...

(赤井川村立赤井川中学校)(PDF/341KB)

by user

on
Category: Documents
1

views

Report

Comments

Transcript

(赤井川村立赤井川中学校)(PDF/341KB)
平成 25 年度 教師海外研修(派遣国:フィリピン共和国) 指導案(兼実践報告書)
1.単元名(活動名):フィリピンを知ろう
2.対
象:赤井川村立赤井川中学校
~世界への窓口~
3.学習領域
1年生
授業者:小島
1
陽子
4.教科との関連性:
道徳 4―(9)(10)
5.実施時期:
2014年
3月
2
3
4
A多文化社会
文化理解 文化交流 多文化共生
Bグローバル社会
相互依存
C地球的課題
人
D未来への選択
歴史認識 市民意識 社会参加
情報化
権 環
境 平
和
開
発
6.時数:3時間
7.単元の目標(評価の観点を意識して設定):
・【関心・意欲】フィリピンおよびフィリピンの同世代の子ども達につ
いて関心を持つ。
8.キーワード:
・つながり
・共通点・相違点
・【技能】自分の考えをまとめたり述べたりすることができる。
・【知識・理解】フィリピンと日本のつながりを理解する。
9.単元について(教材観、単元設定の理由、開発教育/国際理解教育の視点等):
今回の研修では、イロイロ市の小学校、高校(日本では中学校に匹敵)と学童施設、メトロマニラの聾学
校と高校と計5ヶ所を訪問し、インタビューや見学交流の対象が生徒児童や先生方、保護者など幅広いもの
となり、日本と異なるフィリピン社会の多様性に触れられたと同時に、日本との共通点に気づく機会を得た。
その結果、多角的にフィリピンを知るための情報を収集し教材化することに努めた。
そこで、1時間目は、フィリピンの概要(歴史、地理、文化など)を知るとともに日本との『つながり』
に重点を置いた授業を行なう。生徒たちが、フィリピンの持つ多様性に気づき、それに加えて、フィリピン
と日本とが強く繫がっていることを実感できるように現地に根付く「日本」をできる限り紹介したい。
2時間目と3時間目は、
「フィリピンは~。」という視点から離れ、考え方や願いには『共通点』があるこ
とにも目を向ける授業となるようにしたい。フィリピンで出会った子ども達を紹介し、日本の子どもたちの
思いと交えながら、自分自身のことも振り返らせる活動を通して、「同年代」の抱く『思い』は、国や性別
に関わり無く、人それぞれで多様であることに気づかせたい。
「同じ日本人でも考えが違うこともある」、
「国
が違っても同じようなことを考えている」などの気づきから、国に縛られることなく、人々の『思い』に耳
を傾けることの大切さも実感させたい。
対象学年を中学一年生とし、今後さらに「国際理解」についての学習を行っていく際の、興味関心、そし
て課題意識を喚起できるようにしたい。今後他国を学ぶ機会において、この学習を活かしていける生徒を育
みたい。
教師海外研修(北海道地域)【フィリピン】
10.展開計画(3時間扱い)
展開順
1時間目
発問・働きかけ
主な学習活動と学習者(児童生徒)の意識
◇フィリピンを知ろう(1 時間授業)
1、グループ分け (3,3,3,4 人、4グループ)
2、合わせてできた写真は何か答える。
・フィリピンの国旗、地図、台風 Yolanda、ヤシの木
3、
「この写真は、全てある国に関わるものです。
」
・フィリピン
Q「今日は『フィリピン』についての学習です。
『フィリピン』についてどのようなイメージをもっ
ていますか?」
・バナナ・マンゴー・台風・じめじめ・暑い・
ゲイが多い・島国・きれいな海・南の島・
ナタデココ
留意点など
・ワークシート1を配付。
○グループ分けでの留意点
・合わせると一枚の写真になるように切
ったものを生徒に配付。(後掲資料1
-1)
・写真はフィリピンをイメージしやすい
もの。
○発問に対して
・授業の始めに、フィリピンについて思
いつくものを
挙げさせる。
4、配られたケチャップを味見する。
「A、B2種類のケチャップのうち、どちらかがフィリ
ピンで買ってきたものです。どちらでしょうか。
」
「そのケチャップは、フィリピンでよく生産されている
あるものを原材料にして作られています。それは何で
すか。書いてください。
」
・B は普段食べている味だから、A がフィリピン。
・A は、なにか甘ったるい感じがする
・A は色が鮮やか。
・バナナでできているのに赤い!
○「味見」での留意点
・グループごとに、人数分に分けたAバ
ナナケチャップとBトマトケチャッ
プを用意。個別に当たるように配慮す
る。
○発表の際の留意点
・グループで発表させるときは、簡単な
理由も言い添えるように促す。
・1 問目正解は5点、2 問目 10 点とし、
そのあとのグループ対抗へと繋ぐ。
・正解を告げたあと、「Jollibe
e」のHPを開き、フィリピンにバナ
ナケチャップが浸透している事例の
一つとして紹介する。
5、フィリピンに関わるクイズをグループ対抗で行なう。
「これから、フィリピン○×クイズをします。グループ
で相談して、ホワイトボードに答えを書いてくださ
い。
」
問1.フィリピンの位置はココ(世界地図上の、フィリ
ピンではない位置を指差す)である。
問2.フィリピンではバナナの他に、りんごやさくらん
ぼなどの果物も作られている。
問3.フィリピンの主食はお米である。
問4.フィリピンの人口は日本よりも多い。
問5.フィリピンには世界遺産はない。
問6.フィリピンでは公用語として英語を用いている。
「フィリピンについて大まかに説明します。」
○「○×クイズ+α」の留意点
・各問正解すると3点とする。
・制限時間は15秒程度とし、リズムよ
く行なう。
≪クイズの答え≫
問1.× 問2.× 問3.○ 問4.×
問5.× 問6.○ 問7.× 問8.○
問9.○ 問 10.1と3
・問1~6まで行なったら、地理・食文
化・言語などの解説をする。
(写真の提示と補説:後掲資料1-2)
問7.フィリピンでは、全人口の 50%近くが仏教徒で
・問7~9まで行なったら、歴史に関わ
ある。
る解説をする。
問8.フィリピンにはプロバスケットボール・リーグが
(写真の提示と補説:後掲資料1-3)
ある。
教師海外研修(北海道地域)【フィリピン】
問9.第二次世界大戦では、日本軍はフィリピンで戦闘
を行なっている。
「フィリピンの歴史について説明します。
」
・問10は数字当てとし、一つにつき5
問10.2012年のデータによると、フィリピンの貿
点、両方正解ならボーナス点を状況に
易国として、日本は輸出相手国 第( )位、輸入相
応じ加点する。
手国として第( )位である。
( http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/
「フィリピンで見つけた日本を紹介します。
」
philippines/data.html 外務省)
・「日本との関わり」として、フィリピ
ンで見た『日本』として店舗やものな
どの写真を提示する。
(写真の提示と補説:後掲資料1-4)
6.新しく知ったこと、印象に残ったことをワークシート ○授業のまとめでの留意点
に記入する。
・自分が印象に残ったことを言語化する
ことにより、思いを明確化する。
7.感想を発表する。
・他者の思いに触れることで、視野を広
げる。
2時間目
(
2異文化を持つ同世代について知ろう(2 時間授業)
1、ワークシートの質問に対する回答を書き込む。
「前回の授業で覚えていることは何ですか。」
・バナナケチャップ(5)
・バナナがおいしい。
・ケチャップにバナナやマンゴーを使っている。
・これからの成長が期待される国。
・主食が米。
・大砲。
・海がきれい。
・ワークシート2を配付。
○グループ分けでの留意点
2、グループ分け(3,3,3,4 人の4グループ)
・前回同様、合わせると一枚の写真にな
3、各グループ、合わせてできた写真を発表する。
るように切ったものを生徒に配付。
4、撮影場所をフィリピンの地図上で確認する。
・写真は前時使用したもので、本時のリ
「この写真は私がフィリピンに行って来た時に撮った
ソース・パーソンに関わる地区とす
ものです。マニラです。イロイロ市近郊です。」
る。
5、フィリピンの子どもたちについて知る。
Q1「今日は、この冬、私が出会った『フィリピンの子
どもたち』についての学習です。
私の出会った『フィリピンの子どもたち』は、どのよ
うな思いを持って、どのような生活をしているのでし
ょうか。今から配るカードを読んで、フィリピンの子
どもたちのカードとそうでなものを分類してくださ
い。
〈カードゲームの手順〉
①各グループにAセットまたはBセットのいずれかの
カードを配布する。
②カードの内容を読んで、フィリピン人または日本人に
分類する。その際、分類の根拠も挙げるようにする。
③グループごとに、分類結果とその根拠を発表する。
④正解を確認する。
カードの枚数が3枚ずつであることは、
告げない。
◇カードの内容◇
(1)
.カードのリソース・パーソン
Aセット ジャングレー君
(バロタック・ビエホ)
ともみさん(赤井川)
Bセット ラブリーさん(マニラ)
和也くん(埼玉)
(後掲資料2-1)
(2)カードの内容
(後掲資料2-2)
教師海外研修(北海道地域)【フィリピン】
・カードの叙述の中に、決め手となるキ
・生徒の反応
ーワードがあるので、それを根拠と気
→Aセットを配付されたグループ
づけるように助言する。
[2グループとも正解]
・キーワードが、フィリピンの何と結び
・カード『ジャングレー①』は迷ったが、「朝5
ついているのかを推測させたり、前時
時」という部分でフィリピンにした。
の学習を想起させたりして説明でき
・
『ともみ』のカードはフィリピンでも日本でも
どちらもありうると思った。
『ジャングレー②』 るように助言する。
は「船員」
、
『ジャングレー③』は「教会」とい
う単語が日本ではあまりないと思ったから。
→Bセットを配付されたグループ
[1グループ不正解]
・フィリピンには「弁護士」はいないと思ってお
り、
『ラブリー①』を日本、
『和也③』をフィリ
ピンにした。
・
『ラブリー①』は「誇りに思ってほしい」
、『ラ
ブリー②』は「ごはんが食べられない貧しい
子」
、
『ラブリー③』は「当番で国旗掲揚」とい
う単語から日本ではないと判断した。
ジャングレーくんの住んでいる地域(バ
6、スライドショーで正解を伝え、カードの内容の補説も ロタック・ビエホ)の写真
添える。
学校、お店、マーケットなど
ラブリーさんの住んでいる地域(マニ
ラ)の写真
学校、街並み
(後掲資料2-3)
3時間目
7、自分自身とフィリピンの子どもたちとを比較する。
Q2「正解シートを読み、フィリピンの二人のうち一人
を選んで、みなさん自身と比べてみよう。どんな点
が似ていて、どんな点が違うと感じますか。ワーク
シートに書いてください。
」
・生徒の反応
「ジャングレーと比べて」
・起きる時間、勉強の好き嫌い、就きたい仕事、教会
で祈ることは僕と違う。バスケが好きなのと家族が
大事なところは同じ。
・ほとんど違う。が、大切なのは家族というのは同じ。
・全て違う。家族で週末に教会に行かないし、毎朝5
時に起きて学校に行かない。友達といると楽しい事
はある。
・僕は家族にお金を送って兄弟の学費を出してあげな
いし、そんな機会がないと思います。友達と一緒に
いられるのが楽しいというのは共感できました。
「ラブリーと比べて」
・昼ごはんは給食があるし、国旗も掲揚しないし、国
家的英雄と言われてもピンと来ない。両親に誇りに
思ってもらえるようになりたいは一緒。
・同じことは、勉強して家族に誇りに思ってもらえる
ようになりたいこと。違うことは、家族のほかに国
○ワークシート記入の際の留意点
・グループを解散し、各自自席に戻り落
ち着いて書けるように配慮する。
・「違うところ」に目が向き「違い」に
こだわる生徒には、「似ている所」に
も着目できるよう助言する。
・親近感を喚起できるよう声かけをす
る。
・自分が印象に残ったことを言語化する
ことにより、思いを明確化する。
教師海外研修(北海道地域)【フィリピン】
も大切と思っていること。
・友達としゃべることが楽しいのは似ているけれど、
弁護士になって親に誇りに思ってもらえるように
なりたいと思っているところが違う。
・友達と一緒で遊べるのが楽しいのは同じだけれど、
私は風邪をひいたりしたら友達にうつさないよう
に学校を休む。
8、印象に残ったことをワークシートに記入する。
・他者の思いに触れることで、視野を広
げる。
9、感想を交流する。
11.評価方法
・【関心・意欲】フィリピンおよびフィリピンの同世代の子ども達について関心を持ったか。
《授業中の発言、ワークシート》
・【技能】自分の考えをまとめたり述べたりすることができたか。
《授業中の発言》
・【知識・理解】フィリピンと日本のつながりを理解したか。《ワークシート》
12.苦労した点・改善点
(1)興味関心の喚起
本授業は年度末に3時間かけて実践したが、この時まで、ほとんど「国際理解」に関わる授業を行なって
おらず、生徒たちにとっては「なぜ今、フィリピン?」という疑問が最初にあったようで、意欲的になれな
い生徒もいた。そこで、今後は次の点に気をつけたい。
①年間を見通して定期的に授業をする。
(最低でも学期に一度)
②自分の教科はもちろん他教科(例えば社会科や英語など)
、行事など日常の学習活動と関連を持たせる。
③時事問題、特に世界情勢への関心を、私自身がもっと持ち、機を逃さない。
また、1時間目のクイズの補足説明の際、JICA フィリピン事務所のブリーフィング資料の中にあった「フ
ィリピンの人口ピラミッド」を提示したところ、驚きの声があがった。そして、次の授業の際に最も印象に
残ったこととして挙げ、フィリピンを「これからの成長が期待される国」というコメントを書いた生徒がい
た。社会科の学習で日本の人口ピラミッドを既習しており、それとの違いの大きさに驚いていた。このよう
な点からも、先に挙げた3点は、今後大いに配慮し授業に臨みたい。
(2)発達段階・対象集団の特性に合わせた配慮
生徒の興味を喚起するために最初に「バナナ・ケチャップ」の試食を行なったが、その印象が強かったよ
うで、その後の展開の中でも「食」に引っ張られた生徒が見られた。また、授業を行なった1年生は学習意
欲の高い学級だったので、今回時間が足りずに実践できなかった「貧困」や「格差」についての学習に取り
組ませれば、より深い理解を促せたように思う。これらの反省を生かして次の点に配慮していきたい。
①具体物の提示や試食などは授業の核心に関連するものを取り上げる。
②対象生徒集団の知的好奇心をくすぐるようなテーマを設定する。
(3)参加型授業への慣れ
クイズは国語科の授業で行なってきていたが、カードを用いたグループ活動は本学級では全く行なってい
なかったので、予定していた以上に時間がかかり当初計画していた授業展開を大きく変えることとなった。
教師海外研修(北海道地域)【フィリピン】
授業者である私自身が『国際理解教育』についての知識・経験不足だと痛感した。前述した「興味関心の喚
起」の反省と重複するが、定期的、継続的に『国際理解教育』に授業者が取り組むことが大切だと考える。
(4)単元目標達成のための『まとめと感想交流』の時間の確保
2時間目のカードを用いたグループ活動に予想以上に時間がかかったことで、今回の後半の授業の目標で
あった「異文化を持つ同世代について知る」について深めることができなかった。「共通点・相違点」に着
目することで、紹介された人物が「なぜそう考えたのか(答えたのか)」まで思いを巡らせた生徒がいた。
時間があれば、それらの感想を発表させ、それについて更に意見や感想を求める時間を確保できれば、学級
全体で「同世代の思い」を手がかりにして、それぞれの文化や環境などの背景、
「国」と「個人」、
「価値観」
など学びを深め発展させることができたように思われ、そうできなかったことが悔やまれる。
どんな授業もそうだが「まとめ」の時間はしっかり確保すべきだと実感した。
(5)単元目標達成のための『学習の展開』について
3時間目に「自分自身と比較する」時間を設定したが、別の方法があったのではないかと反省している。
というのは、生徒の感想にもあったように「どちらともとれる」カードが複数あったにも関わらず、それら
に触れず、結果だけを(理由は述べさせたが)班で発表させて終わりにしてしまったせいで、何か腑に落ち
ずモヤモヤして終わってしまった生徒がいたように感じる。「なぜ、そのように分類したか」だけを問うの
ではなく、迷ったカードについて「どうして迷ったのか」も発表させれば、それを聴いた他の多くの生徒た
ちも刺激を受けたり共感したり、より思考が深まったように思う。そうできれば、
「相違点」だけでなく「共
通点」にも着目させるという本時の目標をもっとしっかりと達成できたはずだ。また、他の改善点として、
フィリピンか日本かという二択にせず「どちらともとれる」という欄も作ってみるのも手立ての一つではな
いだろうか。
「どうして分類しきれなかったのか」を発表し合う場を設定することでも、
「相違点」と「共通
点」に着目させることができたように思う。(但し、その際には、配布するカードの内容を更に吟味し、明
らかに日本ととれるカードも入れたほうがよいかと考える。
)
13.授業づくりのための参考資料・引用文献
・外務省 ホームページ(各国地域情勢>アジア>フィリピン共和国>フィリピン基礎データ)
・JICAフィリピン事務所 ブリーフィング資料
14.学びの軌跡(児童生徒の反応、感想文、作文、ノートなど)
《1時間目まとめ》フィリピンについて新しく知ったこと・印象に残ったことは何ですか。
・第二次世界大戦でフィリピンが戦場になったこと。
・フィリピンに世界遺産があること。
・バナナのケチャップがあること(5人)
。
・日本のケチャップのほうがおいしい。マンゴーのも食べてみたい。
・フィリピンはあまり目立つ国ではないので知らないことがたくさんあったが、輸出国の順位などが印象に
残っています。
・フィリピンの輸出国相手で日本が1位。
・日本もフィリピンと貿易などで交流をしていること。
・大砲の写真と米が主食であること。
・主食が米。
・特にない。
《3時間目のまとめ》今日印象に残ったことを書いてください。
・バスケが盛んで好きだということに驚いた。弁当が買えるのがすこしうらやましい。
・フィリピンに弁護士という職業があること。
教師海外研修(北海道地域)【フィリピン】
・日本では当たり前と思っていたことが、フィリピンでは裕福になるんだと思った。
・日本という国は他の国と比べるととても裕福な国なんだなあと思った。
・日本とフィリピンとでは高収入の職業が違うこと。
・日本では当たり前と思っていることが、フィリピンでは違うことがたくさんあって印象的だった。
・フィリピンの学校は給食がないと聞いて驚いた。
(2)
・フィリピンでは昼食を食べられない貧しい人がいる。
・カードの内容はどちらにも当てはまり、日本もフィリピンもあまり違いを感じなかった。
・フィリピンと日本の生活環境や個人の夢がわかってよかった。
・フィリピンの人はすごく家族思いですごいなと思った。
・ない。
15.備考(授業者による自由記述)
今回、JICAの研修のおかげでフィリピンについて学ぶことで、私たち日本人の生活が、いかに多くの国
とのつながりによって支えられているかということに気づかされました。こんな大切なことを、こんな年齢に
なるまで実感することが無かったように思います。今回の研修を機に、自分自身がより研鑽を積みながら、少
しずつでも学んだことを生徒たち、周りの先生方に伝えていきたいと思います。
また、今まで、『国際理解教育』についてきちんと学んでこなかった私にとって、今回の研修はわからない
ことだらけだったのですが、とりあえず一つ授業を行うことで『国際理解教育』に一歩踏み込めたように感じ
ています。まだまだ奥深く課題は山積みですが、この研修で何度も大津先生がおっしゃっていたように、この
実体験・実感をもとに作った「フィリピンの授業」を今後も大切にして、育てていきたいと思います。
最後に、何度お礼を言っても言い尽せませんが、JICAの皆さん、大津先生、本当に貴重な体験をさせて
いただき感謝しております。ありがとうございました。
教師海外研修(北海道地域)【フィリピン】
Fly UP