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すぐに生かせる 日経MJガイドブック
日経手帖 すぐに生かせる 日経MJガイドブック ヒット創造メディア Nikkei Marketing Journal GUIDE BOOK 買い手の動向、売り手の戦略 〜マーケティング・ナビゲーター、日経MJ〜 ビジネスに直結! 生活・消費・サービス産業をカバーする マーケティング情報専門紙です。 日経MJ(流通新聞)は、消費動向や販 売戦略など多岐にわたる情報を網羅し たマーケティングジャーナ ルです。 百 貨店、スーパー、コンビニエンスストア、 専門店など幅広い業種の最新動向を伝 えると同時に、急拡大する電子商取引 (EC)市場の動きや新興のサービスも きめ細かく追跡・発掘します。マーケティ ング担当者をはじめ、高感度なビジネ 市場の動きをいち早く分析! スパーソンのみなさんにおすすめです。 フロント面 フロント面は日経MJの顔です。 国内外のトレンド情報や最先端企業の新事業への取り組み、地域の街づくりの試みなどをカラーで紹介します。 大型の消費動向調査なども次々に仕掛け、その結果を詳報します。実務的なマーケティング情報として役立ちます。 「サービス業総合調査」 サービス業を営む企業・団体を対象に、売 上高を人材サービス、ホテルなどサービス 分野ごとにランキング。各分野の分析記 時代を映す、日経MJの定番調査 事やアンケートとともに掲載しています。 日経MJの定番調査は、日経MJならではの正確なリサーチと細かい分析で業界の指針として注目されています。 「ヒット商品番付」 1971年 ( 昭 和46年 )の 創 刊時から毎年掲載して いる 「人気長寿企画」。社会情勢、 消費動向などを織り交ぜつ つ、ヒットの度合いを大相撲 の番付にならってランクづけ をしています。 2002年からは上期のヒット 商品番付も発表しています。 その他の主な調査 「eショップ・ 通信販売調査」 小売市場の主役となりつつある、通信 販売の最新の経営動向をまとめた調 査。前年度の売上高や、伸び率など各 種の経営指標を集計、分析しています。 2 百貨店調査 コンビニエンスストア調査 日本の専門店調査 日本の小売業調査 日本の卸売業調査 日本の飲食業調査 3 「買い手の動向」 を徹底リサーチ 私 の 活 用 術 缶酎ハイ「ほろよい」 は 日経MJが発想の原点 日経MJは「買い手の気持ち」がリアルにつかめる情報を掲載。 サントリー酒類株式会社 スピリッツ事業部 RTD・リキュール部長 ヒット商品の分析や消費に関する調査、ランキングなどの詳細なデータを通して、 山田眞二 さん あらゆる側面から消費者のニーズを追跡します。 日経MJとの付き合いは、マーケティングを 担当していた23年ほど前からです。読み方は、 まず全部の見出しのみを素早く見て面白いテー mer the consu trend of マや今後考えるべきテーマを探し、気になる部 分を切り抜きます。普通に読むだけでは深く 読み切れていない気がするのですが、一つひ 次のヒットの可能性を探る! とつ切り離した記事を読むことで意識を集中す 『ヒット分析』 面 ることができます。さらにこの切り抜いた記 事で自分だけのデータストックを作ることもで (月曜日) きるんです。その内容は、現在元気な外食産業、 話題の新製品について、有力小売業 ストレス関連、低価格化についてなどさまざま の仕入れ担当者たちがどう評価し、 で、記事の大小は関係ありません。このような 品ぞろえに生かそうとしているのか 読み方をするようになって4、5年になります。 を探るバ イ ヤー調査を毎週掲載。 2009年3月に提案した缶酎ハイ 「ほろよい」 消費者の生の反応も拾っています。 は、08年10月に掲載された日経MJの若者 「商品オーディション」は、毎回話題 意識調査が発想の原点でした。記事中の「草食 の商品を取り上げ、利用している消 系」 「和風淡々民」というキーワードが商品開発 費者の評価を生の声で掲載します。 のベースになっています。商品をプレゼンテー ションする際に作った資料の1ページ目はその 記事でした。今の20代は消費動向や味のトレ N i k k e i M a r k e t i n g ンドが30 ~ 40代とは本質的に異なること、 J o u r n a l 酒類業界では難しいとされていた低アルコー 消費行動を読み解く! 『消費分析』 面 (水曜日) ルの市場が20代にはある、という事実を記事 によって知った衝撃は大きかったです。おかげ で3%の低アルコールで果実の甘みを生かし たヒット商品が誕生したわけですから。 各種消費関連データをもとに、 日経MJはテーマをまとめてしっかり特集さ エコノミストや編集委員が消 れているので、商品開発する上でのアイデア 費の変化を読み解きます。ま のもとが詰まっていますね。 た消費の 実像に迫るコラム 消費者の評価がわかる! 『ランキング』 面 (金曜日) 「1000人の家計簿」も掲載。 ネットを駆使して話題の商品 やサービスについて1000 人へ のアンケートを実施し、 消費者の志向を分析します。 書籍から映画、ゲームソフト、テレビ番組の視聴率まで、エ ンターテインメント分野の売れ筋情報をお届けします。人 気が急上昇している商品・作品について、その背景などを探 るコラム「今週のホットイシュー」、話題作品について、消費 者の生の評価を聞く 「好き!残念…」など実用情報満載です。 4 現在は酎ハイ、カクテル、リキュールなどの酒類の開発 を担当。 「ほろよい」 とは逆に、経済的に楽しめるよう考 案された8%の高アルコール酎ハイ「ストロングゼロ」な ど多くのヒッ ト商品を手がける。 5 一歩先行く「マーケティング戦略」 を 紹介 私 の 活 用 術 日経MJを使って社内資料を作り 組織で活用 「売り手の考え」を読み解ける情報が満載なのも日経MJの魅力の一つ。 株式会社ファミリーマート 執行役員 商品本部長補佐 (兼) ライフ・コンテンツ統括 (兼) 商品企画・業務部長 3面では、注目企業トップの販売促進策や価格政策、売り場の工夫など、 幅広い「マーケティング戦略」を具体的に紹介しています。 市川透 さん 商品開発を促進するのが主な業務ですので、売り strategy 手の発想のヒントがある日経MJは非常に参考になり ller of the se ます。 「売り手の考え」 「買い手の気持ち」を読み分け ると、売り手がどう動けば、買い手の気持ちがどう動 くのかを、明確に知ることができます。また金曜日の 「新製品週間ランキング」からは消費者の物を選定す 注目企業の社長が語る! る基準や、過去と現在の差異が見えてきます。 『トップの戦略』 面 もちろん知識の蓄積だけではビジネスになりま (月曜日) せんので、記事を読み解いてファミリーマートに置 き換えて考えるようにしています。そうすると、物 消費関連企業のマーケティング戦略 づくりやサービスをどう提供するかというヒントが をトップのインタビューを通して浮き 見えてくるんです。例えば地域戦略の情報ですと、 彫りにします。 地域格差ではなくニーズの違いを捉えることによっ て、潜在的なビジネスチャンスがあることに気付か 売り手の戦略を検証! M a r k e t i n g J o u r n a l 日経MJの購読は十数年になりますが、今は個人 『マーケティング』 面 というより組織的に活用しています。私がいる部署 売り上げを伸ばすためには、顧客の細か て、商品本部としての方向性を一本化しなければな (水曜日) N i k k e i されます。 は商品開発を統括する部門ですので、お弁当や菓子 類をはじめとする各々の開発担当者と情報を共有し いニーズや心理状態を的確につかむこと りません。そのため、年2回、日経MJを中心に使っ が欠かせません。販売促進策、顧客管理、 て商品開発に必要な情報をまとめた「マーケット 商品パッケージ・売り場の工夫など、消費 ニュース」という社内資料を制作しているんです。 者を引きつける効果的なマーケティング 当社が打ち出している“ブランディング戦略”におい 戦略をプロの視点で分析します。 て一番重要なのは、我々が提供する商品やサービス の一貫性と継続性ですので、情報の共有は非常に重 要なんですね。担当者が発想のヒントを得て、商品 企画の年度方針を固めるためのツールとして、日経 MJの情報は欠かせません。 明日のヒットのお手本になる! 『ヒットを狙え』 面 (金曜日) 競合の激しい商品分野でトップシェ アを持つ企業の市場戦略を探り、 「勝利の方程式」にまとめます。売 り場のプロによく読まれています。 6 ブランディング戦略でファミリーマート独自の商品開発に 力を入れ、他チェーンとの差別化を図る。今後は時代背 景をふまえて情緒に訴える商品の開発や、低価格の路 線は堅持しつつ付加価値のある商品を訴求したいという。 7 トレンドを深掘りし、マーケットを読 み解く! 私 の 活 用 術 消費動向を探り 商品の見せ方に反映 日々移り変わる市場トレンド。その核心に迫る情報も充実しています。 株式会社ユナイテッドアローズ GLR本部 販売統括部 販売戦略課 SP・VP 生活に身近なヒット商品にまつわる情報をはじめ、消費者に届くまでの各業界の動きにまで鋭く 多原亜矢子 さん 切り込みます。ブームの萌芽も見落としません。 販売促進を主業務とする今の仕事に就いて から、日経MJを読み始めました。最初、情報 収集にはインターネットの方が便利かと思って t trend the lates いたのですが、情報が多すぎて全部見るのは 時間的に不可能でした。今は、まず情報が集約 されている日経MJを読み、興味を持ったキー ワードをメモしてネットで調べるようにしてい ます。特に販促ではお客様の視点が重要です ので、各業種の大小さまざまな情報を幅広く見 ヒットの秘策を徹底分析 られることが今の仕事に役立っています。また 『トレンド』 面 インターネットとは違い、地下鉄の中でも読め るので、通勤時間を有効に活用できるのが気 月、水、金曜日の最終面でいま話題のヒット に入っています。 商品を徹底分析。売れる理由やマーケティン 『ファッション&リビング』面は、今好まれる動 グの秘密を明かします。海外の人気商品や 向や販売員にしかわからない情報を入手でき 新製品を検証するコーナーも見逃せません。 参考になりますが、一番よく見るのは消費者の アンケートが載っている記事ですね。新聞の 家電業界とeコマースの最新動向 『家電&eビジネス』 面 N i k k e i M a r k e t i n g 家電メーカーや量販店の新たな動きを詳報。 J o u r n a l またBtoB、BtoCの電子商取引の最新情報 を紹介します。 折り込み広告を作る際、いつもどういう切り口 で特集を組めば良いのか、悩むことが多いん です。そんな時、日経MJの消費者アンケート で分析されている消費動向やライフスタイル の傾向などが、広告の企画の切り口や見せ方 の参考になっています。例えば、レザージャケッ トにしては安いけれどそれだけでは弱い。そ こで日経MJの分析に基づいて、こんなに着回 しができるというコーディネート例を広告に入 れたりしました。そうすると反響がいつもより 大きかったんです。 これからも日経MJを私の教科書として使わ せていただきます。 生活を豊かにする最新ビジネス 『ファッション& リビング』 面 アパレル、 宝飾、 エステ、 生活雑貨など、 ファッションや生活にかかわる企業の 動きを、メーカー、卸、小売り、サービ スの枠を超え総合的に分析します。 8 「united arrows green label relaxing」の販売促進 を担当。広告作成や顧客向けキャンペーン、定例セール の企画などを行っている。年6回作成する折り込み広告は、 その時期イチオシのアイテムを中心に紹介。ファッショ ン誌風のデザインで読者の関心度も高い。 9 現場最前線からビジネスのヒントを 見つけ出す 人気のショッピングセンターや有名観光地など、集客に知恵を絞る現場の生の情報をお届けします。 私 の 活 用 術 新プログラムの打ち出しにも 日経MJの情報生かす 株式会社ルネサンス 執行役員 ソフト開発部長 またマーケティングの専門家によるコラムやPOSデータ分析なども好評。 望月美佐緒 さん 明日のビジネスに直結する情報が満載です。 部署内で「火曜日のアイデア」という会議を 始めたことが、日経MJを読み始めたきっかけ business でした。この会議はそれぞれ週末に体験した hints ことや情報収集したことを持ち寄って、新規事 業や新しいプログラムのアイデアを出し合う というもの。そこで出た意見は全クラブ(約 『みせどころ』 面(月曜日) 100) で展開されるプログラムにもつながる ほど重要。そんな会議で私が提案するアイデ 専門記者が話題の大型店・飲食店・施設などを アのほとんどは日経MJが情報源なんです。 紹介。アウトレット、ショッピングセンター、個店 中でも必ず読んでいるのは、金曜日の「新製 品週間ランキング」です。最近も「体温を上げ など小売業・飲食業の現場情報をお届けします。 ると 健 康 に な る」と いった 内 容 の 記 事 が、 「マーケティング 八塩圭子ゼミ」 「新製品週間ランキング」 (金曜日) 首都圏、近畿圏に登場してから13週間以内の商品を対象に、全 国49チェーン250店舗をリサーチ。POSデータを集計し、1週 フリーアナウンサーで学習院大学経済学部の特 間の売れ行きをランキングで速報します。 別客員教授の八塩圭子さんが、マーケティング や消費行動にまつわるあれこれを発信します。 2009年12月に札幌で始めた新業態で行う プロモーションのヒントになりそうだと思い、 切り抜きました。岩盤浴で行うプログラムを導 入する新業態なので、記事を参考にし、岩盤浴 で体を温めることの利点を軸としたプロモー ションができたらと思いました。いいプログラ ムを作ってもお客様に知っていただかなけれ ば意味がないので、日頃から「この情報もうま N i k k e i M a r k e t i n g く利用できないかな?」という感覚で読んでい J o u r n a l ますね。 また、他業種とのコラボ商品も色々と企画、 開発しています。そのため、日経MJで興味を 引くカテゴリーは食、睡眠、美容、ゲームなど 多岐にわたります。日経MJでさまざまな業種 『観光・街づくり』 面 のニュースを見ていると、新規事業や新しいプ ログラムが生まれることも多いんです。 (月曜日) 全国の観光地の誘客策や観光戦 略、観光庁情報を紹介します。あ なたの街を活性化するヒントやア イデアが満載です。 「観交人」 10 「販促お悩み相談所」 (金曜日) 地域振興に向けて「観光」や「交 販促に関する読者の悩みを日経MJの人気コラムニ 流」をキーワードに活動する地域 スト、竹内謙礼氏が一刀両断に解決。問い答えの形 のリーダーを紹介します。 式でわかりやすくお伝えします。 スポーツクラブで行うプログラムの開発を担当する一方で、 現在もアクアビクスのインストラクターとして現場に立つ。 同社ではウォークアンドランなどといったアウトドアスポー ツの会員募集も行っている。 11 日経MJ(流通新聞)の基本面建て 月曜日 水 曜日 金 曜日 フロント フロント フロント ヒット分析 消費分析 ランキング トップの戦略 マーケティング ヒットを狙え 観光・街づくり 総合 総合 みせどころ 総合小売り 総合小売り ファッション&リビング ファッション&リビング ファッション&リビング 総合 家電&eビジネス 家電&eビジネス サービス&エンターテインメント サービス&エンターテインメント POS分析 総合小売り 新製品1 サービス&エンターテインメント 家電&eビジネス 新製品2 海外情報 新製品1 デザイン 新製品1 新製品2 フードビジネス 新製品2 フードビジネス1 トレンド マーケティングスキル フードビジネス2 フードビジネス トレンド トレンド 発 行 日本経済新聞社東京本社第1販売局 発行日 2009年12月 N i k k e i 協 力 日本経済新聞社東京本社編集局 ●日経MJ(流通新聞) 週3回発行 (月・水・金曜日) ●月ぎめ購読料2,039円 (うち消費税97円)1部170円 ※本誌の内容、登場する方の社名や肩書、紙面構成および購読料は 2009年11月現在のものです。 日本経済新聞社 社o 東京都千代田区大手町1-3-7 M a r k e t i東n京g 本 J u r n a l 大 阪 本 社 大阪市中央区大手前1-1-1 名古屋支社 名古屋市中区栄4-16-33 TEL.( 03)3270-0251 TEL.( 06)6943-7111 TEL.( 052)243-3351 西 部 支 社 福岡市博多区博多駅東2-16-1 TEL.( 092)473-3366 札 幌 支 社 札幌市中央区北一条西6-1-2 TEL.( 011)281-7210 ©日本経済新聞社 ©日本経済新聞社 2 02009年 09