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社員が働きやすい職場環境

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社員が働きやすい職場環境
社会性報告
社会性報告
社員が働きやすい職場環境
グローバルな事業展開への対応
中長期経営ビジョン
「KOBELCO VISION“G”」
においては、成長する新興国を中心とした需要の取り込みなどグローバル
な事業展開を追求しています。その中で人材の計画的な育成に取り組んでいます。
1.海外勤務経験者の大幅な拡大
2011年度より海外実務研修生の派遣を開始しました。
■ 人材育成
方針
若手・中堅社員を海外拠点に積極的かつ計画的に派遣し、
KOBE STEEL USA INC. 羽柴 慎太郎
現地での実務を経験させることで、グローバルな事業展開
人事・総務業務、および米国全拠点の駐在員約50名に対す
る総務面でのサポートを担当しています。英語力次第で仕事
や生活の幅が左右されてしまう
ので、さらに語学力を磨いて自
分の幅を広げていきたいと感
じています。現在の経験をもと
に、KOBELCOの 高 付 加 価 値
製品を経済成長の著しい国々
ニューヨークに派遣中の実務研
に広めていきたいと思います。
修生(左端が羽柴)
に対応できる人材の計画的な育成につなげていきます。
神戸製鋼は、社員が仕事への誇りと働き甲斐を持つこと
を人材育成の目標としています。そのためには、社員一人
また、社員一人ひとりが多種多様な価値観を共有し、誇
今後、継続的に年間20名を派遣できる体制を確立して
りと意欲を持って日々の仕事をやり遂げることを目指して、
いきます。
「神戸製鋼のあるべき人材像」を以下のとおり定め、人材
ひとりが、具体的目標を持ち、日々成長していくことが重
要です。社員自らのたゆみなき研鑚による成長を会社は
育成の取り組みを進めています。
国際適応力と語学力を備えた
2.
優秀な人材の採用と育成
全面的に支援します。
日本在住の留学生や、高い語学力を備えた海外志向の
強い人材の採用を行っています。留学生を積極的に受け
入れている大学や、米国・中国などの海外大学と連携し、
積極的に採用・育成していきます。
誠実
事実を真摯に受け止め、
誠意を持って行動する人材
語学力の向上
3.
社員全体の語学レベル向上のため、全社で1,000名が
外国人講師から英語を学べる環境を社内に整えました。さ
らに中国語など英語以外の語学研修も提供するなど研修
体系を充実させています。
協働
変革
自分の考えを発信し、
相手の意見を受信し、
切磋琢磨しながら取り組む人材
人材
現状に満足せず、
常に挑戦し
変革を目指す人材
語学力を磨いて、仕事や生活の幅を広げています。
ナショナルスタッフへのサポート体制強化
4.
海外拠点の中核となるナショナルスタッフの育成支援に
向けた取り組みを行っています。2011年8月にはナショナ
社員が働きやすい職場環境
社員が働きやすい職場環境
神戸製鋼は、社員の人格・個性を尊重し、活力溢れた魅力ある職場環境を実現していくために、
各種人事諸制度や人材育成施策を展開しています。
また、
「社員一人ひとりを活かし、グループの和を尊ぶ」という神戸製鋼グループの企業理念を実現するた
めに、グループ各社とさまざまな形で連携を強めていきます。
語学力と技術知識で、
神戸製鋼と中国企業をつなぎたい。
アルミ・銅事業部門 銅板営業部 呉
静
インフラづくりに貢献する企業とし
て、中国にいた頃からKOBELCO
に注目していました。現在はお客
様への製品の提案を担当していま
す。仕事をまかせてもらえるので、
やりがいを感じますね。将来は、語
学力と技術知識を活かして、中国
での神戸製鋼製品の需要をさらに
開拓していきたいと思います。
KOBELCO GLOBAL SESSION 2011
ルスタッフ8名を日本に招致し、
「KOBELCO GLOBAL
SESSION 2011」を開催しました。日本の製造現場の視
察や安全研修を通じたKOBELCOの体感、日本の役員・
従業員との交流を通じたKOBELCOの一員であることの
神戸製鋼グループのあるべき人材像
『私たちは、グローバルに展開するKOBELCOの信頼に貢献する
人材でありたいと日々努力します。』
キャリア形成
実感、中長期経営ビジョンへの理解を深めることでその達
成に向けた海外拠点でのさらなる活躍などを開催の目的
としています。
今後も継続的に開催していきます。
能力開発支援
社員のキャリア形成のため、自己申告制度を通じて、上
実務経験を重ねる中でのOJT教育を中心としながら、こ
司と部下の間で業務目標と将来のキャリアプランについて
れを補完するため、ビジネスや技術・技能の特性に応じた
話し合う場を設けています。これをもとに、本人の希望と
専門能力の向上を狙いとしたオフライン研修を実施して
■ 女性の活躍推進への取り組み
事業上の必要性を勘案しつつ、育成的見地からのジョブ・
います。最近では、若手・中堅層の基礎力・課題形成力の
近年、女性従業員の採用数が大幅に増加する中、神戸
ることによって、キャリア形成や能力開発について心理的
ローテーションを実施しています。また、自律的なキャリア
向上を目的とした階層別教育の強化に取り組んでいます。
製鋼は女性が自らの能力を十分に発揮できる環境づくり
な側面も含め支援するものです。
「自分の目指す方向性が
形成を促進するために人材公募制度を実施しています。
また、計画的な人材育成と最適配置を行うため、若手の異
を推進しています。その一環として、総合職の女性社員を
はっきりした」と利用者に好評です。また総合職の女性社
分野経験の促進や専門能力向上に向けた取り組みを進め
対象にメンター制を導入しました。
員と交流を持つ管理職が増えることで、女性総合職を積極
メンター制は、職場の上司以外の経験豊富な部長・次長
的に育成する雰囲気が醸成されてきています。
ています。
職がメンター(助言者)となり、知識・経験を共有し交流す
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神戸製鋼グループ 環境・社会報告書2012
神戸製鋼グループ 環境・社会報告書2012
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