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いさい踊り保存会
分野①伝統行事・文化 分野①伝統行事・文化 いさい踊り保存会(いさい踊りを継承し保存・普及に取り組む) <概要> 住所 西伯郡大山町塩津 大山町中山公民館 代表者 高見 明男 会長 構成員 保存会 会員37名 いさい踊り保存会 <取材MEMO(2)> ○取組に工夫・苦労した点 ・後継者育成のため、保存会では数年前 から、中山小学校の3,4年生に運動 会での踊りの指導を行っている。 ・会員の年齢層が高いので、若い人が入 会されることで保存会を盛り上げてい く対策が必要とされる。 中山公民館 (参考) 逢坂地区の概要(平成 22 年国勢調査) ・人口 2,004 人 ・世帯数 609 戸 ・高齢化率 32.2% <取組の概要> ・保存伝承を目的に平成8年に、中山公民館で「いさい踊り保存会」が発足した。 ・中山小学校運動会で児童がいさい踊りを披露する事前の演技指導と当日の出演。(5月) ・いさい踊り普及講習会と盆踊り大会を開催し、地元への普及活動を実施した。(8月) ・島根県立大学短期大学部の小泉凡准教授と学生が小泉八雲ゆかりの「妙元寺」を訪問時に は、踊りを披露して交流している。(11 月) ○取組の成果 ・一昨年頃から、小学校の運動会のいさ い踊りで児童も歌や、太鼓の練習も始 めている。今年の公民館での盆踊り大 会でも、歌を歌いたい、太鼓をたたき たいという子どもが出てきた。後継者 が育ってきた良い傾向が見受けられ る。 ・地元新聞社に活動が紹介され、県民に 広く取組を知ってもらうことができ た。 <代表者から一言> いさい踊り保存会 高見 明男 会長 2名の副会長さん(女性 踊りの大西典子副会長、歌 と踊りの原田幸寿副会長) 、 会員の皆さんと協力しなが らいさい踊りを盛り上げて いきたい。 <取材MEMO(3)> ○今後の取組内容・長期的な目標 ・保存会発足から 10 年以上経ち会員の高齢化が進 んでいる。会員の若返りが急務だが、小学生への 普及活動の効果があり、保護者にも一緒に踊って もらえるようにしたい。 ・後継者の育成、特に歌、踊りの後継者育成に力 を入れていきたい。 ・また、それ以外の小泉八雲ゆかりの行事でも、踊りを披露して協力をしている。(随時) (集合写真) 盆踊り風景 <取材MEMO(1)> ○取組に至る背景・経緯・目的 ・古くから踊り継がれてきたいさい踊りは、中山公 民館の盆踊り大会で踊られていたが、平成7年を 最後にそれが閉会となった。このため平成8年7 月、保存継承を目的として「いさい踊り保存会」 が結成された。 ・平成9年、境港市で開催された「夢みなと博覧会」 の「中山町の日」でいさい踊りが披露された。以 来「いさい踊り保存会」が踊りを守っている。 保存会集合写真 妙元寺 取材を行っての感想など一言コメント 取材中、実際に歌ったり踊ったりしていただきました。踊りの優雅さとは裏腹に、原田副会 長の力強い声量の歌に驚かされました。 伝統芸能の継承はどこも同じで伝承者の高齢化が進み、若年者の参画が課題となっていま す。中山小学校の生徒への指導が、踊りの普及と後継者の育成につながれば良いと思いました。 市町村役場の連絡先 〒689-3211 鳥取県西伯郡大山町塩津368 中山公民館 電話:0858-58-2334 中山小学校運動会 いさい踊り披露 妙元寺いさい踊り披露 日本海新聞 平成 21 年 9 月 15 日火曜日