Comments
Description
Transcript
「サーコバック®」 効能・効果追加のご案内
News Release For immediate release メリアル・ジャパン株式会社 平成 24 年 3 月吉日 問い合わせ先: 産業動物部 大動物マーケティンググループ 担当者 徳山 桂理 TEL : 03-6301-4734 FAX : 03-3378-1533 [email protected] ユニバーサルなワクチン、サーコバック® 2012 年 3 月 効能・効果追加のご案内 効能・効果追加のご案内 謹啓 貴社ますます御清栄のこととお慶び申し上げます。平素は私どもメリアル・ジャパンに格別の ご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。 豚サーコウイルス 2 型感染症対策用ワクチンとして日本全薬工業株式会社を通じ販売してまいりまし たサーコバックは、母豚用ワクチンとして養豚生産のツールのひとつとしてご愛顧いただいております が、この度、「サーコバック」の効能追加を行いましたので、貴誌誌面を通じて読者の獣医師および養 豚関係者の皆様方にご周知戴きたく、報道資料を添えてここに貴誌への掲載をお願い申し上げます。 謹白 メリアルについて メリアルは多くの動物の健康と福祉および生産性の向上のため様々な製品を提供している、 研究・開発主 導型の動物用医薬品分野における世界のリーダー企業です。世界中でおよそ 5,600 名のスタッフが従事 し、その製品は 150 ヵ国以上で販売され、2011 年の年間販売高は 26 億ドル(約 2,200 億円)以上です。 メリアルはサノフィ・グループの一員です。 メリアルのウェブアドレス メリアル・ジャパンのウェブアドレス ®サーコバックはメリアルの所有登録商標 : http://www.merial.com/ : http://www.merial.co.jp/ 報道資料(プレスリリース) 豚サーコウイルス 2 型感染症対策用ワクチン「サーコバック®」 新規の効能・効果のご案内 メリアル・ジャパン株式会社と日本全薬工業株式会社は、2008 年 8 月に豚サーコウイルス 2 型感染 症ワクチンとしてサーコバックを上市し、これまでは繁殖母豚のみの適用で生産現場でお使いいただい ております。この度、これまでの繁殖母豚接種による子豚への効能に加え、新たに2つの効能を追加い たしました。豚サーコウイルス 2 型が関係するとされる現場での問題により幅広く対応するもので、こ のような広範な効能を有するサーコワクチンはサーコバックのみとなります。 新たに追加した効能・効果: 豚サーコウイルス 2 型によるサーコ関連疾患(PCVD)は、PMWS(離乳後多臓器性発育不良症候群) など様々な問題に関係しています。繁殖障害もそのひとつですが、サーコバックの繁殖母豚への接種 により繁殖成績の改善が確認されましたので、豚サーコウイルス 2 型による産子数や離乳頭数の減少 の軽減効果を効能・効果として追加しました。 また 3 週齢以上の豚への接種が可能となり、直接の能動免疫により豚サーコウイルス 2 型による臨 床症状を改善するための効能・効果が追加されました。 生産者の方々への大きなメリットは、母豚および子豚両方に使用することが可能となったため、農場の 状況に応じて柔軟にワクチンプログラムを構築することができる点です。ウイルスの感染圧の高い農場 では肉豚へ直接接種したり、感染圧を低減させるための母子併用での使用や、適切な管理下では母 豚のみの接種に切り替えるなど、ひとつのワクチンで幅広い使用方法が可能です。また、母豚接種で は、産子数や離乳頭数の改善など繁殖の問題に対しても同時に取り組むことを可能としました。 母豚 接種のみで農場の状況を改善できれば、コストや労力面でのメリットも非常に大きいものとなります。 欧州やアジアなど海外でもサーコバックは好評です。例えばフランスではすでに 3 頭に 1 頭の母豚が サーコバックの接種を受けています。柔軟で幅広く対応できるワクチンとして、サーコバックは獣医師の 先生方、生産者の皆様方のニーズに十分にお応えできるものと確信しております。 尚、サーコバックはこれまで通り、製造販売業者であるメリアル・ジャパン株式会社が輸入を行い、 販売は販売元の日本全薬工業株式会社が行います。 ®サーコバックはメリアルの所有登録商標 【サーコバック 製品概要】 動物用医薬品 豚用 Circovac® サーコバック 【成分及び分量】 本ワクチンの成分及び分量 抗原バイアル 1 バイアル(3.35 mL)中 主 剤: PK15 細胞培養不活化豚サーコウイルス 2 型 1010 - 25 株 2.8 log10 ELISA 単位以上 保 存 剤: チメロサール 0.605 mg 以下 溶 剤: リン酸緩衝食塩液 残量 アジュバントバイアル 1 バイアル(6.65 mL) 中 保 存 剤: チメロサール アジュバント: 軽質流動パラフィン アジュバント: ポリソルベート 80 アジュバント: ポリソルベート 85 アジュバント: モノオレイン酸ソルビタン 溶 剤: リン酸緩衝食塩液 0.665 mg 以下 2.5 g 以下 75 mg 340 mg 60 mg 残量 【用法及び用量】 抗原液及びアジュバントの各バイアルをそれぞれよく振盪した後、抗原液全量をアジュバントバイアル に注入し、泡立てない程度にゆっくり 10 回程度転倒混和し、下記の量を豚の耳根部後方の頚部筋肉 内に注射する。 3 週齢以上の豚に 0.5mL を 1 回注射する。ただし、繁殖雌豚に対しては以下の方法で免疫を行う。 1 初回免疫 1.1 母豚候補豚 1 回 2mL を交配前 3~4 週間隔で 2 回、さらに分娩前に 1 回の計 3 回注射する。ただし、2 回目の 注射は交配予定日の 3~4 週間前、3 回目の注射は分娩予定日の 2~4 週間前に行う。 1.2 産歴のある妊娠豚 1 回 2mL を 3~4 週間隔で 2 回注射する。ただし、2 回目の注射は分娩予定日の 2~4 週間前に行 う。 2 次回以降の免疫(初回免疫豚の次回妊娠時以降の免疫) 1 回 2mL を、分娩予定日の 2~4 週間前に 1 回注射する。 【効能又は効果】 1 豚への投与における効能又は効果 豚への投与後の能動免疫による豚サーコウイルス 2 型(PCV2)感染に伴う死亡率の改善、発育不良 豚発生率の低減、増体量低下の改善、リンパ組織病変の軽減、臨床症状の改善、ウイルス血症及び ウイルス排泄の低減 2 繁殖雌豚への投与における効能又は効果 繁殖雌豚への投与後の能動免疫による PCV2 感染による産子数や離乳頭数の減少の軽減、ならびに 子豚における受動免疫による PCV2 感染に伴うリンパ組織における病変の軽減,PCV2 に起因する斃 死率及び臨床症状(斃死、発育不良及びリンパ節の腫脹)の軽減 【貯法】 【有効期間】 【包装】 2~5℃、暗所 製造後 2 年間 2ml 接種のとき 25 用量、0.5ml 接種のとき 100 用量 【一般的注意】 (1)本剤は要指示医薬品であるので獣医師等の処方せん・指示により使用すること。 (2)本剤は定められた用法・用量を厳守すること。 (3)本剤は効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。 (4)本剤を、3 週齢以上の豚に 0.5 mL 注射する場合はと畜場出荷前 4 週間、繁殖雌豚に 2 mL 注 射する場合はと畜場出荷前 25 週間は使用しないこと。 販売元:日本全薬工業株式会社 製造販売業者:メリアル・ジャパン株式会社