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「きずな」(WINDS)のJAXA基本実験の終了について(2)

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「きずな」(WINDS)のJAXA基本実験の終了について(2)
別紙3 エキストラサクセス(アクセスパッチ・マルチキャスト)
NHKとのハイビジョン伝送実験(北京オリンピック)
皆既日食中継
報道分野
アクセスパッチ
応用例
・3チャンネルのハイビジョン映像をリアルタイム
中継できることを検証。
・複数チャンネルの皆既日食ハイビジョン映像をリア
ルタイム中継し、世界中に配信し、感動を与えた。
筑波大遠隔教育実験
国連SIAPの遠隔統計研修
教育分野
マルチキャスト
きずな
「きずな」
NECTEC
タイ
アジア工科大学
(タイ)
AIT
筑波大学
(タイ)
応用例
教師
研修生
マレーシア
マルチメディア大学
筑波大学
・従来の衛星に比べ遅延が半減し、会話をス
ムーズに行うことができ
ム
ズに行うことができ、遠隔教育に利用可能
遠隔教育に利用可能
であることを検証。
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・遠隔教育と同じシステムでアジア統計職員の研
修に利用され 国際貢献に繋が た
修に利用され、国際貢献に繋がった。
別紙3 エキストラサクセス(デジタルデバイド解消
エキストラサクセス(デジタルデバイド解消)
)
遠隔医療(病院)
遠隔医療実験(大学)
遠隔医療への応用分野
・顕微鏡の遠隔操作や専門医によるカンファレンスにて
顕微鏡の遠隔操作や専門医によるカンファレンスにて
遠隔病理診断が可能であることを検証。
移動体への応用分野
デジタル・デバイド解消
応用例
・離島診療所とその支援病院間での放射線画像や内視鏡映像の
伝送とリアルタイム技術指導で確実な治療 患者の状態改善に
伝送とリアルタイム技術指導で確実な治療、患者の状態改善に
繋がることを示した。
旅客船「フェリーさんふらわぁ」による洋上船舶通信
JAMSTECとの洋上船舶通信実験
応用例
・動揺安定台を用いて、ビーム指向が狭いKaバンドでも
動揺安定台を用いて ビ ム指向が狭いK バンドでも
航行中の船舶から安定して高速通信が可能である
ことを検証。
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・アンテナと動揺安定台一体化システムを開発し、運行中のフェ
アンテナと動揺安定台 体化システムを開発し 運行中のフ
リーから世界最高速の通信を行い海上での高速通信の可能性を
拡げた。
別紙4 「きずな」バス系の運用状況
○平成20年2月の打上げ後、約3年4ヶ月経過し、各バス系とも規格値内を満たす安定した
運用を実施中。
項目
電源・パドル系
姿勢制御系
統合型推進系
電力制御機能(バス電圧)
パドル発生電力
実績値
50.0~50.2 Vと規格値を満足
6.1kw (平成23年5月末現在)と規格を満足
三軸姿勢安定方式制御機能
3軸とも安定しており規格を満足
(定常時/軌道制御時)
軌道及び姿勢保持可能期間
軌道
び姿勢保持 能
打 げ後 年
打上げ後3年4ヶ月経過。
経
(残推薬量)
打上げ後7年3ヶ月(平成27年5月)※1まで対応可能な見込み。
※1:静止軌道投入後の実残推薬量(実績)、今後の軌道及び姿勢保持に必要な推薬(解析値)に基づき算出。最悪値。
○実験に影響がある新たな不具合はない。
・太陽センサ、リモートターミナルユニット及びバッテリについては、これまでの運用を継続する。
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参考 1 実験テーマ
特徴的な利用と基本実験例
WINDSの特徴を活かして4つの実験に区分して実施。
地上網との接続実験/NICT
防災実験(センチネルアジア、国、県、NPO)
ハイビジョン映像多重伝送実験(NHK)
イビジ 映像多重伝送実験(
)
デジタルデバイド解消実験(小笠原村、都立広尾病院)
遠隔教育実験(筑波大、マレーシア、タイの大学)
洋上船舶通信実験(JAMSTEC、旅客船)
ALOSクイックルックデータ配信実験
注:バックボーンパッチはNICTによる実施
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参考2
「きずな」の概要(その1)
○アジア・太平洋地域のデジタル・デバイド解消、衛星利用の高度化等に必要なギガビット級のインターネット通
信を可能とする技術の確立を目的に、情報通信研究機構(NICT)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発し
た研究開発衛星
○衛星搭載交換機による方式で上り・下り最大155Mbps、ベントパイプ(直接中継する方式)で最大1.2Gbps
までの通信が可能
○高利得のMBA(マルチビームアンテナ)で日本国内及びアジア主要都市をカバーし、ビーム方向を高速に走査
できるAPAA(アクティブフェーズドアレーアンテナ)でアジア太平洋地域を広くカバー
小さなアンテナで高速伝送
衛星アプリケーション実験推進会議
衛星アプリケ
ション実験推進会議
送信局
事務局:総務省(宇宙通信政策課)
報告
評価・助言
実験テーマの
提案・実施報告
テーマ選定・
評価・助言
基本実験
運用連絡会
利用実験
JAXA、NICT
実験運用
スケジュール調整
国内外の実験ユーザ
基本実験
調整会議
事務局:JAXA,NICT
WINDS
受信局
ベントパイプ
(直接中継方式)
~622Mbps(※1)
2.4m地球局
(※1)
5m級アンテナを使用すれば
1.2Gpbsの超高速通信が可能
2.4m地球局
搭載
交換機
1.2m地球局
利用実験実施協議会
事務局:(社)電波産業会
1.2m地球局
45cm地球局
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45cm地球局
球局
(※2)
高速可動ビーム(APAA)地域では、
155Mbpsの受信に1.2mのアンテナが必要
参考2
「きずな」の概要(その2)
超高速インターネット衛星「きずな」
打上時期: 2008年2月23日
(H-ⅡA ロケット14号)
軌 道 : 静止衛星軌道
質 量 : 約2,700kg
約
寸 法 : 2m×3m×8m
東南アジア向け
固定アンテナ
国内及び近隣国向け
固定アンテナ
特徴1
アジア・太平洋向け
可変アンテナ
超小型地球局で高速通信を実現!
特徴2
ジ 太 洋全域をカバ
アジア・太平洋全域をカバー!
災害時の通信回線の確保
-バックボーン回線のバックアップ(1.2Gbps)
小型可搬局による被災地からの高精細
-小型可搬局による被災地からの高精細
画像伝送(155Mbpd)
マルチキャストサービス
遠隔地への回線提供
-日本及びアジア・太平洋地域における
デジタルデバイド解消に貢献
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-SHV(Super High Vision)伝送実験
-遠隔医療
-e-Learning
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