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看 護 部 ニュースレター vol.28 新たに認定看護師誕生!
国立精神・神経医療研究センター病院 看 護 部 ニュースレター vol.28 発行日 2012.8.2 平成24年度 第2号 新たに認定看護師誕生! 発行責任者 編集責任者 看護部長 永田 郁子 副看護部長 大草 由美子 国立精神・神経医療研究センター 東京都小平市小川東町4-1-1 電話 042(341)2711 認定看護管理者 副看護部長 大草由美子 慢性呼吸器疾患看護認定看護師 摂食・嚥下障害看護認定看護師 2南病棟 副看護師長 大泉 里香 6病棟 副看護師長 藤井 愛 2012年7月に認定看護管理者資格 慢性呼吸器疾患看護認定看護師の この度、摂食・嚥下障害看護認定看 を取得しました。私が認定看護管理 大泉里香です。私の役割を紹介させ 護師となりました藤井と申します。食事 者を目指した理由は、当院の看護職 ていただきます。換気障害をきたした というのは人にとって大きな楽しみの 員がキャリアアップするためには自 肺の残存機能を維持向上させ、呼吸 ひとつですが、病気のために難しくな らが学び成長し、看護実践を通して 困難症状を緩和し、生活者の視点に ることがあります。食事に関する困った 看護管理の醍醐味を伝えることが私 たった日常生活動作の拡大を目指し こと、不安なこと、疑問などどんな些細 の役割と認識したからです。今後は た呼吸リハビリテーション、患者さんの なことでも構いません。一緒に考えて 認定看護管理者の役割である「経営 セルフケア能力を高めるための支援を いけるように頑張りますので、どうぞよ 的な視点を持って、創造的に組織を 行います。どうぞ宜しくお願いします。 ろしくお願い致します。 発展させること」を目的に、成果の 活動日:毎週木曜日 活動日:毎週火曜日 見える活動を行い、組織と看護の発 連絡先:PHS 8016 連絡先:PHS 8015 展に貢献したいと考えています。 看護部長のあかさたな 認定看護師認定審査の合格発表があり、新たに2名の認定看護師が誕生しました。摂食・嚥下障害看護認定看護師の藤井副看護師長 と慢性呼吸器疾患看護認定看護師の大泉副看護師長です。これで当院の認定看護師は、感染管理1名、摂食・嚥下障害看護2名、皮膚・ 排泄ケア1名、慢性呼吸器疾患看護1名になり、専門領域の看護師が更に充実しました。認定看護師とは日本看護協会認定審査に合格 し、ある特定の看護分野において熟練した看護技術と知識を用いて水準の高い看護実践ができる看護師です。当院ではこのような資格 を取得するための研修受講について支援しています。看護の専門性を深めたい方に是非チャレンジして欲しいと思います。 また、認定看護管理者審査に大草副看護部長が合格しました。当院では小宅前看護部長も含めて3人目の認定です。認定看護管理者 とは日本看護協会認定審査に合格し、管理者として優れた資質を持ち、創造的に組織を発展させることができる能力を有すると認めら れた看護師の事です。このように優れた知識・技術を持った認定看護師や認定看護管理者が活躍することで看護のレベルアップに繋が ると考えます。 今年も暑い夏がやってきました。オリンピックもはじまり、寝不足の人も多いのではないでしょうか。健康には、よい睡眠は欠かせ ませんが、東日本大震災後の電力不足によりエアコンを使わず、熱帯夜をどう乗り切るかと考え、昨年より敷くタイプのクールパット を使っています。おかげで寝室ではエアコンを使わずに過ごせています。 連日の猛暑の中、体調を崩している人はいませんか。良い睡眠と食事そして十分な水分補給でこの夏を元気に乗り切っていきましょ う。 (看護部長 永田 郁子) 看護教育アルバム 今年度に入り、教育委員会企画の研修が着々と実施されています。各研修生の皆さんはそれぞれの研修の 成果を現場で生かし、今後ますます活躍が期待できそうです。4月~7月の研修の様子を一部ご紹介します。 (教育担当看護師長 經澤 葉枝子) 新人看護師研修「看護技術を身につけよう」 今年度の新採用者32名の新人看護師が、緊張しながらも一生懸命 研修を受けていました。 吸引・栄養管理・筋肉注射・採血・KYTなど「看護の基本的な知識・ 技術・態度を身につけ、安全な看護を提供する」という目的で2日間に わたって研修を行いました。 この研修では9名の副看護師長が指導者となり、基本に沿って丁寧に 指導して頂きました。とても解り易かったと好評でした。 4段階1研修 「コーチング技術を身につけ指導実践能力を養う」 4段階2研修 「自己・他者のリソースを活用し、病棟内の問題解決にチームで取り組もう」 19名の研修生はグループワークを 通して「集団で問題を解決していく 過程を通して自己の行動を振り返る」 ことを学びました。 自己理解を通してリソースを発見する こと、そして問題解決に生かせるよう、 現在も頑張って取り組んでいます。 28名の研修生は「コーチングについ て」講義を受けました。 そして各グループごとに <新人看護師とプリセプター> <プリセプターと先輩看護師>など の設定で、コーチング技術を生かした ロールプレイを行いました。 看護助手研修 「環境整備の時の危険な場所を見つけてみよう 療養介助員研修 「役立つ生活援助技術を学ぼう」 実際の病室を設定し、どこに危険が潜 んでいるかディスカッションしました。 皆さん、とても活発な意見交換をして いました。 病棟の特徴によって、違った視点で気 付くことがたくさんあり、新たな学びが あったようです。 「食事介助に必要な知識と技術」について 講義と演習を行いました。 演習では、実際にトロミの付け方を学び、 お互いに食事介助をしました。 トロミの割合や食べる姿勢によって、飲み込 みやすさが違うこと、窒息を予防する重要性 を実感していました。 静脈注射研修 今年度1回目の静脈注射研修は25名の研修生が参加しました。 1日目の講義のあと、2日目にはペーパーテストと実技演習を 行いました。 現在当院には静脈注射の認定証をもっている看護師は61名になり ました。今後も安全に実施できるよう研修を充実させていきたいと 思います。今年度の2回目の研修は12月に実施予定です。 教育研修(ラボ)室のお知らせ~ 今年度より、教育研修(ラボ)室を整備しました。 講義は勿論、病室を想定した研修もできます。 筋肉注射ができる人形・ 栄養カテーテルの挿入や注入ができる人形・ 吸引や挿管ができる人形・BLSの人形など、 教材も豊富です。 院内の研修にどんどん活用して下さい。