インターンシップ推進にかかる関係機関との調整
13,008 地域産業界のニーズを十分に把握した上で,ニーズに応じた
専門的職業人育成プログラムを開発し,仙台の地域産業を担う
若年労働者の育成及び地域産業の担い手育成を図る。
④ 地域社会教育事業の推進
(青少年健全育成事業)
7,616
10,684
⑤ 成人式の開催
7,600
7,600
0
1,500
1,500
0 保護者や地域住民等との交流事業により,市民とのパートナー
△ 3,068 市民センター事業
(8) 学校,家庭,地域,その他様々な活動をしている人が連
携してまなびのコミュニティをつくる
① 学校連携・協働推進(スクールパートナーシップ)
ア. 地域で輝く学校づくり推進
シップによる教育活動の充実を図る。
イ. 学校評議員制の推進
1,465
1,472
△ 7 地域に開かれた学校づくりを推進するため,保護者や地域住
民,有識者等から学校運営に関して幅広く意見を聞くことによ
り,学校経営に活かす。また,このことを通して,保護者や地域
住民等の協力を得て特色ある学校づくりを推進する。
ウ. 学校評価実践研究事業
12,452
8,030
4,422 有識者,校長等の学校関係者,保護者・地域住民等からなる
事業運営委員会を設置し,その助言・支援のもとに,小・中学
校10校を協力校として,文部科学省の「学校評価ガイドライン」
に基づいて,保護者等による他者評価を含めての学校評価の
実践研究を行い,「仙台市版学校評価ガイドライン」を策定す
る。
※文部科学省委託事業
エ. サイエンススクール
749
1,352
△ 603 子供科学キャンパス,東北大学出前授業,東北大学夏休み大
学探検
★ オ. 自分づくり教育推進事業
8,858
6,857
カ. マイスクールプラン21
(余裕教室活用事業)
8,352
8,355
△ 3 9校
キ. 学校図書室等開放
6,644
6,312
332 (再掲)
(3,570)
0
☆ ク. 放課後子ども教室モデル事業
2,001 (再掲)
(3,570) 子供未来局より予算の再配当を受けて執行予定。
児童クラブ等に登録できない児童及び大規模児童クラブ等の
解消を目指すとともに,放課後の児童の安全な居場所を確保
するため,地域住民の協力を得て,学校を活用した「放課後子
ども教室」をモデル事業として実施する。平成20年度は小学校
2校程度において,子供達の体験・交流活動等を推進する。
- 12 -
事 項
20年度
予算額
19年度
予算額
② 部活動サポートスタッフ支援事業
1,972
1,886
③ 学びのコミュニティづくり推進
2,209
1,636
比 較
増減額
説 明
86 (再掲)
573 地域における学びのコミュニティ形成を目指し地域の様々な団
体が連携して交流事業等を実施
④ 市民センターパートナーグループ運営
50
150
△ 100 地域に根ざした事業展開のため利用者・住民に事業運営に参
加・協力してもらう仕組みづくりを行う
⑤ 社会教育指導者の育成
(PTA指導者研修)
155
216
△ 61 PTA指導者研修会の開催など
⑥ 地域社会教育事業の推進
(民間指導者育成事業)
5,009
4,142
867 市民センター事業
⑦ 地域社会教育事業の推進
(地域社会教育推進事業)
6,992
8,057
△ 1,065 市民センター事業
93,683
77,177
2 まなぶ機会を広げる
(1) まなぶ機会の“バリアフリー”を進める
① 特別支援教育の推進
★ ア. 特別支援教育指導補助プラン
16,506 20年度より対象児童生徒を一部広げるとともに,有償ボランティ
ア15名を新たに採用する。
人件費 83,882千円(うち補助員55→60名)
物件費 9,801千円
イ. 通級指導教室モデル事業
7,065
7,194
△ 129 LD ,ADHD,高機能自閉症等を対象とする通級指導教室の
指導内容,方法,教室運営の在り方について,検討委員会を
設置し検討するとともに,モデル校での実践的研究を行い,今
後の通級指導教室の整備・充実を図る。
ウ 要医療行為通学児童生徒学習支援事業
28,303
23,476
4,827 H18より,修学旅行や宿泊学習など宿泊を伴う行事の際の医療
行為についても,看護師を派遣。
人件費 27,778千円 物件費 525千円
エ. 特別支援教育実践研究協力校
1,600
1,800
△ 200 市立学校(園)20校を研究協力校に指定し,各学校の実情に応じ
オ. 肢体不自由教育支援事業
1,450
1,475
△ 25 鶴谷特別支援学校に作業療法士及び理学療法士各1名を配
た特別支援教育に関する実践的な取り組みを行い,その成果を全
ての学校が共有することにより,市全体の特別支援教育の推進を
図る。
置し,同校及びその他市立学校に在籍する肢体不自由児の担
任等の指導助言に当たる。 ※人件費
カ 学習障害児等教育推進
165
165
0 学習障害児等に対する取組を支援するため,「専門家チーム」
として有識者を学校に派遣して助言する。
キ 特別支援教育コーディネーター養成・研修
300
327
△ 27 幼・小・中・高・特別支援学校に配置するコーディネーターの養
成・研修
ク 適正就学推進
2,034
2,045
② 院内学級等整備推進
2,412
2,404
△ 11 障害児就学指導委員会等
8 市立病院・日赤病院の院内学級及び木町通小,第二中の東
北大学病院分校運営費等
③ 外国人子女への対応
3,710
3,710
0 日本語指導協力者の派遣
608,356
577,854
30,502 学用品費,修学旅行費,給食費,校外活動費等
イ. 特別支援教育就学援助
22,949
24,147
△ 1,198 学用品費,修学旅行費,給食費,校外活動費等
ウ. 遠距離通学児童生徒通学費等補助
32,668
35,021
△ 2,353
750
728
66,172
66,812
3,243
3,703
④ 就学援助
ア. 要保護・準要保護児童生徒就学援助
⑤ 障害者学習講座開設
⑥ 移動図書館運営
⑦ せんだいライブラリーネットワーク推進
- 13 -
22 知的障害のある勤労青年対象の教室開催
△ 640 遠隔地に2週間ごとに巡回する図書サービス
△ 460
事 項
⑧ せんだいメディアテーク運営
20年度
予算額
627,435
19年度
予算額
比 較
増減額
651,707
説 明
△ 24,272 ・情報システム機器賃借見直し △15,945
・市民文化事業団に対する事業費補助 △2,041 等
⑨ 地域社会教育事業の推進
(高齢者学習振興事業)
5,938
5,383
555 市民センター事業
570
570
0
570
570
0 (再掲)
749
1,352
△ 603 (再掲)
② 地域社会教育事業の推進
(成人学習振興事業)
7,839
7,202
637 市民センター事業
③ 地域社会教育事業の推進
(学習情報提供事業)
18,092
21,005
△ 2,913 市民センター事業
627,435
651,707
46,609
76,721
38,618
40,300
(2) 誰もがまなび直せる機会を広げる
① 市立高等学校開放講座
(3) 新しい産業構造への対応や起業化を支援するまなぶ
機会を広げる
① 市立高等学校開放講座
(4) 時代の変化を反映する新しい課題についてまなぶ機会
を広げる
① サイエンス・スクール
④ せんだいメディアテーク運営
△ 24,272 (再掲)
(5) 地域におけるスポーツ活動の機会を広げる
① 学校体育施設の開放
△ 30,112 校庭・体育館の開放,夜間照明の整備等
(6) 芸術文化の鑑賞や創作,発表活動の機会を広げる
① 博物館特別展開催
△ 1,682 「(仮称)~皇室待医ベルツ博士の眼~江戸と明治の華」
「世界遺産 平泉 ~みちのくの浄土~」など
② 文化施設運営
272,415
272,415
0 歴史民俗資料館,富沢遺跡保存館,縄文の森広場
③ せんだいメディアテーク運営
627,435
651,707
ア. 小学校校舎等建築
4,109,427
2,209,231
イ. 中学校校舎等建築
855,790
788,029
ウ. 校舎買取
52,888
95,771
△ 42,883 市名坂小
エ. 鶴谷特別支援学校第二期整備
45,680
15,416
30,264 屋体増築
☆ オ. 中学校用地取得
460,496
0
カ. 学校用地整備
204,786
△ 24,272 (再掲)
3 まなぶ資源を豊かにする
(1) 学校におけるまなびの環境を高める
① 学校教育施設整備
1,900,196
校舎:南材木町小,荒町小,旭丘小,愛子小,富沢小 / 屋体:荒町
小,旭丘小,愛子小/プール :南材木町小,旭丘小,愛子小 / 給食
調理場:旭丘小,愛子小,富沢小
67,761 校舎:宮城野中 / 屋体:宮城野中 /武道場:宮城野中
460,496
長町中校庭拡張用地
499,934 △ 295,148 小学校:八木山南小,野村小,愛子小
/ 中学校:五橋中,鶴谷中
キ. 仮設教室借上
303,755
293,818
- 14 -
9,937
小学校:西多賀小,七郷小,東長町小,新田小,旭丘小,大野田小,東
四郎丸小,広瀬小,上愛子小,大沢小,川前小,八乙女小,柳生小,郡
山小,遠見塚小 /特別支援学校:鶴谷特別支援学校
事 項
ク. 大規模改造
20年度
予算額
19年度
予算額
274,231
比 較
増減額
説 明
498,062 △ 223,831 小学校:立町小,国見小,大倉小
/ 中学校:七郷中,南光台東中
ケ. 学校校庭芝生化
14,650
20,000
685,216
266,183
419,033
15,413
0
15,413
④ 教職員パソコン整備
25,943
17,950
7,993 (再掲)
⑤ 教育情報ネットワーク運営
41,298
38,031
3,267 (再掲)
685,766
239,650
② 学校耐震補強
☆ ③ 屋体窓ガラス飛散防止対策事業
△ 5,350 校庭芝生化整備費(片平丁小)
小学校:校舎1校,屋体5校,中学校:校舎1校,屋体4校
高等学校:校舎1校,屋体1校,特別支援学校:屋体1校
小学校:9校
中学校:1校
⑥ 学校備品の整備
ア. 校用備品整備・消耗品購入
446,116 新増改築校備品費の増(愛子小,根白石中,宮城野中,仙台
青陵中等教育学校)
イ. 教材備品整備・消耗品購入
564,864
522,941
41,923
ウ. 学校図書の整備
141,482
125,372
16,110 愛子小新設
⑦ マイスクールプラン21
(余裕教室活用事業)
8,352
8,355
△ 3 (再掲)
⑧ 学校体育施設の開放
46,609
76,721
△ 30,112 (再掲)
⑨ 放課後子ども教室モデル事業
(3,570)
0
(3,570) (再掲)
974,582
234,360
⑩ 仙台市立高等学校再編計画推進事業
740,222 中等教育学校の新設 232,893千円
商業高等学校の統合 180,409千円
新定時制高等学校の新設 538,731千円
仙台高等学校の単位制導入 15,239千円
高等学校再編計画推進のための諸経費 7,310千円
(2) 生涯学習施設の機能を充実する
① 博物館仙台城ガイダンス機能拡充等事業
60,998
10,000
50,998 平成20年度は,平成19年度策定の基本計画に基づき展示室
改修の設計業務を行うほか,イベント広場周辺の自然環境を生
かしたレセプション等の開催を可能とするための整備等を行な
う。
② 子供図書室の開設
212,324
8,060
204,264 平成20年度は,施設改修工事を行うとともに,全市的なPRや室
運営の専門性の確保,蔵書の充実を計画的に行う。
☆ ③ 仙台・宮城デスティネーションキャンペーン推進事業
12,340
0
12,340 博物館において,仙台・宮城デスティネーションキャンペーンに
タイアップして,特別展「世界遺産 平泉 ~みちのくの浄土
~」を開催するほか,企画展「最後の戦国武将 伊達政宗」の
開催及び伊達政宗関連施設スタンプラリーの実施等を行う。
④ 博物館特別展開催
38,618
40,300
0
7,035
⑥ 市史編さん
53,059
69,863
⑦ 博物館施設設備改良
14,041
17,124
⑧ 科学館特別展開催
27,149
27,334
1,816
3,758
△ 1,942
178,963
5,072
173,891 空調設備改修
⑤ 博物館展示資料購入
⑨ 科学館実験指導用教材整備
⑩ 科学館施設設備改良
- 15 -
△ 1,682 (再掲)
△ 7,035 19年度に前倒し執行
△ 16,804
△ 3,083 博物館大規模天井改修設計費ほか
△ 185 「のりもの展」
事 項
20年度
予算額
19年度
予算額
比 較
増減額
説 明
⑪ 新天文台運営管理
562,186
107,393
454,793 平成20年7月1日開館
⑫ 図書館資料購入
147,432
148,459
△ 1,027 2,209
1,636
573 (再掲)
50
150
△ 100 (再掲)
⑬ 学びのコミュニティづくり推進
⑭ 市民センターパートナーグループ運営
⑮ 市民センター建設(企画市民局所管)
1,750,008
2,550,453 △ 800,445
(3) 自然環境や文化財などを活用した体験学習の場をつく
る
① 大倉ふるさとセンター運営
26,624
27,751
△ 1,127
② 泉岳少年自然の家改築推進
23,973
36,419
△ 12,446
1,241,749
1,246,130
△ 4,381
6,507
6,844
452,847
323,259
39,428
73,073
③ 埋蔵文化財の発掘調査
④ 文化財保護に関する普及啓発
⑤ 陸奥国分寺・陸奥国分尼寺跡地購入等
⑥ 仙台城跡整備調査推進
△ 337 文化財展,文化財講座,文化財公開の日開催等
129,588 史跡指定地買上
△ 33,645 文献,測量,発掘等による総合的調査,史跡整備,
「仙台城見聞館」運営費等
⑦ 郡山遺跡等調査
29,458
19,356
10,102 郡山遺跡の発掘調査整備等
⑧ 郡山遺跡土地購入
579,589
396,196
183,393 史跡指定地・追加指定地買上
⑨ 縄文の森広場運営
72,850
80,499
570
570
0 (再掲)
② マイスクールプラン21
(余裕教室活用事業)
8,352
8,355
△ 3 (再掲)
③ 学校図書室開放
6,644
6,312
332 (再掲)
46,609
76,721
△ 30,112 (再掲)
6,230
6,300
△ 70 (再掲)
(3,570)
0
(3,570) (再掲)
53,059
69,863
△ 16,804 (再掲)
△ 7,649 文化施設運営の縄文の森広場分の再掲
(4) 教育機関の持つ人材,資料,施設などのまなぶ資源を
市民が利用できるようにする
① 市立高等学校開放講座
④ 学校体育施設の開放
⑤ 社会学級運営
☆ ⑥ 放課後子ども教室モデル事業
⑦ 市史編さん
- 16 -
事 項
(5) 市民がまなんだ成果を学校教育や生涯学習,市民活
動,起業活動などへ活用するための仕組みや環境をつ
くる
① せんだいメディアテーク運営
② 学びのコミュニティづくり推進
③ 市民センターパートナーグループ運営
20年度
予算額
19年度
予算額
比 較
増減額
説 明
627,435
651,707
△ 24,272 (再掲)
2,209
1,636
573 (再掲)
50
150
△ 100 (再掲)
7,247
9,879
20
66
740
740
627,435
651,707
△ 24,272 (再掲)
3,243
3,703
△ 460 (再掲)
627,435
651,707
△ 24,272 (再掲)
3,243
3,703
△ 460 (再掲)
(6) 専門的資質能力や指導力,豊かな人間性を持った教職
員を育成する
① 教職研修・教科研修・教科外研修
② 長期社会体験研修
③ 嘱託社会教育主事研究協議会運営補助
△ 2,632 教育センターにおける研修の実施
△ 46 教職員を3ヶ月民間企業へ派遣
0
(7) 生涯学習活動を支援する人材を育成する
① せんだいメディアテーク運営
② せんだいライブラリーネットワーク推進
(8) 様々なまなぶ資源を有効に活用できるよう,情報ネット
ワークをつくる
① せんだいメディアテーク運営
② せんだいライブラリーネットワーク推進
- 17 -
第 3 章 教 育 財 政
教育費の推移
(決算ベース,単位:千円,%)
年 度
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
一般会計
429,536,436
395,075,390
384,795,270
388,720,474
384,786,304
教育費
50,494,251
42,902,042
40,334,514
37,355,431
38,496,408
区 分
11.8
一般会計に占める割合
10.9
10.5
9.6
10.0
1.教育総務費
6,446,526
12.8
6,119,933
14.3
5,669,274
14.1
4,921,013
13.2
5,147,469
13.4
2.小学校費
6,684,107
13.2
6,458,806
15.1
6,498,264
16.1
6,303,169
16.9
6,191,028
16.1
3.中学校費
3,199,211
6.3
3,150,799
7.3
3,143,177
7.8
3,083,988
8.3
3,103,712
8.1
4.高等学校費
3,880,918
7.7
3,867,842
9.0
3,945,879
9.8
3,924,597
10.5
3,825,841
9.9
120,496
0.2
151,002
0.4
137,853
0.3
135,936
0.4
143,924
0.4
6.学校建設費
13,025,686
25.8
8,524,998
19.9
6,967,018
17.3
6,934,302
18.6
4,444,594
11.5
7.社会教育費
10,144,620
20.1
9,178,876
21.4
8,501,110
21.1
6,240,424
16.7
8,265,582
21.5
8.市民センター費
2,739,201
5.4
1,345,689
3.1
1,433,643
3.6
1,748,339
4.7
2,252,333
5.9
9.保健給食費
4,253,486
8.4
4,104,097
9.6
4,038,296
10.0
4,063,663
10.9
5,121,925
13.3
5.特別支援学校費
※平成19年度は決算見込み
- 18 -
第2部
学
校
教
育
第1章
学
校
施
設
第2章
教
育
指
導
第3章
就
学
奨
励
第4章
学 校 保 健 ・ 学 校 安 全
第5章
学
校
給
食
第6章
私
学
助
成
第7章
教
職
員
研
修
めごちゃん
第1章
学 校 施 設
第1節 学校用地
学校用地取得計画
新設校・分離新設校用地については,児童・生徒数の長期推計を基に,教育環境の整備を図るため計画的に用地
の確保に努める。また,校地が狭隘のため学校施設の新増改築等が困難な場合やグラウンドとしての機能が不十分
な場合等については,学校周辺の地域環境を考慮し,学校用地の拡張を図り,良好な教育環境の整備に努める。
第2節 新増改築
1 校舎
本市の児童・生徒数は総数において減少傾向が続いているが,宅地開発等が進んでいる地域においては増加の傾
向にあり,当分の間この傾向が続くものと思われる。
校舎の新増築は,これらの状況を踏まえ計画的に実施しているが,過大規模校については,分離新設等を行い適
正規模化を図っている。また,特別教室等の不足の学校については,余裕教室の活用とともに増築により解消を図
っている。事業実施にあたっては,敷地の有効活用を図りながら,オープンスペースの設置等,多様な教育活動が
可能な特色ある施設を目指すとともに,「開かれた学校」としての地域への開放も視野に入れた整備を実施してい
る。
改築については,昭和46年以前建築の旧耐震基準の鉄筋建物について実施しており,児童・生徒の安全確保や教
育環境の充実を図っている。
2 屋内運動場
屋内運動場の整備については,校舎改築と一体的に整備を行っている。また,地域への開放にも配慮した設計と
している。
3 水泳プール
水泳プールの改築については,老朽度の高いものから順次実施している。また,プールの水は非常災害時に市民
の飲料水や生活用水に活用されることから,地盤改良や杭打ち等を行い耐震性の高いプールとして整備している。
4 武道場
中学校武道場の整備については,昭和61年度から国庫補助事業として,年次計画により行ってきたが,平成14年
度末で全中学校63校の整備を完了している。
〈表1
区
規模別学校数(学級数別)〉
分
小
H19
学
校
H20
(各年5月1日現在,単位:校)
中
H19
学
校
H20
計
H19
H20
11学級以下
26
25
20
18
46
43
12~18学級
53
54
31
34
84
88
19~24学級
28
28
12
9
40
37
25~30学級
17
16
1
3
18
19
31学級以上
2
3
-
-
2
3
126
126
64
64
190
190
合
計
*学級数は,分校および特別支援学級数を含む。
- 19 -
〈表2
校
校舎等の建設事業一覧〉
(平成19年度の状況)
舎
校数
小学校
学
3
校
名
校数
中学校・
※南材木町小,※旭丘小,※愛子小
高等学校
学
校
名
※宮城野中,
3
根白石中(技術室),
※図南萩陵高
屋内運動場
小学校
2
※旭丘小,加茂小
中学校
1
※宮城野中
※印は,平成19年度~20年度の2カ年工事
第3節 大規模改造・耐震補強
1 大規模改造
学校施設の大規模改造事業は,新増改築後概ね20年を経過した建物や,老朽化による損耗の著しい建物について,
教育環境の整備や教育内容・方法の多様化に対応するため,内外装の改修や余裕教室の転用などの大規模改造工事
を実施している。
〈表3
大規模改造事業一覧〉
校数
学
(平成19年度の状況)
校
名
校数
学
校
名
片平丁小,※大野田小,太白小,
小学校
4
中学校
4
高砂中,蒲町中,折立中,吉成中
向陽台小
※印は,平成18年度から繰越
2 耐震補強
昭和46年度以前建築の危険改築予定校を除く,昭和56年度(新耐震基準)以前建築の建物について,耐震診断を
実施し,文部科学省から示されている「耐力度調査及び耐震診断の考え方」を基本として,耐震指標等の国庫補助
基準に基づき補助事業として実施している。平成19年度においては,校舎の補強設計7校,補強工事7校と屋体の
補強設計9校,補強工事10校を実施している。
なお,耐震補強工事が必要となる学校で,大規模改造工事も対象となっている学校については,工期や施工方法
等により同時施工,または耐震補強工事を実施した学校から大規模改造工事を実施している。
〈表4
校
耐震補強工事一覧〉
(平成19年度の状況)
舎
校数
小学校
5
学
校
名
※南小泉小,※中田小,※鶴谷東小,
※大野田小,※八乙女小
中学校
校数
学
校
名
2
※中田中,※加茂中
屋内運動場
小学校
6
根白石小,南光台小,将監小,
中学校・
泉ケ丘小,長命ケ丘小,※八乙女小
高等学校
※印は,平成18年度から繰越
- 20 -
七北田中,※加茂中,
4
将監東中
仙台高
第2章 教
育
指
導
第1節 教育課程の編成と実施
1 「個性を尊重しつつ能力を伸ばし,個人として,社会の一員として生きる基盤を育てる」ことを目指す教育課程の編成と実施
「個性を尊重しつつ能力を伸ばし,個人として,社会の一員として生きる基盤を育てる」ことを目指し,「知識・
技能の習得,思考力・判断力・表現力等の育成,学習意欲の向上からなる『確かな学力』をはぐくむ」,「規範意識
を養い,豊かな心と健やかな体をつくる」「安全・安心な教育環境と質の高い教育を支える環境を整備する」ことな
どを柱として,教育活動を進める。
(1) 「杜の都の学校教育」の発刊
「仙台まなびの杜21-仙台市教育ビジョン-」の趣旨を踏まえ策定した「杜の都の学校教育~推進の指針と指導
の重点~」のもと,「健やかな心と体の育成」「確かな学力の向上」「自分づくり教育の推進」を重点事項とし,
学校の創意工夫による『生きる力をはぐくむ特色ある学校づくり』を推進している。
(2)
教育課程ヒアリングと教育課程訪問の実施
全幼稚園及び小・中学校を対象に,本年度の学校教育推進の指針にかかげる重点事項の実施状況等について調
査し,それをもとにヒアリングを実施する。またこれに併せて学校を訪問し,学習指導要領の趣旨を踏まえた教
育課程の編成について,指導支援にあたる。
(3) 学習指導訪問の実施
各学校の学習指導上の課題を実践的に解決し,児童生徒一人一人の確かな学力を育成するための指導・助言を行う。
また,よりよい授業づくりを目指した研究を支援することにより,教師一人一人の実践的指導力の向上を図る。
①要請訪問(3日コース・2日コース)
②個別支援訪問
③随時訪問
④理科学習支援訪問
⑤特別支援学級訪問
(4)
小・中学校新学習指導要領説明会の開催
小・中学校の新学習指導要領の趣旨を各学校に伝講するとともに,移行期間の実施上の諸問題について協議し,
新教育課程の教員への周知を図る。
2 「生きる力」をはぐくむ学習指導と評価の工夫
学習指導の構想と展開に当たって,一人一人のよさや可能性を生かすことを根底に据え,自ら学び,自ら考える資
質や能力の育成を図るとともに,基礎・基本の指導を徹底し,個性を生かす教育の充実に努める。
(1)
小学校高学年における基礎教科(国語・算数)担任制モデル事業
小学校高学年における基礎教科(国語・算数)の理解の確かな定着を図り,一人一人が自信をもって中学校
生活に臨めるようにするために,基礎教科担任制を導入し,教師の専門性を生かした授業を実践する。また,複
数の教師の目で一人一人のよさを温かく見守り,児童理解に努めるとともに,学校全体で指導支援にあたる。平
成20年度は,小学校11校においてモデル事業として行い,そのために必要とされる効果的な講師配置を行う。
(2)
体験活動の重視
豊かな人間性をはぐくむための教育は,各教科,道徳,総合的な学習の時間及び特別活動などのあらゆる教育
活動を通じて充実を図るべきである。特に,地域の大人や異年齢の子どもたちとの交流,集団宿泊活動や職場体
験活動,奉仕体験活動,自然体験活動,文化芸術体験活動などの体験活動の充実が大切である。
(3)
少人数授業などのきめ細かな指導の推進
小学校1・2年生において,児童一人一人の個性に応じたきめ細かな指導を行い,円滑な学校生活を送れるよう
にするとともに,基礎的・基本的な内容の習得をより確実にするため,市費負担の非常勤講師を配置する。
市費負担の非常勤講師の配置については,宮城県において実施している学級編制弾力化事業による35人以下の学
級編制後において,1学級が30人を超える学校に対して行い,平成20年度は 29校に配置している。
なお,宮城県の学級編制弾力化事業については,平成19年度から中学校1年生にも拡大されたところである。
(4)
選択教科の充実(中・高等学校)
(5)
仙台ハローワールドプラン(外国語指導助手の配置など)の推進
- 21 -
3 「仙台自分づくり教育」の推進
児童生徒一人一人が,確かな学力の向上を図るとともに,人とのかかわりを大切にしながら望ましい勤労観・職業
観,自立する力をはぐくみ,社会人としてより充実した生き方を切り拓いていくことを目的とした「仙台自分づくり
教育」を推進する。
(1)
中学校職場体験活動推進事業
市内中学校全校による3日間以上の職場体験活動の実践を行う。全中学校における職場体験活動を実施するに
あたって,協力事業所開発のための広報活動とシステムの確立に努める。また,職場体験における生徒の保険,
検便や交通費の一部助成を行う。
(2)
カリキュラムづくり推進事業
自分づくり教育カリキュラム研究会を設置し,この教育の小中高の校種間の連携を図ったカリキュラムづくり
の実践と検証を進め,領域を超えた生き方教育の推進を図る。
(3)「小学校実践プロジェクト事業」
これまでの経済産業省主導で作成された「キャリア教育プログラム」,あるいは,先進校等が中心に開発して
きた「起業教育プログラム」の実践を基礎に,小学校におけるこの教育の具体的な拡大を図る。
(4)「連携プロジェクト事業」
自分づくり教育地域協力研究会及び家庭協力研究会を設置し,有識者,経済界の主だった方々などにより,自
分づくり教育における社会や家庭の役割,協力の具体化の方策や体制等について,協議し,実践校に提言する。
さらに,社会全体でこの教育に取り組む気運を醸成する。
4 「仙台市標準学力検査」結果の活用と学力向上
小学校1年生を除く全学年を対象に,児童生徒の学力の現状や課題を把握し,その後の指導に生かす目的で,市独
自の学力検査を行う。大学を交えた検証改善委員会で結果分析及び授業改善のための対策を示す。各学校においては,
自校の実態や課題を的確にとらえ,授業の工夫改善を図り,児童生徒の基礎学力の向上に資する。
5 自主公開校の募集
自主的・自発的な学校経営や教育研究を期待し,研究成果を広く公開することにより,自主性を生かした特色ある
学校づくり及び本市学校教育の振興を図るため自主公開校を募集する。
第2節 生徒指導の充実
1 生徒指導体制の充実
信頼関係に基づいた楽しい学校づくりを目指し,組織的,計画的に積極的な生徒指導を推進する。また,緊急時の
指導体制を確立し,問題行動等の予防,早期発見,早期対応に努める。
(1)
仙台市青少年対策四機関合同会議
教育局教育相談課(生徒指導班,教育相談班),教育局教育相談課適応指導センター,子供未来局児童相談所,
子供未来局子供相談支援センターの4機関は,児童生徒の抱える課題の解決のための連携や生徒指導関連事業等
を行って, 学校を積極的に支援する。
(2)
小中高生徒指導担当者会
各学校の生徒指導担当者が, 仙台市生徒指導基本方針や施策についての理解を深め, 市全体としての共通認識
に立った生徒指導を推進する。
(3)
生徒指導問題等懇談会
学識経験者,学校関係者,関係機関の担当者で組織した生徒指導問題等懇談会を開催し,生徒指導に関しての
具体的な施策の検討と提言を行う。
(4)
仙台市・同隣接仙台教育事務所管内中学校生徒指導連絡協議会
仙台市と仙台教育事務所管内の隣接中学校の生徒指導主事が一堂に会し, 情報交換や研修等を行って広域化す
る生徒指導問題に対処する。
- 22 -
(5)
関係諸機関との連携
①
学校・警察連絡協議会
各警察署と管内の学校とが連携・協力し, 非行などの生徒指導上の諸問題の解決を目指す。
②
仙台市校外指導連盟
小・中学校をもって仙台市校外指導連盟を組織し, 校外においても児童生徒が安全で健康な生活を送ること
ができるよう支援する。具体的には中総体期間中の巡視,校区内危険箇所巡視,長期休業中の生活指導等を行う。
③
家庭裁判所との連携
連絡会や個々の事例を通して学校と家庭裁判所との相互理解と連携を深め, 適切な処遇と指導により生徒の
自立を支援するとともに, 生徒指導の充実を図る。
(6)
生徒指導ハンドブックの活用
生徒指導の基本や具体的な事例をとりあげた指導資料「生徒指導ハンドブック」を活用し, 生徒指導に関する
教職員の資質向上を図る。
(7)
行動連携推進事業
学校だけで対応できない問題行動のケースに対して,関係機関からなるサポートチームを組織し地域における
支援システムづくりを行う。あわせて児童生徒への支援の在り方について調査研究を行う。
(8)
児童生徒の安全確保事業
①「スクールガード・リーダー」派遣事業
警察官OBが市内学校を定期的に訪問し,学校の安全体制や,学校ボランティア防犯巡視員の育成のための
指導助言を行う。
②「仙台まもらいだー」派遣事業
授業中の安全確保や通学路の巡視活動による不審者の早期発見などを目的に,警備会社に委託した防犯巡視
員「仙台まもらいだー」を小学校に定期的に派遣する。
③「学校ボランティア防犯巡視員」
全市立学校で保護者や地域の方々から,ボランティア防犯巡視員を募り,主に児童生徒の登下校における巡
視活動を行う。
④「防犯車両」の運用
教育局の公用車両と市内全郵便局集配車や民間協力会社の車両等に「学校防犯巡視員・仙台まもらいだー」
ステッカーを貼付し,運転中に巡視車として機能させる。
⑤「防犯・子どもを守ろうデー」の実施
全小中学校で組織された校外指導連盟と連携を図り,全市的な健全育成活動を行うとともに月1回「防犯・
子どもを守ろうデー」を実施。5月と12月は第2金曜日を全市一斉の活動日としている。
2 いじめ・不登校に関する指導・援助
いじめの未然防止や不登校傾向を示す児童生徒の早期発見に努めるとともに,関係諸機関との連携を図りながら,
組織的,計画的にいじめの解決と不登校に関する指導・援助を行う。
(1)
いじめ・不登校対策担当者会
各学校のいじめ・不登校担当者が,いじめや不登校に関する研修と情報交換を行い,各学校における不登校問
題への取組みの充実を図る。
(2)
スクールカウンセラーの配置
文部科学省のスクールカウンセラー活用事業と市単独の事業をあわせて,全ての市立中・高・特別支援学校並
びに小学校6校にスクールカウンセラーを配置するとともに,小学校69校に年間10日間または18日間配属し,児
童生徒や保護者対象のカウンセリング,教職員への助言を行い,いじめ・不登校問題や生徒指導上の諸問題の解
決を図る。
(3)
学校生活支援巡回相談員の派遣
要請に応じ,市立幼・小・中・高・特別支援学校に学校生活支援巡回相談員を派遣し,学習障害・注意欠陥多
動性障害(LD・ADHD),高機能自閉症などの発達障害やいじめ,不登校や非行など特別な配慮を必要とす
- 23 -
る児童生徒の対応並びに教育相談等について,指導助言を行い,校内指導体制の整備及び効果的な指導に資する。
(4)
適応指導事業
仙台市適応指導センター「児遊の杜」は,不登校問題を総合的な角度からとらえ,訪問対応,個別対応,ボラ
ンティア養成・活用,親の会,電話相談・来所相談などの運営を行うなかで,児童・生徒の自立を支援する。
適応指導教室「杜のひろば」は,市内6ヶ所に設置して小集団対応を行っている。不登校児童・生徒の心の居
場所として,学校や家庭との連携を図りながら,児童・生徒の自立を促し学校復帰への支援をする。
平成15年度からの通級人数の推移
小学生
年度
(5)
(単位:人)
中学生
備考
合計
男子
女子
男子
女子
15年度
16
15
58
65
154
16年度
17
10
61
70
158
17年度
10
8
52
71
141
18年度
13
7
52
81
153
19年度
14
14
64
81
173
数字は通級人数
宮城野25 立町11 泉17 長町34
青葉11 若林8 個別35 訪問13
宮城野38 立町10 泉16 長町32
青葉11 若林8 個別26 訪問17
宮城野39 立町8 泉6 長町33
青葉14 若林7 個別29 訪問5
宮城野39 立町7 泉12 長町31
青葉13 若林7 個別37 訪問7
宮城野47 八幡10 泉16 太白20
青葉18 若林13 個別43 訪問6
「いじめ・不登校対策推進協力校」の指定(平成19年度5校)
「いじめ・不登校対策推進協力校」を指定し,いじめ・不登校問題を実践的に研究するとともに,その研究成
果を各学校に広め,全市的に対応の向上を図る。
(6)
仙台まもらいだー・いじめゼロ総合支援事業
いじめ防止の啓発活動,教職員の研修,実態調査等を通して,全市的かつ総合的にいじめ防止対策を推進し,
各学校のいじめ撲滅を目指す。
(7)
教師用指導資料の作成
「いじめゼロ・マニュアル」,「不登校対策ハンドブック」を活用し,教職員のいじめ・不登校に関する理解
と対応力の向上を図る。
3 教育相談の充実
教職員の教育相談技術の向上を図るとともに,児童生徒の理解や自立への支援を行うなど,教育相談活動の一層の
充実に努める。
(1)
スクールカウンセラーの活用とともに教育相談に関する校内研修を支援
(2)
教育相談室による相談事業の推進
児童生徒,保護者,教職員の学校生活の悩み等について,精神科医師,臨床心理士,指導主事,相談員が教育相談に応じる。
(3)「さわやか相談員」配置事業の推進
学校生活の中で,児童生徒の遊び相手や話し相手になり,悩みや不安を気軽に相談できる「さわやか相談員」を必要に応じて
市立小中学校に配置する。
(4)
学校教育ボランティア相談員活用事業の推進
児童生徒の学校生活における悩み,ストレス等の緩和のために,遊び相手や話し相手となる「学校教育ボランティア相談員」
を必要に応じて市立小中学校に配置する。
(5) 心のケア(緊急支援)の充実
災害,事故,事件の発生や遭遇により,精神的なストレスを受けた児童生徒,保護者,教職員の心のケア(緊急支援)を行う
ため,スクールカウンセラー等を市立学校に派遣する。
4 地域ぐるみ健全育成の推進
地域の健全育成団体と連携し,広域的な青少年の健全育成並びに安全確保を推進する。
- 24 -
(1)
仙台市地域ぐるみ生活指導連絡協議会
仙台市立中学校63校区の青少年健全育成団体の代表者及び校長により組織し,児童生徒の生徒指導及び安全確保
に資する事業を行う。
(2)
生徒指導推進協力地区(平成19・20年度2地区)
「生活指導推進協力地区」を指定し,中学校区内の各学校や健全育成関係団体と協力して,望ましい地域ぐる
み生徒指導及び安全確保の在り方について実践的な研究を行う。その成果を「仙台市地域ぐるみ生活指導連絡協
議会」において発表し,市全体の地域ぐるみ活動の充実に資する。
第3節 特別支援教育の充実
「学校教育法等の一部を改正する法律」が,平成19年4月1日から施行された。今回の改正は,一人一人の教育的ニー
ズに応じた適切な教育の実施や,学校と福祉,医療,労働等の関係機関との連携がこれまで以上に求められているとい
う状況を踏まえ,児童生徒等の個々のニーズに柔軟に対応し,適切な指導及び支援を行うことを目指している。
また,「障害者基本計画(閣議決定・平成14年12月24日)」に基づく「重点施策計画(新障害者プラン)」が,平成19年
12月25日に示された。この中で教育・育成分野においては,「発達障害を含む障害のある子ども一人一人のニーズに応
じた一貫した支援を行うために,各関係機関等の連携によりすべての学校における特別支援教育の体制整備を進めると
ともに,特別支援教育に携わる教員の専門性の向上等により,特別支援教育の更なる充実を推進する。」という基本方
針が示され,平成20年~24年までの5年間で取り組む具体的な目標が示された。
仙台市特別支援教育検討委員会の「仙台市における特別支援教育の在り方について(最終報告・平成18年7月)」や
「特別支援教育の推進について(文部科学省通知・平成19年4月)」を受けて,特別支援教育体制の構築,各学校や教員
の取組への支援,児童生徒への支援,特別支援学級や特別支援学校の充実を大きな柱として,施策を展開している。
1
特別支援教育体制の構築
特別支援教育を推進するに当たっては,校内委員会の設置,特別支援教育コーディネーターの指名等,学校内の体
制を整えることが重要である。このような学校の組織的な取組を促し,支えていくように努めている。
(1)
特別支援教育検討事業
・
特別支援教育研究実践協力校
学校や地域の実情に合った特別支援教育の実践的研究を行う学校を指定し,市立学校(園)全体の特別支援教
育を推進する。
・
文部科学省研究開発学校
平成18年度から平成20年度までの3年間,小松島小学校が文部科学省の指定を受け,「障害のある児童生徒一人
一人の教育的ニーズに応えるための教育的支援を目指す教育課程と指導方法等の実践的な研究開発」を研究課題
とし,実践研究に取り組む。
・
(2)
「特別支援教育推進資料」発行
特別支援教育コーディネーター養成・研修
・
特別支援教育コーディネーター養成研修会
各幼・小・中・高・特別支援学校に特別支援教育推進のキーパーソンとなるコーディネーターを配置するため,
養成研修を実施する。
・
特別支援教育コーディネータースキルアップ研修会
特別支援教育コーディネーターとしての実践力の向上を図るとともに,地域のリーダーとしての役割について
も理解を深めるためのスキルアップ研修会を実施する。
・
特別支援教育コーディネーター連絡会
各校園の特別支援教育コーディネーターの資質向上を図り,中学校区を基本単位とした地域ごとの支援体制構
築を促すため,研修と情報交換を内容とした連絡会を開催する。
(3)
・
LD・ADHD等通級指導教室モデル事業
LD・ADHD等通級指導教室検討委員会,LD・ADHD等通級指導教室担当者研修会,LD・ADHD等
通級指導教室環境整備
市立小中学校5校をモデル校としてLD・ADHD等を対象とした通級指導教室を設置し,指導内容・方法等
- 25 -
の実践研究と今後の整備充実を図る。併せて,有識者等で構成する「検討委員会」において専門的な視点からの
検討を行う。
2
各学校や教員の取組への支援
肢体不自由のある児童生徒や,通常の学級に在籍する発達障害のある児童生徒等に対する各学校や教員の取組を支
援する。このため,専門職や補助員の配置・派遣,相談体制の充実,学校の施設設備の整備を行っている。
(1)
肢体不自由児教育支援事業
・
作業療法士(OT)・理学療法士(PT)配置,派遣
本市立幼稚園,小学校,中学校,高等学校,特別支援学校に在籍する肢体不自由のある幼児・児童生徒に対す
る教育の充実を図るため,鶴谷特別支援学校にOT及びPTを配置し,併せて市立幼稚園,小学校,中学校,高
等学校に派遣し,肢体不自由のある幼児・児童生徒への担任等の取組に対して指導・助言する。
(2)
特別支援教育指導補助プラン推進事業
・
指導補助員配置,指導補助員研修,指導補助員配置学級担任者研修
小・中学校に在籍するLD・ADHD,高機能自閉症等及びその可能性のある児童生徒の学校生活や学習を支援
し,学級担任の指導を補助するため指導補助員を配置するとともに,学級担任と指導補助員の資質の向上を図る。
・
すこやかサポーター(有償ボランティア)派遣
特別支援教育指導補助員が配置された児童生徒のうち,状態像が改善されてきた者を対象として派遣する。
(3)
学習障害児等教育推進事業
・
発達障害児教育検討専門家チーム
医師や学識経験者等による専門家チームを編成し,発達障害の判断や指導内容・方法等について検討し,児童
生徒の在籍校に指針を示す。
・
学習生活支援巡回相談事業
発達障害のある児童生徒やいじめ,不登校などの特別な配慮を要する児童生徒の在籍する市立幼稚園,小学校,
中学校,特別支援学校に,専門的知識・経験を有する巡回相談員を派遣し,教職員へ指導・助言することにより,
対応が困難な諸問題の未然防止や早期発見,早期解決を図る。
(4)
学習環境整備事業
・
小中学校・特別支援学校の施設・備品整備,通級指導教室・院内学級の学習環境整備
障害のある児童生徒一人一人に合った学習環境を整備するため,施設面の改修や備品等の整備を図る。
3
児童生徒への支援
通常の学校の教職員では対応ができない特別なニーズのある児童生徒に対して,必要な資格や技能のある人員を配
置し,児童生徒への支援に当たっている。
(1)
要医療行為通学児童生徒学習支援事業
・
小・中学校・特別支援学校看護師配置
仙台市障害児就学指導委員会の判断結果に沿って小・中・特別支援学校に在籍する児童生徒のうち,医療行為
の必要のある児童生徒の学校生活や学習を支援するため,看護師を配置する。
(2)
特別支援教育ボランティア派遣事業
・
難聴児学習支援ボランティア派遣
難聴特別支援学級設置校及び通級指導教室(難聴)通級指導校に在籍する難聴児の学習を支援する。
4
特別支援学校や特別支援学級の充実
障害のある児童生徒一人一人の障害の状態や発達段階,特性等に応じたきめ細かな指導を行うため,就学指導及び
教育相談の充実を図る。また,各学校において,児童生徒の障害の状態や発達段階,特性等に応じて,総合的かつ弾
力的な運用が可能な教育課程の編成が行われるよう,各種説明会,連絡会等を行っている。
(1)
・
就学指導推進事業
障害児就学指導委員会
小学校の就学予定者及び小・中学校の就学児童生徒のうち,障害のある者の教育的措置に関し,教育・医療・
心理・福祉等の有識者により,調査・審議を行う。
- 26 -
・
校内就学指導担当者会
校内における就学指導の推進を図るために, 担当者を対象に教育相談の在り方や校内就学指導委員会の運営,
就学指導にかかる諸手続等についての理解を図る。
(2)
教育相談
・
新就学児教育相談会
翌年度就学予定の障害のある幼児とその保護者を対象に,就学についての相談を行う。
(3)
教育課程編成・実施支援事業
・
教育課程編成説明会
特別支援学校・特別支援学級・通級指導教室の教育課程が,児童生徒の実態に応じて適切に編成・実施される
よう,教員を対象に説明会を開催する。
・
通級指導教室(言語・難聴・LD等)通級指導校・難聴特別支援学級設置校連絡会,院内学級設置校連絡会
管理職及び担当者の出席のもと,通級による指導の在り方,通級による指導にかかる諸手続,院内学級の運
営・指導に関する共通理解を図ると共に,情報交換を行う。
第4節 心の教育の推進
1 道徳教育の充実
道徳教育は,道徳の時間を要として,学校の教育活動全体を通じて行い,道徳的な心情,判断力,実践意欲と態
度などの道徳性を養うものである。とりわけ,命を大切にする心や思いやりの心,善悪を判断する力,社会生活上
のルールやモラルなどを身に付けることに努めている。
2 情操教育の充実
仙台市では,児童生徒に優れた音楽や舞台芸術の鑑賞の機会を提供し,豊かな情操をはぐくむとともに,文化芸
術への関心を高めるために次のような文化事業を実施している。
文化事業(平成19年度)
ジャンル
主催・共催事業
青少年のためのオーケストラ鑑賞会
音
楽
ミュージカル
実施回数
鑑賞者数
12
8,546人
仙台フィルがやってきた(学校訪問コンサート)
6
2,567人
市教委・宮教大連携事業「ふれあいオーケストラ」
2
1,576人
ニッセイ名作劇場
3
4,227人
第5節 国際理解教育の推進
1 外国語教育の充実
(1)
仙台ハローワールドプラン(外国語指導助手の配置)
平成8年度より,仙台市立の全中学校並びに高等学校に外国語指導助手(ALT)を配置(計70名)するとと
もに,平成12年度からは,小学校1校へも配置し,児童生徒のコミュニケーション能力の育成とともに,国際理
解教育の一層の充実を図っている。また,小学校では近隣のALTを招へいし,国際理解教育の推進や,英語を
使ってのコミュニケーションに慣れ親しむ英語活動を行っている。教育指導課には,教育アドバイザー1名,生
活アドバイザー1名,計2名を配置し,ALTの研修,カウンセリング等を行っている。
(2)
研修(仙台市教育センターの研修も含む)
①
国際理解教育研修会(教育センター主催,市立幼稚園,小・中・高等・特別支援学校教員及び事務職員対象)
②
中高英語科研修会(教育センター主催,市立中・高等学校の英語科教員対象)
③
小学校英語研修会(教育センター主催,市立小・特別支援学校教員対象)
④
英語教育講座(教育指導課主催,市立中・高等学校のALT及び日本人英語科教員対象)
- 27 -
⑤
新規ALTオリエンテーション(教育指導課主催,新規ALT対象)
⑥
新規ALT小学校英語活動研修会(教育指導課主催,新規ALT対象)
2 国際交流活動の推進
各学校における外国人留学生等との交流会の実施〔平成19年度実績
小学校69校,中学校6校(特別支援学校を
含む)〕など,様々な国際交流の取組を支援している。
3 外国人子女等指導協力者派遣事業
国際化の進展に伴う外国人児童生徒数の増加,言語の多様化に対応するため,日本語の指導協力者を派遣している。
対象は主として中国帰国孤児子女,大学留学生の子女で,平成19年度実績は小学校14校,中学校13校から要請があっ
た。登録ボランティア数は71名,対応可能な言語は17言語となっている。
第6節 情報教育の推進
今後ますます高度化し,複雑さを増していく情報社会に,児童生徒が適切に対応できるようにするため,すべての教
科領域で「情報活用能力」を育成するとともに,「ICT活用授業」の充実と「情報モラル教育」の推進を図る。
1 教育用コンテンツ活用の推進と教育情報データベースの整備
教師が各教科等で児童生徒の理解を助け,効果的,効率的な授業を行うための教育用コンテンツ活用を推進する。
また,教育センターの図書資料室にある教育関係資料をインターネットから検索することができる教育情報データベ
ースを整備する。
2 各種情報教育研修会の実施
「ICT活用授業づくり研修会」,「情報モラル研修会」など,情報教育における知識や技術,コンピュータを活
用して行う授業計画,情報モラルなどについての研修を行い,情報教育のより一層の充実を図る。
3 教育情報ネットワークの充実等
インターネットやコンピュータを利用した授業が,学校内でいつでも快適に行なうことができるよう,教育情報ネ
ットワーク(学校内のLAN,インターネット接続環境,学校間のイントラネット等)の維持・管理を行う。また,
教職員の校務・業務の効率化や個人情報等の保護を進めるため,教育情報ネットワークの機能の充実やセキュリティ
の向上を図る。
第7節 環境教育の推進
地球環境問題に対応するために地球やエネルギーへの理解を深めるとともに,環境保全やよりよい環境の創造のため
に主体的に行動する実践的な態度や資質,能力の育成を図る。
1 学校教育全体を通しての環境教育の推進
環境教育は,従来の教育活動を環境教育の視点で見直し,各教科・領域等の特質を生かした全体計画のもとで,体
系的,総合的に進めている。
2 環境教育に関する校内研修
3 地域に根ざした体験的な環境教育
環境に関する体験的な活動を一層推進するため,学校と家庭,社会教育施設をはじめとする関係機関や関係団体と
の連携を図る。
4 「子ども環境実践発表会」の開催
環境教育のさらなる充実と,環境学習を通しての交流活動を一層図ることを目的として,市立小・中学校を対象に,
各学校で実践している環境学習を,口頭で発表する発表会を開催する。
- 28 -
5 「杜の都のエコスクール」活動
小・中学生が各学校におけるリサイクル,リユース,リデュースを自ら考え,活動に取り組むことで,各学校が独
自の環境活動を実践し,環境を大切にする考えと実践行動力をはぐくむ。(平成16年度までに市立のすべての小・中学校
がエコスクールの認証を受けた。)
第8節 福祉教育の推進
人間尊重・生命尊重の精神の下に,人や自然を愛し,他を思いやり,社会連帯の意識や奉仕の心を深め,人間として
の生き方を求める「福祉の心」を培う。
1 ボランティア協力校等による実践活動の推進
すべての小・中・高等学校が「児童生徒のボランティア活動普及事業協力校」として,順次仙台市社会福祉協議会
からの3年間の指定を受け,様々な福祉活動を行ってきた。平成18年度からの3年間は,地域指定での実践を展開す
る。各区1中学校と,その学区内の1小学校を指定し,連携したボランティアを推進している。これまでの主な活動
としては,キャップハンディ等の体験学習,老人ホームや障害者施設,保育所等への訪問,高齢者や障害者の学校行
事への招待,地域清掃やリサイクル作業等の奉仕活動の推進,特別支援学校等との交流,社会福祉事業関係への参加,
募金活動などが挙げられる。
2 すべての学校活動を通しての福祉教育
教科,道徳,特別活動及び総合的な学習の時間等学校でのすべての活動を通して,人間としての生き方,望ましい
人間関係の在り方等,心の教育を重視する指導を行っている。
第9節 人権教育の推進
「基本的人権」は誰もが等しくもっていることを認識するとともに,人間尊重の精神を実生活の中で生かし,差別や
偏見のない自由で平等な社会の実現のために進んで努力する児童生徒の育成を目指す。
1 学校教育全体で推進する人権教育
毎日の教育活動の中で,人間としての尊厳や基本的人権に関する知識,技能,心情,判断の能力を高める学習だけ
でなく,日常生活で人間尊重の精神を生かそうとする意欲や態度の育成を図る。その手立ての一つとして,市教委で
は人権教育資料『みとめあう心』を作成・配布しており,市立学校のすべての小学5年生と中学1年生において活用
している。平成19年度に,小学校版『みとめあう心』を一部改訂した。
2 学校の特色を生かした人権教育の推進
各学校で,それぞれの児童生徒の実態や課題に応じた指導計画を作成し,指導方法の工夫を図る。
3 男女平等教育の推進
一人一人の個性や能力が,性別に関係なく等しく尊重され,男女相互の深い理解と信頼の下に,共に明るく生きが
いのある社会を築こうとする心情や態度を育成する。
4 男女平等教育に関する研修の実施
人権教育研修会を開催し,男女平等教育や性教育に関する教職員研修の充実を図るとともに研修資料の開発を進める。
第10節 学校図書館教育の推進
「生きる力」をはぐくむ教育が求められる中,児童生徒の読書活動を充実させるとともに,各種の資料や情報を提供
することにより,児童生徒の自主的・主体的活動を促し,また教職員による教材の研究等を促進する。
1 学校図書館機能の充実及び活用
(1)
図書事務員・司書教諭の配置
児童生徒による学校図書館利用を推進するため,平成8年度より市立全小・中学校に学校図書館における貸出
業務,図書整理等を行う学校図書事務員を配置している。なお,平成14年度より配置時間を拡大し,長期休業中
- 29 -
の開館などにも備えている。また,平成18年度より12学級以上の学校においては全校,それ以下の学校においては
校長判断により司書教諭を配置し,専門的な視点から学校教育における読書活動の推進を図っている。なお,平
成18年3月に発行した「学校図書館活用実践事例集(第2集)」では,学校図書事務員・司書教諭の実務や,そ
の人的連携による読書活動の推進についての内容が盛り込まれており,事例集の具体的な活用も併せて推進する。
(2)
学校図書館の図書の充実
文部科学省設定の「学校図書館図書標準」の達成と,蔵書の充実を図る。
(3)
公共図書館との連携の推進
「せんだいライブラリーネットワーク整備事業計画」に基づいて市立図書館が実施している,学校への図書館資
料の貸出等を活用し,読書活動の拡大を図っている。
2 読書活動の充実
(1)
「総合的な学習の時間」をはじめ,各教科等の年間指導計画に基づく学校図書館の利活用を促進する。
(2)
朝読書や読み聞かせなどの多様な読書活動の推進及び学級文庫の設置の促進を通し,読書活動の日常化を図る。
3 図書館利用方法の指導
学校図書館の利用方法の指導を通し,生涯学習社会の中での主体的な読書及び図書館の利用についての基礎を培う。
第11節 学校体育・健康教育の充実
生きる力の基盤である「たくましく生きるための健康や体力」をはぐくむために,保健体育活動を中心として,教育
活動全体を通じて体力の向上や健康の増進を図るための取組みを充実する。
1 学校体育の充実
(1)
体育・保健体育に関する指導の充実
指導者の資質向上を目指した各種研修会,講習会を開催し,指導の充実を図る。
体育・保健体育の授業充実を目指し,指導の手引きとなる資料を作成する。
(2)
子供の体力・運動能力の向上
全児童生徒に健康実態調査(定期健康診断,新体力テスト)を実施し,本市における児童生徒の健康,発育及び
体力の状況を把握・分析するとともに報告書を作成し,児童生徒の健康の保持増進と体力の向上を図る。
宮城教育大学,宮城県教育委員会及び仙台市教育委員が連携し,「子どものための体力・運動能力充実合同推
進会議」を設置し,県内の子供の体力・運動能力向上を目指した方策を策定する。
(3)
各種大会の開催と競技力の向上
仙台市小学校体育大会陸上記録会,仙台市中学校総合体育大会,仙台市立高等学校総合体育大会を共催し,学校
間の交流や親睦を深めるとともに体力・競技力の向上を図る。
中学校・高等学校の運動部活動の支援として,専門性を有した外部指導者を派遣し競技力の向上を図る。
市内のの小・中学校,定時制高校の児童生徒が,学校教育の一環として体育・文化活動に係る東北大会,全国大
会へ出場する場合に宿泊,交通費等の補助を行う。
2 健康教育の充実
(1)
保健・食に関する指導等の充実
養護教諭や栄養教諭・学校栄養職員の専門性を生かし,生活習慣病,喫煙・薬物乱用,性に関する内容や歯の
健康に関することや食生活をはじめとする体力の向上に資する生活習慣の改善についての指導の充実を図る。
(2)
安全教育の推進
生活安全,交通安全,災害安全等に関する指導計画を充実させるとともに,児童生徒の実践力を高める安全教
育の推進を学校教育活動全体を通して行っている。
交通安全,学校生活での安全,災害時の安全,防犯等の指導は,各学校の実情に合わせて,交通安全協会や消
防署等の関係機関の協力を受けながら実施している。また,各学校の安全教育担当者研究会等を開催し,その充
実を図っている。
- 30 -
3
健康相談の充実
成育環境,生活行動,疾病構造等の変化に伴って,心の健康問題が深刻化している現況をふまえ,学校で行う健
康相談に加えて「心と体の健康相談センター」において精神科医による相談を行うなど,児童生徒の心の健康相談
の充実を図る。
第12節 後期中等教育の充実
1 市立高等学校の再編
「仙台市立高等学校再編計画」に基づき,平成21年度から平成22年度にかけて次の6校の再編を行い,新たな時代
を見据えた特色ある学校づくりを積極的に推進するとともに,多様な教育の提供を目指す。
(1)仙台市立仙台高等学校は,学力向上と進路目標実現に向けて進学重視型単位制を導入する。
(2)仙台市立仙台工業高等学校は,一括募集制とデュアルシステムを導入する。
(3)仙台市立仙台商業高等学校は,仙台商業高等学校と仙台女子商業高等学校とを統合してスペシャリストを目指
す専門教育を提供し,次代のビジネス教育をリードする商業高等学校を目指す。
(4)仙台市立仙台図南萩陵高等学校は募集停止とし,興味・関心・能力や適性,生活スタイルの違いに合わせて授
業を選択できる昼夜間開校型単位制の定時制高校として仙台市立仙台大志高等学校を開校する。
(5)仙台市立仙台第二工業高等学校は,仙台工業高等学校の夜間課程に位置づける。
(6)中高一貫教育を行う学校として,平成21年度に仙台市立仙台青陵中等教育学校を新設する。「知性を高め,感
性をはぐくみ,意志を鍛える」ことを目指す。
2 教育課程の編成・運用
高等学校学習指導要領に基づき,それぞれの高校の特色を生かした教育課程の編成を進めるとともに,教育課程の
適切な運用を図る。さらに,学力向上と授業の改善を図るため,仙台市独自の仙台市立高等学校学力状況調査を実施する。
3 進路指導の充実
「進路指導支援事業」,「インターンシップ推進事業」の推進等により,生徒の進路希望の実現を目指すとともに,生徒・教員の
進路意識の一層の高揚を図る。
(1)
進路指導支援事業
進学指導,就職指導を含めたキャリア教育の一層の充実と,生徒・教職員のスキルアップを図るため,外部講師の派遣や各種セ
ミナー等の参加支援を行う。
専門の講師によるガイダンスやビジネスマナー講習等を行うことにより,就労観及び職業意識の高揚を図る。
(2)
インターンシップ推進事業
市立高等学校及び鶴谷特別支援学校高等部の生徒に,企業等において就業体験を積ませることにより,早期に勤労観・職業観な
どを養うとともに,進路意識の高揚を図る。
4 産業教育の推進
「産業教育技術開発委員会」を設置し,先端技術の進展に対応した教材の研究・開発及び指導法に対する研修を実施
することにより,産業教育の一層の充実を目指す。
仙台工業高等学校では,昨年度より工業高等学校と地域企業が連携した,「地域産業担い手プロジェクト事業」に取り組み,もの
づくりの人材育成と,技術・技能の伝承,教員のスキル向上を目指す。また,デュアルシステム導入に向けた長期インターンシップ
を実施する。
5 入学者選抜の実施
仙台市立高等学校入学者選抜方針に基づき,公正かつ適正な選抜方法により,厳正な選抜を実施する。
仙台市立仙台青陵中等教育学校開校に伴い,中等教育学校入学者選抜を実施する。
第13節 小・中学校の規模適正化推進
市立小・中学校のうち,一定の規模を満たしていない学校について,教育環境の向上を図るため,統廃合等による規
模確保を行う。
- 31 -
第14節 関係資料
1 研究協力校・自主公開校等
類型
研究協力校等
種別
NIE研究協力校
学校名
栗生小
西山中
大沢中
中田中
南中山中
鹿野小
鶴谷中
五城中
向陽台中
生出中
愛鳥モデル推進校
生徒指導推進協力校
いじめ・不登校対策推進協力校
特別支援教育実践研究協力校
加茂小
認定等
文科省
年度
市教委
県NIE推進
委員会
県NIE推進
委員会
県NIE推進
委員会
県NIE推進
委員会
県NIE推進
委員会
県NIE推進
委員会
県NIE推進
委員会
県NIE推進
委員会
県NIE推進
委員会
県NIE推進
委員会
県自然保護課
岩切中
☆
広瀬中
☆
東華中
☆
南小泉中
☆
荒巻小
☆
三条中
☆
西山小
☆
枡江小
☆
燕沢小
☆
鶴谷東小
☆
西山中
☆
将監小
☆
広瀬小
☆
中田中
☆
高砂中
☆
郡山中
☆
秋保幼稚園
☆
南材木町小
☆
中田小
☆
東長町小
☆
鹿野小
☆
旭丘小
☆
中山小
☆
大野田小
☆
八木山南小
☆
- 32 -
18
19
20
21
類型
研究協力校等
種別
特別支援教育実践研究協力校
学校名
認定等
文科省
年度
市教委
上愛子小
☆
黒松小
☆
向陽台小
☆
虹の丘小
☆
七郷中
☆
幸町中
☆
鶴が丘中
☆
富沢中
☆
広陵中
☆
仙台工業高
☆
鶴谷特別支援学校
☆
立町小
☆
宮城野小
☆
荒巻小
☆
台原小
☆
折立小
☆
沖野小
☆
鶴巻小
☆
茂庭台小
☆
田子小
☆
川前小
☆
吉成小
☆
第二中
☆
宮城野中
☆
中野中
☆
広瀬中
☆
南光台中
☆
仙台第二工業高
☆
連坊小路小
☆
八幡小
☆
七郷小
☆
遠見塚小
☆
枡江小
☆
広瀬小
☆
作並小
☆
馬場小
☆
南中山小
☆
松陵小
☆
- 33 -
18
19
20
21
類型
研究協力校等
種別
特別支援教育実践研究協力校
歯の衛生モデル校
食育推進協力校
自主公開校等
教育課程一般
学校名
認定等
文科省
年度
市教委
南吉成小
☆
北中山小
☆
八軒中
☆
六郷中
☆
蒲町中
☆
加茂中
☆
根白石小
☆
太白小
☆
高森中
☆
折立小
☆
鶴谷小
☆
大沢中
☆
榴岡小
☆
向山小
☆
六郷小
☆
沖野小
☆
川平小
☆
柳生小
☆
南中山中
☆
八幡小
☆
高砂小
☆
市名坂小
☆
荒町小
☆
高砂小
☆
太白小
☆
東仙台中
☆
木町通小
☆
北六番丁小
☆
折立中
☆
仙台高
☆
上杉山通小
☆
市名坂小
☆
広瀬中
☆
八本松小
☆
八乙女中
☆
南光台中
☆
- 34 -
18
19
20
21
類型
自主公開校等
各種事業
種別
学力向上推進協力校
「仙台自分づくり教育」
職場体験活動推進校(3日間以上)
※H19年度まで
「キャリア教育実践プロジェクト」
学校名
認定等
文科省
年度
市教委
若林小
☆
柳生小
☆
田子小
☆
人来田中
☆
南光台中
☆
第一中
☆
第二中
☆
三条中
☆
☆
上杉山中
☆
五城中
☆
宮城野中
☆
東仙台中
☆
東華中
☆
五橋中
☆
中田中
☆
☆
六郷中
☆
高砂中
☆
岩切中
☆
西多賀中
☆
生出中
☆
北仙台中
☆
中山中
☆
山田中
☆
蒲町中
☆
桜丘中
中野中
☆
☆
☆
☆
袋原中
☆
幸町中
☆
人来田中
☆
西山中
☆
大沢中
吉成中
☆
☆
☆
☆
秋保中
☆
七北田中
☆
八乙女中
☆
将監中
☆
南光台中
向陽台中
- 35 -
☆
☆
☆
18
19
20
21
類型
各種事業
種別
「仙台自分づくり教育」
職場体験活動推進校(3日間以上)
※H19年度まで
「キャリア教育実践プロジェクト」
学校名
加茂中
豊かな体験活動実施事業
文部科学省研
究開発学校
特別支援教育
年度
文科省
市教委
☆
☆
将監東中
☆
鶴が丘中
☆
寺岡中
☆
長命ヶ丘中
☆
富沢中
☆
南中山中
☆
高森中
☆
住吉台中
☆
南吉成中
☆
松陵中
☆
柳生中
「仙台自分づくり教育」
小学校実践プロジェクト
認定等
☆
☆
館中
☆
東六番丁小
☆
榴岡小
☆
荒巻小
☆
貝ヶ森小
☆
荒浜小
☆
虹の丘小
☆
袋原小
☆
川前小
☆
黒松小
☆
太白小
☆
幸町中
☆
栗生小
☆
小松島小
☆
- 36 -
18
19
20
21
2 年度別特別支援学級数及び在籍児童生徒数
(単位:校,学級,人)
年
項
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
設 置 校 数
104
111
110
107
110
110
113
113
113
115
学
級
数
208
227
249
259
257
267
265
260
268
282
児
童
数
434
463
481
541
566
586
579
613
614
693
設 置 校 数
48
52
55
59
56
55
54
58
58
58
学
級
数
88
94
105
114
116
120
114
119
120
121
生
徒
数
203
213
212
254
259
270
259
276
294
293
通級指導校数
12
12
12
12
12
12
13
13
16
17
担 当 者 数
17
17
17
17
17
17
18
18
21
22
通級指導校数
1
1
1
1
1
1
1
2
2
担 当 者 数
1
1
1
1
1
1
1
2
2
目
特 別 支 援 学 級
通級指導教室
小学校
中学校
小学校
中学校
鶴 谷 特 別 支 援学 校
※
度
小学部
中学部
高等部
学
級
数
15
18
18
18
18
17
17
15
14
16
児
童
数
46
56
58
59
59
56
57
50
52
56
学
級
数
8
7
7
7
8
9
10
11
10
10
生
徒
数
28
23
27
28
30
33
36
41
36
37
学
級
数
8
9
10
10
10
11
11
12
12
12
生
徒
数
54
58
62
57
61
61
63
66
64
62
五橋中の院内学級は,5月1日現在の生徒数が「0」であるため,学級数にカウントしていない。
3 児童・生徒の長期欠席者
(単位:人)
校種
※
理由
病
気
経済的理由
不登校
その他
計
小学校
226
0
201
28
455
中学校
200
0
924
51
1,175
平成19年4月1日から平成20年3月31日までに30日以上欠席した児童・生徒数
- 37 -
4 進路状況
(1) 仙台市立中学校卒業者の進路状況(各年度3月卒業者)
(単位: 人,%)
区
分
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
卒 業 者 数
9,575
9,194
9,092
8,955
8,813
進 学 者 数
9,415(98.3)
9,063(98.6)
8,973(98.7)
8,859(98.9)
8,691(98.6)
就 職 者 数
29(0.3)
22(0.2)
22(0.2)
21(0.2)
20(0.2)
専 修 学 校 ・
各種学校等
21(0.2)
10(0.1)
9(0.1)
9(0.1)
6(0.1)
そ
110(1.2)
99(1.1)
88(1.0)
66(0.8)
96(1.1)
の
他
(2) 仙台市立高等学校卒業者の進路状況(各年度3月卒業者)
単位: 人(%)
区
分
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
卒 業 者 数
1,130
1,156
1,148
1,137
1,132
進 学 者 数
368(32.6)
397(34.3)
380(33.1)
414(36.4)
424(37.4)
就 職 者 数
352(31.1)
348(30.1)
377(32.8)
361(31.8)
455(40.2)
専 修 学 校 ・
各種学校等
260(23.0)
267(23.1)
264(23.0)
253(22.2)
218(19.3)
そ
150(13.3)
144(12.5)
127(11.1)
109(9.6)
35(3.1)
の
他
5 教科書・副読本
(1)
①
教科書一覧表
平成17~20年度使用教科書一覧(小学校)
教科書
科目
発行者
略 称
教
科
書
名
教科書 発行者
略 称
科目
教
科
書
名
国
語 光
村
国語
生
活 東
書
あたらしいせいかつ
書
写 光
村
書写
音
楽 教
芸
小学生の音楽
社
会 東
書
新しい社会
図
地
図 帝
国
楽しく学ぶ
小学生の地図帳
4・5・6年改訂版
算
数 東
書
新しい算数
理
科 東
書
新しい理科
作 開隆堂
図画工作
家
庭 開隆堂
小学校
わたしたちの家庭科
保
健 学
新・みんなの保健
- 38 -
画
工
研
②
平成18~21年度使用教科書一覧(中学校)
教科書
科目
発行者
略 称
教
科
書
名
新しい国語
理科(第2分野) 東
教
書
名
語 東
書 新編
書
写 光
村 中学書写
音 楽 ( 一 般 ) 教 芸 中学生の音楽
国 中学生の地理
音楽(楽器合奏) 教
芸 中学生の器楽
美
術 日
文 美術
育 学
研 新・中学保健体育
社 会 ( 歴 史 ) 帝 国 中学生の歴史
社 会 ( 公 民 ) 東 書 新編
新しい社会
公民 保
地
図 帝
国 新編
中学校社会科地図
数
学 東
書 新編
新しい数学
理科(第1分野) 東
書 新編
新しい科学1分野 英
技
家
健
術
庭
体
書 新編
科
国
社会(地理) 帝
③
教科書 発行者
略 称
科目
新しい科学2分野
技術分野 開隆堂 技術・家庭
技術分野
家庭分野 開隆堂 技術・家庭
家庭分野
語 東
書
NEW HORIZON
English Course
小・中学校副読本等一覧表
区
分
書
対象学年等
名
編
集
担
当
副
読
本 わたしたちの仙台市
小4
仙台市小学校社会科研究会
副
読
本 仙台わがまち
小4・5・6
教育局教育センター
副
読
本 わたしたちのまち
小3・4・5・6
教育局教育センター
副
読
本 仙台の自然
小4・5・6
教育局教育センター
副
読
本 みとめあう心
小5・6
教育局教育指導課
副
読
本 みとめあう心
中1・2・3
教育局教育指導課
仙台
学
習
教
材
家庭学習ノート仙台
「いっしょに国語」上・下
小5
教育局教育指導課
学
習
教
材
家庭学習ノート仙台
「いっしょに算数」上・下
小3
教育局教育指導課
学
習
教
材
杜の都の学習シート
ステップアップ算数
小5
教育局教育指導課
学
習
教
材
杜の都の学習シート
ステップアップ数学
中2
教育局教育指導課
確かな学びを支える授業
改善事例集 パート1~4
小・中学校教職員
教育局教育指導課
教師用手引書
- 39 -
第3章
就
学
奨
励
第 1 節 就学援助
経済的理由のため就学困難な児童生徒の保護者に対して,市が学用品,通学用品の購入費,給食費等の援助を
することにより,児童生徒が小・中学校における教育を円滑に受けられるようにするために設けられている制度
である。
対象者
(1) 要保護者
生活保護法第6条第2項に規定する要保護者。現に生活保護法によって保護を受けている者のほか,保護を
必要とする状態にある者を含む。
(2)準要保護者
①
生活保護法の適用が停止または廃止された者
②
市民税が非課税(地方税法第 295 条第 1 項に該当),または個人事業税,固定資産税が減免されてい
る者
③
国民年金の掛金,国民健康保険料の減免または徴収の猶予を受けている者
④
児童扶養手当が支給されている者
⑤
生活福祉資金の貸付を受けている者
⑥
自己の居宅等の資産を所有しない者で,年収が一定の基準以下の者及びこれに準ずる者
⑦
前各号に掲げる者のほか,特に援助が必要であると認められる者
<援助対象者と給与対象費目>
援
助
対
象
者
給 与 対 象 費 目
被保護者
要保護者
教育扶助受給者
修学旅行費,医療費
教育扶助以外の
扶 助 受 給 者
学用品費,通学用品費,修学旅行費,校外活動費,
通学費,学校給食費,医療費,
保護を受けていない者
準
※
要
保
護
新入学児童生徒学用品費等
者
要保護者で教育扶助受給者が給与対象費目とされていない費目は,生活保護法に基づく教育扶助として福
祉事務所から該当者に支給される。
- 40 -
< 就 学 援 助 費 の 推 移 ( 実 績 ) >
(単位:人,千円)
区
給
与
人
数
給
与
金
額
分
費 目 別
16年度
17年度
18年度
19年度
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
学用品費・通学用品
費・校外活動費等
3,478
3,849
4,215
4,692
4,784
44,943
49,943
55,124
61,950
63,587
校外活動費(宿泊)
598
611
680
758
768
2,352
2,468
2,636
2,954
2,831
新入学児童学用品費
494
550
699
653
661
9,831
10,945
13,910
13,432
13,154
修 学 旅 行 費
572
686
669
778
835
9,179
11,109
11,579
12,814
13,736
8
6
1
10
6
161
146
4
301
199
66,466
74,611
83,253
91,451
93,507
小
15年度
学
校
通
学
費
費
小
計
学 校 給 食 費
医
療
費
3,473
3,844
4,203
4,686
4,741
124,762
138,373
153,976
173,796
178,143
497
923
798
998
1,177
3,584
7,153
7,198
8,237
9,037
194,812
220,137
244,427
273,484
280,687
計
1,705
1,807
2,038
2,247
2,330
38,451
41,352
46,118
50,909
53,534
校外活動費(宿泊)
574
656
596
751
746
10,748
12,151
11,883
15,214
15,671
新入学生徒学用品費
536
551
675
697
718
12,274
12,618
15,458
15,961
16,534
修 学 旅 行 費
592
659
742
724
989
29,099
32,746
36,699
36,669
43,729
5
4
5
8
7
348
147
281
460
444
90,920
99,014
110,439
119,213
129,912
中
学用品費・通学用品
費・校外活動費等
学
校
通
学
費
費
小
計
学 校 給 食 費
医
療
費
1,677
1,792
2,014
2,221
2,314
68,326
73,865
82,945
92,930
97,635
152
223
255
242
287
1,035
2,020
2,010
2,272
2,241
160,281
174,899
195,394
214,415
229,788
―
―
―
―
―
355,093
395,036
439,821
487,899
510,475
計
特別支援
医
学校費
合
療
費
―
―
―
―
計
- 41 -
―
第 2 節 遠距離通学補助
義務教育の円滑な実施と保護者負担の軽減を図ることを目的とし,遠距離通学児童生徒等の保護者に交通費の一部を補助する。
対象者は,以下の基準等に該当し,通学のために継続的に交通機関を利用している児童生徒である。
①
自宅から指定小学校までの通学距離が4㎞以上の場合
②
自宅から指定中学校までの通学距離が6㎞以上の場合
③
自宅から指定小学校までの通学距離が3㎞以上で地域的な事情が認められる場合
補助額は,①及び②に該当する場合は,一カ月定期乗車券運賃の10カ月分相当額,③に該当する場合は,
一カ月定期乗車券運賃の5カ月分相当額である。
<
遠距離通学補助の推移(実績) >
(単位:人,円)
路線バス
(定期)
区分
年度
人数
金
額
路線バス
(バスカード)
人数
金
額
乗合タクシー等
人数
15
565
23,912,150
17
280,500
16
542
22,553,760
16
277,584
1
17
692
19,982,770
66
5,629,354
18
727
19,253,530
64
19
773
20,245,256
49
金
額
合
人数
計
金
額
582
24,192,650
173,690
559
23,005,034
2
306,340
760
25,918,464
5,440,622
21
1,847,830
812
26,541,982
4,752,513
21
3,114,410
843
28,112,179
第 3 節 特別支援教育就学奨励
小・中学校の特別支援学級に就学する児童生徒が,円滑に特別支援教育を受けることができるように,
市がその保護者に対して学用品費,通学費等を支給する制度である。
(1)
仙台市立小・中学校の特別支援学級に在籍している児童生徒に係るものにあっては,その保護者の
属する世帯の総所得額が生活保護基準の2.5倍未満の者。ただし, 2.5倍以上であっても職場実習交通
費(中学校のみ),交流学習交通費,通学費については支給の対象となる。
(2)
定期的に特別支援学級又は通級指導教室に通級する児童生徒(特別支援学級には在籍しないで,定
期的に特別支援学級又は通級指導教室において特定の時間のみ特別の指導を受けている弱視,難聴,
言語障害,情緒障害等の児童生徒)に係るものにあっては,通級に要する特別の交通費に限り,支給
の対象となる。
(3)
「生活保護法」及び「就学困難な児童及び生徒に係る就学奨励についての国の援助に関する法律」
により,既に教育扶助費及び就学援助費を受けている児童生徒の保護者は,職場実習交通費(中学校
のみ),交流学習交通費,拡大教材費,通学費(就学援助を受けている児童生徒の保護者で,自家用
車利用の場合のみ)に限り,支給の対象となる。
- 42 -
< 特 別 支 援 教 育 就 学 奨 励 費 の 推 移 ( 実 績 ) >
(単位:人,千円)
給 与 人 数
区
分
給 与 金 額
費 目 別
15年度 16年度 17年度 18年度 19年度
小
学
校
費
16年度
17年度
18年度
19年度
学用品費・通学用品
費・校外活動費等
377
404
398
410
423
2,559
2,732
2,712
2,775
2,837
校外活動費(宿泊)
85
89
84
74
109
70
63
62
57
80
新入学児童学用品費
62
69
52
60
64
617
686
517
597
637
修 学 旅 行 費
59
54
59
74
57
472
413
468
596
481
費
149
153
120
141
151
775
766
715
712
757
学 校 給 食 費
369
397
394
404
419
6,994
7,522
7,518
7,628
7,839
交流学習交通費
331
390
400
372
369
465
507
542
497
506
11,952
12,689
12,534
12,862
13,137
通
学
計
中
学
校
費
15年度
学用品費・通学用品
費・校外活動費等
156
164
147
154
165
1,830
1,824
1,684
1,802
1,906
校外活動費(宿泊)
71
45
48
41
58
248
181
195
173
232
新入学生徒学用品費
51
57
45
54
60
584
653
515
618
687
修 学 旅 行 費
47
50
39
49
45
1,135
1,227
954
1,206
1,120
通
費
26
26
21
20
21
197
212
273
234
221
職場実習交通費
6
3
1
6
4
2
1
1
4
3
学 校 給 食 費
153
152
139
151
159
3,150
3,060
2,880
3,178
3,417
交流学習交通費
66
87
92
87
76
114
174
219
157
131
7,260
7,332
6,721
7,372
7,717
19,212
20,021
19,255
20,234
20,854
学
計
合 計
- 43 -
第 4 章 学校保健・学校安全
第1節 児童生徒の健康診断
1 定期健康診断
定期健康診断の結果に基づき,異常が認められた者または疑わしい者に対しては,結核,心臓,腎臓,糖尿,
肥満,視力及び聴力の精密検査を実施し,その管理指導に努めている。
(単位:人)
<定期健康診断による疾病等状況別数(平成19年度)> 小学校
校種別
疾病名等
在
受
栄
男女別
籍
診
養
者
者
要
脊
柱
胸
郭
注
意
異
常
異
女
計
男
高等学校
女
計
男
女
計
数
数
28,352
26,785
55,137
13,607
12,840
26,447
2,242
1,252
3,494
28,214
26,660
54,874
13,372
12,649
26,021
2,226
1,208
3,434
者
335
14
349
240
245
485
99
49
148
者
37
40
77
51
81
132
5
4
9
者
35
15
50
34
9
43
7
0
7
満
1,837
2,428
4,265
2,892
3,350
6,242
463
327
790
視 0 . 3 ~ 0 . 6
0 . 7 ~ 0 . 9
目 力
1 . 0 以 上
3,333
3,711
7,044
2,531
2,614
5,145
383
233
616
2,816
3,062
5,878
1,719
1,624
3,343
255
202
457
20,215
17,467
37,682
6,076
4,772
10,848
838
471
1,309
炎
1,653
864
2,517
721
506
1,227
120
31
151
そ の 他 の 眼 疾 患
465
482
947
157
147
304
36
8
44
0
.
結
※
常
男
中学校
3
未
膜
難 両
聴 片
耳 中
耳
耳
71
82
153
22
32
54
2
5
7
耳
165
152
317
60
54
114
7
4
11
炎
173
87
260
25
20
45
3
1
4
そ の 他 の 耳 疾 患
757
713
1,470
396
269
665
18
4
22
副鼻腔炎(蓄のう症)
244
136
380
52
45
97
2
4
6
炎
鼻 鼻
そ の 他 の 鼻 疾 患
1,672
942
2,614
1,129
679
1,808
132
85
217
181
98
279
45
33
78
2
0
2
扁桃肥大及びアデノイド
72
49
121
21
5
26
3
5
8
咽 扁
桃
炎
頭
そ の 他 の 咽 頭 疾 患
5
14
19
55
45
100
1
0
1
4
3
7
16
8
24
1
1
2
12
12
24
16
0
16
0
0
0
※
※
伝
染
性
身
そ
心
の
腎
他 ぜ
の
疾
患
運
膚
疾
患
体
虚
弱
10
10
20
5
5
10
0
0
0
臓
疾
患
168
163
331
99
96
195
14
3
17
臓
疾
患
54
42
96
30
24
54
2
2
4
ん
そ
く
2,421
1,372
3,793
751
438
1,189
61
5
66
害
66
63
129
31
35
66
5
4
9
144
機
能
卵
6
5
11
0
0
0
そ
健
処
未
の
他
蟯
障
そ
の
他
ア レ ル ギ ー 疾 患
※寄生虫卵
受
歯
動
皮
虫
の
疾
1,550
1,167
2,717
546
565
1,111
142
2
患
458
377
835
197
200
397
18
8
26
3,349
診
者
数
27,909
26,379
54,288
13,128
12,393
25,521
2,164
1,185
全
者
数
8,735
8,910
17,645
5,452
4,580
10,032
598
234
832
数
数
8,969
8,359
17,328
3,917
3,953
7,870
698
454
1,152
10,205
9,110
19,315
3,759
3,860
7,619
880
487
1,367
置 完 了 者
処
置
者
※耳鼻咽頭の診断対象:小学校1・3・5年生,中学校1・3年生,高等学校1・3年生
※寄生虫卵の診断対象:小学校1・2・3年生
- 44 -
2 就学時健康診断
平成20年4月に小学校に就学する幼児に対し,平成19年10月下旬から12月初旬に各小学校において健康診断
を実施した。この健康診断によって,就学予定者の健康状態を把握し,適切な就学が行われるよう指導した。
<就学時健康診断受診状況等集計表(平成19年度)>
項 目
(単位:人,本)
男
女
計
就学予定者(入学予定者で検診日までに名簿に登載された者)
4,856
4,528
9,384
受診者(他校入学予定者も含め,当日受診した者の総数)
4,812
4,473
9,285
良
1
0
1
栄
養
肥
満
傾
向
12
14
26
脊
柱
異
常
2
5
7
胸
郭
異
常
6
4
10
視 力 〔 C 以 下 ( 0.6 以 下 ) 〕
447
430
877
)
15
14
29
炎
95
96
191
患
128
106
234
)
35
34
69
炎
92
60
152
患
489
429
918
ア
デ
ノ
イ
ド
鼻
・ 副 鼻 腔 炎 ( 蓄 の う 症 )
咽 扁
桃
肥
大
頭
そ の 他 の 鼻 及 び 咽 喉 疾 患
0
1
1
71
41
112
32
21
53
450
245
695
目
弱
疾
聴
病
耳 中
そ
又
異
常
を
視
(
の
力
他
の
異
常
の
他
す
そ
他
膚
疾
両
耳
の
の
耳
置
有
皮
(
の
処
疾
歯
置
歯
数
7,772 本
7,006 本
14,778 本
数
5,411 本
4,833 本
10,244 本
計
の
疾
歯
病
及
び
疾
異
13,183 本
11,839 本
25,022 本
患
204
168
372
常
98
139
237
伝
染
性
皮
膚
疾
患
7
11
18
ア
レ
ル
ギ
ー
疾
患
106
78
184
患
45
38
83
そ
の
の そ 呼
既
病 の
往
気 他
症
を の 循
・
除 疾
治
く 病
療
中等 そ
(
者
眼
耳
う
未
歯 歯
腔
眼
膜
処
る 口
両
結
そ
は
不
他
の
皮
膚
疾
器
系
30
20
50
環
器
系
28
26
54
他
25
16
41
)
吸
の
- 45 -
第2節 学校衛生管理
各学校における衛生管理を徹底するため,学校環境衛生の基準に基づき次の検査を実施している。
1 照明及び照明環境の検査
毎年度,学校が定めた時期に行う。照度は,照度計によって「明るさの量」の測定をし,照明環境については
「見え方」に影響する室内の天井・壁・窓等の状態について検査を実施している。
2 騒音環境の調査
毎年度,学校が定めた時期に行う。教師及び児童生徒の日常の学校生活から騒音についての聞き取り調査を主体
とした検査を実施している。
3 教室等の空気検査
学校の教室内外の温度,湿度,二酸化炭素濃度,ホルムアルデヒド濃度の簡易測定及び空気の換気状況を検査す
る。また,17年度については,仙台市立学校全校対象として,平成16年2月に改訂された学校環境衛生の基準に基
づき,ホルムアルデヒド等の検査を実施している。
4 飲料水の水質検査及び水飲み場の検査
飲料水の水質検査は,専門の検査機関に委託し,毎年度2回,定期的(原則として,5月及び10月)に,残留塩
素濃度等の検査を実施している。水飲み場の検査は,毎年度1回,水飲み場の施設・設備及びその周辺の清潔状況
や故障の有無を調べる。
5 プール水の水質検査
プール水については,プール使用期間内に2回,定期的(7月及び8月)に水質検査を実施している。飲料水と
同様に専門の検査機関に委託し,大腸菌群の有無等について検査している。
6 学校給食の衛生管理
学校給食における食中毒の発生を防ぐため,様々な検査等を行っている。(詳細については第5章第2節を参照)
第3節 学校安全
学校安全は,児童生徒が安全について必要な事柄を理解し,これらを日常生活に適用し,常に安全な行動ができる
ようにする安全教育と,児童生徒を取り巻く外部環境を安全に整備するための安全管理とからなり,両者を円滑に進
めるため,学校の組織活動を整えるとともに家庭及び地域との連携を図っている。
1 安全教育
学校における安全教育は,大きく「安全学習」と「安全指導」に分けられる。安全学習は,安全についての知識や
技能の習得を目指すものであり,安全指導は,児童生徒が日常生活の中に存在するいろいろな危険に気付き,適切な行動がとれるよ
うな実践的な態度や能力の育成を目指すものである。相互の関連を図りながら学校教育活動全体の中で計画的に進められている。
2 安全管理
計画的な安全点検等により,児童生徒の学校生活等における危険を早期に発見し,未然に事故を防止するととも
に,万が一事故が発生した場合の適切な応急処置や安全措置について研修を行い,児童生徒の安全確保に努めてい
る。
- 46 -
第4節 日本スポーツ振興センター
学校管理下における児童生徒の事故に対する医療費及び見舞金の給付を行う機関として,独立行政法人
日本スポーツ振興センターが設置されており,学校安全に貢献している。
<日本スポーツ振興センターへの加入状況及び給付実績(平成19年度)>
校種
(数)
摘要
小学校
(123)
在籍者数
(人)
55,143
加入者数
(加入率)
55,046
(99.82%)
負 傷
疾 病
障 害
特別支援
学校(1)
26,441
152
26,312
152
(99.51%) (100.00%)
高等学校
全日制
(4)
定時制
(2)
3,115
379
3,114
379
(99.97%) (100.00%)
幼稚園
(3)
計
(6)
3,494
151
3,493
151
(99.97%) (100.00%)
合計
(196)
85,381
85,154
(99.73%)
7,139
7,406
9
811
13
824
9
15,387
38,134,420
45,168,803
43,464
7,914,289
158,552
8,072,841
27,540
91,447,068
1
0
0
1
0
1
0
2
820,000
0
0
2,100,000
0
2,100,000
0
2,920,000
0
1
0
0
0
0
0
1
0
170,000
0
0
0
0
0
170,000
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
7,140
7,407
9
812
13
825
9
15,390
38,954,420
45,338,803
43,464 10,014,289
158,552
10,172,841
27,540
94,537,068
(
上
段
・
給
付
件
数
中学校
(63)
)
件
死 亡
(
下
段
・
給
付
金
額
供 花
)
円
計
※
在籍者及び加入者数は, 平成19年5月現在のものである。
- 47 -
第 5 章 学 校 給 食
第1節 学校給食の実施状況
小・中・特別支援学校・定時制高校において,単独調理校方式,共同調理場方式及び親子方式により
完全給食を実施している。
<給食実施状況(平成20年度)>
学校別
項 目
委託炊飯方式校
小
学
校
単
独
調
理
校
27,295人
55校
給食センター対象校
親1,子1
親
子
方
式
給食費(1食単価)
単
調
理
校
給食センター対象校
親
子
方
式
給食費(1食単価)
給 食 回 数(1・2年)
年
額
(3年)
(
単
独
調
理
校
定
時
制
高
校
単
独
調
理
校
)(
特
別
支
援
学
校
学校数・児童生徒数
-
-
23,416人
2校
(1)
78人
38,982円
子1 39,150円
38,106円
58校
5校
63校
24,742人
1,585人
26,327人
11校
1校
12校
3,871人
90人
3,961人
46校
4校
50校
20,798人
1,495人
22,293人
1校
-
1校
73人
-
73人
268円
263円
170回
45,560円
44,710円
154回
41,272円
40,502円
-
1校155人
1校155人
2校369人
2校369人
給食費(1食単価)
小・中に
準ずる
給 食 回 数 ・ 年 額
学校数・児童生徒数
125校
(2)
55,121人
68校
(1)
31,627人
55校
174回
額(5・6年)
独
13校
(1)
4,332人
13校
(1)
4,332人
-
-
219円
40,050円
学 校 数 ・ 生 徒 数
中
学
校
23,416人
2校
(1)
78人
225円
合 計
178回
給 食 回 数(1~4年)
年
平成20年5月1日現在
自校炊飯方式校
112校
(1)
50,789人
55校
学 校 数 ・ 児 童 数
-
)
給食費(1食単価)
263円
給食回数・年額(平均)
174回 38,000円
※ 大学病院分校,院内学級及び旗立分教室の児童生徒数は含まない。
※ ( )内は,分校数の内数とし,大学病院分校は含まない。
※ 給食回数は回数単位の学校数による総給食回数を求め,総学校数で除した単純平均値である。
- 48 -
第2節 学校給食の衛生・栄養管理
1 衛生管理
学校給食における食中毒の発生を予防するため,「学校給食衛生管理の基準」(文部科学省)に基づき施設整備
を行なうほか,給食施設,給食従事者及び食品について,各種の検査・研修等衛生管理の徹底を図っている。
(1)
学校給食施設巡回指導(年1回)
保健所による衛生管理に関する巡回指導を実施している。
(2)
学校給食用食器具類の細菌検査(随時)
食器具類のふきとり細菌検査及び洗剤残留検査を実施している。
(3)
学校給食施設等定期検査(年3回)
定期的に給食施設,給食設備及びその取り扱い,給食従事者の衛生管理及び検食・保存食の状況,給食用食品
等の検収・鑑別・受取り・保管の状況,衛生管理体制及び活動状況について検査を実施している。
(4)
日常点検(毎給食日)
給食従事者・施設設備・食品・調理について,作業前・作業中・作業後に,点検を実施している。
(5)
給食従事者の検便(月2回)
定期的に赤痢菌や腸管出血性大腸菌等の保菌の有無について検査を実施している。
(6)
給食従事者の衛生管理研修会(年1回)
衛生管理意識及び資質の向上を図るため,研修を実施している。
(7)
学校給食用食品の細菌検査(年2回)
定期的に食品及び調理済食品につき,大腸菌等の細菌の有無について検査を実施している。
2 栄養管理
成長期にある児童生徒の健康の保持増進と体位を向上させるため,多様な食品を組み合わせ,栄養のバランスの
とれた給食を提供できるよう工夫している。
学校給食における栄養所要量の基準は,基本的には1日の栄養所要量の約1/3としているが,家庭で摂取しにくい
カルシウムについては50%,ビタミンB類については40%,摂取過多となりやすい脂肪エネルギーについては,給
食における給与エネルギー全体の25~30%としている。また,生活習慣病予防の観点から,食物繊維やナトリウム
の基準量を定め,昨今の食生活の実態を考慮したものとしている。
学校給食の献立作成にあたっては,栄養所要量の充足及び「生きた教材」の観点から,幅広い食品の使用や多様
な調理法を組み合わせた食事内容となるよう「おいしく,楽しい,魅力ある学校給食」を実現するため改善充実に
努めている。また,学校給食用の物資の購入においては,安全性,経済性はもとより,栄養,衛生,おいしさ等を
総合的に考慮しながら,個々の食品を選定する基準として「仙台市食品規格書」を作成し,より安全・安心な給食
を提供できるよう配慮している。
第3節 食に関する指導
食に関する指導推進プラン
現在の児童生徒は食生活や栄養バランスが乱れ,肥満傾向や高血圧の割合が増加するなど,生活習慣病の低年齢
化の傾向が見られる。また朝食欠食の問題もあり,成長期にある児童生徒が食生活の正しい理解と望ましい食習慣
を身に付けられるよう,発達段階に応じた食生活に関する指導を行うことが重要になってきている。
食に関する指導の具体的施策を健康教育の一環として体系的に整理し,推進するための実施計画として本プラン
を策定し,児童生徒に望ましい食習慣を身に付けさせ,食に関する自己管理能力の育成に取り組んでいく。
食物アレルギーを有する児童生徒は年々増加傾向にある現状である。アレルギーを有する児童生徒が学校生活を
円滑に送り,給食時間を楽しく過ごすことができるように,各学校において「食物アレルギー対応の手引」を積極
的に活用することによって,可能な範囲における対応を推進していく。
学校給食の残食の割合は高い傾向にあり,残食を減らすことは課題になっている。「残食を減らす指導の工夫の
手引」を活用し,食に関する指導を充実させ,残食減量推進を図る。
- 49 -
第4節
学校給食センター
小・中学校の全校に完全給食を実施するため,昭和42年から学校給食センター(共同調理場)方式をとりいれ,
現在6センターが小学校55校,中学校50校を対象に稼動している。
(平成20年5月1日現在)
区分
所在地
竣工
野村学校
太白学校
荒巻学校
幸町学校
宮城学校
加茂学校
給食センター
給食センター
給食センター
給食センター
給食センター
給食センター
太白区山田
字岩崎19番地1
青葉区荒巻本沢
二丁目7番40号
宮城野区幸町
五丁目9番1号
青葉区下愛子
泉区野村
字観音堂29番地 字筒岫86番地
平成10年2月10日
平成15年3月20日
昭和53年8月9日
昭和58年3月28日
敷地面積
6,685.94 ㎡
9,014.50 ㎡
4,454.57 ㎡
1,728.00 ㎡
14,495.77 ㎡
8,409.49 ㎡
建物延面積
3,488.80 ㎡
5,870.78 ㎡
2,598.23 ㎡
753.38 ㎡
5,562.51 ㎡
1,758.34 ㎡
15,000 食
11,000 食
15,000 食
2,000 食
11,000 食
8,000 食
15 台
13 台
12 台
2 台
11 台
5 台
能力
搬送車
昭和57年2月28日
南材木町小
立町小
東六番丁小
七北田小
黒松小
荒町小
片平丁小
南小泉小
野村小
南光台小
連坊小路小
上杉山通小
北六番丁小
根白石小
南光台東小
長町小
通町小
遠見塚小
実沢小
加茂小
中田小
荒巻小
福室小
福岡小
長命ヶ丘小
若林小
台原小
幸町小
将監小
八乙女小
八本松小
北仙台小
鶴谷東小
向陽台小
南中山小
上野山小
桜丘小
旭丘小
将監西小
虹の丘小
松森小
館小
高森小
北中山小
将監中央小
上愛子小
八木山小
(4,120 食)
(3,537 食)
金剛沢小
(5,030 食)
給
食
対
象
校
及
び
給
食
数
平成20年2月29日
泉区上谷刈
字長命3番地
泉ヶ丘小
鶴が丘小
寺岡小
住吉台小
松陵小
高森東小
松陵西小
(6,481 食)
五橋中
第一中
宮城野中
広瀬中
七北田中
愛宕中
第二中
東仙台中
大沢中
八乙女中
八軒中
三条中
南小泉中
吉成中
将監中
長町中
上杉山中
七郷中
広陵中
南光台中
中田中
五城中
高砂中
向陽台中
西多賀中
東華中
岩切中
鶴が丘中
郡山中
台原中
蒲町中
長命ヶ丘中
八木山中
北仙台中
中野中
住吉台中
山田中
鶴谷中
幸町中
袋原中
中山中
沖野中
人来田中
桜丘中
西山中
富沢中
折立中
田子中
茂庭台中
南吉成中
(6,521 食)
23校
11,551 食 21校
(3,702 食)
(6,482 食)
(5,586 食)
9,706 食 20校
10,019 食
- 50 -
4校
1,615 食 26校
10,183 食 11校
5,934 食
第6章
私 学 助 成
私立学校振興補助
この制度は,仙台市内に小学校,中学校,高等学校又は特別支援学校等を設置している学校法人に対し,教育内容を充
実させるための補助金を交付することによって,私立学校の健全な発展と私立学校教育の振興を図ることを目的とする。
(平成元年度事業開始)
< 私立学校振興補助の推移(実績) >
(単位:千円,校)
年
区
度
補助金額
小
17年度
18年度
19年度
学
3,250
3,250
3,250
2,950
2,150
数
3
3
3
3
3
補助金額
6,300
6,200
6,200
5,450
4,300
数
5
5
5
5
5
補助金額
43,400
43,200
43,400
38,650
35,400
数
14
14
14
14
14
補助金額
2,600
2,600
2,600
2,350
2,100
数
1
1
1
1
1
補助金額
3,300
3,300
3,300
2,800
2,500
2
2
2
2
2
58,850
58,550
58,750
52,200
46,450
校
学
中
16年度
15年度
分
学
校
校
学
校
高 等 学 校
学
校
特別支援学校
学
校
外国人学校
学
校
補 助 金 額 合 計
数
- 51 -
第7章
教 職 員 研 修
第 1 節 教育センター
所
在
地
仙台市宮城野区鶴ケ谷北一丁目 19 番1号
TEL
251-7441~3
FAX
251-7486
設立年月日
平成 5 年 4 月 1 日
Webページ http://www.sendai-c.ed.jp
開館時間
月曜日~金曜日午前8時30分~午後5時まで
代表E-mail [email protected]
休
土曜日,日曜日,休日,年末年始(12 月 29 日~1 月 3 日)
館
日
※
休日とは,国民の祝日に関する法律に規定する休日をいう。
施設の概要
敷 地 面 積
15,197.26 ㎡
構
鉄筋コンクリート造地下 1 階地上 4 階建(アリーナ部分:鉄骨造)
造
延 床 面 積
8,016.19
㎡
主な施設内容
大研修室,第 1~11 研修室,研修室(理科,技術,図工・美術,音楽,情報教育,家庭,長研),
会議室,研究室(理科,技術,図工・美術,体育,音楽,情報教育,家庭),図書資料室,相談室
情報教育教材開発室,電気室,中央監視室,熱源機械室,空調機械室,アリーナ,グラウンド,
駐車場等
1
沿
革
仙台市は,平成元年4月に政令指定都市に移行したことに伴い,市立の幼稚園,小学校,中学校,高等学校,特
別支援学校の教職員の専門的資質や能力の育成及び指導力の向上を目指し,学校教育の充実を図るため「仙台市教
育センター」を設立した。
2
事 業 内 容 (平成 19 年度事業実績)
(1)
研修事業
(単位:日,人)
種
基
本
別
対
象
校
種
日
数
受講者数
小・中・高・特
20
60
教職経験者研修
小・中・特
17
61 10 年経過
新任校長研修
幼・小・中・特
4
43
新任教頭研修
幼・小・中・特
4
46
研
新任教務主任研修
小・中・特
2
41
修
校長等研修
小・中
1
206
教頭研修
小・中
2
193
31
132
幼・小・中・高・特
学校事務職員研修
243
他
専
門
各教科研修
研
領域研修
修
等
幼・小・中・高・特
88
1,442
幼・小・中・高・特
79
2,718
(25講座)
Ⅰ
専
門
国際理解研修
研
自分づくり教育研修
修
備
初任者研修
等
(22講座)
Ⅱ
- 52 -
考
(2)
図書資料・ビデオ等の保有数
種
類
研究・研修
教育関係
研究報告書
用図書等
雑
研究紀要等
ビデオ・CD
DVD
14,877
録画ビデオ
994
1,010
(単位:本,人)
15 年度
区
16 年度
18 年度
17 年度
19 年度
度
研修
本数
分
受講者数
研修
本数
研修
本数
受講者数
受講者数
研修
研修
本数 受講者数 本数
受講者数
基本研修Ⅰ
12
637
13
936
13
1,083
13
1,128
13
1,025
基本研修Ⅱ
7
213
5
238
6
318
0
0
0
0
19
850
18
1,174
19
1,401
13
1,128
13
1,025
専門研修Ⅰ
31
1,527
31
1,443
34
2,104
24
1,049
25
1,442
専門研修Ⅱ
11
1,507
17
723
17
892
21
2,706
22
2,718
42
3,034
48
2,166
51
2,996
45
3,755
47
4,160
61
3,884
66
3,340
70
4,397
58
4,883
60
5,185
基本研修小計
専門研修小計
合
計
教職員長期研修事業実績
年度
コース
1
エルネット
等
研修事業年度別受講者の推移
年
4
誌
10,661
13,911
19年度末累計
3
(単位:冊,本)
年
6カ月
15 年度
16
(単位:人)
16 年度
16
17 年度
18 年度
19 年度
13
13
11
6
2
4
- 53 -
第2節
教職員研修助成
教育センターにおける各種研修のほかに,教員の資質向上対策として,近年の国際化に対応した教育を推進するた
め,教員海外派遣研修を行っている。
教員海外派遣研修
教員の資質向上を図るため,独立行政法人教員研修センターが実施している教員海外派遣事業を活用し,市立学
校の教員を海外に派遣しており,派遣する教員には費用を助成している。
(1)
海外派遣事業
①
海外派遣研修短期(16 日以内コース)……………16 日
②
海外派遣研修長期(留学コース)…………………2 カ月
③
海外派遣研修長期(一般コース)…………………3 カ月
④
英語担当教員海外派遣研修…………………………6 カ月以内
(2)派遣実績
(単位:人)
年
度
15 年度
16 年度
17 年度
18 年度
19 年度
海外派遣研修短期(16日以内コース)
1
1
1
5
5
海外派遣研修長期(留学コース)
1
1
1
海外派遣研修長期(一般コース)
3
種
類
3
英語担当教員海外派遣研修
3
1
- 54 -
2
第3部
生
涯
学
習
第1章
生
涯
学
習
第2章
芸
術
文
化
第3章
社
会
教
育
施
設
子ども読書活動推進マスコットキャラクター
第 1章
生
涯
学
習
第1節 生涯学習の推進
余暇時間の増大やITの普及とともに,人々の生涯学習活動がますます活発化・多様化している中,市民一人ひとり
が生涯にわたって生きがいのある心豊かな生活を送るために,いつでもどこでも学習することができ,その成果を適切
に生かすことができる社会の実現が求められている。このようなニーズに応えるためには,施設・設備の整備・充実に
加え,学習者の求める情報の提供,学習を支援する人材の育成や企画力の養成,学習成果の活用の場の提供など,ソフ
ト面での施策の充実がますます重要になってきている。
本市においては,「市民による市民のための生涯学習」を基本理念として,高等教育機関連携事業,学社融合・連携,
学校施設の地域への開放の推進等のほか,市民センターをはじめとする各社会教育施設においては,高度化・多様化す
る学習内容に対応した各種事業の実施や学習情報の提供等,市民のさまざまな学習活動を支援するための施策を展開し
ている。
また,施設・設備の面においては,市民センターの整備や図書館システムの充実を図るとともに,老朽化した天文台
については,廃止したこども宇宙館の機能を継承しつつ,従来の機能を拡大して移転・新築し,平成20年7月に新たな
天文台として開館した。
第2節 生涯学習情報提供機能の整備
1 学習情報提供機能の整備
市民の学習意欲に応え,その学習活動を支援することを目的として,学習に必要な情報の提供及び相談を行って
いる。中央市民センターに設置された「情報コーナー」からネットワークを広げ,現在,市民センター59館のうち
57館のオンライン化により,社会教育施設・団体及びサークル等の情報提供並びに学習相談を行っているほか,イ
ンターネットでの学習情報の検索も可能である。また,博物館では,画像提供システムにより博物館資料の閲覧サ
ービスを行っており,科学館では,展示物の案内,科学情報等のデータベース検索が可能で,なかでも「自然史図
鑑」,「ひまわり」衛星雲画像などについてはインターネットのホームページで公開している。
2 せんだいメディアテークにおける情報提供
平成13年1月開館のせんだいメディアテークでは,視聴覚障害者を含むすべての利用者に対して,より豊かな芸
術文化情報を提供すると同時に,市民自身による地域の芸術文化の蓄積・発信や相互活用を支援するなど,生涯学
習情報交流のコーディネート的役割を果たすとともに,データ蓄積による情報の保存も推進している。
第3節 高等教育機関連携事業の推進
1 「新学都づくり推進事業」のうち「学都仙台サテライトキャンパス」の支援等
平成18年9月に大学等の高等教育機関の連携組織である「学都仙台コンソーシアム」が設立された(事務局は企
画市民局総合計画課)。平成19年度はこの「学都仙台コンソーシアム」の部会の一つで公開講座を担う「サテライ
トキャンパス部会」に対し,部会として実施する公開講座(62講座実施)および部会構成校が独自に実施する市民
向け公開講座について,ポスターやリーフレットの配布という形で支援した(合計14回のべ2,160ヶ所)。公開講
座の広報等については,平成20年度は市政だよりへの掲載も行っていく。
第4節 学校教育と社会教育の協働の推進
1 学級・講座の開設
生涯学習の活動の場を身近な学習の場である学校において進めることを目的として,小学校・高等学校の協力の
もとに,地域の人々の学びの場として学級や講座を開設している。
- 55 -
〈平成20年度
区
分
名
称
目
学級・講座の開設状況〉
的
内容等
小学校
社会学級
地域の成人の学習の場として,市立小学校及び 124学級
鶴谷特別支援学校に開設
1学級あたり委託料50,000円
昭和24年度開始
高等学校
高等学校
開放講座
高等学校の持つ教育機能を生かし,市民の生活 市立高校4校・5講座
上・職業上の専門知識・技能及び一般教養の修 1講座あたり委託料95,000円
得を図る
昭和51年度開始
2 地域社会教育の推進
地域の人々の学習活動の推進とコミュニティの形成を図り,児童生徒の社会参加の促進と健全育成を図ることを
目的として,学校と地域社会が一体となった取り組みを行っている。
(1) 嘱託社会教育主事活用事業
社会教育と学校教育との密接な連携により,社会教育の振興を図るため,市立学校に勤務する教職員のうち
社会教育主事有資格者を「嘱託社会教育主事」に委嘱している。これは仙台市独自の制度である。(昭和46年
度開始。19年度171名)
生涯学習社会を迎えて,この制度は各方面から注目されており,子ども会のインリーダー研修会,ジュニア
リーダー研修会等の青少年活動の指導者としての業務に加えて,学社融合の視点から社会教育施設における事
業の企画・実施や社会教育団体の育成・援助にあたるなど,その活動は多方面にわたっている。
(2) 学びのコミュニティづくり推進事業
地域の共有財産である学校や市民センターなどを核として,町内会や老人クラブなどの従来の地縁的な関係
に「学習」「趣味」「企業」「NPO」「ボランティア」などの縁を加え,様々なネットワークを緩やかにつ
なぐことによって,子供のすこやかな育ちを支援する多様な人間関係を地域に育て,学校・家庭・地域社会が
それぞれ持つ教育機能を相乗的に発揮させることを目指す事業である。(平成13年度開始。19年度8団体実施)
(3) 学社連携委託事業
学校と市民センターや社会教育団体等の連携のもとに,学校の持つ人的・物的教育機能を地域に開放し,学
習機会や場の提供を行っており,市民の生涯学習を支援するとともに,学校や子供の教育に対する理解を深め
ることにより,学校教育への効果も期待される。(平成2年度開始。19年度実施校:第一中学校・七郷中学校・
西多賀中学校・八木山中学校・山田中学校・長命ヶ丘中学校・柳生中学校)
第5節 学校施設の開放
1 学校体育施設の開放
社会体育の普及並びに幼児及び児童の安全な遊び場の確保のため,学校の校庭及び体育館を学校教育に支障のな
い範囲で幼児,児童,生徒その他一般市民に開放している。(昭和50年度開始)
平成14年度の学校週5日制の完全実施に伴い,土曜日の午前中に児童及び生徒を対象にした開放も行っている。
開 放 校
小学校125校(うち分校2校),中学校62校※,特別支援学校1校
合計 188校
※中学校全63校のうち宮城野中が改築工事により開放休止(平成19,20年度)
1.スポーツ開放
開放内容 2.遊び場開放
3.自由活動開放
市内に在住,通勤又は通学している10名以上で構成され,監督者が成人で
ある団体が行うスポーツ,レクリエーションの利用に供するため,校庭及び
体育館を開放すること。
幼児及び児童の遊び場としての利用に供するため,校庭を開放すること。
土曜日の午前中に児童及び生徒のスポーツ活動の利用に供するため,校庭
及び体育館を開放すること。
- 56 -
開放の種類
施
設
校 庭
スポーツ
開
放
開放日及び
開放時間
体育館
開放する日
開放する時間
日
午前9:00~午後9:00
休業日以外
午後6:00~午後9:00
休
業
但し,周辺の生活環境を損なうおそれがないと認められる場合は,休業日(土曜日,
日曜日,休日を除く長期休業日等)にあっては午前6時から午前9時まで,休業日以外
の日にあっては午前6時から午前7時まで開放することができる。
遊び場開放
校
庭
自由活動
開
放
校 庭
体育館
全
日
幼児・児童の安全が確認できる時間
土 曜 日
午前9:00~正午
※開放は,学校教育に支障のないように行う。
2 マイスクールプラン21推進事業
小学校の余裕教室を活用し,学校が地域の共有財産であるという認識のもと,地域に開かれた学校づくりを進め
るため,「マイスクールプラン21推進事業」を行っている。
(1) 目的
市立小学校の余裕教室等を学習活動ルーム「マイスクール」として地域に開放し,地域の社会教育団体やボラ
ンティア団体・サークル等が自立して社会活動できる拠点を身近な場所に確保するとともに,学校に地域社会の
学習資源を取り入れることにより,子供たちに地域社会の重要性を認識する機会を提供する。
(2) 管理・運営
①町内会,体育振興会その他利用団体の代表者並びにPTA代表者及び学校関係者を委員とする運営委員会を設置
②地域団体間の交流や地域と学校の交流を促進し,日常の管理・運営を行うためのコーディネーターを配置
(3) 経費
教育委員会が,開設に必要な最小限の施設改修や備品等の整備を行い,事業運営に要する経費について運営委
員会に対して補助を行う。
(4) 実施校
平成9年度にモデル事業として3校でスタートし,現在下記の9校で開設している。
桜丘小,沖野小,人来田小,太白小,遠見塚小,川平小,将監中央小,長命ケ丘小,宮城野小
3 学校図書室等の開放
市立小学校図書室等の施設を週末に開放し,読書の機会を提供するとともに,子供の居場所を拡大し,地域
の生涯学習の場としての活用を図っている。
(1) 管理・運営
実施校ごとに設置する推進委員会に委託して行う。
(2) 開放する施設
①図書室
毎週土曜日の午前あるいは午後
②特別教室
学校の実態に応じて,随時申請により開放する
(3) 実施校
平成15年度にモデル事業として15校でスタートし,現在下記の22校で開設している。
秋保小,荒浜小,泉ケ丘小,岡田小,沖野東小,貝森小,上野山小,郡山小,作並小新川分校,実沢小,
七郷小,将監中央小,坪沼小,西中田小,虹の丘小,東四郎丸小,東六番丁小,袋原小,松森小,湯元小,
若林小,田子小(平成20年度年央に原町小も開設予定)
- 57 -
第6節 障害者の学習機会の充実
障害者等の学習機会の拡大のため,また,学習を支援するボランティア活動の推進のため,障害者のための学習事
業を行っている。
1 手話通訳者・要約筆記通訳者配置事業
聴覚障害者の学習機会の充実及びボランティア活動の推進を図ることを目的として,博物館,科学館,天文台,
図書館,市民センター,泉岳少年自然の家,せんだいメディアテーク,大倉ふるさとセンター,歴史民俗資料館,
富沢遺跡保存館,縄文の森広場等の社会教育施設が実施する事業に手話通訳者または要約筆記通訳者を配置し,聴
覚障害者が事業に参加できるような体制を整備している。
(手話通訳者配置:平成6年度開始,要約筆記通訳者配置:平成7年度開始。19年度:16施設,24講座に
延べ311人の聴覚障害者が参加)
2 若い青年教室
知的障害があり就労している青年を対象として,楽しい雰囲気の中で,次のような目的のための学習活動を行っている。
(1) 仲間づくりの能力を高める
(2) 家庭や職場,社会に適応できる生活態度を身につける
(3) 生活に役立つ基礎的な知識,技能の習得を図る
(昭和45年度開設。19年度:教室生57名,10回の教室を実施)
第7節 社会教育指導者研修の実施
生涯学習活動の振興を図るため,社会教育の各分野の指導者に対する研修や社会教育施設職員を対象とする資質向
上のための研修を実施している。
1 PTA指導者研修
(1) 中央研修会・地区研修会
心豊かにたくましく生きる子供の育成をめざし,家庭,学校,地域社会がよりいっそう連携・協力して取り
組めるようPTA活動の活性化を図ることを目的として,市内小中学校PTA会員を対象とし,教育委員会と
仙台市PTA協議会との共催で,中央研修会及び行政区毎の地区研修会を実施している。(平成元年度開始)
(2) 国内研修
他市町村のPTA活動を視察し,その後の活動に生かしている。
2 社会教育施設職員研修
(1) 新任職員研修
社会教育施設等に新たに配置された職員を対象として,社会教育・生涯学習の概要,仙台市の施策方針につい
ての理解を深めるとともに,今後の方向性を知り,新しい時代の市民の学習ニーズに対応できる職員としての資
質の向上を目的として研修を実施している。(平成元年度開始)
(2) 生涯学習研修
社会教育施設等に勤務する職員を対象として,国や市の施策方針,実践事例等を紹介し,生涯学習の現状や役
割についての理解を深め,職員としての資質を向上させるための研修を実施している。(平成元年度開始)
3 社会教育主事講習派遣
社会教育法第9条の5の規定及び社会教育主事講習等規程に基づき,教職員及び社会教育行政に携わる者を対象
に,社会教育主事の職務を遂行するために必要な専門的知識・技能を修得させ,社会教育主事の資格を付与する
ことを目的として,東北大学または国立教育政策研究所社会教育実践研究センター(国社研)が実施する講習会
に派遣している。(東北大学:昭和34年度派遣開始,国社研:昭和50年度派遣開始。19年度:東北大学13名,国
社研5名)
4 社会教育指導者研修派遣
社会教育関係団体やグループのリーダー等を国立女性教育会館等が行う研修に派遣している。
- 58 -
第8節 社会教育団体の育成
市民の自発性・自主性を尊重しながら,社会教育関係団体の育成とその指導者の養成を図り,市民主体の社会教育
活動を支援している。
1 仙台市PTA協議会
市立小・中学校,宮城教育大学附属小・中学校及び東二番丁幼稚園の 190校のPTAで組織し,「心豊かにたく
ましく生きる子どもの育成を目指すPTA活動の創造」を重点目標として,各PTAの連絡提携を図るため,情報
提供,子供の健全育成,教育環境の改善等に関する事業を実施し,全市のPTA活動の充実発展に大きな役割を果
たしている。(昭和24年発足)
2 仙台市社会学級研究会
社会学級相互の連絡提携を図り,各学級における運営のあり方や共通の課題等について研究し,社会学級の発展
を期することを目的とし,大会,研究会,研修会,広報活動等の事業を実施している。(昭和30年発足)
3 仙台市嘱託社会教育主事研究協議会
市立学校に勤務する教職員のうち社会教育主事の委嘱発令を受けた者で構成され,社会教育について研究・協議
し,社会教育を推進することを目的に,研修事業,市民センターとの共催事業,地域社会教育の推進事業等を実施
している。(昭和46年発足)
第9節 ボランティア活動の支援
社会教育施設が実施するボランティア養成・育成,活動推進事業を支援し,市民や社会教育施設職員がボランティ
アに関する情報を得たり,ボランティアとの交流を図ったりすることができるように,生涯学習ボランティア活動支
援事業を実施している。
1 生涯学習ボランティア活動支援事業
市民センターなど地域の身近な社会教育施設を拠点として,また,博物館・科学館・天文台など専門施設にお
いて,利用者のニーズに応じたボランティアの養成・育成・活用を進めている。
また,社会教育関係施設職員及びボランティア活動者等を対象とする社会教育施設とボランティア活動団体と
の連携に関するセミナーを開催している。(平成6年度開始)
第10節 社会教育施設の整備
1 新仙台市天文台整備事業
施設の老朽化や観測環境の悪化が進んだことなどから,天文台の移転計画の検討を進め,平成14年6月に施設整
備の基本的なあり方等を示す「基本計画」を策定した。その後,PFI事業として実施することが決定し,入札
により平成17年2月に事業者を選定した。平成19年12月には新天文台の施設が完成し,開館準備期間を経て,平
成20年7月1日に開館した。
2 泉岳少年自然の家改築事業
泉岳少年自然の家は,開所後30年以上を経過し,施設の老朽化や施設整備の機能不足など,多くの課題が生じて
いたことから,同施設の改築を検討していた。その後,泉ケ岳野外活動センターの廃止決定に伴い,同センターの
主要な役割・施設機能について,本事業の中で生涯学習支援として捉え,検討を進めている。
平成19年度は,事業手法としてPFI手法の導入可能性調査を実施しており,平成20年度については,同調査の
結果を踏まえて本事業の事業手法を決定し,事業を進める。(平成20年7月施設整備については,従来手法による
ことに決定)
3 宮城野図書館移転事業
宮城野図書館は,建築後30年以上が経過し老朽化が進んでいることなどから,企画市民局が中心となって整備計
画を進めている(仮称)宮城野区文化センター内へ移転することとした。なお,(仮称)宮城野区文化センターの
整備については,現在,施設の設計を行っている。
- 59 -
4 市民センター整備事業
(1) 概
要
平成元年4月に,社会教育事業を行う従来からの「公民館」に,市民が自主的に地域における各種活動を行う場
を提供する「市民センター」が併設され,同様に従来からの「市民センター」には「公民館」が併設された。平成
2年4月に「市民センター」に名称を統一している。
施設規模としては体育館(多目的ホール)等を備えての延床面積 1,900㎡程度(児童館併設の場合)を基準に,
概ね中学校区単位の設置を基本として建設を進めており,平成19年度末の設置数は59館である。(企画市民局に補
助執行)
(2)
整備予定
(仮称)宮城野区中央市民センターを(仮称)宮城野区文化センター内に設置予定
第11節 児童生徒の学習機会の充実
どこでもパスポート事業
平成14年度からの学校週5日制の完全実施に伴い,子供の自主性・主体性を育み,仙台都市圏の社会全体で地域
の未来を担う子供たちを育てるとともに仙台都市圏内の住民の交流をより一層促進し,豊かで魅力ある都市圏づく
りを行うという観点から,仙台都市圏内に所在する小中学校に在籍する児童生徒に対し,近隣の14市町村の連携・
協力のもと,該当する社会教育施設について「どこでもパスポート」を提示することにより無料で入館することが
できる制度を平成14年4月から実施している。
また,平成15年4月から,仙南広域圏の社会教育施設,平成16年4月からは石巻広域圏,登米広域圏及び,大崎広
域圏の社会教育施設,さらに平成17年4月からは気仙沼・本吉広域圏の社会教育施設,さらには平成18年4月からは
栗原市内の社会教育施設についても,同様にパスポート提示により無料入館が可能となり,対象施設が県内全域へ
と拡大することになった。なお以上の制度は,土・日曜および学校休業日に限り適用されるものであったが仙台都市
圏内市町村に所在する施設の利用については,18年4月から全日無料化された。
第12節 青少年の健全育成
1 成人式
祝日法の「おとなになったことを自覚し, みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」との趣旨を踏まえ,新成人が大人
になったことを自覚する機会を提供し,世代を越えて喜び励ますため,成人の日に式典等を開催している。
新成人が,これまで自分の歩んできた道筋を振り返り,市民としての自覚を持って自分自身及び社会について考
え行動するきっかけとなる場の提供となっている。(平成12年度に市民局青少年課から教育局生涯学習課に移管)
◇平成20年
成人式実施状況
該当者:
13,027人(内訳:男性 6,726人, 女性 6,301人)
成人式参加者:約 7,000人(うち式典参加者約 5,600人)
会場:仙台市体育館
2 子ども読書活動推進計画
子どもがいつでも,自由かつ意欲的に読書に親しむことのできる環境を作るため,平成16年12月に策定された
「仙台市子ども読書活動推進計画」に基づき,(1)子どもが読書に親しむ機会の提供(2)子どもの読書環境の整
備・充実(3)子どもの読書に関する理解の促進(4)学校・図書館等の関係機関の連携・協力,を柱とした事業を
展開している。
3 楽学プロジェクト「夏休み企画」
「自分づくり教育」の一環として,小学生・中学生を対象とし,夏休みに様々な職業のプロから話を聞き,将来
の職業について考える機会を提供し,夢の実現を支援している。
嘱託社会教育主事,社会教育施設職員,市PTA協議会役員等を構成員とする委員会が企画・運営に当たってい
る。(平成16年度開始,18年度に教育指導課から生涯学習課に移管)
- 60 -
4 放課後子ども教室
文部科学省補助事業として,各団体が,学校等を活用し,安全安心な子供たちの居場所を設け,地域の大人を指
導員として配置し,放課後や週末におけるスポーツや文化活動などの様々な体験活動や地域住民との交流活動を行
っている。(平成20年度開始,4校で実施)
第13節 家庭教育の支援
1 就学時健康診断等の機会を活用した「子育て講座」の実施
新入学児童を持つ保護者を対象に,就学時健康診断等の機会を活用して,「生きる力」の基礎的な資質や能力
を育成する上で必要となる事項等を内容とする子育て講座を実施し,家庭教育の重要性について考える機会を提
供している。(平成13年度開始。19年度:市立小学校82校で実施)
2 親子食育講座の実施
「早寝・早起き・朝食・あいさつ」など子供の基本的生活習慣を確立し,生活リズムを改善するため,PTAや
社会学級等の団体の協力を得て,親子食育講座を開設し,家庭での食育への取り組みを推進するとともに,子供の
健やかな成長を地域全体で支援する意識を高める。(平成19年度開始。19年度:市立小学校41校で実施)
第14節 視聴覚教育の推進
視聴覚メディアを活用した学習を支援するため,視聴覚教材ソフト利用促進事業,地域映像教材ソフト開発事
業等を行っている。なお,平成12年9月の仙台市視聴覚教材センターの閉館に伴い,以下の事業等については,
生涯学習課に移管し実施している。
1 自作視聴覚教材審査会
学習内容の多様化に伴い,学習に対応するきめ細かい自作視聴覚教材の制作と確保が重要となってきているた
め,視聴覚教材自作活動の促進と内容の充実,制作技術の向上を目的として,自作視聴覚教材審査会を開催する。
また当審査会は,全国自作視聴覚教材コンクールの予選も兼ねている。(昭和54年度開始)
2 わくわく映画館
市内の幼児・児童を主たる対象に,優れた映画を鑑賞する機会を設けるとともに,せんだいメディアテークに
備えられている映画・録画教材(16mm・VTR)を紹介し,社会教育における教材映画の利用を促進し,さら
に学校週5日制に対応して,子供の健全育成を図っている。(平成9年度に「よい映画を見る会」(昭和55年度開
始)から名称変更)
3 地域映像教材制作委託
教育効果を高める地域の身近な素材をもとにした映像ソフトの制作を推進するとともに,学校教育,社会教育
で広く利用できるようにするため,地域映像教材の制作を委託している。
(1) 仙台市小学校教育研究会視聴覚教育研究部会に委託(昭和59年度開始)
(2) 制作グループを公募し委託(昭和60年度開始)
4 教材等の貸出し
せんだいメディアテークの指定管理業務の一つとして,教材ライブラリーでの教材及び機材の貸出し等を行っ
ている。
- 61 -
第 2章
第1節
芸
術
文
化
芸術文化の振興
市民に対し発表と鑑賞の場を提供するため,平成13年1月開館のせんだいメディアテーク内にギャラリーを開設し
た。さらに,教育・学術・文化の普及・向上のため,奨励すべき各種の事業に対して,当該事業の主催者からの申請
に基づき,「仙台市教育委員会」の名義の使用を承認している。
第2節
文化財の保護
文化財は,仙台市の歴史文化等の正しい理解のために欠くことのできないものであると同時に,将来の文化の発展
向上の基礎をなすものであって,その適切な保存・活用を図ることは極めて重要である。教育委員会では文化財を指
定または登録するとともに,有形文化財の保存修理,防災設備の補助や,無形文化財・民俗文化財の伝承者養成や記
録作成の補助,史跡公有化事業,埋蔵文化財発掘調査,普及啓発事業など,文化財の保存と活用のために必要な各種
の施策を講じている。
1 文化財の種類
(1)
文化財の指定または登録
教育委員会は,文化財のうち重要なものを指定し,また登録文化財制度(平成7年度から実施)により保存が望
ましいものを幅広く登録している。文化財保護法で保護の対象となっている文化財は,次のように分類される。
有形文化財
建造物,絵画,彫刻,工芸品,書跡・典籍,古文書,考古資料,歴史資料等
無形文化財
演劇,音楽,工芸技術等
民俗文化財
記念物
文化的景観
伝統的建造物群
無形民俗文化財
衣食住,生業,信仰,年中行事等に関する風俗慣習,民俗芸能,民俗技術
有形民俗文化財
無形の民俗文化財に用いられる衣服,器具,家具等
史跡
貝塚,古墳,都城跡,旧宅等の遺跡
名勝
庭園,橋梁,峡谷,海浜,山岳等
天然記念物
動物,植物,地質鉱物
棚田,里山,用水路等
宿場町,城下町,農漁村等
文化財の保存技術 文化財の保存に必要な材料製作・修理・修復の技術等
埋蔵文化財
(2)
土地に埋蔵されている文化財
指定文化財及び登録文化財
仙台市内の指定文化財及び登録文化財については,次の表のとおりである。
種
別
国指定
国宝(再掲)
有形文化財
無形文化財
17
民俗文化財
(平成20年5月1日現在,単位:件)
記念物
有形
無形
史跡
名勝
天然記念物
1
0
1
7
2
6
合
計
34
4
-
-
-
-
-
-
4
宮城県指定
58
0
0
11
0
0
3
72
仙台市指定
86
0
9
5
9
0
6
115
161
1
9
17
16
2
15
221
国登録
24
0
0
0
0
0
0
24
仙台市登録
41
0
0
5
0
0
0
46
小
65
0
0
5
0
0
0
70
226
1
9
22
16
2
15
291
小
合
計
計
計
- 62 -
第3節 文化財の調査
1 文化財の調査,指定・登録
文化財の指定や登録については,事前の調査を行い,その調査結果をもとに仙台市文化財保護審議会で審議
し,その答申を経て,指定や登録の決定を行っている。
平成19年度に本市指定となった文化財は次のとおりである。(文化財の登録は該当なし。)
(1)黒漆五枚胴具足(伊達政宗所用・菅野正左衛門重成拝領) 1領
(2)朱皺漆六枚胴具足 三宝荒神形兜付(伝上杉謙信所用)
1領
(3)脇差 附 金梨地葵紋拵
1口
2 埋蔵文化財の発掘調査等
現在,仙台市内では約780カ所の遺跡(埋蔵文化財包蔵地)の存在が周知されている。当市では文化財課が担当
して,公共事業に係わる発掘調査及び民間の宅地開発やビル建設等に伴う発掘調査を行っている。
平成19年度の発掘調査件数は以下のとおりである。
事業主体
仙台市
国・公団
宮城県
民 間
事業の種類
国庫補助の重要遺跡範囲確認等
都市計画道路等建設事業
土地区画整理事業
高速鉄道建設事業
公園整備事業
土地区画整理事業
施設建築事業
河川改修事業
開発及び建築工事
調査件数
4
3
4
4
4
2
1
1
6
第4節 文化財の保存・整備
1 文化財の保護・管理
指定文化財等の保護・管理を図るため,文化財の調査・修理,伝承者養成,技術保持等に対する補助,史跡の公
有化,史跡の除草清掃等を実施しているほか,指定建造物に関しては毎年1月26日の文化財防火デーに際し,管轄
の消防署の事前査察や防火訓練を地域住民等の協力を得ながら実施している。
なお,平成19年度に実施した事業は次のとおりである。
(1)
文化財の指定のための調査
(2)
有形文化財補助
ア.大崎八幡宮,陸奥国分寺薬師堂,東照宮,諏訪神社本殿,愛宕神社本殿・拝殿,宇那禰神社本殿,大満寺
虚空蔵堂,落合観音堂,賀茂神社本殿(防災設備保守点検)
(3)
無形文化財補助
伝統的な工芸技術である重要無形文化財「精好仙台平」保持事業に対し補助を実施した。
(4)
無形民俗文化財補助
重要無形民俗文化財に指定されている「秋保の田植踊」など民俗芸能の後継者養成等保持事業を実施し,17
保存会に補助を行った。
(5)
文化財防火デー
文化財防火デーに際し,市内27ヶ所において仙台市消防局との連携による指定建造物の事前査察や,地域住
民の協力による消火訓練等を実施した。
(6)
伝統工芸展・伝統工芸新作展
地域の伝統工芸作家の保護育成のため,伝統工芸展を宮城県教育委員会等と共催した。
2 記念物の保存・活用
遺跡,名勝地,動植物又は地質鉱物で,我が国にとって歴史上,芸術上,観賞上又は学術上価値の高いものを,
史跡,名勝又は天然記念物として指定し,保存・活用を図っている。
- 63 -
(1)
史
跡
我が国の歴史の正しい理解のために欠くことができず,且つ,その遺跡の規模,遺構,出土遺物等において,
学術上価値のあるものを史跡として指定し,保存・活用を図っている。
奈良時代の中ごろ聖武天皇によって建立された国分寺のうち最も北のものとされる,国史跡陸奥国分寺跡,
国史跡陸奥国分尼寺跡については,公有化が進んだことから今後整備を図っていく。仙台城跡については,慶
長5(1600)年から伊達政宗が築城を開始した城であり,その主たる範囲について平成15年に国史跡に指定され,保存管理
と整備の基本方針及び具体的な整備の手法や対象,時期等をまとめた整備基本計画を策定し,調査と整備を行っている。ま
た,東北最古の役所跡であり,多賀城造営以前の陸奥国府として国史跡となった仙台郡山官衙遺跡群について
は,公有化の進捗状況を踏まえながら整備について検討を行っていく。
(2)
名
勝
我が国にとって芸術上又は観賞上価値の高い名勝地として,秋保大滝,磐司が名勝に指定され,保存・活用
を図っている。
(3) 天然記念物
青葉山,苦竹のイチョウなど,動植物及び地質鉱物のうち,学術上貴重で,我が国の自然を記念するものを
天然記念物として指定し,保存・活用を行っている。
第5節 文化財の普及啓発
市民の文化財に対する理解と認識を深め,併せて文化財保護思想の普及を図るための事業を実施している。
なお,平成19年度に実施した事業は次のとおりである。
1
歴史と文化財ガイドボランティア養成講座(1回実施)
2 文化財公開の日
期日
11月3日
文化の日にちなみ,東照宮をガイドボランティアの解説で公開した。
3 文化財展「語り始めた遺跡たちⅡ~与兵衛沼窯跡~」
期日
12月11日~12月24日
4 文化財展関連行事記念講演「語り始めた遺跡たちⅡ~与兵衛沼窯跡~」(佐川正敏氏ほか)
期日
12月15日
5 文化財展「文化財この一年」
期日
4月1日~5月11日
6 民俗芸能のつどい
期日
3月9日
出演:芋沢の田植踊保存会
大倉の役人田植踊保存会
馬場の田植踊保存会
大沢の田植踊保存会
日和田弥重郎花笠田植踊保存会
7 広報刊行物発行
文化財せんだい(第88号~第90号)発行
文化財展パンフレット「語り始めた遺跡たちⅡ」
DVD「文化財この一年2007」
DVD「遺跡が語る仙台城
仙台城跡の発掘調査2007」
8 文化財説明板(2基更新,1基撤去,3基所管換),標柱(1基更新),辻標(1基更新)
9 発掘調査報道発表・現地説明会(13回実施)
与兵衛沼窯跡(新堤地区),仙台城跡第17次,沓形遺跡,陸奥国分寺跡,大野田古墳群,与兵衛沼窯跡
(蟹沢地区),山田上ノ台遺跡,仙台城跡第18次,若林城跡,仙台城二の丸北方武家屋敷跡,
郡山官衙遺跡群,大野田古墳群12A区・12D区,春日社古墳
10 遺跡見学会・体験学習
11 講座・講演会への職員派遣(27回派遣)
12
文化財デジタル活用事業
市内の指定・登録文化財について,市のホームページ上で写真画像入りの解説により一般に公開した。また,市内の埋
蔵文化財包蔵地(遺跡)についてもホームページ上での公開を行っている。
- 64 -
第3章
社 会 教 育 施 設
第1節 博物館
所
在
地
仙台市青葉区川内 26 番地
設立年月日
創
TEL 225-2557, 225-0814
設
昭和 36 年 10 月 1 日
新館開館
昭和 61 年 3 月 1 日
FAX 225-2558,262-7947
開館時間
9:00~16:45(ただし入館は 16:15 まで)
休
月曜日(休日を除く),休日の翌日(土・日曜日を除く),年末年始(12 月 28 日~1 月 4 日)
館
日
※
観
覧
料
常
設
特
別
使
休日とは,国民の祝日に関する法律に規定する休日をいう。
用
区
分
個
人
団
体(30 人以上)
一
般
400 円 一人につき
320 円
展 高
校
生
200 円
〃
160 円 引率者は 30 人に 1 人の割合で
小 ・ 中 学 生
100 円
〃
80 円 無料とする。
展 1,500 円の範囲内で教育委員会が定める。
料
使用時間
使用区分
ホ
-
ル
ギャラリー
入場料を徴収しない場合
〃
する場合
入場料を徴収しない場合
〃
する場合
午
前
午
後
( 9 : 00~ 1 2 :0 0) (13:00~16:30)
4,200 円
6,500 円
12,600 円
19,500 円
3,000 円
4,400 円
9,100 円
13,200 円
※
準備等のため使用する場合の使用料は,2 分の1とする。
※
日曜日・休日に使用する場合は,2 割増とする。
施設の概要
敷 地 面 積
19,757.90 ㎡
構
鉄骨鉄筋コンクリート造地下 1 階,地上 2 階建
造
延 床 面 積
10,833.48 ㎡
主な施設内容
ギャラリー,ホール,講習室,情報資料センター,収蔵庫Ⅰ~Ⅵ,資料室Ⅰ~Ⅲ,総合展示室Ⅰ~Ⅲ,
テーマ展示室Ⅰ・Ⅱ,コレクション展示室Ⅰ・Ⅱ,企画展示室,プレイミュージアム,レストラン等
1 沿
革
仙台市は仙台伊達家から寄贈された約 1 万 3 千点の資料を保存・展示するため,昭和 36 年 10 月に仙台城三の丸跡
の地に博物館を建設した。以後,昭和 38 年,43 年,46 年に増築工事を行い施設は徐々に充実し,また,収蔵資料も
市民や仙台ゆかりの人々の支援を受け,質量共に充実した。東北地方の中枢都市の博物館として開館以来行ってきた
様々な博物館活動により,昭和 50 年には文化財保護法に基づく国宝・重要文化財の公開館に指定された。
しかしながら,高まりつつあった市民の生涯学習意欲に対応するためには,施設的になお不十分な状況にあったた
め,昭和 53 年の宮城県沖地震の施設設備への影響を契機として,昭和 57 年に全面改築することが決定された。昭和
61 年3月に開館した新博物館は,仙台地方のみならず広く東北地方の歴史・美術・文化に関する調査研究を行い,展
示等を通して情報を提供する人文科学系の総合博物館を基本理念に,生涯学習時代の積極的な学習者に対応できる,
開かれた楽しい博物館づくりを目指している。平成 13 年には,収蔵資料の一つ「慶長遣欧使節関係資料」が「歴史
資料」第1号の国宝に指定された。
また,平成3年に市史編さん事業が総務局市制百周年事務局から博物館に移管され,現在までに全 32 冊中 26 冊
を刊行した。
- 65 -
2
事業内容
(1)
平成 20 年度事業
①
展示
ア.常設展
仙台の歴史・文化史,美術工芸を通史・テーマ別に展示し,年に4回の大規模な展示替を行う。
イ.特別展
4 月 25 日~ 6 月 1 日
特別展「武家文化の精華-金沢文庫・称名寺の名宝-」
7 月 18 日~ 8 月 31 日
特別展「江戸と明治の華-皇室侍医ベルツ博士の眼-」
11 月14 日~ 12 月 21 日
特別展「平泉 -みちのくの浄土-」
ウ.企画展
9月12日~ 11月 3日
企画展「最後の戦国武将 伊達政宗」
エ.指定文化財の公開
文化財保護法第 48 条に基づいて,国宝・重要文化財等の国指定文化財を公開する。
②
資料の収集
仙台地方に関する歴史及び美術工芸等の資料を寄贈,購入,寄託の方法により収集する。
③
資料の保存
収蔵資料を分野ごとに収蔵庫に保存。必要に応じて修理・くん蒸等を行う。
④
調査研究
学芸員が分野ごとに資料調査及び研究を行う。
⑤
教育・普及
ア.伝統の技シリーズ⑨の開催
第一線で活躍している職人の話を聞き,その技を目の当たりにすることによって,文化財や文化保護への
理解の一助とする。
イ.「マルチメディア博物館」事業の推進
平成 18 年度に更新したマルチメディアシステムを利用し,資料管理及び情報提供を積極的に推進する。
ウ.「旬の博物館まるかじり講座」の開催
博物館学芸員の最新の研究成果を,わかりやすく市民に解説し,生涯学習および博物館活動の普及の一助
とする。
エ.講座・講演会等
特別展・企画展の内容に即した講座・講演会などを開催するほか,常設展のギャラリートーク,夏休み工
作教室等を実施する。
オ.プレイミュージアム
伝統的な玩具・楽器・よろい・衣服等の複製資料,ゲーム・パズルを利用して,楽しみながら歴史・文化
史,美術・工芸等に親しむことができる。また,特別展・企画展や,年中行事・季節に関連させた体験学
習・実演等多様な催しを行う。
カ.情報資料センター
市民の自主的な学習を支援する。展示に関わる図書などの提供,他博物館の催事情報の提供,収蔵資料及
び持ち込み資料の解説,歴史・文化・美術工芸等に関する質問への回答を行う。
キ.刊行物
年報・調査研究報告・収蔵資料目録・展覧会図録・博物館だよりなどを刊行し,広く市民に博物館情報を
提供する。
⑥
市史編さん事業
ア.刊行・調査分析
「通史編7
近代2」の刊行
「特別編8
慶長遣欧使節」の刊行準備
「通史編8
現代1」,「通史編9
現代2」,「別編
イ.広報・普及
機関誌「市史せんだい
Vol.18」の発行
広報紙「せんだい市史通信」19 号,20 号の発行
- 66 -
地域史」の調査分析作業
第 18 回仙台市史セミナーの開催
第 16 回,第 17 回仙台市史講座の開催
⑦
維持修繕事業
老朽化した施設設備の更新を計画的に行う。
⑧
仙台市博物館ボランティア
三の丸会
平成 9 年度の開始以来 12 年目。事務局を博物館に置き,館内で常設展示の解説を行う。
⑨
仙台市博物館友の会
昭和 47 年に結成された博物館活動の支援団体で,事務局を博物館に置く。約 1,000 名の会員が各種講座
や研修会を通して,歴史・美術に親しんでいる。会報「友の会だより」を発行(年4回)。
⑩
仙台城ガイダンス機能拡充等事業
平成 19 年度策定した同基本計画に基づき,総合設計を行う。
(2)
平成 19 年度事業概況
①
展示
ア.常設展
3 月 6 日~ 6 月 3 日
春の展示
6 月 5 日~ 9 月 2 日
夏の展示
9 月 4 日~12 月 2 日
秋の展示
12 月 4 日~ 3 月 2 日
冬の展示
3 月 4 日~ 6 月 8 日
春の展示
イ.特別展
5 月25 日~
7 月 22 日
特別展「吉村作治の早大エジプト発掘 40 年展」
観覧者数 95,935 人
特別展「千總コレクション 京の優雅~小袖と屏風~」
観覧者数
16,565 人
特別展「東北大学の至宝-資料が語る1世紀-」
観覧者数
12,036 人
4 月 6 日~ 5 月 13 日
企画展「伊達な優品勢ぞろい-仙台市博物館の 20 年-」
観覧者数
17,759 人
8 月 3 日~ 9 月
企画展「柳宗悦と東北の民芸」
観覧者数
14,534 人
仙台芸術遊泳 2007「光のダブルイメージ」
観覧者数
1,979 人
9 月 14 日~ 10 月 21 日
11 月 2 日~ 12 月 9 日
ウ.企画展
2日
エ.特別企画
12 月 12 日~12 月 24 日
オ.指定文化財の公開
9 月 4 日~ 9 月 24 日
②
中尊寺の美術
資料の収集
平成 19 年度の新規収蔵資料は 535 点(寄贈と 418 点,購入 117 点)
③
資料の修理・保存
修理
絵画・浮世絵等
47 件
加害生物調査(年4回)及びくん蒸庫におけるくん蒸(2回)を実施した。
くん蒸庫くん蒸は,エキヒュームS(酸化エチレン製剤)ガス投薬により実施。
④
調査研究
調査研究の成果を展示に反映するほか,調査研究報告第 28 号で成果を公表した。
⑤
教育・普及
ア.「マルチメディア博物館」事業の推進
平成 18 年度に更新したマルチメディアシステムを利用し,資料管理及び情報提供を積極的に推進する。
イ.講座・講演会・イベント等の開催
4 月 14 日
学芸員によるリレートーク「仙台市博物館収蔵資料の豊かな世界」
講師 当館学芸員
- 67 -
参加者数
93人
5 月 25 日
特別展記念講演会「古代エジプトを掘る」(2回講演)
講師
5 月 26 日
サイバー大学学長,早稲田大学客員教授
吉村作治氏
延参加者数
533 人
吉村作治氏
参加者数
240 人
特別展記念講演会「古代エジプトを掘る」
講師
サイバー大学学長,早稲田大学客員教授
5 月 26 日~ 7 月 8 日(うち 16 日間)
特別展記念イベント「マンカラ体験コーナー」
延参加者数 1,674 人
6 月 16 日~17 日
6 月 27 日
特別展記念イベント「マンカラ工作教室」
57 人
延参加者数
976 人
特別展記念講演会「古代エジプトを掘る」(3回講演)
講師
8月 4日
延参加者数
サイバー大学学長,早稲田大学客員教授
企画展記念講演会「鈴木大拙と柳宗悦
吉村作治氏
民芸の輝く人々」
実演「アケビ細工」
講師
講師
8 月 11 日
企画展記念イベント
8 月 12 日
伝統の技シリーズ⑧「倉敷ガラス―小谷真三吹きガラスの世界―」
中川原信一氏
参加者数
163 人
見学者数
220 人
483 人
講師
安藤竜二氏
参加者数
19 組 44 人
参加者数
245 人
特別展記念講演会「京の優雅-老舗の美意識-」
見学者数
9 月 14 日
小谷真三氏
夏休み工作教室「蜜ロウソクを作ろう!」
講師
8 月 19 日
講師
別宮美穂子氏
京都国立博物館名誉館員
切畑健氏
10 月 16 日~21 日
博物館図録セール
11 月 2 日~15 日
特別展記念イベント「東北大学テクノワンダーランドへようこそ!-体験と展示-」
延見学者数
11 月 2 日~12 月 9 日
11 月 3 日
特別展併設展示「絵葉書タイムトラベル-狩野文庫絵葉書コレクションから-」
特別展記念講演会「地域と歩む東北大学」
講師
11 月 3 日~ 4 日
東北大学総長
井上明久氏
参加者数
102 人
特別展記念イベント「東北大学テクノワンダーランドへようこそ!-体験-」
延参加者数
11 月 10 日
802 人
1,400 人
特別展記念ミュージアムトーク「知る人ぞ知る狩野文庫-国宝からマッチラベルまで-」
講師
東北大学学術資源研究公開センター史料館助教
曽根原理氏
「わが図書館は日本の敦煌-宝島それとも夢の島?」
講師
11 月 17 日
東北大学東北アジア研究センター教授
磯部彰氏
参加者数
61 人
特別展記念ミュージアムトーク「いにしえ人の声を聞く-東北大学の古文書-」
講師
東北大学大学院文学研究科准教授
柳原敏昭氏
「チベット-河口慧海と多田等観請来品の世界」
講師
11 月 23 日
東北大学大学院文学研究科教授
長岡龍作氏
参加者数
特別展記念講演会「科学の魅力-数学の魅力」
講師
11 月 23 日~24 日
東北大学大学院理学研究科教授
小谷元子氏
参加者数
講師
大隅典子氏 参加者数 67 人
特別展記念講演会「江戸文化を語る-狩野文庫の魅力-」
講師
12 月 1 日
902 人
特別展記念講演会「遺伝子を働かせて脳を活かす!」
東北大学大学院医学系研究科附属創生応用医学研究センター教授
11 月 25 日
72 人
特別展記念イベント「サイエンスエンジェルの体験科学ひろば@仙台市博物館」
延参加者数
11 月 24 日
78 人
東京都江戸東京博物館館長
竹内誠氏
参加者数
115 人
特別展記念ミュージアムトーク「縄文の華・亀ヶ岡文化の工芸品」
講師
東北大学学術資源研究公開センター総合学術博物館教授
柳田俊雄氏
「東北日本はアンモナイトの宝庫-東北大学のアンモナイト研究 100 年-」
講師
東北大学学術資源研究公開センター総合学術博物館館長・教授
- 68 -
永広昌之氏
参加者数
90 人
12 月 22 日
特別企画関連イベント
3月 8日
年7回
親子で体験「くらべてみよう!今の光と昔の光」
参加者数
20 人
旬の博物館まるかじり講座⑲「陸奥国分寺の仏像-むかしの姿の手がかりを探す-」
常設展ギャラリートーク 77~83
講師
当館学芸員
参加者数
講師
当館学芸員
延参加者数
78 人
382 人
ウ.学校教員対象講座(市内小・中・特別支援学校教諭対象)
4 月 11 日
企画展「伊達な優品勢ぞろい」ミュージアムセミナー
5 月 30 日・6 月 2 日
8月 9日
企画展「柳宗悦と東北の民芸」ミュージアムセミナー
8月 9日
博物館活用講習会
特別展「京の優雅」ミュージアムセミナー
11 月 7 日・10 日
当館学芸員
参加者数
4人
特別展「吉村作治の早大エジプト発掘 40 年展」ミュージアムセミナー
講師
9 月 19・22 日
講師
当館学芸員
講師
延参加者数
当館学芸員
参加者数
61 人
89 人
講師
当館学芸員
参加者数
65 人
講師
当館学芸員
延参加者数
24 人
当館学芸員
延参加者数
8人
特別展「東北大学の至宝」ミュージアムセミナー
講師
エ.プレイミュージアム
3 月 20 日~ 4 月 15 日
挑戦しよう!「投扇興」
参加者数
238 人
4 月 24 日~ 5 月 6 日
折紙かぶとで端午の節句
参加者数
277 人
「よろいを着てみよう!」
参加者数
12 人
5 月 19 日
5 月 22 日~ 7 月 22 日
「わたしもファラオ!」ヒエログリフであそぼう!
参加者数
8,082 人
7 月 10 日~ 8 月 8 日
短冊に願いを!
参加者数
1,452 人
7 月 31 日~ 9 月 2 日
紙帯で作るイタヤ馬
参加者数
1,097 人
9 月 11 日~10 月 21 日
かわり屏風ぱたぱたをつくろう!
参加者数
622 人
10 月 8 日
「回そう!江戸独楽」
参加者数
30 人
10 月 20 日
「政宗のよろいと陣羽織を着てみよう」
参加者数
11 人
参加者数
786 人
10 月 30 日~12 月 9 日 「紋切り型に挑戦」
1 月 5 日~ 1 月 27 日
とべとべ!するめてんばた
参加者数
221 人
2 月 5 日~ 3 月 2 日
折紙尽くし桃の節句
参加者数
350 人
参加者数
21 人
3月 1日
「変身!桃山時代のお姫様&支倉常長」
オ.情報資料センター
4月~3月期の利用者数は 7,516 人,外部からの問い合わせ 4,436 件に対応した。開架図書数 4,908 冊,閉
架図書数 68,779 冊,視聴覚資料の提供映像ソフト数は 251 本,音声資料 191 本を備え,マイクロリーダーや
拡大読書器を設置。さらに,マルチメディア博物館のシステム更新に伴い,博物館情報検索システム3台を設
置し,博物館収蔵資料の一部を公開した。
カ.講師派遣
98 件(内訳
⑥
館内 89 件
館外9件)
延対象人数
6,933 人
市史編さん事業
ア.刊行・調査分析
「通史編6
近代1」,「資料編9
「通史編7
近代2」の執筆編集
「通史編8
現代1」,「通史編9
仙台藩の文学芸能」の刊行
現代2」,「特別編8
慶長遣欧使節」の調査分析
イ.広報・普及
第 17 回仙台市史セミナーの開催
10 月 20 日(土)
参加者数
77 人
第 14 回仙台市史講座の開催
7 月 7 日(土) 七郷市民センター
参加者数
107 人
第 15 回仙台市史講座の開催
9 月 29 日(土) 木町通市民センター
参加者数
110 人
- 69 -
⑦
仙台市博物館ボランティア
「三の丸会」の活動
第 11 期生の養成講座を 5 月 13,19 日,6 月 3,16,30 日の5回実施した。平成 19 年度のボランティア登録
者数は 96 人。
⑧
仙台市博物館友の会(会員数 959 人)
ア.講座・研修会の実施
4月9日
広報セミナー「伊達な優品勢ぞろい展」
講師
当館学芸員
参加人数
116 人
5 月 28 日
広報セミナー「早大エジプト発掘 40 年展」
講師
当館学芸員
参加人数
191 人
随行
当館学芸室長
参加人数
27 人
講師
当館学芸室長
参加人数
66 人
参加人数
32 人
参加人数
84 人
参加人数
46 人
参加人数
95 人
参加人数
137 人
参加人数
149 人
5 月 30 日~6 月 1 日
研修会
青森・岩手方面
8月 3 日
広報セミナー「柳宗悦と東北の民芸展」
8 月 18 日
体験講座「蜜ロウソク作り」
9 月 18 日
広報セミナー「京の優雅展」
10 月 20 日 史跡めぐり
11 月 5 日
2月 2 日
講師
地底の森ミュージアム
広報セミナー「東北大学の至宝展」
講師
当館学芸員
古文書講読会①「切迫危急!元老中から伊達慶邦へのメッセージ
-慶応 4 年 8 月 25 日付小笠原長行書状を読む-」
2 月 23 日
当館学芸員
講師
当館学芸員
古文書講読会②「仙台藩下級家臣の実態-御小人関係資料を読む-」
講師
当館学芸員
イ.会報「友の会だより」の発行 139~142 号
(3)
刊行物等(平成 19 年度)
・
『仙台市博物館年報』第 34 号
5 月 31 日発行
・
『仙台市博物館調査研究報告』第 28 号
・
『仙台市博物館収蔵資料目録 16
・
オリジナルグッズ
A4 判 80 頁
3 月 31 日発行
B5 判 100 頁
伊達家寄贈文化財(古記録)』
3 月 31 日発行
B5 判 100 頁
①オリジナルシール1種(伊達政宗),②クリアファイル 1 種増刷(重文伊達政
宗のよろい),③絵葉書 2 種増刷(重文伊達政宗のよろい・水玉模様陣羽織),④ミニクリアファイル 1
種増刷(水玉模様陣羽織)
(4)
・
博物館だより
№126~131
・
『市史せんだいvol.17』
・
広報紙「せんだい市史通信」
・
その他,平成 20 年度版リーフレット・スタディシート等
9 月 30 日発行
A5 判 122 頁
第 18 号
年度別利用状況
年
利用区分
度
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
般
71,580
127,869
120,839
116,525
84,336
生
1,773
7,656
6,256
7,399
3,772
小・中学生
7,920
10,026
7,512
6,889
5,722
計
81,273
145,551
134,607
130,813
93,830
般
3,375
3,662
3,300
3,296
51,052
生
1,383
364
299
967
2,877
小・中学生
2,510
3,306
1,775
2,817
4,011
計
7,268
7,332
5,374
7,080
57,940
88,541
152,883
139,981
137,893
151,770
定期観光バス
3,615
3,347
0
0
0
無料観覧者
27,195
30,691
45,457
53,885
40,571
119,351
186,921
185,438
191,778
192,341
個
一
(単位:人)
高
人
団
一
高
体
小
合
校
校
計
計
- 70 -
第2節
科学館
所 在 地
仙台市青葉区台原森林公園4番1号
設立年月日
創
設
新館開館
TEL276-2201
FAX276-2204
昭和27年6月
平成2年9月27日
開館時間
9:00~16:45 (ただし入館は16:00まで)
休
月曜日(祝・休日の場合はその翌日),祝・休日の翌日(休日・日曜日を除く。),1月から
館
日
11月までの毎月第4木曜日(休日に当たる日を除く。),年末年始(12月28日から1月4日まで)
※休日とは,国民の祝日に関する法律に規定する休日をいう。
入館料等
区
分
一
個人利用
般
500円
団
体
一人につき
利
用
400円
・30人以上の団体に限る。
高
校
生
300円
〃
250円
・30人に1人の割合で無料とする。
小学生・中学生
200円
※自動車模擬運転装置使用料
〃
160円
1回につき
20円
施設の概要
市の北東部,台原森林公園内に位置する。特色の一つが“透析空間”であり,建築構造や設備等館全体を展
示物として位置づけている。また,館内をコンピュータでネットワーク化し,知りたい展示物の説明や設置場
所,科学情報を写真やイラストとともに表示し,利用者の便宜を図っている。さらに恵まれた自然環境を生か
し,周囲の自然と一体となった展示構成をとっている。
敷 地 面 積
16,144.00㎡
構
鉄骨鉄筋コンクリート造地上5階建
造
延 床 面 積
12,207.70㎡
主な施設内容
市民の理科室,図書資料室,収蔵庫(Ⅰ~Ⅲ),標本製作室(Ⅰ,Ⅱ),特別展示室,
実験室(Ⅰ~Ⅳ),生活系展示室,自然観察デッキ,自然史系・理工系展示室,岩石園,自然観察路等
1
沿
革
仙台市は,昭和27年6月,主として学校教育における理科教育の充実を図るため,仙台市レジャーセンター内にサ
イエンスルームを設置し,市内の中学生を対象に原理にふれる実験教育を実施してきた。その後,昭和43年5月長銀
ビル地下1階に実験室の他に新たに展示室,工作室等を有する仙台市科学館を開設し,学校教育と連携した実験学習
や企画展などの展示活動を通して広く市民に親しまれてきた。しかし,展示室面積や収蔵面積の不足などにより,市
民の多様な文化志向に対応した総合的な展示ができず,施設面の整備が求められる状況になった。このため,昭和59
年度に新科学館建設のための基礎調査を実施し,台原森林公園内に建設することを決定した。その後基本構想を策定
し,設計・工事を行い,科学技術に関する資料の収集・保管・調査研究を行うとともに総合展示学習機能や学校教育
関連機能及び生涯学習拠点機能を有する自然科学系総合博物館として平成2年9月に新科学館を開館した。
平成12年度及び13年度の2カ年にわたり,生涯学習社会を視野に入れた科学教育の新たな課題に対応するため,新
たな展示物を追加製作するなど大幅な展示室の整備を行った。
- 71 -
2
事業内容
(1)
学校教育
①
科学館学習……市内の中学2年生(市立以外も含む)を対象に,理科の実験教育を行っている。
ア.実験学習……実験テーマは,科学館で研究開発した教材に基づき生物,物理,地学,化学の4分野から生徒
が選択し,実験,観察する仕組みである。またコンピュータで,実験結果の分析,集計,シミ
ュレーションなどを行っている。
イ.展示学習……生物,物理,地学,化学の4分野から課題を選択させる。採点は,マークシート方式で迅速な
処理がなされる。
②
第55回児童生徒理科作品展……市内小中学生のコンクール。仙台市小中学校理科研究会と共催実施している。
③
自由研究教室……理科研究の進め方,植物採集と標本のつくり方,動物採集と標本のつくり方,岩石・鉱物・
化石の採集と標本のつくり方,科学工作について指導する。
④
小学生体験実験教室……小学3年生以上の児童を対象に,科学の不思議さや楽しさを感じ取らせたり,基本的
な理科の原理に気づかせたりできる科学実験や観察の教室を実施している。
⑤
理科教育実験講座……市内小学校の教員を対象に,実験や観察実習を中心とした研修講座を実施している。
⑥
中学校理科教員指導力向上研修会……中学校理科に関しての観察・実験等の体験的・問題解決的な活動に係る
実践的指導力の育成・向上を図る研修会を教育センターと共催実施して
いる。
⑦
博物館実習……学芸員を目指す在仙大学の学生と,仙台出身の学生を対象に実施している。
⑧
総合学習……小中学校から寄せられる総合学習の質問や要望に,学芸系職員が対応している。
⑨
自分づくり教育……中学校2年生を対象とした2~4日間の職場体験学習を実施している。
⑩
理科支援員等配置事業……小学校に配置される理科支援員の研修会を実施している。また,小学校の発展的な
授業を特別講師として担当する。
⑪
環境学習の学校支援……小学校の環境学習に際し,現場での指導や観察器具の提供をしている。
(2)
展示学習
科学の原理法則に触れさせ,科学する心を育て,創造力を高めることをねらいとして,「見る・聞く・触れ・
動かす」という参加・体験型の展示手法により,実物や模型,標本などを展示している。
①
常設展……自然史系展示,理工系展示,生活系展示の3部門で構成している。
ア.自然史系展示
「自然への入口」……自然観察の手法と自らの五感をたよりに,動植物,岩石・鉱物,自然の多様性を感じる
展示。
「ふるさとの自然」……仙台市の自然を中心に,太平洋から奧羽山脈までの地域に展開される生態系を紹介し
ている。
「古象の大行進」……化石象の実物大骨格標本や模型を目印に,各地質時代の化石・岩石からふるさとの大地
の生い立ちがわかる。
イ.理工系展示
「科学への入口」……身体の部分の長さや五感を基準にして,現象の中の「長さ・重さ・時間・温度」が理解
できる。
「化学のふしぎな世界」……展示物の作動体験を通して,さまざまな化学反応や原子の結びつきが理解できる。
「仙台の発明宝箱」……仙台から発信した世界的な科学発明を理解できる。
「身の回りのおもしろ体験」……水・空気・光・音など身の回りにある現象を理解できる。
「電気と磁気はともだち」……電気・磁気などについて理解できる。
- 72 -
ウ.生活系展示
「生活の科学」……自動車のカットモデル,気象衛星「ひまわり」からの気象情報を受信する装置,選んで実
験ができるチャレンジ・ラボ,環境学習に役立つ環境アトリエなどを展示している。
「趣味と遊びの科学」……パソコンゲームや錯覚を利用した部屋等,遊びを通して科学が体験できる。
エ.展示解説……科学館ボランティア,館員がサイエンスインタプリタになり展示解説を行う。
オ.チャレンジ・ラボ……来館者がメニューを選んで実験できるコーナーで,サイエンスインタプリタが対面指
導する。
②
企画展……小企画展を通年で入れ替え開催している。
「仙台市天文台展」「昆虫標本展」「仙台の地学散歩」
③
特別展……常設展示していないテーマ,科学の先端技術などのトピック的なテーマ,児童生徒や一般の方の関
心が高いテーマを選び,関係機関と共催で夏休み期間に開催する。
「のりもの展~ 現代から未来へ・ドキドキ体験2008~」
④
コンピュータシステム……エントランスホールと展示室内に10台設置している展示用端末で,展示物の案内,
自然史図鑑,「ひまわり」衛星雲画像などのデータベースを検索することができる。
約10種類ある教育用データベースは,ホームページ(URL
http://www.kagakuk
an.sendai-c.ed.jp)でも公開している。
⑤
共催・連携行事……科学館の設置目的にふさわしい行事,イベントを大学・研究団体・関係機関などと随時実
施している。
ア. 知能ロボットコンテストフェスティバル
イ.きのこ展
ウ.宮城県コンピュータソフトウェア作品展
エ.トライサイエンス実験教室
オ.東北大学総合学術博物館のすべて
(3)
生涯学習
①
サンデーサイエンス……身近なテーマで,中学生以上の市民を対象に3回実施している。
②
自然観察会……ふるさとの自然をテーマに,生物と地学の学習を5回実施している。
③
科学工作教室……紙飛行機工作や,手作りおもちゃの工作を2回実施している。
④
ロボット教室……仙台市科学館が開発した「梵天丸ロボット」の初級・中級コースを4回実施している。
⑤
楽しい化学実験室……生活の中の「化学」について実際に実験しながら学習する。(社)日本化学会東北支部
の協力で5回実施している。
⑥
化石鑑定会……持ち込まれた化石の同定,整理やクリーニングの仕方の指導をしている。
⑦
共催・連携行事
ア.発明の日フェア
イ.「測量の日」ミニフェスタ2008in仙台
ウ.科学講演会「親子のためのロケット公開教室」
⑧
科学相談……児童・生徒,一般市民からの科学に関する相談に応じるもので,相談には学芸系職員があたって
いる。来館・電話・FAX・郵便などによる相談を随時受付けている
(4)
資料収集及び保存
科学に関する資料等を採集,及び寄贈等により収集・保存している。
(5)
刊行物
科学館年報をホームページに掲載し,研究報告を刊行している。
- 73 -
3 平成19年度事業概要
(1)
展示学習
展
示
名
期
常設展
ア.サイエンスショー
イ.チャレンジ・ラボ
間
入館者数(人)
①
常設展示室で開催
-
-
日曜日開催
②
特別展
「恐竜展2007~feel the dinosaur~」
7月21日~ 8月26日(30日間)
48,074
③
小企画展
ア.「小さな恐竜展」
イ.「電気をつくろう展」
ウ.「新素材展」
(H19年1月27)~4月15日
4月28日~8月26日
9月8日~1月13日
エ.「仙台市天文台展」
1月26日~4月14日
-
オ.「プチ収蔵庫展」
1月17日~1月30日
-
共催行事
ア.知能ロボットコンテスト・フェスティバル
イ.きのこ展
ウ.第18回宮城県児童生徒コンピュータ・ソフトウェア作
品展
-
-
-
④
(2)
6月23日~6月24日
9月29日~9月30日
11月24日~11月25日
3,100
1,208
654
学校教育
事
業
名
回
数
科学館学習‥実験学習(下記4テーマ)と展示学習を実施
ア.物理‥「光をさぐる」-虹・光通信・色素増感型太陽電池-
受講者数(人)
①
イ.生物‥「植物は何色が好き?」
2,969
1,909
-植物と光-
ウ.地学‥「地球を測る」-地球の形・大きさ・内部-
エ.化学‥「化学電池とイオン」―簡単な電池から燃料電池までー
② 第54回仙台市児童生徒理科作品展(8日間)
③ 自由研究教室
理科研究の進め方,科学工作について,動物・植物・岩石鉱物・化石標本
の作り方
2,221
1
2,061
3,607
1
381
④
理科教育実験講座
10
185
⑤
⑥
⑦
⑧
博物館実習
総合学習(学校単位)
インターンシップ
自分づくり教育の社会体験活動の受入れ
2
16
2
4
15
110
13
10
(3)
生涯学習
事
業
(
行
事
サンデーサイエンス(5回)
自然観察会
ア.台原森林公園の植物観察
イ.焼河原の化石採集
ウ.秋保鉱山跡の鉱物
エ.七北田川の生きもの
オ.茂庭層の化石
③ 科学工作教室
ア.光のメッセージ
イ.手作りおもちゃ
④ ロボット教室
ア.初級コース(2回)
イ.中級コース(2回)
)
名
期
①
②
日
参加者数(人)
11月25日~3月16日
61
5月13日
5月20日
6月17日
8月 1日
10月14日
16
35
38
72
40
12月16日
2月23日
15
16
5月19日,11月18日
7月22日, 3月23日
28
38
- 74 -
備
現地開催
〃
〃
〃
〃
〃
考
⑤
楽しい化学実験室
ア.プラスチックをつくろう
イ.牛乳を科学しよう
ウ.水とそのはたらき
化石鑑定会
共催・連携事業
ア.発明の日フェア
イ.測量の日ミニフェスタ
ウ.親子のためのロケット公開教室
エ.宮教大EEC連携事業(7回)
ウ.東北大学総合学術博物館のすべてⅦ
「大学・職人の街」
⑧ 科学相談
10月27日
12月 8日
2月 2日
15
32
19
8月19日
65
⑥
⑦
4月21日~4月22日
6月 9日~6月10日
9月2日
10月17日~ 1月23日
10月12日~10月28日
随時
⑨
科学館友の会研修会
ア.館外開催の研修会(3回)
イ.館内(9回)
2,441
1,441
287
5
7,825
来館相談867
電話相談329
月1回程度
計61
計98
4 年度別利用状況
(単位:人)
年度
区分
一
有
18年度
19年度
56,817
64,424
52,907
57,489
生
972
894
693
930
794
小 ・ 中学 生
28,356
24,839
23,944
20,813
19,572
小
計
96,921
82,550
89,061
74,650
77,855
一
般
3,562
3,380
5,226
5,035
5,412
生
784
1,018
892
379
289
小 ・ 中学 生
29,003
25,816
26,670
25,705
25,418
小
33,349
30,214
32,788
31,119
31,119
130,270
112,764
121,849
105,769
108,974
中学生実験指導
9,921
9,205
9,966
9,811
9,294
理 科 作 品 展
5,860
5,270
4,297
3,808
3,607
43,563
42,064
51,378
49,247
50,352
59,344
56,539
65,641
62,866
63,253
189,614
169,303
187,490
高
人
入
館
団
校
高
体
校
計
計
そ
の
他
計
合
17年度
67,593
個
無
料
入
館
者
16年度
般
料
者
15年度
計
- 75 -
168,635
172,227
第3節
所
天文台
在
地
仙台市青葉区錦ケ丘九丁目29番地の32
設立年月日
創
設
昭和30年2月1日
新館開館
平成20年7月1日
TEL
391-1300
FAX
391-1301
開館時間
9:00~17:00(土曜日は,天体観望会等のため21:30まで。展示室は17:00まで)
休
月曜日(休日に当たるときは,その直後の休日でない日),毎月第3火曜日(休日に当たるときは,
館
日
その直後の休日でない日),年末年始(12月29日~1月3日)
観
覧
※
休日とは,国民の祝日に関する法律に規定する休日をいう。
※
休館日が次に掲げる期間にあたるときは,臨時開館する。
ア
4月1日から4月7日まで
イ
7月21日から8月25日まで
ウ
10月の第2月曜日の翌日及び翌々日
エ
12月24日から1月7日まで(年末年始を除く)
オ
3月25日から3月31日まで
料
区
分
一
常
設
展
※
中学生・小学生
250円
〃
200円
一
般
600円
〃
480円
生
350円
〃
280円
中学生・小学生
250円
〃
200円
1,000円
〃
800円
校
般
校
展
1人につき 480円
生
600円
〃
480円
中学生・小学生
400円
〃
320円
一般・高校生
200円
中学生・小学生
100円
般
3,000円
生
1,800円
中学生・小学生
1,200円
高
(1年)
用
280円
一
定期観覧券
使
〃
高
天体観望会
別
350円
校
一
リウム共通
特
生
高
常設展・プラネタ
団体利用
600円
高
プラネタリウム
個人利用
般
校
・団体利用とは,30人以上の
団体による利用をいう。
・30人に1人の割合で無料とする。
3,000円を超えない範囲内で市長が定める額
定期観覧券は,通用期間1年で,常設展,プラネタリウム及び天体観望会の観覧を行うことができる。
料
区
観察用望遠鏡
分
金額(1回につき)
口径40cm
1,000円
口径25cm
500円
口径18cm
500円
口径15cm
300円
施設の概要
敷 地 面 積
25,039.76 ㎡
構
鉄筋コンクリート造及び鉄骨鉄筋コンクリート造一部屋根鉄骨造
造
3階建
延 床 面 積
6,056.24 ㎡
主な施設内容
大型望遠鏡,太陽望遠鏡,市民観察用望遠鏡,プラネタリウム,展示室, 加藤・小坂ホール,
実験室, 天文工房,天文ライブラリー,学習室,メディアセンター, サポーターズルーム,
授乳室,救護室,ショップ
指定管理者
株式会社仙台天文サービス[PFI事業者](指定期間:平成20年7月~平成50年3月)
- 76 -
1 沿
革
昭和28年,東北大学有志教官と,市民天文愛好者団体により,仙台市天文台設立の建議と募金活動が始まり,当時
国産最大の口径41cm反射望遠鏡を備えた市民のための天文台が建設され,昭和30年2月に開台した。
その後,昭和43年にプラネタリウム館,昭和46年に講義室,資料室,作業室等,昭和55年に展示室を増改築し,昭
和57年に太陽望遠鏡の設置等を行い, 名実共に国内最精鋭の天文科学館に発展した。
昭和31年から大型望遠鏡を用いた観望会を開催し, 平成5年からは移動天文車により市内各地区で観望会を開催し
た。また,昭和35年から中学校生徒を対象に天文台学習が, プラネタリウム併設後は幼稚園から高等学校まで学校授
業の一環として天文台学習が行われてきた。
長年にわたり市民に親しまれてきた天文台は,都市化による観測環境の悪化や施設の老朽化等により移転新築する
ことが決まり,平成19年11月25日をもって閉台となった。
新しい天文台は,これまでの天文台の理念を引き継いだ施設として,PFI方式を導入して青葉区錦ケ丘地区に整
備することとなり,平成17年6月に株式会社仙台天文サービスとPFI事業契約を締結した。その後,施設の設計・
建設が行われ,平成19年12月に口径1.3mの大型望遠鏡,280席を有する直径25m水平型ドームのプラネタリウム,延
床面積約 1,200㎡の展示室を備えた国内有数の総合型の天文博物館として整備され,平成20年7月1日に開館した。天
文台の維持管理・運営は,株式会社仙台天文サービスが指定管理者として行う。
2 事業内容
(1)
①
平成20年度事業
天体観望会運営
ア.定期観望会(主に1.3m大型望遠鏡を使用/毎週土曜日開催(晴天時))
イ.定期移動観望会(主に移動天文車ベガ号を使用/毎週金曜日開催(晴天時))
②
天体観測
③
プラネタリウム運営
④
学校教育支援
ア.天文台学習(保育園・幼稚園から高等学校・特別支援教育諸学校まで児童・生徒の天文分野の学習)
イ.小・中学校天文研修会(教育センター主催の市内の小・中学校の教員を対象とした天文分野の研修)
ウ.現職教育(学校が開催する研修会への職員の派遣や観測機材の貸出)
⑤
大型望遠鏡説明
⑥
ボランティア活動支援
⑦
天文学普及啓発
ア.常設展
イ.特別展
開館記念特別展:「□(スペース)が見た宇宙」
ウ.その他天文学の普及啓発に関する事業
⑧
(2)
観測機材等の館外貸出し
①
平成19年度事業実績
学校教育
ア.天文台学習(幼稚園から高等学校・特別支援教育諸学校まで児童・生徒の天文分野の学習)
・幼稚園・保育所(園)
104園 (所)
5,357名
・小学校
215校 (延)
16,132名
・中学校
72校
9,520名
・高等学校・特別支援教育諸学校
8校
337名
イ.小・中学校天文研修会(小・中学校理科教育の天文分野の研修)
期日:8月2日
/
参加者数:41名
ウ.天体観望会(泉岳少年自然の家・市内小中学校等での学校単位の天体観望会)
開催回数:13 回
/
参加者数:1,265名
- 77 -
②
社会教育
ア.星を見る会
・天文台における天体観望会(毎月第1,第3金曜日)
参加者数:1,146名
イ.天文の話
・夏休みの星空
期日:7月6日
/
参加者数:24名
/
参加者数:40名
/
参加者数:40名
ウ.親子天文教室(小学校3~6年生とその保護者を対象)
・夏休みの天体現象の紹介と天体望遠鏡製作(3・4年生)
期日:7月15日
・夏休みの天体現象の紹介と天体望遠鏡製作(5・6年生)
期日:7月22日
エ.市民天体観望会(移動天文車「ベガ」による天体観望会)
・市民センタ-や勾当台公園など33カ所
参加者数:1,947名
オ.プラネタリウム投映
・北斗七星~星になったダイヤモンド~
4月
・12の星座の物語
5月
・地球の大きさをはじめて測った人
6月
・銀河祭りの夜
7月~8月
・宇宙のオクリモノ
9月
・仙台市天文台物語~52年間,ありがとう~
10月~11月
・プラネくんとあそぼう!~ちきゅうをさがせ!~( 幼稚園番組 )
4月~11月
カ.プラネタリウムコンサート(プラネタリウム館での生演奏)
・「アルパの調べにのせて~グラシアス~」他2回
参加者数:460名
キ.七夕特別企画「星と能の夕べ」
参加者数:145名
ク.プラネくんとあそぼう(小学校低学年以下対象のプラネタリウム)
開催回数:18回
/
参加者数:1,172名
ケ.女性のための天体観望会 (女性を対象にした宿泊を伴う天体観望会)
期日:5月26日~5日27日 /
参加者数:36名
コ.手話と字幕付きプラネタリウム(耳の不自由な方のための手話・要約筆記付きプラネタリウム)
投映回数:8回
/
参加者数:101名
/
参加者数:27名
サ. 現代天文学への招待(天文学をわかりやすく解説する講座)
期日:7月7日
シ.泉岳少年自然の家共催事業「ファミリーアドベンチャー泉ヶ岳
秋」
「泉ヶ岳から星をめざして!~移動天文車ベガ号がやってくる!~」
期日:10月20日~10日21日 /
- 78 -
参加者数:115名
3 年度別利用状況
(単位:人)
年
区
個
有
料
度
分
人
プ
ラ
ネ
タ
リ
ウ
ム
天
文
台
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
大
人
11,918
13,415
13,889
13,531
9,851
高
校
335
460
387
361
221
小
人
1,648
1,478
1,486
1,413
985
大
2,508
2,647
2,577
2,368
1,855
16,409
18,000
18,339
17,673
12,912
小
高
小
計
観
プ
ラ
ネ
タ
リ
ウ
ム
大
人
624
185
517
456
560
高
校
39
0
219
42
157
小
人
4,824
4,694
5,426
1,152
955
大
0
36
0
31
0
5,487
4,915
6,162
1,681
1,672
計
23,669
22,915
24,501
19,354
14,584
市内幼小中高の授業
による利用
27,610
26,556
26,565
27,491
24,740
その他
6,161
8,418
9,116
12,799
15,965
天文車による観覧者
3,475
3,899
4,563
3,660
3,212
計
37,246
38,873
40,244
43,950
43,917
59,142
61,788
64,745
63,304
58,501
団
覧
体
者
天
文
台
小
高
小
計
無
料
合
計
※平成19年度は,旧天文台の閉館した日(11月25日)までの実績を掲載
- 79 -
第 4 節 こども宇宙館
所
在
地
仙台市泉区泉中央一丁目 8 番地の 6
TEL
373-0999
FAX
373-0388
設立年月日
平成 2 年 7 月 12 日
開 館 時 間
9:00~16:45(ただし入館は 16:00 まで)
休
月曜日(休日を除く),休日の翌日(日曜日を除く),毎月第4木曜日
館
日
ただし, 閉館する平成 19 年 12 月 27 日までの期間とする。
※休日とは,国民の祝日に関する法律に規定する休日をいう。
観覧料等
区
分
一
展
示
室
高
校
個
人
利
宇宙劇場
高
校
※
一人につき
400 円
500 円
生
300 円
〃
250 円
200 円
〃
160 円
般
500 円
〃
400 円
生
300 円
〃
250 円
200 円
〃
160 円
小学生・中学生
6歳未満の者
※
※
※
団 体 利 用
般
小学生・中学生
一
用
団体利用とは,30 人以上の団体による利用をいう。
団体利用の場合には,30 人につき 1 人の割合で無料とする。
6 歳未満の者が宇宙劇場を個人利用する場合の観覧料は,付添人の数と同数の者まで
は無料とする。
写真撮影装置使用料
1回につき
100 円
施設の概要
泉図書館との複合施設(愛称:ミルポートS)であり,泉区の七北田公園の北側に位置する。
敷地面積
5,191.74 ㎡
構
鉄骨鉄筋コンクリート造地下 1 階,地上 5 階建(こども宇宙館部分
造
延床面積
8,851.00 ㎡
主な施設内容
展示室,収蔵修理室,宇宙劇場(224 名収容)
1 沿
(こども宇宙館専用部分
地上 3~5 階)
2,731.47 ㎡)
革
こども宇宙館は,「宇宙空間と人間」をテーマに,こどもたちの宇宙への夢を育み,科学への関心を高める自然
科学系社会教育施設として設置された。
昭和 62 年 6 月に基本計画が策定され,同年 11 月に基本設計を完了。昭和 63 年 9 月に工事着手して,平成 2 年 3
月に竣工,同年 7 月 12 日に開館,9 月 26 日博物館登録した。
なお,平成 20 年 7 月 1 日にオープンした新天文台に機能を移転することとし,昨年 12 月 27 日をもって閉館した。
2 平成19年度事業概況
(1) 展示活動
「星の絵まつり」
期間
平成 19 年 7 月 1 日~ 12 月 27 日
「恐竜に乗ろう!トリケラトプス」
期間
平成 19 年 7 月 7 日~
企画展「ぷち宇宙展」
期間
平成 19 年 10 月 6 日~ 12 月 27 日
「ニューホライゾンズ 未知なる冥王星の彼方へ」 期間
平成 19 年 2 月 25 日~ 5 月 20 日
「童話
平成 19 年 5 月 26 日~ 7 月 16 日
8 月 26 日
(2) 投映活動
①
プラネタリウム
銀河鉄道の夜」
期間
「おじゃる丸 いん石小僧がふってきた!」 期間
平成 19 年 6 月 1 日~ 7 月 8 日,
平成 19 年 10 月 2 日~10 月 28 日
(幼児向け番組)
「虹の天象儀」
期間
平成 19 年 7 月 21 日~ 8 月 26 日
「月がささやく夜に…」
期間
平成 19 年 9 月 1 日~10 月 28 日
- 80 -
特別番組
期間
平成 19 年 11 月 3 日~12 月 27 日
期間
平成 19 年 2 月 25 日~ 4 月 15 日
「ダイナソーDX パタゴニア・巨大恐竜の謎」
期間
平成 19 年 4 月 21 日~ 8 月 26 日
「まじめにふまじめかいけつゾロリ」
期間
平成 19 年 9 月 1 日~10 月 28 日
「宇宙エレベータ科学者の夢見る未来」
期間
平成 19 年 11 月 3 日~12 月 27 日
②
アストロビジョン
「ベアーズ
魔法をもった熊たち」
(3) 行事活動
こども宇宙館は,生涯学習の一拠点としての役割も担っており,こどもに限らず幅広い層の利用者に供するため,
市民一般を対象とした行事と企画展開会日及び閉館日にセレモニーを行っている。
① ~星空ライブコンサート~(年 2 回,土曜日 18:30~20:00)
「マリンバとパーカッションの夕べ」
期日
平成 19 年 8 月 18 日
入場者数
122 名
「ハンドベルの夕べ」
期日
平成 19 年 12 月 8 日
入場者数
186 名
② 「瀬名秀明」特別講演会
期日
平成 19 年 7 月 21 日
参加者数
83 名
③
宇宙館セミナー
期日
平成 19 年 7 月 28 日
参加者数
43 人
④
星空朗読会
期日
平成 19 年 11 月 10 日
入場者数
160 名
⑤
工作教室(毎週日曜日,夏休み等)
期間
平成 19 年 4 月 1 日から 12 月 27 日
参加者数
⑥
「宇宙の日」記念行事
期日
平成 19 年 10 月 6 日
⑦
閉館企画展開会セレモニー
期日
平成 19 年 10 月 6 日
⑧
閉館セレモニー
期日
平成 19 年 12 月 27 日
4,781 名(68 回実施)
聴講者数
50 人
3 年度別利用状況
(単位:人)
年
区
度
分
16年度
17年度
18年度
19年度
展示室
個
一
般
22,643
22,739
22,522
21,642
17,679
高
校
396
413
368
310
251
小
中
22,315
19,248
20,010
18,794
15,146
45,354
42,400
42,900
40,746
33,076
計
宇宙劇場
人
有
一
般
16,736
16,977
19,668
16,617
17,010
高
校
487
409
450
367
280
小
中
5,337
4,604
4,556
3,113
2,790
22,560
21,990
24,674
20,097
20,080
計
展示室
団
料
一
般
932
1,093
825
1,174
926
高
校
7
177
11
11
15
小
中
4,013
3,952
4,165
3,789
3,725
4,952
5,222
5,001
4,974
4,666
計
宇宙劇場
体
一
般
720
918
609
776
709
高
校
3
174
4
9
202
小
中
3,650
3,414
2,689
1,909
1,440
4,373
4,506
3,302
2,694
2,351
77,239
74,118
75,877
68,511
60,173
計
小
15年度
計
無
料
63,428
67,331
66,647
65,283
64,045
合
計
140,667
141,449
142,524
133,794
124,218
- 81 -
第5節
図書館
市 民 図 書 館
広 瀬 図 書 館
青葉区春日町2番1号
青葉区下愛子字観音堂5番地
TEL 261-1585
設
立
S37.10.27
FAX 213-3524
(移
TEL 392-8421
設
立
H 3. 7. 7
設
立
H 2. 7.18
TEL 295-0880
設
立
S58. 4.30
FAX 295-0891
(名称変更)H 2. 4. 1
TEL 282-1175
設
立
H 5. 9.28
設
立
H11. 9. 1
TEL 375-6161
設
立
S53. 5.10
FAX 375-6165
(新築移転)H 2. 7.12
転)H13. 1.26
FAX 392-8410
宮 城 野 図 書 館
宮城野区東仙台四丁目1番1号
TEL 256-7361
FAX 256-7363
榴 岡 図 書 館
若 林 図 書 館
宮城野区榴岡四丁目1番8号
若林区南小泉一丁目1番1号
FAX 282-1176
太 白 図 書 館
太白区長町五丁目3番2号
TEL 304-2742
FAX 304-2526
泉
図
○開
○休
書
館
時
館
泉区泉中央一丁目8番地の6
間
火~金
10:00~19:00
土・日
10:00~17:00
(市民図書館
火~金
10:00~20:00
土・日
10:00~18:00 )
館
日
月曜日(休日にあたる日を除く),休日の翌日(日曜日または休日にあたる
場合はその直後の日),第4木曜日(12月,休日にあたる日を除く),
年末年始(12月28日~1月4日),特別整理期間(2週間程度)
○事 業 の 運 営
広瀬図書館の管理運営については,丸善(株)が指定管理者として行っている。
(指定期間:平成20年4月~平成23年3月)
1 沿
革
仙台市内には,明治14年開設された宮城県図書館があって広く市民に利用されてきたが,市民の間に市独自の図
書館設立を要望する声が高まり,昭和29年以降請願書が市議会へ相次いで提出された。そうした世論の動きに応え,
昭和37年10月広瀬川河畔西公園の一角に市民図書館が開館した。
開館当初は閲覧のみで貸出を行っていなかったため,自習の場を求める学生の利用が目立ったが,昭和38年7月
児童を対象に貸出を開始,以後蔵書の充実を図りながら貸出対象を広げていき,利用者も年々増加し利用者層も幅
広いものとなった。また昭和39年10月には郷土的なものを求めて来館する利用者の利便を図るため郷土資料室を設
置,業務の中から「文書による郷土的レファレンス質問に対する回答事例」といった著作も生み出された。
また図書館から遠隔地の市民にもサービスを行き渡らせるため,まず昭和39年7月読書団体に対する配本サービ
スを開始,次いで昭和41年3月には移動図書館車「ひろせ号」の運行を開始した。
このほか建物の増築で蔵書の収容能力を高めるなどサービスの向上に努めてきたが,その間仙台市の都市化の進
展は著しく市民図書館1館だけでは十分なサービスが行えず,昭和58年4月仙台駅東地区のパルシティ仙台ビル4
階に宮城野通図書館(現榴岡図書館)を開館した。
昭和59年以降,政令指定都市への移行が市政の最重要課題となり,新しいまちづくりが具体的に検討され始める
と,図書館整備の遅れがしばしば指摘され,昭和61年6月図書館整備基本構想策定委員会が設置され,同年12月,
コンピュータの導入による資料利用の効率化と,中央図書館・地区図書館・分館等による3段階からなる図書館ネ
ットワークの構築という方向が示され,昭和63年3月図書館整備基本計画が策定された。
これにより,仙台市の図書館整備の方向は定まり平成元年には,6月に宮城野通図書館(現榴岡図書館)に電算
システムが導入され図書館電算化の端緒を開き,また,合併により仙台市図書館の仲間入りをした泉図書館の新館
建設工事,旧東支所等の移転跡に宮城野図書館を開設するための改修工事が並行して進められた。
こうして平成2年7月には,移転新築の泉図書館と新設の宮城野図書館が相次いで開設(これに伴い,宮城野通
- 82 -
図書館が榴岡図書館と改称),翌平成3年7月には複合施設広瀬文化センター1階に広瀬図書館を,平成5年9月
には複合施設若林区文化センターに若林図書館を,平成11年9月に複合施設太白区文化センターに太白図書館を開
設し,これで5区全てに図書館が設置された。さらに,平成13年1月に市民図書館が複合施設せんだいメディアテ
ークに新築移転した。
また,これらの館では,電算システムの導入はもちろん,新たな情報メディアとして普及著しいビデオ・CD等
の貸出なども開始した(市民図書館はせんだいメディアテークの事業)。このうち若林図書館は開館と同時に,泉
図書館と2館によるコンピュータオンライン業務を開始し,平成5年10月には宮城野図書館を含めた3館オンライ
ンが稼働した。その後,平成7年4月に榴岡図書館,同年12月に市民図書館,平成8年4月に広瀬図書館,平成11
年9月には太白図書館が加わり, 各館がオンラインで結ばれ,平成8年11月にはそれまで各館毎に発行していた利
用者カードが統一され,市内図書館が一枚のカードで利用できるようになった。また,平成9年11月には返却先自
由化が始まり,市内図書館全てに本の返却ができるようになり,平成10年11月からは仙台都市圏広域行政推進協議
会を構成する14市町村の居住者を対象に,貸出サービスを開始した。さらに,平成11年4月には,4館での移動図
書館運営を市民図書館に集中させ,同年10月より財団法人ひと・まち交流財団に運営を委託した。平成13年4月か
らは,インターネットにより在宅で蔵書が検索できるホームページを開設,平成19年1月には資料検索や貸出に係
る利用者の利便性向上及び貸出・蔵書管理等の内部作業の効率化を図るため,新たな図書館コンピュータシステム
への更新を行った。
なお,平成20年4月から,広瀬図書館について指定管理者制度を導入し,管理運営を行っている。
2
事業内容
(1)
①
館内奉仕
個人貸出
市内及び仙台都市圏広域行政推進協議会を構成する13市町村在住者及び市内通勤通学者を対象とし
た貸出
②
団体貸出
読書サークル・子ども会・事業所等の各種団体を対象とした貸出
③
郵送貸出
障害等により来館困難な方を対象とした郵送による貸出(平成3年6月から実施)
【実施館-市民図書館・宮城野図書館・若林図書館・太白図書館・泉図書館】
区分
個人貸出
団体貸出
郵送貸出
種 別
図書
視聴覚資料
図書
図書
視聴覚資料
貸出数
7冊
2点
30冊
7冊
2点
2週間
2週間
1カ月
2週間
2週間
市 民 図 書 館
○
-
○
○
○
広 瀬 図 書 館
○
○
○
-
-
宮城野図書館
○
○
○
○
○
榴 岡 図 書 館
○
-
○
-
-
若 林 図 書 館
○
○
○
○
○
太 白 図 書 館
○
○
○
○
○
泉
○
○
○
○
○
期 間
館 名
④
図
書
予約制度
館
貸出中の図書は返却後に,未所蔵の図書は他の図書館から借用,または購入し貸出を行う。
視聴覚資料(広瀬・宮城野・若林・太白・泉)については,所蔵資料に限定して1人2点とし,視
聴席の予約も1週間前より行う。
⑤
複写サービス
図書館に所蔵する資料に限り,著作権法の規定内で複写する。(1枚-10円)
⑥
朗読サービス
視覚障害者を対象に,ボランティアの協力による朗読サービスを行っている。
(市民図書館,宮城野図書館,若林図書館,太白図書館,泉図書館)
⑦
調査相談
図書館資料を通じた調査回答及び資料紹介を行っている。
- 83 -
(2)
館外奉仕
①
移動図書館(市民図書館ひろせ号・わかくさ号・わかば号)
図書館から遠隔地の市民を対象に,図書 3,000~ 3,800冊を積んで,2週間毎に巡回を行い,貸出サービスを
行っている。
②
分
室
分室(10カ所)を運営し,図書の貸出等のサービスを行っている。
太白図書館八本松分室
蔵書約19,000冊
開室日(水・土12:30 ~16:30 )
泉図書館加茂分室
蔵書約20,000冊
開室日(火・金12:30 ~16:30 )
〃
根白石分室
蔵書約18,000冊
開室日(火・金12:30 ~16:30 )
〃
南光台分室
蔵書約23,000冊
開室日(火・木・金12:30 ~16:30 )
〃
高
森分室
蔵書約20,000冊
開室日(火・金12:30 ~16:30 )
〃
松
陵分室
蔵書約23,000冊
開室日(火・金12:30 ~16:30 )
〃
寺
岡分室
蔵書約22,000冊
開室日(火・金12:30 ~16:30 )
〃
将
監分室
蔵書約14,000冊
開室日(火・金12:30 ~16:30 )
〃
黒
松分室
蔵書約19,000冊
開室日(火・金12:30 ~16:30 )
長命ヶ丘分室
蔵書約21,000冊
開室日(火・金12:30 ~16:30 )
〃
③
地域文庫,家庭文庫への貸出
児童の読書活動の促進を図るため,図書を無償で貸出している文庫及び地区図書委員の手で定期開室し貸出し
ている図書室を対象に,600冊を限度に年6回貸出している。
(3)
刊行物
全館共通
・「BOOK
TREE」
・「赤ちゃんの絵本」
(児童図書の案内と図書館からのお知らせ)年4回発行
平成17年発行
・「子どものための読書案内
・「図書館要覧」
本の森へ」
第1巻~第3巻を平成15年発行
年1回発行
市民図書館
・「文書による郷土的なレファレンス質問に対する回答事例」
・「市民図書館郷土資料目録」
現在まで19集を発行
・「仙臺市民圖書館所蔵和漢書目録」
・「ねむのきつうしん」
平成13年発行
(児童図書の紹介)毎月発行
・「新しくはいった本のあんない」
・「本の翼」
(児童図書の新刊紹介)毎月発行
(一般図書の新刊紹介)毎月発行
広瀬図書館
・「新着案内」
(一般書の新刊紹介)毎月発行
・「あたらしいほん」
(児童図書の新刊紹介)毎月発行
・「AV新着案内」
(視聴覚資料の新刊案内)随時発行
・「おひさま通信」
(児童向けの図書館だより)年6回発行
宮城野図書館
・「おつきさましんぶん」
・「新着セレクト」
・「カムカム」
現在まで撰集を含め11集を発行
(児童図書の紹介)毎月発行
(一般図書の新刊紹介)毎月発行
(視聴覚資料の新着紹介)年6回発行
- 84 -
榴岡図書館
・「つつじがおか」
(一般図書の紹介)毎月発行
・「ほんのア・ラ・カルト」
(児童図書の紹介)毎月発行
・「ほんのア・ラ・カルトちいさいおともだちむけ」
(児童図書の紹介)毎月発行
若林図書館
・「ひまわりつうしん」
・「Pick
Up
(児童向けの図書館だより)毎月発行
Books」
・「まんまるシアター」
(一般図書の紹介)毎月発行
(視聴覚コーナーの情報紙)年4回発行
太白図書館
・「Choice
of
Books」
(一般図書の紹介)毎月発行
・「しんかんニュース」
(児童図書の新刊案内)毎月発行
・「ゆうゆうつうしん」
(児童図書の紹介)隔月発行
・「太白図書館がおすすめするあかちゃんの絵本
・「アンシャンテ」
今月の一冊」
(児童図書の紹介)毎月発行
(視聴覚資料の紹介)年6回発行
泉図書館
・「本のいずみ」
(一般書新刊案内)毎月発行
・「あたらしいほん」
(児童書新刊案内)毎月発行
・「ごたごた荘つうしん」
・「AVだより
・
(4)
催
(5)
(児童向けの通信紙)隔月発行
キー・ステーション」
図書館だより「ほんのひととき」
(視聴覚コーナーの情報提供紙)年4回発行
(泉図書館からの情報提供紙)年1回発行
事
市民図書館
おはなし会・公開講座・テーマ別図書の展示等・夏休み工作教室・映画会
広瀬図書館
おはなし会・折り紙講習会・テーマ別図書の展示・映画会・大人のための朗読会
宮城野図書館
おはなし会・映画会・テーマ別図書の展示・「キャッチ本」特設コーナー・市民向け講座等
榴岡図書館
おはなし会・テーマ別図書の展示等・おはなしぷりん・新刊今週のオビ展示
若林図書館
おはなし会・映画会・テーマ別図書の展示等・映画会等
太白図書館
おはなし会・映画会・講演会・テーマ別図書の展示等
泉図書館
おはなし会・講演会・テーマ別図書の展示等
図書館整備事業
図書館の拡充整備を求める市民の要望に応えて,昭和63年3月中央図書館・区図書館・分館・分室からなる図
書館サービス網の構築をめざす「仙台市図書館整備基本計画」を策定した。本計画に基づき平成2年度に泉図書
館の新館と宮城野図書館,平成3年度に広瀬図書館(宮城地区の分館),平成5年度に若林図書館,平成11年度
に太白図書館をそれぞれ開設した。また,定禅寺通り市バス車庫跡地に建設したせんだいメディアテーク内に老
朽化している市民図書館を移転させ,市民ギャラリー等と一体化した複合施設として平成12年度に開設した。こ
れにより区図書館整備計画はほぼ実施された。なお,宮城野図書館については,施設の老朽化のため,現在計画
中の(仮)宮城野区文化センター内に移転する予定になっている。
(6)
「せんだいライブラリーネットワーク整備計画」推進事業
平成11年度に各区5地区館の整備がほぼ完了し,昭和63年に策定された仙台市図書館整備基本計画が目指した
拠点的な図書館網が整備された。しかし,この整備計画が積み残した「身近な」サービス網の拡大や生涯学習ニ
ーズの多様化や情報化の進展に対応した「利用しやすさ」の創生など新たな課題も生起してきた。このため平成
10年度に「せんだいライブラリーネットワーク構想」が答申され,今後取り組むべき課題と整備の枠組みが示さ
- 85 -
れた。本計画はこの構想を踏まえ, 平成12年度から11年間に実施すべき施策を従来の枠組みを超えた新しい図書
館づくりを目指し, ①ネットワーク型図書館づくり, ②生涯学習を支援する図書館づくり,③子どもたちの自ら
学ぶ力を育む図書館づくり,④利用しやすい図書館づくり, ⑤市民との協働による図書館づくり, の5つの視点
に立って策定された。
計画スケジュールは,前期が県図書館とのネットワーク化,開館時間の延長,インターネットによる情報提供
や市民センター図書室のサービス向上に向けた事前準備を行い,後期は分館の整備,物流機能の整備と合わせた
市民センターへの予約・配本サービスの開始を課題とされている。
12年度は前期の計画スケジュールである県図書館とのネットワーク化(宮城県図書館情報ネットワークシステ
ムへの参入)とインターネットによる情報提供の実施,開館日・開館時間の改善を行い,13年度は,国立国会図
書館総合目録ネットワークへの参入,14,15,16年度は,市立小中学校図書室との連携モデル事業として図書館資
料の貸出,図書館職員による学校訪問等を行い,17年度から全校を対象に本格実施を行った。
3
資料数並びに利用状況
(1)
平成19年度末蔵書数・視聴覚資料数及び雑誌・新聞等受入れ状況
図書資料
区
視聴覚資料
雑
誌
・
新
聞
末
平 成 19年 度 末
所蔵点数(点)
平成19年度雑誌
受入(タイトル)
平成19年度新聞等
受入(タイトル)
市民図書館
493,746
-
258
41
広瀬図書館
91,666
6,067
83
8
宮城野図書館
201,385
20,496
190
19
榴岡図書館
68,921
-
87
9
若林図書館
184,239
16,412
202
12
太白図書館
185,038
14,812
228
10
泉 図 書 館
489,146
25,106
231
11
1,714,141
82,893
1,279
110
合
(2)
分
計
平
成 1 9 年 度
蔵書冊数(冊)
平成19年度利用状況
区
分
登録者数(人)
利用者数(人)
貸出冊・点数
図書資料 (冊)
視聴覚資料 (点)
市民図書館
35,945
258,818
821,801
-
広瀬図書館
10,649
91,255
302,277
40,137
宮城野図書館
19,941
225,737
474,877
145,507
榴岡図書館
8,147
73,524
208,438
-
若林図書館
23,565
253,654
599,234
138,750
太白図書館
28,433
274,122
620,180
134,655
泉 図 書 館
35,236
337,115
848,894
163,496
161,916
1,514,225
3,875,701
622,545
合
計
- 86 -
第6節
1 沿
市民センター
革
市民の学習意欲に応え種々の社会教育事業を行うという公民館としての従来からの機能に,市民が自主的に生涯
学習活動を展開しうる場を提供するという市民センターの機能を付加して平成元年4月に誕生した「市民センター
・公民館」は,平成2年4月から,名称を「市民センター」と改めた。
生涯学習社会への移行は時代の潮流であり,生涯学習体制を推進する社会教育の中核を担う市民センターの役割
は,その重要性を高めている。今日,市民の学習ニーズが多様化し,自主的な学習活動が活発になっており,その
活動をより活性化させていくための側面からの支援も必要になっている。多様な地域特性に沿った社会教育事業の
展開がこれまで以上に強く求められていることから,市民センター運営方針に基づき,それぞれの地区の個性を生
かした活動が展開されるように市民センター毎に事業実施方針を定め,種々の社会教育活動を推進している。
2 仙台市市民センターの施設理念と運営方針(概要)
(1)施設理念
市民センターとは,次の3つの機能が一体となって運営される社会教育施設である。
○ 市民の学びのプロセスに沿った学習支援のための諸機能を有し,あらゆるライフステージに応じた市民一人ひ
とりの学びを総合的に支援する,市民との協働による市民本位の生涯学習の支援拠点としての機能
○ 子どもから高齢者までのあらゆる市民が集い交流し,多様な市民による様々な活動が主体的に行えるよう支援
する場や機能を持った市民のための市民が主役の交流拠点としての機能
○ 学びを通して地域の人と人とをつなぎ,住みよいまちづくりにつながる人づくりを行う地域づくりの拠点とし
ての機能
(2)運営方針
①市民センター全体の事業目的
市民センターは,それぞれの地域での市民ニーズに応じた多様な事業を実施することにより,市民一人ひとり
の主体的な生涯学習活動が充実し,その活動をきっかけとして仲間が集い,交流が生まれ,その相互の交流を通
して住みよい地域づくりにつながる自治活動が活発になるなど,それぞれの地域社会のより良い形成に寄与する
“人づくり”を目指す。
②拠点館事業の主要な目的
拠点館は,主に,本市における,あらゆる市民のライフステージごとの学習ニーズに対応した,多様な生涯学
習事業を計画的かつ体系的に推進する。さらには,指定管理者制度の下で事業を受注している地区館に対して,
その果たすべき業務の目的・目標を設定し,定期的に事業を評価し必要な助言・指導を行うなど,発注者として
の地区館事業へのマネジメントを行い社会教育施設としての質の確保を図る。
③地区館事業の主要な目的
地区館は,主に,地域を基盤とし,地域づくりにつながる人づくりを行い,市民一人ひとりが「出会い・ふれ
あい・学びあう」ことでつながり,さらには市民自ら地域課題に向き合い住み良いまちづくりに協働して取り組
むことができるよう支援する。
3 平成20年度主要事業概要
市民の学習ニーズや生活課題の多様化に伴い,各世代に相応した学習活動を推進するため,新たな視点から学習
機会を総合的に整備し提供する。
【家庭教育推進事業】
子育て世代が育児や家庭生活について学び,親子のふれあいを深めることをねらいとする。
○事業内容例:子育て講座,思春期講座,食育講座,子育てサロンなど
- 87 -
【青少年健全育成事業】
青少年が様々な体験を通じて学ぶ力を身につけることによって心身の健やかな成長を培い,仲間づくりや親
子・異世代の交流を図ることをねらいとする。
○事業内容例:ジュニアリーダーと遊ぼう,小学校出前講座,インリーダー研修,体験講座など
【成人学習振興事業】
幅広い教養を身につけ,さまざまな課題を学習する機会を提供するとともに,共通の課題や関心を持つ市民
(受講者)相互の仲間づくりや交流を図ることをねらいとする。
○事業内容例:裁判員制度講座,男性のための料理講座,健康講座,市民企画講座など
【高齢者学習振興事業】
長寿社会の中で,高齢者が学習を通した仲間づくりや交流によって,生きがいを持って社会生活を送ること
ができるようになることをねらいとする。
○事業内容例:老壮大学,明治青年大学,健康講座など
【地域社会教育推進事業】
市民や地域の団体等がイベントや体験活動などを通して,地域住民との交流や地域活動の推進を図ることを
ねらいとする。
○事業内容例:市民センターまつり,地域懇談会,地元学講座,防犯・防災関連事業など
【民間指導者育成事業】
自らの学習成果や経験を生涯学習ボランティアとして社会に生かす意欲のある人材を養成し,その活動を支
援することをねらいとする。
○事業内容例:ジュニアリーダー育成,各種ボランティア養成・支援など
【学習情報提供・学習相談事業】
生涯学習の推進に必要な人材や施設,学習機会,サークルなどの情報を収集し市民に提供するとともに,学
習相談に応じる。
○事業内容例:学習情報提供・相談事業,市民センターだより発行,サークル1日体験など
- 88 -
4 市民センター主催事業等の事業別実施状況(平成19年度)
(上段:講座数,中段:回数,下段:参加者数)
区 名
青 葉 区
宮城野区
若 林 区
太 白 区
泉 区
合 計
事 業
家 庭 教 育
推 進 事 業
青 少 年 健 全
育 成 事 業
成 人 学 習
振 興 事 業
高 齢 者 学 習
振 興 事 業
地域社会教育
推 進 事 業
民 間 指 導 者
育 成 事 業
合
計
48
29
14
42
41
174
244
105
52
182
146
729
4,987
2,311
1,028
5,231
3,124
16,681
55
31
30
47
53
216
251
167
171
231
204
1,024
10,907
4,916
4,794
4,964
5,284
30,865
67
55
19
46
60
247
423
219
212
154
244
1,252
11,883
3,079
4,591
3,350
3,934
26,837
38
19
14
34
25
130
271
183
146
240
190
1,030
9,489
19,570
7,276
8,497
5,182
50,014
142
69
62
110
104
487
538
235
248
556
373
1,950
44,813
25,989
56,044
56,657
36,389
219,892
61
37
29
52
29
208
520
246
176
466
183
1,591
4,396
2,165
1,961
4,462
1,439
14,423
411 講座
240 講座
168 講座
331 講座
312 講座
1,462 講座
2,247 回
1,155 回
1,005 回
1,829 回
1,340 回
7,576 回
86,475 人
58,030 人
75,694 人
83,161 人
55,352 人
358,712 人
※1 学習情報提供事業は,各市民センターで市民センターだよりの発行,学習相談等を随時行っている。
※2 ボランティア支援事業,サークル事業は,各市民センターで必要に応じて行っている。
- 89 -
5
市民センター主催事業等参加者の推移
年
度
15年度
区
青
宮
葉
城
野
18年度
19年度
区
75,574
89,564
75,117
89,939
86,475
区
63,925
62,032
60,457
53,504
58,030
林
区
50,817
48,975
60,257
73,026
75,694
太
白
区
78,024
73,549
78,208
75,799
83,616
区
55,056
45,848
50,000
52,234
55,352
323,396
319,968
324,039
344,502
358,712
計
施設利用者の推移
年
度
15年度
館
宮
16年度
17年度
18年度
19年度
名
青
葉
城
野
区
1,019,145
1,037,191
1,063,320
1,046,600
1,072,655
区
695,917
720,145
748,448
715,196
734,894
若
林
区
447,899
441,104
441,833
469,545
495,966
太
白
区
773,652
729,412
724,695
665,595
651,056
区
572,813
625,266
645,548
644,191
645,446
3,509,426
3,553,118
3,629,844
3,541,127
3,600,017
泉
計
7
17年度
若
泉
6
16年度
名
市民センター一覧
〔
青
葉
区
〕
青葉区中央市民センター
青葉区一番町二丁目1番4号
TEL 223-2516
開
館
S63. 1. 5
TEL 233-8066
開
館
S61. 7. 1
FAX 233-8484
(改
TEL 392-8405
開
館
H 3. 6. 1
開
館
S51.4
開
館
S49. 7. 3
FAX 261-3251
柏木市民センター
広瀬市民センター
青葉区柏木三丁目3番1号
青葉区下愛子字観音堂5番地
築) H10. 4.23
FAX 392-8410
宮城西市民センター
青葉区熊ヶ根字石積47番地
TEL 393-2829
FAX 393-2491
北山市民センター
青葉区新坂町8番4号
TEL 272-1020
FAX 272-1210
- 90 -
〔青葉区(つづき)〕
福沢市民センター
青葉区福沢町9番9号
TEL 223-9095
開
館
S59. 6. 9
開
館
S60. 6.15
開
館
S62. 4.14
開
館
H 1. 4.22
開
館
H 2. 5.24
開
館
H 2. 9. 4
開
館
H 5. 4.26
開
館
H 6. 4.27
開
館
H 7. 4.26
開
館
H 7. 5.30
開
館
H 8. 4.26
開
館
H16. 4.17
館
S24.8
FAX 213-1647
旭ヶ丘市民センター
青葉区旭ヶ丘三丁目25番15号
TEL 271-4729
FAX 271-7984
三本松市民センター
青葉区堤町三丁目23番1号
TEL 274-3955
FAX 234-5355
片平市民センター
青葉区米ヶ袋一丁目1番35号
TEL 227-5333
FAX 268-0234
大沢市民センター
青葉区芋沢字要害65番地
TEL 394-6891
FAX 394-6439
水の森市民センター
青葉区水の森四丁目1番1号
TEL 277-2711
FAX 277-8863
貝ヶ森市民センター
青葉区貝ヶ森一丁目4番6号
TEL 279-6320
FAX 279-6704
落合市民センター
青葉区落合二丁目15番15号
TEL 392-7301
FAX 392-6737
中山市民センター
青葉区中山三丁目13番1号
TEL 279-9216
FAX 719-2150
折立市民センター
青葉区折立三丁目20番1号
TEL 226-1226
FAX 226-2660
吉成市民センター
青葉区国見ヶ丘二丁目2番地の1
TEL 279-2033
FAX 279-9431
木町通市民センター
青葉区木町通一丁目7番36号
TEL 711-2561
FAX 212-4330
〔 宮 城 野 区 〕
中央市民センター
高砂市民センター
宮城野区榴岡四丁目1番8号
TEL 295-0403
開
パルシティ仙台ビル内
FAX 295-0810
(新
TEL 258-1010
開
宮城野区高砂一丁目24番地の9
FAX 259-7577
岩切市民センター
宮城野区岩切字三所南88番地の2
TEL 255-7728
築) S58. 4.10
館
S43.11. 7
(新築開館) H 6. 5.12
開
館
S57. 1. 5
開
館
S47. 5.22
開
館
S48. 6. 1
TEL 237-0092
開
館
S47. 5. 1
FAX 235-7634
(改
TEL 291-8651
開
FAX 255-2075
鶴ヶ谷市民センター
宮城野区鶴ヶ谷八丁目19番地の1
TEL 251-1562
FAX 251-1564
榴ヶ岡市民センター
宮城野区五輪一丁目4番22号
TEL 293-6742
FAX 293-6761
東部市民センター
幸町市民センター
宮城野区平成一丁目3番27号
宮城野区幸町三丁目13番13号
FAX 291-8561
- 91 -
築) S58. 4. 8
館
H 5. 4.20
〔宮城野区(つづき)〕
田子市民センター
宮城野区田子二丁目4番25号
TEL 254-2721
開
館
H11. 8. 5
開
館
H15. 3. 1
開
館
H 5. 9.28
開
館
S58. 4. 5
開
館
S48. 5. 1
開
館
S56.12.23
開
館
H 3. 4.29
開
館
H 3. 4.23
開
館
H11. 6. 1
TEL 281-2040
開
館
S24. 4.
FAX 281-4319
(改
TEL 241-1459
開
FAX 254-2722
福室市民センター
宮城野区福室五丁目9番36号
TEL 786-3540
FAX 388-6320
〔
若
林
区
〕
若林区中央市民センター
若林区南小泉一丁目1番1号
TEL 282-1173
FAX 282-1180
七郷市民センター
若林区荒井字堀添65番地の5
TEL 288-8700
FAX 288-2340
荒町市民センター
若林区荒町97番地の1
TEL 266-3790
FAX 266-5436
六郷市民センター
若林区今泉一丁目3番19号
TEL 289-5127
FAX 289-6359
若林市民センター
若林区若林三丁目15番20号
TEL 282-4541
FAX 282-2637
沖野市民センター
若林区沖野七丁目34番43号
TEL 282-4571
FAX 285-4681
〔
太
白
区
〕
太白区中央市民センター
太白区長町五丁目3番2号
TEL 304-2741
FAX 304-2526
生出市民センター
中田市民センター
太白区茂庭字新熊野64番地
太白区中田四丁目1番5号
FAX 242-2535
秋保市民センター
太白区秋保町長袋字大原
160番地の2
築)S55. 5. 1
館
S44.10.31
(新築開館) S56. 4. 1
TEL 399-2316
開
FAX 399-2394
(改
館
S26. 4.
築)S46. 9.
馬場市民センター
太白区秋保町馬場字竹林45番地の1
TEL 399-2745
開
館
S52. 4.
湯元市民センター
太白区秋保町湯元字湯向東31番地
TEL 398-2720
開
館
S54. 4.
開
館
S53. 5.10
開
館
S60. 5.12
開
館
S62. 4. 6
開
館
S62. 4.17
開
館
S63. 4.23
FAX 398-2789
西多賀市民センター
太白区西多賀三丁目6番8号
TEL 244-6721
FAX 244-0524
八本松市民センター
太白区八本松二丁目4番20号
TEL 246-2426
FAX 246-9023
八木山市民センター
太白区八木山本町一丁目43番地
TEL 228-1190
FAX 228-1689
山田市民センター
太白区山田北前町13番1号
TEL 244-0213
FAX 244-1843
茂庭台市民センター
太白区茂庭台四丁目1番10号
TEL 281-3293
FAX 281-4349
- 92 -
〔太白区(つづき)〕
東中田市民センター
太白区四郎丸字吹上51番地
TEL 242-1185
開
館
H 1. 4.20
開
館
H 9. 4.25
開
館
H13.11.22
開
館
S22. 9.
FAX 242-7053
柳生市民センター
太白区柳生七丁目20番地の7
TEL 306-6750
FAX 306-7081
富沢市民センター
太白区富沢南一丁目18番地の10
TEL 244-3977
FAX 307-5101
〔
泉
区
〕
泉区中央市民センター
泉区市名坂字東裏53番地の1
TEL 372-8101
(新築開館)S43. 7.
根白石市民センター
泉区根白石字杉下前24番地
FAX 372-2447
(改
TEL 379-2108
開
FAX 376-5769
南光台市民センター
泉区南光台七丁目1番30号
TEL 251-5850
築)H16. 1.15
館
S21.11.
(新築開館)S63. 4.
開
館
S52. 4.
開
館
H 4.10.20
TEL 372-0923
開
館
S53. 4.
FAX 374-8704
(改
TEL 378-2970
開
館
S58. 4.
開
館
H 1. 4.20
開
館
H 2. 4.19
開
館
H 3. 4.18
開
館
H 5. 4.27
開
館
H12. 1.25
開
館
H13.12.4
開
館
H15.11.13
FAX 252-8172
黒松市民センター
泉区黒松一丁目33番40号
TEL 234-5346
FAX 219-2038
将監市民センター
泉区将監八丁目2番1号
加茂市民センター
泉区加茂四丁目2番地
築)H 4. 3.31
FAX 377-4565
高森市民センター
泉区高森六丁目1番地の2
TEL 378-9950
FAX 378-9969
松陵市民センター
泉区松陵五丁目20番地の2
TEL 375-8101
FAX 375-6101
寺岡市民センター
泉区寺岡二丁目14番地の4
TEL 378-4490
FAX 378-4534
長命ヶ丘市民センター
泉区長命ヶ丘二丁目14番地の15
TEL 377-3504
FAX 377-3508
松森市民センター
泉区松森字城前9番地の2
TEL 776-9510
FAX 776-9512
桂市民センター
泉区桂三丁目19番地の1
TEL 375-0550
FAX 771-5931
南中山市民センター
泉区南中山二丁目24番地の12
TEL 379-4780
FAX 348-4340
○開 館 時 間
○休 館 日
○事業の運営
9 :00~21:00 (利用日の3日前までに申請があった場合は延長 8:30~22:00)
月曜日(国民の祝日を除く),国民の祝日の翌日,年末年始(12月28日~1月4日)
拠点館の生涯学習事業の一部と地区館における生涯学習事業の運営について(財)仙台ひと・まち
交流財団が,指定管理者として行っている。(指定期間:平成19年4月~平成21年3月)
- 93 -
第7節
所
泉岳少年自然の家
在
地
仙台市泉区福岡字岳山9番地の17
TEL
379-2151
FAX
379-2152
設立年月日
昭和48年6月15日
休
月曜日(5月~7月,9月~10月を除く),国民の祝日(その日が月曜日に当たるときは,その
業
日
翌日),年末年始(12月28日~1月4日)
利用できる人
(1)
小学校の児童又は中学校の生徒及びその指導者
(2)
子ども会等の少年団体及びその指導者
(3)
幼稚園,保育所等の園児及びその指導者
(4)
4歳以上の未就学児及び児童生徒とその家族
(5)
その他教育委員会の認める者
施設の概要
仙台市内から北西の方向によく展望できる泉ヶ岳の高原(583m)に位置している。国見峠,蕃山,権現森,蔵王
連峰等が見え,遠くに太平洋の水平線,牡鹿半島,松島湾,仙台平野と仙台市街地も一望のもと見渡せる。
裏手は泉ヶ岳山頂につづく登山コースや三角山の登山コースにあたり,楢などの自然林に囲まれている。ま
た,山の中腹には「兎平」と呼ばれる平たん地があり,ここまでリフトを利用することもできる。この大地はハ
イキングコースが整備されており,植物や昆虫など自然観察には絶好の場所である。冬はクロスカントリースキ
ーを楽しむことができる。
敷 地 面 積
49,159.07 ㎡
構
鉄筋コンクリート造3階建
造
施設延床面積
収 容 人 員
5,098.92 ㎡
304 名
主な施設内容
食堂,宿泊室(25),洗面所,研修室,レクリエーションホール,保健室,体育館,浴室(4),談話室,
キャンプ場(300人野営可能),キャンプファイヤーストーム( 200人用, 100人用各1),
野外炊飯場( 150人炊飯可能),野外便所,野外倉庫,野外食事場(150 人食事可能)等
1 沿
革
「仙台市泉岳少年自然の家」は,昭和44年5月に「少年山の家」(仮称)として建設構想が具体化された。昭和45
年1月には,当時隣接していた泉町と建設用地の使用貸借契約を結び,同年8月には「少年山の家附属キャンプ」
が整備され,続いて昭和48年3月には「少年自然の家」が完成した。以後,宿泊施設・体育館・食堂の 100名分増
設(昭和53年8月),野外便所(昭和55年12月),野外食事場(平成元年11月),「福祉のまちづくり」事業の一
環としてのエレベーターの整備(平成8年3月)等,施設設備の拡充を行っている。
利用者数は,平成18年8月に開所以来の延べ人数で150万人を突破した。家族対象の事業や幼稚園,保育所の受け
入れ,野外活動ボランティア養成講座,移動体験学習事業など,学校週5日制や生涯学習社会を見通した事業を展
開している。
2 事業内容
泉ケ岳の恵まれた環境の中で積極的に自然や人と向かい合い,自然体験・生活体験などの集団宿泊体験活動を通
して,自分を見つめ, 他人のよさに気づき, 自ら考えて主体的に判断・行動できる「心豊かでたくましい子供」の育
成を図るための生涯学習施設である。
(1)
主催事業(泉岳少年自然の家が企画し実施する事業)
学校利用担当者説明会,指導者対象野外活動体験研修会(Ⅰ~Ⅲ),プログラム体験会(1~13),学校夏休み
期間利用団体説明・調整会,泉ケ岳どきどき体験広場(Ⅰ~Ⅱ),泉ヶ岳ファミリーアドベンチャー(1~6),歩
くスキー指導スクール(Ⅰ~Ⅲ),野外活動ボランティア養成講座(1~5),野外活動ボランティアスキルアップ
- 94 -
講座(1~16),自然の家オープンデー等の事業を行っている。
(2)
受入れ事業(泉岳少年自然の家と利用学校・団体が事前に打ち合わせを行い, 団体の計画に基づき実施する事業)
登山,野外炊事,オリエンテーリング,自然観察,歩くスキー等の野外活動やその他の体験活動を主な内容
とし,幼稚園・保育所や小・中学校,子ども会,少年団体等に利用されている。
(3)
家族利用対応事業(家族が計画した活動プログラムを基にして実施する事業)
土・日曜日(学校の夏休みや冬休み期間は平日の利用も可)に実施している。
3 年度別利用状況
(単位:人,団体)
年
度
団体等
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
体
数
122
117
128
134
146
実
人
数
10,610
10,131
11,022
11,714
13,728
延
人
数
25,850
24,852
27,223
27,067
29,439
団
体
数
9
12
13
8
7
実
人
数
979
1,319
1,096
924
747
延
人
数
1,997
2,475
2,288
1,991
1,331
団
体
数
10
11
10
11
8
実
人
数
648
579
440
468
375
延
人
数
1,196
1,191
678
934
774
団
体
数
12
11
12
14
20
実
人
数
1,315
1,417
1,211
1,275
1,285
延
人
数
1,939
1,929
1,761
1,667
1,756
家
家
族
数
67
61
47
44
114
族
実
人
数
295
252
236
173
567
延
人
数
546
495
428
245
697
団
体
数
101
88
82
474
506
実
人
数
4,960
3,242
3,946
8,562
13,500
延
人
数
6,998
5,211
5,165
9,758
15,420
団
体
数
321
300
292
685
801
実
人
数
18,807
16,940
17,951
23,116
30,202
延
人
数
38,526
36,153
37,543
41,662
49,417
小 学 校
団
中 学 校
子ども会等
幼 ・ 保
主催事業他
合
計
- 95 -
第8節 歴史民俗資料館
所
在
地
仙台市宮城野区五輪一丁目3番7号
TEL 295-3956
FAX 257-6401
設立年月日
昭和54年11月3日
開館時間
9:00~16:45(ただし入館は16:15まで)
休
月曜日(休日を除く),休日の翌日(土曜日・日曜日・休日を除く),
館
日
第4木曜日(休日,12月を除く),年末年始(12月28日~1月4日),くん蒸臨時休館日
入
館
料
区
分
個
一 般 ・ 大 学 生
人
団
200円
体(30人以上)
160円
引率者は30人に1人の割合で
高
校
生
150円
小 ・ 中 学 生
100円
120円 無料とする。
80円
施設の概要
仙台市の東部,宮城野区の榴岡公園内に位置する。
敷地面積
671.34㎡(公園敷地10.2ha)
構
木造瓦葺2階建,安山岩組構造,鉄筋コンクリート布基礎
造
建築面積
584.47㎡
延床面積
1,271.37㎡
主な施設内容
展示室,収蔵庫,作業室,学習室,事務室・学芸員室
指定管理者
1 沿
(財)仙台市市民文化事業団(指定期間:平成19年4月~平成24年3月)
革
歴史民俗資料館は, 旧陸軍第二師団歩兵第四連隊の兵舎の一棟で, 日本に現存する数少ない洋風木造兵舎であり,
宮城県内最古の洋風木造建築でもある。明治7年9月の完成とみられ,昭和20年8月まで約70年間陸軍が使用し,戦
後昭和31年まで米軍が駐留していた。その後昭和50年まで東北管区警察学校として使用されていた。
現在の建物は昭和53年6月に仙台市有形文化財に指定され,仙台市制施行90周年記念事業として移築,復元工事が
行われた。寄せ棟造りの屋根,ガラス採用のはしりとなった上下式窓,柱をしっくいで塗り込めた大壁,玄昌石のコ
ーナーストーン,洋風丸柱,雲形の彫刻を持つ階段など,明治の代表的な建物である。外観は明治37年当時の姿に復
元し,昭和54年11月3日に開館した。
また,平成12年度には,躯体補強などの改修工事を行うとともに,常設展示室について展示物を全面更新した。
2 事業内容
江戸時代から現代の歴史・民俗に関する資料収集,展示及び調査研究を行い,併せて学校教育活動,郷土学習,生
涯学習の支援を行う。
(1)
平成20年度事業
①
普及啓発事業
ア.講座・体験学習等の開催
イ.生涯学習活動との連携
市民の自主的な学習活動に対する支援を行うほか,市民センター講座,老壮大学等へ講師を派遣する。
ウ.インターネットによる情報提供
- 96 -
②
展示
ア.常設展示
展
示
名
仙台町場のくらし
展
示
概
要
城下町の諸職
下駄屋の道具・桶屋の道具・仙台の伝統工芸又は大工・建具職
の道具など
町の祭りと信仰
仙台祭絵図・仙台七夕(写真)・町場の神社と祭礼地図など
町の娯楽・子供の遊び
昭和初期の映画チラシ・ブリキの玩具・紙芝居など
一銭店屋
ベーゴマ・オハジキ・ビー玉など一銭店屋の店頭を再現
仙台地方の農具と
米作りの道具
農家のくらし 農家の衣服
農家の手仕事
農家の台所
三本鍬・平鍬・馬耕・田舟・ヨッタルなど
麻,木綿ができるまで・野良着など
ワラジ・カンジキ・ミノ・タンガラなど
イロリ・カマド・水屋など台所の復元展示
旧歩兵四連隊
コーナー
旧兵舎内部の復元
寝台・銃架・携行品箱・軍服・軍帽・食器・出征関係資料・
陸軍幼年学校関係資料など
体験学習室
伝統玩具の体験コーナー
折紙・スゴロク・けん玉・おはじき・お手玉など
くらしの道具のうつりかわり
アンカ・火鉢・ラジオ・蓄音機・ランプなど
イ.特別展
「人は何を思い,何を食べ,何を祈ってきたのか~ハレとケの食事~」
期間
平成20年11月22日~平成21年4月12日
ウ.企画展
③
「れきみん尋常小学校~近代の教科書と証書と教育掛図~」
期間
平成20年4月26日~ 6月 1日
「戦争と庶民のくらし」
期間
平成20年6月21日~11月 3日
「あかり展」
期間
平成20年7月19日~ 8月31日
資料の収集・整理・保管
ア.新資料収集
イ.既存資料の整理
ウ.資料台帳のデジタル化
④
刊行物
ア.特別展示図録「人は何を思い,何を食べ,何を祈ってきたのか~ハレとケの食事~」
イ.企画展図録「戦争と庶民のくらし3」,「戦争史跡ガイドブック」
ウ.資料集第7冊
エ.調査報告書第27集「足元からみる民俗(17)」
オ.資料館だより№41
カ.年報2008
キ.伝統技術の記録ビデオ
(2)
平成19年度事業実績
①
普及啓発事業
ア.講座・体験学習等の開催
イ.ホームページによる情報提供
ウ.生涯学習活動との連携
②
展示
ア.特別展
「あそびの図鑑」
期間
平成19年11月17日~平成20年 3月30日
入館者数
- 97 -
4,726人
イ.企画展
「総天然色せんだい3~カラー写真でみる60年前の仙台~」
期間
平成19年4月28日~ 6月 3日
入館者数
「こどもはくぶつかん-昔と今のくらし-」
期間
平成19年6月23日~10月28日
入館者数
「ポスターと絵ハガキ展-仙台絵はがき時間旅行-」
期間
11,629人
平成19年7月21日~ 8月26日
入館者数
③
5,797人
2,124人
資料の収集・整理・保管
ア.新資料収集
93件
4,293点
イ.資料台帳のデジタル化
④
刊行物
ア.特別展示図録「あそびの図鑑」
イ.企画展「こどもはくぶつかん-昔と今のくらし-」小学生向けワークシート
ウ.資料集第6冊
エ.調査報告書第26集「足元からみる民俗(16)」
オ.資料館だより№40
カ.年報2007
キ.伝統技術の記録ビデオ「仙台竿」
3 年度別利用状況
年度
区分
一般・大学生
(単位:人)
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
9,025
6,025
7,878
12,273
6,393
生
147
139
116
222
77
小・中学生
5,888
6,007
5,652
7,183
961
725
818
825
486
723
15,785
12,989
14,471
20,164
8,154
1,211
1,278
2,152
3,203
18,873
16,996
14,267
16,623
23,367
27,027
高
校
団
体
小
計
無料入館者
合
計
※平成19年度より,10割減免対象者は,無料入館者に計上
- 98 -
第9節 富沢遺跡保存館
所
在
地
仙台市太白区長町南四丁目3番1号
TEL 246-9153
FAX 246-9158
設立年月日
平成8年11月2日
開館時間
9:00~16:45(ただし入館は16:15まで)
休
月曜日(休日を除く),休日の翌日(土曜日・日曜日・休日を除く),
館
日
第4木曜日(休日・12月を除く),年末年始(12月28日~1月4日)
入
館
料
区
分
一
個
人
団
体(30人以上)
般
400円
一人につき
320円
生
200円
一人につき
引率者は30人に1人の割合で
160円 無料とする。
小・中学生
100円
一人につき
高
校
80円
施設の概要
敷地面積
14,263.18 ㎡
構
鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階,地上1階建
造
延床面積
2,768.48 ㎡
主な施設内容
地下展示室,1階展示室,企画展示室,研修室,収蔵庫,事務室・学芸員室等
指定管理者
1 沿
(財)仙台市市民文化事業団(指定期間:平成19年4月から平成24年3月)
革
富沢遺跡保存館は,昭和63年に富沢遺跡で発掘された2万年前の森林跡と人類の活動跡を現地で保存し,公開
するとともに,発見された資料などから,当時の環境と人類の活動が学習できる旧石器時代を中心としたテーマ
ミュージアムとして,平成8年11月2日に開館した。遺跡を保存するにあたっては特殊な建築土木工法と最新の
保存処理技術を採用している。
2 事業内容
(1)
平成20年度事業
①
展示活動
ア.常設展示
展示名
常設展示1(地下)
展
よみがえる2万年前
展望ロビー(中地下)
示
内
容
遺跡を発掘されたままの状態で公開し,当時の様子
を再現している。
遺跡を展望する。
常設展示2(1階)
解き明かされる2万年前
発掘調査の成果を展示し,ナゾ解きによる解説を行
っている。
野外展示
氷河期の森
2万年前の風景を復元している。
イ.企画展示
「古墳時代の仙台-西多賀・富沢の古墳を探る-」
期間
平成20年4月18日~6月15日
「陸奥国大戦争時代-蝦夷と移民-」
期間
平成20年7月18日~9月15日
- 99 -
②
「木の道具と樹木」(仮)
期間
平成20年10月17日~12月7日
「地底の森ミュージアム2008」(仮)
期間
平成21年1月27日~ 3月22日
調査研究事業
ア.企画展・常設展示及び地下遺構面の保存と氷河期の森の維持管理の基礎をなす調査研究活動を行う。
イ.保管資料の調査・整理を行う。
ウ.調査研究活動の成果を収録して研究報告書を刊行する。
③
普及啓発事業
ア.小・中・高等学校の教科学習における利用の便を図り,授業の一環として活用できる方法を実践を通して
検討し,併せて利用報告書を作成する。また,遠足・校外学習・教職員の研修など多面的な学習の場を提供
する。
イ.体験学習や講演会・研修会などを実施し,市民の生涯学習活動を推進する。
ウ.保存館友の会を育成するとともに,特色ある事業として市民が主体的に行う文化財の調査・研究の場を提
供し,館活動の活性化をめざす「市民文化財研究員」の育成を行う。また,市民の社会参加を推進するため
にボランティア事業を行う。
エ.ホームページを開設し,館の利用案内など,さまざまな情報を提供する。
オ.市民センター等の各種講座,各種グループ・サークル活動など,市民の生涯学習活動を推進する。
④
刊行物
特別企画展図録
年報
地底の森ミュージアム通信(年3回)
研究報告
(2)
平成19年度事業実績
①
展示活動(企画展示)
「若林城-政宗の城-」
期間
平成19年4月20日~6月17日
入場者数
9,986名
「スピリチュアルな考古学-祈りと愛のかたち-」
「交流の証-モノは旅する-」
②
期間
平成19年7月20日~9月17日
入場者数
6,541名
期間
平成19年10月19日~12月9日
入場者数
3,895名
調査研究事業
ア.企画展・常設展示及び地下遺構面の保存と氷河期の森の維持管理の基礎をなす調査研究活動を行った。
イ.所蔵資料の調査・整理を行った。
ウ.調査研究活動の成果を収録して調査報告書を刊行した。
③
普及啓発事業
ア.講座・体験学習
考古学講座「世界遺産と考古学」
第1回「世界を動かした石見銀山」
期日
平成19年12月8日
参加者数
62名
第2回「よみがえるジャングルの古代都市-マヤ文明-」
期日
平成20年1月19日
参加者数
85名
勾玉づくり教室
期日
平成19年5月26日
参加者数
5名
夏休み親子体験教室(石器づくり)
期日
平成19年8月18日
参加者数26組53名
石器づくり教室
期日
平成19年11月10日
参加者数
富沢まつり
期日
平成19年10月21日
参加者数 約150名
体験教室「さわってみよう富沢遺跡」
期日
平成19年5月19日
参加者数
2名
期日
平成19年6月16日
参加者数
4名
期日
平成20年2月16日
参加者数
2名
期日
平成20年3月15日
参加者数
8名
- 100 -
2名
体験教室「古代米づくり」
期日
平成19年9月22・23日,
10月21日
参加者数
10名
イ.学校教育との連携
小・中学校の教科学習における利用の便を図り,授業の一環として活用できる方法を実践を通して検討し,
併せて利用報告書を作成した。また,遠足・校外学習・教職員の研修など多面的な学習の場を提供した。
ウ.生涯学習活動との連携
保存館友の会を育成するとともに,特色ある事業として市民が主体的に行う文化財の調査・研究の場を提
供し,館活動の活性化をめざす「市民文化財研究員」・「展示解説ボランティア」の育成を行った。
エ.ホームページを開設し, 館の利用案内など, さまざまな情報を提供した。
オ.市民センター等の各種講座,各種グループ・サークル活動に積極的に参画した。
④
刊行物
特別企画展図録「スピリチュアルな考古学-祈りと愛のかたち-」
年報
地底の森ミュージアム通信(年4回)
研究報告
3
年度別利用状況
(単位:人)
年度
区分
一般・大学生
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
18,511
16,976
22,023
19,777
14,501
生
358
304
389
284
267
小・中学生
13,609
11,366
12,663
13,041
5,010
2,055
2,411
2,854
2,428
2,380
34,533
31,057
37,929
35,530
22,158
3,080
4,587
6,343
6,249
15,952
37,613
35,644
44,272
41,779
38,110
高
校
団
体
小
計
無料入館者
合
計
※ 平成19年度より10割減免対象者は,無料入館者として計上
- 101 -
第 10 節 せんだいメディアテーク
所
在
地
仙台市青葉区春日町 2 番 1 号
TEL713-3171
FAX713-4482
設立年月日
平成 13 年 1 月 26 日
開館時間
9:00~22:00 (ただし市民図書館を除く)
休
館
日
毎月第 4 木曜日(休日,12 月を除く),年末年始(12 月 29 日から 1 月 3 日まで)
使
用
料
(ただし市民図書館を除く)
区
分
金
額
備
5 階ギャラリー
1 室につき 1 日 28,000 円
(a,b,cの 3 室) (2 室使用の場合 52,000 円,3 室使用の場合 72,000 円)
6 階ギャラリー
(a,bの 2 室)
1 室につき1日 39,000 円
(2 室使用の場合 72,000 円)
考
1,000 円 を 越 え る 入 場 料 を
徴収する場合は左の金額の2
倍,準備に使用する場合は左
の金額の2分の1とする。
1 階プラザ
1 日 60,000 円
入場料を徴収する場合は左
の金額の2倍,準備に使用す
る場合は左の金額の2分の1
とする。
7 階スタジオシアター
午
前
午
後
夜
間
2,000 円 以 下 の 入 場 料 を 徴
(9 時~12 時) (13 時~17 時) (18 時~21 時 30 分) 収 す る 場 合 は 左 の 金 額 の 2
倍,2,000円を 越える入 場 料
5,400 円
7,200 円
9,000 円
を徴収する場合は左の金 額
の3倍,準備に使用する場合
は左の金額の2分の1とす
る。
1 階プラザ控室a
200 円
300 円
300 円
1 階プラザ控室b
300 円
400 円
400 円
1 室 1,500 円
1 室 2,000 円
1 室 2,500 円
600 円
800 円
1,000 円
会
議
室
2 階託児室
※駐車場の使用料
会議室は2階及び7階
a,bの3室
1 時間まで1台につき 200 円,1 時間を超え 2 時間まで1台につき 400 円
(2 時間を超える場合 30 分ごとに 150 円加算)
施設の概要
敷 地 面 積
3,948.72 ㎡
構
鉄骨造一部鉄筋コンクリート造地下 2 階地上 7 階建
造
延 床 面 積
21,682.15 ㎡
主な施設内容
地下 2 階
書庫,収蔵庫,機械室
地下 1 階
駐車場,書庫
1階
プラザ(定禅寺通に開かれた屋内型公開空地)
2階
ライブラリー(映像や音響資料の閲覧,児童書,新着新聞雑誌閲覧)
3 階・4 階
ライブラリー(仙台市民図書館)
5階
ギャラリー3300(固定壁面を中心とする天井高 3.3mの展示空間)
6階
ギャラリー4200(自由な可動壁面の天井高 4.2mの展示空間)
7階
スタジオ(施設貸出・相談,映画館,情報の編集や創造活動の場)
指定管理者
(財)仙台市市民文化事業団[市民図書館を除く](指定期間:平成 19 年 4 月~平成 24 年 3 月)
- 102 -
1 沿 革
平成元年に当時の仙台市民ギャラリーの老朽化・狭隘化を受け,宮城県芸術協会より大型ギャラリーを中心とした
美術館建設の要望書提出があった。平成 4 年に定禅寺通に図書館と併設した新市民ギャラリーを建設する方針が定め
られ,新市民ギャラリー建設検討委員会の協議や市民各層からの意見聴取等を経て,平成 6 年にギャラリー,図書館,
映像メディアセンター,そして視聴覚に障害を持つ方々への情報提供という 4 つの機能を併せ持つ芸術文化施設とし
て設計競技を行うことが決定された。設計競技の結果,平成 7 年 3 月に伊東豊雄建築設計事務所が最優秀者に決定し,
「わいわいトーク」などの市民の意見を聞く機会を設けながら,同年 6 月より基本設計,平成 8 年 1 月より実施設計
に着手した。平成 9 年 12 月から平成 12 年 8 月までの工事期間を経て,平成 13 年 1 月 26 日に開館した。
2 事業内容
メディアを活用した生涯学習活動及び文化活動にかかる情報・資料の収集, 調査研究及び普及啓発を行い,視聴覚
障害者に対する情報活動の支援も行う。また,美術・映像に係わる情報・資料の収集及び提供並びに展覧会,講習会
その他の催しを行うほか,展示や上映のための施設の提供を行う。
(1)
平成 20 年度企画事業
①
展覧会等総合事業
美術・映像・メディア,そしてバリアフリーなどに関する今日的な課題を探るとともに,展示をきっかけと
して,図書館を活用する事業,講座,ワークショップ,ボランティア活動等さまざまな活動につなげていくこ
とをめざす。
ア.
「写★新世界」
移ろい激しい近・現代史の中で成長した世界の大都市。パリ,ニューヨーク,東京,そして上海。都市と写真の歴史を振
り返りつつ世界の写真家たちに焦点をあてる展覧会。
イ.
「高嶺格 大きな休息-明日ためのガーデニング1,095㎡」
インスタレーションや舞台美術などによって空間と向き合い,国内外で注目を集めているアーティスト高
嶺格が,無限に繰り返される消費社会の巨大なサイクルをテーマとし,映像を用いた新たなインスタレーシ
ョンと過去の作品群によって,その問題提起をしていく現代アートの展覧会。
ウ.
「せんだいデザインリーグ2009
卒業設計日本一決定戦」
仙台建築都市学生会議がスタジオを拠点に続けている都市や建築についての啓蒙普及活動の延長としてメ
ディアテークと学生が共同で開催する展覧会。建築を学ぶ学生による卒業設計を公開の場で審査し,日本一
を決定する。世界的な建築としてのメディアテークを舞台に,建築計画や都市計画の公的な意義について考
える。
②
映像上映事業
古典から新しい作品まで多様な映像文化を紹介するとともに,有志団体やフィルムコミッションなど地域の活動
組織や全国諸機関との連携を深め映像文化の振興とそれによる人材の交流を図る。
③
ア.
全国コミュニティシネマ会議2008in仙台
イ.
ぴあフィルムフェスティバルin仙台
ウ.
シネマテーク・プロジェクト(仮称)日仏交流150年記念フランス映画特集
エ.
ショートピース!仙台短篇映画祭
スタジオ活動等事業
発表や観賞などの一方向的な活動にとどまらず,人々の興味を喚起したり,双方向的に関連づけることによ
り,新しいニーズにみあった文化活動を創造することを目的として,ワークショップを始めとしたさまざまな
イベントを実施する。また,メディアテークで行う事業の成果を,出版物として編集,発行する。
ア. 「smt情報発信プロジェクト(レクチャー,制作,上映/放映,出版)」
イ.
その他「街のアルバム製作委員会」「フォトゼミ」「活版印刷」など
- 103 -
④
バリアフリー事業
目や耳の不自由な方への情報サービスを行う一方で,障害のあるなしにかかわらず,共に参加し楽しむこと
のできる文化事業を企画し提案する。
⑤
ア.
バリアフリーシアター推進事業(日本語字幕付き,音声解説付き映像の上映と制作ワークショップ)
イ.
耳の不自由な子どもたちへの手話による読み聞かせ会
ウ.
視覚を使わないアートワークショップ
メディアテーク活用推進事業
1階オープンスクエアを活用し,定禅寺通りのイベントなど街につながるイベントを積極的に開催するほか,
公共空間のより良いあり方についての公開討論や調査研究活動を継続的に実施する。また,市民との協同企画
や事業の共同開催,事業全般についての手話通訳や託児対応の促進を通じて,メディアテークを拠点とする市
民のさまざまな活動を,質,量ともに充実させていく。
ア.
smtオープンカフェ
オープンスクエアにカフェ席と展示・ステージ等を設置し,さまざまなトーク,パフォーマンス,プレゼ
ンテーション,上映等を行うことで,人と活動の出会いと交流の場とする。
イ.
定禅寺スクエア事業
定禅寺通りを舞台に年間を通じて展開されるさまざまなイベントや街づくりに関する公的な行事に連動し,
拠点広場機能を提供する。
ウ.
五番チューブ再開発計画
階段を内包する「5番チューブ」内外で,サウンドインスタレーションや展示など,建築の特性を生かした
企画を展開し施設の新たな楽しみ方を提示,併せて来館者の各フロアへの回遊性を高める。
エ.
goban tube café
展覧会関連イベントや,大学や文化施設と連携したアート講座「SCAN
オフスクール」等のスタジオで
のトークイベントをカフェ形式で開催,新しい文化が生まれる場所としてのカフェ空間の可能性を追求す
るプロジェクトとして実施する。
オ.
その他,各種共同企画の実施,次年度以降の企画準備・調査,情報発信,手話通訳,要約筆記,託児等
バリアフリー対応
(2)
情報サービス事業
①
映像音響ライブラリー…………個人向けの映像音響資料
ア. 保
有
数
(単位:本,枚)
メディア種別
②
ビデオ
DVD
CD
CD-ROM
タイトル数
3,471
2,349
3,443
140
貸出数
31,736
37,253
26,957
-
備
考
平成 19 年 4 月~平成 20 年 3 月分
イ.
貸出対象
市内及び仙台都市圏 13 市町村在住者及び市内通勤通学者(1人 2 点,2週間)
ウ.
郵送貸出
障害等により来館困難な方を対象とした貸出(1人 2 点,郵送期間を含め 17 日間)
エ.
予約制度
貸出中の資料に限り,1 人 2 点予約ができる。
オ.
ブース貸出
個人利用向けブース貸出(映像用 12 機,音響用 2 機,計 14 機)
視聴覚教材ライブラリー…………学校,社会教育施設・団体向けの教材資料
ア. 教材・機材
教材
16 ミリフィルム
16 ミリ映写機
機材
スライド映写機
1,496 本
録画(ビデオ)
15 台 8 ミリ映写機
5 台 スクリーン
教材提示装置(OHC) 3 台 OHP
- 104 -
2,450 本
DVD
100 枚
2 台 マルチメディアプロジェクター
12 台
3 台 ビデオ複数複製装置
12 台
3台
映写台
5 台 暗幕
15 張
再生専用ビデオデッキ
8 台 デジタルビデオカメラ
ノンリニアビデオ編集機
デジタルカメラ
イ. 貸 出 対 象
ウ.
5台
0台
20 台
学校教育及び社会教育機関・団体,またはこれに準ずる団体
教材ソフト選定委員会(学校教育部門,社会教育部門:合同で計2回)
8 名の委員構成。各委員からの意見をもとに,20 年度購入教材ソフトの選定を行う。
③
美術文化ライブラリー…………展覧会図録,美術デザイン映像関連雑誌等
④
地域映像ライブラリー…………地域の記録映像,仙台ゆかりの映像作品等
⑤
視聴覚障害者情報ライブラリー…………録音図書,字幕ビデオ,DAISY図書等
ア. 保
有
数
メディア種別
(単位:本)
録
音
図
タイトル数
(3)
書
字幕入りビデオ
925
DAISY図書
1,958
2,555
デジタルアーカイヴ事業
メディアテークを拠点に展開される活動の記録とそこから生み出された成果を蓄積し,映像やテキストの形で再利用できるよ
うにする。
①
時遊マップ地域文化情報収集(時遊マップを軸に記録映像の収集と提供)
②
市民活動記録情報発信支援(メディアテークを拠点とする市民活動の記録と成果の情報発信)
③
メディアテーク活動記録作成(メディアテーク事業の記録と成果の情報発信)
(4)
メディア活用推進事業(活動支援事業)
情報の収集,編集,制作,発信などメディアを活用する場と機会を提供するとともに,講座などを通じて,展示や上映などを
含む多様な市民の文化活動への支援環境を整備する。
①
バリアフリーな情報活用の推進
ア.
目の不自由な方の音声パソコン講座
イ.
耳の不自由な方対象の要約筆記付きパソコン講座
ウ.
日本語字幕制作講座
エ.
シニアのためのパソコン講座
オ.
セキュリティセミナー
カ.
お母さんのためのパソコン・デジカメ教室
キ.
夏休み親子パソコン教室
②
ボランティア支援事業
ア.
smtガイドツアー
イ.
点訳
ウ.
音訳
エ.
音声解説制作
オ.
日本語字幕制作
カ.
音声PC操作補助
- 105 -
(5)
①
平成19年度企画事業概況
活動支援事業
事
業
名
期
間
参加者等
ア. バリアフリーな情報活用の推進
目の不自由な方の音声パソコン講座
6月23日~24日,9月23日~9月24日,
(ステップアップ,初級)
21
11月3日~4日,11月10日~11日
耳の不自由なかたのパソコン講座
初級編
2月16日~17日
5
シニアのためのパソコン講座
デジカメ活用講座基礎編
6月26~27日
32
ワード講座
11月12~14日
32
セキュリティ対策講座
10月30~31日
220
パソコン年賀ハガキ作成講座
11月29~30日
32
エクセル講座
3月17~19日
32
5月16~18日,6月6~8日,6月13~15日
24
6月24日,8月18日,10月20日,12月15日,1月27日
45
子育てママのデジカメ・アルバム講座
イ. ボランティア支援事業
smtガイドツアー
ウ.点訳
随時
177
エ.音訳
随時
723
オ.音声解説制作
随時
315
カ.日本語字幕製作
随時
308
キ.音声PC操作補助
随時
46
- 106 -
②
生涯学習支援事業
事
業
名
期
間
参加者等
ア. 展覧会等総合事業
伊東豊雄
新しいリアル
青葉縁日2
SCAN 仙台芸術遊泳2007
写真新世紀仙台展
光の航跡Off Nibroll
2008
せんだいデザインリーグ
卒業設計日本一決定戦
4月13日~ 5月19日
6,000
7月22日~ 8月27日
3,509
12月 1日~12月24日
10,453
2月22日~ 3月 4日
3,493
3月9~15日
5,429
イ. 映像上映事業(バリアフリー事業上映をのぞく)
アンダース・エドストローム+コンボピアノ
4月28~29日
166
アピチャッポン・ウィーラセタクン監督特集
6月23~24日
168
子どもと映画
7月28日・8月4~5日
178
9月22~23日
1,037
ぴあフィルムフェスティバルin仙台
10月24~25日
341
DOTMOV sendai
11月 1~14日
258
12月23~24日
70
ショートピース!仙台短篇映画祭
Best of stash 2007 / Global Student Animation Award
1月26~27日,3月22~23日
ATG 現在と未来(1)(2)
408
ウ.ワークショップ・講座・その他
smt写真講座 フォトゼミvol.3
2月23日
45
活版印刷ワークショップ
8月 4日,12月 1日,3月14~16日
70
映像制作ワークショップビデオレポート編
9月15日~ 3月29日
12
11月10日~ 2月 1日
9
ラジオ番組制作ワークショップ
エ.バリアフリー事業
489
音声解説・日本語字幕つき上映会
「花よりもなほ」「フラガール」
5月27日,11月25日
「夕凪の街桜の国」※㈱東急レクリエーション共催
7月15日
6月11日~ 7月30日(全 7回)
日本語字幕制作講座
12
10月20日
14
盲学校出張上映(音声解説付き上映)
1月25日
30
手でみてつくる造形ワークショップ 4
2月9日
20
手ではなすおはなしの会2
オ.メディアテーク活用推進事業等
4月29日~ 5月 4日,7月29日~ 8月3日,
smtオープンカフェ
19,758
8月5~ 8日,12月20~24日,
五番チューブ再開発計画vol.0
taxi draw
共有と連携のデザイン
3月6~23日
12月 1日~ 3月31日
-
95
7月17日
130
12月18日
155
図書館・メディアテークフェスティバル
1月26日
1,000
その他,市民活動等との連携による共催事業
5月 6日, 5月19~20日, 6月 3日,7月15日, 17,640
夏の旅
踊りに行くぜ!!vol.8 in sendai
9月 7~ 9日,11月 3日,12月12日
9月15~16日
仙台におけるフランス・レンヌ年事業
12月21日
311
「映画に見るフランスの今」
100
第19回東北美術館会議
- 107 -
第 11 節 大倉ふるさとセンター
所
在
地
仙台市青葉区大倉字若林 14 番地の 2
設立年月日
TEL391-2060
FAX391-2064
平成 18 年 7 月 1 日
供 用 時 間
区
分
時
工房1,工房2
9:00~18:00
9:00~22:00
多目的室,シャワー,調理室
(ただし 11 月 1 日~3 月 31 日の期間は 9:00~18:00)
0:00~24:00
イベント広場
(ただし 11 月 1 日~3 月 31 日の期間は 9:00~18:00)
古民家
休
館
間
10:00~17:00
日
4 月 1 日~10 月 31 日の期間は毎月第3水曜日(休日に当たるときは,その直後の休日でない日)
11 月 1 日~3 月 31 日の期間は毎週水曜日(同上)
年末年始(12 月 28 日から 1 月 4 日まで)
使
用
料
区
分
金
工房1
1時間につき 200 円
工房2
1時間につき 200 円
多目的室
1時間につき 200 円
シャワー
1回につき 100 円
額
1日(9:00~18:00)につき 5,000 円
全部を使用する場合
1泊(18:00~9:00)につき 5,000 円
イベント広場
キャンプサイトを使用する場合
1区画1日(9:00~18:00)につき 500 円
1区画1泊(18:00~9:00)につき 500 円
施設の概要
敷 地 面 積
19,117.85 ㎡
構
工房・管理棟:鉄筋コンクリート造平屋建,古民家:木造平屋建
造
延 床 面 積
工房・管理棟:386.13 ㎡,古民家:216.01 ㎡
主な施設内容
工房・管理棟:工房1,工房2,多目的室,調理室,シャワー室,事務室
古民家
イベント広場:キャンプサイト 20 区画
指定管理者
特定非営利活動法人グリーンライフ東北(指定期間:平成 18 年7月~平成 23 年3月)
1 沿 革
平成 12 年度末に統合され廃校となった大倉中学校跡地の有効活用を図るため,平成 15 年1月に「大倉中学校跡地
利用基本構想」を策定し,この構想において,大倉ふるさとセンターは自然環境と地域資源を活かし,地域に賑わい
をもたらす交流の場として,さらに青少年を中心とする全市的な体験活動施設として位置づけられた。
平成 16 年から市指定有形文化財「旧石垣家住宅」の復元工事を行い,平成 17 年に完成した。
工房・管理棟は,平成 17 年から工事を行い,平成 18 年7月1日に開館した。
- 108 -
2 事業内容
施設の設置目的である,大倉地区の豊かな自然と歴史を活かした自然体験や生活体験を通じて豊かな人間性をはぐ
くむことと,人々の交流を促進することにより地域のにぎわいを創出するため,各種事業を予定している。
(1)
自然を活用した野外活動体験及び研修
里山型の自然・生活体験事業,自然環境と共生する野外活動体験事業として,以下の事業を予定している。
①
児童・生徒を対象とした自然・生活体験の事業
大倉自然塾,大倉沢歩きたんけん隊,大倉山歩きたんけん隊
②
不登校児童等を支援するための体験事業
山どあどべんちゃーin大倉,雪どあどべんちゃーin大倉
③
社会教育施設職員等を対象とした研修
生涯学習研修会,ジュニアリーダー研修
(2)
生活文化及び伝統技術の体験及び展示
古民家活用事業,ものづくり体験事業として,以下の事業を予定している。
①
古民家での年中行事の展示(端午の節句,七夕,十五夜,凧揚げ,桃の節句など)
②
大倉よもやま話
③
ものづくり体験(巣箱づくり体験と野鳥観察など)
(3)
市民の交流の促進及び地域の振興
交流促進事業として,以下の事業を予定している。
・地域のにぎわいの創出と交流のイベント「倉人祭」
- 109 -
第12節 縄文の森広場
所
在
地
仙台市太白区山田上ノ台町10番1号
TEL 307-5665
FAX 743-6771
設立年月日
平成18年7月15日
開館時間
9:00~16:45(ただし入館は16:15まで)
休
月曜日(休日を除く),休日の翌日(土曜日・日曜日・休日を除く),
館
日
第4木曜日(休日・12月を除く),年末年始(12月28日~1月4日)
入
館
料
区
分
一
個
人
団
体(30人以上)
般
200円
一人につき
160円
生
150円
一人につき
引率者は30人に1人の割合で
120円 無料とする。
小・中学生
100円
一人につき
高
校
80円
施設の概要
敷地面積
約27,350.94 ㎡
(うち,野外展示部分:約15,400㎡)
《ガイダンス施設》
構
造
鉄筋コンクリート造一部2階建
延床面積
1,237.88 ㎡
主な施設内容
展示室,体験活動室,屋根付体験空間,展望休憩室,収蔵庫,ボランティア室,
事務室,会議室等
指定管理者
1 沿
(財)仙台市市民文化事業団(指定期間:平成19年4月~平成24年3月)
革
縄文の森広場は,昭和55年に縄文時代中頃の大きなムラなどの跡が発掘された山田上ノ台遺跡の保存活用を図
る施設として,富沢遺跡保存館(地底の森ミュージアム:平成8年開館)の分館として平成18年7月15日に開館
した。縄文時代のムラと周辺の環境を復元して,自然と共生していた先人の暮らしを楽しみながら体験する場と
して整備している。
2 事業内容
(1)
①
平成20年度事業
展示活動
ア.常設展示
展
常
設
展
示
示
名
展
発掘~縄文ムラを掘る~
復元~縄文ムラをよみが
えらせる~
- 110 -
示
内
容
発掘の原理,調査の実際などを模型やVTRを使って
紹介しているほか,山田上ノ台遺跡で発掘されたも
のを,出土品などの展示によって紹介している。
山田上ノ台の縄文ムラの情景を模型で再現している
ほか,模型を覗くスコープによって縄文時代の生活
の様子を映像で紹介している。
展
常
野
設
外
展
展
示
示
示
名
展
示
内
容
生活~縄文人のくらしと
技術~
竪穴住居の内部の様子を模型で紹介して,土器や石
器などの出土品からわかった縄文人の生活を紹介し
ている。
縄文学ラウンジ
縄文学に関連した調べ学習ができるように,パソコ
ンや関連図書を整備している。
縄文ムラ・広場
竪穴住居3軒を土葺きで復元している。また,近く
には貯蔵穴や落とし穴などの遺構を模型で展示し,
周囲の広場には縄文時代の植生を復元している。
展望休憩室
復元した縄文ムラの全景を望むことができる。
イ.ミニ企画展示・・・年間テーマ:「宮城の縄文ムラ」
「海辺のムラのくらし
大木囲貝塚」
「海べと沼べのムラのくらし
②
沼津貝塚」
期間
平成20年4月18日~6月22日
期間
平成20年7月18日~9月23日
「川べのムラのくらし
山王囲遺跡」
期間
平成20年10月17日~12月21日
「湖岸のムラのくらし
梁瀬浦遺跡」
期間
平成21年1月23日~3月22日
調査研究事業
ア.常設展示・企画展示及び体験活動プログラムの指導・開発の基礎をなす調査研究活動を行う。
イ.保管資料の調査・整理を行う。
ウ.調査研究活動の成果を収録して,地底の森ミュージアムと合同で調査報告書を刊行する。
③
普及啓発事業
ア.体験教室や講演会・研修会などを実施し,市民の生涯学習活動を推進する。
イ.市民の社会参加を推進するためにボランティア事業を行う。
ウ.ホームページを更新し,館の利用案内など,さまざまな情報を提供する。
エ.市民センター等の各種講座,各種グループ・サークル活動など,市民の生涯学習活動を推進する。
④
体験学習事業
ア.縄文時代の生活や技術をテーマとした各種の体験活動や発掘調査期間中の発掘体験を行う。
イ.小・中・高等学校の教科学習や総合的な学習における利用の便を図り,授業の一環として活用される
あり方を実践のなかで検討する。また,遠足・校外学習・研修など多面的な学習の場を提供する。
⑤
刊行物
年報
縄文の森だより
(2)
①
平成19年度事業実績
②
展示活動(ミニ企画展示)・・・年間テーマ:「仙台の縄文ムラ」
「七北田川ぞいのムラ―高柳遺跡」
期間
平成19年4月10日~6月24日
「七北田川ぞいのムラ―沼遺跡」
期間
平成19年7月10日~9月24日
「広瀬川ぞいのムラ―観音堂遺跡」
期間
平成19年10月5日~12月24日
「名取川ぞいのムラ―上野遺跡」
期間
平成20年1月11日~3月23日
調査研究事業
ア.常設展示・企画展示及び体験活動プログラムの指導・開発の基礎をなす調査研究活動を行った。
イ.所蔵資料の調査・整理を行った。
ウ.調査研究活動の成果を収録して調査報告書を刊行した。
- 111 -
③
普及啓発事業
ア.体験教室や講演会・研修会
夏休み子ども考古学教室(全5回)
期日:7月23・25・26日,8月17・25日
参加者7名
夏休み縄文体験
発掘体験教室(一般対象)
期日:9月9・23日
発掘体験教室(学校対象)
計1校
室内整理体験教室
総参加者30名
期日:12月9日,2月9日
土器づくり本格コース(全4回)
総参加者28名
総参加者5名
期日:9月2日,9月16日,9月30日,10月22日
参加者7名
おもしろ縄文体験
「野草を楽しもう」
期日:4月28日
参加者 9名
「本格石器づくり」
期日:5月26日
参加者10名
「草木で染めてみよう」
期日:6月23日
参加者10名
「カラムシでコースターづくり」
期日:7月28日
参加者 4名
「貝のアクセサリーづくり」
期日:8月25日
参加者17名
「縄文ブレスレットづくり」
期日:9月22日
参加者12名
「森で遊ぼう」
期日:10月27日
参加者 8名
「管玉づくり」
期日:11月24日
参加者 2名
「貝のアクセサリーづくり」
期日:12月21日
参加者 6名
「鹿の角で遊ぼう」
期日:1月26日
参加者 3名
「石のお守りづくり」
期日:2月23日
参加者 2名
「火おこし道具をつくろう」
期日:3月22日
参加者13名
縄文生活体験
期日:4月21日,5月19日,6月16日,7月21日,8月18日,9月15日,10月20日,
11月17日,12月15日,1月19日,2月16日,3月15日
総参加者127名(45組)
縄文講座
第1回「三内丸山の縄文人」
期日:1月20日
参加者85名
第2回「ふるさとの森と縄文人」
期日:2月24日
参加者57名
第3回「縄文研究最前線」
期日:3月16日
参加者87名
縄文まつり
「縄文春まつり」
期日:5月5日
参加者1,028名
「縄文夏まつり」
期日:8月12日
参加者
671名
「縄文秋まつり」
期日:10月14日
参加者
918名
「縄文感謝祭」
期日:11月4日
参加者
649名
「縄文冬まつり」
期日:2月3日
参加者
641名
イ.ボランティア関連事業
養成講座
期日:4月29日,5月13日,6月17日,7月8日,9月9日,10月7日,11月18日,12月9日
スキルアップ講座
期日:4月22日,5月20日,6月10日,7月15日,9月23日,10月21日
ウ.情報の提供
ホームページを開設したほか,2階展望休憩室に掲示板を設置した
エ.市民センター等の各種講座,各種グループ・サークル活動など,市民の生涯学習活動を推進した。
⑥
体験学習事業
ア.縄文時代の生活や技術をテーマとした各種体験活動
随時体験
予約体験
98組2,938名
- 112 -
イ.学校教育との連携
利用学習事業実践校
職場体験
88校4,314名)
10月22~26日:4名,11月5日~6日:5名,11月13~14日:6名,1月23~25日:5名
博物館実務実習
教職員研修
⑦
20校1,476名(その他の利用校
10月30日~11月4日:1校3名
31名
刊行物
年報
縄文の森だより
研究報告
3
年度別利用状況
年度
区分
一般・大学生
(単位:人)
18年度
19年度
8,385
4,174
生
78
46
小・中学生
6,303
764
130
313
14,896
5,297
無料入館者
8,494
16,741
体験活動者
14,159
8,508
37,549
30,546
高
校
団
体
小
合
計
計
※ 平成18年7月15日開館
※ 平成19年度より10割減免対象者は,無料入館者に計上
- 113 -
ヨヘエクン
教 育 要 覧
仙
台
平成 20 年9月
編集・発行 仙台市教育委員会 総務課
〒980-8671 仙台市青葉区二日町1番1号
電話 022(214)8857・FAX 022(261)0142
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