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展示内容
2007年 B滑走路供用開始を目指して
人・モノの流れは空港から
平成12年度の国際旅客数は対前年比9%増、国際貨物は対前年比14%増と過去最高を記録。
近年、アジア近隣諸国で複数の滑走路を有する空港建設が進んでいます。アジア近隣国へ空の物流拠
今後とも、USJ観光、サッカーワールドカップ開催など旺盛な国際航空需要が期待される。
点のシフトはすでに始まっていると言われており、日本の景気や雇用への影響が懸念されるところです。
日本においても国際競争力の確保のために、時機を逸することなく、複数の滑走路を有する拠点空港の
日本の国際競争力(別掲)を強化のためにもB滑走路の2007年供用に万全を期します。
整備が急がれるところです。
日本の国際競争力は?
関西国際空港の原点
国際競争力ランキング( 2 0 0 1 )
IMD(International Institute For Management Development)が
示す国際競争力ランキング(※)では、日本は1997年には17位、
2001年には26位と徐々に評価を下げています。
関西国際空港は、地域社会と共存共
栄できる空港を目指し、航空機騒音の
影響が陸域に及ばないように、滑走路
1 アメリカ
2 シ ンガポール
3 フィンランド
4 ルクセンブルグ
5 オランダ
6 香港
7 アイルランド
8 スウェーデン
9 カナダ
10 スイス
11 オーストラリア
12 ドイツ
13 アイスランド
14 オーストリア
15 デンマーク
※世界49カ国のGDPやインフラ整備状況など286項目について分析し、
ランキングされている。
の位置を泉州沖約5kmの海上としてい
IMD:ジュネーブに本部があり国際的に評価されているNPO
ます。
2期空港島は生活環境や自然環境の
「(貿易が経済のよりどころとなる)
島国の経済水準は、その国の港湾や空港の水準を
超えることはできない」
保全に、より一層配慮して、現在の空港
島よりさらに沖合に建設しています。
航空機騒音の環境基準
WECPNLの予測コンター図
(シンガポール リー・クアンユー前首相)
16 イスラエル
17 ベルギー
18 台湾
19 イギリス
20 ノルウェー
21 ニュージーランド
22 エストニア
23 スペイン
24 チリ
25 フランス
2 6 日本
27 ハンガリー
28 韓国
29 マレーシア
30 ギリシャ
:
(International Institute For Management Developmentのホーム
ページより)
関西国際空港2期計画の概要
近隣アジア諸国の空港整備
仁川国際空港(韓国)
旅客ターミナルビル(2期本館)
旅客ターミナルビル(1期)
鉄道駅
A滑走路(3,500m)
1期空港島
②
①
香港国際空港
③
サテライト
2001年3月29日開港
④
連絡誘導路
B滑走路(4,000m)
2期空港島
⑥
1998年7月6日開港
⑤
空港名
2期空港計画(案)イメージ図
2期 1期
滑 走 路 4,000m 3,500m
面 積 約540ha 510ha
埋立土量 約2.5億m3 約1.8億m3
平均水深 19.5m 18m
① 関西国際空港
開港
面積(ha)
1994年 510ha(2期:545ha)
滑走路
3,500m×1本(2期:4,000m)
発着能力
16万回/年(2期:23万回/年)
② 仁川国際空港(韓国)
2001年 1,174ha(最終4,743ha)
3,750m×2本(最終3,750~4,000m×4本)
17万回/年(最終:53万回/年)
③ 浦東国際空港(中国)
1999年 1,200ha(最終3,800ha)
4,000m×1本(最終4,000m×4本)
④ 香港国際空港(中国)
1998年 1,255ha
3,800m×2本
23万回/年(最終37.6万回/年)
⑤ シンガポール・チャンギ空港
1981年 1,663ha
4,000m×2本(3本目を計画中)
17.5万回/年◆
⑥ クアラルンプール・セパン国際空港(マレーシア)
1998年 3,000ha(最終10,000ha)
4,000m×2本(最終4,000m×5本)
14.4万回/年◆
5.8万回/年◇
◇2000年実績 ◆1999年実績
着工2年11か月、ここまできた2期工事
土砂の搬入量、1億 m3を突破!!
主要4土源から順調に搬出中。加太、岬からの土砂搬出開始は遅れましたが、その後の努力で
搬入量は、当初計画を上回る月間500~600万m3(※1)、に達しています。搬出開始から2年
3ヶ月経過した2002年3月5日には搬入量の累計が1億m3(※2)を突破しました。
2期工事は1999年7月14日に着工しました。
2001年11月19日には護岸が概成しました。工事全体の進捗率は約50%です。
他の区域に先行して造成工事が行われている南側連絡誘導路部では、海面上に土地
※1:10トンダンプ換算で約 100万台分
が現れるなど埋立工事が本格化しています。
※2: 〃 約1,700万台分
2期工事のあゆみ
主要採取地
用地造成工事に必要な2億5千万
m3の山砂は、大部分が関空工事用
土砂採取地(大阪府岬町)
に新たに開発・許可された4箇所の
採取地から搬入されています。
敷砂工事(2000年7月完了)
ベルトコンベアによる
運搬(約3.9km)
トンネル部
津名
地盤改良工事(サンドドレーン打設)
(2000年11月完了)
洲本
岬
岬
積出し桟橋
加太
海面上に姿を現す護岸
(2001年4月~)
地区名(府県)
護岸概成
最終締め切りケーソン据付
平成13年11月19日撮影
南側連絡誘導路部 裏込工完了
1期空港島
計画土量
開発主体
搬出開始日
津名(兵庫県)
洲本(兵庫県)
3,500万m3
5,000万m3
三菱マテリアル・間JV
太平洋セメント
H11.12.16~
H11.12.20~
加太(和歌山県)
8,500万m3
青木・鹿島JV
H12.11.27~
岬(大阪府)
7,000万m3
大阪府土地開発公社(大林・大成・奥村・
西松・前田・間・飛島・鴻池・日本国土JV)
H13. 3.27~
土源はフル稼働
月間搬入量
(万m3)
岬
洲本
当初計画
600
その他
累計(万m3)
700
埋立工事の鍵を握る山
砂の搬出は、主要4土源
を中心に、当初計画を上
回る搬出状況となってい
ます。
12,000
加太
津名
累計
3月5日1億m3達成
10,000
500
8,000
400
6,000
300
4,000
200
2,000
100
2期空港島エリア
4月
3月
2月
12月
14年1月
9月
11月
8月
10月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
12月
11月
10月
0
13年1月
2002年4月19日撮影
12年9月
0
2期工事を支える最新の施工技術
今後の工事の見通し
2002年5月9日に揚土工事が開始しました。いよいよ海面上に土地が現れます。
1期工事に比べ、計測技術やIT技術はめざましく進歩しています。2期工事では最新の
技術を導入し、土運船1船毎の投入量・投入位置・堆積形状などをデジタル・データとして
2004年秋頃の滑走路部など主要部の用地造成の完了を目指します。
取得・蓄積するなど、埋立地全体できめ細かな投入管理、沈下管理を実施しています。
全体の工事進捗は、14年度末で70%程度になる見込みです。
いよいよ海面上に土地が現れる!
1期工事よりも、高精度、高能率な位置測量
○1期工事よりも高精度、高能率な位置測量
埋立断面
他の部分に先行して工事が行われている南側連絡誘導路では、すでに
土地が現れています。5月9日には沖側のILS用地付近の揚土工事に着手
<2期工事>
GPSによる一元的管理、精度の高い土砂
投入・地盤改良
(平坦かつ安定した地盤造成)
し、土地が海面上に姿を現し始めます。
揚土②
間接揚土
直接揚土
+9.5m
(均一一様な施工)
<1期工事>
複数の測位システムを使用、「光波式」の
場合、現場海域の多数の測量櫓と作業船
の間で測位作業が必要
揚土①
-3.0m
-6.0m
直投②
直投①
土運船
GPS衛星
測量櫓
(薄層均一施工)
2次敷砂
GPS情報
敷砂①
沖積粘土層
(SD改良)
土運船による土砂投入
平成14年5月21日撮影
作業船
施工の手順
揚土①
直投
揚土②
(層厚約13m)
(層厚約5~8m)
投入予定位置
(土運船に
・「測量櫓」~「作業船」間の視界確保が必要
↓
悪天候時等が課題
揚土②
揚土①
揚土①
直投
2次敷砂
直投
2次敷砂
直投
2次敷砂
沖積粘土層(SD改良)
沖積粘土層(SD改良)
自船現在位置
沖積粘土層(SD改良)
船位誘導システム(全土運船に搭載)
揚土施工展開のイメージ
1期工事よりも、高精度、高能率な深浅測量
○1期工事よりも高精度、高能率な深浅測量
<2期工事>
マルチビームによる面的測量
2002年春頃
2003年秋頃
今年春頃
<1期工事>
シングルビームによる線的測量
間隔(指向角)の狭い
音波ビームを多数照射し精度を向上(60本以上)
揚土工事(1期工事)
2002年秋頃
今年秋頃
測量船の真下に
音波ビーム1本だけ照射
2004年春頃
2003年春頃
2004年度半ば頃
2004年秋頃
堤外揚土
(1期工事)
土運船航路
揚土②
揚土①
運搬作業(1期工事)
1期の経験を踏まえた精度の高い沈下予測
2期の沈下予測にあたっては、
・400m級の大深度ボーリング調査を追加
・1期空港島の10余年にわたるデータをフル活用
・最新の地盤工学、地質学の技術・知見の導入 等
による成果をもとに最新のモデルを構築し、学識経験者の方々に評価をしていただいたうえで、
工事開始からほぼ沈下が終わるまでの間の平均的な沈下量を18m程度と予測しています。
○
○
○100m~200m級(S52~S57)
■400m級(S56,57年)
●400m級(H6,7年)
○
○
○
○
○
○
○
●
○
○
○
○
○
●
○
1期空港島
○
○
○
○
○
○●
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
■
■
■
■
○
■
■
■
■
350m
■ ■■■
■
○
○
■
■
■
■
■■
●
○
■
■■
400m級ボーリング
○
○
○
○
○
○
■
■
○
■
○
新たな計測技術である「磁気伝送水圧式沈下計」を埋立部を中心に密に配置。
2カ所に「洪積層計測櫓」を設け層別沈下計や間隙水圧などを計測。
詳細に沈下状況を把握・検証し、施工計画へフィードバックさせながら(情報化施工)、
工事を進めていきます。
沈下計測機器配置図
○沈下計測機器配置図
400m級大深度ボーリング調査を4本追加実施
○400m級大深度ボーリング調査を4本追加実施
○
より精度の高い沈下計測へのとりくみ
250m
■ ■
■ ■
■
<磁気伝送水圧式沈下計>
○
○
○
○
○
凡例
○
データの送
信信号
海面上に向けて
データを送信
磁気伝送水圧式沈下計
CB沈下板
磁気伝送水圧式沈下計+CB沈下板 ■
C沈下板
洪積層計測櫓
1期空港島の10余年にわたるデータをフル活用
○1期空港島の10余年にわたるデータをフル活用
☆データベースの活用
ボーリング調査結果や室内試験結果を全てコン
ピュータによりデータベース化し、同じ層を更に細分化
し、深さの違いによる粘土の性質の微妙な違いをより
細かく計算に取入れるなど、1期よりもさらに精緻な予
測が可能となりました。
☆1期空港島の実測値を考慮した最新・高精度の
予測モデル構築
・「洪積層地盤」の各地層毎に1期実測値を再現可能
な計算手法導入
→深部粘土層の二次圧密
→砂層の間隙水圧
最新の地盤工学、地質学の技術・知見の導入
○最新の地盤工学、地質学の技術・知見の導入
☆新試験手法の導入
-定歪み圧密試験☆学術上の新たな知見
-洪積層地盤の砂層の平面分布-
海底面
沖積層
磁気伝送式沈下計
・2時間毎に自動計測
したデータをメモリー
・約8年間計測可能
浅層用
深層用
層別沈下素子
-100m
上
部
洪
積
層
(他にロッド式沈下計、間隙水圧計も設置)
・計測機器設置深度(各地層
の深さ・年代等)を決定するた
め、採取試料中の「微化石」分
析を実施
下部洪積層
「粘土層」、「砂層」が交互に分布する複雑な
「洪積層」地盤特性を精度高く予測
沖積層
計測孔を2孔に区分
「深層」孔の上部を保
護管で保護
耐久性・信頼性の向上
微化石分析による地層判定
-200m
-300m
保護管
○洪積層計測櫓の計測計画
洪積層計測櫓の計測計画
洪積層計測櫓
千
分
の
5
ミ
リ
ナンノプランクトンの化石
-100m
-200m
-300m
各粘土層別の
沈下量測定
上
部
洪
積
層
下部洪積層
2期工事を支える人々
環境創造に向けて
2期工事は、潜水士や特殊作業船のオペレーターなど、多くの技能労働者が携わっています。こ
れらの労働者を含め、その数は現在約3,600人見込まれ、2期工事の推進は多くの方々に支え
魚介類の生息及び稚仔魚の育成の場として1期空港島で実績のある、環境にやさしい緩傾斜石積
られています。
護岸を2期護岸の約9割に採用するとともに以下のような海域環境の創造を図っています。
○早期に藻場を
造成
早期に藻場を造成
2期工事従事者数
○2期工事従事者数
2期工事に関連して、多くの労働者が護岸工事や埋立工事などの海上工事、消波ブロック製作などの陸
1期空港島護岸(※)では、藻場が定着し、魚介類の生息及び稚仔魚の育成の場となり、海域環境の創造が図
られています。 こうした貴重な知見を踏まえ、2期護岸では海藻胞子を付着させた「藻礁ブロック」を1期護岸か
上工事、土砂採取地における工事やその他調査などに携わっています。
ら移設するとともに、消波ブロックの一部に、凹部を設けた環境共生型消波ブロックを設置するなど、人工藻場の
海上・陸上
土砂採取地
その他
300
早期増殖に資することを計画しています。
※「環境共生護岸築造と藻場造成事業」を対象として、平成12年度の土木学会環境賞を受賞
主な取り組み
1,100
1期護岸のモニタリング
(カジメ藻場とメバル)
①環境共生ブロック
設置(5カ所)
2,200
全体:約3,600人
②スポアバッグによる種
付け(約10カ所)
平成14年2月時点
③1期藻礁ブロック
移設(6カ所)
施工中の主な工事
○施工中の主な工事
護岸工事や埋立工事は、下記の工事により施工されています。なかでも消波ブロックは、地元企業によ
①環境共生型消波ブロックの活用
②スポアバッグによる種付け(カジメ)
③藻礁ブロック活用による種付け
り大阪湾沿岸地域で製作されています。
1期護岸に設置している藻礁ブロッ
クを2期護岸に移設。
カジメ等が着生しやすいよ
うに溝部を設ける
引き上げ、
再設置
成熟葉採取
環境共生型消波ブロック
(意匠登録済)
護岸断面図
安定した胞子供給
2期護岸へ設置
定着、生長
工程短縮・コスト縮減に全力投球
平成8年の用地造成会社発足以来、1期工事の詳細をレビュー、分析し、コスト縮減及び工程短縮
の観点から、様々な努力を積み重ねてきています。
関空2期事業スキームの見直しについて
地元と国土交通省は、13年8月に関空2期事業スキームについて、以下の通り見直し案をと
りまとめました。
13年12月18日には、財務・国土交通両大臣間で、2007年の供用開始を目標とし、スキー
ム見直し案を踏まえ事業費の削減、段階的整備及び出資又は無利子貸付の従来計画通りの
実施などが確認されました。
Design-to-Cost
KALDのコスト縮減のとりくみ
約1,400億円の事業費削減
○コスト縮減目標は10%以上
○2期用地造成工事の特徴を考慮した「コスト縮減行動計画」を作成
事業スキームの見直しの概要
2期事業スキーム見直しに反映
○ 2007年の2期平行滑走路供用開始までに事業費を4,500億円(約3割)削減
2007年までの事業費
用地造成事業費 1兆1,400億円 → 9,000億円 (2007年以降 1,000億円)
施設整備事業費 4,200億円 → 2,100億円 (2007年以降 2,100億円)
主なとりくみ -安く、早く、より良く-
安い材料の確保・調達
海 砂
●中国などから海砂の輸入
→国内産価格の抑制
→砂撒き作業の効率化
工事コストの約6割は材料費
山 土
●2.5億m3(*1)の埋立土砂を事前に一括確保
→平成8年に大阪府・兵庫県・和歌山県へ調達協力の要請
<スキーム見直しイメージ図>
土源開発業者
KALD
調達量・価格
事前交渉
下物 :国・自治体は2006年度までに出資及び無利子貸付を行う。
上物 :国・民間は2011年度までに出資を行う。
工事請負契約
○ 予定されていた無利子資金は、2007年(一部2011年)までに全額拠出
施工JV
新規開発にも拘わらず1期工事並に単価を抑制
史上初のパナマックス船による現場海
域への直接大量搬入
リサイクル材の活用
●公共工事残土の受け入れ
→受け入れシステムを構築
→1期空港島発生土の活用
●安価な代替材料の確保・調達
→海砂に安価な採石屑を大量に使用
(億円)
従 来
スキーム
効率的な工事実施
●大型作業船の確保
→海上空港の建設が競合するなか、
・砂撒船(大型9隻)
・サンドドレーン船(12連装8隻)
・3,000m3級積み(*3)土運船75隻
など施工能力の高い作業船を事前に確保。
GPSや情報技術のフル活用
●GPSの活用
→SD船や土運船などの作業船の位置決めに人工
衛星を利用した位置測位システムを自主開発。これ
により土砂投入位置への誘導のスピードアップを実
現。また、これにより海上に設置する測量櫓数を低
減。
●高能率な深浅測量船を8隻確保
→2期工事では、土運船1船毎の投入量・投入位
置・堆積形状などを埋立地全域にわたって面的にデ
ジタルデータとして取得・蓄積するなど、きめ細かな
投入管理、沈下管理を実施。
無利子資金
3420
2850
5130
スキーム
見直し後
無利子貸付金
3420
2007年までの
事業費9000億円
2940
有利子資金
出資金
1000 1400
2007年以降に先送り
無利子資金
1260
55%
有利子資金
2850 2730
70%
無利子資金比率
(億円)
従 来
スキーム
有利子資金
出資金
総事業費4200億円
無利子資金比率
総事業費1兆1400億円
*1)霞ヶ関ビル500杯分
大型作業船の事前確保と有効活用
●夜間工事の実施
→120万本(*2)のサンドドレーン打設(地盤改良)も
1年3ヶ月で終了。昼間施工のみでは約2倍の工期を要す。
*2)全てつなぐと地球3/4周
施設整備
用地造成
土砂供給契約
スキーム
見直し後
コスト縮減(別掲)
1260
840
2100
48%
2007年までの
事業費2100億円
2007年以降に先送り
事業スキーム見直しにより関空会社の収支採算性は大幅に改善
○無利子資金比率 約1/2 → 約2/3 大幅に上昇
コスト縮減
○単年度黒字の達成 2期供用後3年目(2009年度)へ当初見通しより11年前倒し※
サンドドレーン船の夜間作業
GPS情報
船位誘導システムを全土運船に搭載
*3)10トンダンプで500台分
●光波式土量検収システムの導入
→土取り場の積み出し桟橋で、土運船に積載した
土量の計測を自動システム化し人力による検収を
なくした。これにより、積み込みと同時に出航可能と
なり土運船の回転が向上。
30%
有利子資金
○累積損失解消 2期供用後18年目(2024年度)へと当初見通しより13年前倒し※
※関空会社試算で、当初見通しは2000年11月公表 経営見通しケース(3)
関空、世界10大プロジェクトに選定
ASCE(米国土木学会)より20世紀を代表する世界の10大事業(モニュメント・オブ・ザ・ミレニアム)
の空港部門に関西国際空港が選ばれ、パナマ運河などと同等の評価を受けました。
関西国際空港は
快適で便利な施設やサービスが充実
関西国際空港の旅客ターミナルビルやエアロプラザは、より楽しく、より快適に利用していただける施
設・サービスを満載しています。
すべてのお客様に気持ちよく、便利に利用いただけるユーザーフレンドリーな空港です。
受賞の背景
○受賞の背景
乗り継ぎが便利な空港
大水深、軟弱地盤という自然条件の場所で、短期間に空港島建設や、世界最長の2重トラス連絡橋
関西国際空港は、国際線と国内線が4階と2階の立体構成で、乗り継ぎの移動距
の建設、並びに不同沈下対策として旅客ターミナルビルにジャッキアップシステムを採用した点など、
離・時間ともにたいへん短くスムーズなことが高く評価されています。
国際線出発旅客
随所に世界の見本となる先駆的な土木・建築技術を導入したこと、
国際線到着旅客
国内線出到着旅客
さらに、出来上がった関西空港は、開港6年目の平成12年で、旅客数約2,050万人、貨物量約10
0万トンと、その利用も着実に増加し、日本の中核をなす重要な国際空港として貢献してきたこと、
こうしたことが総合的に評価され、今回の受賞となりました。
キャニオン 旅客ターミナルビル1階
から4階までの吹抜大空間。
快適で便利な施設やサービス
関西国際空港は、安全で心地よい旅のひとときをサポートするために、細やかなサービスや様々な施設が整備された都市で
す。快適なやすらぎ空間、多彩な情報サービス、楽しく過ごせる施設などが充実し、これらの都市機能を支えるいろいろな分野
で、多くの人が働いています。
米国土木学会バイン会長から御巫社長へ記念プラークの授与(01年4月19日)
エアロプラザ
ショッピングや食事、リフレッシュ施設、
ホテルなどが旅の中継のひとときを快
適にサポート。
記念プラーク
○モニュメント・オブ・ザ・ミレニアムに選定されたプロジェクト
モニュメント・オブ・ザ・ミレニアムに選定されたプロジェクト
①水 路:パナマ運河
②空 港:関西国際空港
③鉄 道:ヨーロッパ鉄道(英仏間)
④ダ ム:フーバーダム(ネバダ州)
⑤道 路:アメリカ州間高速道路
⑥長大橋:ゴールデンゲートブリッジ(サンフランシスコ)
⑦廃棄物処理システム:未定
⑧高層ビル:エンパイアステートビル
⑨下水道:シカゴ下水システム
⑩上水道:カリフォルニア上水システム
@Station(アットステーション)
インターネットやフリーメールなどが
利用可能。(有料)
免税ブランドショップ
出発前のひとときにショッピング。
免税店6店舗、免税ブランドブティック8
店舗。
キッズルーム
トランジットエリア内に、お子様の玩具を
備えたプレールームや乳児室・授乳室
を設置。(無料)
南側連絡誘導路部
関西国際空港2期工事状況写真
1期島
2期島
平成 14 年 6 月撮影
Fly UP