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Ⅱ.調査結果 1.調査結果まとめ

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Ⅱ.調査結果 1.調査結果まとめ
Ⅱ.調査結果 1.調査結果まとめ
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1.調査結果まとめ
1).両親と過ごす時間(長さ、内容)の満足度
両親と過ごす時間の満足度は、学年が上がるにつれて減少傾向。
‡ 両親と過ごす時間の満足度についてみると、満足している(「とても満足」+「やや満足」)割合は、38.4%となっている。学年別にみると小学校4年生の
満足度が最も高く5割に達している。学年が上がるにつれて満足している割合は減少傾向になっており、男子、女子ともに中学生では3割前後となって
いる。
‡ 不満理由は、「両親の帰宅が遅い」が最も高く51.6%となっている。 次いで「(自分が)塾や習い事で忙しい」(34.1%)、「(親が)自分の用事を優先して
いる」(24.2%)、「食事の時間がバラバラで家族団らんができない19.2(%)」。
2).理想のきょうだい数
理想のきょうだい数は2人が最も高く5割を超える。きょうだいがいる方が理想のきょうだい数も多くなる傾向がある。
‡ 理想のきょうだい数についてみると、「2人」が最も高く54.4%となっている。次いで「3人(26.8%)」、「1人(13.0%)」となっている。
‡ きょうだい有無別にみると、『きょうだいあり』層で「3人以上」の割合が5割前後と比較的高くなっている一方で、『きょうだいなし』層では「1人」の割合が
2割前後と比較的高い。
‡ 理想のきょうだい数の理由については、「1人」では「独り占め」、「2人」以上では「相談相手」「楽しい」といったイメージが多い。
3).結婚の希望
将来結婚したいと思う割合は約8割。性別、学校区分別にみても大きな差異はない。
‡ 結婚したい(「結婚したい」+「まあ結婚したい」)と思う割合は、78.1%、結婚したくない(「あまり結婚したくない」+「結婚したくない」)と思う割合は4.4%
となっている。
4).子どもを持つことの希望
将来子どもが欲しいと思う割合は約8割。
‡ 欲しい(「欲しい」+「まあ欲しい」)と思う割合は、77.8%となっている。
‡ 子どもが欲しい(「欲しい」+「まあ欲しい」)割合は、 『きょうだいあり』層で8割程度、『きょうだいなし』層で7割程度になっている。男子、女子ともに『小
学生きょうだいあり』層で最も高くなっている。学校区分が上がるにつれ、子どもが欲しい割合は減少傾向となっている。
‡ 子どもが欲しくない( 「あまり欲しくない」+「欲しくない」 )と思う割合は4.2%
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1.調査結果まとめ
5).欲しい子どもの人数
欲しい子どもの人数は2人が最も多い。欲しい子どもの人数はきょうだいがいる方が多くなる傾向。
‡ 欲しい子どもの人数についてみると、「2人」が最も多く66.2%となっている。次いで「3人」(19.9%)、「1人」(9.5%)となっている。
‡ 欲しい子どもの人数「1人」の割合は、『きょうだいなし』層で15%程度、『きょうだいあり』層で5%程度となっており、『きょうだいなし』層は全体的に欲し
い子どもの人数は少ない。欲しい子どもの人数「3人」の割合は、『きょうだいなし』層で10%前後、『きょうだいあり』層で25%前後となっており、『きょう
だいあり』層は欲しい子どもの人数が多い傾向になっている。
6).赤ちゃんが少なくなっていることの是非
赤ちゃんが少なくなっていることについて、良いことではないと思う割合は約75%
‡ 赤ちゃんが少なくなっていることについてみると、良いことではない(「あまり良いことではないと思う」+「良いことではないと思う」)と思う割合は、
75.3%となっている。
‡ 性別・学校区分別・きょうだい有無別にみると、良いことではないと思う割合は、男女とも中学生より小学生が高く、『きょうだいあり』層が『きょうだいな
し』層より高い。
‡ 赤ちゃんが少なくなっている事について自由回答からは、「子どもを産まない人が多くなっている」といった現状を指摘する声、「将来社会が成り立たなくな
る」「日本文化が衰退する」といった将来への不安、「働く女性が多いので共働きが楽にできる社会になって欲しい」といった女子からの意見もあがってい
る。
7).少子化に関する認知・イメージ
少子化に関する認知は9割となっている。学年が上がるにつれて認知度も高くなる。
少子化のイメージは、小学生では「友達が減る」「寂しい」といった子ども自身の気持ちを表す言葉が多く、
中学生では「お年寄りが増える」「高齢化」といった社会的な問題をあげる回答が多い。
‡ 少子化に関する認知についてみると、知っていた(「知っていた」+「まあ知っていた」)割合は、89.6%となっている。
‡ 学年が上がるにつれ少子化認知の割合は増加傾向となっており、男子、女子ともに中学校1年生~中学校3年生では95%程度に達している。
‡ 少子化のイメージについてみると、「働く人が減る」「人口が減る」といった人が減ることへの回答が多い。
‡ 少子化のイメージについて学校区分別にみると、『小学生』では、「友達が減る」「寂しい」「困る」「子どもが少ない」といった子ども自身の気持ちを表現し
ている回答が目立つ。一方で『中学生』では、「お年寄りが増える」「高齢化」「税金」「年金」といった社会的な問題があがっている。
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