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冷ケースの自然冷媒導入に 向けた行動計画
第26回地球温暖化防止対策小委員会御中 冷ケースの自然冷媒導入に 向けた行動計画 -2020年問題への対応- 2011年12月16日 イオン株式会社 資料4-2 イオン自然冷媒宣言 (2011年11月10日) http://www.aeon.info/environment/environment/refrigerants.html 2 日経新聞(朝刊) 2011年11月10日付け 3 1.(1)当グループのCO2冷媒の導入・置換え計画 実証実験(第1フェーズ) 2009 MV六郷土手 東京 冷凍 2010 〃小郡七夕通り 福岡 冷蔵 2011 〃GRC姫路 兵庫 冷凍 2015年より 新店 既存店 全店 順次置換え 解決 実証実験(第2フェーズ) 年度 ‘12 ‘13 ‘14 小計 新店 10% 15% 25% 100以上 既存店 置換え開始 3つの課題 •設置/保守ルールと マニュアルの策定 •保安規制の緩和 •コストの低減 全店置換え完了時 3千店超 15~17千系統 4 1. (2)環境負荷の軽減効果(推計) 店 2011年8月末現在 (持分法適用会社を除く) 冷媒漏洩起因 GMS(総合スーパー) 416 SM(食品スーパー) 824 まいばすけっと (都市型小型スーパー) 217 ミニストップ(コンビニ) CO2の年間排出量の削減 390千 t-CO2 電力消費起因 240千 t-CO2 1,922 推計の前提: 年間漏洩量は充填量の 16%(経済産業省 2009 年3月公表) 電力消費量は30%削減 (三洋電機 2011年11 月新製品リリース) ※ 上記全店の全冷ケースがCO2システムに変更となった場合の通年での影響 5 2.背景(1)冷ケース用冷媒の変遷 オゾン層保護 地球温暖化防止 当社の対応 CFC 段階的に 生産量・消費量 を規制 代替 地温係4,000~10,000 オゾン層破壊 メカニズム 地温係100~2,000 の発見 1987年 モントリオール 議定書 HCFC 80年代 代替 90年代 2000年代 1992年 気候変動 枠組条約 地温係1,000~4,000 HFC 1997年 京都議定書 ※経済産業省資料に当社の対応を加筆 【CFC】 •先進国ではほぼ全廃 •発展途上国では2009 年末で全廃 【HCFC】 •先進国では2020年 原則全廃予定 •発展途上国では2030 年原則全廃 2010年代 2020年代 【排出削減目標】 52百万CO2t(1995) ↓ 31百万CO2tに削減 排出量の削減 を義務付け 自然冷媒 60年年代 HCFC 2006年~ HFC 2009年~ 自然冷媒(CO2) 6 2.(2) HFCに関するリスク 地球温暖化係数が高いため、2020年以降に全 廃となる可能性がある 冷媒の調達リスク (中国、アセアン諸国での需要増により、世界的 に需要が逼迫する可能性がある) 冷媒コストの上昇(同上) 7 2.(3)外部環境 ①自然冷媒の導入に関する他社の動き 他社 (日本) 現状(店) コープ札幌(3)、 ローソン(1)、サー クルK(1) 計画 行動計画 セインズベ リー(英国) 57 135 ローソン 2012年2月期末ま (2014年) でに50店舗導入 全店置換え (2030年) カルフール(仏国) テスコ(英国) 14(冷凍)+40 8(英国)+8(ハンガ (HFC-2段階方式 リー) -カスケード方式) 冷凍:耐用年数切 れの更新時導入 冷蔵: HFC-2段階 方式 2011年度=新店全店 (英国とハンガリー) 中期的=HFCを自然冷 媒で全店置換え 技術開発、保安技 術・基準の開発や 規制緩和のため の積極的な働きか け 消費財メーカーとの協 働、機器製造メーカーへ の情報発信、工業会・政 府への設置・保守基準 策定の働きかけ 8 2.(3)外部環境 ②TCGF理事会決議(2010年11月) 出所:http://www.mycgforum.com/_files/Board_Resolutions_on_Deforestation_and_Refrigeration.pdf ※TCGF (the Consumer Goods Forum) 世界の代表的な小売業者と消費財メーカーで構成されるネットワーク(会員は世界70カ国に約650社) 9 3.課題と関係先との連携 3つの課題(ルール、規制とコスト)の解決の道筋 イオン 学者・有識者 小売業業界団体 安全性 課題① 設置・保安ルール とマニュアルの策定 課題② 保安規制 の緩和 環境省 経済産業省 NGOs 課題③ コストの低減 日冷工 日設連 10