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問題用紙 - 日本損害保険協会

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問題用紙 - 日本損害保険協会
3級 損 害 保 険 登 録 鑑 定 人
試験問題 用紙
保険・一般常識
(2015年7月)
注
意
事
項
1.試験責任者の指示があるまで開かないで下さい。
2.解答用紙は試験問題用紙の最初の頁に入っています。試験開始の合図があったら解答
用紙があることを確認して下さい。解答用紙がない場合は直ちに申し出て下さい。
3.解答用紙には受験地、受験番号、氏名を必ず記入して下さい。また、受験番号は正確
に記入して下さい。間違った受験番号を記入すると採点できないことがあります。
4.解答はすべて解答用紙に記入し、解答用紙のみ提出して下さい(問題用紙は持ち帰っ
て結構です)
。
5.解答は楷書で記入して下さい。
6.試験時間は正味50分です。
7.試験問題の内容に関する質問は、いっさい受け付けません。
8.試験時間中の私語は禁止します。
9.資料等の使用は認められませんので、筆記用具、電卓以外はすべてしまって下さい。
10.試験時間中は、携帯電話等の使用はいっさい認められません。あらかじめ電源を切っ
て下さい。
11.
「受験票」および「写真が貼付されている公的本人確認書類」は机の上の見やすいとこ
ろに置いて下さい。
12.問題用紙、解答用紙の印刷に乱丁・落丁があれば申し出て下さい。
一般社団法人 日本損害保険協会
3・保
【問題1】
次の1~8の記述は、火災保険の「物件の種類と判定」について述べたものです。その
内容が正しいものには○を、誤っているものには×を、それぞれ解答用紙に記入して下さ
い。
1.物件の判定において、工場物件および倉庫物件については、「一つの建物」ごとに行
う。
2.工業上の作業に使用する動力設備の合計が 50kW 未満、電力設備の合計が 100kW 未満
で、かつ作業人員が常時 50 人未満の工場は、一般物件となる。
3.倉庫敷地内の事務所や作業場は、倉庫物件となる。
4.住宅物件において、屋根がコンクリート造である建物の屋上に設けられた屋上建物
(本屋建物の屋上部分に本屋建物と主要構造部を異にして建築された建物)は、本屋
建物とは別個の建物として取り扱うことができる。
5.商品等が常時保管されている商品訪問販売従事者の住宅は、住宅物件となる。
6.工事完成後、M構造またはT構造の共同住宅となる新築中の建物で、建築工事期間を
含む火災保険契約をする場合は、住宅物件となる。
7.工場敷地内に所在し、倉庫業者の占有する倉庫建物内の保管貨物は、倉庫物件であ
る。
8.常時居住の用に供しうる状態となっている空家は、住宅物件である。
- 1 -
3・保
【問題2】
Aさんは、自宅建物に保険金額 3,500 万円の住宅総合保険契約を締結していましたが、
この建物から火災が発生し、同建物に 2,000 万円の損害を被るとともに、この火災の延焼
により、隣家2世帯の住宅建物2棟のそれぞれ一部を焼失させてしまいました。
また、この建物の残存物の取片づけに必要な費用として、120 万円を要しました。
この場合に支払われる次の1~4の保険金について、下の選択肢から答えを選び、その
記号を解答用紙に記入して下さい。
なお、火災発生時のこの建物の保険価額は 4,000 万円とします。また、算出した保険金
の額に1万円未満の端数が生じた場合には、千円の位を四捨五入して万円単位で答えて下
さい。
1.支払われる損害保険金は、いくらになりますか。
2.支払われる臨時費用保険金は、いくらになりますか。
3.支払われる残存物取片づけ費用保険金は、いくらになりますか。
4.支払われる失火見舞費用保険金は、いくらになりますか。
≪選択肢≫
ア.
20 万円
イ.
40 万円
オ.
100 万円
カ.
ケ.
180 万円
コ.
ス.2,000 万円
60 万円
エ.
80 万円
120 万円
キ. 140 万円
ク.
160 万円
200 万円
サ.1,000 万円
シ.1,500 万円
セ.2,500 万円
ソ.3,000 万円
タ.3,500 万円
チ.4,000 万円
- 2 -
ウ.
3・保
【問題3】
次の1~8の記述は、店舗総合保険について述べたものです。その内容が正しいものに
は○を、誤っているものには×を、それぞれ解答用紙に記入して下さい。
1.この保険では、物置、車庫その他の付属建物は、保険証券に明記した場合に限り、保
険の対象に含まれる。
2.この保険では、建物内外の給排水設備に生じた事故による漏水、放水、溢水により生
じた水濡れ損害は保険金支払いの対象となるが、スプリンクラー設備・装置に生じた
事故による水濡れ損害は、保険金支払いの対象とならない。
3.この保険では、建物と設備の所有者が異なる場合で、設備を保険の対象とするときは、
建物に付加した被保険者の所有する業務用の通信設備、冷房・暖房設備は、保険証券
に明記されていなければ、保険の対象に含まれない。
4.この保険では、設計書や図案は、保険証券に明記しなくても自動的に保険の対象に含
まれる。
5.この保険では、設備・什器等を保険の対象とし、保険証券記載の建物内にあった業務
用の預貯金証書が盗まれた場合、保険契約者または被保険者が盗難を知った後、ただ
ちに預貯金先あてに被害の届出をし、かつ、盗難にあった預貯金証書により預貯金口
座から現金が引き出された事実があったことが保険金支払いの条件となる。
6.この保険では、被保険者または被保険者側に属する者の労働争議に伴う暴力行為、破
壊行為により保険の対象に損害が生じた場合、その損害は保険金支払いの対象となら
ない。
7.この保険では、台風、暴風雨、豪雨等による洪水、高潮、土砂崩れ等の水災によっ
て、保険の対象である商品・製品等を収容する建物が、床上浸水または地盤面より 45cm
を超える浸水を被った結果、商品・製品等に損害が生じた場合、その損害は保険金支
払いの対象とならない。
8.この保険では、保険の対象である動産が屋外にある間に盗難により損害が生じた場
合、その損害は保険金支払いの対象とならない。
- 3 -
3・保
【問題4】
火災保険の価額協定保険特約に関する次の記述の正誤の組合せとして、正しいものを下
の選択肢から1つ選び、その番号を解答用紙に記入して下さい。
ア.この特約では、家財および明記物件は、再調達価額(新価)基準で契約することがで
きる。
イ.この特約の保険期間は、原則として、主契約である火災保険契約の保険期間に一致さ
せる。
≪選択肢≫
1.アおよびイともに正しい。
2.アは正しいが、イは誤っている。
3.アは誤っているが、イは正しい。
4.アおよびイともに誤っている。
- 4 -
3・保
【問題5】
次の1~8の記述は、
「地震保険に関する法律」に基づく地震保険について述べたもので
す。その内容が正しいものには○を、誤っているものには×を、それぞれ解答用紙に記入
して下さい。
1.この保険では、居住の用に供する建物の所有者でない者が所有する浴槽、流し、ガス
台、調理台、棚その他これらに類する物のうち建物に付加したものについては、生活
用動産(家財)に含めて契約する場合に限り、保険の対象となる。
2.この保険では、地震を原因とする地盤の液状化により保険の対象である木造建物(在
来軸組工法、枠組壁工法)が損害を被った場合、その建物の損害状況の「傾斜」と「沈
下」を確認し、傾斜・最大沈下量のいずれか低い方の損害の認定区分が採用される。
3.この保険では、建物を保険の対象として保険金が支払われる場合、建物の主要構造部
の損害の額には、損害が生じた建物を原状回復するため地盤等の復旧に直接必要とさ
れる最小限の費用は含まれない。
4.この保険では、分譲マンションのような区分所有建物において、マンション管理組合
等が火災保険の保険契約者となり、共用部分を一括して保険の対象とし、地震保険を
付帯して契約する場合でも、地震保険を希望しない区分所有者の共有持分については、
管理組合等の保険契約者の確認印を取り付けたうえで、地震保険を付帯しないことが
できる。
5.この保険では、建設中の居住用建物の場合、完成後に居住する者が確定した時点以降
であれば保険の対象となる。
6.この保険では、地震を直接の原因とする洪水の水災による浸水損害については、地震
発生日の翌日から 10 日を経過した後に生じた場合でも、浸水損害に至った水災の原
因が地震の発生した日の翌日から 10 日以内に生じているときは、保険金支払いの対
象となる。
7.この保険では、72 時間以内に生じた2以上の地震等は、これらを包括して1回の地震
とみなすが、被災地域が全く重複しない場合には、おのおの別の地震等として取り扱
う。
8.この保険では、保険の対象である建物または生活用動産(家財)が全損に至らないで
保険金が支払われた場合、保険金額が減額されたうえで、保険契約は継続する。
- 5 -
3・保
【問題6】
Aさんは、自分の住居専用建物と同建物内収容の生活用動産(家財)を保険の対象とし
て、住宅総合保険契約に地震保険契約を付帯して締結していたところ、地震による火災で
この建物および生活用動産(家財)が損害を被りました。保険契約の内容および損害の状
況は、次のとおりです。
この場合に支払われる次の1~3の保険金について、下の選択肢から答えを選び、その
記号を解答用紙に記入して下さい。
なお、地震発生時のこの建物および生活用動産(家財)の保険価額は、いずれも主契約
である住宅総合保険契約の保険金額と同額とします。また、算出した保険金の額に1万円
未満の端数が生じた場合には、千円の位を四捨五入して万円単位で答えて下さい。
〔保険契約の内容〕
住宅総合保険
保険金額
地 震 保 険
建 物
生活用動産(家財)
建 物
生活用動産(家財)
3,000 万円
1,200 万円
1,500 万円
600 万円
建 物
生活用動産(家財)
1,200 万円
300 万円
〔損害の状況〕
損 害 額
(注)建物の焼失床面積は考慮不要とし、建物の損害額 1,200 万円は、火災による主
要構造部の損害額とします。
1.地震保険から建物の損害に対して支払われる保険金は、いくらになりますか。
2.地震保険から生活用動産(家財)の損害に対して支払われる保険金は、いくらになり
ますか。
3.主契約である住宅総合保険から建物および生活用動産(家財)の損害に対して支払わ
れる地震火災費用保険金は、合計でいくらになりますか。
≪選択肢≫
ア. 10 万円
イ. 30 万円
ウ. 50 万円
エ. 70 万円
オ.100 万円
カ.130 万円
キ.160 万円
ク.190 万円
ケ.210 万円
コ.240 万円
サ.300 万円
シ.500 万円
ス.550 万円
セ.600 万円
ソ.650 万円
タ.700 万円
チ.750 万円
ツ.800 万円
テ.850 万円
ト.900 万円
- 6 -
3・保
【問題7】
「損害保険の保険金支払に関するガイドライン」に関する次の記述の適切・不適切の組
合せとして、正しいものを下の選択肢から1つ選び、その番号を解答用紙に記入して下さ
い。
ア.保険会社は、今後、保険金支払が見込まれる事案について、見込まれる支払金額を支
払備金として計上するとともに、支払備金の適切な管理を行う必要があるが、備金計
上の根拠となった情報・書証は記録保存する必要はない。
イ.保険会社は、事故発生時の初期対応として、事故受付時に確認済みの情報に加え、契
約者等から事故等に関する追加の情報を確認し、契約者等に対し、支払対象となる可
能性のある主たる保険金およびこれに付随する特約・費用保険金の内容を説明する必
要があるが、保険金の支払いができない可能性がある場合は、その旨を説明する必要
はない。
≪選択肢≫
1.アおよびイともに適切である。
2.アは適切であるが、イは不適切である。
3.アは不適切であるが、イは適切である。
4.アおよびイともに不適切である。
- 7 -
3・保
【問題8】
次の1~6の記述は、新種保険について述べたものです。その内容が正しいものには○
を、誤っているものには×を、それぞれ解答用紙に記入して下さい。
1.動産総合保険では、詐欺または横領によって保険の対象に生じた損害は、相対的免責
であるため、特約を付帯すれば保険金支払いの対象となる。
2.機械保険では、保険の対象である機械を納入する者が、被保険者に対して、法律上ま
たは契約上の責任を負うべき損害を与えた場合、その損害は保険金支払いの対象とな
らない。
3.組立保険では、1回の保険事故で支払保険金が保険金額の 80%を超えた場合、当該保
険契約は終了する。
4.盗難保険では、万引等によって保険の対象に生じた損害は、相対的免責であるため、
特約を付帯すれば保険金支払いの対象となる。
5.建設工事保険では、作業上の過失・拙劣などに起因して、工事現場における不測かつ
突発的な事故により保険の対象に損害が生じた場合、その損害は保険金支払いの対象
とならない。
6.土木工事保険では、工事用機械器具およびこれらの部品は保険の対象になるが、据付
機械設備等の工事用仮設備(据付費および付帯設備工事費を含む)は、保険の対象と
ならない。
- 8 -
3・保
【問題9】
次の1~7の記述は、保険価額の評価について述べたものです。その内容が正しいもの
には○を、誤っているものには×を、それぞれ解答用紙に記入して下さい。
1.損害保険契約は、被保険物件の原状回復が目的であることから、評価にあたっては、
継続使用財、交換財に関係なく、時価額が保険価額となる。
2.不動産鑑定評価方式の一つである「比較方式(取引事例比較法)」は、市場における取
引事例を基礎とし、評価対象物件と同種、同等の物件について仕様、経過年数等を比
較して、評価対象物件の価格を求める方法である。
3.商品は、継続使用という概念はないので、一部の例外(ダンピング物、死蔵品等)を
除けば、再調達価額と時価額とは等しくなる。
4.評価時点における機械の経年減価額(再調達価額×減価率)は、実務経験に照らして
評価するよりも、客観性が高い企業会計上の減価償却方法で評価する必要がある。
5.営業用什器・備品の再調達価額の評価にあたっては、資産台帳からその数量、取得価
格を把握のうえ、資産台帳に記載されない少額資産および消耗品の在高を除いて評価
する必要がある。
6.製品の評価にあたっては、製造原価を評価の基準とするが、この製造原価は、仕入原
価(直接材料費)に各工程で付加された加工費(直接労務費、直接経費および製造間
接費)を合計して算出する。
7.商品は、他に転売して利益を得る目的で所有する交換財であるため、販売管理費など
未実現の費用および利益を含めた販売価格で評価する必要がある。
- 9 -
3・保
【問題 10】
次の1~7の記述は、損害保険契約に関する法律知識について述べたものです。その内
容が正しいものには○を、誤っているものには×を、それぞれ解答用紙に記入して下さい。
1.保険価額とは、保険の目的物の価額をいい、保険事故が発生したときに保険者が支払
う保険金の最高限度額である。
2.保険法では、損害防止義務違反の法的効果について明記していないが、保険者が保険
契約者または被保険者の損害防止義務違反によって損害を被った場合、保険者は、保
険契約者または被保険者に対して債務不履行による損害賠償を請求できると解されて
いる。
3.保険法では、損害保険契約の締結後に危険が著しく減少したときは、保険契約者は、
保険者に対して未経過期間について危険の減少に対応する保険料の減額を請求するこ
とができる。
4.保険法では、損害保険契約の締結時に超過保険の場合、保険契約者および被保険者が
善意でかつ過失がなかったときに限り、保険契約者は、超過部分の損害保険契約を取
り消すことができる(約定保険価額を除く)。
5.保険法では、保険事故による損害が発生し、その後に当該損害に係る保険の目的物が
保険事故以外の事由によって滅失した場合、保険者は保険事故による損害を含めて、
てん補する責任を負わない。
6.保険法では、保険給付を請求する権利は、3年間行使しないと時効により消滅する。
7.保険法では、重複保険の保険金の支払いにあたっては、被保険者の利便性を考慮して
「独立責任額比例配分方式」を採用している。
- 10 -
3・保
【問題 11】
次の1~8の記述は、損害賠償に関する法律知識について述べたものです。その内容が
正しいものには○を、誤っているものには×を、それぞれ解答用紙に記入して下さい。
1.土地の工作物の設置または保存に瑕疵があったため他人に損害を与えた場合、当該工
作物の所有者が損害の発生を防止するために必要な注意をしたことを立証したときは、
被害者に対して損害賠償責任を負わない。
2.被用者が使用者等の事業の執行中、第三者に損害を与えた場合、使用者等には、民法
上、免責事由の規定はなく、いかなるときも使用者等の責任を負わなければならな
い。
3.借家人が失火により借家と隣家に損害を与えた場合、借家人に重大な過失がなければ
「失火責任法」が適用され、家主だけでなく、隣家の所有者に対しても損害賠償責任
を負わない。
4.判例上、国または公共団体の公権力の行使に当たる公務員が、その職務上、故意また
は過失によって違法に他人に損害を与えた場合、直接の加害者である公務員は、被害
者に対して国家賠償法だけでなく民法上の不法行為による損害賠償責任も負わない。
5.生命を侵害された被害者の「祖父母・孫・兄弟姉妹」には、損害賠償請求はいっさい
認められていない。
6.契約当事者間で履行遅滞や履行不能があった場合に備えて「違約金」を定めた場合、
その違約金は「損害賠償額の予定」と推定される。
7.債務不履行による損害賠償請求権は、10 年間行使しないときは、時効により消滅す
る。
8.金銭の給付を目的とする債務の不履行の場合、債務者は、履行を遅滞したことが銀行
の倒産等不可抗力によるものであることを証明しても、損害賠償責任を免れることが
できない。
- 11 -
3・保
【問題 12】
個人情報保護法に関する次の記述の正誤の組合せとして、正しいものを下の選択肢から
1つ選び、その番号を解答用紙に記入して下さい。
ア.個人情報取扱事業者は、政治的見解、信教等の「センシティブ情報」については、い
かなる場合も、第三者に提供してはならない。
イ.個人情報取扱事業者は、あらかじめ本人の同意を得ずに個人データを第三者に提供し
てはならないが、個人データを特定の者との間で共同利用する場合であって、あらか
じめ、本人に通知しているときは、個人データの提供を受ける共同利用者は、ここで
いう第三者に該当しない。
ウ.個人情報取扱事業者は、利用目的の達成に必要な範囲内で、個人データを正確かつ最
新の内容に保つよう努めなければならない。
≪選択肢≫
1.ア.正しい
イ.正しい
ウ.誤っている
2.ア.正しい
イ.誤っている
ウ.正しい
3.ア.正しい
イ.誤っている
ウ.誤っている
4.ア.誤っている
イ.正しい
ウ.正しい
5.ア.誤っている
イ.正しい
ウ.誤っている
6.ア.誤っている
イ.誤っている
ウ.正しい
- 12 -
3・保
【問題 13】
自動車保険の対物賠償保険に関する次の記述の正誤の組合せとして、正しいものを下の
選択肢から1つ選び、その番号を解答用紙に記入して下さい。
ア.この保険では、記名被保険者が被保険自動車の運転を誤り、被保険者の父親が所有す
る住宅建物に衝突し、その外壁を破損させた場合、その損害は保険金支払いの対象と
ならない。
イ.この保険では、記名被保険者から承諾を得て被保険自動車を使用または管理中の許諾
被保険者が、さらに他人に自動車を使用させたような、いわゆる「また借り」の借主
は、被保険者とはならない。
≪選択肢≫
1.アおよびイともに正しい。
2.アは正しいが、イは誤っている。
3.アは誤っているが、イは正しい。
4.アおよびイともに誤っている。
- 13 -
3・保
【問題 14】
次の1~6の記述は、リスクマネジメントについて述べたものです。その内容が正しい
ものには○を、誤っているものには×を、それぞれ解答用紙に記入して下さい。
1.保険によるリスクの移転は、保険事故が発生した場合、少額の保険料で損害が補償さ
れるだけでなく、保険料を「損金」として処理することができるメリットがある。
2.一般に、損害の発生頻度の低いリスクは損害の規模が大きく、損害の発生頻度の高い
リスクは損害の規模が小さい傾向がある。
3.リスク・ファイナンシングの手法のうち、
「レトロ方式の保険契約」は、地震などの巨
大リスクを対象に、保険契約者は、複数年契約の保険契約を締結し、毎年多額の保険
料を支払って、これを保険会社に積立てる方式の契約である。
4.道路交通法では、乗車定員を問わず自家用自動車を 20 台以上使用している事業所は、
安全運転管理者のほかに、20 台につき1名の基準で副安全運転管理者を選任しなけれ
ばならない。
5.製造物責任法(PL法)では、製造業者等が製造または販売した製品が欠陥により消
費者など第三者の身体や財物に与えた損害に対して損害賠償責任を負うだけでなく、
製品自体のみに損害が生じた場合にも同様な損害賠償責任を負う。
6.情報セキュリティとは、ISO(国際標準化機構)によって、
「情報の機密性」、
「完全性」
、
「可用性」を維持することと定義され、このうち、「完全性」 とは、情報が破壊、改
ざんまたは消去されない状態を確保することをいう。
- 14 -
3・保
【問題 15】
次の1~4の取引について、下の勘定科目を用いて仕訳を行い、その記号と金額を解答
用紙の所定の箇所に記入して下さい。
なお、勘定科目は、必要に応じて何度使用しても構いません。
1.A商店は、現金¥300,000 と備品¥150,000 を出資して開業した。
2.先月の商品代金未払分¥550,000 を小切手を振り出して支払った。
3.B商店は、C商店からコピー機¥300,000 とコピー用紙¥1,000 を買い入れ、代金は小
切手を振り出して支払った。
4.当月分の家賃¥100,000 を借主が振出した小切手で受け取った。
≪勘定科目表≫
ア.現 金
イ.当座預金
ウ.売掛金
エ.商 品
オ.備 品
カ.買掛金
キ.商品売買益
ク.雑 費
ケ.消耗品費
コ.資本金
サ.受取家賃
- 15 -
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